烈(リエ、レツ)中国経済界を取り仕切る若き帝王、シン・スウ・リンの一人息子。16歳。
幼い時から帝王学の英才教育を受けているため、若輩ながら自分がどうあるべきかをよく理解している。
特に頭の回転は相当良い様で、状況をすぐさま判断し、年上の小英らを相手にして的確に次の一手を指示をする。
これには父親のシンでさえ思わず心の中で舌を巻くほど。身内以外の目上に対しても、非常に礼儀正しく、シェンは初対面にもかかわらず「公子」として頭を下げた。
日本人の母は、烈のことを「リエ」と中国語読みで呼ぶが、父は時々日本語読みの「レツ」で呼ぶ。
母が日本人であることで本国のお歴々からは後継者としての資質を危ぶまれているが、ルー・メイは初対面にして「生まれながらにして王子様」とその育ちの良さと器の大きさを高く評価した。