○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
次点の作品としては
愛上陸『イジラレ』
杜拓哉『したくなっちゃった。』
ビフィダス『情交の日々』
たにし『淫毛』
鰻丸『愛情交姦』
おるとろ『とろかせおるがずむ』
EBA『人妻がエロ過ぎて仕事にならない!』
あたりか。これらもよかった。
愛上陸は、どうしてもメインヒロインにフォーカスせざるを得ないのはわかるが他の2人のエッチももっと見たかった。
杜拓哉はまさにベテランの安定感。複数プレイの巧さはもっと評価されていいと思う。
ビフィダスの醸し出すエロい雰囲気はプレイのハードさと相まって情感豊かな独特のエロ漫画に仕上がっている。
たにしのような従来ニッチ扱いされていたフェチがこうやって商業のメインに出てきたのはとてもうれしい。
コア冬の時代の最大の被害者の一人鰻丸がいまもしっかり仕事しているのは本当に良かった。この人はやっぱり年上モノにセンスがあるよね。
去年初単行本を出した作家の中でもクオリティの高さではおるとろ。今は「新人」のレベルが本当に高いけどこの人はいきなり中堅クラスだと思う。
ヒロインの肉々しさがたまらない。叔母さんとの話、保母さんの話がとりわけよかった。
いつもはキモ男の陵辱調教が多いEBAだけど掲載誌の都合なのか割合にマイルドな話を集めた1冊。それでもエロ度の高さはさすがか。
タケ『異種奇譚』は淡々としたドライな描写がおもしろかった異世界異種族姦モノ。
奇仙は前作で昔話再構成的なお話を書いていたのでそういう作家かと思っていたら現代物も普通に達者な自在型だったとは。『性女たちの子守歌』は
癖のあるヒロインたちがよかった。