>>419
488 fusianasan sage 2016/06/21(火) 22:56:03.07
>>457
ある常春の美しい森の中に森に相応しい美少女乙女妖精姫ジャーファルが住んでいました;マ;
美少女乙女妖精姫ジャーファルは容姿の可憐さもさることながら心が森の奥にこんこんと湧く泉の水のように美しく
このような無垢な姫を人の心の穢れに晒すような事はあってはならないと妖精王に隠されて清らかに育って来ました;マ;
美少女乙女妖精姫ジャーファルは木々に囲まれたこじんまりとした小屋に住まい
訪ねてくるのは姉のヒナホホ姫とドラコーン姫だけでした;マ;
美少女乙女妖精姫ジャーファルは毎日色とりどりの木の実やキノコや野苺を摘んだり
美しい小鳥達と鈴を転がすような声でお話をして過ごしていました;マ;
美少女乙女妖精姫ジャーファルは黒すぐりのような瞳と月の光を紡いだ銀髪そして雪のような肌を持っていましたが
鼻の頭に散るソバカスだけが唯一の悩みでした;マ;
森の動物達や姉君や妖精王はソバカスもとても愛らしいと誉めそやしましたが
できれば無くなってしまえば良いのになと小さな胸を痛めていました;マ;
それで美少女乙女妖精姫ジャーファルは毎朝小川のほとりに咲く露草の朝露を集め
友達の蚕たちが分けてくれた絹のパフでソバカスの上にはたいてお祈りをするのでした;マ;
ある朝いつものように朝露を集めに小川に行くとたいそう立派な身なりをした美しい青年が倒れていました;マ;
夜の始まりのような艶やかな紫紺の髪の下にキリッと意志の強そうな太い眉が印象的な青年です;マ;
姫は初めて見る人間の男にビックリしましたが
美しい心が命じるままにこの人を助けなければ!と思いました;マ;
美少女乙女妖精姫ジャーファルはお友達の鹿さんを呼び寄せると苦労して青年を背中に乗せ自分の小屋に運びました;マ;
もしも妖精王や姉君たちが側にいれば見知らぬ人間をみだりに部屋に招き入れる姫を止められたかもしれません;マ;
でも美少女乙女妖精姫ジャーファルの心はあまりに無垢で己の危険になど思いも寄らないのでした;マ;
青年を自分のベッドに寝かせた後姫は水差しを枕元に運び青年の襟元が苦しくないようにと服を弛めてあげようとしました;マ;
すると突然青年の手が美少女乙女妖精姫ジャーファルの手首を捉え腰を抱き寄せ寝台に引き込んで仕舞いました;マ;
あっと驚いた姫の自由な方の手が水差しに当たり
床に落ちた水差しは割れて水を床に染み込ませてゆきました;マ;