四: ご祝儀枠。
 すっかり巻末のアレが定位置となったあべもりおか久々のエロ単行本。
 内容は大体タイトルの通りですが、正直言って調教ものとしてもNTRとしても陵辱ものとしても
 中途半端のそしりは免れない程度の出来。自分でスランプと言ってただけのことはある。
 まあ、話をまとめきれなかったのは9人ものヒロインにそれぞれ見せ場を用意しようとした、
 つまりはエロ漫画家として真摯な姿勢のためなので、次はきっと大丈夫さ。

五: ご祝儀枠その2。二つも用意するのはどうかと思ったが、やはり書いておきたい。
 一時期絶滅危惧種となり、なろう隆盛のおかげでやや盛り返した?異世界ファンタジーロボットSF。
 端的に言って1冊に収めるには無理のあるシナリオ量と設定を無理矢理詰め込んでおり、勢いはあります。
 一定ページ数のエロさえあれば後は何をやってもよかった時代のエロ漫画の残滓とも言えるでしょうか。
 全6話中、まともにエロ漫画してるのは1話のみで、後はストーリーの合間にエロ絵が挟まっている有様。
 何だかんだでベテランの味と言いますか、1話のテイストで全編やっていれば(エロ漫画としては)
 それなりの評価は得られたのではないかと思えて、その点では残念でなりません。
 次の機会があることを祈っていますが……マジでどうなるのかな……。

○───< 総評と自由発言 >───────────────――─――─―─―─――─○
感想の書きやすい順に並べるとこうなりました。
基本的にろくでもない展開の方が好きなのですが、昨今は色々厳しくて悲しい限り。
コンビニからエロ本が消えるなど激動の時代もいいところですが、業界全体の生き残りを賭けて
今年〜来年に電子書籍エロに大きな革命がありそうな気がしています。
その後くらいに多少は状況がマシになるといいなあ。

以下次点
10-25.特殊プレイ始めました/樺島あきら
04-27.ヒナミックス(下)/椋蔵
11-25.強制種付けエクスプレス/日月ネコ
06-02.限界!ぼくらの汁だくエッチ/古都子