>>571
大吾が室堂の元で修行を始めて3ヶ月が過ぎた……
人間の限界を遥かに超えた凄まじい修行の数々…
それを日々こなす事が今の大吾の全てだった

それは室堂にとっても同じだった…
西川大吾という型破りな男の中に、大きな希望の光を見出した今
己の全てを賭けて大吾を鍛え上げる事、…それが室堂にとっていつしか生きがいになっていた…

西川大吾…この途轍もない若者がこの長い戦いの鍵を握っている…
鬼ノ部屋親方が抱いた想いと同じ気持ちが、室堂の心を激しく揺さぶっては収まらないのだった…