それから三人で花火を見たよ。いろんな色のおっきな花火。
「お母さん、花火きれいだね」って振り向くと、
おじさんがお母さんの太ももをさすりながら、少しはだけた胸元をのぞき込んで、また鼻の下を伸ばしていたよ。
お母さん何も言わないから、「お母さんいいの?」って聞いたんだけど、お母さんは「もういいのよ」って、今度は怒らなかったんだ。
それから花火大会が終わるころ、お空にいっぱい打ち上げられた花火に照らされて、二人がチュウしてるのが見えたよ。
おじさんとお母さん両想いみたい。
砂の上に二人の相合い傘を書いてみたら、また僕ドキドキしちゃったよ。