ナイバッチきつみは
いつも頑張っているから今日はのんびりしていような
今日は、じゃなくて今日も、だろだって?
いいじゃないか、のんびりゆっくりダラダラが俺の信条だぜ
普段はだらけている様に見えてもいざという時はやる男なんだぞ、俺は
あ、なんだよその呆れたような目は
本当なんだぞ、信じろよ・・・

「だって俺くん、いつもダラダラで体もダラダラだし
少しでも体を引き締めた方がいいってダイエットしようって言ってても聞かないし」
きつみはが呆れた様に言う
「そ、そんなにダラダラな体か?むしろ脂肪がついてパンパンだと・・・」
「どっちにしても健康的じゃないよね?これ」
きつみはの可愛い手が俺の腹の脂肪をつまみあげる
「この厚さ、どう思う?これじゃ豚さんだよ」
ううう・・・きつみはにここまで言われるとは・・・
でも、なんだか少しだけ快感・・・じゃなくてだな
「お、俺だって、きつみはの前ではだらけている様に見えてもちゃんとやるときはやっているんだよ」
一応反論はしてみるが、はいはいワロスワロスな感じで返される
「じゃあ、ちゃんと痩せてみせてね 俺、楽しみにしているから」
心底呆れたという感じできつみはは散歩に行ってしまった
本当に俺・・・やるときはやるのに・・・
「俺さん・・・今いいですか?」
きつみはが出かけたのを見計らって水谷がやってきた
「きつみはさんがいるとちょっとできない話ですので・・・
昨日のアレ、やっぱりきつみはさん狙いの変質者でした」
「そうか・・・お前らが早めに処置してくれて助かったよ」
「いいえ、毎回俺さんの勘の鋭さには感服しますよ 奴らが行動する前に抑えることができますからね」
実はきつみはは変質者に狙われやすい
水谷たちも警護してくれているが、俺のきつみはに対する周囲の変化(特に犯罪系)の勘の鋭さがいつもきつみはを助けているのだ
そんな俺と水谷たちの活躍をきつみはは知ることも無いし、知らせるつもりも無い
毎日平和に楽しく健やかに過ごしてほしい、それだけが俺の願いだから