よくやったきつみは!
今夜は鰻でご馳走だぞ!精をつけて夏の暑さを乗り切ろうな!
他にも「う」のつく食べ物を用意したぞ
うどんに梅干、卯の花に豆腐、それにきゅうりと瓜と・・・
「う、か・・・じゃあ牛肉!夏のすき焼きも美味しいよね!」
牛肉だと?すき焼きか・・・予算の関係もあるから牛と鰻、どっちしようか・・・
「こういう時は両方!よし決定!」
あ、あの・・・困ったどうしよう・・・

>>61
川の浅瀬で寝転び、体いっぱいに水の流れと冷たさを堪能する
きつみははどこかに行ってしまった
今ここには水の流れる心地よい音と山から聞こえてくる鳥の鳴き声
そして時たま吹く風に揺らされる木々の音くらいしか聞こえてこない
ああ、なんという至福の時間だろう
夏の暑さと日々の忙しさで疲弊していた俺の体と心が次第に癒されていくのが判る
このまま眠ってしまいたいと思うが、流石に水の中では危なすぎる
元々はプールに行くはずだったから浮き輪も持ってきてはいるが
きつみはと違い俺はカナヅチだし、浮き輪をしてもそんなに深い場所で泳ぐ気は無いので
浅瀬の川底の大き目の石に体を横たえて一番大きな石を枕がわりに寝転ぶくらいが丁度いいのだ
川の水の流れが、俺の体の上を流れていく・・・気持ちいい・・・