175 名前:名無し草 :04/09/21 00:42:53 283 2001/07/21 sage 04/09/20 23:10:15 前前スレ----コピペですがまた付けときます ね、本板もどります。

――その今後の展開を、さしさわりのない範囲 で教えてください。
「そうですね。細部まできっちり決まってるわ けじゃないということと、大きな変更もあ りうるという前提でなら」
――それでかまいません。
「熱心な読者の方はもう気づいていると思いま すけど、いま、いろんな国の王になってい る人物は、誰も王制、いわば天の理に幻想を 持っていません。
十二国のシステムにすごく 懐疑的なわけで、他の人間がやるより自分が王 になってたほうがマシ、仕方なく王をやっ ている王がすべてなわけです。彼らはやがて、 全員が出会うでしょう。
そのとき合意され るのは、やはりシステムへの抵抗。一方、各王 にはそれぞれ麒麟がついていて、この麒麟 という生き物はその成り立ちからしてどっぷり とシステムの内側にあるわけです。
システ ムを支える生き物といってもいい。
システムを 壊そうとする者と、支える者。その対立を 描くことがシリーズの最後です。
双方が相手を 愛するがゆえの対立、悲劇になっていくと 思います。王と麒麟がそれぞれの意思に反して 闘わざるをえない悲劇です」
――それは壮絶な展開ですね。
「単純なハッピーエンドにはならないでしょう ね。悲しい終わり方になると思います。
あ、 そうそう。王たちが天帝とその理に決定的な疑 念を持つきっかけを作るのは、ある作品に 登場したある人物です。
その人物が蓬莱からあ る国に海客となってたどりついてある王と 会い、ある麒麟と再会し、そして…。しゃべり すぎました(笑)。
シリーズの読者の方々 と、再来年、またお会いできることを楽しみに しています」


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