最初に、愛し合う母子がそろって来店したのは、五カ月ほど前のことであった。
『おばさんには、ほんとに感謝しているんです。だから、
 ぼくがママとこういう関係になれたことの証人になってほしいんですよ。
 ね、ママもいいだろ?』
 敬一郎はそう言って、麻子の前でズボンを下ろし、隆々とそそり立つ肉棒をさらけ出した。
 店の奥には商談用の応接スペースがあり、ここは陳列スペースから見えないようになっている。
 そのことが敬一郎を大胆にさせたらしい。
『多佳子さん、これは一つの恩返しのつもりなの。
 あなたと雄一くんもきっと結ばれるわ。私たちを見て、あなたにも頑張ってほしいの』
 そう言うと、麻子はまだ少し恥ずかしそうにしながら、
 息子の前にひざまずいて、その肉棒を咥えこんだ。
 まだ童貞を喪失して間もないころの敬一郎である。
 麻子のフェラチオのテクニックは男性経験の少なさを反映して、
 ずいぶんぎこちないものであったが、ほんの三分ほどで母の口内に精液を放ってしまった。
 しかし、その短い時間の中で、
 多佳子は自分の秘唇をいじって絶頂にまで昇りつめることができた。
 実際に母子相姦を目撃することは、そこまで刺激的だったのである。
 それ以来、この応接スペースや試着室で見せられるフェラチオやシックスナイン、
 パイズリなどの『相姦ショー』は多佳子の大きな楽しみになっている。
 二人が来ると分かっているときには、
 多佳子は家からパンティを二、三枚持ってくるようにしている。
 もちろん母子の淫戯を鑑賞しながら、自分がオナニーをした時の替えの下着としてである。
 先週は、珍しく麻子ひとりで来店してきた。
『今度の、入学式、敬ちゃんが新入生代表になるの。
 大役ご苦労様でした、の意味を込めて
 うんとセクシーな下着でびっくりさせてあげたいのよ。
 多佳子さん、何かいいのない?』
 麻子のまるで新妻のような初々しい言葉に、多佳子もうれしくなって、
 店にある商品の中でも、とびきり過激なものを勧めてみた。
 今日、あの麻子はあれを着けて、
 息子に抱かれるのだと思うと、多佳子の体は自然とほてってくる。