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息子が鍵が開いていた為探検気分で侵入してしまった。
それをオッサン激昂しているのであった。
その時、「もういいじゃない」という声が聞こえてきた。
声の方を見ると母がいた。
それくらいで許してやんなとオッサンを諭すようにズケズケの入っていった。
警察官も便乗し説得を続けるとオッサンは不満そうながらも怒りを収めるようであった。

こんなこともあり、あのオッサンはヤバイやつということがマンション中に知れ渡った。
若夫婦の件はともかく、親子の件に関してはオッサンに非はないと思ったので可哀想な気分になった。

そんな時、朝学校へ行く為に家を出ると件の親子の母親がオッサンの部屋から出てきた。俺の中からオッサンへの憐れみが消えていった瞬間であった。