筆者特有の長いモノローグと癖のあるタッチは好き嫌いの評価がぱっくり割れそうですが、自分はこういうの大好き
確かにこれ実用的だと言われればそうではないのですが、エロ漫画的郷愁や幻想をかき立てられるすばらしい一冊だと思います
自分の知らない時代にこんなセックスが営まれていたんだなあと。女の子のモノローグが舞城王太郎作品のようで文章も読ませます
五:前の作品集から続くボーイッシュシリーズがついに完結。作品のファンの自分からしたら「もっと話し続けられるじゃん」と思ってしまうのですが
その最終回が本当にすばらしかったのだからしょうがない。あきらちゃんが制服を着ることで、女性らしくないというわだかまりから解消され
制服を着ればきっとよってくる男も出てくるだろうし、素直に身を引こうと考えていたおにーさんもあきらちゃんとやっとまじめに向き合うようになるこの最終回最高じゃないですか
……でもやっぱりその最終回に至までの話しあと2話ぐらいやってほしかった
○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
買う冊数もへり、読む時間もなくなってきましたが、それでも良い作品に毎年出会えるのは幸運なこと
エロマンガといういう抜くことを目標に作られた狭いジャンルではあるのだけれどこんなにいろんな表現があるんだなあと
あらためておもった年でした