端麗な風貌。深みのある玲瓏な声音。
にもかかわらずその表情その声は限りなく邪悪で淫靡。
燃え立つ炎のように逆だった金髪と端正というには華美すぎるほど艶やかな美貌の青年。
血のような真紅の双眸は明らかに人のものではなく、
見つめられた者すべてを萎縮させずにはおかない神秘の輝きを放っている。
満点の星空も月華の光も恥じらうほどに神々しくも燦然と輝くその威容。

うろぶちのギルたま;−;