>>229,>>230
指摘されるまで、怖いという感情は持たなかった。
ただ、不思議な出来事ではあった。
自分の知らない人間が家に来て食事をしたのは、あの1回だけだった。
今になって思えば、あの男は本当に父の会社の人間だったのか。
父は、職場の人間を家に連れてくるような人間ではなかったが。
鈍感な俺は、何も疑問に思わなかった。