「ウィルク様、つかぬことお伺いしますが、どういった女性が好みでしょうか?」
「ルークセに似たのか意外と年上が好きなのだ。ナンボナン市では確か……」
なぜか俺への質問に答えたのは祖父であった。
いったい誰から聞いたのか、アンナやコハリィの身体的特徴を妙に詳しく雄弁に語る祖父は、孫を自慢したくてしょうがないお爺ちゃんそのものである。
「……年上好きなのですか?」
「いえ、そういうわけではありません。……麗しい女性であれば年下でも全く問題ありません」
そうですか、と少し含みを持たせた口調で老騎士は頷いた。
俺としては顔が可愛かったり美しい女性であれば、いつでもチンコびんびんウェルカムである。