ママは、とうとう言った。
フェリックスはうなずいた、無言で。
それでもしばらく。
ママと彼は、永遠のように感じた何かを待ち、
黙りこくっていました。
「私が悪かったよ」
ママが言った。
「なんで、あやまるの、ママ?」
フェリックスは、すぐさま尋ねた。
「私が…そう仕向けたからだよ、おまえと…」
ママは顔を赤らめた。
「…関係を持つように」
「いや、そう仕向けたのは、ママじゃない!僕は、確信して言える!!」
フェリックスは言った、一時的なメラメラした苛立ちが、彼のお腹に広がったのを感じた。
「この僕だよ!ママに手錠をかけて、ママが抵抗できないようにして、ママのお尻を、
真っ赤になるまで、引っ叩いたのは」
ママの顔全体が真っ赤になりました。
思わず身じろいで、彼女は、椅子の上で座りなおし、そして、それによって、そのほんの少しの間だけ、彼女のナイトローブの正面部分に光が降り注いだ。