やっと書き込みできだぞ&よくやったきつみは!今日はお祝いだ!
お祝いの油揚げパーティーだっ!!稲荷寿司もたんと作るから楽しみにしてろよ!

>>835
"ペット・・・ペットってなんだっけ・・・"
まだ自分の置かれている現状を認識できずにいたきつみはは考えた
"それにこの人が飼い主?俺、この人に飼われるのかな?
でも、俺には俺くんがいるし、それに早く帰らないと・・・"
だるい体でなんとか起き上がり、寝かされていた寝台から降りようとした
「おっと、駄目だよ 勝手に動いちゃ」
「俺、家に帰ります」
静止する男を振り切って何とか部屋の出口であろうドアにたどりつく
だがそのドアはどんなに押しても引いてもびくともしない
「な、なんで・・・」
「そのドアはね、こっちからは開かないんだよ あけるにはこのリモコンで操作しないとね」
フフ・・・と笑いながら男は言った言葉にきつみはは動揺した
「か、帰してくださいっ!」
「だから駄目だってさっきから言っているだろ?
君は私のペットでずっとここで暮らすんだよ 見てごらん、この部屋
これは全て君の為にあつらえたものだよ、気に入ったかい?」
男の言うとおり、この部屋はまるで子供部屋のように柔らかな色調で
あちこちに子供が喜びそうな玩具やぬいぐるみなどがたくさんあった
きつみはが寝かされていた寝台はふかふかの布団で寝るとまるで体が埋まりそうなくらいだ
「そ、そんなの・・・いらないから帰して・・・」
「まだ判らないのか?君はもう私のものなんだ!ここから出ることも言うことを聞かないのも全て許されないんだ!」
目の前の男が血走った目できつみはに怒りの声を上げる
部屋には窓一つ無く、外がどんななのか、今がいつくらいなのか知ることも出来ない
それでも・・・ときつみはは思った
"何とかしてここを出なきゃ・・・俺くんが心配してしまう・・・"
「それに君の前の飼い主・・・あまり良くないね あんなくだらない男が君のようなすばらしいペットを飼っているなんてゆるせないよ
君の様な美しく愛らしい生き物は私に飼われるのが一番の幸せなんだよ」
自惚れたような男の言葉に、きつみはは怒りがこみあがるのを感じていた つづく