―──▼以下コメント欄▼─――――───────―――─―――
一:快楽天に掲載された順番そのままに収録という一見いい加減な作りながら、殆どの収録作で
他エピソードのキャラを登場させたりモブ加筆することにより名古屋から長久手近辺を舞台とした
エロコメオムニバスとして再構築。各キャラの背景に触れた後書きで適度な生々しさと奥行が
付加され、店頭で目立ちまくるピンクの表紙デザインも相まって細部まで計算された作者のクレバーさが
感じられる作品集。キャラ立ての上手さは短期とは4コマ連載経験者故か。
この本かなり売れたそうで、何万部行ったかは知る由もないが今見たらアマのレビュー35件ってエロ漫画
としてはすげえ。

二:正直これ入れていいのかちょっと迷った。初出2014年だしね。どういう事情で単行本化がこんなに
遅れたのか分らんがとにかく出てよかった。長編の母娘どんぶり物としては傑作級。
この画力構成力で「悩ませSweet Mather」のセルフカバーとかお願いできませんかね。

三:巨乳オンリーかつ若干癖のある絵柄で、この点だけで言うと自分の好みからは外れているんだが、
雰囲気作りがうまいというか。エロいというよりエロス漂うみたいな感じ。特に「陽だまりの兄嫁」での
「あの日… 帰ってきた主人が私を見て 私を抱きましたよ」というセリフにしこたま感心。

四:まぁマンネリなんですけどね。夫婦交換ネタなんて何度目だよっつうか。でも読んじゃうwww
重箱の隅レベルではあるが、細かな表現のアップデートを感じて喜びを覚えるのは儲故か。
で、この投票書くのに販売リスト見たら黒木ってもう一冊出してたのね。
慌てて買いに行って読んだらそっちも安定の黒木品質。マンネリとも言う。佳き哉。

五:なんというかエロ漫画というよりも漫画感が強いというか、なんかうまく言えないが
グランドジャンプあたりに載っていても違和感が無いくらい漫画としての読みごたえが感じられる。
男キャラが立ちまくってる割に嫌味なところもなくエロシーンでは女の子がちゃんとトロトロになるところがよい。
しかしひょころーこれでやっと2冊目かよもっと描け。