0950名無しさん@初回限定
2017/04/04(火) 23:41:56.90ID:yGRgmxDf0calmandcalmさん 2014/10/2910:41:09
ギリシャ神話の性愛物語に出てくるプシュケー(魂)とエロース(愛)の話で以下の彼は彼女の裏切りにという部分の意味が解らないのですがどなたかわかりやすく説明できる方おりましたらよろしくお願いいたします。
プシュケー(魂)とエロース(愛)。プシュケーは三人姉妹の王女の一人でしたが、あまりに美しかったので嫁のもらい手がいませんでした。
するとアポロンの託宣が降り、彼女を恐ろしい怪物に人身御供として献げるよう命じられます。ところが彼女が山頂に一人残されると、突然の風で美しい宮殿のある谷間に運ばれます。
夜になると暗闇の中を怪物が訪れて、優しく彼女を愛し、二人は夫婦の契りを結びます。彼女は幸せに暮らしますが、父母と姉たちに会いたいと彼に頼んで、ある日両親のもとを訪れます。
すると彼女の幸せを妬んだ姉たちが、夜の闇に彼が訪れた時に、灯火をつけてその正体を見るように唆(そそのか)します。彼が寝ている時に彼女が灯火を灯すと、そこには美しい若者エロースが眠っていました。
彼は彼女の裏切りに気づくとエロースの母アプロディーテー(ラテン名ウェヌス)のもとへ立ち去ります。プシュケーは遍歴を重ねてアプロディーテーのもとへ行き、エロースとの再会を願い出ます。
panda_magnetさん 2014/10/2912:21:09
神と人との身分違いの婚姻はタブーのひとつ。このため、エロースは妻であるプシュケーにすら正体を隠していました。また、姉達は、プシュケーにただ「夜中に灯火を付けて怪物の正体を暴け」と吹き込んだだけではありません。
「その優雅な歓待はお前を油断させて丸々と肥えさせてから食らうために違いないから、夜、夫の寝静まったところで姿を暴き、寝首を掻いてしまえ」というような内容です。
姉たちに唆されたとはいえ、見るなといった正体を暴き、やけどを負わせ、あまつさえ手には剃刀を携えたプシュケーは、どう見ても裏切り者です。
エロースが怒って実家に帰ってしまうのも無理はありません。