それから、静かに、彼女は聞いているかも知れない、全ての神々に祈りました。
「どうか、ダサい名前を選びませんように…私は、もう一本たりともディルドーをへし折りたくないのです」

彼女はスーパーヒーローとは寝たことがなかった。
しかし、彼となら何とかなるような気がしていました。
彼女の凶暴な噛み付き猫ちゃんも…少しは、お淑やかになるだろう、と。

***

彼女が最高速度で行く必要がないパラジウムビルへ行くのは簡単でした。
ただ、彼女を地面に押し付けていた重力を取りあげて、
それが彼女を持ち上げ、空中に浮かぶように、それを転換させることだけでした。
それは彼女の最高速度は彼女が落ちる事ができる速度よりも決して速くなかったことを意味しました。

しかし、退社が、まだ、速かったので、家庭教師をする彼女の新しい主人公の着く、
かなり前に、パラディウムビルの建物に着きました。

建物自体はダウンタウンの近くにあり、
そこからは、センチュリーシティの最大の観光名所である大きな亀裂…「ザ・リフト」が見えました。

1990年代半ばには、何らかの科学的な災害によって、その亀裂が広がっていました。
それが何かは彼女には確かな事が言えませんでしたが。

彼女は、それが起きた当初、センチュリーシティで活動していませんでした…しかし、
彼女は地元のヒーローが実際に物事を収束させる為に全てのキツイ仕事をした事は知っていました。

彼らのパワーの大部分は、「ただ単に銃を持っている」為だったので、
90年代は、まさに英雄的行為のための素晴らしい時間ではありませんでした。
その「ザ・リフト」は、きらめき、そして、裂け目はひびが入っていましたが、
時折、恐竜やエイリアンを追い払ったり、或いは避難民を強制退去する為に残されました。