身をもって知ったとて、時は既に遅い。人としての根源。そこまでを手にしたとて、なぜか人の心は変わらない。持つ者に持たざる者の思いは分からず、持たざる者は持つ者を妬む。
違う者、己と違う者、だが愛せようもあるはずの者。しかし放たれた砲火はそんな思いを届けはしない。