球場が完成した大正13年の冬から、壁面を飾る目的で球場外壁にツタが植栽されました。
それ以来、外壁一面を覆い、甲子園球場をベストドレッサーに仕上げてきたツタは、甲子園のシンボルとして球場の歴史と共に歩んできました。
株数約430本、葉の面積はタタミ8000畳分とも言われたツタは、
平成18年の秋から、球場のリニューアル工事に伴い一旦伐採されましたが、再植樹にあたり、平成12年夏に20世紀最後の選手権大会を記念して高野連加盟校に贈呈されていた甲子園のツタの種子が「里帰り」として戻ってきました。
平成21年3月には里帰りしたツタと養生地で育成されたツタの再植樹が完了しました。
球場全体を覆い隠すまでになるにはまだ何年もかかりますが、外壁に沿って順調にそのツルを伸ばしています。

そんなに重要視されていたのか^−^