>>183
総評

昨年目に付いたのはやはり同人として発表された作品や電子版として配信されていたモノを単行本化したものですね。
出版社としてはある程度売れる目途が付いてるという安心感なんでしょうけどいささか安直というべきか。
もっとも最近のエロ漫画家の困窮を伝え聞くに複数の収入手段があることは悪いことではないけども。
次点というか最後まで枠を争った作品としては
松河『両手に先輩』 不作だった昨年前半では最上位か。表題作の先輩との3Pやおねショタがよかった。同人の睡眠姦が収録されていたらトップ5だった。
立花オミナ『ゆけむりハーレム物語』 安定のオミナ。初見ではちょっと台詞が多くて画面が見づらくエッチシーンに集中できなかったというマイナスイメージが
たたって選外ですが大賞候補作品をチェックするために読み返してみたらやっぱりよかったw ただヒロイン含めて情報量の過多をどう処理しているかが
課題なのかしら。とはいえ前作の『ふでおろシスターズ』でこの作者のハーレム物は限界か?と心配していただけに復活はうれしい。
べろせ『べろまん』 JKモノ短編集。正直ヒロインはあまりかわいくないのだけれどそれがかえって生々しいエロにつながっている。JK縛りさえクリアすれば
こういう変化球の作家も拾っていたCOMIC高の休刊は本当に残念。
kanbe『痴戯のナカ』 インピオ(から登場人物たちは成長していくが)の連作もよかったが自殺志願者のギャルとキモヲタが付き合う『私をおして』が本当によかった。
ギャルっぽい髪型から黒髪ロングに戻すが制服の下はエロ下着に腋毛という変態調教が大変エロい。
山雲『クローゼット』 そんなに派手さのないエッチだけどとても丁寧にNTRが描かれてるのでNTRされたカップルの気持ちがひしひしと伝わってきてぞくぞくする。
チョロいお母さんはご愛敬。
あと、内容的には去年のトップクラスの出来だったけどあえて外したのが鬼ノ仁『新人女教師新條優子』 メインヒロインの女教師がどんどんいやらしくなっていく
過程の描き方はさすがベテラン。ただ未完なので最後まで読んで評価したいと思う。一昨年の自分的高評価だった三顕人や御手洗祐樹が2巻で失速するという
残念な結果を見るにエロの長編は難しいんだよねぇ。鬼ノには期待している。