でもね、私、実際のバレンタインデーのアイディアについては、もっと興奮しているの」
彼女は語った。

「バレンタインデー?君は何かするの?」
フェリックスは彼の顎をポリポリと掻いて尋ねた。

「AD 1219年以来、スーパー超人達の世界ではカックデーとなってる。
バレンタインデーがバレンタインデーだった時から、文字通り800年が経ってる。
生き残る伝統は、もうないって話だよ。」

ペニーは眉をひそめて、考えた。

「私達で、たくさんファックしますってのは、どう思う?」
彼女は提案した。

「僕は思うに、今日は学校が、もっと何か、父兄同伴の教育指定映画か何かに連れて行くかもしれないよ。尻軽ちゃん達に勝手なことをさせないようにね」とフェリックスは言いました。

「ブーーッ!」
ペニーは、彼に可愛いおちょぼ口で吹き出して言いました。
「それでも、まったく効果が無い事に、10ドルかけてもいいよ。」

フェリックスは知っていました…彼女が昔から自分に好意を持っているのを。
彼女は彼の親友でした。だからこそ、彼は、彼女には、中途半端な気持ちで接したくなかったのです。

彼女は、他の誰よりも最初に、フェリックスにセックスの誘いをかけていました。
しかし、彼が一向に誘いに応じない事を悟ると、誰かれなく寝るようになりました。
それでも、フェリックスは…例え、彼女が彼以外のクラス全員と寝ようとも、
彼がセックスには応じることは無いと知っていました。
彼女は彼の親友でした。