ポリマスは、口の中の水分がほんの少しも残らず、消えたように感じました。彼の打つ、心臓の鼓動の音が、はっきりとわかりました。

ポリマスは、何とか話そうとしました。

「そ、それで、あの、僕の、残りのバレンタインデー、今日、どうやって過ごしたらいいですか…この後」
彼は囁き声で言いました。彼の口は乾燥しすぎていました。しどろもどろになって…。

その様子に、レディージャスティスは、クスクスと笑いだしました。
それは、とても、とても、やさしい、微笑みで、彼を、彼の股間の下から、見つめていました。

その、純真な微笑は…彼女は彼の前で跪き、彼のチンポを吸ったにもかかわらず、
彼女が自分は売春婦と同じであると、淫乱女であると、大声で呼んだにも関わらず、
彼女は悪党に捕らえられて、縛られるのが大好きな不潔な変態マゾであると
自らが白状したにもかかわらず、…その他の全て淫らな事柄に関わらず、
レディージャスティスは、優美で、上品のままで、神々しい態度と威厳を保って輝いており、
それは、ポリの心臓を、わしづかみにしていました。

どうして、こんなにも僕は、彼女に猛烈に恋をしているのだろう…冗談めかして、その豊満な臀部を
見下ろし、その理由は、何だか、このお尻のせいだけでは無いような気がすると彼は考えていました。

しかし……彼が思うに、彼女が、正義のヒロインになる時間と悪党の餌食になる時間の間、そして、
服従側と支配側になる時間の間、そして、普段の私生活とスーパーヒーローでの生活の時間の間を、
彼女が、自身が好むと好まざるにかかわらず、これほどまで、いとも簡単に行き来せざるを得なかった
運命の過酷な事…これまでずっと、いつ始まるとも分からない闘いに明け暮れた、その人生を何年も
続けてきた長さに加え、これからも、ずっと、一日、24時間、心落ち着けない過酷な彼女の人生が
続く事を知った今、彼は彼女を見て、彼女が、彼女の人生が、彼女の運命が、彼女の全てが……
堪らなく愛おしくなった。
そして、彼が思うに、これはもう、彼は自分が、ただ単に彼女の近くにいられること自体が、
もう、それだけで、神様から彼に与えられた祝福だと、はっきり自覚しました。