鬼熊「親方、今すぐ明神会に乗り込んで大吾を救出しましょうぜ!!」
弱「待て、無闇に動いては危険だ、ここは奴らの出方をうかがうんじゃ」
坊主「し、しかし……」

その日の夜中
鬼熊「親方はああ言ってたけどよ、大吾が捕まってるのを指をくわえて見てるなんで御免だぜ」
坊主「おう、親方には悪いが俺達だけで大吾を助け出そうぜ …しかし達磨、怪我してんのに俺達と来ていいのか?」
達磨「へっ、こんなの大した事ねえよ。大吾の奴がいつ死んでもおかしくねえってのに何もしないでいる方が体に悪いぜ」
弱「まったく…あれほど動くなと言っておったのにこのバカ弟子共が」
鬼熊「お、親方!? 何でここに?」
坊主「親方、止めようとしても無駄ですぜ、力ずくでも行かせてもらいまさぁ」
弱「フフ…お前らが動くなと言ってもおとなしくしてる様なタマじゃない事などお見通しよ… 見せてもらったぞ、お前達の大吾への気持ちを」
達磨「親方…まさか全部分かってて…」
弱「さあお前達、思う存分暴れて来い、大吾の事…頼んだぞ
  フフ…それにしても大吾の奴め、良い兄弟子に恵まれたのう……」


弱はこうなる展開を期待して真夜中の山中で立ち尽くしてそう
しかし結局朝になっても誰も来なかったので「チッ!!」と舌打ちをしてその辺で糞して帰ってそう