「ふん!少なくとも、私は、いつだって、その危機を脱しているじゃないか」 彼女はつぶやいた。

「そして、いつだって、男前のカッコイイ女さ」

たとえ彼女の魂の小さな破片が…
彼女のオリジナルのコスチュームの胸元のV字に大きく開いた高い襟元にある銀の首輪と、
股間を強調するかのようなスパンコールや鋭く先のとがったディスコブーツから、
そのマゾヒズム的な性癖の兆候を見逃していたとしても。

彼女は、そのブーツの中から…
自分のコスチュームが折りたたまれた網を引き抜くために、身体を前方に屈伸しました。

彼女は背骨が少し飛び出すのを感じ、彼女の主要な衣装である肌触りの良いシルバーメッシュに、
彼女の美脚のつま先を滑らせながら、左右に大きく揺れる自分の両乳房を見ました。

生地は彼女の体に沿ってサテン生地の様にするする滑り、それでいて、引っ張っても、引っ張っても、
どんな動きをしても、彼女のあらゆる曲線に、ゴムで出来たラバースーツのように、
ぴったりと彼女を、包み込んで、しがみついてきました。

それは、もう、ほとんど飲み込まれたような気分、ぴっちりとした、キツイ緊張感、そして…
するすると滑る、まるで、サテン生地ベッドの上に、全裸で寝る様な、その滑らかな感じ…。

「んふっん、んーんっ…ふぅ」
彼女は、彼女の唇を強く噛む必要がいつもありました…快感による大きな呻き声を、
ブースの外の人々が、彼女の声を聞くことが出来ないように、それを十分に、守るために…

最後に、彼女は伸縮性のある布を腕に持って行きました。
彼女は腕を腕の穴に入れたとたんに、身悶えなればなりませんでした。
そして、ほんの少しの間、彼女は自分が…この衣装に拘束されることへの
ゾクゾクするスリルを感じてじっとしていました。