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――――――――――――――2000年2月14日(木)AM 9:44
スーザン、サトーは一日中、霧の中で過ごしたという様な事はありませんでした。
彼女は、彼女の息子と違って…
スーパーパワーを持つ事と、日々の仕事を扱うことに関しては多くの経験を持っていました。
彼女は書類を提出し、依頼人に電話をかけ、裁判官にハーナーダーズの事件を訴え、
プロジェクト・エージィスに、いくつかの簡単なテキストを書き、
ジャンクヤードドックとマスクマスターが普段、何をしているのかを伝えました。
それから彼女は、少し不安のあるテキストを取りだしました。

“アーカイブ、オジー、その他の有名どころは、インドにいて、まだ忙しいです。
あなたは自分一人でセンチェリーシティーを上手く扱うことができますか?――レディージャスティス“

スーザンはテキストを見ながら、彼女の顎に手を当てて考えていた。
彼女はすでに、世界規模の公式国連支援スーパーヒーロー組織団体である、
プロジェクト・エージィスの規模では、「伝説」レベルの英雄でした。
現役ヒーローで一番強いかどうかは、評価が分かれますが、
評価の異なる人々の間でも、その実績から三本の指には入ると言われていました。
なにしろ、彼女は28年間、無敗記録更新中で、この実績を上回る現役ヒーローはいません。

彼女は返信テキストを送りました:
“もちろん、私はこの街を扱うことができます。私は、新しいヒーローを見つけました。
秘密のIDやコスチュームはまだありませんが、私が彼に正しい教育をしてみせます。“
“結構”
ジャヌス総督は、すぐさま返信を送り返してきました。

スーザンのオフィス上にあるモニターが開き、彼女は気軽に通話の画面をタップしました。
スーザンはモニターを見上げると、それは、ここの法務部門で働いていたヤラッシャという
唯一の火星人で、彼女が映っていました。