きつはみはもふもふふもふもふ
そういや最近、ちょっと疲れ気味な気分だ
肩が重いんだけど、きつみはに揉んでもらえないかな
叩いてもいいよ、少し強めにしてもらえると・・・おい、何だそれ?
「え?だった強めに叩くにはこれが一番いいと思って・・・」
だからと言ってハンマーで叩くのかよ・・・あれ?これ、結構効くな
強すぎなきゃ気持ちよいくらいだよ、流石きつみはだな

目が覚めると、三橋廉はアイドルになっていた
色々と疑問はあったが、マネージャーと名乗るタレ目の男に急かされ
寝不足の頭で仕事へと向かう
「今日はグラビア撮影とテレビ局のディレクターに挨拶
愛想良くして気に入られるようにしろよ、お前、少し人見知りなところがあるからな」
「は、はい・・・頑張ります」
分単位のスケジュールをこなし、夜遅くに帰宅して泥のように眠る日々
それでも自分を応援してくれるファンがいて、その喜ぶ姿に頑張ろうと奮起する
今日も朝から各現場を廻り、若手アイドルを集めゲームをさせ笑いをとる番組の収録に入った
「三橋・・・レンくんか」
「は、はいっ!よろしくお願いしますっ!」
ディレクターはなぜか三橋の全身を値踏みするかのようにジロジロと見つめて何も言わない
何か気分でも悪くさせたのかと三橋が心配し始めたときだった
「三橋くんは・・・体つきがいいね、うん実に良い」
「は、はあ・・・ありがとうございます」
「特にこの尻がなんとも・・・そうだ、今日は尻相撲のコーナーがあるから
三橋くんにも出てもらおう きっと人気が出るぞガハハ!」
その後、尻相撲コーナーで三橋は優勝し、番組を盛り上げたということで褒められた
「お、俺でも頑張れた!」
「やったな三橋 ところでだ、今夜ここのディレクターとの接待があるから付き合いなさい」
「え?は、はい・・・」
「お前一人で接待するんだぞ 絶対に逆らったり粗相はするなよ、判っているな」
それが枕営業なるものだとまだこの時の三橋には理解できなかった
その後の三橋の運命は神のみぞ知る