大きな、シューッという音が空気を裂き、その酸のスプレーはフェリックスの頭の右に飛びました。

そしてフェリックスはポリマー紐重合させ、酸素分子の網の中に捉え、ボラ
【ボラ:鉄の玉を両端に結び付けた投げ縄:南米のカウボーイが獣などの足に投げつけてからませる】のようにして飛ばしました。
銃を持ったチンピラが、ちょうど、彼のベルトから引き抜いたところで、ボラが銃に命中しました。

彼は明らかに以前にヒーローと戦った経験があって、スペアの銃を隠し持つことを知っていました。
酸がそのピストルを包み込み、シューッと音を立てて泡立ち始めました。
そして思わず慌てた、そのチンピラが手を後ろに引き、ギャッと悲鳴を上げました。

フェリックスは右手首を弾いて、ポリマー紐で作った胴体帯で、逃げるミスターアシッドの胴体の周りを
包みこみ、そして、彼の両腕手で繰り寄せを一回行い、そいつを一緒に投げつけました。

地面に転がった、ミスターアシッドは酸を吐きつけようと必死でもがきました。
さらに、フェリックスが重合させたポリマー紐によって、両手首と両足首を拘束されました。
彼の出した酸は、お酢になり、驚いた彼は、悪あがきするのを止め、おとなしく転がされていました。

フェリックスは両手首を弾いて、ポリマー紐で新たに作った胴体帯で、もう一方の男達の胴体の周りを包みこみ、そして、彼の両腕手で繰り寄せを一回行い、彼らを一緒に投げつけました。
彼らの頭は一緒に、ぶつかって大きな骨の音を立て、呻き声上げて地面の上に無様に転がりました。

フェリックスはゆっくりと立ち上がり、両手を下げ、彼を見て、あんぐりと口をあけている、
中年のビジネスマンを、彼は見上げました。

しばらくの間、フェリックスが、かつて感じたことがなかった興奮の最高値が…
彼の身体中を駆け巡って轟音をたてていました。

少なくとも、彼の一部であるセックス道具は
コンクリートに釘を打ちする事ができるほど、鋼鉄のように固くなってました。