第七の事件

文化祭が終わり久しぶりにメイズに顔を出した一真は
第五の事件で知った能力者犯罪組織「研究所」への捜査状況について聞かされる。
研究所は現在のメダイより強力な旧メダイを有する組織。
トップは死んだ妻にもう一度会うことを願う八雲万理博士だったが
彼は4月に実験体にしていた息子の八雲千草に殺されているらしい。
八雲千草の能力は一真の上位互換であるテレパス(正確には同じ能力が旧メダイで強化されている)
そして旧メダイの力でもう1つ「幻覚」も使えるという。
千草は一真たちと同世代の人間らしい。

ある日のこと第三の事件で知り合った園城寺渉から遊びの誘いが来る。
からくり屋敷である園城寺邸を使った謎解きイベントのモニターをやって欲しいと依頼される。
行動班のメンバーは二つ返事で引き受けるが初日に一真に睡眠薬がもられ熟睡していたにも関わらず
仲間たちは一真がイベントに参加していたと証言するなど不可思議な出来事が続く。
更には百合子の婚約者として強引に参加を表明する社浦芳樹。
屋敷には不穏な空気が流れ始める。
とはいえ今この場で社浦を排除することは出来ない。
(情報隠蔽のためメイズ関係者は第三者に能力やメイズについて話すことを禁止されている)
一真たちはひとまず謎解きイベントに集中することにするが
イベントの最中に萌花され一真はレクリエーションとは別に萌花の命を賭けたデスゲームに挑むことになる。