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一:方言丸出しの田舎の女の子でまとめたカエデミノル先生の初単行本。
ただ萌え記号的に方言を取り入れただけでなく、何気ない風景描写やその土地ならではの背景をストーリーに盛り込み、
郷愁感の漂うなんとも独特な読後感の作品揃いでした。
中でも一番のお気に入りは「白黒デニール」で、ちょっとこじらせてしまった心に一転、光が差すカタルシスと、
ラストページでタイトルが心に刺さる構成は本当に素晴らしいの一言。
デビュー作からずっと追いかけていただけに、今回は初期作品群が未収録だったのは非常に残念だが、
並々ならぬ下半身へのこだわりと、その黄金性衣たるパンツの圧巻の表現力を武器に、
これからも忘れた頃に新作が出てを繰り返しつつ、2冊目に収録されるのを首を長くして待つ事にします。

二:女の子の裸が見たい、しかも合法的に!という童貞中学生のピュアな不純妄想に、大人のエッセンスを加えた同人まとめ本。
自発的露出ではなく、全裸にならざるをえない状況に陥って羞恥心MAXてのがメインなのだが、
風習や慣習を絡めた脱衣させるためのシチュエーション作りがとにかく素晴らしい。
また、NMNFも大好きという作者の性癖ゆえ、男もモリモリ露出する独特な作風で、
女の子だけでなく男の子もちんちんガン見されて頬を赤らめますw
商業時代からひたすら真裸万象の世界を描き続けた松野先生らしく、
全編徹底的にマッパにこだわった作風で、しかも靴下を履くことすら許されないストロングスタイル。
個人的にはあの作品が収録されてないのかってのはあったが、加筆修正を含めて大満足な一冊でした。