○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
甘い系メインの中にヘビーな作品が混じる選出になった。
個人的にはヘビー方面で氏賀Y太先生の作品を初めて読んだり
「かわいそうなのは抜けない」のラインを探った年になったと思う。(極端だな…)
このスレやblogやtwitter等で見かけるいろいろな感想が新しいジャンルへの興味の手がかりになっているので
その辺を大切にアンテナを張っていきたい。

次点:1LDK+JK/二三月そう
   ノラネコ少女との暮らしかた/シイナ
    電子配信(アナンガランガ)→茜新社から紙刊行の2冊。
    双方とも男の部屋に少女が転がりこんで来る系の話で
    タヌキ系とネコ系、それぞれのヒロインの造型が魅力的。
    タイマン直球なストーリーでシリーズがじっくり続いていくのも結構好き。
   Grand Hotel Life/スミヤ
    画風もストーリーもオンリーワンな作家さんだが
    オシャレな会話パートとドライブ感のある行為パートのギャップが前作よりバランスよく感じた。
    グルグルメガネでボサボサ頭な理系女子が変身する「Grand Hotel Life」がお気に入り。
   埒/咲次朗
    目つきの悪い男女たちが傷口抉って罪悪感のライン上でダンスするお話。
    ラインの先にあるのは不幸って訳でもないのが人生ですね。