娘の小説でも書こうか その3
0001名無しさん@ピンキー2009/09/12(土) 06:43:37ID:GFlV2iOd
娘(むすめ)とは、同じ父母から生まれた直系1親等の親族で女子を指す語として使用される。
自分の息子と結婚した配偶者にあたる女性(嫁)も、本人から見たら(義理の)娘にあたる。
また自分の再婚相手の女子の連れ子や自分の養女も「娘」という場合がある。

Wikipediaより

義理でも実でも

荒らしはスルー


前スレ容量オーバーなので作成

■前々スレ(初代スレ)
娘の小説でも書こうか
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183912801/

■前スレ
娘の小説でも書こうか その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205123506/
0004名無しさん@ピンキー2009/09/12(土) 13:10:53ID:Iuffvkfe
前にお前らが話してた東野圭吾の小説読んだけど主人公の回想にしか娘出てきてなくて笑った
しかも奥さん若い男に寝取られてるし……
0005名無しさん@ピンキー2009/09/12(土) 21:47:56ID:kqi6jzzG
今は亡き親友の忘れ形見を引き取って数年。
目を見張る程美しく育った彼女を、近頃娘として見られないでいる養父。
悶々としつつ抑えていたら、娘に猛アタックを掛ける男が登場。
何処の馬の骨とも知れない男に渡してなるものかと、キレた養父が娘に襲いかかる…という電波を受信した。
誰か書いてくれないか
0008名無しさん@ピンキー2009/09/13(日) 07:50:48ID:YW4T2WCc
「……だってさぁ、断っても断ってもしつこいんだもん、一回くらいデートしてやれば
気が済むんじゃないかなぁと思ってさ」
「な、なんだそれ、ストーカーまがいのキモメンか!」
「ウ〜ンでもそいつ学園祭のイケメンアンケートでダントツ一位だったよ」
「うぐっ!……ま、まあ高校生ともなりゃ大人なんだし、お前がいいんならいいんじゃ
ないかなハハハハハハ(うつろな笑い)」
「ふ〜ん(横目でチラリ)。まぁでもアイツかなり強引らしいからなぁ……」
「ご、強引……」
「どうする、私が門限の10時までに帰ってこなかったら」
「ま、まぁたまの楽しいデートならちょっとくらい遅くなっても」
「(またも横目)その夜は帰ってこなかったりして……あ、ち、ちょっとお父さんビールビール!」
「はへ?どわわ〜っ!!」
「も〜子供じゃないんだから、何でそんなあふれるまで注いで気づかないかなぁ」
「いやちょっと仕事の事を考えててハハハ、うわお前、そんなとこ拭かなくていいってちょっと!」
「……ヘンタイ」
「うぐっ!」
「娘のデート想像して、何こんなにしてるワケ?!」
「やっそれはその夜立ちといって健康な男性ならだれでもそのうわこら握るな擦るなぁぁぁ」

でいかがでしょうか
0011名無しさん@ピンキー2009/09/14(月) 00:23:34ID:AD6yJWnT
父「まさか、海を漂流するハメになるとは思わなかった……。
  一日も経ってないけど、水が全く無いから喉が渇く……。」
娘「お父さん、このままじゃ私達死んじゃうよ。
  このボートには何も無いんだから、
  やっぱり飲むしかないと思う――――おしっこを。」
父「そうだな……。」
娘「じゃあ……今から私にちょうだい。」
父「って、ちょ! なんで俺の海パンを下げるんだ!?」
娘「カップとして使えるものも何も無いんだよ。
  だから私がお父さんのおちんちんを咥えて、直接飲むの。」
父「な……それは……!」
娘「手で溜めたりしたら零して無駄にしちゃうよ!仕方ないでしょ!」
父「しかし……。」
娘「私達二人しかいないんだから、いいじゃない!
  私はまだ死にたくない!」
父「……わかったよ。」


(ジョロロロロ……)
娘「んー♪ んー♪ んー♪」
父(フェラされながら飲尿されるなんて……! 駄目だ、勃起してしまう!)


娘「……ぷはっ! あーおいしかった。」
父「そうか……。(頭がおかしくなりそうだ)」
娘「じゃあ次はお父さんの番だね。」
父「……は?」
娘「わからないの? ふふっ、決まってるじゃない――。」

娘「お父さんが私のあそこに口を付けながら飲むの。
  わ、た、し、の、おしっこ♪」 
0012名無しさん@ピンキー2009/09/14(月) 20:03:22ID:VDuZnQmC
「お父さんあたしとの関係バレたら身の破滅だねぇ・・・クスクス」
0013名無しさん@ピンキー2009/09/15(火) 03:38:46ID:PLz6RQ3B
娘「うちのお父さん、意外にあっちは早いんですよね」
部下女「そうなんですよね、意外に早くて私もびっくり……え?」
母「……あなた?」
父「……」
0016名無しさん@ピンキー2009/09/15(火) 13:20:21ID:Y4/I5dbu
むしろ修羅場らせて、他の女に捨てられた父親を手に入れようとするのが娘の魂胆かもしれん
0017Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/16(水) 01:02:29ID:MicC+ebi
自分でも驚くくらい、酷い威勢だった。
根元が痛くなる程強張り、先端から噴く様に射精する。

「きゃっ!?」

驚くように声を上げ、思わず顔を引く娘。
そのせいで直接は掛からず、わずかに前髪をかすめ、頭髪に付着した。
滑らかなで綺麗な黒色が、白い私の性で色づく。
対照的な色のコントラストが私を興奮させた。
『少女の髪を汚した』という事実を認識させられてしまうから。

「初めて見た…男の人が射精するの…。こんなに飛ぶんだぁ…」

自分の大切な髪を汚されて、怒るところか嬉しそうに笑っている。
それはもう、清楚な本来の娘の姿を知る私にとっては異常な光景だった。
美佐と遊佐。
そのあまりのギャップに私は今更になって、同一の人間だという事を疑いたくなる。

「あはは、けっこう臭いね」

娘が髪の毛についた精液を掬う。

「な、んで…こんな事を…君は、娘の体で好き勝手に…」
「君なんて言わないで。『遊佐』って名前で呼んでよね」

ショックから立ち直れない私を尻目に、遊佐はあっさりとそう言ってのけた。
そして…ゆっくりと指で掬い取った私の精液を…口に運ぶ。
それが当たり前であるかのように。

「っ!…」

思わず絶句する。
もう、そこには清楚な娘の姿はない。
性を弄ぶ悪魔しかいない。
その光景を目の当たりにした私の頭はもう、もたげてしまいそうだ。

「じゃあ…そろそろ、本番しちゃおうか」

私の脳裏に過ぎる。
言葉の意味。
待ってくれ。
やめてくれ。
それだけは…

「ゆ、遊佐…」

やっとの思いで声が出た。
震えるような声。
自分でも分かる。
私は今…恐怖しているんだ。
この子にはブレーキがない。
貞操観念だとか、禁句だとか、そうゆう常識が通用しない。
思考のベクトルが違えば、人だって殺すだろう。

「なんなの、その表情は」

遊佐の表情が曇る。
不満そうにどす黒い目付きで私を見ていた。

「私じゃ不満?それとも美佐の方が良い?変わってあげようか?」
0018Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/16(水) 01:03:05ID:MicC+ebi
「えっ!?」
「くすくす…美佐も『今の所は』眠ってるから大丈夫よ?」

ニヤリッと笑う。
露骨な悪魔の笑み。
その表情を見て、私は理解した。
娘が人質になっているという事を。
私に選択の余地がない事を。

「だから…さ。何も気にしないで一つになろうよ、お父さん」

誘うような甘い声でそう言った。
だからこそ、次の台詞が信じられなかった。

「そうそう、まだ私は処女みたいね。ちゃんと確認したもの。美佐も男とかいないみたいだしね」

…まるで私の心をえぐる様にそう付け加えたのだ。
理解できなかった。
なんで。
なんで、わざわざそんな事を言うのか。
逆らえないのに。
抵抗できないのに。
私を痛めつけて、そんなに楽しいのだろうか…?

「ぐ、うぅ…」

思わず涙が零れた。
自分でもよく分からない。
娘が可哀相なのか、それとも抵抗できない自分が不甲斐ないのか。
そもそも何が悲しいのかすら、思考する気力がなかった。
理解できるのは、今から娘の処女を奪う事だけ。
この世で最も最低な人間になるという筋書きだけ。

「…何か勘違いしているみたいね」
「えっ?」

…遊佐が驚くように目を見開いていた。
まるで、私の涙が意外な反応だとでも言わんばかりに。
この表情を見たかったから私を追い詰めるのではないのだろうか?

「私がこうしてるの…私の意思だけだと思ってるの?」
「ど、どうゆう…っ」

一瞬、彼女の言葉に意識を奪われたのが迂闊だった。
気が付いた時には…既に娘に飲み込まれていた。

「ひっ!?あ、あぁあぁっ!!」

思わず声が絞り出される。
射精したばかりの過敏な私のそこは娘の惨い不意打ち。
快感で壊れそう。
娘と繋がった喪失感よりも、快感の方が大きいぐらいなのだから。
飛びそうになる意識の中、遊佐の声だけが聞こえる。

「じゃあ、こうしよっか」

実の娘の肉壁に蹂躙される私の一物。
もう、私の意志ではどうしようもない。
快感の波に揉みくちゃにされ、ただ跳ねる様に娘の膣内で反応を繰り返す。
まるで、娘と繋がる事を悦ぶかのように。
0019Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/16(水) 01:04:04ID:MicC+ebi

「50回シコシコして、射精しなかったらやめてあげても良いよ?」

そう言って、ゆっくりとストロークする。
じっくりと嬲るように、あまりに緩かな動きで。
少女には似つかわしくない程、卑猥な動きだ。
50。
今の私にはあまりに惨い数字だった。

「まぁ、無理だろうけどね〜♪」

私をあざ笑うかのように上下運動を繰り返す。
初めから『無理』だと、お互い分かっている筈なのに。
それなのに。
なおも、この状況で私が二度目の射精を我慢をするのは何故だろうか。

「ひっ!ぐ、うぅぅっ!!」

下半身が自分の意思と無関係に痙攣を繰り返す。
足先が今にも攣ってしまいそうな程。
もう、快感を感じるためだけの器官となった私の体に余裕はない。
既に器官が次の遺伝子を噴く準備をしているのを感じているから。

「あっ、やっばい…けっこう大きくて気持ち良いかも…」

今にも失神しそうな私を気にもしていないようだ。
ただ、遊佐は私の肉棒が生み出す快感だけを味わっている。

「あん…お父さんのがね…中でビクビク動くの…えへへっ…」

恍惚とした表情で私に語りかける。
動きが速くなる。

「な、中からね…んっ、熱いのが伝わるよ…」

自分が味わう膣の感触を私に説明するように呟き続ける。
液体が擦れ合う音が聞こえてきた。

「気持ち良い…気持ち良いよ…お父さん…」

無理だ。
もう。
人間、諦めが付くと多少頭に余裕ができる。

『お父さん』

真っ先にこの先の事が頭に浮かぶ。
親子の関係。
絆。
だが、それを考える余裕もすぐに消えた。
準備が出来てしまったのだから。

「あ、あっ、あん!…な…中に…出して良いの?み、『美佐』が見てるのよ?」

私の射精感に感付いた遊佐が問い掛ける。
その問いかけに反応する余裕もなかった。

「出しちゃう?娘に『中出し』しちゃうの?お父さん…」
「あ、あぁぁ、出る、出る、出る!!!」
0020Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/16(水) 01:05:47ID:MicC+ebi
私はついに自らの欲望に負け、情けない叫び声をあげてしまった。

『そのまま妊娠しちゃえ、バーカ』

突如、遊佐に冷徹な口調で罵られる。
気が付くと、快感に酔いしれる彼女の目線が少しだけ天井を仰いでいた。

そして…
『可笑しい』と私は感じた。
『信じたくない』とも思った。
何故なんだ?
彼女は私を独り占めにしたかったんじゃないのか?
彼女の目的はこれだったのか?
…なんで。
なんで、よりによって。
こんな時を選ばなくても良いじゃないか。

「あ…れ…?」

射精の開放感の一歩手前。
こんな状況なのに、この事実に気付いてしまったのは何故だろうか。
気付かない方がまだ幸せだったのに。

「…お、とう…さん…?」

声を掛けられて、私の顔から血液が消え失せた。

「あれ?どうして…私…」

最初に…自分が下半身に何も身に着けていないのを見て、表情が固まる。

「ひっ!?な、なにこれ…!?」

次に自分の中で蠢く感覚に気付き、体を強張らせる。

「っ!!な、なんで私…お父さんと…?…い…いやぁ…」

最後に…

「いやぁぁぁっ!!!」

最後に叫んだ。
少女の背徳の叫び。
私はその声に包まれる。

そして、その背徳に包まれたまま…私は射精した。
(続)

===

やっと一区切り付きました。
後は
・後日談
・遊佐視点
の二つを落とす予定ですが、どっちが先かは分からないです。
一応、両方とも同時に書き始めていますが…

あと、こんな駄文に付き合ってくれてありがとうございます。
0029Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/23(水) 16:18:12ID:v6gMPZRN
頭が真っ白になった。
文字通り、白いのだ。
視界の色が、娘の肌の色さえも消え失せてしまう程。
自分はそのまま死んでしまうのではないかと、そんな気分さえした。
そんな射精感。
自らの魂さえも、娘に注ぎ込むような、そんな強烈な快感だった。
そして、娘の声。
叫び声に心臓がえぐられる様な気分。
だが、それであっても精を噴くのは止められなかった。
むしろ、その背徳の感情で絶頂したと言っても良いかもしれない。
それが彼女の狙いだったのかは判らない。
とりあえず、覚えているのはそれだけ。
あの後どうなって、今ベッドに横たわっているのか。

「ねえ?気持ち良かった?」

事を終えた娘は隣にいた。
枕に頬を付けるようにうつ伏せて、顔だけはこちらを向いている。
その表情は…既に『遊佐』に戻っている。

「ゆ、さ…?」

今でも取り返したくなる。
あの表情、叫び声さえも『美佐を真似る遊佐の演技』ではなかったのか?
そんなこじ付けで自身を守ろうとしたが、自分の愚かさに気付いてやめた。

「それどころじゃないかぁ。不本意とは言え、実の娘に種を付けようとしたんだもんね」

一体何がそんなに楽しいのか。
ニヤニヤと小悪魔のような笑みを浮かべている。
憎たらしい程、悪い笑みなのに。
目元は『美佐』の涙の跡が残っていた。

「さてと…」

遊佐はゆっくりと体を起こし、ベッドから足を下ろす。
乱れた着衣を整え始める。
願ってもない事だった。
目の前に娘が居て欲しくない。
その顔を、体を見たくない。
娘をレイプした事実を目の前から消し去りたかった。

「中身が私の時は、これを付けとくね」

そう言って、ヘアピンの赤いリボンを指でなじる。
行為の途中でも外さなかったそれを。

「…」

思い出した。
娘が小学生になった日に、記念にプレゼントしたヘアピンだ。
まだ持っていたなんて。
意気消沈した私は体を起こす事さえ出来ないというのに。
頭はそんな懐旧心を抱いてしまう。
もう戻れない青春時代を思い出すように。

「時々この体借りる事あるけど…まぁ、お父さんと以外はしないから大目に見てよね」

平然とそんな事を口にする。
まるで、この先も入れ替わるのだ、と言いたげに。
0030Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/23(水) 16:18:48ID:v6gMPZRN

「それじゃあ…お休み。お父さん♪」

また、そう言って侮蔑の目線を送る。
これが、父親としての威厳を捨てた報いなのだろう。
惨めで、無様な、男の姿。


===


日曜日の朝だというのに、寝起きが悪い。
当然だ。
娘をレイプした悔しさと、不安で一睡も出来なかった。
目元は絵に描いたような青い隈。
頬は痩せたようにこけている。
一晩で人間はこんなに変われるものなのだろうか。

「…」

幸い、赤いリボンがつけてなかった。
私はこんな状況だと言うのに、娘は私に一言も声を掛けない。
いつもならいてもたってもいられない筈なのに。
やはり、娘も昨夜の事が頭から離れないのだろうか。
私は気を紛らわすように新聞を広げた。

「…」

美佐は出来立ての目玉焼きをテーブルに置く。
これで朝食の準備は整った。
あとは何も言わず口に運ぶだけ。
沈黙の食卓。
黙々と、目玉焼きとトーストを口に運ぶ。
娘はホットミルク、私はアイスコーヒー。
沈黙に耐え切れず、ニュースでも見ようとリモコンに手を伸ばす。

「昨日」

私の手遮るように、美佐が呟く。

「ごめんね」

今にも泣き出してしまいそうな表情で、そう続けた。

「私…自分で…自分を止められなかったみたい…」

そこまで言って…
やっと涙を零した。

「…」

まただ。
また、沸き起こる私この気持ち。
気の利いた返しが言えたら、どんだけ良かったろう。
だが、言えなかった。
娘の目が真に迫るように、深く悲しみに満ちている。

「…気にするな」
0031Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/23(水) 16:19:41ID:v6gMPZRN
神様がいたなら、この時に私の顔を殴って欲しかった。
そんな偉そうな事を言える立場でない。
しかし、そうゆう言葉しか思いつかなかった。

本気で父親を一人の男として愛してしまっている事。
その感情を我慢する内に自分の心の変化に気付いた事。
一日の内の記憶が無くなる日が多くなった事。
覚えていた事さえも頻繁に忘れるようになった事。
そして…自分が多重人格だと気が付いたのは最近だと言う事。

…美佐は泣きながら語ってくれた。
その間も、冷静な素振りを見せる私。
大人の私でさえも、沈黙するしかできないというのに。
娘は…冷静に語ってくれたのだ。

「…」

美佐の話が終わった所で、また沈黙する。
今度は私が話をする番なのだろう。

「心の病気なんだから、何とかなる」

「念のため妊娠検査も」

「お父さんが遊佐を説得する」


これからの事を話した。
だが、娘が私を好いている事に関しては…何も言えなかった。
遊佐の事を除いたとしても、それは信じたくない事だ。
美佐はもう高校生。
この歳での恋愛感情なら…言うまでもなく、本気なのだろう。
娘を説得するにしても、遊佐を先になんとかしなければならない。
あの子は…危険なのだから。

「『遊佐』について…知ってる事、教えてくれないか?」

そう聞くと、美佐はゆっくりと口を開いた。

「もう…無理みたい」
「えっ?」

娘の口調が、少し投げやりな感じだった。
もう、どうしようもないと。

「遊佐の意識が強過ぎて…もう、無理なの。自分が自分じゃないみたいで」
「…」
「一日中、寝惚けてるみたいに、頭がボーッとしてるの」
「ど、どうゆう…」
「たぶん、今の会話も遊佐に『監視』されてる」

背筋が冷たくなった。
監視という言葉に。
思わず、自分の背後を確認する。
誰もいる筈無いのに。

「…お父さん…私の意識…無くなっちゃうのかな?」

美佐が、また大粒の涙を零しながらそう言った。
思わず、感情が爆発してしまう。
0032Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/23(水) 16:20:38ID:v6gMPZRN
私の感情が、だ。
娘を抱き締めようと、肩を掴んだ。
その時。

「…そうやって美佐を甘やかして、自分は責任逃れする気?この偽善者」

冷たい目線と流れる涙が、酷いギャップだった。
遊佐は、その表情のままそう言ったのだ。
今…入れ替わった瞬間が判らなかった。

「遊佐…」
「私一人を悪者にしないでよ。お父さんが一番悪いくせに」

彼女は憎むような口調で話を続けた。


===

2つ落とすと言ってましたが、ちょっと長くなってしまいました。
この話に続くのが「・遊佐視点」です。
遊佐にはちょっとオナニーしてもらおうかな…
「・後日談」は一応ハッピーエンドに持って行きたいと思ってます。
もう少しお付き合い願います。
0034名無しさん@ピンキー2009/09/23(水) 19:23:29ID:88l9P7ZH
>>32

GJです

幾らでもお付き合いしますぜ!
0035名無しさん@ピンキー2009/09/27(日) 00:27:04ID:7sOOXq6U
20歳で結婚。相手は37歳の熟女(でも結構美人)。
しかもその女はバツイチ子持ちで
17歳の娘が居る。

そんなイケメンが俺の知り合いにいる
0037名無しさん@ピンキー2009/09/27(日) 01:20:50ID:ILSakpum
いきなり17歳と同居ってのはあまり喜ばしくないな。
ロリじゃないからとかじゃなくて、
もう少し低年齢の時から関わっておきたい。
0038Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:09:12ID:DcRU/mbh
本棚の整理をしていたら、偶然見つけてしまった。
ふと手に取った日記帳には去年の日付。
几帳面にその日の天候まで書いてある。
今時、小学生でもこんな日記は付けない。
他人の日記を見るというのは気が引けるが、気になるのも事実。
ちょっとだけ、覗かせて貰おう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月×日(晴れ)」

人には話せないタブーだから。
ここにだけ気持ちを残しておこうと思う。
私が大人の女性になって。
この思いを忘れる前に。
ここでだけ素直になってみようと思う。

お父さん大好きです

って、文章で書いても恥ずかしいやぁ
日記付けるなんて小学生以来かな?
この日記は本棚の奥に隠しておこう(笑)

PS
お父さん、うっかり見つけても見て見ぬフリしてね(ハート
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

内容は高校生の日記には不釣合いな酷い内容だった。
一人娘の恋心。
それが実の父親に向いているのだという。
まるで、小学生のラブレターのような陳腐な内容だった。
ページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(曇り)」

学校の男子を見ても、なんとも思わないなぁ。
ちょっと、子供っぽくて恋愛対象じゃないかな?
私、年上が好みなんだろうか…(笑)
お父さんみたいな?…な〜んてね♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(晴れ)」

テレビがドキュメンタリー番組をやってた。
母親と息子の間に子供が出来ちゃった夫婦(?)の話。
ちょっと、ドキリッとした。
日本ではやっちゃいけない事なんだけど、国によっては認められるらしい。
世界って広いなぁ。
ちょっとうらやましいかも。

私にも、お父さんを好きになったお母さんの遺伝子が半分入ってる。
だから、お父さんを好きになるのも当然なのであります!!
って、自分に言い訳してみる(笑)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ページをめくる。
0039Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:09:37ID:DcRU/mbh
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(曇り)」

学校で友達と話している時も、大抵は恋愛の話題。
気になる男の子だとか、カッコイイ俳優さんとか。
話題の映画とか、ファッション。

最近、友達の話題についていけない自分に気が付いた。
ここんとこ、お父さんばっかり見ている気がする。
やっぱり、私おかしいのかな?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後も似たような話ばかり。
共通するのは「父親」の話題。
少し、何ページか飛ばしてめくってみる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

どうしてこの気持ちが消えないんだろう。
いつかは忘れるものだと思ってたのに。
今頃になって、この気持ちの惨さが理解できた。

叶う筈無いのに。
許される筈無いのに。
なんで、神様は私をこんな風に創ったんだろう。
なんで、よりによって父親なんだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この辺りから、日付を追う毎に内容が感情的になっていく。
自分の感情を否定する文章が並んでいた。
気持ちを必死に抑え込むかのように。
更にページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

つらい。
寂しい。
家に帰っても。
父と娘だけ。

血の繋がりがなんなの?
道徳がなんなの?
頭ではそう思っているのに。
現実は思った以上に大きな壁。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

所々、紙に水滴の跡も見られる。
彼女がおかしくなっていくのが目に見えるよう。
更にページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

手首にカッターを当ててみた。
ちょっと切れただけなのに。
ちょっと血が出ただけなのに。
すっごく痛かった。
0040Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:10:47ID:DcRU/mbh
こんなんじゃ、死ねないよね。
もう一回やろうとしたけど。
痛みを思い出して、それ以上力が入らなかった。

お父さんには転んで擦り剥いたと言い訳しておいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更にページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

私は別の人間になりたい。
だってそうでしょ?
別の人間なら、お父さんと恋愛できる。
だってそうでしょ?

別の女の子なら、
もう一人。
自分が居ればいいのに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

更にページをめくる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

私は別の人間になりたい。
だってそうでしょ?
別の人間なら、お父さんと恋愛できる。
だってそうでしょ?

別の女の子なら、
もう一人。
自分が居ればいいのに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あれ…?
ページを戻って確認してみた。
字の形は違うが、やはり同じ文面のようだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(曇り)」

私は別の人間になりたい。
だってそうでしょ?
別の人間なら、お父さんと恋愛できる。
だってそうでしょ?

別の女の子なら、
もう一人。
自分が居ればいいのに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(晴れ)」

私は別の人間に...
0041Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:11:28ID:DcRU/mbh
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…後も同じ文面が並んでいた。
きっちりの今日の日付まで。
何が彼女をそこまで追い詰めたのだろうか。
結ばれたいと願ってるのなら、行動すれば良いのに。

どうやら、これが『私』がここに居る理由らしい。
あんまり信じたくないけど。

日記帳だって、今日初めて隠し場所を思い出したばかり。
どうやら、あっちから色んな記憶が送られてきているみたい。
ここんとこ、色んな記憶が勝手に増えていく。
学校までの通学路とか、お気に入りのオナニーの仕方とか。
おまけに、私が目覚めてる時間が増えてきた気がする。
私生活を全部私にまかせるつもりだろうか?
この本棚の整理だって…

うっ。
まずい。
私に娘としての立場に実感はないけど、体はそのままらしい。
父親に欲情する、美佐の体。
これが彼女の火照り。
これが彼女の感覚。

最近は目が覚めると既に全身が熱い時がある。
いい加減、こうゆう気持ちになると逃げるように私に代わるのはやめてほしい。
そのせいで、毎晩自分の体を慰める方法に四苦八苦するというのに。
股間を弄りながら、日記を読み耽る滑稽な姿になる私の身にもなってほしい。
美佐はこのままどうするつもりなのだろうか?

とりあえず、まずは自分の体の欲求を抑えなければならない。
そうでもしないと、自分が自分でなくなりそう。
美佐はそれ程までに父親に対して欲求不満のようだから。

入り口を弄くるのに飽きたから今度は胸を揉んでみる。
生理前だろうか。
ちょっと、つっぱるような感じがして妙な感じ。
でも、感度が凄い。
こうやって、撫で回すだけ。
それだけでゾワゾワと震えるような感触が肩まで上がってくる。

パジャマをたくし上げて見る。
彼女は寝る時はブラジャーは付けない人間。
すぐに程よい形と大きさの乳房が零れる。

「む、ぅ…」

前より、少し大きくなってるだろうか?
やっと歳相応になったという感じ。
もう一度、手の平を重ねてみる。
手の動きに合わせて、形を変える。
胸の奥がじんわりと心地良い。
なんだか、切ない感じがする。

今度は先端に触れてみる。
既にそこも尖るように硬くなり始めてる。

「あっ」
0042Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:11:54ID:DcRU/mbh
一瞬、刺激の強さに耐えかねて、上半身が無意識に逃げてしまう。
でも、すぐに指で追い掛ける。
硬くなったそこを、指の腹で転がす。
今度はもっと切ない感じがする。
煮え切らない感覚に、体が変になりそう。
それでも、構わない。
ひたすら、指先で自分の乳首を苛める。

感覚にとろける理性が、ちょっと隙間を見せた。
だから、父親の顔を思い浮かべてしまうんだろう。
この指が、お父さんの指なら…なんて考えてしまうだろう。
こんな時まであの男を考えるなんて、火が出そうな程恥ずかしい。
でも、そうした方がずっとずっと気持ち良いのも事実。
なんだかくやしい。

『気持ち良いか?遊佐』

頭の中で父親の声が響く。
ただのくだらない妄想だけど、そうした方が気持ち良いから、やっぱりそうする。
いつも通り、頭の中で『エッチな父親』を創り上げてみた。

『乳首、こうされるの好きだよね』

語りかける父親の声に無言で頷く。
愛撫にもっと熱が入る。

「あ、あん…」

思わず声が漏れる。
やっぱり、お父さんにされる妄想でやるのが一番好きみたい。
くやしいけどね。

「お、…とうさん…」

今度は試しに声に出して呼んでみる。
『父親に悪戯される自分』が、鮮明に頭に浮かんだ。
恥ずかしくて、気持ち良い。
気持ちいいから、またお父さんが悪戯してくる。
お父さんに触られると、凄く恥ずかしい。
こんな無限ループに陥る。

頃合をみて、片方の指は膣に入れる。
利き手の右の中指で、ほじるように動かす。

「あ、あ…」

この指は父親の指。
そう自分に言い聞かせ、指をもっと動かす。

「く、ぁ、あぁ…」

頭が気持ちよさでとろけてしまいそう。
また、お父さんが語りかける。

『どこが気持ち良いんだ?言ってごらん?』

私の中のお父さんは、ちょっと意地悪。
本当は私もマゾなのかも知れない。

「おま…あ、あぁ、だめぇ…」
0043Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:12:31ID:DcRU/mbh
気持ち良さと恥ずかしさで思考が覚束ない。
言いたいのに、言えない。

『どうした?言わないとやめちゃうぞ?』
「い、いやっ!やめ、…ないでぇ…」

本当に馬鹿みたい。
自分で自分を苛めて。
お父さんに焦らされる妄想で、気持ち良くなってる。
…でも、馬鹿で良かった。
こんなに気持ちいいんだもん。
こんなに気持ち良いのに、やめないで。
言うよ、言うから。

「お、まんこ…だよ…遊佐のおまんこだよぉ…」
『遊佐のおまんこは…どうされると気持ち良いんだ?』

どんどんお父さんが意地悪になっていく。
淫らになっていく私を苛めるように。
でも、これが私が望んでいる事。
やっぱり、私もマゾみたい。
恥ずかしい台詞が、いくらでも思い付いてしまうんだから。

「指で、あ、…グチャグチャにされると…」

恥ずかしい。

「今みたい…お父さんの指でかき回されると…気持ちいいよ…」

こんな台詞、恥ずかしいよ。

「エッチなお汁止まんないよぉ…もっとしてぇ、お父さん…」

でも、恥ずかしい事を口にすると、もっと気持ち良いんだ。

「もっとグチャグチャにして…私をおかしくさせてぇ…」

だから、恥ずかしくても…ちゃんと言う。

「イ、キたい…イキたいよ…お父さん…」

そう言ったのがまずかった。
指の動きが急に激しくなる。
自分の指の筈なのに、止められない。

「あ、あん!?あ、ダ、ダメェ!」

本当に自分の指ではないみたい。
私の指が操られてる。
どこかで美佐の意思が勝手に指を動かしてるのでは?
そんな疑いすら思い浮かんでしまう。

「あ、お、お父さん!…ダメ、イッちゃうよ!」
『良いよ遊佐。実の父親の手でイッちゃいなさい』

『実の父親』。
自分の意思で、そう思い浮かべた筈なのに。
他人に指差されるような背徳感が込み上げてくる。
やっちゃいけない事をやっている。
0044Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/09/27(日) 14:13:49ID:DcRU/mbh
「や…イ、ク…っ!あ、あぁっ!…」

これでも、声は我慢したつもり。
お父さんはまだ仕事から帰って来てない。
けど、お隣さんに聞かれるのもマズイ内容だから。
父親をオカズにオナニーする娘なんて。

「ああぁぁっ!!」

歯を食い縛りながら、絶頂を迎える。
この瞬間が、一番好き。
最高に、気持ち良いんだから。
美佐に絶対渡したくない。
渡さないんだから。


===


イッたばかりなのに、体の火照りが冷めない。
それどころか、お父さんがまだ頭の中にいる。

『本番がしたくなったら、いつでもお父さんの所に来なさい』

何で?
何で、そんな事思い浮かべるの?
私はこれで満足だよ?
本当に満足してるんだよ?
ねぇ、美佐。

父親を想う背徳の苦しさから逃れるため。
そのため、美佐は私を生み出した。
私は美佐の欲望を満たさないといけない。
自身の存在意義に反したとしても。

今にも、美佐の意識は完全に私に溶け込んでしまいそう。
背徳を恐れる彼女は、もう自分の人格も否定し始めてる。
私だけになってしまったら、二度と元には戻らないだろう。
時間が無い。
そろそろ、『決着』をつけないといけない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「○月△日(雨)」

そうか。
もう、我慢できないんだね。
一人でするだけじゃ、足らないんだ。

分かった。
私がなんとかしてあげる。
私も丁度、そう思ってた頃だから。

感謝してよね、美佐。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

===

後は、後日談一本落とす予定です。
あー、長いなぁ・・・w
0049名無しさん@ピンキー2009/09/30(水) 08:02:06ID:2VudAjAV
父娘物で娘が20代中盤、父親が40代中盤だと萌えるぜ…
0051Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/10/04(日) 22:13:12ID:h2Q/biTr
娘を受け入れないと、娘の精神が消える。
そう警告してくれた。
あの子の事を思い出してみる。

白いドレスに身を包んだ時。
幸せ過ぎる、と泣いてくれたあの日。

『美佐が幸せになるみたいだから、もう私は要らないの』

自身の消失を告げている筈なのに、彼女は笑ってた。
強がりなんかじゃない。
本当に、心の奥底から笑っていたんだ。
自分の事のように笑って…少し、彼女も泣いた。
あの涙にはどのような意味があったのだろうか。
それを考えてばかりいる。

今でもこうして昔を夢に見る事がある。
道徳と娘の愛に苦悩していた自分を。
美佐と彼女と私、三人の生活を。
娘のために生まれ、娘のために死んだ『もう一人の娘』の事を。

でも、今はそんな事実さえ、遠い昔のように思えた。
切なくて、心が苦しくなる。
だが、今はそんな事を考える暇はない。
娘を幸せにしなければならない。
私も幸せにならなければならない。


意識が戻ってきた。
赤黒い物が見える。
どうやら、自分の瞼のようだ。
波の音に反応して瞼が疼く。
ゆっくりと目を開ける。
ぼやける視界。
ゆっくりと戻ってくる。
赤と白の縞模様。
パラソルの内側が見えた。
その端からは日差しも差し込んでいる。

上半身を起こして周りを見渡してみる。
向こうは青い海。
足元は白い砂浜。
背筋をグッと伸ばす。
長い夢を見ていた気分だった。

…思い出した。
私は楽園にいるんだった。
これが彼女が私に示した人生だ。

アダムとイブ。
そう呼ぶに相応しい。
私達はそれを選んだ。
母国を離れ、小さな無人島で暮らす日々。
世間から離れ、人知れず築く二人だけの楽園。
規律だとか、他人の目だとか、そうゆう物はもう無い。
裸の男と女がいるだけの世界。

朝は牛や鶏の世話。
昼からは農作業で汗を流す。
夜は甘い恋人同士のように体を重ねる。
0052Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/10/04(日) 22:14:54ID:h2Q/biTr
慣れない事ばかりで、手探りだらけの生活。
でも、そばに最愛の娘がいる。
だから、幸せなんだ。

「もう、寝てばっかりー」

向こう側に愛する人がいた。
お気に入りの白いスカートとワンピースが風に靡く。
照り付ける日差して、少し褐色に焼けた健康的な肉体美。
意地悪っぽく微笑むその顔に私は思わずドキリッとする。

「一緒に海で遊ぼうよ。今の私達は無邪気な子供なんでしょ?ね、『お父さん』♪」

そう強調して、また悪戯っぽく微笑んだ。
これは夢なんかじゃない。
これからもずっと、ずっと続くんだ。
これが私達だけの楽園。
私は白い砂浜を蹴った。

===

頭上いっぱいに星空が見える。
晴天の夜はいつもこんな感じだ。
日本にいたなら、死ぬまでこんな光景は目にしないだろう。
本当に…綺麗な光の粒。

こんなに神秘的な光景だと言うのに。
傍らにいる美佐は既に寝息を立てていた。
私との行為が連続したせいか、相当疲れたようだ。
悩みなんて無縁な日常だが、唯一上げるとしたら…
最近は毎晩この調子だから、私の物が衰えないかどうかぐらい。

月明かりで微かに娘の顔が見える。
頬を指で突付いてみる。
楽しい夢でも見てるのだろうか、娘の顔が少しニヤけた。
夢でも私と遊んでいるのだろうか。
そう考えて、思わず私も釣られて苦笑い。
娘への悪戯はこれぐらいにしておこう。

毛布を被り直し、今ある現実を噛み締める。
未来に希望を膨らませながら。
私はゆっくりと眠りに付く。
自分の過去を思い出しながら。
私はゆっくりと眠りに付く。

死んでしまっても、魂まで楽園で暮らせるような。
そんな幸福感に満たされながら。
私は眠りに付く。

このまま瞼を閉じたら…
眠りに落ちたら…

…また夢で遊佐に逢えるだろうか。

(終)
0053Dual ◆hZqmWDKLWs 2009/10/04(日) 22:16:49ID:h2Q/biTr

===

書きたい事が膨れて収拾付かなくなったので、一回書きなおして短めにバッサリしました。
自分の最高の理想を投影しまくって、お父さんと美佐には幸せいっぱいになってもらいました。
最後の一文は当初から入れるつもりでしたが、実は自分も心苦しくて少し悩んだのはヒミツです。
でも入れてしまったw

また機会があれば何か投下させて頂こうと思います。
長い間お付き合い有難うございました。
0056名無しさん@ピンキー2009/10/06(火) 15:03:31ID:l0o5TuSs
遅くなったがGJ


あと言わせて貰うならば

>そうゆう物はもう無い

普通のレスの中じゃ気にならないけど
SSの文中にこういう使い方をするのはあまり良くないかと
0060名無しさん@ピンキー2009/10/11(日) 11:55:01ID:WyjBKdVE
マイガールいいな。
娘という実感の無い女の子と一つ屋根の下とか、確実に犯すだろ。
高校生で避妊せずにヤっちゃうんだから。
0061名無しさん@ピンキー2009/10/14(水) 01:49:44ID:yJ+qxdXA
ほすほす
0065名無しさん@ピンキー2009/10/24(土) 21:26:12ID:SQWyGYXE
     キ        //   /::::://O/,|      / これは……
      ュ     / |''''   |::::://O//|     /   半ば おまじない
      .ッ       \ |‐┐ |::://O/ ノ   ヾ、/
       :       |__」 |/ヾ. /    /  だが 半ば……
         ヽ /\  ヽ___ノ / . へ、,/          保守…!
        /  ×    /  { く  /
        く  /_ \   !、.ノ `ー''"
  /\        ''"  //
 | \/、/           ゙′
 |\ /|\ ̄
   \|
0070名無しさん@ピンキー2009/11/06(金) 19:12:52ID:TA27aqFr
もうダメって言うかエロパロ自体危うくなってきた。
0071名無しさん@ピンキー2009/11/10(火) 19:36:26ID:B+BEO/YZ
期待age
0073親子の絆 第十二話 1/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:20:05ID:xE7xtF3z
 想子に虐めの主犯を報復させ、そのまま家に引き篭もらせる。
そののちに――。
 
 一年前の初夏。
 俺は想子に重大な提案をした。
 いや、想子の性格を考えれば提案ではない。命令だ。

「え、えっと……和彦さん……?」
「想子、もう一度言う。学校など行かずに不登校になれ。
そしてそれならその前に、これを使って奴に報復するんだ。」

この時の俺に迷いは無かった。
 この方法を想子にやらせようかと思った事は今まで何度もある。
 これより二ヶ月程前から様子のおかしいことに気付いていたし、
それで既に推測もついていた。
 だがしかし、その度に踏み切れずにいた。
 その原因には、自分が想子に入れあげても、今までの俺の人生と
同じように、いつか期待を裏切られるかもしれないといった思いも
あった。
 だがそれに、更にやっかいな葛藤が加わっていた。

 元々明海の時の一件から、俺は想子に自分を重ねる強い思い入れを
持っていた。
 むしろ縋る相手を求めていたのかもしれない。
 そして想子は地味な外見ながら、よく整ったかわいらしい顔を
しているのだ。
 そんな相手が自分に甘えてくる生活を続けていれば、抱く想いは
一つしかない。
想子を俺の女にしたい。
 そして、想子に報復をさせ引き篭もらせるという発想をした時、
不意に結合してしまったのだ。
 うまくいけばこれからの生活で接する相手は俺一人になる。
 そうなれば想子の心は完全に俺に傾き、依存していくだろう。
仮に俺が肉体関係を迫ろうと、想子は絶対に拒否など出来ない。
 俺は顔を自然と綻ばせていた。
 だがこの発想に辿り着いた数秒後には副作用――自己嫌悪と疑念に
襲われた。
 俺は想子を手籠めにしたいだけじゃないのか? だからこんなことを
思いついたんじゃないのか? 俺はただ邪なだけじゃないのか?
 心の中で葛藤が始まった。
 そもそも肝心なのは、想子の利益になるかどうかであるのだが、
人の判断の影には常に見えない感情が潜んでいる。想子を手に入れたい
という感情の圧力で導き出されたことは否めないのだ。そして考えた
ところでその答えは出ない。結果、想子の利益は蚊帳の外に置かれた、
無毛な葛藤から抜けられなかった。
 その悩みから抜け出したくて、想子に盗聴器を仕掛けたのだ。
 自分自身を前に突き飛ばす激情が欲しかった。
 そして望み通りのものは手に入った。
 学校近くに停めた車の中で、受信機越しに、想子を弄んで嘲笑っている下衆な声を聞いた途端、俺も嗤った。
0074親子の絆 第十二話 2/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:22:56ID:xE7xtF3z

 ――ありがとう。
 明海の時と同様だった。
 俺は麗美に”恋”をしたのだ。
 憎しみのもたらす鬱屈が解放感に変質し、相手に感謝の念すら
この感覚。
 キレる――。
 人がサディズムの解放に打ち震える時に見せる反応である。





 机の上にナイフが置かれている。
 俺の差し出したそのナイフの光る刃を、想子はただ見つめたま
固まっていた。
 無理もない。
 あまりに唐突で、突拍子もないことを聞いたためにわけもわか
のだろう。
 だが俺は構わず畳みかけた。
「今が好機なんだ。お前は十三歳。基本的には少年法にすら
裁かれづらい年齢だ。だが、このまま行けば復讐の機会など
一生訪れない。そしてお前は一生奴を恨んで苦しむという、
重荷を背負わされる。」
「あ……あの、その……。」
「想子。躊躇する要素は色々あるだろう。だが俺が力になる。」
 俺は想子が気にするであろうことを一つ一つ例に挙げ、不安を
取り除いていこうとした。
「まず俺への迷惑については気にしなくていい。慰謝料とかはゴ
チャラにする当てはあるし、払う事になったらその時はその時だ
それに俺の仕事での不利益については、警官の子供がしょっ引か
なんて”良くある”事だからお咎めは無い。」
「……」
「あと第二の躊躇の要素である、麗美に報復される可能性に
ついてだが――――これは大丈夫だ。」
 俺は断言した。
「麗美は報復など出来ない。約束する。」
「……」
「それにだ。だからこそこれからお前は家に引き篭もるんだ。
この家に誰も侵入出来ないように徹底した防犯対策をしよう。
そうして想子が家に閉じ篭もって、後はインターホンやら
電話やらにも無視を決め込めば絶対に安全だ。
学校に行かない以外はある意味、今まで通りだろ?」
「……」
「そしてだ、想子。お前は麗美に報復するという行動に罪悪感を
と思う。周囲の目と言ったほうがいいかもしれない。麗美本人に
対してではなく、社会の通念のようなものに対する罪悪感だ。」
0075親子の絆 第十二話 3/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:24:38ID:xE7xtF3z
「……」
「だが、それは俺が保証する。お前の正しさを俺が担保する。
お前は他人を見下していいんだ。相手はクズだ。そんなクズに想子が 
侮辱されるなんて、俺は許せない。」
「……」
「いいじゃないか。お前はこれから家に引き篭もって暮らすんだ。
だから……その……」
 気恥ずかしさから中々口に出して伝えられない。
 つい想子の目から顔を背けたのち、やっと細々とした言葉を
紡ぎ出した。
「俺の顔色だけを窺って暮らしていれば……。」
 半ば告白のつもりだった。
 告白ともとれる言葉だった。
 だからこそ、拒否されるのが怖かった。
 想子が受け入れてくれる――
 そんな保証はどこにも無いのだ。
「それとも想子は……」
 俺は恐る恐る想子の方を見上げた。
 すると、目が、口が、頬が、眉が、笑っていた。

 ――え?
 それを見た瞬間、俺は安堵ではなく、まず困惑を覚えた。
 見た事も無い笑みだった。
 その瞳は濁っているようにも、澄んでいるようにも見える、不思議な
輝きを放っていた。
 瞳の奥には俺の言う事を全て受け入れ、そればかりか俺そのものを
呑み込んでしまう沼のような深さがあった気がした。
 想子は俺の”告白”を受け入れるつもりなのだ。
 返事を聞かずとも答えが直感的に感じ取れる表情だった。
 だが、何かがおかしかった。
 余りにも望み通りだからこそ、あり得なかった。

 仮に俺の言う事を受け入れるにしても当然、不安は残る筈だ。
 だが顔のどこにもそんな様子は見受けられない。
 その様子に俺の方こそ不安を感じずにはいられなかった。
 想子の開きっぱなしになった口の端から涎がゆっくりと
垂れていった。







 まばゆい光が差し込み、新鮮な空気の満ちた朝の教室。
 HRにはまだ多少早く、教室の中に生徒の姿はまばらな時間だ。
 そんな中、たまたま早めに登校してきた麗美は教室に入ったところで、
思わず立ち止まった。
 自分の前の席に、見覚えのある頼りない背があったからだ。
0076親子の絆 第十二話 4/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:26:49ID:xE7xtF3z

 想子――。

 七月八日。
 想子が学校に来なくなってから今日で既に一週間が経っていた。
 そのため麗美は、遂に想子が完全に不登校になってしまったとばかり
思っていた。
 担任からは夏風邪で休んでいるらしいと聞かされていたが、
タイミングが良すぎる話だ。
 本当の原因は、自分達が休む前の日に想子に対してしたことに
違いないだろう。
 麗美は自制心の欠けた自らの行いを悔いていた。

 長年いびってきたとはいえ、最近はちょっと調子に乗りすぎた。
 半分ぐらいに抑えておけばもっと長く楽しめたのに、と。

 麗美は席に座ると、想子の背に声を掛けた。
「よう、想子。どこ行ってたんだよ。一週間も学校に来なかった
じゃない。」
 想子を馬鹿にするわけでもなく、かといって日頃の行いを悪びれる
わけでも全くない。
 すると想子は振り向き、
「悪いけどトイレ行ってくるから。」
 早口でただそれだけを言って即座に席から立ち上がり、
麗美に何一つ言わせぬまま教室から出て行った。
 たった一瞬の簡潔な受け答えである。
 だがその間に見せた、睨み、冷たい声、それら全てに、
明らかな拒絶があった。
 しばしのち、気を取り直した麗美は強い怒りに駆られてその後を
追った。
 舐めやがって。
 麗美が教室を出ると、想子の姿が廊下の曲がり角の向こうに消える。 
 更にその後を追うと、もう一つの曲がり角を経た先のトイレに姿を消した。
 それを目にした麗美は頬を吊り上げる。
 ここは教室の並ぶ通路から角を二つ曲がった二つ目のトイレで、
教室から少し離れた場所にあり人気が無い。
 周辺にあるのは少子化が進んだ現在、空き部屋となっている
教室だけだ。
 登校してくる生徒が教室に行くのにまず通らない通路でもあるため、
朝ならば尚更人は居ない。
 シメてやるには好都合だ。
 麗美は想子の後を追って女子トイレの中に入り、呼び止めた。
「想子! 何、調子にのってんだよ!」
「…………。」
 想子はぴたりと体を止め、立ち止まる。
 そのまま一時の間を置き、ゆっくりと振り返った。
「な、何よ……! わ、私の、勝手じゃ、じゃない……。」
「……?」
 想子の反応を見た麗美は肩透かしを食らった。
0077親子の絆 第十二話 5/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:28:27ID:xE7xtF3z
 確かに一応口答えはしている。
 だが、声も体も震えきってしまっている。

 なんだ。
 いきがってると思ったら、この前と変わらないじゃない。

 麗美は女子トイレの個室に目を配る。
 ドアは一つも閉まっていない。
 ここには誰もいないことを知り、麗美は決意する。
 もう容赦などしてやるものか。完全な不登校になったらそれまでだ。
 遠慮などせずに、やってやるよ。
「想子のくせに半端に粋がりやがって。ちょっとシメてやんないとね。」
「え……あ……。」
「場合によっちゃ許してやってもいいけど? そうね……じゃあ、
あたしの知り合いの奴等相手に一発ヤらせてやれよ。」
「……っ!」
「お前にも少しは分け前をやるよ。その真面目ぶって人を見下す癖を
直すのにも丁度いいんじゃね?」
「……。」
「……ってもまあ、どっちみち一度シメておかなきゃ『はい』とは
言わないか。想子、覚悟しろよ。」
「あ……あ……。」
 脅えた表情で後ずさる想子に、麗美はゆっくりと迫っていく。
 その顔に浮かぶ笑みは捕食者のそれだ。
 遂に想子がトイレの奥の窓にぶつかり、逃げ場が無くなった。
 だが麗美が目の前の獲物を捕食しようとしたその寸前、
事態は急変した。
 脅えていた想子の眼光が鋭くなったかと思うと、想子は自らの
着ているスカートを片手で掴み、力強く上に捲った。
 予想外の行動に麗美の動きは止まる。
 膝丈のスカートが捲れると、日に晒されていない白い大腿部が
露わになった。その大腿部に茶色い何かが巻き付いている。
想子はそこから何かを抜き取り、突きつけた。
「ひぃっ!」
 ナイフである。太股に巻き付けたホルスターに収納していたのだ。
 麗美は情け無い悲鳴を発して後ずさる。
 その瞬間にはもう、想子は更にポケットから新たな何かを取り出し、
麗美はそれを顔に吹き付けられた。
「うああっ!」
 催涙スプレー。
 一度吹き付けられれば、その効果は数分どころで消えるものでは
決して無く、勝ち負け自体はこの時点で既に決せられていた。
 麗美は両目を押さえて激痛に苦しみ、何も見えず、ただ悶える。
 その闇の中で何の前触れもなく、唐突に突き飛ばされた。
 二、三歩下がった所で、足が何かにぶつかって止まり、上体のみが
勢いのまま後ろに倒れて、背中から何かにぶつかった。
 背中に痛みを感じつつ、陶器の手触りからそれが便器である事、
そしてここが個室の中であることに気がついた。
0078親子の絆 第十二話 6/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:29:54ID:xE7xtF3z
 するとこちらに近づく気配を感じると共にドアが閉められ、
鍵が掛けられる音を聞いた。
 閉じ込められた。
 そう思った刹那、麗美の右頬に激痛が突き刺さった。
 絶叫を上げる間もなく、その痛みは唇に向けて
一閃され――――引き裂かれた。
 麗美は悲鳴を上げ、両手で右頬を押さえる。
 だが更に、反対側の頬にまで再び同じ激痛が突き刺さった。
今度は口の中にも激痛を感じた。そして先程と同じ過程を辿って
左頬を痛みが引き裂く。
 麗美は激痛がする両頬を手で押さえた。
 しかしその箇所を指先でまさぐると、指が口の中にめり込み、
肉がめくれた。
 その最中にポケットから何かを抜き取られたが、麗美にはもはや
そんなことは気にならなかった。
 口が。
 口が。
 口が裂けている。
 あたし、口裂け女になっている――。

「あぁあぁぁぁぁぁぁ――!」
「黙れ。」
「――――!?」
 想子は麗美の首筋に刃物を押し当てた。
 冷たい刃の感触に麗美は瞬時に支配され、ぴたりと声を止めた。
「大きな声や悲鳴は出すな。私に従え。
もし逆らったら…………死ぬかもね。」
 ――死。
 想子の口から放たれたその言葉を聞いた瞬間、麗美にとってそれは
事実となった。
 あたし、殺される。
 全身がカタカタと震えだした。徐々にそれが大きくなり、麗美は遂に
は押し殺した声で想子に哀願をし始める。
「やれへ……あ、あへ? やれへ……やえへひょぉ……。」
 やめて。
 何度もそう言おうとしているのだが、声が出ない。頬が裂けただけで
はなく、舌も大きく切断されていて発音が出来ないのだ。それでも麗美
は哀願をやめようとはしない。
 舌が切れた耐え難い激痛も、プライドも、全てがどうでもよくなった。
 そんなものは放り投げれば良かった。
 ただ想子に許しを請うことで、命が助かればそれでよかった。
 それほど刃物とは、抵抗や駆け引きの意志をあっけなく奪い去る
鈍い輝きを放つのだ。
「おねはい、おねはいよぉ……!」
 麗美が繰り返す哀願に、想子からの返事は無い。沈黙のみが返される。
 それは何時まで続いたのか。
 麗美には永遠に思われる時間の後、初めて想子から返事が返ってきた。
「許して欲しいの?」
 冷たく抑揚のない声だった。今の想子は紛れもなく、遙か上から麗美
を見下ろして命の価値を値踏みする、面接官そのものだった。
0079親子の絆 第十二話 7/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:32:41ID:xE7xtF3z
 麗美は必死に首を縦に振り、許しを請う。
すると唐突に、想子の声がとても優しげなトーンに変わった。
「ねえ、麗美。私が許す許さないより、その裂けた口の手当てが
先でしょ。酷い怪我だしね。」
「…………!」
 助けてくれるのか。
 麗美の中に、かすかな希望が灯る。
「ほら、麗美。便器に座ってないでそこから立って。」
 そう言われると盲目の麗美は両腕を軽い力で掴まれ、ゆっくり
引かれた。
 優しげなその力に立ち上がる事を促され、足を震わせながらも
想子の為すがままに従った。
 だが――。
「じゃあ、後ろ向いて。」
「あっ?」
 想子は麗美の肩を掴み、力ずくで振り向かせる。
 便器しかない方向を。
 なんで――。
 そう思った次の瞬間には、後頭部を掴まれ、頭を一気に押し下げられ、
水の中に顔面から突っ込み、額も硬いものに打ち付けた。
 便器の中だ。
 鼻に、口に、便器の水が入り、必死にもがく麗美。その後頭部に想子
は両手で全体重を掛けながら、もがき苦しむ麗美を見下ろして楽しげな
声で言った。
「まずは傷口と目を水で洗わないと。糞女にはぴったりよ。」






 朝のHRが始まる直前に、一年四組の数名の女子達が一斉に自身の
携帯を開いた。
 メールだ。

 件名『お前達もこうしてやる。』
 本文は無く、数枚の添付画像のみがある。
 そこに写されていたのは、裂けた口を開いてそこから裂けた舌を
覗かせ、涙を流しながら哀哭する口裂け女の――。

 麗美の携帯が発信元であるこのメールを、誰しもが最初、タチの悪い
悪戯だと思った。
 だが、その添付されていたグロ画像が誰であるか気付くと皆、画像を
凝視した。目を凝らして共通点を探し、その正体を確信すると悲鳴を上
げ、再度自らの目を疑った。
 その様子を見た周囲の者達は、ある者は携帯を覗き込み、またある者
はその携帯を手からもぎ取り――――。
 最後は教室が戦慄に包まれた。
0080親子の絆 第十二話 8/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:34:46ID:xE7xtF3z






朝8時45分、所轄警察署。
「お父さん!」
 想子は和彦の姿を見るなり瞳を潤ませ、胸の中に飛び込んだ。
「刑事課にいるお父さんの所に連れて行ってくれなきゃ話をしない。
そう、この子が言うもので。」
 想子を連れてきた制服警官は、和彦にそう語った

 自分の胸に飛び込み泣いている想子に、和彦は戸惑いに満ちた顔を
浮かべている。
 周囲を取り囲む彼の同僚達は誰もその反応を訝しまない。
 驚いているのは同僚達も同様であるし、至極当然のことである。
 だから和彦のその驚きが自分達とはズレていることに誰一人気付く者
は居なかった。

 まさか本当に、しかもこんなに早いとは――――。

 確かに和彦は想子に復讐を持ちかけ、この一週間、具体的な技術を
教え込んだ。

「いいか、刃物でも中々人は死なない。」
「死ぬとしたら、特に大きな動脈の切断による出血性ショック、
もしくは心臓や肺などの特定の臓器を刺すことだけだ。」
「刃物で狙う動脈で有名なのは、首の頸動脈、腋の動脈、太股の大動脈、
この三つだ。これらは体の浅い部分にあり、出血が極めて激しく、
位置的にも縛っての止血が困難という条件が全て揃っているからだ。
つまりこういう動脈以外の切断は気にしなくていい。」
「臓器の場合でも箇所によってだいぶ効果は違う。腹部の小腸とかなら
刺されても相当長い間持つから、躊躇無く刺しても構わない。」
「ただ想子。出来る事ならば最小で最大の効果を狙うべきだ。生命には
別状はないが、本人のプライドを完全に破壊できるような箇所を。
そこで考えてみたんだが、最優先で狙うのは……ここだ。」
 和彦は訓練用のゴム製模擬ナイフを想子の頬に突き刺し、口の端に
向けて引き切った。
「奴を――口裂け女に変えてやれ。」

 そうして一週間、学校を休ませて何度も訓練をさせたのだ。
 だが正直な所、成功する可能性は低いと和彦は見積もっていた。
 しかしその予想はあまりにあっけなく覆された。
 武器を持たせ、再び学校に送り出した直後にもう実行し、計画通りの
惨状を作ったのだ。
 あまりに事がうまく運びすぎる故か、それとも直感で既に何かに
気づいているからなのだろうか。
 想子に計画を持ちかけた時と同じように、再び和彦は不安を感じず
にはいられなかった。
0081親子の絆 第十二話 9/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:35:25ID:xE7xtF3z






 周囲の同僚が見てる中、しばらくして想子が泣き止むと、和彦は
打ち合わせ通りにそれらしく何も知らない振りをして事情を聞いた。
想子はとても悲痛な表情で、一週間前に既に和彦に話した事を、
まるで初めてかのように語り始めた。
 かすれた声で切々と麗美の非道な行いを訴える想子。それを傍から
眺めている周囲の刑事達は男である。
 彼等は皆、清純そうな女子中学生の痛ましげな様子に思わず同情して
気を取られ、ほんの少しでも和彦の関与を疑う人間は居なかった。


 想子から事情を聞き終えると、想子は和彦の上着を掴んだ。
そのまま縋るような視線で見上げながら、掴んだ手を離そうと
しなかった。
 その様子を見た課長は和彦に、娘を家まで送ってやって今日は
そのまま一緒に居てやれと言った。
 和彦はこの気遣いを断り、送ったらまた戻ってくるので、代わりに
誰か一人貸してくれるように頼んだ。
 事件の聞き込みということで警察手帳を使って、想子が虐められて
いたという、こちら側に有利な証言を集めるためだ。
 そうでなければ慰謝料をいくら要求されるかわからない。
「斉藤、父親のお前が行けばいいんじゃないのか?」
 課長のこの質問に和彦は、こう答えた。
「父親が行くのは、感情的になって良くないんじゃないですか?
それに――」

「あまり人に顔と名前は覚えられたくない商売でしょう。」






 想子は車に乗せられ、帰宅の途についた。
 車に乗り込むまでの間、想子は痛ましげな表情を崩さなかったが、
車が走り始めた途端、大きく安堵の息をついて座席にもたれ掛かった。
「――ふう。ねえ、和彦さん。私の演技は大丈夫だったかな?」
 想子は先程とはうって変わった弾んだ声で、和彦に話しかけた。
「……ん、ああ。全くバレてないと思う。」
「……? あの、和彦さん。私、何かミスとかした?」
「ん、どうした?」
「あの、何だか浮かない顔をしてるから……。」
 私、何かまずいことをしたのかな。
 想子は心配そうな眼差しで車を運転している和彦を見る。
 すると和彦は、慌てて否定した。
0082親子の絆 第十二話 10/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:38:49ID:xE7xtF3z
「ああ、いや。問題ない。完全に計画通りで何もまずくなんかない。
そうじゃなくて腑に落ちないことがあってな。――――逆だよ。」
「……逆?」
「まさかあそこまでうまくやるとは思えなかったんだ。実行には
踏み切れないか、実行出来ても予定通りにはいかないと思ってた。
それがどうしても腑に落ちなくてな。」
「そんなに成功しそうにないって思ってたの?」
「想子が引き篭もるのが前提だから、駄目元だった。恐怖というのは
人間にとって絶対的な存在だ。それに刃向かうことがどれだけ難しいか、
お前だってわかるだろ?」
「……。」
「なあ、想子は怖くなかったのか?」
 この言葉に、想子はただ素直に答えた。
「だから和彦さんが、私の力になるって言ってくれたんでしょ?」
 想子はほんの少し頬を色づかせながら、微笑んだ。
 だがその答えに対し、和彦は当惑の表情を浮かべている。
「いや、まあ、そうなんだが……」
 和彦は別に想子に見つめられて恥ずかしがっているというわけでは
ない。本当にただ、和彦のおかげだという事実に、和彦自身は納得が
いかないらしい。
 その様子を見た想子の内に、急に不満と不安が沸いた。車が走り出し
てからは想子の機嫌は良かったのだが、ここにきて初めて表情を
曇らせた。
 和彦によって自分がどれだけ左右されるか、依存しきっているのか、ちゃんと分かっていないのではないか。
 いや、そうに決まっている。
 そんな想いからだった。
 想子は自分の顔を俯かせ、ぽつりと言った。
「でもね、和彦さん。正直、怖いな――。」
「……え?」
「何が理由なのかわからないけど、やっぱり自分のしたことが怖い。
それにね、さっき和彦さんも私がメールでばらまいた画像を見た時のことだけど――」
 先程の想子が警察署所に連れてこられた時のことである。
 和彦はその時に初めて麗美の口裂け画像を見たのだ。
「あの時ね、和彦さん、脅えてた。」
「――」
「人目があるから演技するのは当然だったけど、私には本気で脅えているように見えた。
 だから、その、少し……私、不安で……」
「……」
 押し黙ったまま想子の言葉を聞いていた和彦。
 その和彦が唐突に言った。
「ざまあみろ。」
「え?」
 想子が振り向くと、和彦は走らせていた車を止めた。
 赤信号だ。
「麗美の奴のことだよ。口裂け女と化して、泣き叫んだあの姿、傑作だ。」
 ははは、と和彦はハンドルから手を放し、声を上げて笑う。
0083親子の絆 第十二話 11/11 「父の刃」  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:39:19ID:xE7xtF3z
「想子のしたことが悪いことである筈があるか。こっちは当然の罰を
与えるためだけに、多大な覚悟で復讐に臨んだんだ。非難などされて
たまるか。あんな連中のために。」
 そう声を荒げると、和彦は想子の方を向き、大きな手を想子の頭に
のせて笑った。
「想子、いい気味だったな。」
 これで充分だった。
 望み通りの返事を和彦からもらい、想子の胸には暖かなものが
広がった。
 だから、先程感じたわだかまりはひとまず胸の奥にしまうことが
出来た。少なくとも、こうして和彦は想子のことを支えようと
してくれているのだから。
 想子はとてもはきはきとした、よく通る声で和彦に答えた。
「うん、麗美の奴、ざまあみろ。」
 信号が青に変わる。
 和彦がアクセルを踏むと、車は再び走り出した。






 それから数日が過ぎた。
 想子はあれから二度と学校には登校していない。
 想子にとって、今までの人生の中で初めて味わう開放的な気分だった。
 やっと長きに渡る呪縛から解かれ、好きな人のみが傍らに居るように
なり、後は押し倒されるのを待つばかりの生活。
 全ての懸念を片付けた想子の身には既に緊張など微塵も無く、ただ
甘い期待に胸を膨らませていた。
 だがそれも最初の内だけのこと。徐々に想子は和彦の様子が妙な事に
気付き始めた。
 麗美の親との示談交渉を、和彦自身は何故か行おうとしなかった。
職業柄、得意な筈なのに、弁護士をわざわざ雇って相手と顔を
合わせないようにしていた。
 それに既に事は片付いたと言うのに、和彦は家に居る時はいつも、
鋭い目をしながら何かを真剣に考え込むような様子を見せることが
多くなった。その姿は前よりもむしろ多くの緊張を纏っているように
見える。
 和彦は一人、すぐ目の前に迫る何か重大な出来事を、睨みつけていた。

 そんな時、それとは別のちょっとした面倒が起き始めていた。

0084真野 司  ◆ZGqn/pHacc 2009/11/11(水) 23:48:01ID:xE7xtF3z
投下終了。

保管庫→sanotsukasa.hp.infoseek.co.jp/


一週間前にヤンデレスレに修造ネタを投下して、
それに続けてこっちの方に投下しようとした途端、
規制を食らいました。
そろそろ二年になるので投下ペースを一気に上げて、
今年度中にはさっさと終わらせたいと思います。
0085名無しさん@ピンキー2009/11/12(木) 17:53:10ID:6eERGZqZ
>>84
規制で電話からだけど


GJ!
想子の病みっぷりに期待
0088名無しさん@ピンキー2009/11/14(土) 00:44:10ID:KKbwfflx
投下キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!!
GJ!

やっぱりこの父親頭おかしいよ
0090名無しさん@ピンキー2009/11/14(土) 16:41:11ID:YJgXMgmW
父娘相姦に欲情する俺たちだって、いずれは娘を持つかもしれない。
そんな時、娘を傷つけない為の賢者モードになるためのこのスレ。
0095名無しさん@ピンキー2009/11/17(火) 14:16:10ID:xtV13ZTl
このスレの娘は僕の中ではガンスリのトリエラに脳内変換されます
0097名無しさん@ピンキー2009/11/19(木) 00:30:05ID:7ysVHRQP
>>95
むしろイタリア人でパパ想いな人ということを考えると、
真っ先にアリーヴェデルチが脳内再生されます。
0099名無しさん@ピンキー2009/11/25(水) 17:19:18ID:b6VsBSXX
ほしゅー
0101名無しさん@ピンキー2009/11/26(木) 19:35:59ID:w/EaBc0q
Sな娘とMな娘、どちらがいいのだろうか。

Mな娘
「何でも言ってね。お父さんの言うことなら絶対に服従するから。」
「お父さん、もっと私のことを叱って。好きなように調教して。」
「お父さん無しじゃ淫乱奴隷の私は生きていけません!
 おちんぽを早くぶち込んでください!」

Sな娘
「どう? もうあたしとのセックス無しじゃ、生きていけないんでしょ?
 ほら、生きていけませんって言いなさいよ。」
「まだ中学生のあたしを犯すなんて、お父さんってほんと変態よね!
 変態! 変態! 変態!」
「クンニしろオラァァァ!」
0103名無しさん@ピンキー2009/11/27(金) 00:59:30ID:yukwQMBL
ドMな実娘が良い!
0104名無しさん@ピンキー2009/11/27(金) 09:02:40ID:pRVS9WKF
>>97
「あたし、口裂け女になってるーー。」

「どうだい?ブルッちまう特技だろう?」
0105名無しさん@ピンキー2009/11/27(金) 16:19:24ID:7QFD2mbS
Mは好きです。
でも、Sを力で捩じ伏せて犯すのはも〜っと好きです。
0106名無しさん@ピンキー2009/11/28(土) 05:51:01ID:OMsksJjt
Mの三番目のセリフが強烈に俺の心を惹くんだが
これってセリフ的には娘が父親の奴隷になる宣言してるけど
父親が娘を調教した後なのか、娘が父親を墜とそうとしてるのか
どっちなんだろう
0107名無しさん@ピンキー2009/11/28(土) 06:41:04ID:tJqOVFrR
>>106
1,2番目のセリフを考えるなら、後者。
3番目単体で考えるなら、前者だろうな。
0112名無しさん@ピンキー2009/12/17(木) 05:16:31ID:0EG8XPNA
保守上げ
0114名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:04:59ID:yjCwKbjs
なんとなく妄想が浮かんでしまったので、せっかくなので駄文を投下させてもらいます。
一応前後編の予定です。
0115名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:06:25ID:AioL3BSH
「じゃあねー、千香ちゃん」
「うん、またねー」
娘が友達を見送り、我が家の玄関のドアがパタンと閉まる。
我が家はそれを合図に夕食の支度が始まるのが通例となっている。
私はいつものようにエプロンを見に纏い、冷蔵庫の中身を確認する。
そうだ、今日の夕食は千香の好きなハンバーグにしよう。

「お父さん、今日のご飯何ー?」
「喜べ、千香の好きなハンバーグだよ」
「わぁ、やったぁ!じゃあ私も手伝うね!」
現金な奴め、と一瞬思ったが私はその悪態をぐっと喉の奥にしまう。
子供は決して馬鹿ではないのだ、それが原因で一度喧嘩をしてしまったのだからこそ、私は努めてそういう悪い癖を抑えているのだ。
しかしながら、そういった私の悪い癖を千香はよく見ていて、そのせいか少々ひね曲がった性格に育ってしまった気がする。
こんなことの積み重ねで娘が不良に育ってしまったら、亡き妻に申し訳が立たない。

まぁ、今のところは父娘仲も良好……というよりは良すぎてファザコン気味なのがむしろ困りものなぐらいだ。
0116名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:07:34ID:AioL3BSH
「いっただいてまーす!」
「いただきますだろ」
「てへっ」
娘の手伝いもあり、今日の夕食はいつもより手早く済んだ。
やはり子供の成長は早い、ちょっと前まではろくに手伝いさえできなかったのに、今では何も言わずに私のやって欲しいことをやってくれるのだ。
こうした娘の成長を見ると感慨深くもあり、将来はどれぐらい素晴らしくなるのだろうかといらん親馬鹿を発揮したりもする。

「お父さん、おかわり全部貰うよ〜」
「ああ、千香が食べたいなら全部あげるよ」
「やっりぃ!」
無邪気に夕食をしゃぶりつくすその姿は、まだまだ女というよりは子供というのが相応しかった。
ニコニコと笑いながら学校の話をしてくれる、そういった関係に今心地よさを感じられれば私は十分であった。

「ご馳走様〜」
「ご馳走様でした」
ほぼ二人同時に食べ終わり、二人一緒に食器の片付けを行う。
食器の片付けが終わると、私は大抵一番風呂に浸かるのが日課になっている。
今日も娘はお気に入りのテレビ番組を見て、その間に私が風呂を頂くというように時間帯の住み分けがなされている。
年頃の娘は父親より後に入りたがると聞いたものだが、うちの千香はそういうことはまるで気にしない。
むしろ、"お父さん一緒に入ろうよ〜"等と言って私を困らせるぐらいであった。


風呂に入り、娘の宿題を見てやった後に寝かしつかせ、私だけの時間が始まる。
仕事に関しては現在大して忙しくも無く、フリーランスで気長に原稿を仕上げるだけなので切羽詰るということはない。
むしろ、私にとっての問題は千香のことであった。

私が手に取った写真に写っている小学生の少女の姿は娘そのものだが、それは娘ではなく、かつての妻桃子の姿だ。
見れば見るほど、かつての桃子と千香は瓜二つと言えるほどに似ているようになった。
そしてそれこそが、今なお私を惑わせている。
0117名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:09:34ID:AioL3BSH
「桃子……桃子っ!」
勃起した私の男性自身を取り出し、妻の写真を片手にそれを猛烈に擦る。
私の想像の中で犯されているその少女は娘ではなく、妻。
手を伸ばせば手に入ったのに、見ずから投げ捨てた後悔。

「桃子……桃子おおおおっ!!!」
私の我慢が限界になるとともに、とっさに手に取ったティッシュで私の肉棒を包み込む。
大量に発射された精子は私のベッドを汚すということはなく、無事ティッシュの中に収まった。
自慰を終えた後のそれは、娘の目につかないゴミ箱にまとめて捨てておく。
そして、それは娘の居ない間に処分するのが通例となっている。

高まる性欲を沈めると、いつもそこには罪悪感が残る。
幼き妻と娘を重ね合わせ、欲情する駄目な父親としての罪?それとも妻への背信?
いや、そうではないのだ。
こうするといつも目に浮かぶ、幼い私、河原康介が犯した罪というのを……


...

..........



「わ、私と付き合って下さい!!!」
「あー、うん、その……いいぞ!」
「わぁ、どうもありがとうコースケ君!」
俺と彼女、戸田桃子は元々小学校からの幼なじみであった。
そして偶然にも小学校6年間同じクラスで、たまたま両思いであったという奇跡的なカップルでもあった。
と、ここまでは漫画のような美談であったのだが、そこからを思い出すのが辛い。
0118名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:10:46ID:AioL3BSH



「おい、女と付き合ってるオカマ野郎のコースケだぜ!」
「何いってんだ!」
「こっちくんなよ、変態が移るじゃないかよー」
「変態!オカマ!変態!」
「う、ううっ……ちくしょー!」
小学生の男子が女子と付き合うというのには、こういう冷やかしが付き物なのである。
まだ幼く馬鹿だった私は、そういった友達からの冷かしを真に受けてしまったのだ。
毎日毎日冷やかされる生活に疲れ、私は好きだったはずの桃子に捌け口を求めてしまったのだ。

「お前なんか嫌いだ、どっか行けよ糞桃子!」
「へ、康介くん……」
「うっせー、死ねデブス!」
「ふえっ……、うぇぇぇええええん!!!」
今思い出すだけでも吐き気がする、当時に戻れたらあの時の私をブン殴って桃子に謝らせたいぐらいであった。
結局それが原因で桃子とは別れ、険悪な関係が続いた。
後にそれは桃子の両親が原因で俺の両親にもバレ、桃子に謝らせられるということもあった。
その強制的な和解が原因で、ひねくれ者だった私はますます桃子が嫌いになっていた。
結局、私は桃子と和解すること無く小学生生活を終えた。

私と桃子は結局中学も同じであったのだが、逆にそれこそが私にとって不幸だったのかもしれない。
最初のうちこそ小学生の延長で意地を張っていたのだが、後々頭が冷えてから考えるととても罪悪感を感じていたのだ。
それで私は桃子に謝り、なんとか元の関係に戻りたいと思っていたのだ。
思春期で周りが恋愛関係に浮かれる中、私ももしかしたら……等と甘い考えさえ抱いていた。

「その、あの時はゴメンな桃子、本当に済まなかった……」
「いいよいいよ、もう私も気にしてないし」
「いや、あれは俺の責任だ、どうか謝らせてくれ」
「うーん、しょうがないなー」

とまぁ、そんな感じで私と桃子は和解を済ませたのだが、関係は決して元には戻らなかった。
桃子は既に同じ部活の先輩に告白を受け、付き合っていたという話を本人から聞いた。
それを聞いた時、ふっと何かが消えるような感覚と、後からとてつもない喪失感が襲いかかってきた。
桃子と先輩の話を聞くたびに、失ってしまったものの愚かさを噛み締め、罪悪感と後悔に苛まれる。
私はそんな苛立ちから逃れるために別の女性を求めた。そして別の女性と付き合っている間はそういった苛立ちは消えた。
だが心の何処かで桃子への後悔があったせいだろうか、別の女性とは二度付き合ったがどちらも長続きしなかった。
私は桃子を忘れよう忘れようと懸命に努力し、高校と大学で別れてからは次第にそうした苛立ちは薄れていった。
それでも、ごくたまに小学生の頃を思い出しては苦しんでいた時もあった。
0119名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:12:00ID:AioL3BSH

それから桃子と再会したのは就職も決まった後の同窓会の席であった。
そこで私は美しく成長した桃子と再開し、思い出話に花を咲かせた。
ただ、そこで躊躇されるべきそれを私はどうにかしてしまいたくて、もう一度桃子に謝罪をした。
その時の桃子は、"別にいいって、あの時謝ってもらえたんだから気にしてないし"と言っていたのを今でもはっきりと思い出せる。
小学校の美しかった思い出から、中学、高校と移ってからはもっぱら部活や恋愛のことが話題の中心になった。
桃子も私と同じように二度男性と付き合ったらしいが、私ほどではないが長続きはしなかったらしい。
それが切っ掛けでさらに話が進み、酒の勢いで二度振られた者同士付き合おうか等と私は言ってしまった。

「じゃ、付き合おうか」
「えっ、それでいいのかよ!」
「ふつつかものですが……」
その問答が印象に残っていて、私はそれで酔いも一気に覚めた。
よくよく考えたらその時の私は桃子への心残りもあまり無く、きっちりケジメを付けて別々の人生を歩むものだと勝手に決めつけていたのだ。
私なんかが桃子と付き合うことなど、それこそがおこがましいということを考えていたのだ。

「駄目だ、俺と桃子は付き合えない」
「酷いよ……」
「すまん、せっかくケジメを付けたんだからお互いきっちり別れようと……」
「じゃ、さっきの許したってのは嘘」
「え?」
「さっきは嘘付いてたけど、私好きだった康介くんに振られてすっごい傷ついてた」
その時の桃子の表情が急変するのを、私は未だに忘れられない。

「許して欲しかったら、私を傷つけたあの時の分を付き合って返すこと」
「いや、それは……」
「許して欲しくないの?」
「許して欲しいです……」
「それでよろしい」
桃子と別れるという選択肢もあったし、未練も残り少なかった。
ただ、時折繰り返す贖罪の思い出こそが、その選択から拒否というものを奪ったのだろう。
0120名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:13:15ID:AioL3BSH

結局それが切っ掛けで桃子と付き合い、やはりというか相性の良かったらしい私たちは交際後1年で結婚することになった。
親や友達、当時私を冷やかした友人からまた冷やかされたり祝福されたりもした。
その時、私はとても幸せだったし、あの時の後悔もすっかり鳴りを潜めていた。

そうした後悔が再び襲いかかるのは、私と妻が夫婦の営みを初めて行うときであった。
過去に二度女性とは交際をしたことがあるが、私は結局性交渉を行うことはなかった。
ようするに、童貞のまま桃子と結婚したのだ。
だが、桃子はそうでは無かったのだ。
「ごめんね、ごめんね康介くん……」
「……いや、いいさ、気にしてない」


私に涙ながらに謝ってくれた妻の姿が、今でも目に映る。
結局、私と桃子が取り戻したはずの幸せは、傷が付いてもう戻らないということだった。
しかし、私にとってそんな傷など気にはならなかったのだ。
傷ついてしまった思い出は戻らなくても、これから新しい思い出を作ればいい。
きっとそうなれば全ての悲しみは癒されると、そう思っていた。
だからこそ妻の妊娠はとても喜んだし、娘の誕生を今か今と待ちわびる楽しみは今でも忘れられない。

しかし、私の犯した業は深いとばかりに、より悲痛な運命が妻の身に降り掛かったのだ。
千香は逆子の難産であった、一日近くにわたる長い陣痛と帝王切開の結果、妻の体力は取り返しが付かないほどに失われてしまった。
千香をなんとか出産した妻は、まだ乳離れさえしていない半年後に逝ってしまった。
「千香を、千香をお願い……あなた」
「ああ、ああ分かった!約束する、絶対だ!」
「信じてるからね、こーすけ……くん……」

妻の遺言を守るために、私は軌道に乗りつつあった仕事を辞め、自宅でも出来る仕事を懸命に探した。
私は随分運が良かったのか、三年ほどでフリーライター兼作家のような職を得ることができた。
千香には不憫な思いをさせないよう、亡くなった桃子の分まで私はつとめて千香と触れ合い、育て上げた。
少しばかり私の影響でひねくれてしまったものの、しっかりとしたいい子に育ってくれたと私は思える。
そして、立派に育った娘の姿を見た時、私は新たな罪を自覚してしまったのだ。

日に日にかつての桃子に似る千香に、あの日の思いの滾りをぶつけてしまいたいと。
失ってしまった桃子の初めてを、千香の肉体で味わいたいと……。
0121名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:14:19ID:AioL3BSH

「すまんな桃子、私は父親失格かもしれん
 ……明日11になる娘にこんな欲情してるなんて、約束も台無しだな……」
長い長い贖罪の歴史を久しぶりに噛み締め、妻の写真に向かって新たな罪を懺悔する。
抱いてしまった性欲を抑えられず、少しでも抗おうと思った結果がこんな自慰行為であった。
そして妻の名を叫び、幼き日の妻を想像で蹂躙して私は思う。
私が蹂躙した少女は、果たして桃子だったのか千香だったのか……。

ふいにガタンという物音がして、私は我に返る。
その音は扉の外から聞こえた、嫌な予感がして私は部屋の扉を開けた。
しかしそこには予想していた娘の姿はなく、誰も居ない通路がそこにあるだけであった。
「気のせいか……」

まさか、な……。
その時、私は娘の部屋へ確認に向かおうとは思わなかった。
そうしてしまえば、何かが壊れしまう気がしたからだ。
0122名無しさん@ピンキー2009/12/23(水) 00:15:24ID:AioL3BSH
続きとエッチシーンがあるんですが、そちらはまだ書きかけなんで明日仕上げて投下します。
0126名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:31:39ID:XgBEG506
「誕生日おめでとう、千香」
「わぁ、お父さんありがとー」
前々から用意していた、千香の欲しがっていた新型ゲーム機を誕生日のプレゼントとして与えた。
千香はそれを受け取り、喜んでゲームを始める……とは行かなかった。

「ね、お父さん、実は千香もっと欲しいものがあったんだー」
「へぇ、それは悪いことをしたね」
ニヤニヤしながら私に向かって新たなおねだりをしてくる、こういった千香の表情に私はとても弱いのだ。
そういうのは我慢しなさいと抑えこむように頑張るのだが、去年は娘のおねだりに負けて結局プレゼントを二つ買ってしまったことがある。
だから、今年はそういったおねだりは絶対に受け付けないと思っていたのだが……

「私が欲しいのはね、お父さん」
「そうか、千香がお父さんを好いてくれて嬉しいなぁ」
「だから、私をお父さんのお嫁さんにして?」
「うんうん、ありがとう」
「……お父さん、私は本気で言ってるんだよ?」
正直言って意外だったが、こういうお金の掛からないおねだりなら別に良いと思っていた。
まぁ、ファザコンだからお嫁さんになるぐらいは許容範囲内であった。
しかし、何やら雲行きがおかしい。

「私知ってるんだよ?お父さんが私の写真を使ってオナニーしてるって」
「……それは」
「嘘つかなくていいんだよ? 私お父さんのこと愛してるからいいんだもん」
「そういうことはお父さんに言うものじゃない」
昨日感じた気配は、やはり千香であったか。
だがそれを受け入れるわけにはいかない、父親として公然とそれを否定する。

「なんだ、結構気にしてんじゃんお父さんも」
「気にしてなんかいない、だがお父さんの部屋を覗き見なんて感心しないぞ?」
「あれだけ五月蝿ければ誰だって気がつくよ」
「……すまん」
一応部屋をきちんと閉めて、声には気を使っていたはずなのだが……
音漏れと言うのは、騒音の原因となる本人には分からないらしい。
0127名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:32:45ID:XgBEG506
「私ね、お父さんが可哀相だと思うの」
「何で千香はそう思ったんだ?」
「だってお父さんはお母さんと愛し合えない。だからああやって一人でオナニーするしかないんだよね?」
「違う、それは私がそうしたいからそうしてるだけだ」
「違うよ、お父さんは本当はエッチしたくて仕方が無いんでしょ?」
「……したくないさ」
したくないといえば嘘だ、猛烈にしたい。
でも、娘を傷つけるようなことはしたくないだけだ。

「いいんだよ、ほら」
「わっ……こら!」
娘は両手でスカートを捲り上げる。
私はそういった行為を躾けるべく声を荒げるのだが……

千香は下着を履いていなかった。
未成熟な千香の、私が最後に見た記憶と対して変わらないが、それでいて淫猥な女性器がそこにはあった。
「……」
「ね、いいんだよ?」

呆然とする私を尻目に、娘は私のズボンのチャックを下ろし、私の男性自身を取り出す。
「ほら、お父さんだっておちんちんは正直じゃん」
「……止めろ、親子でそういうことをするのは、いけないことなんだ……」
「愛し合う二人が一つになることの、どこがいけないの?」
「止めろ、千香」

私は娘を肩を掴み、遠ざけた。
「それだけじゃないよ、お父さんが昔お風呂で私のあそこ弄っておちんちんを大きくしたのだって覚えてるよ?」
「……頼む、止めてくれ、取り返しが付かないことになる」
「私はいいんだよ?本当にお父さんのこと好きだもん。
 後悔なんて絶対しないよ、好きな男の人はお父さん以外考えた事ないもん」

何も言い返せない、ただ止めろとしか言えない。
本当に止めてくれ、頼む、これ以上やったら取り返しがつかない。
頼むから私に、妻との約束を破らせないでくれ……。
0128名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:33:51ID:XgBEG506
「お願いなんだ、千香を傷つけないって約束があるんだ……」
「傷つけてるもん!お父さんの馬鹿馬鹿馬鹿!!!」
ポカポカと私の体を殴りつけ、涙声になりながら、私の中で千香は言葉を続ける。

「……」
「私覚えてるんだよ?お父さんがお母さんの名前を呟きながら唸されてたのを」
「……」
「最近お父さんが私のことを遠ざけてるのは、私とエッチしたいから」
言葉が出ない。

「私はお父さんのことが大好き、だからお父さんがお母さんのことで苦しむのを見ているのが辛いの」
ただ黙って、私は千香の言葉の続きを聞く。
「お願い、私をお父さんのお嫁さんにして……
 もう私のことを嫌わないで、お願いだから……」
それが切っ掛けに、私が押さえつけていた欲望が限界に達した。
しかし、崩壊寸前の私の理性は、千香を床に押し倒したところでなんとか持ち直した。
でも、もう私は止まれない、押さえつけられない。

「ありがとう、お父さん」
「……後悔するぞ」
「後悔しないもん、絶対に絶対しないもん!!!」
「……ご飯はどうする」
「プレゼントが先」

私は千香をお姫様抱っこで抱え、私の寝室へと連れていった。
小さな娘の体を、そっと私のベッドの上に寝かせつける。
「ねぇ、キスしてよ」
「ああ、分かった」
「んっ……」
0129名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:35:06ID:XgBEG506
千香の小さな唇にそっと口付けを交わし、私は娘の服に手をかける。
最初からこの状況を想定していたのか、千香の服はあっさりと脱げてしまった。
まだ小さな千香の幼い性器は、既にしっとりと湿り気を帯びていた。
「お父さんの見て、私も同じ事やってたからねー」
「……そうかい、電気は消した方がいいかい?」
「いい、お父さんの顔を見たい」

もう一度唇にキスを、それも今度は濃厚なディープキスをする。
多少は背伸びしているとはいえまだまだ子供、私が突き入れた舌に対して千香の舌はまだたどたどしい。
私は右手をそっと千香の割れ目へと伸ばし、反応を確かめるように軽く触る。
「はぁ……んっ…………」

感度は年齢の割に良く、クリトリスや割れ目の中を愛撫するたびに少しづつ濡れて行くのも分かる。
千香の体は小刻みに震え、舌の反応がピクリと変わる。
「ぷはぁっ、……ん……はぁ」
「痛くないか?」
「……ん、平気」

目線を下に移し、湿り気を帯びた千香の幼い性器を目に入れる。
じっとりと垂れる愛液と、心地よい熱を帯びて私の男を誘っていた。
今すぐにでも私の欲望を吐き出したいところではあったが、まだまだ潤滑が足りていない。
ローションか何かがあれば良いのだが、生憎そう言うのは昔からご無沙汰である。
「きゃ、お、お父さんそこは!」

私は顔を千香の割れ目に突き出し、舌先でそこを舐り始める。
僅かに甘く、子供の匂いがする千香の味を楽しみながら、唾液を使って潤滑をより上げてゆく。
「ふぁっ……!、んあっ……!くぅっ…!!」

千香の喘ぎ声はより強くなり、分泌される愛液の量も増えてゆく。
私は恥も外見も知らず、娘の小さな性器を己の口内で犯し尽くしていた。
柔らかで美しい千香のそこは、私が想像で蹂躙していた少女の姿と寸分違わぬ素晴らしいものであった。
私の舌が膣口に突き入れられると、千香の動きが一層激しくなる。
「あっ、あっ、来ちゃうよっ!!!」
0130名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:36:52ID:XgBEG506

千香の体がより大きく震えて、弓なりに仰け反った体は大量に分泌された愛液と共にその動きを止める。
どうやら千香は絶頂に達したらしい、随分ご無沙汰だった割には私のテクニックも衰えていなかったのか。
はたまた千香の感度が思いのほか良かったのだろうか。
まぁ、どちらにしろ千香を絶頂に導けたのなら対して違いはないのだが。
「んっ…はぁっ……やっぱり自分でやるのとは気持ちよさが違うなぁ……」

潤滑は十分、もう頃合であろう。それに私のそこも爆発寸前であった。
私は服を脱ぎ捨てると、そそり立つそれを千香の幼い性器にあてがう。
「いいか?」
「うん、来てお父さん……」
「……」
「どうしたの?」

すぐに私の肉棒を挿入して来ると思った千香であったが、予想が外れて頭を傾げている。
その疑問に答えるべく、私は言葉を続ける。
「千香はお父さんのお嫁さんになりたいんだったよな?」
「そうだよ」
「だったら、お嫁さんらしく康介さんとかあなたとかはどうだい?」
「あっ、やっぱりお父さんって呼ばれるのは嫌なの?」
「いや、そういう訳じゃないんだが……」
「うん、いいよ。じゃあお父さんじゃなくてあなたって言うね」

娘を犯すという背徳感に目を背けているのは嘘ではない。
しかし、私はあくまで娘を妻の代用品として欲望の捌け口にはしたくない、そう考えていた。
だから私は桃子を今度こそ吹っ切り、私の気持ちの中だけでも千香を妻として娶りたかった。
ただそれだけの話なのだが、それは言う必要などないだろう。
「来て、あなた……」
「いくよ、千香」

男の侵入を拒む、幼く無毛のスリットを掻き分け、巨大な私の分身がずぶりとそこに捻じ込まれる。
「く…んっ……」
0131名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:39:27ID:XgBEG506

やはりというか、未成熟な千香の性器と私の性器では元々のサイズが違う。
少しずつ、少しずつ進むものの、小さく狭いそこは私の侵入を固くなに拒む。
ゆっくりゆっくり、少しでも傷つけないように侵入させるが、それ以上に私の性器に与えられる快楽は恐ろしいものであった。
クニクニと形を変え、私の肉棒をきつく締め上げるその刺激は、すぐにでも出してしまいたいほどの快楽を私の本能に直接叩きつける。
しかしそこで射精する訳にもいかず、懸命に挿入を続けていく。
「いくよ……痛いけど我慢しろよ」
「大丈夫、一気にお願い」

千香を抱き良せ、もう一度キスをする。
そして、私は思い切り千香の中めがけてそれを突き入れた。
「………!!!」

処女の証を私によって奪い取られると、千香の体がこわばり、私を抱く手に力が篭る。
私は千香を落ち着かせるようにキスを続け、頭を撫でる。
私の肉棒は我慢に我慢を重ね、少しでも長く持つように限界の瞬間を先に遅らせる。
「ぷはぁっ!」

千香と私の唇が離れた時、きゅうっと締め付けられたその衝撃に抗うことはできなかった。
「中に出すぞ……」
「ふあっ……んあああっ!?」

私は絶頂に達し、千香の奥深くに大量の精液が叩きつけた。
射精感に伴う至福の快楽から少し冷静になった所で、ふいに不覚に沈んでいた衝動が不意に持ち上がる。
この愛しい娘をもっと愛したい、孕ませたい。
娘との性交を行った私の理性のタガは外れてしまい、もはやそのような衝動を押さえつけることすらでなかった。
「……ごめん、千香」
「え?ふぁっ!?」
0132名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:42:06ID:XgBEG506

私は千香を抱きかかえ、衝動のままに肉棒の抽挿を開始した。
それは千香と言う女を抱き、愛し、快楽を得るためだけの行為。
ずっとずっと心の中でしたいと考え、決して叶わなかったはずの行為。
夢心地の中で私は現実感を忘れ、幼い割れ目目がけてさらに大量の精液を打ち付けた。
千香の反応すら気にせず、私はまだ膨らみすら感じられない千香の乳首を舌の上で転がす。
未成熟で性感は無いか、あるいはそうではないかすら考えずに、ただ柔らかなそこの味を舌先で楽しんでいた。

「あん、ふあっ!!!」
挿入前にしっかりと潤滑を高めていた効果はあり、千香の上げる声からは嬌声もいくつか聞こえてくる。
その嬌声は私にさらなる衝動を与え、二度射精しているにも関わらず勢いの衰えない私自身にさらなる欲望を与えていた。
肉と肉のぶつかり合う音と、娘の嬌声の中で、更に私は精子を子宮の奥深くに吐き出すべく性感を高める。
「出るぞ、出るぞっ!!!」
「来て、来てあなたっ!!!」

結局七度目の射精で私は限界となり、千香との性交を終える。
その千香はと言うと私より先に根を上げていたらしく、既に意識はなく寝入ってしまっていた。
気怠さの中で、私は千香の割れ目からとろりと流れ出る大量の精液に血が混じったものを拭きとる。
それを終えると、一仕事終えた後のように急な眠気が襲いかかる。
その眠気に逆らおうとすら考えず、私と千香は全裸のまま眠りに付いた。

0133名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:43:42ID:XgBEG506



翌日、千香は盛大に寝坊をした。
処女喪失の痛みもあり、学校に行かせるのも辛いと判断した私は、風邪と偽って千香を休ませた。
その後、一日置かれてすっかり冷めてしまった誕生日パーティの料理を温め直し、遅い食事を千香と共に楽しんでいた。
「ね、私はお父さんのお嫁になったんだよね?」
「そうだ、千香」
「嬉しいなぁ……ありがと」
「はは、昨日はゴメンな」
「いいって、最初は痛かったけど最後の方はそんなに痛くなかった気がするし」

私の胸の中に、千香が飛び込んでくる。
「大好きだよ、お父さん」
「はは、ありがとう」
「それと、一つ聞いて欲しいことがあるんだけど?」
「なんだい?」
「浮気禁止ね、今度からはオナニーの代わりに私とエッチすること、いいね?」
「……」

早速浮気禁止例を出されてしまった、元より浮気する気などないが……
「じゃあ、これ食べ終わった後にもう一度エッチしてもいいか?」
「もう、本当に節操がないなー」
「駄目かい?」
「いいよ、私は奥さんだからね、それぐらいは当たり前のことでしょ」
「はは、ありがとうよ」
「じゃ、ごはん食べよ、私お腹ペコペコだよ」

頂きますと一緒に挨拶をして、遅い食事が始まった。
食事の後に私と千香は再び愛しあい、夢見心地のまま眠りに付いた。


その夜、私は不思議な夢を見た。
桃子そっくりの女性と私が、千香そっくりの女の子と手をつないで一緒に歩いている夢だった。
それは決して得られなかった未来か、あるいはこの先訪れる未来なのかは分からない。
私は夢の中で桃子に約束破りの懺悔をしながら、いずれ誕生するであろう新たな娘への期待を抱かずにはいられなかった。
0134名無しさん@ピンキー2009/12/24(木) 00:44:54ID:XgBEG506
投下終了、長くなりそうだから分けたけど結局18レスにしかならなかったから分ける必要は無かったかも。
欲望のままに書き綴ったんで、タイトルは今のところ未定です。
0141名無しさん@ピンキー2010/01/06(水) 00:21:56ID:yFH32ni9
お父さん、お年玉をまだ貰ってないよ。
早くちょうだい!
0142名無しさん@ピンキー2010/01/11(月) 02:58:55ID:lLPtdBY6
フゥ・・・お父さんの玉を欲しがるなんていけない娘だな・・・ハァハァ
0143名無しさん@ピンキー2010/01/11(月) 17:11:44ID:Th4rB+DW
お父さん……。
私、またイッちゃうの。
お父さんのこと思いながら、またイッちゃうの。

いつも生意気なことばかり言ってごめんなさい。
でもね、本当は違うのよ。
そうでもしないと、うまく自分がコントロールできないの。
本当は甘えたくて、いつもそばにいたくて仕方ないのに、そんなことしたら自分を抑え切れなくなりそうで怖いのよ。

もちろん分かってる。
私はお父さんからすれば、ただの子供としてしか見ていないのは。
もちろん分かってる。
お父さんの横には、いつだってお母さんがいるということも……。
でも、その事実が私を苛立たせ、思ってもいないことを口にさせる。

だからごめんなさい。
私は妄想の中のお父さんに謝罪しながらも、それでも秘所をまさぐる手を止めない。
いや、止まらない。
妄想の中でお父さんは、私を愛してると言ってくれる。
妄想の中でお父さんは、私を求めてくれている。
妄想の中でお父さんは、私を犯してくれる。
時には、私がお父さんを犯したりなんてことも考えたりしてしまう。

いけないことだと分かってるのに、妄想が止まらない。
手も止まらない。
自然と喘ぐ声も大きくなり、お父さんを求めてしまう。
ほら見て。
あなたの娘はこんなにいやらしいの。
あなたを思いながら脚を大きく開いて、見せ付けるように秘所をまさぐってる私を、いっぱい見て。

「お父さんイッちゃうっ私、お父さんにイカされちゃうっ。お、父さっ……っっ」

視界から何もかも消えて、私はイッた。
妄想の中のお父さんも、私の中にたくさん出してくれた。
そして、こう囁くのだ、お母さんよりも良かったよ、と。

「……あ、あなた、今なんて」

不意に聞こえた声。
余韻に浸りながらも、声のした方へ上気した顔を傾ける。
自室のドアの前には一人の女がいた。
今しがたドアを開けたと思われる動作の途中のまま、その場に硬直している。

これが幸せな家族像を歩んでいた私たちの、崩壊の序曲だった。
0144名無しさん@ピンキー2010/01/11(月) 17:15:18ID:Th4rB+DW
文学っぽさを出したかったのだが、難しかった……orz
まあ小ネタということで。
0147名無しさん@ピンキー2010/01/16(土) 16:40:08ID:ntkH4sqB
まげ
0150名無しさん@ピンキー2010/02/03(水) 18:40:38ID:RaHCZA02
はげ
0153親子の絆 第十三話 「口争」 1/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:53:27ID:7QZSVIf+
「どうもすみません、お邪魔させて頂いて。」
「いえ、こちらこそウチの娘が大変なご迷惑をお掛けしました。」
玄関に立つ背広の男が頭を下げるのに合わせて、
家の主と思われる男――斉藤和彦が深々と頭を下げた。
それを背広の男の後ろの少女は眺めている。
「いえいえ。それより想子ちゃんの様子はどうなんですか?」
「あれ以来、私が家に居る時間は、ほとんど部屋に引き籠もって
 しまっていて……一体どうしていいものか……。」
暗い顔をする和彦に、背広の男は力強く言った。
「大丈夫です。私に任せて下さい。
 私には彼女の気持ちがわかりますから。」



彼は一年四組の担任教師の白沢という男である。
大事件を起こし不登校になってしまった、自分のクラスの生徒、
斉藤想子を再び登校するように説得するために、自宅を訪れたのだ。
そのために彼は今回の家庭訪問にクラスの女子生徒の一人、
倖來(さら)も同行させた。

「クラスメイトの倖來です。」
白沢の後ろに居た倖來は、少しだけ和彦に頭を下げた。
「ああ。来てくれてすまないね。」
力無い笑みで応えるこの父親を倖來は観察する。

年はまだ若い。
体格も決して小さくなく、顔も精悍だ。
多少は想子を羨みたくなるような父親だ。
だがそれでもどこか小心者のような影が拭えない。
率直な話、頼りない父親というのが倖來が抱いた印象だった。

「さあ、上がって下さい。」
和彦の後について、白沢と倖來は共に玄関から上がり、
想子の自室に向かう。
階段を上がった先にある、二階の奥の部屋。
和彦はそこで立ち止まり、軽くノックをして呼びかけた。
「想子。担任の先生が来てくれたぞ。顔を出しなさい。」
少しの沈黙の後、和彦に向けてドア越しに辛辣な声が浴びせられた。

「何で入れたの!? 追い返してよ!」

「ご覧の有様でして……」
担任を申し訳なさそうに見る和彦。
するとドアの前に担任が歩み寄り、和彦はそそくさと脇にどいた。
今度は担任が呼びかける。
「想子、ちょっといいかな。今日は家庭訪問でね。
 このままでいいから僕の話を聞いてくれ。
 心配しなくてもいい。
 一学期の終業式はもう終わったから、
 すぐに登校しろとは言わないさ。」
0154親子の絆 第十三話 「口争」 2/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:54:05ID:7QZSVIf+
「……」
「二学期に入ってから少しして、一泊二日の林間学校があるのは
 知ってるだろ? クラスの親睦を深める大事な行事だ。
 それに想子を誘いに来たんだよ。」
「……」
想子からの返事は何一つ無い。
なのに想子を説得出来ると豪語していたこの担任教師の行動を、
傍から見ている倖來は、内心冷ややかに思っていた。

本当に大丈夫なの?

だがそんな倖來の心配を余所に、白沢は動じること無く
ドア向こうの想子に向けて自分の過去を語りかけ始めた。
「これは僕の昔の話なんだけどね――」

白沢は話す。
想子ぐらいの時、人の輪に入るのが好きじゃ無かったこと。
ませていて、頭でっかちで、冷静ぶっており、
同級生達のことを、何も考えずに騒いだり暴れたりする
頭の無い下劣な連中だと見下していたこと。
そして、そうした発想によって人を傷つけることもしたこと。
でも様々な出来事がきっかけになって、
後で間違っていたことに気付いたと、彼は言う。
想子からの返事は一切帰ってこないが、語り続ける。

「――――――でね、その時やっと気づいたんだ。
 これがあたたかさってものじゃないかって。
 僕も心を開けば、人の輪の中で幸せになれるんじゃないかって。」
「……」
「それに君を虐めてた麗美達なんだけどね。
 本当は探せばいい所もあると思うんだ。
 僕は麗美とよく似たような人と、結婚していてね。
 我は強いけど、良い所もあるんだよ。」
「……」
「君が麗美達に報復したのは別に悪いことじゃないし、まあ仕方ない。
 でも、抵抗なんかしたって何にもならないんだ。
 だから想子、僕と同じように君も変わって、クラスの輪に入るんだ。
 君から変わればクラスのみんなだって受け入れてくれる。
 現に今日は倖來も一緒に説得しに来てくれたんだ。ほら、倖來。」

「……え!」
白沢がこちらに向かって振り向いて促して来た時、
倖來は我に返って驚いた。

あれ、あたし――

気付かぬ内に白沢の言うことに聞き入っていた。
それだけ白沢が想子に向かって話すことが、
心打たれる素晴らしさに満ちていたのだ。
倖來は白沢に習うように、ドアの前に立って中の想子に呼びかける。
0155親子の絆 第十三話 「口争」 3/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:54:42ID:7QZSVIf+
「想子、聞いている? 想子のしたこと、
 あたしは別に恨んでないし、 クラスの他のみんなも気にしてない。
 だから戻ってきたって大丈夫よ。」
「……」

自分が呼びかけてもやはり返事は無く、
倖來は白沢に肩を叩かれて後ろに下がる。
また白沢が話し始めた。

「聞いたかい、想子? だから頑なになっちゃ駄目なんだ。
 自分の殻に閉じこもらずに心を開くんだ。
 僕はね、君のことが本当に大切だから、
 君のことが分かるから言ってるんだ。想子――」

迷いのない透き通った声で言った。

「君はね、変われるんだよ。」

美しい余韻が倖來の耳にも後を引いて残る。
白沢はここでいったん言葉を止めた。
言うべき事を言い終わって、返事を聞きたいのだろう。

「……」

想子からの返事は相変わらず一言も帰っては来ない。
だがそれでも白沢は自分の言葉が想子に通じており、
少し時間を置けば理解すると信じているのだろう。
想子に返事を促すことなく、白沢は告げた。
「じゃあ、今日はそろそろ帰るよ。」
美しい説得を終え、後は飛び立ち、
綺麗な余韻のみをこの場に残そうとする白沢。
傍から見ている倖來にとって、この一連の説得はまるで、
鳥が飛び立つような美しさがあった。
「また次に来た時に、是非いい返事を――」
だが、その時。

ばん、と大きな音がした。

「――!?」
その音によって白沢は言葉を止めさせられ、
地を蹴って飛び立とうとした足をその場に釘付けにされた。

大きな音に続けて、声。
「お前は何を言ってるんだ?」
倖來がその声の方向を振り向くと同時に、声の主は叩きつけた腕を
壁に当てたまま、白沢へ向けて言った。

「宗教の勧誘なら二度どころか、一度ですら本当はお断りなんだがな。」

斉藤和彦――
0156親子の絆 第十三話 「口争」 4/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:55:18ID:7QZSVIf+
想子の父親であり、先程まで頼りなさそうな姿を
晒していた筈の男である。
だがそんな様子などもはやどこにも無い。
和彦は伏せていた瞳を開いて、しっかりとした視線で担任を
睨むように見据えていた。
最初に玄関で出迎えた時からずっと被っていた擬態を解いたのだ。






「最初から文句を言うつもりだったんだがね――」
和彦は自分の苛立ちをわざと滲ませるように、
棘のある口調で話し始めた。
「どうせだから君の口から、君の主張を出来るだけはっきり聞かせて
 貰いたかった。だからこうして君に説得という形でべらべらと
 喋らせるお膳立てもしたというわけだ。
 案の定、君の言いたいことは非常に良く分かったよ。」
白沢は、突然の和彦のあからさまな
態度の変化を飲み込めていないようだ。
困惑を露わにしたまま和彦に聞き返す。
「一体どういう……。」
「今、言わなかったかな?」
和彦は頭を掻いたのち、白沢を指さした。
「君のしつこさに文句があるんだよ。」
そう言うと、和彦はここ二週間程の白沢の行動について述べていった。

幾度も家に電話をかけてきたこと。
最初は和彦が居なかったので想子が応対したが、
先程と同じような内容で説得しようとしてきた。
和彦が応対した場合は、想子と話をさせてくれと言ってくる。
その場合、和彦は娘が嫌がるからと断わるが、それでも諦めない。

「――だからさ、白沢君。いい加減そろそろ想子のことから
 お引き取り願おうと思ってね、君とお話をするために
 家庭訪問という奴も認めてやったわけだ。」
「――」
「さて、君はもう自分の言い分を充分言っただろう?
 茶番はここまでにして、今度はこちらから言わせて貰おうか。
 もっとも正直、君が本気で言っているのか、
 真意を計りかねているんだがね――――」

まだ戸惑いを隠せていない白沢に構わず、和彦は容赦なく問う。
「まあ、単刀直入に聞こう。君は不登校の生徒がいると失点がつくから、
 でまかせを言って登校させようとしているのか?
 さもなくば――君は傀儡なんじゃないのか?」
「傀儡って……?」
「君の言う”あたたかい人の輪”のお仲間のことだよ。
 彼らが望むことが単に君の口から出ているだけなんじゃないのか?
0157親子の絆 第十三話 「口争」 5/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:55:45ID:7QZSVIf+
 仮に君が本気で言っているなら、そう考えると辻褄が合うんだよ。」
「傀儡って……どうしてそんなことを言うんですか?
 わけがわかりませんよ。」

 何を馬鹿なと言いたげに苦笑する担任だが、
 和彦は冷たい目で見据え続ける。
「ならば君はどうしてそんな爽やかなな顔で、
 想子に変われるなどとと言える?」

「……? どういうことですか?」
「想子はそういった付き合いには向いていない。だからクラスで
 あんな扱いだったんだろう? 君達に合わせて変われなんて、
 自分に圧倒的に不利なルールの遊びに付き合わされて
 ボロクソにされるようなものだ。」
「そんなことありません。 変われるんですよ。」
「変われる変われるって何の精神論だ? だから俺は君が嘘つきか、
 傀儡って言ったんだ。」
「は?」
「自分に出来るんだから出来て当然、努力すれば変われるに
 決まっている、だから悪いのは想子の方だ。
 馬鹿にしていたクラスの連中は、そう決めつけて開き直りたいに
 決まっているだろう? 人間なら当然の心理だ。
 無論、馬鹿にしている以上、実際に心の底ではちっとも信じては
 いないだろうがね。
 そうした暗黙の後押しがあるから、
 君は自信満々にそんな主張を出来るんじゃないか?」
「違います。誰の言葉でもありません。私が自分で気づいたからですよ。」

白沢は迷う様子を全く見せずに否定した。
すると和彦は謎掛けのような問いを返す。
「何言ってるんだ? 君がどうやって判断したのか、
 君が知っているはずがない。」

「……え?」
「人は無意識にほとんどの物事を判断している。
 悩んだ時でさえ人が意識出来るのは最終決定であって、
 方向性はほぼ決まっている。その君の行動をほぼ決定づけた無意識が、
 どういう過程で判断をしたのか、君にもわかるはずはないだろう?
 出来るのは推察だけだ。」
「いや、そんなこと――」
「で、俺の推察なんだがさ。君は彼らの空気を読んでその結果
 彼らのために、布教をしようとしているようにしか思えないんだ。
 つまり愚かにも自分達に敵対する想子が、
 自分達の素晴らしさを理解して悔い改めるという、
 連中が聞いて気持ちの良い茶番劇をやれってことだよ。」
「……」
「どうなんだ?」
「……あの、何を言ってるんですか?
 違いますよ。別にそんな理由じゃありませんよ。」
0158親子の絆 第十三話 「口争」 6/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:56:18ID:7QZSVIf+
白沢はやはり動じない。
和彦が何を言おうと意に介さず、自分の意見を崩さない。
和彦は考えていた。
この男に揺さぶりを掛けるにはどうすればいいか。
和彦は会話の最中にもそのことに頭を働かせ、
抜かりなく準備を整え、機を伺った。
和彦は担任教師の陰で縮こまるその人物をちらりと横目で一瞥すると、
すぐに担任への反論を再開した。

「そもそも、あれほど嫌な思いをさせられた君のクラスの連中になど、
 顔も合わせたくないに決まっているだろ?
 それなのにおたくのクラスで再チャレンジなんてしたら、
 確実に躓づいて次の再起が余計に困難になる。
 俺はそう思うんだが、君はどうしてそんなことを?」
「そうじゃなきゃ駄目です。報復を行ってそれっきりじゃ結局、
 想子ちゃんが罪の意識に苦しむだけです。
 そんなんじゃ誰も幸せになれませんよ。だから来るべきなんです。」
「え? 君は何を言っているんだ?」
「……は?」
「罪の意識? 何、それ? それで苦しむなんてそんな馬鹿な。
 他人を否定するのは最高じゃないか。苦しむ姿を見て優越感に浸り、
 自分の存在を確認して安心する。人間にとってこれ以上無い娯楽
 じゃないか。想子だってそれを楽しむべきに決まっているだろ。」
和彦はとても楽しげに力説した。
「――」
白沢は一時、呆気に取られた。
口論の最中に、どう考えても非難され放題な内容を話すという、
あまりに予想外な行動だからだ。
白沢は俄然勢いに乗って、和彦の言葉に噛みつく。
「あなたこそ何を言ってるんだ?
 そんなことしたら、想子ちゃんは苦しむに決まっている。
 幸せになんかなれない!
 正気で言っているんですか?」
「……え?」

白沢の反論に、和彦は呆けたような表情をする。
『そうなの?』と、今にも問い返しそうだ。
そして思わぬ人物に話を振った。

「なあ倖來ちゃんだっけ。」
急に声を掛けられた倖來は驚いた。
和彦が豹変してから何一つ話しておらず、
ずっと口論の陰で放置されていたからだ。
「担任の先生はこう言ってるんだが…そうなのか?」
問いかけた和彦は、白沢の言っていることに心底驚いているような、
間抜けとしか思えない表情を浮かべた。

その与し易そうな、押せば今にも倒れそうな様子に倖來は釣られた。
先程から倖來は黙ってはいたが、白沢の主張とは対照的な
和彦の主張を聞く度に、不快感を募らせていたのだ。
0159親子の絆 第十三話 「口争」 7/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:58:04ID:7QZSVIf+
チャンスさえあれば、和彦に言ってやりたかったのだ。
だからこそ、口論が始まって以来、大人同士の争いに怯えて
白沢の陰で縮こまっていた彼女が、初めて前に出て率直に
自分の本音を言った。

「そ、そうです!」
「え。そ、そんな……」
倖來が力強く断言すると、和彦は露骨にうろたえた。
それを見た倖來はますます強い口調で言う。
「想子の為になんかなりません!
 先生の言う通りです。人を傷つけたって後で罪の意識に
 苦しむだけで、何にもなりません!
 想子が努力して変わればいいのに何を言ってるんですか!?」
倖來にとって言いたいことが言えるのは気持ちが良かっただろう。
だが、先程からの和彦の一連の不審な行動に、露骨なわざとらしさを
嗅ぎ取っていながら、肝心なことには気づくことが出来なかった。

攻めている自分こそが下がる和彦に、
実は狙い通りに誘い込まれたことに。

和彦は今まで以上にわざとらしく首をかしげる。
「あれ、おかしいなあ?」
自分を省みられれば、あんな餌に釣られる筈が無いものを。
倖來の迂闊さを内心で嘲い、和彦は
「君、想子を馬鹿にして楽しんでなかったっけ?」
罠を閉じた。

「――」
倖來は固まった。

「俺は警察の人間だからね。あの事件の際に行った聞き込みの内容を
 知っているよ。確か君は主にやっていたグループじゃ無いにせよ、
 少なく見積もってもある程度は想子を馬鹿にしていた、
 俺はそうだと聞いているんだがね。
 現に想子が口裂け画像メールの送付先の一つに、
 君を選んでいるわけだしね。」
「――」
「さっき先生と君が非難した俺の主張はね、
 君のような人物を思い浮かべて言ったつもりなんだ。
 なのにさあ、なんで自分は関係無いって顔をして、
 この先生の言っていることに賛同しているのかなあ?
 想子を馬鹿にするのを罪の意識も無く、とてもとても
 楽しんでいたよね? 将来も反省しないよね?
 そのこと忘れちゃったのかい?
 なのに、どうして急にモラリストになったんだい?」
先程取った言質をちらつかせ、和彦はわざとらしく惚ける。
倖來は口籠もったまま答えることが出来なかった。
それを確認した和彦はいよいよ口調を怖いものに変え、
倖來を追求し始めた。
0160親子の絆 第十三話 「口争」 8/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 06:58:39ID:7QZSVIf+
「本音を出したみたいだな。人数の利、モラルの無い声の大きさで
 自分達は罪の意識を持たず、他人には罪の意識を抱かせようとする。
 自分には無いモラルを他人には要求する。意識さえしていないから
 下心とすら呼べない程、呼吸するみたいに君には当たり前のこと
 なんだ。自分が偉いことはな。だから最初に吹っかけておきながら、
 想子が変わればいいなんて、君は開き直れるんだよ。
 いい御身分なことだ。」
「――」
「だがな、都合のいい所だけお前と想子を一緒にするな。
 想子が罪の意識を持ち易いのは事実なんだ。
 麗美の頬を切り裂いて、君達を脅すメールを送ったことだって、
 きっと心の負担になってるよ。
 最初にやりたい放題やった君達は心なんて痛めないのにな。」
「――」
「なのに君はその部分を尊重して自分が反省しようとは決してせず、  ただ想子の抵抗が気にくわない。
 だから想子が自分を改めれば幸せになれるという、
 君には聞こえの良いこの白沢君の発言に飛びついた。
 自分が寛容で想子が狭量だという構図になるからな。
 だが、これでは想子の罪の意識を尊重したのではなく、
 ただつけこもうとしているだけだ。
 敬意があればそんな図々しいことが出来る筈が無い。
 想子のためというのはインチキだ。」
「――」
「君たちの言う、友情だとか愛情だとか絆だとかはそんなに神聖なのか? 笑わせるな。自分を持ち上げたいが為に言っている自画自賛だ。
 根底にあるのは自分の欲でしかなく、それ以上でもそれ以下でもない。
 エゴを協力して通すために、一人一人がつるんでいるんだ。
 だから君達は想子をコケにしているんだろう?
 そんなものをよりにもよって想子の前で平然と賛美するなんて
 面の皮が厚いというか、驕り高ぶるにも程があるぞ。」
「――」
「仮にだよ。想子のことをちゃんと大切に思う人間が聞いたとしたら、
 これ以上無い侮辱だろうね。」
そう言うと和彦は倖來を一瞬睨み付け、倖來は思わず足を竦ませる。
するとここで和彦は頬を緩め、口調を柔らかなものに変えた。

「さて、と。文句、あるかい?」
「――」
「文句があるなら言ってみるといい。言いさえすればこの先生が
 君の味方をしてくれる筈だ。俺も君に後で、怖そうな父親だったから
 何も言えなかったなどと、言い訳の余地を与えたくないんだ。」

自らの余裕をひけらかすが如く、和彦はことさらに穏やかな口調で話す。
お前には勝てない。
そんな笑顔で和彦に見下ろされ、倖來は動揺を全く隠すことが出来ない。
目をせわしなく動かし、一度白沢の方をちらりと見て、
そののちにやっと意を決したのか、睨むように和彦を見上げた。
しかしそれも長続きせず、諦めたように視線を逸らし
「あ、あの……」
0161親子の絆 第十三話 「口争」 9/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:15:33ID:7QZSVIf+
倖來は言った。
「あ、あたし、もう帰りますね……。」
怯えた者が強者にへりくだる時にする、ぎこちない笑みを倖來は作った。
元々、倖來はこの担任から二学期に内申書を加算してあげるからと言われて同行したのであり、大したやる気など無かったのだ。
腹いせに大声で喚き散らしてやろうかとも思ったが、大人の男相手にそれをする勇気はやはり無かった。
「ああ、そう? ま、ご自由に。」
倖來にとっては幸いなことに、和彦は制止しようとはしなかった。
しかし倖來の腹の虫は収まったわけではない。
こんなことになるなんて聞いてないと、最後に白沢を一睨みした。
「じゃ、じゃあ、あたしはこれで!」
「ちょっと待った。まだ話は終わって――。」
倖來が小走りで駆けだすと白沢が慌てて制止したが、足音は決して
止まらずに、すぐに玄関の扉が閉まる音が二階まで響いた。
白沢だけが一人、この家に取り残された。
”白沢”への攻撃を成功させた和彦は、
勝ち誇ったような態度で、彼の反応を窺う。
「白沢君、あれは典型的な君のお仲間だと思うんだが……
 俺の言っている事が図星だから逃げ出したようだぞ。
 それでもまだ自分に正当性があると言い張るかい?」
和彦の狙いは、白沢だった。
倖來を叩き潰したのは、実質的に白沢を支える本体を狙うのが
目的だった。
まず白沢の陰に隠れるように何も言わない倖來に白沢への支持を
表明させる。
更に倖來の矛盾を指摘することで白沢の支持者の下心を暴き出す。
これらにより、先程自分が白沢に対して言ったことが
正しいのだと証明した。
この傀儡には効いた筈だ。
和彦は確かな自信を持って、白沢への反応を窺う。
白沢はしばらく黙っていた後、口を開いた。
「そんなこと、ありません。」
「……」
「大人に面と向かって言われれば萎縮するでしょう。
 あなたが責めるから、倖來は反論出来なかったんです。
 ですから、あなたの主張が正しいというわけじゃない。いいですか? そもそも――――」
 白沢は再び先程と同じようなことを話し始めた。
「……」
和彦はすぐに反論しない。
黙ったまま白沢の様子を観察し続ける。

若干、声は早口となり抑揚は大きくなっていて、
動揺しているのは見て取れる。
先程の攻撃の効果はあったらしい。
しかし重傷とまではいかなかったようで、中途半端に手負いに
したことで諦めさせるには却って困難になったようだ。

元よりこれは一対一の口論だ。
0162親子の絆 第十三話 「口争」 10/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:17:35ID:7QZSVIf+
ディベートのように相手と戦っているように見えて、
実際は周囲の人間に正当性を訴えるようなことではない。
仮に大量殺人を犯した凶暴な囚人と、一般人にお互いの罪深さを
責め合わせたとしたら、遥かに罪深い殺人鬼が勝つだろう。
自分の間違いを認めなければ、負けることはない。
どれだけ慎み深さが欠けているかを競う、
醜いエゴの押しつけ合いなのだ。

和彦はそのことを充分承知し、この担任が屈しないことを
最初から覚悟していた。
だが和彦はそれでもなお、抑えきれない不快感を募らせ始めていた。
それは単にこの白沢という男に対するものではない。
彼は半ば透明で、その一挙一動に世界全体が凝縮して映し出されている。だから彼というスクリーンを通して見えてしまうのだ。
自らの判断、思考、利益に沿うものは美しいのに、
逆に反するものは全て醜く見えるという人の持つ業が。
それは当然、同じ人間である和彦自身にもあることになる。
決して自分では見えないその部分を、目の前の敵を通して垣間見た
和彦は、自分に対する不快感と、どうしようもないやるせなさを感じていた。
本来、誰が悪いわけでもない。
だが、ここまで考えが行き着いた和彦の中に、別の新たな怒りが湧いた。
不利なルールであるが故に自分にはそういったものが見えてしまう。
だが、彼らは自覚をしないのか、と。
仕方がない。
生物である以上、必要に迫られなければ成長しない。
わざわざ自分の得にならない方向に向かうことを成長とは呼ばない。
それはただのお人好しだ。ならば――
和彦は決意を新たにした。
痛い目に遭って貰おうか。
お前に”成長”してもらう。
「ですから、想子ちゃんは――」
自分の持論をしつこく語り続ける白沢。
彼に対して和彦は攻撃を開始した。

「うるさいぞ。ビッチで下品で下等な生きる価値の無い女を
 嫁に貰っているような馬鹿に言われたくないね。」

和彦から唐突に浴びせられた罵倒。
このたった一言で、白沢の顔が強張った。
「何だって……? あなた、言っていいことと悪いことがある。
 何でそんなことが言えるんですか。」
喰ってかかる白沢に、和彦はまるで相手をするつもりがないかのように、
淡々と言った。
「いや、さっき君さ、僕の妻は麗美によく似ているって言ってたでしょ。
 君が言ったことが根拠なんだが……。」
「確かに言いましたよ。でも麗美も僕の妻もそんな扱いをされる
 人間じゃない!」
0163親子の絆 第十三話 「口争」 11/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:18:10ID:7QZSVIf+
「君は麗美と同じだと主張するんだな?
 なら俺は事実を言ったまでだよ。
 だって麗美はそうなんだから。
 そして君は連中に都合の良い解釈をしてあげる、
 ロクデナシということだ。」
「何だって……。」
「確かに良いところを見つけようとすれば、見つけられるだろうな。
 いくらだって、な。
 だが、粗探し同然の”良いところ探し”に連中が飛びつき、
 自分の価値を高めて反省しないなら俺があえて言おう。
 良いところなんて一つもない。早く死ね。」
「あんた……!」
 白沢は今にも和彦に掴み掛かりそうな顔で睨む。
 すると和彦は苦笑いをした。

「おいおい、怒るなよ。俺は君のことが心配だから言っているんだぞ。」
「は? どういうことですか?」
「治安を守る警官として、人を育てる教師が間違った認識を抱いている
 のが不安だったのさ。そんなんじゃ君は誤った人間を量産したり、
 今みたいに被害者の前で無茶苦茶な発言をしたりするからな。
 いいかい。俺は君のことを大切に思っているから言っているんだ。」
「……?」
「頑なになっちゃいけない、自分の殻に閉じ籠もらず、
 心を開いて認めるんだ。そう――」
「……!」
ここで白沢はあることに気付いた。今、和彦の言っていることは――。
そうだ。
和彦は白沢が先程、想子に語った時と同じような、
”そっくり”な笑顔を浮かべて優しげに言った。

「――白沢君、君は変われるんだよ。」
「……」

自分が言われる気分はどうだ?
和彦は心の中で一言、そう付け足した。
先程の白沢がどれだけ想子を愚弄していたかを、
そっくり真似ることで披露したのだ。

その暗黙の意図を白沢は当然、理解することはなかった。
”正しい”白沢は和彦がしたことを、自分のした説得を茶化して
馬鹿にしているとしか認識しない。
縄張りを広げるどころか、逆に縄張りに踏み込まれたその怒りが、
白沢の中で沸騰した。

「あんた!」

白沢は声を荒げて、和彦に詰め寄る。
しかし和彦はまったく動じることもなく、
「アッッ!」
と唐突に気合いのようなものを発した。
0164親子の絆 第十三話 「口争」 12/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:19:19ID:7QZSVIf+
白沢は反射的にびくりと動きを止め、体を庇うように両手を上げる。
その瞬間には、既にその手の指の一本を和彦は捕っていた。
捕った指を強く握りしめて指関節を完全に極めながら和彦は、
にぱあ、と笑いかける。

「やめたほうがいい。」
「――」
余所の子供を諭すように、優しく語る。
「恫喝や、ましてや暴力なら警官相手に勝機は無い。
 ただ君が不利になるだけで、利なんて微塵もない。
 そうだろう? だから――」
握りしめていた指を放し、その手でまるで友にそうするように
担任の肩をぽんと気軽に叩いた。
「話し合おう! ……穏やかにね。」

「……」
担任はよろよろと数歩下がり、無言になった。
彼は既に和彦に呑まれてしまっている。
だから、何も言えないのだ。

和彦のしたことは全部計画的に行ったことである。

まず挑発をする。
白沢がそれに切れて、怒りに身を任せてこちらを恫喝、
つまり脅しを含めた争いの土俵に乗ったらしめたものだ。
そこで恫喝し返して、完全に怯えさせる。
恫喝や暴力では勝てないことを印象づけ、
ひいては通常の口論においても後を引くようにする。
後は優しい声に切り替え、それが白沢にとって不利な戦い方だという
事実を諭す。
そうして自分が正しいことを言っているのだと、
白沢に強制的に認識させて彼の自信を揺るがせることに成功した。
飴と鞭を駆使し、心理的優位を奪ったのだ。



この戦いはつまるところ、詐欺と恐喝の対決だったと言える。
白沢が説得で使っていた方法は、宗教の布教のような、
感情に訴えかける方法である。
毒を甘い味で誤魔化しながら、相手に分からないように
徐々に盛っていくのだ。
罪悪感による迷いがないため、毒を盛るしぐさに乱れは無く、
そこから察するのは難しい。

だが和彦は、最初に白沢の言葉を口に含んだ瞬間、
既に異常に気付いていた。
それから何度も良く噛んで入念に舌で言葉の味を確認し、
何の毒か指摘出来るほどの当たりもつけていた。
そんなものを和彦がそのまま飲むわけがなく、
白沢の戦法は悉く失敗に終わった。
0165親子の絆 第十三話 「口争」 13/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:20:21ID:7QZSVIf+

更に、和彦の方も何もせず黙っていたわけではない。
最初こそスマートな勝利を、円満な解決を望む和彦は、
自らの毒を理で抑えた、理詰めの説得を試みていた。
だがそれは白沢が全く引く気が無いのを確認して、
充分努力したと自分へのアリバイを作るためだ。
そして和彦は、今まで身に付けた全ての技術を容赦なく
使用する決意をした。

刑事という職業上身に付けた、脅し、罵倒、それらの使用をも含めた
”説得”である。
脅しや罵倒は、毒を注入する穴を相手の体に穿つ牙となる。
抵抗を続けるわからず屋に、四の五も言わずに噛みつき、
牙から毒を流し込み、そのまま強引に勝負を決することが出来るのだ。
白沢にとって和彦は非常に分の悪い相手だった。



突破口は既に出来た。
後は再び理詰めの攻撃の開始だ。
和彦は一度は述べたことを、再び同じように語り始めた。
「じゃあ、もう一度繰り返すぞ。君は嘘つきか傀儡だ。何故なら想子の
 ことを大切に思ってるのなら、あんな説得は出来ないからだ。」
「……そ、そんなこと……」
「何がそんなことなんだ? 君は想子に非常に困難なことを
 さも簡単に出来ることのように語った。これは?」
「それは……」
「更に君が言ったことを支持する者には、どういう意図があるのか、
 先程証明した筈だ。これは?」
「そ、それは……」
白沢は口籠もる。
言っていることは先程と全く同じなのに、
即座に反論することが出来なくなってしまっている。
その点を和彦が責め立てる。
「おやおや、どうした? 自信が無いのかい?」
「そ、そんなこと……」
「随分弱気じゃないか。君が間違っているから自信が無いんだろ?」
「そ、それは……」

責める和彦に、白沢はまともに言い返せない。
白沢は既に、完全な悪循環に嵌っていた。

自信を喪失したために、言葉が中々出ない。
それが更なる自分への不信に繋がり、次の言葉が更に遅くなる。
それが更に自分への不信に――

それが幾度も繰り返されていく。
そのうち、白沢は和彦の言うことに時折、『でも』『しかし』などと
小さく呟くのがやっとの状態になった。
和彦が詰問すれば、その後の言葉はまともに続かない。
0166親子の絆 第十三話 「口争」 14/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:21:35ID:7QZSVIf+

もはや勝敗は明らかだった。

和彦は既にまともに言葉が出なくなった白沢を見てそろそろ頃合と
踏み、一気に止めを刺しに行く。
「どうだ、何も言えなくて悔しいか?
 大丈夫、安心しろ。
 君は変わる必要なんてないさ。」
「……え?」
「逃げ帰ればいいんだよ。」
「――っ。」

「君が正しいと言ってくれるお友達に慰めてもらえばいい。
 そこには君を否定する者はいないだろう。
 君はすぐにまた、最初に語ったことと同じ事を言えるようになるさ。」
「――」
「俺は”君達”みたいに自分が偉いとも思っちゃいないし、
 そう思い込むだけの力も無いしな。
 追撃なんかまさかする筈ないだろう?
 だがまだ説得を諦めないのなら、君に成長して貰わなくてはならない。
 こちらへ敬意を払うということを学ばなくてはならない。」
「――」
「確かに人付き合いが出来れば生きる上で非常に便利だよ?
 だがその事実を盾に、想子を自分の都合でしか見ようとしない者達の
 思惑の篭もった話には乗れない。」
「――」
「想子は君達が思っている程弱くはない。
 少なくとも君のようなインチキと違い、ちゃんと想子のことを
 大切に思っている人間がここに一人居て、想子を守っているからな。」
「――」
「それともこちらに対等にモノを申されるのが、
 お気に召さないのかな?」
「――」
「さあ、どうする?」

和彦は白沢に詰め寄った。
白沢は無言のまま、ただ肩を震わせている。
叫びたい怒りはあるのに、それが言葉として纏められない時、
人はこのような反応をする。
白沢もまた、自分の怒りを言葉に出来なかった。
そのつらさに耐えられず、心が折れる前に今すぐ逃げ出したかった。
しかし、このまま帰るのも我慢ならない。
そんな感情のせめぎ合いの末、遂に白沢は決壊した。

「……あんた。自分は想子のことを大切に想っていると言ったな。
 本当にそうなのか! 娘のために行動出来るって言うのか!
 僕にそう言えるのか! こっちはわざわざ家庭訪問に来たのに
 自分を棚に上げて、言いたい放題言って!」

泣きそうな顔で白沢は思いのままに喚き散らす。
それを見た和彦は確信した。
0167親子の絆 第十三話 「口争」 15/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:22:48ID:7QZSVIf+

勝った。

後で突っ込まれることを一切考慮せず、怒りをぶちまけただけの発言。
間違いなく捨て台詞だ。
逃げることを決めて、やけくそになったから出来る行動だ。
後はこれを俺が悠然とした態度で否定するだけで、
もう二の句は続くまい。
そうしたら予定通り想子を――
勝利を確信した和彦は、白沢に止めを刺すべく口を開いた。

「何を馬鹿な。お前なんかと一緒にするな。俺は――」
 
ずきり、と胸に痛みが走った。

――あれ?
この途端、和彦に異変が起きた。
言葉が止まってしまったのだ。

再び声を出そうとするが、何度やっても出てこない。
喉から胸に何かがつかえている。
喉から胃まで続く食道の中で、気体が風船のように膨らみ、
内壁を柔らかな圧迫感が押し広げている。
その気体が、声を止めてしまうのだ。

おかしい。

和彦は必死に理由を考える。
何度考え直しても理由ははっきりしないが、嫌な予感のような
得体の知れない恐怖だけは何故か肥大していく。
和彦の顔は青ざめていった。

その様子を目の当たりにした白沢。
彼は最初、自分の目を疑った。

やけくそになって喚いただけなのに、和彦は動揺しているように
見えるのだから。
しかし、それが間違いでない事に気付くと、和彦が苦労して
剥ぎ取った自信が、再び身の内に戻っていく。
今度は白沢が追求する番だ。

「一体、どうしたんですか。」
「――っ。」
「……つまり。あなたは自信を持って言えないんですね。」
 白沢の笑みを見た瞬間、和彦の胸に再び痛みが走る。
「……違う!! ……そんな筈は……」

言え。
何か言え。
何故、言葉が出ない。
0168親子の絆 第十三話 「口争」 16/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:24:04ID:7QZSVIf+

「ほら、やっぱり。あなた自身が信じていないなら、
 お話しにならないでしょう。」
「く……」

どうして――!?

和彦は自分でもわけがわからない。
馬乗りになって白沢を一方的に殴り続ける。
先程までそんな圧倒的優位な立場だったのに、
今では自分が下になって殴られているのだ。

一つはっきりしていることは、ここにきて和彦の弱点――

我の弱さが暴かれてしまったということだ。

生来の和彦は悩みやすいところがあり、エゴはさほど強くない。
そんな和彦をいつも突き動かすのは、怒りである。
今回の場合、白沢達の想子への思いやりとやらが、必死に想子のことを想い、そのために行動してきた和彦の気持ちを侮辱していたため、
それが原動力になって戦うための強固なエゴを形成させた。
しかし自信を急に喪失し、想子への想いにも疑いを抱き始めた今、
その怒りには頼れない。
だが白沢の方はそうではない。
怒りに頼らずして我を通せるエゴの持ち主だ。
こんな状態の和彦では歯が立たない。

「いいですか。僕の言っている通り、学校に行った方が想子のため
 にもなるし、想子の事を大切に思っているから言ってるんです。
 あなたはそれを否定出来るんですか!?」
「……っ!」
白沢が先程の礼だと言わんばかりに詰問を始めるが、
動転しきった和彦は反論することが出来ない。
何も出来ない自分にますます、ただ精神を混乱させていくばかり。

今や悪循環に嵌っているのは和彦の方だ。
絶体絶命の状況である。

だがその時だった。

閉まっていたドアが突然開け放たれた。
白沢は後ろでドアの開く音に気付いて、後ろを振り返ろうとしたが、
その時には既に、硬い感触が白沢の額を貫いていた。
ドアの見える側に立っていた和彦は全てを見ていたが、
白沢には何が何だかわからない。

白沢は激痛によって反射的に額を手で押さえる。
同時に何か重い物が壁に当たって床に落ちて転がる音も聞いた。
そちらを見ると、硬そうな置物が廊下に転がっていた。
0169親子の絆 第十三話 「口争」 17/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:25:15ID:7QZSVIf+
その間にも、額に残るとても重い鈍痛は消えることなく、
貫いた箇所に塊となって残り、彼を苛み続ける。

そこでふと、白沢はすぐ近くの壁に
小さな鏡が掛かっていることに気付いた。
押さえている手をどけて自分の額を見ると、白沢は愕然とした。

何だ、これ。

激しい裂傷を負った額の一部――血が流れ出しているその部分から
覗かせている、白いもの。

頭蓋骨――

「ひぃ――」
初めて見る自分の頭蓋骨に、白沢の口から思わず悲鳴が漏れる。
そんな白沢に、開いたドアの前に立つ小さな人物が叫んだ。

「消えろ!」
「……っ!」
「あんたみたいな奴が、お父さんを馬鹿にするな!」

想子である。
廊下に転がっている置物は、想子が投げつけたのだ。
白沢は信じられないものを見ているように、呆然としている。
和彦も口をあんぐりと開けたままだ。
そんな二人の大人を余所に、想子はまた部屋の中に飛び込み、
二秒と経たぬうちにまた両手に硬そうな物を握りしめて
廊下に戻ってきた。

それを見た白沢は、片手を前に突き出した。
「ま、待っ――」
「出てけ!」
想子は右手に持ったガラス製品を振りかぶる。
「うわああっ!」
その動作を見た白沢は脱兎の如く背を向けて逃げだし、
想子と和彦の視界から消えた。
だが慌てたあまりか階段で前のめりになり、そのまま転げ落ちる。
想子と和彦の耳に階段の方で、人が転がっていく音が届く。

和彦は様子を確認しに行こうとした。
しかし白沢はすぐに跳ね起きたらしく、和彦の足が動くよりも早く、
どたどたと大きな足音を立て遠ざかり、
そのまま家の外に逃げ出して行った。

和彦は弱々しい声で想子に話しかける。
「助かったよ、想子。」
「……うん。」
0170親子の絆 第十三話 「口争」 18/18  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/02/20(土) 07:38:00ID:7QZSVIf+
「あの担任の怪我はまあ、問題ない。頭蓋骨が露出してたが
 額の皮膚は薄いからよくある事だ。
 病院に行って縫うだけで済むだろう。」
「……うん。」
「……すまない、想子。任せておけと言っておきながら、
 結局助けられる形になったな。」
「……」

和彦が謝ったのは、想子には事前にこう言っていたからだ。

「お前は争いに向かない性格だから、黙っていてくれ。
 俺が相手をする。奴の精神をグウの音も出なくなるまでへし折る。
 そして奴がサンドバック状態になったら、俺が呼ぶから、
 想子が好きに罵倒を浴びせて止めを刺せ。」

実際は逆だった。
和彦が追い詰められ、そこを想子に救われる形になってしまった。
「ねえ、和彦さん――」
想子は遠慮がちに、それでも聞かずにはいられなかったことを
示すかのような重苦しい声で聞いた。
「どうして急に、黙っちゃったの?」
「そ、それは……」
和彦は答えられない。
その態度に想子は痺れを切らした。
「和彦さんは……あんな奴とは違う!
 私のことをいつも大切に想ってくれる!
 あんな奴が言ったこととは、和彦さんは違うんだから!」
真実を述べているのではなく、
心の底から信じているから言っているのではなく、
和彦に押し付けるように怒鳴った。
想子が不安から言ったのは明らかだった。
「想子……。」
「御免なさい、怒鳴っちゃって……。」
和彦は想子に、大丈夫だと声を掛けたかった。
しかし、立ち尽くすことしか出来なかった。
0171真野 司  ◆ZGqn/pHacc 2010/02/20(土) 07:38:59ID:7QZSVIf+
ぎりぎりの所で投下終了。


保管庫↓
sanotsukasa.hp.infoseek.co.jp/index.html


PCが壊れたり、今回の話が色々詰まったり、
その間の気分転換に新連載用作品の準備をしたりしていたら、
また三ヶ月も遅れてしまいました。
0172名無しさん@ピンキー2010/02/21(日) 15:57:17ID:TbVV3eaT
>>171
     *      *
  *     +  グッジョブ!
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *
0173名無しさん@ピンキー2010/02/21(日) 16:11:35ID:EzP5PjQk
更新が‥来てた‥だと‥!?
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
0179名無しさん@ピンキー2010/02/28(日) 21:38:44ID:ohKw/dAa
>>178
期待を捨てなければきっと投下されるさ
0183名無しさん@ピンキー2010/03/12(金) 21:27:49ID:upmDuEiS
あげ
0186名無しさん@ピンキー2010/03/28(日) 00:04:42ID:+JvuRomH
保守
0187名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:16:10ID:1PQqcU9D
「はぁ……」

深い溜め息を一つ。
そうすればこの悩みが解決するという訳でも無いが、それでも吐かずにはいられなかった。

今は亡き親友の忘れ形見を引き取って八年。
教育を施し、剣を教え、実の娘のように育て上げたリリアは、目を見はる程美しく育った。

そのせいだろうか。
最近彼女を見ていると胸が騒ぐのだ。
この腕に閉じ込めて、赤い唇に口付けし、柔らかな体を味わい尽くしたい。
どんな顔でどんな声を上げるのだろう。
きっとそこには私さえ知らない彼女が居て、それを知る事が出来たなら、私はえもいわれぬ幸福に包まれるのだ。
しかし、

「許されるはずがない」

相手は部下で、20も年が離れていて、自分が世話をしてきた少女なのだ。
倫理が許す訳がない。

それに何より、彼女はどう思うのだろう。
父親だと思ってきた相手が、自分に欲情していたのだと知ったら。
きっと嫌われ、軽蔑されてしまうに違いない。
私はそれが恐ろしい。
0188名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:17:18ID:1PQqcU9D
2

頭を痛めながらふと時計を見やると、既に十時を回っていた。

「……遅いな」

思わず眉をひそめて呟く。
家の門限は九時だ。
仕事帰りに同僚達と飲みに行くから遅くなるとは言っていたが、あまりにも遅すぎる。
今まで門限を破った事などなかったのに。
何か有ったのだろうか。

「……迎えに行くか」

そう考えると居ても立ってもいられなくなり、立ち上がり掛けてあったコートを羽織る。
確かLINDAで飲むと言っていたはずだ。
あそこなら、10分も歩けば直ぐに着く。
用意を終え、部屋の戸に手を掛けた所で呼び鈴が鳴った。
彼女が帰ってきたのだろうか。
慌てて玄関に出迎えに行く、が、其処に居たのは彼女だけではなかった。

「ハーツベルグ……」
「お嬢さんをお届けにあがりました、将軍」

部下が、リリアを横抱きにして立っていた。
0189名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:17:51ID:1PQqcU9D
3

「随分早いペースで飲んでいたので何度か止めたのですが、すっかり潰れてしまって。僕が付いていながら申し訳ありません」

ぐったりと、リリアはその身を全てハーツベルグに預けて眠っていた。
身じろぎもせず、口元に柔らかい笑みを浮かべて安心しきっているように見える。

その様が不愉快で仕方がない。

「いや、飲み方を考えなかったリリアの責任だ。迷惑を掛けたな」
「迷惑だなんてとんでもない、当然の事をしたまでですよ。ましてリリアの事ですしね」

まるでリリアが自分の恋人だとでも言うかのような言い種だ。
体の奥からせり上がってくる重くどろりとした物に、見ない振りをする。

「起こすのも可哀想ですし、部屋まで運びましょうか?」
「それには及ばない。後は私に任せてくれていい」
「いいんですか?最近リリアを避けておられるようでしたので、何か有ったのかと思ったのですが」
0190名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:19:00ID:1PQqcU9D
4

「……そんな事は無い」
「そうですか?今日も先に一人で家を出られたのでしょう?夕食もずっと一緒に取っていないと聞きましたが」
「それは……忙しくて」
「今までならどんなに忙しくても、週に一度は必ず夕食を取っていたのでは?」

そう言って彼は片方の口角だけを上げて、皮肉気に笑った。

「"父親"に避けられるのは辛いと、リリアも随分悩んでいましたよ」
「貴様っ……」

体中の血液が一瞬で沸騰しそうになる。
わざわざ"父親"の部分を強調して言うこの男は何もかも気づいている。
その上で私を挑発しているのだ。
思わずつかみかかりそうになったが、リリアを抱いている状態の男を殴る訳にもいかない。
0191名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:19:45ID:1PQqcU9D
5

「近すぎるというのも考え物ですね。近すぎて気づかない」
「黙れ。リリアを置いて早く帰るがいい」
「上官命令ですか?」
「そうだ」

肩をすくめたハーツベルグは、壁にもたれ掛からせるようにリリアを床に座らせる。

「それでは失礼致します。また明日」

嫌みなまでに深々と礼をし、ハーツベルグは出て行った。
それを見届けると同時にリリアを抱き上げる。
酒と彼女の匂いに混じって微かに香る男物の香水に吐き気がした。
好いた相手に自分以外の痕跡を認められる男が居るだろうか。

「所有の証とでもいうつもりか!!」

しかもリリアが

「でぃー…」

と、ハーツベルグの愛称を寝言で呟くものだから何かがぶつりと切れた。
0192名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:20:22ID:1PQqcU9D
6

リリアを抱えたまま自室に向かい、ベッドの上に彼女を下ろす。
リリアの部屋でも良かったが、他の男の匂いを彼女の部屋に持ち込むのが嫌だった。

一向に起きる様子の無い彼女の、まずはコートを脱がせて唇を塞ぎながらブラウスのボタンを外していく。

「っ…ん、んんぅ…」

息苦しいのか首を振って逃れようとするが、顎を掴んで許さない。
やがて目を開けたのを見てやっと唇を放した。

「はふ、は…しょうぐ…?」
「おはようリリア」
「おはようございます?」

まだ寝ぼけているのか舌っ足らずな彼女は、状況が理解できないらしく、きょろきょろと辺りを見回す。

「しょうぐんのへや?」
「そうだ」
「なんで、ひっ」

首筋にきつく吸い付いて痕を残す。
そういえばいつからだっただろう。
リリアが私を将軍と呼ぶようになったのは。
昔はロッドと名前で呼んでいたのに。
0193名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 14:20:56ID:1PQqcU9D
こんな感じのエロが読みたい
0194名無しさん@ピンキー2010/04/09(金) 22:09:35ID:xNTkrigb
あれ?おわった?…えっ?えっ?おわり!?

続きをください
0195名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:40:22ID:vKKXifBH
最近作品が少なくてあれなので、スレの繁栄を願って拙作を投下させてもらいます。
ロリ注意、苦手な方はIDでNGしてください。
0196名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:41:21ID:vKKXifBH
「どうだ、可愛いだろう俺の理央は!」
「ああ、兄さんに似なくて良かったよ」
「こいつぅ〜」

彼の頭を、兄の拳がぐりぐりと押し付けられる。
たまにあることだが、兄はバツが悪いことがあるとこのように頭をぐりぐりとしてくるのが常なのであった。
彼らのじゃれ合いは彼ら自身に取って割の良いものでも、手を繋いでいる少女に取っては異なるようであった。

「おとうさん、おじちゃんいじめちゃだめ」
「……違うのさ理央、これはおじさんとの仲良しの儀式なのさ」
「そうね、お父さんと良輔君はこうやって仲良くなったのよ」
「なかよしなかよし〜」

理央の母親が笑う、彼もバツが悪そうに笑う。
そうやって皆笑い、理央も納得したように兄弟をいい子いい子してその場は収まったようだった。
それから彼は兄の家族と理央を連れて一緒に走り回り、理央をいつものように寝かしつけたのだった……



-----------------------------------------------------------------------------------


薄ぼけて視点の定まらない視界の中、良輔はいい匂いとそれを発生させる音によって目覚めたことを知る。
手にとった時計は早朝の始まりを示していて、もう少しゆっくりと寝ていてもバチは当たらないようでもあった。
でも不思議と寝る気にはなれず、彼は目覚めるのであった。
そして、近くにあった少女とその父母が映った写真を手に取り、良輔は先程の夢に目を馳せる。

彼の兄、伊藤大輔が疾走したのは3年前のことだった。
失踪の理由は分かりきっていた、大輔の起こした会社は不渡りを起こし倒産、社長夫婦は疾走してその娘だけが残されたというわけだ。
そのたびに佐藤良輔は思う、何故兄の佐藤大輔がこのような愚行に出たのかと、そして失敗したのかというのを……

0197名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:42:29ID:vKKXifBH

大輔と良輔は5つ違いの兄弟であった。
5つ年上の兄は良輔に取ってありとあらゆる才能を併せ持つ万能の存在だった。

父が早くに死に、母が働きに出てからはもっぱら大輔が良輔の遊び相手だった。
彼の兄は何でも知っていたし、喜ばせ方も怒らせ方も完全に心得ていた。
物心がついてからすぐ死んでしまった父の思い出は余りないが、それを埋めてくれたのは兄だったと心から言える。
彼の宿題を見てくれたのも兄で、友達との喧嘩で味方してくれたのも兄であった。
兄は、不出来な良輔と違い、何でもこなす男であった。
彼は死んだ父親さながらによく働いて母を助け、かの有名な大学に進むほどの勤勉さをよく見せた。
さらに大学卒業後は一流企業に就職し、幼馴染の少女を妻に迎え、独立起業して成功さえ収めていたのだ。

それでいて兄は家族をよく助け、不出来だった自分を何度も助けてくれたことを思い出す。
良輔の思い出は、兄と、幼馴染のお姉さんにして、初恋の少女の涼子の三人で形作られていた。
その思い出は暖かく、良輔の心に優しげな風を吹かせる。
自分にとっての兄は万能を体現した人物で、それは自慢でもあり、疎ましい存在でもあった。

自分は兄と違い、出来が悪いことを暗に悟っていた。
故に彼は兄と違い、堅実に自分の力量の範囲で兄とは違う道を行った。
高校入学とともに実家を離れたのは、父の聡明さを受け継いだと言っていた兄と比べられるのは耐えられないからだ。
兄と再開したのは大学生の時で、兄夫婦の間に子供、理央が生まれた時のことであった。
その時見た兄夫婦の姿は幸せそのもので、叶わないなと心の底から思ったものだった。

その兄が失敗したと確実に言えるのはたった一度、会社で不渡りを起こしたことだった。
それさえも途中まで成功していた、不景気の波で取引先が突然無くなるというトラブルがあったことを聞いたのを思い出す。
そのようなトラブルは兄の人生ではたまにあることであったが、その程度兄はどうにでも挽回する、してしまうと信じていたのだ。
ある意味で、彼は兄自身や兄の妻以上に大輔のことを信用していたのだ。


「お父さん、朝ごはん出来たよ〜」
「お、ありがとう理央」

良輔は扉を開けて声を掛けた少女に意識を向け、思い出の縁から心を呼び覚ます。
彼は自分の娘の声に従って部屋から出る、その少女はかつての姪の理央だった。
佐藤理央はつい先日11歳になったばかりで、母譲りの長く美しい黒髪にくりくりとした目、小さいながらもほっそりとしたスレンダーな肉体に、母譲りの聡明な表情を持つ美少女だった。
美少女とは親馬鹿が過ぎるのかもしれないが、彼自身だけでなく周りもそのようなことを言っているから良いだろうと一人思うのであった。
朝の始まりに意識を移すと写真を元の場所に戻し、目覚ましを戻し、彼は蹴伸びをして寝床から体を起こす。

0198名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:43:33ID:vKKXifBH

顔と歯を洗い、一通り眠気をぬぐい去る。
いつもより朝が早いせいか、すっかり空腹だった。
用意された食事はいつも以上の輝きを放って彼の前に姿を表す。今日の朝ごはんはトーストにスクランブルエッグとベーコン、これ以上に無いステレオタイプなものであった。

熱気を放つトーストを口に頬張り、カリッと心地の良い音を立ててそれを齧る。
小麦の心地よい香りと、バターとパンのハーモニーが良輔の舌の上で踊る。

「100点満点、よく出来たね理央」
「えっ、100点満点!?」
「ああ、教えることはもうないよ。立派な弟子を持って父さんは幸せだ」
「嫌だ、お父さんったら〜」

理央が家事を仕切り始めたのはほんの三ヶ月前だが、それからたった三ヶ月で一通りの家事をこなすようになってしまい、今では小学生ながら一人前の主婦に負けず劣らずの腕を誇っているのであった。
ただ、師匠の良輔の指導が余り熱心では無かったせいか、万人に通用するものとは保証をもって言えないのであった。
とはいえ、佐藤家を切盛りするだけなら、理央には満点を与えて良いと太鼓判を押せるものであった。

それからいつものように理央は小学校の支度をして、自分は仕事の準備をする。
勤め先の会社は大きな会社ではないが、のんびりと製図や企画設計をするだけなので仕事には余裕がある。
余り金回りは良くないが、理央を寂しくさせないだけの時間を与えてくれる貴重な職場ではあった。
いつものように同僚とまったり仕事をして、いつもの時間ぴったりに帰る。
同僚が残業する中、このような振る舞いには中々心が痛いのだが、周りの同僚は自分の境遇に同情的であるらしく、彼も理央を寂しくさせないと思い同僚の好意に甘えるのであった。
電車に揺られて暇な時間を埋めるのは、あの日までの思い出の続き。


理央は6年前に我が家で暮らし始め、4年前から戸籍上は娘になった。
その年月は兄の会社が傾き始めた時期と奇妙な合致を見せる。兄は自分の娘の相手を出来ないような無能な男では無かったし、兄の妻である涼子もそういう女であった。
実際兄夫婦はあの日まで良く頑張ったと言える、6年前に潰れてもおかしく無かった会社を一時的とはいえ立て直し、持たせた手腕は相当なものであった。
故に何故、兄夫婦は失踪し、その名声さえかなぐり捨てて周りの人間に迷惑をかける選択をしたのかだけは未だに理解できない。
それはきっと、兄の口から聞くまでは一生理解出来ないのだろう。
とはいえ、彼自身も大輔の多大な迷惑をかけられてさえ、この失踪は何かの布石としか思えなかったのだ。
きっと兄は帰ってくる、彼は半信半疑ながらそれを信じていた。
彼は4年前のあの日を思い出す。
0199名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:45:08ID:vKKXifBH

「……理央を頼む」
「分かってるって、兄さん」
「まぁ、俺はお前なら大丈夫だって信じてるからな」
「兄さんとは違うからね、兄さんとは」
「まぁ、そりゃそうだな」

大輔は笑う、その笑いに掠れたものは無い。
声そのものに余り元気は感じられないが、笑いは異なるものであった。
ひとしきり笑い、大輔は更に言葉を続ける。

「非常に不本意だが、理央もお前に懐いてるし、お前に理央を嫁にする権利をやろう」
「……え?」
「幸せにしてやってくれ、今付き合ってる相手も居ないだろう?」
「姪と叔父で結婚できるとおもうのかい、兄さんは?」
「当人の問題だ」
「いや、法律と倫理の問題だよ」
「こいつぅ〜」

頭をぐりぐりとなじり、彼は半ば強制的に娘やらなんやらを押し付けられることになった。
独身であったせいか多少難色はあったが、養子縁組の手続きは済んだ。

「これでやることは全部やったかな」
「兄さん、逃げる気じゃないだろうね?」
「流石にそれはないだろ〜」

その日は久しぶりに兄と飲み交わしたのを覚えている。
涼子は理央を寝かしつけ、母子で眠りについていた。

「お前たちの結婚式を見るために後6年は踏ん張るつもりだぞ」
「父と娘じゃもっと問題があるとおもうのですが」
「倫理は問題ではない、当人の問題だ」
「兄さんはまず道徳の勉強からやり直した方がいいと思うよ」
「おいおい、俺ほど道徳的な人間はいないぜ?」

そんな破天荒な兄を説得するのを諦め、彼は手に持ったビールを飲み干して言葉を濁すことにした。
それに彼自身、兄夫婦の聡明な娘に対して十分な好意を持っている。
ただそれは、決して表に出してはいけないものだと知っている。
父と娘、叔父と姪、良輔と理央はそういう関係なのであった。

0200名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:46:39ID:vKKXifBH

家に帰って夕食の準備をする。
ちょっと前まで良輔の手伝いに過ぎなかった理央だが、彼女は台所の実権をあっという間に奪い去って彼をそこから追放してしまった。
楽になったと思いつつも、苦い笑いを隠し切れない。
エプロン姿の理央の後ろ姿は、遠目に見れば若奥様と言って差支えの無いものにはなっていた。
理央の作ってくれたシチューを肴に、彼女の話を聞いて夕食が進む。
小学校でこんなことをやった、あんなことをやったが大半のものであった。
そんな話も尽きるとともに食事も尽き、食器を持っていく手早さには感動を隠せない。
自分の娘ではないが、父親さながらに立派になったと思うものであった。
夕食に100点満点を付け、台所から完全に隠居する日も遠くないようであった。

「お父さん、お風呂沸いたよ〜」
「分かった、今から行く」
「先に入ってるね〜」

勉強も良くでき、11歳ながら聡明で優秀な子供の理央に問題があるとすれば、この点であった。
とにかく良輔にべったりなのであった、とはいえその気持ちは分からないでも無い。
6年前から両親から疎遠となり始め、3年前に不本意な別れを果たしたその少女の気持ちとはどのようなものであろう?
それはきっと子供には耐え難い辛さに違いない、だからこそ不出来な自分としても理央を、娘を悲しませたくないという気持ちがあった。
無論こんなことはほんの2年前まで何の問題も無かった話なのだが、残念ながら今はかなり問題がある。

服を脱ぎ捨て、彼は理央の待つ風呂へと向かう。
風呂場の扉を開けた良輔を見て、彼女は浴槽から体をざばぁと引き上げる。

「背中流してあげるね」
「よろしく頼むよ、理央」

理央はボディシャンプーを手に取り、彼の体に塗りたくる。
つるつる、すべすべとした理央の手は心地よく、そしてさらなる心地よさがそれに付随する。
背中に理央の小さな膨らみが当たっているのだ。その肉の弾力はこの世ならざるものとさえ感じる心地よさである。
これこそが、良輔の頭の痛い問題であった。
二次性徴を迎えつつある娘は、日々"子供"から"オンナ"に近づきつつある。
小さな体は日々丸みを増し、少しづつ大人になっていく。
どうせならそれに恥らいが伴ってくれれば良いのだが、良くも悪くも理央は甘えたがりなのであった。

「じゃお父さん、私もお願い」
「よし、任せとけ」
0201名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:48:29ID:vKKXifBH

流しっこはもっと問題がある、こちらの場合は良輔の手で理央の体をまんべんなく洗うのだ。
自己主張をし始めた娘の膨らみに手を当て、それを優しげに撫でる。
指先で変形するそれは、子供らしからぬ淫猥な雰囲気さえある。
無論上だけではない、下の問題もあるのだ。
腰つきはまだ子供そのもので、彼女の割れ目に二次性徴の兆しは見られないように思える。
しかし僅かながら産毛が見え始め、娘は今まさに女になりつつあるのだ。
その割れ目に手をかけ、彼女の綺麗な秘裂を開いて汚れを視認すると、ゆっくりと指を差し込み中を洗う。
別にしなくても良いのにと言いたいところだが、理央は中まで洗いなさいと教育されたらしい、これもまた不幸であり幸福でもあった。
クニクニとしたそこに指を差し込み、ヒクヒクとする少女のそこから汚れを拭いさっていく。
無論、理央の反応を見ながら、彼女に痛覚がないようにしなければならないように細心の注意を払う。

「きゃん!?」
「あっ、ごめん理央……」
「あ、大丈夫だから続けて」

最近は理央の秘部の扱いにも手馴れたものと感じたが、たまにはこういうこともあるらしい。
一通り洗うと、理央のそこにお湯をかけて、ボディーシャンプーを洗い流す。
それから理央と一緒に浴槽に入り、ざばーんと風呂のお湯を外へと押し出す。
この音を聞くと、一日の終わりを感じるものだ……。
理央にはそろそろ独り立ちをして貰いたいという気持ちは、良輔の中で日増しに強くなりつつある今日この頃であった。


理央が甘えん坊なのは何も風呂だけではなく、寝床もである。
夜10時も回って理央が眠気を感じだすと、理央の手を握り寝床へと理央を導く。
理央は彼の体をギュッと抱きしめて眠りにつく、無論その時に小さな膨らみは彼の体に押し当てられている。
そろそろ理央にもブラジャーが必要だなと思いつつ、いつものように理央はつつがなく眠りについた。
良輔は理央を起こさないようにこっそりと寝床から脱出すると、理央に抱き枕を与えて部屋を出る。
彼はトイレに向かい、日々増えつつある日課をこなすことになった。

「理央、理央っ!」

自分の分身を擦り、想像の中でわが娘を蹂躙する。
少女の小さな秘裂でそれが脈動し、彼女の淫部をしゃぶりつくす。
理央の僅かな胸も、彼の手中でぐにぐにと形を変えてゆく。
欲望のままに腰を振る想像上の彼の欲望を沈めるその少女は、想像の中で艷やかに喘いでいた。
0202名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:49:29ID:vKKXifBH

「理央ッ!!!」

最後にぎゅっとそれを握り締め、勢い良く精液を搾り出す。
荒く息を上げ、彼は罪悪感と逃避の想像を思う。
良輔が理央を夜のお供にし始めたのは、去年のことである。
彼は元々そういう性癖は無いはずと信じていたが、今となってはすっかり理央に夜のお供を独占されている。
たまにあるとすれば、自分のそばを通り過ぎていった女性達もだろうか。
その中に彼の初恋の少女にして、兄の妻となった涼子も含まれているのだ。
理央に惹かれてしまったのは、もしかしたら初恋の残滓なのかもしれないと彼は思う。

元々佐藤兄弟は女性に縁が深いものではなかったが、大輔は初期に人生最良の伴侶をあっさりと見つけてしまったのだから大して問題にはならない。
一方の良輔といえば、初恋の少女を兄に奪われ、兄の勧めで付き合った少女ともあっさり別れてしまい、次に好きになった大学の先輩にはこっぴどく振られた。
まぁ、兄には勝てないと知りつつももう少し良い目を見てはいいのではないかとたまに思う。
30年生きてこの方女性と縁がない、この先はと思いつつ、理央のことを思うとうかつには付き合えない。
だからこそ彼に最大限の好意を抱いてくれる理央を意識し、そこに消え去った思いを重ねるのか。

「恨みますよ、兄さん……」

冗談半分に言ってた理央を妻とする話を信じてはいないが、それゆえに歯がゆい。
どうせ戸籍変更するなら他人にしてくれればいいのにと思う、いったい兄は一体何を考えていたのか。
さらに問題があるとすれば、理央であった。
彼の想像で犯された少女は、一度たりともその行為を嫌がる想像で行われたことはない。
最近こそお父さんと読んでくれる少女は、1年前までその呼称で呼ぶのを嫌っていた。
理央の言い分によると、"私は良輔さんのお嫁さんで娘じゃないもん!"ということらしい。
恐らく理央は自分の欲望全てを受け入れる、彼はそれを確信していた。
彼が想像で行った行為、その全てを現実とするのは容易いことだろう。
しかしそれは、大輔を裏切り、理央を傷つける行為だ。

不器用ながらに理央の半生を見てきた自分としては、理央のこの思いを自然な形で吹っ切られたいとそう思っていた。
そして、その反面では瑞々しく美しい少女を自分のものにしたいという衝動にも駆られる。
良輔はいずれどちらかに転んでしまう、それも近いうちになると感じていた。
どちらにせよ、今のままの歪んだ親子関係でいられないだろう。
その審判の日は、割合あっさりと訪れた。

0203名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:50:37ID:vKKXifBH


「ねえ、お父さん勉強教えて」
「どれどれ、なんの教科だい?」
「保健体育」

さっき食べたばかりの夕食が飛び出そうになりながらも、良輔は平静を装ってそこへ向かう。
嫌な予感がしたが、そこには保健の教科書にありがちなしっかりと男性と女性の全裸図が載せられていた。
当時は中々気恥ずかしいものと感じたが、女の子の理央にはそうではないらしい。
まぁ、変に意識にするのもなんだと思い、それを手にとる。

「あ、内容は全部分かってるから教科書のほうは別にいいよ」
「え、じゃあ何の勉強をするんだい」
「本物が見たいの、お父さんおちんちん見せて」
「……」

さて、どう答えるべきかと良輔は思う。
変に叱りつけるのもどうかと思い、無言で若干悩む。
悩んだ末に、結局彼は下を脱ぎ、彼女の前に男性器を晒した。
彼女は普段余り意識する必要がなかったそれを、素手で手に取り、揉んだり扱いたりしている。
無邪気そうな理央と裏腹に、良輔は萎える想像をして自分自身を沈めるのに必死であった。

「男性器は興奮すると大きくなる、具体的には女性の裸を見たり……」
「あ、こら、それは駄目!」
「なんで?普段見てるから別にいいと思うんだけど?」
「だからそれは……」

どうやって説得すればいいか悩む。そう、普段から見てるものなのだ。
裸で体の隅々まで乳繰り合った関係なのだから、今更その程度で躊躇することそのものが不自然に感じる。
倫理的に不味いやら、こういうことはやっちゃいけないと言うが、根拠のない発言に屈するほど理央は頭が悪くない。
ただどうして行けないのかを納得しない様子でひたすら聞いている。

「分かった、おちんちんを今大きくするからちょっと待ってくれ」
「やんなくていいって、私の裸で大きくなるかが知りたいんだから」
「……分かった、でもこういうのは普通やっちゃいけないんだぞ」
「それぐらい分かってるって!」

もう説得は無用、後は野となれ山となれ精神で理央に任せる。
一通り実験して、興味を無くせばそれでよいということにした。
落とし所としては妥当なところで、次回以降ゆっくり性教育していけばいい。

まず上半身から衣服を脱ぎ、少女になりつつある上半身を晒す。
理央の胸は目を凝らさなければいけないといえ、しっかりと膨らみを自己主張しつつあった。
肉が乗りつつあるその体は、ほぼ子供といってよい小ささでそこにある。
しかしそれは、もう子供では無くなりつつあった。
0204名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:52:08ID:vKKXifBH
「あっ、ぴくっと震えた」
「……そりゃあ、な」
「でもあんまり大きくならないなぁ……」

若干躊躇した様子を見せたが、理央はスカートとパンツをその場で脱ぎ去った。
理央の肉体は、上半身の僅かな膨らみ、下半身の小さな恥丘と一体のハーモニーを奏でている。
子供であって子供でない、熟しつつある青い果実の輝きがそこにはあった。
抑えこまなければ、良輔のそこは怒髪天を衝いてしまうだろう。
辛うじて上向きでない程度で、そこは境界線をうろついていた。

「んー、まだかぁ」
「娘の裸じゃ興奮しないよ、そりゃあね」

勿論嘘だが、ここで引く訳には行かない。
すると、不意に柔らかいものが体に触れる。
理央は、自分の体を良輔に押し付けてきたのだ。
この不意打ちと、彼女の体の柔らかみと、その匂いに抵抗できるはずがなかった。

「これでどうだっ!」
「……!!」
「わわっ、おしりに固いのがなんか当たってる!
 やった、ついにお父さんのおちんちんが大きくなった!」

無邪気な理央を見るのが辛い。自分は罪深い人間だと思う。
しかしこれ以上罪を重ねてはいけないと、自制する気持ちを更に強める。

「えーっと、男性はさらに興奮すると男性器の先から精液を出す」
「……やるのか?」
「勿論」
「勝手にしてくれ……」

勝手にしてくれと言わんばかりに、理央は色々試してみる。
だが男のプライドがあり、怒髪天を突いたそれを必死で抑え込む。
とにかく理央を飽きさせるしか無い、処理はいくらでもやりようがある。
今日のおかずは大量だなと思いつつ、良輔は忍耐を重ねていた。

「むー、精液の出し方と……ふむふむ、女性器に男性器を突っ込んで性行為をすると更に興奮して……」
「理央、それは止めろ」
「えっ???」
「セックスだけは駄目だ、これは倫理の問題だ」

良輔は理央を引き剥がし、理央の目を見て話を始める。
一方の理央は突然の豹変に、訳が分からないといった様子で良輔を見る。
0205名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:53:33ID:vKKXifBH

「理央、セックスはいつか好きな人とやらなきゃいけないんだ。
 父親とやってはいけないんだ、分かってくれ」
「私、お父さんのこと好きだよ?」
「理央は娘だ、娘と父親がそういう関係になってはいけないと決まっている」
「関係ないもん、私は良輔さんのお嫁さんだもん!」
「……お父さんじゃないのか?」
「お母さんだってお父さんのことお父さんって読んでたじゃない?」

その言葉を聞いて彼は涼子のことを思う。
ああ、たしかにそういうことを言っていたな……。
つまり、理央のいうお父さんとは娘に対するものではなく、夫に対するものであるというのか?

「それにね、私良輔さんとエッチしたいの」
「駄目だ」
「駄目じゃないもん、お父さんが辛そうにしてるのをもう見るのは嫌だもん
 旦那さんの辛さを慰めてあげるのは奥さんの役目だもん」
「……見てたのか?」
「あれだけ大きな声でしてれば誰でも気がつくよ」

告げられた事実に愕然としながらも、薄々はそうなんであろうかと思う。
自分はもしかしたら、理央と過ちを犯すことが現実になるのを望んでいたのかもしれない。

「私のお父さんは、良輔さんならいいよっていってたしね」
「おいおい、父親公認かよ……」
「知ってる癖に」
「まぁ、何にせよすぐに止めてくれ、頼む」

良輔は残る理性を総動員して、兄を恨みながらこの行為を止める。
過ちは起こりつつある、でもここで止めなければいけない、それが理央と親子関係のために最善だからだ。
もし、もしここで理央が止まらなければと、良輔は思う。

「いけないことだって分かってる、でも止めたくない」
「お前のためなんだ、理央と俺じゃ年も関係も不味い、お前には俺なんて必要ないはずなんだ」
「必要だもん!」

理央が声を荒らげる、良輔はそれを聞いて次の言葉を喉の奥に引っ込めてしまう。
理央は少しばかり間をおいて、独白を始める。

「お父さんもお母さんもいない、それに加えて良輔さんの居ない生活なんて嫌
 なんで私だけが家族と引き離されなきゃいけないの、ねぇ、なんで……」

彼女は泣きながら独白を続ける。そこには彼が気がつきながらも、押し込めていた理央の家族への望郷の念があった。
0206名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:55:34ID:vKKXifBH
「家族がいないならせめて、新しい家族を作ることさえ許してくれないの?
 私はそんな世界大嫌い、いらない」
「理央……」
「だから、私は良輔さんが欲しいの、お嫁にして欲しいの……」
「理央」

良輔は理央の体を掴み、抱き寄せる。
理央は少し戸惑いつつも、彼のその行為の意味に気がついて笑顔を綻ばせる。

「俺はお前が欲しい、でもそれは理央に取って辛いものかもしれない。
 俺は理央の小さなそこにおちんちんを突き入れて、心ゆくまで犯し尽くしたいと思っている。
 理央、凄く痛いんだけどそれでもやるか、俺は止めてもいいんだぞ?」
「いいよ、それぐらい我慢できるもん」
「泣いても止めないぞ、今が最後の最後だ」
「来てよ、今駄目な方が私はもっと嫌」

それで会話は終わった、良輔は理央を押し倒していた。
理央は恍惚の表情を見せながら、体を行為の続きを待つ。
良輔は理央の唇を奪い、彼女の柔らかな舌を一方敵に蹂躙する。
やがて彼女もそれに答え、ぬぷ……ちゅぷとした淫猥な音がリビングに響きわたる。
唇と唇の間につぅと糸が引き、良輔は理央の柔らかな唇から口を外す。

「ここじゃなんだし、風呂に入ってから部屋で続きをしようか」
「うん、そうしよう、ちょっと寒い」

良輔は理央を引き起こし、裸のまま風呂へ二人で入る。
そしていつものように流しあいを始める。
良輔はボディーシャンプーを手に取り、ずっと欲しかったその肉体を洗い尽くす。
彼は発展途上の理央の胸を洗うでなく揉みしだき、桃色の乳首を指でくりくりと捏ね回す

「きゃん!?」
「ずっと、ずっと理央の胸をこういうふうに揉みしだきたいと思ってった……。
 おまんこを心ゆくまで弄って理央を喘がせたいって思ってたんだ……」
「私も、ずっとそうして欲しかった……」
「理央……」

もう一方の手を慣れた手つきで理央の秘部へと滑り込ませる。
理央のそこを純粋に洗うでなく、彼女の反応を見るかのように大陰唇で指を滑らせる。
彼女の秘包に包まれたクリトリスの中まで、綺麗に洗う。
0207名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:56:56ID:vKKXifBH

「……んっ」
「痛くないか?」
「平気、むしろ気持ちいいぐらい」

理央のクリトリスの汚れを、落としながら、彼はそれ以上に指をぐりぐりと動かす。
そのたびに理央は今まで我慢していた嬌声を上げ、良輔を喜ばせる。
それが中断されたのは、理央のくしゅんというくしゃみであった。

「……洗うのはこれぐらいにして、続きは部屋でやろうか」
「うん、流石に寒いのは嫌ね」

良輔と理央は風呂に入り、お互い体を向きあってキスをしながら、お互いを高めてゆく。
十分な熱気と情気を得た二人は、風呂から上がると寝室に移動する。


良輔はその手に抱いていた理央をベッドへ下し、もう一度キスをする。
良輔のそこは臨戦態勢とは言えないが、理央にはこれぐらいがいいだろうといったところであった。

「待って、折角だから良輔さんのを喜ばせてあげたい」
「分かるのか?」
「ちゃんと勉強してたからね」
「……やれやれ」

心の中で兄に溜息をつきつつ、彼女は良輔の男性自身を口へ頬張る。
理央の舌使いはつたないが、それはそれで良輔に興奮を与える。

「はむっ……んんっ……」
「ああ、気持ちいいぞ理央……」
「ほんふぉ……はむっ……」

彼は自分の衝動が高まるのを感じたが、その衝動を押し留めて自身を理央の口から引き抜く。

「あれっ、最後まで」
「どうせ出すなら全部理央の中に出したい」
「良輔さん……」
「さんはもういいだろ、お嫁さんなんだから」
「うん、そうだね良輔」

良輔は理央を寝かせつけると、その顔を彼女の陰唇へと近づける。
0208名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:57:38ID:vKKXifBH

「次は俺が理央を喜ばせてやる番だ」
「へっ、……んっ!?」

良輔は理央の陰唇を手で押し開き、ピンク色の綺麗なそこへ舌を滑り込ませる。
ずっと欲しかった彼女の瑞々しい下の口を、舌でしゃぶり尽くす。
まだ子供のそこは、甘い味がしたように良輔に感じられた。

「んっ……はぁん……」

理央が痛がりさえしないのは、普段からしっかりとそこを洗っていて慣れていたのもあるだろう。
つたない舌使いで理央の陰核をコロコロと舌の上で転がし、それにともなう理央の嬌声で己を高めてゆく。
理央の内部に更に舌を滑り込ませ、内部をじっくりと濡らし、理央を高めてゆく。
良輔は理央が出し始めた彼女の蜜を味わい、さらに摂取するべく理央の陰茎を味わい尽くす。
さらに開いた手で彼女の小さな双丘とヒップをこねくり回し、その勢いを加速させてゆく。

「んぁ、きちゃう、なんか来ちゃうのっ!」
「このままイッていいよ、理央」
「あ、良輔さん、良輔さんっ!!!」

強い嬌声とともに理央は体を震わせ、こぷりと蜜をそこから出しながら絶頂する。
それをジュルジュルとすすり、彼女の絶頂をさらなる領域へ高めてゆく。
十分な潤滑を確保出来たなと思い、彼は自分の娘、そして妻に目を移す。

「結局良輔さんか」
「まだ慣れてないんだもん」
「そりゃそうだな、それじゃいいか?」
「うん、来て、いっぱいいっぱい気持ちよくなって」

絶頂に達し、荒い息をつく仰向けの理央のそこに、彼は自分の分身を突き入れるべく狙いを定める。
すっかり臨戦態勢、爆発寸前のそれを理央の内部へと道いびいてゆく。
理央の陰唇を押し開き、ちゅぷりと水音を立てながら理央の熱く滾る秘部の奥へ突入する。
小さな理央のそこは、巨大な良輔自身を排斥するかの用にうねり、それを追い出しながら良輔自身を高めてゆく。
だが、あえてその快感に身を任せず、ゆっくりと確実に中へとつき進んでゆく。
小さな膣口の純潔に到達するのは、すぐであった。
0209名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 17:58:53ID:vKKXifBH

「痛いから、気をつけろよ?」
「うん、分かってるよ」
「せめて痛みが減るように、一気に行くよ」
「うん、お願い……」

ぐっと腰に力を込め、最後の抵抗線を彼自身が突き開く。
急速に挿入されたそれは陰茎は子宮最奥部に達し、反応する理央の肉体は純潔を失ったことに対する反射運動を開始する。
うねうねとうめき、彼自身を強く締め付ける衝動には抗えず、彼の欲望は理央の内部へと吐き出される。

「はっ、あっ、熱いっ!?」
「理央……大丈夫か」
「痛いけど、それ以上に嬉しい、ずっとこうなりたいって思ってた」
「理央……」
「いいよ、好きなだけ理央で気持ちよくなって、お願い」
「理央、理央ッ!!」

理央の言葉に導かれ、精液を放出したばかりのそれを彼女の中で一気に滑らせる。
良輔自身を受け入れた理央の肉体に彼自身の動きが浮かび上がり、理央の内部を蹂躙している証拠を存分に見せつける。
かなり動きづらいものの、それを動かすことは出来た。前戯と彼が先程放出した精液が潤滑油となり、行為の助けをしていた。

「あっ、理央……」
「良輔さん、んあっ!?」

うねる理央の秘裂はぱっくりと切り裂かれ、少しばかりの赤みを湛えながら巨大な肉棒を受け入れている。
彼の欲望は理央の幼い肉体にとっては大きすぎるが、それは同時に彼自身に強い快感を与えていた。
痛みを耐える理央は良輔ほどに高まってはいないものの、彼女の痛みが和らぐとともに、それはやがて嬌声に変わりつつあった。
ちゅぽん、ぬぷりと淫猥な音を立て、正常位のまま理央の腰目がけ彼自身を突き入れてゆく。
それは想像した通り、あるいはそれ以上の至上の快楽を携えていた。

「理央、出すぞ、出すぞ!」
「来てっ、良輔さん!」

良輔はさらに、二度目の白い欲望を理央の子宮内に放つ。
理央はその衝動で良輔の肉体をきゅっと抱きしめ、一滴漏らさず飲み込むそこへ精液を打ちつけていった。
欲望は開放されはしたものの、良輔自身はそれでまだ満足していない。
僅かに残った理性で理央の様子を確認する、ともあれまだまだ夜は長そうであった。

性行為に慣れつつある理央へ、出したばかりのそれをさらに動かす。
理央も二度の行為を経て痛みが和らぎつつあり、少なかった嬌声も更に増え始める。
理央の高まりを聞き、彼は理央に合わせるべく自身を更に高め、腰を強く振って理央の内部を味わい尽くしていた。
0210名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 18:00:12ID:vKKXifBH

「良輔さん、来ちゃう、来ちゃうのっ!?」
「よし、出すぞ、一緒に行くぞっ!」
「あっ、イッちゃうッ!!!」

理央の体が震え、彼の分身に与えられた強い衝動に身を任せる。
衝動への抗いを止めた瞬間、彼の肉棒もそれに呼応するかのごとく精液を吐き出す。
三度目の射精と共に、理央を何とか高めることが出来た。
それに満足した良輔はと、未だ勢いを保つそれを引き抜く。
引き抜かれた彼女の小さな陰唇から、とろとろと白い精液と彼女の処女血が混じり合ったものが溢れ出た。

絶頂の余韻に浸る彼女の秘部をティッシュで吹くと、良輔は体を持ち上げ、理央をその手中に収める。

「きゃっ!?」
「今日はこれぐらいでいいよ、風呂に入る体力があるうちに入ってもう寝よう」
「別にいいのに……」
「まだ明日があるし、明後日には休みがくるだろう?」
「そうだね、その時はもっともっと気持ちよくして」
「当たり前さ」



良輔と理央は風呂に入って行為の残滓を洗い流すと、それが計機となり訪れた睡眠欲に身を任せることにした。
次の日、良輔は久々に理央より早く起床し、追い出されてしまった台所で朝食の準備をすることになった。
行為の衝撃は少なかったとはいえ、処女を失ったばかりの理央はそれに不慣れではあった。
大事をとって理央はその日休み、良輔もそれにともなって理央の世話をした。

その日はお預けになったものの、明後日に訪れた休みの日は一日中理央の肉体を味わい尽くした。
仕事は今まで以上に定時で早く帰りたいと思うようになった、同僚は娘のためと考えているのだろうが、良輔は心の中で自分に同情してくれる同僚に謝るのであった、もちろん心の中で。
避妊具は用意していたものの、発育がやや遅い理央にお赤飯の日はまだ来ていない。
早く良輔の子供が欲しいなと理央は言うのであったが、良輔はしばらく理央の肉体を思う存分味わい尽くしたいと考えているのであった。


良輔は今日も内縁の妻と夜の行為に勤しんでいる、きっとあの豪快な兄夫婦は二人の子供が出来た頃にひょっこりと戻ってくるのだろう。
そんなことを思いつつ、理央を抱き寄せ寝室へと向かう。
良輔の夜は、まだまだ長い。
0212名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 18:29:14ID:CSBXPLlj
GJ!

ただ兄の名前が某遅筆作家そのままなのでニガワロタw
0213名無しさん@ピンキー2010/04/11(日) 02:22:48ID:GWeNQH1l
>>211
良いおにゃのこだ

>>212
よく見ろ伊藤だぞ!!!
と思ったら最初以外は佐藤だった
誤字か

しかしこんな所に煉獄で焼かれる同志がいるとはなぁ
とりあえず地連と遙星の続きさえ出れば…
0217名無しさん@ピンキー2010/05/01(土) 13:51:44ID:kOg7Y2WE
2年以上も前に書いたSSの続きを書いている。
さてどうしたものか……。
0220名無しさん@ピンキー2010/05/09(日) 09:14:11ID:665ORmtC
まあ人の事なんぞ興味は無いかもしれませんが、この流れなら書ける!

妻が病気で死んじゃってもう4年、それからの俺はとにかく全身全霊で娘LOVEだった。
でも今年高校生になった彼女にはウザがられるばっかで心のサムい日々を送ってた。
彼女は、親バカ補正を抜きにしてもかなりのレベルの美人だと思う。
その証拠に彼女は幼稚園の頃から超モテで、今なんかどうも二股まで掛けちゃってる
模様。
格好は茶髪セミロングにピアス。制服も超ミニでダボダボカーディガンと完全に今風の
女子高生。俺がいくら注意してもぜんぜんムシですわ。

ほんで、彼女はこの5月1日に16歳になったんだけど、それに先立つほど10日ほど
前の4月半ば、俺は関係改善を狙って“家で二人でバースディパーティをしよう”と
持ちかけた。
正直またウザがられて断られるかもと思ってたが結果は意外にもあっさりOK。
まあ当日がまたタイヘンだったんだけどな。

パーティーの席ではやたら娘がガンガン俺にワインを勧めてきて、俺もあんま強くない
のに調子こいて飲みまくったのがマズかった。
最初は割となごやかムードだったのに、何かだんだん雲行きが悪化。
しまいには彼女は俺が干渉しすぎだとか言い出して、“私が誰とどんだけエッチしようが
アンタには関係ないでしょ”ってオイ『アンタ』って!いくら俺でもキレるっつーの!

我ながら酔って歯止めが利かなくなってるのを自覚しつつ、俺は娘の部屋着のスェットの
首根っこを引っつかんで無理やりソファーまで引っ張っていく。
彼女は俺に罵声を浴びせながら激しく抵抗した。
でも俺は全くお構いなしで彼女の上半身をソファにうつ伏せに押し付け、スェットの下を
剥ぐように引き下ろしてしまう。

なんとも真っ白で可愛いお尻が丸出しになる。
俺はその愛らしすぎる様に我を忘れ、平手でべっちんべっちんそれを引っ叩いてしまう。
最初は悲鳴を上げてた娘は、お尻が真っ赤になる頃には“パパぁー、やめてぇぇ……”と
なきじゃくるばかりに。
俺は完全に自分を見失ったまま娘の震えるほっそい背中にのしかかり、もうギンギンに
猛り狂ってるチンポを彼女の小さなワレメに後ろから思い切りねじ込んでいた。

娘は絶叫しながら激しく身もだえしたけど、なぜかあまり抵抗はしなかった。
とにかく彼女のナカは超キツキツで、ほんとに食いちぎられるかと思うくらいだった。
“パパのばかぁぁぁ、もうやめてぇぇぇ……”っていう苦しげなうめき声に一瞬理性が
戻りかける。
でもこの可愛いキツキツマンコに彼氏軍団は好き放題ブチこんでるんだろうと思うと
またカッとなってしまい、俺は抱えこんだ娘の小さなお尻に激しく腰を打ち当て始めた。
0221名無しさん@ピンキー2010/05/09(日) 09:17:21ID:665ORmtC
さて、あまりに興奮し過ぎてるのと、ぶっちゃけ娘のアソコが気持ちよすぎるのとで、俺は
すぐピークを迎える。
細い腰をグッと引き寄せて一段と深くチンポを突き入れ、俺はついに最愛の娘の一番奥
深くに思い切り発射してしまう。
中で大量に出されてるのが分かるのか、娘は激しく喘ぎながら小さなお尻を何回もビクン
ビクン震わせていた。

ところが、そんだけ出しても俺のチンポは全然納まらなかった。
俺はソファにうつ伏せでクンニャリしてる娘をヒョイと抱き上げて寝室に向かう。
彼女はトロンとした表情のまま俺の首にしがみつき、歩きながらキスをする俺の唇を
素直に吸い返していた。

で結局、俺はベッドで娘のキツマンに更に2発の中出しをしてしまった。
彼女はもうひたすら俺にかじりついたまま切なげに喘ぐばっか。
でも3度目の射精の時にはアソコがキュキュ〜ッと俺のを激しく締め付けてきて、娘が
俺の中出しで完全にイッてしまったのがはっきり分かった。

その後、裸で抱き合ったままでのピロートークで衝撃の事実が発覚。娘は処女でした。
えー、何と申しますか、娘は妻が生きてた頃から俺の事が男として大好きだったそうで。
でもそんなのイケナイ事だと分かってたから、交際を申し込んできた男子達と半ばヤケで
つきあいまくってたらしい。
「でもキス以上はさせた事なかったよ。あ、オッパイはちょっと揉まれたかも……」
小ぶりだけど愛らしい形のオッパイを俺にもにょもにょ弄られて小さな乳首をピンと
立てつつ、娘はほっぺたを赤くしながらいたずらっぽく微笑んだ。

ちなみに、俺が酔っ払ってブチ切れたのは“まあ想定の範囲内かなぁ”だったそうで。
「でもさ、チューくらいはされるかもとは思ってたけど、それがこんな、こんな……もぉ、
このエロおやじっ!」
娘がムギュッと抱きついてきて、その温かく柔らかな感触に俺の節操無きジュニアがまた
ビーン!娘は頬を染めつつ呆れ顔になる。

まあそんな訳で、今月に入って娘は一度も自分の部屋のベッドでは寝てません。
ちなみに、最近の彼女のマイブームはフェラでして、俺はこの歳にして初めて、『目覚まし
フェラ』ってやつを体験させられました。あれはとても良いものですね。

それでは皆様も、よき娘ライフをお送りください。
0228名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 14:13:20ID:CTCYtH8k
>>226

妹から聞いたの?
お前もやっちゃえ!
それかバランス的に母ちゃんとやる?
0229名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 15:03:37ID:IYlm/k4H
ちょいNTRっ気のある変態紳士の私にはかなり想像の翼が広がる状況

妹を意識しすぎてつい冷たくあしらっちゃうオレ
一人すねる彼女に伸びる親父の魔の手……

妹スレ向きかこりゃ
0230名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 17:44:10ID:8W0KWo7F
>>227
ちょっと事情がややこしくてな
俺の前の父親は俺が5歳の時に
離婚してるんだ。妹が母親の中に居る事も知らずに
んで母親も妹が生まれる前に再婚。だから
妹は今の父親をホントの父親だと思ってる
そして去年俺達一家は引っ越したんだ。
そこで妹が「年上の彼氏が出来た」とか
「彼氏の家に泊まってくる」とか言ってて
最初は「コイツももう17歳だもんなー」
とか考えてたんだけど
前に妹と彼氏が歩いての見かけて
「えらく年上なんだな」とか思ってたら前の親父だった
とりあえず妹と別れた後親父を呼び止めたら
あっちも直ぐに息子だと解ったらしく
滅茶苦茶ビックリしてた
今はまだ親父にも妹にも真相話して無いけど
どうしたら良いんだ俺は
0231名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 17:47:40ID:D7J5j3i7

  /'           !   ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、    ┃   ━━━━━━━━
ァ   /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 )    ┃               ┃┃┃
'   Y  ー==j 〈,,二,゙ !  )    。                  ┛
ゝ.  {、  - ,. ヾ "^ }  } ゚ 。
   )  ,. ‘-,,'   ≦ 三
ゞ, ∧ヾ  ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧         三 ==-
/ |ヽ  \-ァ,          ≧=- 。
  ! \  イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
  |   >≦`Vヾ        ヾ ≧
  〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・
0232名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 19:44:29ID:2aM22uf0
ネタだろ?
ネタじゃなかったら……しかるべき場所でスレでも立てろ。というか相談しろ
重すぎる
0233名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 19:54:38ID:2aM22uf0
いや待て、ネタなら素晴らしい妄想だ。と褒めておこう
ネタじゃないなら速攻で実父側には知らせろ
このスレッド的にはワンダホーだがんな事言ってる場合じゃねえ
0235名無しさん@ピンキー2010/06/01(火) 21:18:35ID:3pUtGjv5
「初めて娘を抱いた日――」から始まる積水ハウスのCMで何か書けそうな気がする…。
0236名無しさん@ピンキー2010/06/02(水) 22:34:17ID:eaxl7f8M
>>235
あれ初めて見て、そっちの方想像してしまた俺は少数派?
普通の人は、子供をだっこと思うのかな?
0239名無しさん@ピンキー2010/06/10(木) 16:09:29ID:6zskCyFo
久々に来てみたら待っててくれるという人がwww
エロあんま上手くないんだけど頑張ってみるわ
0240名無しさん@ピンキー2010/06/10(木) 19:19:06ID:ANbhChY4
さて……二年以上前に書いた奴の続きを書いてるんだが、
どうしたものか迷う。
初代スレに投下したんだけど、ここのまとめサイトってないよね?
0243名無しさん@ピンキー2010/06/10(木) 23:26:41ID:ANbhChY4
レスさんくすです。
以前の話はうpろだにあげてみました。

ttp://www.kent-web.com/pubc/book/test/uploader/uploader.cgi?mode=pwdwin&no=3061
パスは nao
0249菜緒02-1 1/82010/06/14(月) 13:46:53ID:0xz22/B8
 菜緒と私の関係が変わったその翌日の朝──
 私は何ヶ月ぶりかの、すっきりとした目覚めを迎えた。
 前夜の娘とのひと時が思い返され、あれは夢だったのではないかと疑った。
 私は布団を跳ね除けるようにして起き出し、包丁のリズムが響いてくる台所
へと向かった。
「おはよう、お父さん」
「ん……おはよう、菜緒」
 足音で気づいたのだろう、菜緒はくるりと振り向いて控えめな笑みを浮かべた。
 菜緒の背は低く、身体は細い。
 簡単に壊れてしまいそうなほどに華奢だ。
 けれど、彼女の胸の膨らみは、とても小学五年生とは思えないほどに大きく
発達している。
 最近の子は発育がいいから、もしかしたら他にもこれぐらい大きな子はいる
のかもしれない──だとしても、平均よりはるかに大きいだろう。
 色の褪せたピンク色のトレーナーを着て、髪を首の後ろでまとめている。
膝上までのデニムのハーフパンツに、白いソックスを履いている。
 手に残る娘の乳房の感覚、はっきりと思い出せる菜緒の嬌声、久しぶりの
射精の快感──あれが夢であるはずがない。
 私は年甲斐もなく気恥ずかしさを覚え、眼を逸らした。
 菜緒の頬はほんのりと赤く染まっていた。彼女もまた、昨日のことを思い
出していたのかもしれない。
「もうちょっとしたら、できるよ」
 うつむき加減のまま、上目遣いに私を見た娘は、照れくさそうに笑っていた。
 釣られて私も笑みがこぼれる。
「悪いな、いつもいつも……」
「うぅん……わたし、お料理好きだから」
 にっこりと微笑んだ菜緒は、私に背を向けてニンジンを刻む作業に戻った。
「美味しい料理、期待してるよ」
「うん、がんばる」
 菜緒は頷いて、左手で小さくガッツポーズをとった。
0250菜緒02-1 2/82010/06/14(月) 13:48:00ID:0xz22/B8
 バターとジャムを塗ったトーストに、ベーコンエッグ、ニンジンとブロッコ
リーのソテーと、コーヒーはブラック──胡椒がよく効いていて、目覚めには
ぴったりだった。
「お父さんのは、ちょっと、辛口にしたの……どう?」
 テーブルを挟んで向こう側に腰掛けていた菜緒は、躊躇いがちにこちらを
覗き込んでいる。
「ああ、これぐらいでちょうどいいな。美味いよ」
「えへ……ありがとう」
 はにかんだ笑みを浮かべる菜緒に、身を乗り出して頭を撫でてやる。
「あっ……んぅ」
 菜緒はびっくりしたように首をすくめて、頬を赤らめた。
 純真な少女──そんな言葉がぴったりくる仕草だった。
 いまどき、こんな子は絶滅危惧種なのではないだろうか。
 菜緒ぐらいの歳になれば、父親を毛嫌いするようになるものだろう。
 昨夜のことも──
 食事の最中だというのに、私の下半身には血液が集まってゆく。
 菜緒は私のことをどう思っているのだろう。
 ろくに父親らしいこともしてあげられないこの情けない男に、どんな感情を
抱いているのだろう。
 少なくとも、嫌われてはいない。
 だが、好かれているのかというと自信が持てない。
 いい子を演じているだけなのではないだろうか──そうも思えるのだ。
 昨夜、ともに入浴することを拒絶されなかった。
 肌に触れると、幼い身体を奮わせた。
 私の愛撫に艶かしく喘ぎ、激しい快楽に身を浸していた。
 目の前の、実の父娘であるはずの少女に、私はとんでもないことをしたはず
なのだ。
 それなのに、菜緒はこうして私と向かい合って、何事もなかったかのように
朝食をとっている。
 そもそも、どうして入浴を拒まなかったのか。
 そして、なぜ私の行為を受け入れたのか──
0251菜緒02-1 3/82010/06/14(月) 13:48:55ID:0xz22/B8
「お父さん……どうしたの?」
 そんなことを考えていたら、箸が止まっていたようだ。
「ん? いや、はは……ちょっと、疲れてるのかな」
 眉を寄せて心配そうな顔をした菜緒に、私は内心を悟られぬよう誤魔化した。
「お仕事……大変?」
「ん、まぁ……時間が長いからな」
 私は箸でニンジンを抓みながら答えた。
 口に放り込んで咀嚼する。じわりと広がる香りは、コンソメだろうか。
「お父さん……今日は、お休みだし、ゆっくりしてね」
「ああ、ありがとう。そうさせてもらうよ」
 小学生の娘にこんな気遣いをされていながら、私は心の内でよからぬ思いを
膨らませていた。
 昨夜、菜緒は私に身を任せた。
 もしまた、菜緒の肌に触れたら──
 やはり、抗うこともせず、受け入れるのだろうか。
 華奢な身体に似合わぬ大きな乳房を揺らして、官能的に喘ぐのだろうか。
 幼い身体を震わせて、淫らに悶えてくれるのだろうか。
 愛撫だけでなく、男女の交わりそのものまで──
「それにしても美味いなぁ。コックさんになれるんじゃないか?」
 そんな下心を見抜かれぬよう、私は目玉焼きを箸で刻みながら口に運ぶ。
「え? そうかなぁ……」
 褒められることに慣れていないのだろう──恐縮したような顔になる。
 これまで、菜緒を褒めたことなど、あっただろうか──
「菜緒は将来、何になりたいんだ?」
「えっと……まだ、わかんないけど……」
 菜緒は料理をする手つきとは対照的に、ぎこちなく箸を動かしてベーコンを
抓んで持ち上げた。
「看護婦さんとか、保母さんとか……コックさんも……あっ」
 箸がすべり、ベーコンが皿の上に落ちる。
 思わずくすっと笑ってしまう。
 菜緒は恥ずかしそうにもう一度ベーコンを抓み上げ、顔を寄せて素早く口に
含んだ。
「菜緒は器用なのか不器用なのかどっちなんだ?」
「あぅ……い、いちおう、器用なほうだと思うけど……」
 私が笑いながら言うと、菜緒は唇を尖らせた。
「ほら、口にもの入れて喋ったら、行儀悪いぞ」
「うん……」
 拗ねたようにもぐもぐと口を動かしている菜緒は、昨夜、私の愛撫に激しく
震えていた少女とは別人のようだった。
0252菜緒02-1 4/82010/06/14(月) 13:49:43ID:0xz22/B8
 深く吸い込んだタバコの煙を吐き出す。
 紫煙が辺りに漂い、ゆっくりと拡散してゆく。
 食事を終え、再びエプロンを着けて後片づけをしている菜緒の後姿を眺め
ながら、私は抑え切れない劣情に支配されていた。
 一度あんな姿を見てしまうともう一度見てみたくなるのは、男としての本能
だろう。
 近親でありながらこんな気持ちを抱くのは、私と娘の間の、親子としての
触れ合いがあまりにも少なすぎたからなのかもしれない。
 もっと普通の親のように接していたのなら、実の娘に淫らな行為をしよう
などとは思わないはずだ。
 私は父親失格だ──
 いや、男として、人間として間違っている。
 小学五年生の幼い少女に、こんな気持ちを抱いているのだから──
 気持ちを抑え込もうとすればするほど、どす黒い欲望は膨らんでゆく。
 私はタバコを揉み消し、立ち上がった。
 椅子が音を立てる。
 菜緒は背中を向けたまま、洗い物を続けている。
 私は菜緒に歩み寄った。
 私が無言のまま席を立ったことが気になったのか、それとも、背後に気配を
感じたからだろうか、手を止めて振り返ろうと──
「お父さ……ふぇっ?」
 私は菜緒の華奢な身体を抱いた。
 洗いかけのスプーンと洗剤の染みたスポンジを持つ両腕ごと抱え込むように
して──
「お父さん……?」
「いいだろ? 菜緒」
「えっ……」
 菜緒の両手は泡に包まれている。
 緊張しているのだろう──細い肩が震えている。
 昨夜のことを思い出しているのだろう。
「あっ、ん……!」
 私は菜緒の大きな膨らみに手を重ねる。
 菜緒の身体がぴくりと震えた。
 ピンク色のトレーナーの下にはTシャツを着ているようだが、ブラジャーは
着けていなかった。
 小学五年生にしてはかなりの大きさをもつ乳房のやわらかさが、手のひらに
ふっくらと感じられた。
0253菜緒02-1 5/82010/06/14(月) 13:50:58ID:0xz22/B8
 私は一度手を離すと、彼女の脇を通し、エプロンの下へと手を滑り込ませた。
「んぅっ、お父さん……?」
 泡にまみれたスプーンとスポンジを持ったまま、菜緒は硬直していた。
 私の胸までしか背のない娘は、大人と変わらぬほどの膨らみを備えている。
 私は実の娘の乳房を、ゆっくりと揉み解す。
「菜緒、早く洗っちゃいなさい」
「ん、うん……」
 私の指が蠢くたび、菜緒は小刻みに震えて、ぎこちなく食器を洗い続けた。
 食器の立てる甲高い音が響く。
 弾力に満ちあふれた膨らみは、私の指を押し返してくる。
 彼女の身体の震えは、羞恥によるものか、快楽によるものか──きっとその
どちらでもあるのだろう。
 重ねた手が、じょじょに小さなしこりの浮き上がってくるのを感じる。
「お父さん……」
「あと少しだな」
「うん……」
 ひととおり食器を洗い終えた菜緒は、蛇口をひねって泡を洗い流してゆく。
 ときどき漏れる吐息が、艶めかしい。
 まだ小学五年生になったばかりの娘──
 私は娘を欲していた。
 昨夜の情事──彼女は、私の愛撫に全身を震わせて、快楽を訴えていた。
「あぅっ!」
 私が指先で可憐な突起を摘むと、菜緒はびくんと震えて可愛らしい声を上げた。
「あっ、んぅっ」
「乳首、勃ってるな」
「うぅっ……」
 私が言うと、菜緒は言葉に詰まってしまう。
 経験豊富な大人の女とは違う、幼い少女らしい初心な反応に、私の下腹部が
びくりと震えた。
 怒張したモノを娘の腰に押しつける。
 菜緒はその感触に驚いたのか、逃げるように腰を浮かせたが、私はさらに腹を
押し出して擦りつける。
 昨夜、風呂場で大量の精を浴びせかけたばかりだというのに、私のそれは若い
頃のようにガチガチに張っている。
 血の繋がった実の娘に陰部を押しつけている。
 そうしているだけで達してしまいそうなほどの恍惚感があった。
 だがもちろん、それだけで私の欲望が治まることはない。
「んっ、ふぁ……」
 菜緒は抵抗しない。
 穏やかに乳房を揉む指の感触に身体を震わせ、ときおり小さな吐息を漏らす。
 幼い身体は、私の刺激に快楽を覚えているのだ。
 実の父親から与えられる快感を、受け入れているのだ。
 そして、きっと、もっと強い刺激を求めているはずなのだ。
0254菜緒02-1 6/82010/06/14(月) 13:51:50ID:0xz22/B8
 私は左手を乳房から離すと、薄いトレーナーの裾から中へと侵入させた。
 菜緒はトレーナーの下にTシャツを着ていたが、私はさらにその下へと手を
忍ばせた。
「んっ!」
 菜緒の身体がぴくんと震える。
 きめ細かな肌の感触に、私の欲望も燃え上がる。
 母親によく似た整った顔立ち──美少女と言っても過言ではない。
 小学五年生としてはじゅうぶん過ぎるほどの胸の膨らみもあり、きっと学校
でも、菜緒に好意を寄せている男の子は多いだろう。
 内気で気の弱い菜緒のことだ──もし男の子たちに言い寄られたら、断り
きれないのではないだろうか──
 自分の娘を、小学生の子供に奪われたくなどない──
 そんな気持ちが湧き起こる。
「あぅ、んっ!」
 私の手は菜緒の肌を滑りながら、膨らみへと達した。
 昨夜と同じ、やわらかくて張りのある、瑞々しい乳房の感触を味わうように、
左の手が娘の乳房を包み込んだ。
「菜緒……気持ちいいのか?」
「んっ、うん……」
 こくんと小さく頷くと、束ねられた艶やかな髪が、ぴょこんと揺れた。
 私は右手で服の上から、左手で肌に直接触れて、ふたつの大きな膨らみを
ゆっくりと揉んでゆく。
 菜緒の身体がぴくぴくと小刻みに揺れる。
 手のひらに触れた肌が、じょじょに熱を帯びてゆく。
「ふぁっ!」
 大きな膨らみの頂点に座した小さな蕾に触れると、菜緒は弾けたように背を
反らす。
「あっ、んぁっ……はぅっ!」
 親指と中指で抓み、人差し指で天辺を撫でる。
 菜緒は可愛らしい喘ぎを漏らしながら、私の腕の中で快楽を露わにする。
 血を分けた実の娘は、実の父親に身体を弄ばれ、喘いでいるのだ。
 社会的に到底受け入れられることのない関係──私の淫らな欲望を、菜緒は
抗わずに受け入れ、さらなる刺激を求めるように声を漏らすのだ。
0255菜緒02-1 7/82010/06/14(月) 13:53:03ID:0xz22/B8
「菜緒、可愛いよ……エッチな声、もっと聴かせてくれ」
「あぅ、お父さん……んっ、ぁっ、はぁぅっ!」
 私の卑猥な言葉に応えるように、菜緒は声を上げた。
 そんな菜緒の態度に、私の情欲は炎を上げる。
 菜緒もまた、自らの声に昂ぶっているようだった。
 左手で菜緒の乳房を愛撫しながら、右手をゆっくりと下ろしてゆく。
 娘の華奢な身体を確かめるように、脇から腹へ、腰へと撫でる。
「ふぁ、んぁっ……」
 その刺激にすら反応して声を上げてしまうほどに、菜緒は昂ぶっている。
 腰周りを撫でながら、彼女の腹の前に手を添えると、エプロンの下でハーフ
パンツのホックを外してしまう。
「あっ、あぅ……」
 脱げ落ちないようにしたのだろう──菜緒は股を閉じたが、私の手がそれを
ぐいと引き下げると、躊躇いがちに膝を開いた。
 ハーフパンツはするりと落ち、子供っぽい白いショーツが露わになった。
 もう一年ぐらい、菜緒に衣服を買ってあげていない。
 成長期の彼女に、お洒落を意識し始めるであろう年頃の娘に、私は何もして
あげていない。
 それどころか、欲望に駆られて淫らな行為をしている。
 とんでもない父親だった。
 それでも、菜緒はそんな私の行為を受け入れ、求めている。
 菜緒とともに、堕ちるところまで堕ちてしまおう──そんな気になっていた。
 右手でショーツの縁をなぞりながら、最も敏感なところへと指を進める。
「あっ、ふぁっ!」
 菜緒の身体がびくんと跳ねる。
 下着越しに触れると、そこはしっとりと潤んでいて、菜緒の身体が快楽に
染まっていることを色濃く表していた。
「菜緒、もう濡れてるんだな」
「あぅっ、ぅ……うん」
「菜緒はエッチだな」
「うぅ……エッチ、だもん……」
「そうだな、エッチなお父さんの娘だからな、菜緒は……」
 昨夜の言葉を繰り返す。
 実の娘にこんなことをする父親と、実の父親にこんなことをされている娘は、
世にどれほどいるのだろうか。
 表沙汰にならないだけで、かなりの数あるのではないだろうか。
 私たちのように、お互い受け入れている者たちもいるだろうし、受け入れ
られずに訴え出る者もいるのだろう。
 私も菜緒に拒絶されていたら、年端もゆかぬ娘に暴行を働いた最低の父親と
して、新聞の一角に載っただろう。
 いや──今は受け入れているが、この先どうなるかは判らない。
 菜緒はまだ幼い。判断力も劣るだろう。
 いずれこんな行為に後ろめたさを抱き、拒絶する日が来ないとも限らない。
 そうなる前に、思いつく限りの欲望を、娘にぶつけてしまおう──
0256名無しさん@ピンキー2010/06/14(月) 13:56:13ID:0xz22/B8
 あっ

 分母を間違えてたぜー!!
 ほんとはx/7だったんだ……。

 というわけで、>>243の続き、前編です。
 後編は、今週中には仕上がるはずです。
0259名無しさん@ピンキー2010/06/14(月) 23:43:53ID:HIrJJIh0
うおー、菜緒ちゃん、懐かしい!
まさか続きが読めるとは!
期待して待ってます!
0263菜緒02-2 1/92010/06/20(日) 14:46:17ID:JWuYkvPq
 白い綿のショーツには、彼女の垂らした蜜が、大きな染みを作っていた。
「ふぁっ、んっ!」
 太腿を撫でると、菜緒は敏感に反応する。
「あっ、あぁっ!」
 少しずつ指をそこへと近づけ、ショーツの上を軽くなぞる。
 菜緒の幼い声に、私も昂ぶってゆく。
「きゃぅっ!?」
 ショーツの上端を摘んで、くいっと引き上げると、菜緒の股に薄い布が張り
つき、可愛らしい秘裂に食い込んで、くちゅりと小さな水音を立てた。
「いやらしい音がしたね」
「あぅっ!」
「菜緒のここは、ぐっしょり濡れてる……エッチだな」
「うぅっ、エッチ……」
 菜緒はぎゅっと眼を閉じ、いやいやをするように小さく首を振る。
 初心な反応が私の劣情を掻き立てる。
 小学五年生になってまだひと月の少女──しかも、実の娘に欲望をぶつける
のは、今まで味わったどんな快楽よりも、甘く蕩けるような、そして、激しい
興奮をもたらしてくれる。
「エッチな菜緒に、エッチなお仕置きだ……」
「ひゃんっ!」
 ショーツの食い込んだ秘裂を指でなぞり、小さな蕾を指先で、ぴんと弾いた。
 菜緒の身体が跳ねる。
「痛い? それとも、気持ちいい?」
「ひぁっ! ひゃぅっ!」
 ぴんっ、ぴんっと、何度もそこを弾く。
 弾かれるたびに、菜緒はびくんびくんと身体を弾ませ、その刺激の強さを
訴えているようだった。
「気持ちいいっ、ひぅっ! お父さんっ、ひゃっ!」
「お仕置きなのに感じちゃうなんて……菜緒はどこまでエッチなんだ?」
「あぅっ、ひっ! だって、あぁんっ!」
 トレーナーをぎゅっと握った手の下で、大きな乳房がぷるんぷるんと揺れる。
 黒髪がふわりと舞い、華奢な身体は電気ショックを浴びたかのように跳ねる。
 下着の染みはますます広がり、彼女が快楽に溺れているのを表していた。
0264菜緒02-2 2/92010/06/20(日) 14:46:46ID:JWuYkvPq
「エッチな菜緒には、もっとすごいお仕置きが必要みたいだな」
「あぅっ、もっと、すごいの……?」
 指を止めると、菜緒はうっすらと眼を開いて私を見つめた。
「そうだよ。もっと恥ずかしいお仕置きだ」
「恥ずかしい、お仕置き……?」
「ああ……菜緒、パンツを脱ぎなさい」
「あぅっ……」
「お父さんに、菜緒の一番恥ずかしいところを見せるんだよ」
 私が言うと、菜緒は怯えた子犬のような眼になった。
 だが、逆らいはしない。
「おっぱい見せたまま、おまんこも見せてごらん」
「うぅ……うん」
 菜緒は小さく頷き、トレーナーから片手を離してショーツへとかけた。
 私が手をどけると、椅子に腰掛けたまま、膝を閉じて下着を脱いでゆく。
 幼い娘が眼の前で秘処を曝そうとしている姿を、私は鼻息荒く見つめていた。
 菜緒は片手だけでぎこちなく下着を脱いでしまう。
「いい子だ、菜緒」
「んぅ……」
 足首まで下ろしたところで、私は彼女の片足を持ち上げる。
 左の足首にショーツが引っかかったまま、再び股を広げさせた。
 つるりとした無毛の恥丘──
 そして、ぐっしょりと濡れた秘裂が露わになった。
 さらに脚を広げさせると、マシュマロのような未熟な唇がわずかに口を開き、
ピンク色の粘膜が覗いた。
 透明な蜜を湛えたそこは、大人の女のグロテスクさなど欠片も見られない。
 成長途上にある、繊細で可憐な唇だった。
「可愛いよ、菜緒……すごくエッチで、すごく可愛い」
 私は膝の間に身体を入れて、顔を近づける。
 つんとした幼い少女の匂いが私の鼻腔をくすぐった。
「あぅぅ……お父さん……」
 父親に大切なところを凝視され、菜緒は羞恥に身を焦がしている。
 ぴくんと菜緒が震えると、とろりと蜜が零れ出た。
「エッチだな、菜緒……いっぱい濡れてる」
「うぅ……いっぱい、濡れちゃってる……」
 自分でもそこがどうなっているのか解っているのだろう。
 私は腕を伸ばし、娘のふっくらとした尻を抱いた。
「あっ、お父さん……?」
 さらに顔を近づけると、菜緒は恥ずかしそうに身をよじった。
 彼女の股の間から、つんとした少女の香り漂ってくる。
「お仕置きだからな……恥ずかしくて、エッチで……気持ちいいお仕置きだ」
「えっ? ひぅっ──!」
 私は娘の秘処に唇を押しつけ、舌を伸ばして秘蕾に触れた。
 菜緒はこんな行為を知っているだろうか。
 いまどきの子なら知っているのかもしれない。
 もちろん体験するのは初めてだろうが。
「お父さんっ、ひゃっ! あっ、ひぁぅ!」
 指とは違う刺激に、菜緒は激しく身体を震わせた。
 舌先を尖らせて突つくたびに、ぷくっと膨らんだ恥丘が波打つ。
 舌を広げて舐め上げると、大きな膨らみがぷるると揺れる。
 唇で薄皮を剥き、ぷりっとした蕾を吸い上げると、首を振って快感を訴えた。
 私の責めが、娘の身体を火照らせている。
 血の繋がった娘を責めるという背徳が、私を掻き立てた。
「菜緒……おまんこも、じっくり見せてもらうよ」
「あぅっ、うぅぅ……!」
 私はいったん唇を離し、菜緒のその部分をじっと見つめた。
 手のひらを腿の付け根に押し付けてさらに脚を広げさせ、親指で彼女の秘裂を
開くと、淫らな露を湛えた鮮やかなサーモンピンクの肉襞が姿を現した。
0265菜緒02-2 3/92010/06/20(日) 14:47:08ID:JWuYkvPq
 露わになった花びらをじっと見つめる。
 ちらりと菜緒の顔にも眼を向けると、大きな双丘の向こうで、娘のつぶらな
瞳が、羞恥に潤んでいた。
 涙を浮かべ、哀願するように私を見ていた。
「お父さん……恥ずかしいよぉ……」
 堪りかねたのか、唇を震わせながらもらす。
 だが、私は返事をせず、じっと見続けるだけだ。
 見ているだけだというのに、彼女の発育途中の秘処はひくひく震え、とろり
とろりと透明な雫を垂らしている。
 ときおり小さく震え、腰をくねらせ、甘い吐息をもらす。
 蜜花を広げている指先から、彼女の官能が伝わってくるようだ。
「菜緒はここに、指とか、入れたことあるのか?」
 私は唐突に、恥ずかしがる菜緒に尋ねる。
 菜緒はびくっとして、眼を逸らした。
「どうなんだ?」
「ふぇ……ゆ、指、少しだけ……でも、痛くて……」
 自慰のときに、試してみたのだろう。
 しかし、まだ未熟なそこは、彼女の細い指ですら拒んだのだろう。
「菜緒はエッチだなぁ、指を入れようとしたなんて」
「うぅ、ごめんなさい……ひゃぅ!?」
 私は前触れもなく娘の腰を抱え込み、彼女の可憐な蕾へ舌を這わせた。
「ふぁあっ! ひぅっ、ひゃんっ!」
 湛えた蜜ごとすくい上げるように、何度も何度も舐める。
 舌が動くたびに、菜緒は可愛らしく艶かしく喘ぎながら、快感を露わにした。
 菜緒の匂いと味が、鼻腔と味蕾を刺激した。
 実の娘の蜜は、味わったことのない極上の甘味だった。
「あぁっ、ひゃぅっ、ひぁあっ!」
 娘のクリトリスを転がす。
 舌先を震わせる。
 唇を押しつけて吸い込む。
 舌と歯で挟んで擦る。
 私の与える刺激に、菜緒は敏感に応えてくれるのだ。
 震える菜緒の腰をぎゅっと抱き、さまざまな責めを繰り返した。
「ひゃっ……お父さんっ、ひっ、ひぁっ!」
 やがて菜緒の声は上擦って、かすれた悲鳴のように変わってゆく。
 絶頂が近いのだろう。
「ひんっ、ふぇっ……やっ、ダメぇっ!」
 菜緒は私の頭を手で押し返してくる。
 強すぎる刺激に耐えられず、私を押し退けようとしているのだろう。
 だが、ただでさえ非力な子供であり、快感に力の入らない菜緒が、私の力に
敵うはずもなかった。
「お父さっ……ひぅんっ! ゃっ、んっ、ひぁあっ──!」
 やがて菜緒の声がひときわ大きく響き、全身が激しく跳ねて──
 彼女は絶頂に達した。
 それでも──
 私は舌を止めなかった。
 菜緒は声にならない喘ぎをもらし、痙攣したように身体中を震わせた。
 男性の絶頂と違い、女性のそれは外部から明確に見分ける手段がない。
 だが、菜緒が激しく達し続けていたのは明らかだった。
 椅子の上で娘の身体がびくびくと跳ねる。
「ひっ! んっ、ひぅっ、っ──!」
 快楽に咽びながらも、手はトレーナーを掴んで胸を露わにしている。
 布団の上であれば、シーツに爪を立てていたのだろう。
 溺れた者が、藁にすら頼るのと同じなのだろう。
 細い脚がしなって、足首に残っていた下着が飛ばされた。
 幼い娘は、実の父の執拗な責めに幾度となく身体を弾けさせ──
「──っと!」
 バネのように跳ねた菜緒がぐらりと傾き、私は慌てて抱き留めた。
0266菜緒02-2 4/92010/06/20(日) 14:47:41ID:JWuYkvPq
「……菜緒、大丈夫か?」
 菜緒はぐったりとして、私に身体を預けている。
 意識は朦朧としているようで、可愛らしい顔は涙と涎と汗で濡れていた。
「お父、さん……」
 苦しそうに喉をひゅうひゅうと鳴らす菜緒を、ゆったりと抱き締めた。
 流石にやりすぎた──彼女は昨夜、初めて絶頂を知ったばかりなのだ。
 しかし私は自責しながらも、菜緒を何度もイかせたことに熱い陶酔を覚えた。
 そして──菜緒を片腕で抱いたまま、もう片方の手を自らのズボンにかけ、
脱ぎ去った。
 私は本当にダメな父親だった。
「菜緒……お仕置きはまだ終わりじゃないからね」
「おしおき……」
 私は息も絶え絶えな菜緒をテーブルにうつ伏せにさせた。
 トレーナーも脱がしてしまう──靴下だけを履いたあられもない姿だ。
 力も入らないのだろう、支えてやらなければ滑り落ちてしまいそうだった。
 私は片手で下着をずらし、不恰好に脚をばたつかせて脱ぎ去る。
 欲望の象徴はこれ以上ないほどに反り返り、鈴口からは先走りがあふれて、
てらてらと光っていた。
「そう、お仕置きだ。エッチな菜緒にお似合いの、キツいお仕置きだよ」
 両手で菜緒の腰を抱える。
 白い尻の谷間は、彼女自身の蜜と、私の唾液とでぐっしょりと濡れている。
 小さな裂け目が口を開き、未熟な唇が覗いていて、ひくひくと脈動していた。
 私は昨夜そうしたように、自らの分身を、菜緒の可愛らしい尻へ押しつけた。
「あっ、お父さん……?」
 菜緒もそれが解ったのだろう──身体が強張る。
 これからどうなるのかも理解したのだろう。
 菜緒はテーブルの上で、もがくように指を立てる。
 といって、暴れて逃げようとするわけでもない。
 初めての体験に身構えた──のだろうか。
「エッチで、いやらしいお仕置き……解るね、菜緒?」
「うぅ……」
 私は娘の大切なところへ、いきり立ったモノをあてがった。
 びくん、と菜緒の身体が震える。
「きっと、すごく痛いだろうけど……我慢できるか?」
「うん……がんばる」
 菜緒はまだ子供で、自らの血を分けた実の娘だった。
 心細くなるほどに華奢で白い身体が、不安そうに震えていた。
 初めての行為への──実の父親と繋がってしまうことへの恐怖だろうか。
 ふと思う──菜緒はもう初潮を迎えたのだろうか。
 そんなことすら知らないことに今更ながら気づく。
 もしそうであれば、菜緒は実の父親との子供を身篭ってしまうことになる
かもしれない。
 だが──
 それもまた、いいではないか。
 私は最低の父親なのだ。下劣な男なのだ。
 自分の娘の処女を奪い、妊娠までさせてしまう──
 そんな体験、なかなかできるものではない。
 臭い飯を食うことになったとしても、その愉悦が消えることはないだろう。
 人の心を捨ててしまっても構わない──
「ふぁっ、んっ!」
 押しつけたモノで濡れた秘裂を撫で上げると、菜緒が可愛らしく鳴いた。
 彼女のそこは、私を受け入れる準備ができているのだ。
「いくよ、菜緒。力を抜いて……」
「お父さん……」
 不安そうに揺れる声が私の劣情を燃え上がらせた。
 抱えた菜緒の腰をゆっくりと引き、自らの腰をゆっくりと押し出す。
 くちゅり、と水音が響き──
 赤黒く腫れ上がった亀頭が、可憐な秘唇を割って──
「ひぅっ──!」
 菜緒が小さく悲鳴を上げた。
0267菜緒02-2 5/92010/06/20(日) 14:48:23ID:JWuYkvPq
 まだ何者にも侵入を許したことのない、菜緒の未開の蜜壷──
 いきなりの挿入に、菜緒は顔をゆがめて耐えている。
「菜緒……入ったよ。わかるか?」
「んっ、んぐっ……お父さんが……」
 実の娘である菜緒を、父親である私は、後ろから貫いた。
 娘の処女を奪った。
 娘を、幼い少女から、大人の女にした──
 私が初めてセックスをしたのは、高校生のときだった。
 童貞を捨て、この上ない達成感で満たされたものだ。
 だが、今はそれをはるかに上回る恍惚に支配されている。
「菜緒の中、すごいな」
「あぅ」
「すごい締め付けだ……」
 まだ亀頭が潜り込んだだけだというのに、強烈な圧迫感だった。
 菜緒の中は思っていた以上に狭く、熱かった。
 当然だろう──菜緒は小学五年生になったばかりなのだ。
 私のモノは、どちらかといえば大きいほうらしい。
 私が身体を重ねた女たちはみな、「大きすぎる」と口にしていたものだ。
 それはお世辞かご機嫌取りだったのかもしれないが──だとしても、少なく
とも小学生の菜緒からすれば、人並み程度のサイズだとしても、とてつもなく
巨大であることには違いないだろう。
「わたし……すごい、の? お父さん、き、気持ち、いい……?」
 そんな異物を挿入され、苦痛に見舞われているであろうに──
 菜緒は苦しそうに喘ぎながらも、そんなことを言う。
「あぁ、すごくいいよ菜緒。お父さんすぐにイっちゃいそうだ」
「はぅ……」
 菜緒は頬をテーブルにつけ、きゅっと眼を閉じている。
 汗の浮いた肌に黒髪が貼りついて、歳に合わぬ艶かしさを醸し出している。
「痛いだろう?」
「うん……すごく、痛い、けど……」
「でも?」
「お父さんと……嬉しい……」
 か細い声だった。
 菜緒は破瓜の痛みに耐えながら、私と繋がったことを喜んでいるのだ。
 下劣な欲望に駆られて自分の処女を奪った父親に、罵声を浴びせるどころか
正反対の言葉を漏らしたのだ。
 後ろめたさを感じていたのなら、私はまだ引き返せたのかもしれない。
 けれど私はそんな菜緒に、支配欲を掻き立てられたのだ。
 自分の娘を、自分の女にしたいと──
「菜緒、奥まで入れるよ」
 腰を送り出し、強欲の塊で、娘の小さな膣孔を抉じ開けるように進んでゆく。
「ひぐっ、んっ……」
 痛いのだろう。
 苦しいのだろう。
 それでも菜緒は抗わない。
 逃げようともしない。
 従順に私の行為を受け入れた。
0268菜緒02-2 6/92010/06/20(日) 14:49:28ID:JWuYkvPq
 温かな襞が私のモノを締めつける。
 菜緒の身体がびくっと震えると、さらに締めつけられる。
 突き込まれた異物への無意識の反応だろう。
 それが私をますます昂ぶらせる。
 さらに押し込んでゆくと、半分も収まらないうちに突き当たりにぶつかった。
 身体が小さいぶん、中も狭く浅いのだろう。
「解るかい? 一番奥まで届いたよ」
「うん……わたしの、中に、お父さんが……」
 菜緒は苦痛に顔をゆがませながらも、可愛らしく呟く。
 繋がったところに眼をやると、あふれた蜜に、赤いものが混じっていた。
 幼い身体には大きすぎるモノのせいで、粘膜が裂けてしまったのだろう。
「菜緒の処女……もらったよ。菜緒の初めての男は、お父さんなんだよ」
「ふぁ、うん……お父さんが、初めて……」
 うわごとのように呟き返す菜緒の頭を、片手を伸ばして撫でてやる。
「お父さぁん……」
「菜緒……動くよ」
「あ、ひっ!?」
 言うや否や、それまでとは違う速度で先端まで引き、すぐに奥まで押し込む。
「痛ぁいっ!」
 菜緒は背中を反らせて痛みを訴えた。
 黒髪が乱れ、テーブルの上を掻き毟るように指を立てる。
 私はそんな娘に構わず、再び腰を引き、突き込んだ。
「ひぃっ! ひっ、いっ! ひぐっ!」
 きつく閉じた菜緒の眼から涙が零れ、引き攣った唇からは苦悶の声が漏れた。
 菜緒に激痛を与えている私は、正反対に、この上ない快楽を味わっていた。
 怒張の先端から半分ほどまでしか収まらない幼い膣は、私をぎゅうぎゅうと
絞るように包み込み、未成熟な襞の感触を伝えてくれる。
 年端も行かぬ実の娘を犯しているのだと、実感させてくれるのだ。
 私の支配欲と嗜虐心が満たされ、肉体的な快楽と精神的な恍惚が、頂点へと
押し上げてゆく。
「痛いっ! ひぁっ! ひぃっ!!」
 泣きながら苦痛に耐える菜緒の中を、私は何度も行き来して悦楽に浸る。
「ひっ、んっ! お父さんっ、お父さぁんっ!」
「いいよ、菜緒っ……すごくいいぞ……!」
 愉悦の渦が下腹部で膨れ上がる。
 限界はすぐそこまで来ていた。
「あぁ、菜緒……菜緒っ、お父さん……イくよっ」
「ひっ、んぁっ! お父さんっ! きゃぅっ!」
 気づけば、菜緒の声が変化していた。
 悲痛な喘ぎをもらすだけだった彼女は、まるでそれを快楽と感じているかの
ような色へと変わっている。
「菜緒っ、気持ち、いいのか?」
「わかんなっ、ひっ! んっ、ひぐぅっ!」
 痛いのだろう。苦しいのだろう。
 それでもきっと──
 満たされているのだろう。
 菜緒と一緒に──
 そう思いはしたが、私には、彼女を待つだけの余裕は残っていなかった。
「菜緒っ、出すぞっ……菜緒っ!」
「んっ、うんっ……お父さんっ! 欲しいっ、お父さん……!」
 子供とは思えぬ言葉が起爆剤となった。
「くっ──!」
 娘の一番奥に、鈴口を擦りつけるようにして、私は果てた。
 大量の精を、実の娘の胎内に放った。
 昨夜あれだけ出したというのに、白濁した子種をたっぷり注ぎ込んだ。
 私の怒張と菜緒の秘処は、鮮血に赤く染まって痛々しくもあったが、乱れた
黒髪越しに覗いた彼女の顔には、うっとりとした笑みが浮かんでいた。
0269菜緒02-22010/06/20(日) 14:51:09ID:JWuYkvPq
あああああああああ順番間違えた!!

0270菜緒02-22010/06/20(日) 14:52:19ID:JWuYkvPq
こ、これがほんとの1/9なんだ……ガクッ
これのあとに読んでくだちぃ(´・ω・`)



 私は食卓の椅子を引っ張り出し、菜緒を座らせた。
 エプロンは床に落ちている。
 トレーナーとTシャツを胸の上まで捲って菜緒自身に持たせ、ふっくらとした
乳房を露わにさせている。
 ハーフパンツを脚から抜いた下半身は、足首までのソックスと白いショーツ
だけしか着けていない。
 纏めていた髪を解いてやると、やわらかな黒髪がふわりと広がった。
「菜緒のおっぱい、本当に大きいな」
「うぅ……」
「恥ずかしいか?」
「うん……恥ずかしい……」
「でも、恥ずかしいのに、エッチな気分なんだろう?」
「あぅ……」
 黒目がちなくりりとした眼は潤み、頬は赤く染まっている。
 わずかに開いた唇はぷくりと艶かしく、小さく震えながら上下する胸には、
しっとりと汗が浮いていた。
「菜緒はお父さんにおっぱい見られて恥ずかしいのに……もっとエッチになり
たいんだよな?」
「あぅぅ……!」
 私の言葉に、菜緒はふるふると身体を震わせる。
 視線を浴び、言葉で責められ、幼い娘はますます昂ぶってゆく。
「まだ朝なのに、台所でこんな格好して、エッチになって……やらしいなぁ」
「うぅ、お父さん……」
 私は菜緒の前に膝を突く。
 両手を娘の膝に添えると、彼女はぴくりとして脚を閉ざす。
「もっと、気持ちよくなりたいんだろう?」
「あぅ、でも……」
「でも、なんだい?」
「まだ、朝だし……こんなとこで……」
 菜緒は羞恥に火照りながら、私の言葉を繰り返す。
「エッチなこと、したいんだろう?」
「んぅ……」
「言ってごらん。気持ちいいことをしてほしい、って」
 言いながら、私は膝の間を割って指を差し入れる。
 閉ざされていた膝が、ゆっくりと広げられてゆく。
「お父さん……気持ちいいこと……して、ほしい……」
 手を添えるだけで、菜緒自身が脚を開いてゆく。
 細い脚がゆっくりと左右に開かれてゆく。
「もっと、腰を前に出して……背もたれに身体を預けて」
 私の言葉に素直に従いながら、菜緒はそこを自ら曝け出すように股を広げた。
0271菜緒02-2 8/92010/06/20(日) 14:57:35ID:JWuYkvPq
 ことが済めば、理性が力を取り戻す──
 私は欲望の赴くままに娘をもてあそび、あまつさえ処女を奪ってしまった。
 小学五年生の実の娘を、犯してしまったのだ。
 先ほどまでの愉悦は小さくすぼみ、後悔の泥沼に落ち込んでゆく。
 私は下半身剥き出しの無様な姿で、まだ力の入らない様子の菜緒を抱き、
テーブルから起こしてやる。
「お父さん……」
 菜緒の声は震えていた。
「ねぇ、お父さん……」
 囁きのような娘の声に、私は耳を塞ぎたくなる。
「わたし、お父さんに……その、処女……あげちゃったんだよね……」
「菜緒……?」
 彼女は、笑っていた。
 切なそうに息を吐きながら、涙を浮かべ、とろんとした眼で微笑んでいた。
「嬉しい……お父さんと、ひとつになれた……」
 私は娘の細く小さな身体を硬く抱き締めた。

 その後、私たちはふたりで入浴した。
 菜緒の華奢な身体を抱き、痛むであろう秘処を優しく洗い流してやった。
 彼女の清らかで可憐な裂け目から、醜い欲望の残滓がどろりとあふれてきた。
 汗を流し、ふたりで湯船に浸かった。
 私は膝の上に向かい合わせに菜緒を乗せ、抱き締めた。
「お父さん……好き。わたし、お父さんのこと、好き……」
 彼女は、ぽつぽつと語った。
 菜緒は以前から私を異性として意識していたそうだ。
 どうして私を男として好きになったか、どんなところが好きなのか、自分
でもよく解らないそうだ。
 気がついたら、私のことを想い、自ら慰めるようになっていたという。
 親しい友人のいない彼女にとって、心を許せる人間というものが、私しか
見つからなかったからだろうか。
 私は父親らしいことなど何ひとつしてこなかった。
 もしかしたら、それこそが、彼女の気持ちを私に向けさせたのかもしれない。
 娘として愛されたい。ひとりの人間として大切にされたい──
 おそらく、最初はそんな想いだったのだろう。
 それがいつしか、私への恋慕に変わっていたのだろう。
 私を想いながら自ら慰め、身体を許してしまうほどに──
「──菜緒は、どうなんだ?」
「まだ、だよ」
 私が訊くと、菜緒ははにかんで答えた。
 もちろん、生理のことだ。
 菜緒はまだ妊娠の懼れはない。
 ということは──
 私はよからぬことを考えてしまう。
 小学五年生の幼い少女──実の娘である菜緒の中に、好きなだけ欲望を解き
放つことができるのだ。
 台所での彼女との行為は、過去の無数の情事の中でも最高の興奮と快楽を
もたらしてくれた。
 菜緒は私を受け入れてくれる。
 これからも、そんな悦楽に浸ることができる。
 享楽的な行為に耽ることができるのだ。
 純粋な幼い娘を、自分好みの女に仕立て上げてしまいたい──
 そんな下衆な考えまで浮かんでいた。
0272菜緒02-2 9/92010/06/20(日) 14:58:07ID:JWuYkvPq
 風呂を出た私たちは、布団の上でごろごろしながら、いろいろな話をした。
 菜緒の学校でのできごとや、彼女の好きなこと、テレビやニュースの話に、
私の若いころの話まで──
 失った会社や、私たちを捨てた女の話もした。
「お母さん、元気かな……」
「さぁな。何も連絡がないんだ、元気なんじゃないか?」
 娘を置いて去っていった女のことなど、私にはどうでもいいことだった。
 素っ気無い私の言葉に、菜緒はしゅんとしてしまった。
「ごめんなさい……」
「いや……お父さんのほうこそ、ごめんな」
 頭を撫でてやると、くすぐったそうに微笑んだ。
 菜緒にしてみれば、そんな女でも実の母親なのだ。
 この世にふたりしかいない、肉親なのだ。
「菜緒は優しい子だな」
「そんなこと、ないよ……」
「そんなことあるぞ? あいつはお前を捨てたのに、そんな母親でも気遣って
やれるんだからな」
 それに、まるで父親らしくない私のことも、気遣ってくれるのだ。
 だというのに、私は──
「ふぁっ、お父さん……?」
 抱きながら、彼女のふくよかな乳房を包み込む。
 弾力を確かめるように、ゆっくりと揉む。
「菜緒……可愛いよ」
「んっ、あぅ……」
 乳房の天辺の突起は、すぐに硬くなった。
「エッチな菜緒……もっとエッチな子にしてあげるよ」
「はぅ、んぅ……お父さん……」
 私は欲望に逆らわなかった。
 大きな膨らみをねちっこくもてあそび、秘処へ指を這わせた。
 今朝、あれだけ激しく彼女の純潔を奪っておきながら、さらに彼女を責めた。
 菜緒の気持ちを知りながら、彼女の純粋な心を解っていながら、私は貪欲に
娘を求めたのだ。
 たっぷりと潤った可愛らしい花弁を再び散らし、苦痛に顔をゆがめる菜緒の
胎内に、白濁を注ぎ込んだ。
 優しく愛撫し、激しく責め立て、幼い彼女を何度も絶頂へと導いた。
 快楽に耐えられず失禁してしまった娘を、言葉で嬲りもした。
 子供をあやすように穏やかに頭を撫でてやり、そしてさらに、彼女を快楽へ
導いていった。

 昼過ぎまで、私たちは淫らな行為に耽った。
 菜緒は数え切れないほど達し、立ち上がることもできないほどになっていた。
 私自身も疲れ果てていたが、彼女の代わりに慣れぬ料理を作ってやった。
 買い置きのインスタントラーメンに野菜を炒めて入れただけの、料理と呼ぶ
には少々物足りないものだったが、菜緒は喜んでくれた。
 私はもう、菜緒を娘として愛することはできないだろう。
 小学五年生という、まだ幼い少女であり、実の娘でもある彼女を、ひとりの
女として認識してしまったのだ。
 愛情とは違うのだろう。
 相手を意のままに扱うというのは、ゆがんだ欲望なのだろう。
 人の道を外れているのだと、理解していた。
 けれど、私は邪な心を抑えられなかった。
 迷いがなかったわけではないが、この先も自分の欲望をぶつけたかった。
 実の娘に、自分の知る限りの戯れを教えたかった。
 いつまでも、そうしていたかった。
 菜緒が受け入れてくれる限り──
0273菜緒022010/06/20(日) 14:58:47ID:JWuYkvPq
久しぶりすぎる投下だというのにgdgd過ぎて申し訳ないです(´・ω・`)
以上、おしまい。
0277名無しさん@ピンキー2010/06/21(月) 00:11:27ID:ZV9leOY+
昨日、14歳と13歳の娘を持つ俺の弟(37)
からメールがあった…

「さっき風呂上がりの娘見て興奮しちまった
俺もう駄目かもしれない」
と、言うメールが
因みに母親は居なくて今は3人暮らし…
俺はどうすれば良いの?
0278名無しさん@ピンキー2010/06/21(月) 00:17:12ID:qf1+hSEs
>>277
興奮するのは仕方ない。
でも手を出すなよ、オナニーするくらいにしとけ

くらい言っとけばいいんでない?
0281名無しさん@ピンキー2010/07/07(水) 18:31:22ID:b1uBxZsG
ほしゅ
0282名無しさん@ピンキー2010/07/12(月) 18:44:55ID:apouWyHA
中3の時に幼馴染みが父親とSEXしてるの
知った時はちょっと吐きそうになってしまった
0288真野 司  ◆Thmxzr/sD.HF 2010/07/31(土) 19:49:42ID:/ecv6AGS
そろそろ書き上がりそうなので、
しばらくしたら投下するかもしれません。

こうも投下が遅いとすっかり忘れられてそうなので、
保守も兼ねて予告を。
0289名無しさん@ピンキー2010/08/02(月) 08:14:46ID:H6RVTfOn
海外の父娘ロリSSを翻訳しているんだが、発想は流石ガチなロリだなって感じだな
0291名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 22:17:34ID:v8QLWViM
age
0293名無しさん@ピンキー2010/08/11(水) 17:57:40ID:dXQOSOW8
このスレ意外と過疎ってるな
もう大体のネタが出尽くしたのか?

本格的に書こうとすると、娘の思春期特有の悩みとか、
親父の娘への性愛を自覚した葛藤とか書くのが難しくなるだろうが、
もっと軽いノリのSSがあってもいい。
父娘家庭で暮らす娘が、夜中に父の自慰を目撃して、
性的興味から射精を手伝ってそのままセックスしたりとか、
漠然と再婚を父がにおわせたら娘が父をとられると思って
亡き妻の変わりに夜伽をしようと父に夜這いしたりとか。

妄想でなら完璧と思っていても、いざ文章になおそうとすると難しい……
0294名無しさん@ピンキー2010/08/12(木) 19:54:49ID:FL7m16Zw
vipで、「お父さん、私裸なのにデリカシーなさすぎだよ」ってのがあって、
釣りだと思ったら無駄に良作だったのを覚えている
0296名無しさん@ピンキー2010/08/22(日) 15:46:09ID:evogitAU
保守
0298名無しさん@ピンキー2010/09/04(土) 06:51:14ID:VRc3FL4C
>>294
同日に「娘とセックスしたい!」っていうssスレもあったのを思い出した
0299名無しさん@ピンキー2010/09/15(水) 17:59:50ID:++zwUFLV
ほす
0301名無しさん@ピンキー2010/09/29(水) 17:03:08ID:waVyyYle
保守
0306名無しさん@ピンキー2010/10/14(木) 16:21:27ID:YxbkqdTs
今週金曜12時半から始まるドラマに期待してる
0307名無しさん@ピンキー2010/10/21(木) 01:30:35ID:JErM1AVz
秘密どうなん?
あれ設定が酷くて見なかったけど
禁断の関係(父子相姦)を描くために荒唐無稽な状況(魂の憑依)を作るのはなあ。
そんなことまでして描くテーマなのかと思う
0308名無しさん@ピンキー2010/10/24(日) 11:44:17ID:ybDaFffR
二話目録画したのまだ見てないから何とも
一話見た感じじゃ可もなく不可もなくって感じかな

実は魂の憑依なんてしてなくて、ずっと父親が好きだった娘が自分を母だと思い込んでたり
過去の記憶は母からよく聞かされる惚気話を元に作り上げてたりとかしないかなと期待してる
0310名無しさん@ピンキー2010/10/30(土) 02:54:18ID:NrbtsGVr
秘密って妻が娘人格が戻ったフリして若い男とやりなおす
って寝取られの話だと思ってたが父娘描写もあんの?
0311名無しさん@ピンキー2010/10/30(土) 03:34:10ID:Bn//aB9d
>>308のネタで書けそうだよね
母の病死から3年、娘と二人で何とか暮らしてきた父。
ある朝起きると、何とも言えない、懐かしい味噌汁の香りが。
台所に行くと料理の苦手だったはずの娘が包丁を握ってる。
あれ?いつの間に?と驚く父に娘は母の霊魂が宿った演技をする。
娘は母から形見にと死後に父へ渡すよう頼まれた日記帳を利用していた。
日記帳を効果的に使って葛藤する父を徐々に落としていく娘。
しかし、父に思いを寄せる女が現れる・・・。
的な何かを期待
0313名無しさん@ピンキー2010/11/17(水) 07:35:39ID:1oLiDJay
桜庭一樹の「私の男」を買ってみたが、このスレ的にどうなの?
0318名無しさん@ピンキー2010/12/15(水) 23:37:52ID:UQ1MoNK7
昨年、妻が亡くなった。
結婚20年目の出来事だった。
私は大いに悲しんだが、立ち止まるわけにはいかなかった。
なぜなら私には最愛の娘がいるからだ。
晶子、17歳。
私の自慢の愛娘である。
反抗期らしい反抗期もない、いつも私のことを慕ってくれるいい娘だ。
だけど見抜かれていたのかもしれない、私が心に虚無感を抱いていることを。
晶子を大学まで行かせて立派に独り立ちさせる。
そう墓前に誓ったけれど、妻のいない生活は寂しく、つらい。
だけど晶子にだけは心配させたくなかった。
晶子もまた、母を失ったのだから。
だけどそんな私の気持ちを晶子は見抜いていたのだろう。
ある日晶子は言った。あたしがお母さんの代わりになる、と。
最初はお母さんの代わりに家事をやる、という意味かと思った。
だが既に晶子はそれはやっていた。
私には晶子が何を言ってるのか分からなかった。
次の瞬間、その意味は明らかになった。
スルリと落ちていくブラウス。シュルっと音を立ててスカートが滑る。
娘は、晶子は瞬く間に下着姿になってしまった。
輝くような白い肌と紅潮した顔のコントラスト。
晶子は、妻に似ていた。
拒むのが父として正しいはずだ。
バカなことをと言って服を着せるのが当然の反応のはずだ。
だが私は晶子を抱きしめてしまった。
妻に似た若い身体を、私を愛する一人の少女をかき抱き、その唇に貪るようにキスをした。
晶子は拒まなかった。
ただただ嬉しそうに笑んで父のすることを受け入れた。
ブラジャーを外して乳房を揉みしだけば吐息を漏らし、
パンツをずらして秘所に指を滑らせれば、身体を震わせて喜んだ。
私の理性はどこかに行ってしまったかのようだった。
17年間育てあげた愛娘を抱くことに抵抗を感じられなかった。
晶子を夫婦のベッドに押し倒した時もそれは変わらなかった。
晶子のみずみずしい身体はどこに触れても官能的であった。
妻が死んでからずっと溜め込んでいたものが晶子に捌け口を求めていた。
晶子は腕で目元を隠して言った、いいよ、と。
それが私の最後の歯止めを壊した。
晶子のパンツをもどかしく感じながら引き下ろすと、私は一気に晶子の秘孔を抉った。
晶子は処女だった。
それに気づいた時、私は晶子の貞淑さと取り返しのつかないという思いから
一瞬、我に帰った。
0319名無しさん@ピンキー2010/12/15(水) 23:38:48ID:UQ1MoNK7
だが、晶子が嬉しそうに抱きついてきて、私の理性は再び霧散した。
晶子のそこはぬかるんで、私をヌルリと受け入れた。
まるで私のために作られたかのようなピッタリとしたそこの感触に
私はすぐにでも射精してしまいそうだった。
私はピストンを繰り返し、何度も何度もキスをしてやった。
そのうちに晶子は軽く喘ぐようになっていった。
恥肉はグニグニと動き始め、射精を受け入れる準備ができていく。
それに気づいた時には、私の我慢も限界だった。
射精、晶子を作った精子を晶子の中に溢れんばかりに注いだ。
妊娠させるつもりで私は射精した。
その熱い感触に晶子も震えるように絶頂を極め、私にしがみついて来た。
全てを出し切った時には晶子もまた力を抜いて大の字になっていた。
晶子は言った、母がいなくなって寂しかったと。
父を独り占めすればきっと寂しくなくなると思ったと。
心配はいらない晶子、お前は私のものだ。
二度と離しはしないさ。
0320名無しさん@ピンキー2010/12/20(月) 04:33:02ID:EnrQqM8B
>>319
久々の慈雨(o^-’)b
0321名無しさん@ピンキー2010/12/24(金) 23:25:21ID:lF/Kux6G
保守

誰かアメリカに留学てたまたま金髪青目の幼女と知り合ってその子が孤児院の子で引き取って日本に連れて帰って育てるっていう話書いてくれないかな。
0322名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:04:11ID:FjLyyIz4
投下します。長文です。冗長かもしれません。
ちょっと後半方向がずれてしまった気がしますが、よろしければ読んでください。
0323名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:04:50ID:FjLyyIz4
「ねえ、お父さん……何してるの……?」

 ヘッドホン越に聞こえたその声に、私は思わず情けない
掠れた悲鳴を上げてしまった

「ど、どうしたんだ真紀。こんな夜中に……」
「え、ちょっと……起きちゃっただけで、あの、ごめんなさい」

 いや、真紀は悪くない。だが焦りのあまり、
それを口に出すことは出来なかった。
 それにしても、夜中に居間の家族共用のパソコンで
自慰に耽っていた姿を年頃の一人娘に見られるとは、
自分の不用心さにあきれて物も言えない。
いや、私だって最初のうちは誰にも見つかることのないよう、
それなりの配慮を重ねていたつもりだ。
皆が寝静まったのを確認してから1時間はじっと寝床の中で耐え、
物音を立てないのは当然として、気配や体臭にも注意を払い、
季節を問わず空調の類は一切使わずに寒暖に耐え、
常に五感を研ぎ澄まして最短で事を済ませていたのだ。
 それも日がたつにつれ気が緩み始めていたのは間違いないが、
今日は特に失敗だった。しかし、どうしてもこれだけはを楽しみたかったのだが、
こんなことなら……後悔先に立たず、だ。
 大体結婚してすぐにアイツが拒み始めたせいじゃないか。
かといって、風俗に行くのも躊躇われたし……

「あの、お父さん」
 
「それ、あの、その……お父さんのアレ、だよね……」

 気がつくと、娘が私の股間にじっと見入っていた。

「あっ…す、すまん!!」

 あわてて起立したペニスを中にしまおうとするが、
焦ってなかなかうまくいかず、また一層恥の上塗りをしてしまった。
 全く、現実逃避して肝心なモノを隠すのも忘れてしまうとは、
我ながら間抜けにも程がある。

「ごめんな、真紀……その、変なもの見せちゃって。
本当に悪かった」

「えっ、そそそんなことないよ、変じゃないよ!」

 慌てた表情をしながら、聞き捨てならないことをいう我が娘。

「……あー、真紀。その……な」
0324名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:06:44ID:iuNiSjiq
 そういう方向の見当違いなフォローが入るとは思わなかった。
急に父親としての顔を出したくなったが、状況が状況なだけに、
一体どうしたものか。

「真紀、今回のことはお父さんが悪かった。だけどな、その、
あんまりこういうのは見ないほうが……。いや、見せたのは
お父さんなんだが。悪い、なんでもない」
「あ、ご、ごめんね、お父さん……」

 自分の言ったことに気づいたのかどうか分からないが、
私に気を使ってくれたのは確かなようだ。優しい娘だ。
しかし、強く言うことはできなかった。問いただしたい気持ちで
いっぱいなのに、この場ではどうしようもない。

 ふと、真紀がPCの画面に視線を移した。

 しまった、と思ったときにはもう遅い。
急にどわっと、汗が出てくる。

「す、すまない!こっちもあったな!あははは」

「あの、これって……あっ」

 急いでマウスを操作して画面を隠す。
しかし、私の今夜のおかずになるはずだった、
変態的な性的嗜好の産物は見られてしまっただろう。
その意味をどれだけ理解できたのかはわからないが、
絶対に知られたくはなかった。実の娘に、
こんな歪んだ願望を持っている、などとは。
 完全にやってしまった。

常識ではありえない醜態を晒す父親を、真紀はどんな思いで
見ているのか。本当にすまない、と心の中で何度も謝罪する。

「お父さん、今のって」
「悪い、今日は本当にすまない事をしたと思っている。
だが、この事は、出来れば忘れてくれないか……?」

 真紀は優しい娘だ。もう中学生だというのに未だに
私に昔と変わらず接してくれる。少々引っ込み思案で
口下手だが、学校でのことも楽しそうに話してくれる。
そんな真紀だから、きっと分かってくれる。
身勝手と分かっているが父親思いなんだと信じている。
こんな状況でまだ娘に逆に頼ろうなどつくづく情け無い限りだが、
今はこうするよりない。

「お父さん……」

 気まずい沈黙が流れる。こんな時どうしていいか
いい年をしてわからない。まったく情けない大人だ。

「あのね、お父さん。ひとつだけ、お願いがあるの……
お父さんがしているとこ、見せてほしいな、って……」
0325名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:10:32ID:iuNiSjiq
 何故、こんなことになっているのか。
 何故、私は断らなかったのか。

 私は立ったまま、ペニスを片手で握っていた。
 
 ペニスを見られている、というだけで興奮しているらしい。
女性に恥部をさらけ出すことに情欲を感じるのは
男の性というものだが、その対象が魅力的なら尚更だろう。
しかし、娘のことは普段から贔屓目なしに可愛いと思っていたが、
これほど破壊力があるとは思わなかった。
いつも甘えた視線をくれるくりっとした眼に見つめられると、
それだけで思わず勃起してしまう。

 もしかしたら、この、まさに禁忌を犯している状況そのものに
何かを感じているのかもしれない。

「じゃあ……今からするからな」

 恥ずかしさからぶっきらぼうな態度を取ってしまうが、
娘はそんなことにはお構い無く、無言のままただ待っているようだ。
早くしてと言わんばかりに私の股間のペニスを一層注視して見下ろす。

「あっ」

 私がペニスを右手で扱き上げると娘が声を上げた。
あたたかい吐息がかかると、それだけでまた硬くなる。

 少しづつ、手を前後に動かす。

「すごい……」

 早々に達していいものか。本来なら一刻も早く終わらせたいが
このような行為であれ娘の願いであり、娘に見せるためなのだから、
ちゃんとしたものにしたい、そんな馬鹿げた葛藤を頭の中で繰り広げる。
 結局、その滑稽な悩みから中途半端な速度に落ち着いてしまった
自慰行為は、娘を夢中にさせるに十分なものとなっていた。

 熱い視線が注がれる。
0326名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:14:03ID:iuNiSjiq
 普段から丁寧にブラッシングされ、後ろで控えめに二つお下げに
縛られている黒髪は、やや崩れた感じながら、艶を失わずに
自然に肩に降りている。

 その真っ黒に自身を巻きつけて、首筋からあご先にかけて
先走った汁を這い上がらせたらどうなるだろう。

 小ぶりで可愛らしい鼻には、思わず何度もキスをしたものだ。
娘は笑って喜んでくれていた。

 そこに私の赤黒く汚れた鬼頭を撫で付け、据えた男の、
恥垢の臭いを覚えさせたくはないだろうか。

 ぱっちりとして、優しくいつも柔らかな視線をくれる瞳。
 白く極め細やかな肌に少しだけ朱が差した頬、
小さくぷっくらとして瑞々しく輝く薄いピンクの唇。

 今までにないくらい大きく顎を広げさせ、ペニスを突っ込み
内側から頬侵食したい。美しく整った顔を、禍々しい一物の形に
歪ませたい。涙で潤んだ瞳をこちらに向けるよう命令し、
困惑で歪んでいる表情を堪能したい。舌を絡ませるよう強要し、
粘着いた唾液を外にあふれるほどたっぷりと出させ、柔らかい喉奥まで
無理やり突っ込み、頭をがっしりと両手で固定して思いっきり
腰を振りたい。絡みつくくらいねっとりした白濁液を、たっぷりと
喉の奥の奥まで流し込みたい。あまりの苦しさと濃厚さにむせて
吐き出しそうになったとしても、絶対に飲み込ませてやる。

 私の一部を、娘の血肉にしたい。
0327名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:16:19ID:iuNiSjiq
「あの、お父さん……。気持ち、いいの……?
……お父さん。お父さん?」

 私ははっとして我に返る。

「あ、ああ、ごめん。なんだって?」
「あの、その、気持いいのかなって……お父さん、すごく、
見たことないくらい……なんか、変な顔してたから」

 今、私は、なんてことを考えていたのだろう。

「ああ、いや、気持ちいいよ」

 思わず素直に応えてしまう。なんとか平静を装おうとするが、
うまくいかない。

 なんて下卑た想像をしてしまったのだろうか。実の娘だぞ?
14年間大切に育ててきた愛娘に一体何をしようとしたのだ。

「すごいね……。お父さんの反り返ってて……。
えと、先っぽがすごく大きくて……あ、なんか、出てる……ね」

 そんなことを言うな、とは言えなかった。娘の口から
聞きたい言葉ではなかった。父親として、咎めなければ
ならなかった。

 娘はさらにペニスに顔を接近させていた。近い。
少し手を乱暴に動かせば、当たってしまいそうな距離。
湿り気を帯びた吐息がかかる。熱がそのまま、伝わってくる。
娘が舌を伸ばせば、そのまま触れてしまうのではないか。

「そんなに近くで見ないでくれるか。恥ずかしいんだ」

 かろうじて、そんなことを言う。もうやめるべきだと、
わずかに残った理性が叫ぶ。

「あ、ごめんなさい……。でも、お父さんのすごいよ。
血管が浮き出てて、黒くて、なんかちょっとグロいんだけど
……なんかかわいいの」

 女性の使う、かわいい、という言葉の感性はよくわからない。
ただ、見ることに熱中しているのは確かなようだ。

 すっと、娘が体制を崩し、ペニスの下へ潜り込む。

「あ、袋……すごい揺れてる。ぷるぷるしてるね
裏っかわは、なんかでこぼこしてて……。
お父さんの優しい手がすーって動いてる。
お父さんの手で包まれてるから、かわいいのかな」

 そのまま、少しづつ視線を上に移していく。

「ほんとに縫い目、あるんだね。やっぱりおもしろい……。
表から見たときと、全然形が違うの、変だね。口、は……
パクパクしてるね……。ツユみたいのがさっきより出てる……。
今にも垂れちゃいそう、だね……」

 舐め上げるような動きで、視線を動かし、行為の惨状を
実況した娘は、そのままペニスの真ん前に跪いていた。
よくある体勢だ。だが、実の娘にするものでは断じてない。
0328名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:18:08ID:iuNiSjiq
「ねえ、お父さん。男の人って、ここから白いのを……
出すんだよ、ね……。このままだと顔にかかっちゃうね……」

 潤んだ瞳が何かを訴えかけるように見つめる。薄暗くてわかり辛いが、
はっきりと頬が紅潮している。娘が、女の顔を……男を欲している
顔をしている。

「お父さん、顔……辛そうだよ……?もっと速くしないの……?」

 娘が何か発するたび、鬼頭がふわっとした吐息に包まれ、
敏感な鈴口が震える。

「……ッ!」

 何か口にだそうにも、言葉にならない。思考が回らない。

「お父さん……。苦しいの?ねえ、お父さん……?
さっきよりビクビクって、してるよ?さきっぽも、
なんだか、もっと赤く腫れ上がって、張り裂けそうに見えるよ……」

 私のことを思っているようで、少し心苦しげな顔を浮かべる。
しかし、頬はさらに赤みを増し、目尻は垂れ下がっているようにも見える。
あれは、喜んでいるような、ニヤついているような、そんな眼。

「……やっぱり……私が、手伝ってあげるね」

 細く、白く、絹糸のような指先が視界に入る。重さを感じさせない
なめらかな動きで、私のペニスをゆっくりと確実に目指している。

「だ、駄目だっ!」
「……どうして?なんで……ダメなの?私は……お父さんのこと、
助けてあげたいだけなの……お父さんに、喜んでもらいたいだけなの……」

 先ほど見せた表情が嘘のように、歳相応の顔を見せる娘に思わず
口をつぐんでしまう。赤子の頃からずっと成長を見続けてきた、娘の顔。
かすかに残った理性でかろうじて見せた決意は嘘のように
弱々しくなっていった。そうして緩んだ隙に、中空で
所在なさ気にしている娘の手に意識が行っていまう。

 もし、あの小さく白い指先が、少しでも触れてしまったら。
0329名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:20:17ID:iuNiSjiq
「ごめんね、お父さん。うそ、ついてごめんね。本当は私が触りたいの。
もう我慢できないの……。だから、ね……ごめんなさい」

 濡れそぼった瞳で熱く語る様に、気圧されてしまう。
娘を止めようとするが、その意志に反して私の口は小さく開けただけで、
ただ、刻々と迫る禁忌を犯す時を見守ることしかできなかった。

「ッ!」

 柔らかく小さなものが、そっと鬼頭に触れる。
 優しく、ガラス細工を扱うような手つきでいじられる。

「すごく熱い……。つるつるしてて……でも、どくっ、どくって、
お父さんが伝わってくるのがわかるよ……」

 あるひとつの線を超えてしまった。そんな気がした。

「もっと触ってみたいな……お父さんの、全部」

 ただ感触を確かめるように撫で回していた指先が止まり、
娘の左手が、ペニスを握るだけで完全に止まっていた
私の手へと伸びた。そのまま、自然に私の指先をペニスから
解いていく。そうして私のペニスは完全に
娘の手中に収まり、ただの熱い肉塊と化していた。

 左手で私の袋を感触を楽しむように優しく撫で回し、
指先だけでスゥーッと、流れるように竿の裏側をなぞっていった。
 私はその優しい愛撫に耐え切れず、身体を震わせる。

「気持ちいい?お父さん。……よかった、私も気持ちいいよ。
こうしてゆっくり指のさきっちょだけで触れてるとね、
すごく敏感になって、いっぱい、お父さんのこと感じるの。
でもね、もっとお父さんのこと知りたいし、感じたいの」

 そう言って娘は両の手で私の肉棒を包み込むようにした。
娘の体温が直に伝わり、一層皮膚が敏感になる。続けざまに
左手を竿に優しく添えると、右手を再び鬼頭へとやる。

「お父さんの先っぽから出てるツユ、触っちゃうね」

 右手の人差指が鈴口にピタッと触れる。

「なんか、ヌルッとしてる……。これをさきっぽに広げるんだよね」

 グリグリと塗りたくるように鬼頭に指を押し付けてくる。鈴口周辺から、
表側、裏筋、カリの裏へとまんべんなく塗りたくられる。
先程の優しい手つきとは対照的で、加減を知らない不慣れた行為。
その事自体が、私の興奮をより高める。

「どんどん粘ついてきてすごいね……。もう、いいのかな。
じゃあ、えっと、こすってみるね」

 娘の右手が鬼頭をゆっくりと包みこみように撫で回し、
左手で竿の部分を優しくグラインドさせる。
0330名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:22:11ID:iuNiSjiq
「ううっ」
「き、気持ちいい?気持ちいいのお父さん?もっと、
もっとやった方がいい?ね、ね、いいよねっ?」

 私の反応を即座に感じ取り、少しだけ激しさを増す娘の行為。
私の顔色を確かめるためにに見上げただろうその顔には、
上目遣いに少しだけ狂ったような瞳が怪しく揺れている。
少しだけ開いた口に浮かぶ闇のなかで、唾液に濡れそぼった
舌が何かを求めるようにピクピクと蠢いているのがわかる。
いつもとは明らかに違う娘の顔は、それでも愛おしく、
いつものようにそっと頭を撫でて抱きしめたくなる。

 そんな私の困惑と愛慕の入り交じった視線を
感じ取ったかのように、娘は一層手に力を入れ始めた。

「お父さん、すごいよ、ビクビクってしてるよ……!
先っぽも棒の所も熱くて、こするたびに火傷しそう……。
口の所からどんどんツユが溢れでて止まらないの。
これって、気持いいんだよね?そうだよね、お父さん?」

 娘は目を見開き訴えかけてくる。

「ねえ、こうすると気持いいのかな……」

 今まで指だけで行っていた鬼頭への愛撫が、
手のひら全体を使ってえぐり込むようなものへと変わる。
手のひらから指の先までふんだんに使いながら
淫猥な動作で激しく私を攻めたてる。

「ひぃ!」

 その、男を快楽の地獄へと誘うような動きに耐えかね
上ずった声を上げてしまう。

 回転するような手つきで、カリの裏に指を這わせながら
手のひら全体で鬼頭の表側を抑えつけ、特に敏感な裏筋から
鈴口にかけて、一心不乱に親指を擦りつけてくる。

「あっあっ、やめ、やめなさい……ううっ」
「嬉しいよお父さん……すごく良さそうな顔してるよ?
もっともっと動かしてあげるね?そうすればもっと
気持ちよくなるよね?お父さんも気持ちよくなりたいよね?」

 必死になって口をつぐもうとしても、余りの快楽の大きさに
情けない声が漏れ出す。セックスともオナニーとも違う狂ったような
快感を、実の娘から与えられているというこの事実。
今更こんなことを思う資格もないが、こんなことで
達してはいけないという理性が働く。しかし、この快楽には到底
抗えそうにもない。生き地獄とはまさにこのことではないか。
0331名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:23:06ID:iuNiSjiq
「お父さん、気持ちいい?気持ちいいよね?ね?ね?
じゃあ、もう出そうよ?ね、そうしよ?ね?出したいよね?
私もお父さんのみたいの、だからお願い?ね、出そ?出そうよ」

 娘の攻めはより情熱的で荒々しくなっていく。竿を扱く手の動きは
ピストンと言っていいほどになり、鬼頭を攻める手はもはや、
ただ手で愛撫しているだけとはとは思えないほどに激しく、
止めどなくあふれる先走りと激しさのあまり、グジュグジュと
泡だった音が聞こえてくる。手首まで使ったうねるような
大胆な動きから、指先の繊細でそれぞれが
独立した生物のような愛撫までを同時にこなす、その熱烈で偏執的な
愛情のこもった行為。鈴口から筋を親指でしごきあげられ、
時折縫い目のあたりを爪でカリカリとひっかいて刺激されると、
溶けてしまいそうな甘い快楽と鋭い痛みに似た刺激的な快楽が合わさって
意識が飛びそうになる。

 完全に手玉に取られてしまっているという、被虐感。

「あ、あ、あ、あ、あっ」

 私は、うっすらと涙さえ浮かべながら天を仰ぎ、
ただただ、娘の行いに身をまかせるしかなくなっていた。

「大きくなってる!大きくなってるよ!?すっごく膨らんでる!
で、出そうなんだよね!?お父さん、そうなんだよねっ!?
わかる、わかるよ!手の中で暴れて、はじけそうなの!」

 尿道の奥から熱いものが込み上げてくる。

「私もね、胸がぎゅーってしてくるの!胸だけじゃないよ?
お腹とか、股のところもぎゅーってなって、とっても熱いの!
じゅわってなって、きっと濡れてるの!お父さんのせいだよ!?
お父さんが、こんなにしたんだよ!?」

 殊更に熱っぽく語る娘の声が、とても淫らで、脳を揺さぶる。
肉棒から必死に這い出ようとする熱の塊は、いつ発射されても
おかしくなく、限界が近づいていた。

「だ、出してよお父さん!出して出して!
ね、精液、出そ?私、お父さんの精液欲しいの!
白いのが欲しいの!ねばっとしたのが欲しいの!
私、お父さんのだからきっと好きになれるよ?
お父さんのだもん、臭くっても、まずくっても全部受け止める!
私のどこでも使って?どこに出してもいいの!
髪も眼も鼻も耳も口も肩も腕も手も指も胸もお腹も腰も股も腿も脚も足先まで
全部お父さんのものだよ?だからどこにでもかけて?全部受け止めるから!
そして、全部舐めとるから!舌で喉で内蔵で、お父さんを全部で感じたいの!
全部、お父さんのは全部私のものになるの!だから、射精して?
びゅーって、びゅーって白いのいっぱい出してぇっ!!」

 限界を超えた肉棒が娘の手の中で激しく暴れだし、
尿道口のすぐ手前でとどまり続けていた精液が、一気に放たれた。
0332名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:24:14ID:iuNiSjiq
「あ、あ……これが、お父さんの……」

 白濁した粘液が娘の望んだ通りに、体中を蹂躙している。
牡臭い汁で穢れてしまったことを気にもせず、娘は顔や髪にかかった
精液にうっとりとした表情を浮かべている。その間にも
止めどなく溢れ出る汁が娘の柔肌を辱めている。

 ようやく、肉棒の脈動が収まる。

「いっぱい出たね……」

 すっかり汚れた白で染まってしまった娘は、それでも嬉しそうに
熱いまなざしを向けてくる。
 私は虚脱感を身に纏いながら急速に冷静さを取り戻し、
激しい自己嫌悪に陥っていた。

「本当にごめん。……悪かった。お前を滅茶苦茶にしてしまった」
「どうして謝るの?お父さん、私は今こんなに幸せなんだよ?」

 娘は大きく口を開け、糸をひくほどタップリと唾液で湿らせた
舌を見せる。そのままゆっくりと手を口に近づけると、
舌先を手首に当て、付着した白濁液ごと、舌の根まで手のひらに
べったりと、味を確かめるように押し付けていった。そして
なめくじが這うように動きでゆっくりねっとり、指先まで舐め上げる。
 ぴちゃっとした音が耳に響く。

「ああ……これがお父さんの臭い。これがお父さんの味。
ぐちゃぐちゃしてて、粘ついて、あとに残る味だね……
私、この味は絶対に忘れられない……」
0333名無しさん@ピンキー2010/12/25(土) 00:24:52ID:iuNiSjiq
 手全体をしゃぶるように舐め尽くした娘は、そのまま、
他に飛び散った精液へと舌を伸ばした。
 服にもついてるね、といって口に含んだあとちゅうっっと
吸い上げる動作でいやらしく音を立てながら、
次々に精液を飲み干していく。

 舌の届かない髪や顔などに付着した液は、手を使いかき集めて
残さず舐めとる。

 その度に、頭全体を激しく揺らして挑発するような動きをする。

「おいしい。んぐっ……おいしいよ……」

 唾液と精液の織り成す下品な音が響き渡る空間の中で、
私は、この娘の狂態をどう捉えていいのか、激しく混乱していた。

 私がいけなかったのだ、というのは間違いない。しかし、
何故娘は今、こんな姿でこんな卑猥なことをしているのだ。
何がおかしいのか、何を間違えたのか、どこで歯車が狂ったのか。

「……やめなさい」

 ぽつりと、聞こえないほど小さな声で一度だけつぶやく。
なんの意味もないことは分かっている。

 相変わらず娘は私のやらかした痴態の後片付けをしている。
熱心に。何度も。何度も。

 ふいに、娘と眼が合う。

「ねえ、お父さん。今度はどうしようか」

 眼の前が真っ暗になった気がした。
0337名無しさん@ピンキー2011/01/10(月) 18:35:05ID:IbKDhd5t
ほす
0339名無しさん@ピンキー2011/01/17(月) 03:41:19ID:Gmt/622W
>>294で紹介したssをリアルタイムで読んでたんだが、
この話、作者が女で実体験じゃないかっていうレスがあったんだが、
本当に娘の実体験なのだろうか
0340名無しさん@ピンキー2011/01/17(月) 03:43:49ID:6jZqFevg
ところで娘にはお父さん、パパ、お父様なんて呼ばれたい?
0346名無しさん@ピンキー2011/01/18(火) 01:15:55ID:iW3Txp8D
父親が思春期の時代の話をハーレムスレor絶倫スレで書けて一石二鳥だな
0349名無しさん@ピンキー2011/01/19(水) 17:25:25ID:N9OuA6So
残念だが止と違って他の男や自分の息子が家系図に入る要素は全くないので家系図はとてもシンプル
なんたって全部男側が同じ名前なだけだからな
0350名無しさん@ピンキー2011/01/20(木) 04:51:35ID:zUpEShRn
素晴らしい
0352名無しさん@ピンキー2011/01/20(木) 05:40:08ID:4CQgV5um
どちらにしろろくでもない
だがろくでもないからこそもえる
0353名無しさん@ピンキー2011/01/20(木) 07:44:51ID:flqDkXZh
6歳で一人目を産ませ、以後全員6歳で産ませて72歳。1系統で12代は流石に厳しいものがある
双子の娘をそれぞれ孕ませるんなら11歳×6代で済むが、全員双子で倍々ゲームだと……
0354名無しさん@ピンキー2011/01/22(土) 00:15:09ID:o9JU2bxJ
娘を孕ませて娘を産ませ
更にその娘でも孫娘でもある娘を孕ませて曾孫娘を産ませ……
0355名無しさん@ピンキー2011/01/22(土) 00:18:41ID:+R521FDQ
男だけ人型超長寿人外で、生まれてくるのは、人型長寿人外ハーフ娘
って設定で、しかもペドい妄想なら
0356名無しさん@ピンキー2011/01/24(月) 00:41:15ID:RUB+rOmw
投下期待
0357名無しさん@ピンキー2011/02/01(火) 21:11:09ID:WHTDHt7b
風呂場で実娘にエロいいたずらして
お母さんには内緒だよって約束したい
0358名無しさん@ピンキー2011/02/02(水) 18:19:38ID:UY/ieTQ6
実娘ってエロい響き
0359名無しさん@ピンキー2011/02/03(木) 01:35:41ID:3dxetZAf
投下待ち
0360真野 司  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 05:56:19ID:pjNHhkOm
自分の作品の世界観を完全に固めるのに拘ってたら、約1年。
保管庫のサイトはサーバーがいつの間にかサービスやめて
気付いたら消えているし、忘れられていないことを祈ります。

投下開始。
0362親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 05:58:56ID:pjNHhkOm
人の価値観を一番大きく決定するのは、幼少期の体験だと言う。
和彦の人生に暗い影を落とす、彼の価値観を決定した強烈な体験は、
実の両親による日常的な虐待だった。

両親自身は虐待とすら思っていない、当たり前に繰り返される行為。
そういうことをされた被虐待児は、親を絶対的に信頼してしまうという
一人では生きていけない幼い子供が当然に持っている前提と、
実際に感じ取れる明白な悪意との間に矛盾が生じてしまう。
それらが積み重なると自分が元来持っている、他人が自分にどういう
思いを抱いているかを判断する力をまったく信用出来なくなり、
脳の判断系統に重大な混乱をきたしてしまう。

自分が感じたことは、それが間違いか、見たくない真実であると、
目を逸らすようになってしまうのだ。
虐待された子供が辿る典型パターンである。

しかも和彦は幼い時から既に特別な直感を発揮していた。
普通の子供ですら簡単に感じ取れる悪意が和彦の場合、
時折働く直感によって更に増幅されていたのだ。
そのために生来の強力な第六感の存在は和彦の
精神を更に混乱させることに繋がった。

本来、和彦はかなり強力な予知が出来ていた。
しかし、それが本人が自覚出来るまで表に出てくるのはほんの極僅かだ。
大半は心の奥底で予知した時点で、脳の判断機構はその情報を利用せず、
封印処分としてしまう。

特に思い入れがある人物程、強力な危機感を感じても、
その感じた危機感を信用出来ないという相反する分析が生まれて
ぶつかり合い、脳の判断機構は混乱し、最終的には思考停止に陥り
何も判断出来なくなる一般人以下の状態になってしまうのだ。

つまり和彦にとっての予知能力とは、有能な末端のスパイのような
存在になってしまった。スパイは重大な情報を取ってくるが、
それらの情報を分析する上司がとてつもなく愚かで、
重大な情報を必要無しとして捨ててしまうのである。

感情の思い入れの無い、自分に無関係な事柄に限れば、
和彦はそれなりの能力を発揮することも出来る。
だが、実際の所は生来持つ能力から比べたら
相当制限された能力しか発揮出来ててはいない。

いや、そもそもこの能力は両親の件が無くとも、
どのみちある程度は制限がかかっていただろう。
知りたくもないことや、知っていてもどうしようもないことを知る。
そんな能力を人が得れば、投げ出してしまうだろう。
それに何かを知ることが出来ると言うことは、
逆に知ったことに影響されるということだ。
和彦の能力は他人の精神の影響下に陥りやすいという欠点を孕み、
同時にそれに対する拒否反応を生んでしまうのは当然のことだ。
0363親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:00:18ID:pjNHhkOm

それでも封印されるような潜在能力を持つ理由があるとするなら、
今までの苦難の人生の中ですら未だに使うべき機会が訪れていない
だけなのかもしれない。
普段発揮出来る運動能力に対し、火事場の馬鹿力という
緊急出力の余地が残されているように。
和彦の直感にも元来発揮出来た能力どころか、緊急出力の
本当に一生に一度、脳への負荷を一切省みずに能力を発揮すべき時に
初めて全ての機能が連結され――

ともかく和彦の現在の人格の下地は子供の時から
既に出来上がっていた。
子供時代の和彦は両親の人格の割には物静かな少年だった。

当時の住んでいた地域は彼の両親と同様に、
住人の民度は低く、治安も悪かった。
当然、小中と通った学校もいい所ではない。
そんな猿同然の者達の中で暮らせば、
和彦は虐めなどの対象にされてもおかしくなかった。

天性とも言える運動神経を持っていたことが幸いだった。
人と関わりたがらない性格上、運動を全く好まず、
食べてる食事も両親のせいで良いとは言えないものだったりしたが、
その悪条件下にも関わらずスポーツテストでもやれば
いつもクラスで3位くらいは必ずと取れた。
少なくともそういう部分は子供の社会では誰もが畏怖するものだ。
和彦に表立って喧嘩を売るような真似をするものは中々いなかった。

だがそれでも周囲の子供の心を直感で感じ取り、
それを醜いと思う感性を持つ和彦は、
潜在的な嫌悪を着実に抱いていった。
人間の命の価値というものに対する不審感が芽生えていった。

こんなエテ公どもは死ぬべきだ、と。

中学になった頃には、ようやく長年の矛盾が解消され始めた。
やっと両親の悪意を理解し、受け入れることが出来るようになったのだ。
その結果生まれた憎悪は生半可なものではない。
両親に反抗しようとしたこともある。

しかし、子供の時からあまりにも心に強固な根を張った、
絶対的な恐怖がそれを阻んだ。特に父親は190を優に超す長身で、
多少の運動神経でどうにかなるものでもない。

そうして相談する者も無く、行き場のない憎悪が募っていく内に、
やがて和彦はある夢を持つようになった。数え切れない程、
妄想を繰り返す内、それは形を成していった。

両親とは名ばかりのあのゴミを、殺すのだ。
0364親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:02:39ID:pjNHhkOm

敵は死にひれ伏し、自分は生きて上から見下ろす。
そうなることを思う時だけは両親のことを許せた。
自分達はあるべき関係に、初めて本当に理想の親子になれるのだから。

その”仲睦まじい”家庭を夢見た。
繰り返し、繰り返し、想い募らせ――

しかしその夢の実現には警察が邪魔になる。高卒ではいい就職先が
得られないこともあり、殺人に必要な知識を蓄えるために高校卒業後、
警官になった。

だがその後、和彦が手を下す前に両親は交通事故で死んでしまい、
決して晴らされることのない鬱屈だけが胸に残され、和彦は苦しんだ。

人間にとっての復讐とは、単に仇との決着をつけることではない。
自分に降りかかった運命との決着である。
例え誰にも自慢出来なくとも、自分だけは納得出来ればそれでよい。
自分だけが自分に課すことの出来る試練であり、
本来自分にあるはずだった自分の誇りを取り戻す為の行為である。

過去と未来。既に奪われた幸福を取り戻せずとしても、忌まわしき
この憎しみの呪縛を解き放てればそれで構わないというものなのだ。

だが、和彦にはそれ以上のものだったのかもしれない。これは周囲に
恵まれずにそこに適応出来ないという不幸な人生を歩んだために
抱いた妄想なのか、はたまたそれ故に常人には気付き得ぬことに
気付くことが出来たのだろうか。

ともかく雲を掴むように朧気ながらもある時、
和彦は直感でわかったのだ。


自分がやろうとしている『殺せる』ということ。

それはもしかしたら、真の価値と強さを併せ持つに足る者の資格
に繋がっているのではないか、と。
何故ならば、命とは――


まともに姿すら見せないその可能性に、和彦は魅せられた。
だからこそ両親を殺せた時、そこに僅かでも近づける筈、
きっかけとなるに違いないと、和彦は信じていたのだ。

そのためだった。
試練を望む想いは両親が亡くなった後も和彦の中で
火種としてくすぶり続けた。
運命が自分に牙を剥いた時、すぐさま内なる炎を燃え盛らせ、
暖かに出迎えられるように。
0365親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:04:46ID:pjNHhkOm



     *      *      *      *     



8月のとある夕刻――。
少し住宅街から離れた、人気のあまり無い道の隅。
そこに車を停め、俺は張り込んでいた。

やることは単調である。
買ったばかりの電子望遠鏡を近くのあまり新しくないマンションの
とあるドアに向け、固定する。
それをカーナビ用に使っている車内の小型モニタに接続し、
その映像を眺め続け監視する。
目当ての人物が出てくるまで、ひたすら、いつまでも――。

夕刻の沈み掛かった陽差しがちょうどフロントガラスから入ってきて、
モニターを眺める目を眩ませる。
その眩しさが何となく嫌で、車のシートに深くもたれて目を閉じた。

仕事で張り込んでいる時に、監視をサボってこんなことするのが
厳禁であることは言うまでない。
だが、構わない。
助手席に同僚が座っているわけでもないし、
つまるところこの張り込みは仕事ではないからだ。

和彦は思った。

来るのが早すぎたかもな。
どのみちこの時間じゃ、仮に出てきたって――
0367第二話「見えない糸」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:08:43ID:pjNHhkOm
「虫歯ぁ? そんなの我慢しろよぉ 高いかね かかんのよぉ」
「そうだ 歯くらい 磨いとけよ 罰として 治療 無しな。」

非道い。
ずっと痛いんだ。
朝から晩まで、心臓の鼓動ごとに痛みが襲ってきて
それがずっと続くんだ。
なのに。
自分達は浪費する癖に歯の治療費程度も出さないで。
これが虐待でなくてなんだ。

俺は憎しみを込めた瞳で両親を見る。
すると酔っている父親はたちまち激高した。

「おぉい 何だぁああ? その目ぇつきは! 
 誰があ 養ってやってると 思ってぇんだ?」

クズの癖に父親ヅラしやがって。
ロクに働きもしないで家に居て、苦労も無いはずなのに、
憂さ晴らしで俺に当たって。

我慢出来ずに父親に殴りかかった。
しかしが体が全く思い通りに動かせず、逆に殴り返された。
蹲る俺に父親は蹴りを浴びせてくる。

「調子にぃ 乗りやがってぇ 何でそんな態度なんだよぉ
 そおんなこと もわかんねえから 殴られるんだろうがぁ
 てめえは!」

後ろには母親がいるが、この様子を見ても止めようともしない。

本当は助けて欲しい。止めて欲しい。
そうでなくてもせめて、不本意そうな表情をして欲しい。

しかし、母親は煙草を曇らせながら、
父親と同じように苛立たしげな眼でこちらを見ている。

そればかりか、俺の手の甲に煙草を押しつけた。
俺は焼け付く痛みに悶えるが、それでも母親は容赦なく押し込み続ける。

「まったく 産むんじゃ無かったなぁ
 育てんの面倒だしぃ ああ でも こんな奴でもぉ
 生保の額ぅ 上げるぐらいにはぁ なるけどさ。」
0368親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:23:34ID:pjNHhkOm

ふざけるな糞ババア。
俺は戯れに足をもがれ、飽きたら忘れ去られる餓死するような、
子供が飼う虫同然の存在なのか。そうでなければ金蔓でしかないのか。

――違う。

涙が出た。叩き殺してやりたい。だがやはり体が動かず何も出来ない。
そんな自分の不甲斐無さに耐えられず、益々泣き叫んだ。
その止まらない慟哭は遂に――殻を破った。






「あああああっ! …………はっ!」

気がつけば、元の車中に戻っていた。
俺は座席で眠ったまま、悪夢にうなされていたのだ。
目を覚ました俺は頭を抱え、苛立たしげに悪態をついた。

「……はぁ……はぁ。……ったく。これだから夢は嫌なんだ……。」

あれは実際の過去そのものではなかった。
夢の中の自分は子供ではなく、今と変わらない体格をしていた。
にもかかわらず、力関係だけは子供の時と変わらない展開なのだ。

「今の俺ならあんな奴等どうとでも出来るのに、
 夢の中じゃ体の自由が効きやしない……。」

時計を見れば既に1時間以上経っている。
外も完全に暗くなっている。
そろそろ監視を再開したほうがいい。
だが、それにしても――

「よりにもよってこんな時に出てきやがって――いや、違うか。」

車内には他に誰も居ないがこれは決して独り言ではない。
俺は宙に向けて喋った。

「あんたらの顔を見れてちょうどよかったよ。だがな、よく見てろよ。 
 死人は死人らしくおとなしく墓場にいればいいんだ。」

左手の甲の焼け跡を、睨み付けながら言った。
0369親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:24:25ID:pjNHhkOm





俺は張り込みを数時間続けた。
夜になり、今日はもう諦めようかと思った時、ドアが開いた。

またどうせ母親辺りだろう。

しかし出てくる人物の姿を確認し、呟いた。

「ビンゴ……だな。」

俺は急いで車から出ると、
ただの歩行者を装ってマンションの方へ歩き始めた。
すぐに先程確認した人物が前方から歩いてくる。
そして擦れ違った瞬間、
右手に握った発射機のボタンを押して中身を飛ばした。
そして”それ”は気付かれることなく、相手の服に付着した。

少し距離が離れたところで俺は立ち止まった。

「……厚化粧ってわけか。頬の傷もすっかり見えないじゃないか。
 まあ、今の御時世、ぼったくり葬祭屋は軒並み潰れて、
 死体はそのまんま焼かれる世の中だ。
 これから旅立ちってやつを迎えるんなら、
 せめて死化粧ぐらいしっかりしておかないとな。」

後ろを振り返り、その人物の後ろ姿に、同意の言葉を投げかけた。

「なあ――麗美?」

俺が用意周到に今日行おうとしていることは、殺人だった。





麗美を殺す。
この考えに至ったのは既に出会いの時――
俺が想子の学校での様子を盗聴して、
麗美の声を聞き取った瞬間からだった。

あの時、衝撃が走った。いつものか細い不透明な直感よりも、
あまりにも鮮明に叩きつけられ、わかったのだ。

こいつを生かしておけば必ず想子に多大な危害を加える。
その未来を回避するには、俺の手でこいつを
この世から消すしかない、と。
0370親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:26:53ID:pjNHhkOm

そんな危機だからこそ、あの時逆に笑うことが出来た。
遂にやっと、この牙を突き立てる理由を得られた、と。

それで俺は想子に、麗美を口裂け女にしろなどと
非常に無茶苦茶なことも言った。
俺の意図は恐ろしく高いハードルを見せて、もっと小さなハードルを
低く錯覚させるという方法である。
つまり目的を達成する過程に設定した行為や、もっと簡単な行為――
ナイフを取り出したり、催涙スプレーを浴びせたり、
うまくいけば軽く斬りつけるぐらいなら
実行出来るかもしれないと見積もっていたのだ。
そうすれば想子には憎き相手を自分の手で倒せたという事実が残り、
さっき見た俺の悪夢のように、後々まで麗美に苦しめられるといった
ことも無くすことが出来る。

更に言うなら。
本当は俺は、想子を学校に戻り難くしたかったのだとも思う。
というか、間違いないだろう。
可能な限り俺が強制せずとも、想子が”自主的”に行きたくないと
思うように仕向けているのだ。
家に篭もる生活をし、俺の苦悩を労いと受容の言葉で慰め、
俺の欲望を体で受け止め慰める。
そんな俺に都合のいい、俺のために生きる、
俺の所有物に変えたいがために。

想子の為になることをしたいというのも決して嘘ではないだろうが、
卑怯な振る舞いだ。

とはいえ想子に命令した時はそこまで真剣に悩んでも居なかった。
催涙スプレーを掛ける程度ですら想子には難度が高い筈であり、
どうせ俺が殺す相手だからダメ元でやらせてみようという程度の
考えだったからだ。

だが事態は想子が当初の目的を本当に完全達成してしまうという
思いもよらない方向に向かった。
しかし予想外ではあったが想子が本当に麗美を口裂け女に
したことは、麗美が数多いる若年の行方不明者の一人となる
もっともらしさを与えるだろう。

ただ麗美を殺すならば当然、外出した時を狙うことになるので、
麗美が外に出なくなってしまうかもしれないことが不安だった。
外に出ない間は想子に危害を加える動きも恐らく見せないだろうが、
いつかは外に出るだろう。なら、決着は早めにつけなければならない。

その間に知り合いの弁護士を雇って麗美の親との示談交渉を
進めていたので、それを情報収集に利用する事にした。
0371親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:31:25ID:pjNHhkOm

示談交渉に勝つための虐めの証言やら色々なカードは用意して
あったのだが、あえてそれらのカードは出さずに、
弁護士に交渉を長引かせることを指示したのだ。
麗美の状態を聞き出し、いつノコノコ外に出てくるか探るためだ。

弁護士から聞いたところによると、やはり親も親でかなり
柄が悪いらしく、娘の精神が傷ついて学校どころか外にも
行けなくなったなどと喚き散らし、随分と慰謝料をせびってきたそうだ。
ここ最近では、麗美の切れた頬と舌の治療はとりあえず終わっているが、
頬に跡が残っているのでそれを治す金も出せと言い始めたらしい。

しかし、クズ親のやることだ。
金を受け取ってもきちんと娘に跡を治す治療まで受けさせてやるか
どうかなど怪しいもので、どちらにせよ今から死に行く人間に
そんなものは必要ないだろう。

とにかく、とりあえず怪我の治療が終わったというのは重要である。
それを知ってから麗美が外に出てくる可能性を考え、監視を始めた。
すると麗美の親の言ったことは嘘でも無いらしく、
本当に学校どころか外にも出ている様子は無かった。
今日で四回目の監視だが、これまでドアから出てくるのは
頭の悪そうな母親や父親の姿くらいだった。

しかし今、やっと初めて麗美は姿を見せた。
しかも時間は午後10時台。
人通りはもうだいぶ少ない時間帯であり、かなり好都合だ。

必要な前提条件は揃ったのだ。後は決行のみ。



俺は麗美の後を尾けるようにして車に戻り、
さっき監視に使っていたモニタを操作し、表示を切り替える。
すると地図上に少しずつ移動する光点が表示されている。

先程擦れ違った際に付着させた発信器からの反応である。
これで移動するルートを読み、人通りの少ない望ましい場所で待ち伏せ、
やって来た所で声を掛け、予定通りの方法で騙して拉致し殺害する。

先程、一度擦れ違っているので念のため服の着替えを行った。

万が一にも気付かれないよう注意を払わなければならない。
俺が示談交渉のために弁護士を傭ったのも、自分が交渉の場に行けば、
こちらを非難する手段として怪我で痛ましい姿になった
麗美を連れ出してくる可能性が少しでもあることを警戒したからだ。
真っ当な親ならやらないが、クズというのは本当に手段を
選ばないものだ。
0372親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:32:44ID:pjNHhkOm
そうして積み上げた計画を些細なミスで失うわけには行かなかった。



上着を替えて伊達眼鏡を掛けると、麗美を示す光点は
うまく人気のない方向に進んでいた。

俺は確信した。

間違いない。その時がやって来たのだ。
試練を乗り越え、自分を生まれ変わらせるその時だ。今しかないんだ。

決意を固めると車を走らせ、前方に先回りする。
そして車の中で、息を潜め待ち伏せる。

後は車から出て声を掛けるのみだ。

地図上の光点がこちらに近づくにつれて、心臓の鼓動が高くなっていく。
心が静まっていることこそ望ましいのに、冷静さを失って無駄な考えが、
それを打ち消そうと更なる考えが頭に巡る。



さあ、来いよ。
俺は臆病なんかじゃ無い。
無力なんかじゃ無い。
薄々わかっていたんだ。
だから、わかった事から俺はもう目を逸らしたりしない。
貴様を生かしておけば、想子に重大な害を与える。
それは俺の大切な物を踏みにじるということだ。
なら、やられる前に貴様を殺ってやる。

そしてこの件を片付けたら明海、次はお前もだ。
殺人者として一線を越えたら、もう躊躇はなくなるだろう。
そのままお前も殺してやる。

俺はかつてお前を殺すことが出来なかった、
それはつまり両親をこの手で殺すことが出来なかったことと同じ事だ。
交通事故死がなかったら、俺は結局自分に言い訳ばかりして
放置していたんだ。
だから、あいつらは夢に出てきて俺を嗤うんだ。
俺の心の中で、今まで通り醜悪に生きられるんだ。

ふざけるな。
0373親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:35:41ID:pjNHhkOm

お前達のような奴を許してやるものか。
生きていていい筈がない。
それに明海。お前は俺の子だ。
お前がそんな人間に育ったのは俺の遺伝子のせいなのか、
それとも父親として問題があったのか、
そんなことはこの際どちらでもいい。
はっきりしているのは俺のせいであるということだ。
だからお前をのうのうと生かしておくということは、
自分の罪を責め立てられているのと一緒なんだ。
それでは俺は後ろめたさから生涯逃れられなくなる。

俺は今まで想子との関係を進められずに居た。
それは自分に自信が持てなかったからだ。
想子から信頼の眼差しを向けられるたびに、俺は思ったんだ。

なんでこいつはこんな奴のことが好きなんだろう、と。
だから俺は強くなりたい。自分で納得をしたいんだ。

そして俺にとってのそれは自分が無力でないと証明すること。
すなわち究極の敵の排除、殺人をやり遂げられるということなんだ。
もちろん今まで死ぬべきだと思った人間の全てを殺すことなど、
俺には出来ない。
仮にそんなことをしたら行き着くのは破滅しかない。
だから妥協しよう。
自分が納得の出来る範囲。
やり遂げることが不可能でなく、
かつ自分が必ず殺さなければならないものを殺すことにしよう。
その一線を貴様らは踏み越えたんだ。
それを俺は決して許さず、そして歓迎しよう。

麗美の光点が、車から僅かの所まで接近した。

まずは貴様からだ。想子に加害などさせるものか。
必ず俺が守る。
必ず俺が――















0374親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:37:48ID:pjNHhkOm
「大丈夫……だ。」
馬鹿な。
「……次が……ある……今日はたまたま……どこか……
 調子が悪かった……んだ。」
無い、そんなことは。

それは、どうしてだろう。
法律、倫理、道徳、常識、空気。
そんな社会の秩序が五臓六腑、細胞の一つ一つにまで
染みついていたのだろうか。
それとも僅かな可能性とはいえ、完全にしくじってしまい
全てを失うことに対する逃れ得ぬ恐怖が、
保身へと駆り立てたのだろうか。

そんなことは考えが及ぶことではない。
自分自身でも、自分自身だからこそ、
自分のことは何一つわからない。

――だがともかく、俺は殺せなかった。

予定した通りに行動するどころか、麗美が近づくにしたがって、
体を動かすこともままならなくなり、車のすぐ傍にまで
近づいた頃には蹲るように頭を抱え、体を折り曲げていた。
そうして車の横を通過していく麗美の姿を
為す術もなく見送ってしまった。

昔、親との関係がそうだったように、
麗美が生きているというただそれだけの事実に絶望的に恐怖したのだ。

頭を掻き毟りながら、泣きながら、必死で理由を捜した。
自分に言い聞かせるように呟いた。

「……この所、寝不足だったし……さっきだって悪夢を見た……
 こんな精神状態でうまくいく筈ないんだ……。」

だが、そんなこと有るはずがない。
条件は完全とまでいかなくとも、決行には十分過ぎる条件が揃っていた。
なのにこうやって必死で言い訳を捜そうとする時点で、
この失敗がどれほど重いのか明らかなのだ。

残酷なまでに答えは、はっきりしていた。

自分は永久に、脅え続ける側なのだと。
0375親子の絆 第一四話 「殺人」  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:38:10ID:pjNHhkOm






この日より一年間以上。
俺はやはり何も出来なかった。
しかし、麗美を放置しておいてはいけないという危機感だけは
一日も消えたことがない。
恐怖に立ち向かえず、危機管理を放任したまま何も出来ない自分。
そんな自分を想子は全身全霊で慕うような態度を取る。
その目線に徐々に苛まれるようになり、
想子に目を合わすことが出来ないようになっていった。
0376真野 司  ◆Thmxzr/sD.HF 2011/02/03(木) 06:39:49ID:pjNHhkOm
投下終了。

文章量が大きくなったために分割したので、
次話はさっさと投下出来ると思います。
0379名無しさん@ピンキー2011/02/03(木) 22:00:29ID:QYwL2bQO
(´;ω;`)ブワワッ
来てくれた…HPサービス終了してて心配でした
0381名無しさん@ピンキー2011/02/14(月) 00:36:49ID:2r+AV61x
娘は小さいころ、大きくなったら私と結婚するんだと言って聞きませんでした。
そして娘は昔からした約束は必ず守る律儀な子でした。
父は親子は結婚できるわけないからと油断していました。
父があるとき目覚めると、そこは別の国でしたとさ…。

寝る
0382名無しさん@ピンキー2011/02/18(金) 18:33:14ID:7Q0Di1ob
投下期待
0384名無しさん@ピンキー2011/02/19(土) 01:55:21ID:CZqawsWz
可愛らしくて見た目も好みな実娘と風呂に入って
勃起チンポ洗って貰いたい
その後、娘のマンコをしっかり洗ってあげたい
そしてお風呂での事はお父さんとの間の秘密だよ、お母さんには内緒だよって約束したい
0388名無しさん@ピンキー2011/02/19(土) 11:21:09ID:vAxrKqr6
長命な種族なら
父親と最初の母親との間に生まれた娘との間に生まれた娘との間に生まれた娘との間に生まれた娘…とかできるわけだな
0389名無しさん@ピンキー2011/02/19(土) 11:42:55ID:kHDpIG0+
その系統の妄想でネックなのは遺伝とか倫理とかじゃなくて、
出てくる娘が多くなりすぎて訳が分からなくなるところだと思うんだ
0391名無しさん@ピンキー2011/02/19(土) 12:30:50ID:vAxrKqr6
>>389
※読者はわけわからなくなっても父親はイケメンなので全員誰が誰の何番目の娘なのかわかります
0394名無しさん@ピンキー2011/02/24(木) 01:41:34ID:r6etkl5h
移転した下がったから上げ
0397名無しさん@ピンキー2011/03/10(木) 02:40:29.84ID:cLd7BePb
投下期待
0398名無しさん@ピンキー2011/03/14(月) 05:09:40.86ID:VJN1WyBI
上げ
0399名無しさん@ピンキー2011/03/23(水) 05:29:08.63ID:sCyTwvaU
投下希望
0400名無しさん@ピンキー2011/03/23(水) 13:03:02.18ID:WM5vqs2h
私は愚かだった。
不況で傾いた会社を生き長らえるために、昔の恋人を
頼りにして借金をしてしまった。
彼女は、理恵子は確かに裕福な女だった。
だがその資産は、人には言えない手段で作りあげられたものだった。
いよいよ会社が潰れた時に彼女は本性を現した。
彼女は最初から私に復讐をするつもりだったのだ。
私と娘の加奈は捕らえられ、媚薬入りの食事をとらされた。
手足を拘束され、自分で慰めることすらできない日々。
気が狂いそうな時間を過ごした我々は、
舞台の上で再開した。
その時にはもう理性など飛んでいた。
目の前で裸で股を開いているのが娘の加奈だと分かっていたのに
私はためらいなく加奈の処女を破った。
その瞬間私は射精していた。実の娘の子宮へと
ドロドロに濃縮したザーメンを溢れるほど注いだ。
客席からは割れんばかりの歓声、しかし私は足りなかった。
もっと出したいもっと犯したい。
もはや娘を想う気持ちなどどこかへ消えていた。
ただこの若い牝を孕ませたい気持ちだけで12歳の娘を犯し抜いた。
加奈もその膣をキュウキュウと締めつけて絶頂を繰り返していた。
気づけば加奈はザーメンと失禁の水たまりの中で気絶していた。
ピクピクと幼い身体を痙攣させて、ゴボゴボとザーメンを
膣から溢れさせる姿は淫靡だった。また犯したいと思うほどに。
だが理性を取り戻した私はそれができなかった。
ほどなくして私たちは別々にもとの地下牢に戻された。
そんなことを一年続けた。

娘は私の子を孕み、産んだ。
私の目の前で、そして観客の目の前で加奈は私の娘を産んだ。
どこかで理恵子が笑っていた。
これが私を弄んだ罰だ、と。
0402名無しさん@ピンキー2011/03/30(水) 00:50:03.90ID:AWOUqSv+
投下待ち
0403名無しさん@ピンキー2011/04/01(金) 14:02:25.68ID:x0M7uVoy
なんか翻訳モノのペド小説サイトに娘系のが大量にあったきがする
0405名無しさん@ピンキー2011/04/04(月) 02:50:06.14ID:s/e+AjQc
そこって、0〜8歳くらいのところだろ?
見る人を選ぶだろ
0409名無しさん@ピンキー2011/04/25(月) 20:27:43.47ID:wWJmURkD
投下期待
0410名無しさん@ピンキー2011/05/07(土) 23:07:35.55ID:NFcsgk6B
過疎だ……
0411名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 04:47:34.47ID:qRVntL0y
410 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2011/05/07(土) 23:07:35.55 ID:NFcsgk6B
過疎だ……
0413名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 04:51:36.92ID:MunGD43n
「もう、ドジなんだから」
美咲が呆れ顔でそんなことを言う、しかし仕方がないと思うのだが。
事故で両手足骨折してベッドで寝たきりが一ヶ月は続く。
それというのも美咲が車に轢かれそうになったのを助けたからなのだが。
「まあいいじゃないか、美咲には怪我がなかったわけだし」
「それで父さんが重傷じゃ世話ないわよ」
まったく、まだ13歳なのにこの気の強さはなんだろう。
育て方を間違えたかな?
「とにかく命があってよかったわ。父さんが死んだら、私……」
「美咲……」
そうだよな、お母さんに先立たれて、俺がたった一人の肉親なんだし。
残される辛さは身に染みて分かってるもんな。
気丈に振る舞っていただけなんだな。
「それはそうと父さん、そろそろ溜まって来たんじゃない?」
「は……何が?」
「ここ」
そう言って美咲はパジャマの上からペニスを撫でる。
その刺激だけで俺のそこはビンビンだ。
「毎日娘の膣内にビュクビュクしてた変態が、五日も我慢させられたら
いったいどんな濃いザーメンを出すんでしょうね?」
「ああ、美咲……」
0414名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 04:52:07.30ID:MunGD43n
美咲はそっとパジャマとパンツを下ろした。
ブルンッと飛び出すペニス、もう美咲の中に入りたくて仕方ないのだ。
「うふ、元気な子ね」
「うるさい」
美咲はクスリと笑ってペニスを口に含んだ。
カリ首に感じる舌の感触、唇の締めつけ。
「んん……んん……」
尿道を舌でほじるのも、金玉を口に含んで愛撫するのも
俺が仕込んだ俺好みの性技だった。
「いいよ美咲、もう出ちゃいそうだ」
「ん……チュポ……だったら全部口の中にね」
そう言って美咲はペニスを根元まで飲み込んだ。
「くう、出る!」
ドブリドブリと溢れ出す精液。
その全ては実の娘の口内に注がれている。
「んふ、あーん」
これ見よがしに美咲は口を開いて見せた。
大量のザーメンが口内に溜まり、舌が白濁に泳いでいる。
「ゴキュ……ん」
「ああ……」

飲み干されてしまった。
俺のザーメンが美咲の胃で消化されて美咲の身体の一部になる。
それは甘美なことなのかもしれない。
「父さん、あたしもう我慢できないよぅ」
そう言うと美咲はベッドの上にまたがって来た。
ミニスカートの下にはパンツはなく、テラテラと輝く無毛の
プッシーが可愛らしい姿を現していた。
0415名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 04:52:42.75ID:MunGD43n
(我が娘ながら、なんてエロいんだ……)
気づけば俺のペニスはすっかり回復し、天を突いていた。
「はあ、父さんのオチンチンが美咲を欲しいって言ってるよ」
上気した顔で美咲は言った。父親としては喜ぶべきか悲しむべきか。
だが少なくとも、俺が美咲を求めているのは本当だった。
「美咲、おいで」
「うん、父さん」
美咲はゆっくりゆっくりと腰を下ろしていった。
そしてすぐにペニスが膣孔にクップリと嵌る。
「あ……ん、父さんのが来たぁ」
「美咲の中に入りたくてたまらないよ。
さあ早く飲み込むんだ」
「うん、行くね……」
そう言うと美咲はさらに腰を下ろす。
ズブズブと飲み込まれるペニスは美咲の中に消えていった。
ついに美咲は俺の腰の上にペチャンと座り込んだ。
「全部……入ったよ」
「いい子だ美咲」
初めてした頃はまだ肉が固くて、半分も飲み込めなかったのに、
今では完全にお父さん専用マンコになってしまっている。
そんな美咲の有り様に俺はまた興奮せざるを得なかった。
「動くね」
と一声かけて美咲はグラインドを始めた。
ジュポヌポと音を立てて出し入れされる俺のペニス。
0416名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 04:53:19.26ID:MunGD43n
美咲の顔はすっかり蕩けてしまっている。
「いいぞ美咲、父さんイってしまいそうだ」
「まだダメぇ、一緒にイくのぉ」
可愛い娘、一生懸命に腰を振っている。
娘のこんな姿を堪能できるなんて父親冥利に尽きるというものだ。
「あはぁ、いいよう。父さんのが中で暴れてるぅ」
淫らな娘の腰振り踊りは確実に互いを限界へと導いていた。
「出るぞ美咲、受け取れ!」
「うん! 一緒にイこう!」
瞬間、大量のザーメンが美咲の幼い子宮を襲った。
溢れるザーメンは膣内を満たし、隙間からこぼれ出した。
「あはぁ……はぁ……父さん大好き」
俺の胸の上に崩れ落ちる美咲の言葉に
思わず撫でてやりたくなったが今はできない。
だからそっと首を寄せてやった。
「父さんも美咲が大好きだ、大好きだよ」
禁断の関係だけど、二人は幸せな気持ちで一杯だった。
どうか、この関係がいつまでも続きますように。
0421名無しさん@ピンキー2011/05/20(金) 23:16:09.29ID:G7sCvTbL
つい最近友人(既婚子持)から来たメール
「娘と結婚って流石に駄目だよな?」
とりあえず「当たり前だ」と返信したら
「じゃあ、孫なら?」と返って来た。

…お前はどうしたいんだよ
0426名無しさん@ピンキー2011/06/03(金) 03:23:28.27ID:1E72qBXX
保守
0429名無しさん@ピンキー2011/07/17(日) 07:18:33.47ID:8uYGW0gy
0432名無しさん@ピンキー2011/08/12(金) 22:25:52.31ID:ch/yaTPB
0436名無しさん@ピンキー2011/09/06(火) 01:37:59.59ID:t98EkXab
幼い娘たちがパパとメイド喫茶ごっこしようと思ったら娘喫茶ごっこになりさらに危ない店ごっこになってしまう妄想で抜いて寝る
0438名無しさん@ピンキー2011/09/06(火) 08:51:38.69ID:t98EkXab
>>437
「おかえりパパ!」で始まり娘が頑張って作った見た目が崩れてるけどちゃんとおいしい料理が出て
イベントのチケットが「かたたたき券」とかそういう
0440名無しさん@ピンキー2011/09/28(水) 22:21:46.88ID:oTSL4XdY
ttp://peetea.blog40.fc2.com/blog-entry-10.html
他所様だけど、これなんかいい感じかと
0441名無しさん@ピンキー2011/10/01(土) 16:05:22.35ID:atM5i/v8
ちょっと長めの中編を一つ投下。

普通な親子の普通な近親相姦がテーマです。
0442普通な週末2011/10/01(土) 16:07:25.13ID:atM5i/v8
 台所に置いた電気釜が壊れてもう三年になる。
 いや、「壊れて」という言葉には多少語弊があるかもしれない。正しくは「一部が
故障して」だ。ちゃんとお米を炊く機能は生きている。一条奈美は我が家を特別裕福と
思ったことはないけれど、三年も炊飯器一つ買い替えられない程ではない。
 では、どこが壊れてしまったのかと言うと、お米を炊く機能以外全部だ。元々は
白米炊きだけでなく、玄米、赤飯、炊き込みご飯、おかゆ、雑炊、果てはパスタまで
何でもこなせる優れものだったのだが、全部機能しなくなってしまった。最近は保温すら
おぼつかない。
 原因は、蒸気抜きの栓にあるらしい。ここのパッキンが劣化したか、部品の一部が
割れたかして、変な具合に詰まってしまったのである。

 こうなったのは、奈美が14の時だった。丁度その頃から炊事場に立ち始めた彼女は、
初め大いに戸惑った。しかし、若さゆえの柔軟な発想力と粘り強さを発揮して、何とか
する方法を発見した。
 水を目盛より五分程多めに入れて、「早炊き」を押す。エラーを吐くマイコンの表示は
全て無視し、本体と蓋のパッキンの間からもうもうと蒸気が噴き出してても放置する。
しまいには壊れた蒸気抜きが、「ガラガラガラ」といささか穏やかならぬ異音を立てる。
ここから二分放置し、電源を切る。そのまま五分程蒸らすと、これが中々の銀シャリに
仕上がるのだ。

 御釜の設計者が見たらひっくり返ること間違いなしの運用方法だ。普通の人からしたって、
異様に見えることは重々承知している。
 でも、そんなことは自分からばらさなければ、意外に周囲には知れないものだ。我が家の
御釜が醜態を晒すのは、炊き上がりの前後十分くらいの間だけ。その他の大部分の時間は、
世の凡百な炊飯器たちと変わらぬ顔をして、我が家の台所に鎮座している。一条家は絶海の
孤島にあるわけではなく、奈美もその父親の一条巴も人当たりはいい方なので、ご近所さんが
リビングでお茶を飲むこともある。だが、誰一人として家族以外に、そのお釜の異常性に
気付いた人はいない。
 そんなお釜に、奈美は妙な愛着が湧いてしまって、一七になった今でも捨てられないでいる。
 実際問題として、困るところは何もないのだ。米炊きという本分はきっちりこなす。
外見もまとも。ただ中身が、プロセスが、どうしようもなく狂っているだけなのだ。
 そして、そんな在り方が……自分の家族そっくりなのだと、奈美は夕飯の支度をしていて
ふと気がついた。


 今夜の主役はハーブチキンだ。夏季休暇が明けて二回目の週末。休みボケも抜け、
学期初めのゴタゴタも落ち着いたので、ちょっと凝ったものが作りたくなった。
 だが、本命を仕上げたところで気力が失せてしまった。後は沸かし直しの味噌汁に
冷やっこ。付け合わせに千キャベツ少々。結局、和だか洋だか分からない代物に落ち着いた。
 因みに、この中で一番高い原価がキャベツだというのだから、世の中も大概狂っている。

「うーし。でけたよ、お父さん」
「お、ご苦労さん。いい匂いきてるぞ〜。御蔭で空腹感倍増だった」
「大変お待たせいたしました。で、どっちで食べる?」
「テレビ」
「りょーかい」
 チキンとキャベツは一皿に盛り、お味噌汁はちゃんと二椀によそう。ご飯は普通のお茶碗と、
どんぶりに分ける。前者が奈美、後者が巴のだが、父も大丼一杯はきついので、奈美が
そこからお替わりをする仕様である。
 お盆に乗せてリビングへ行くと、父はソファーに座ってバスケットボールの試合を見ていた。
彼女が近付くとテーブルの上を片してくれたが、目は画面から離さない。
「十時からチャンネル変えていい?」
「十五分待ってくれ」
「スコアは?」
「88対51」
「ボロ勝ちじゃん。そんなに食い入る試合?」
「気持ちよく勝ってるからこそ夕飯のおかずになるんじゃないか。ハラハラドキドキしてたら
折角の奈美の味が分からん」
「うまく逃げたなー。まあ、録画するからいいけどさ」
0443普通な週末2011/10/01(土) 16:10:22.57ID:atM5i/v8
 前ちょっと失礼、と言ってお盆を置き、奈美も父の隣に座った。二人一緒に箸を取り、
今日は互いを見ぬまま「頂きます」と言って、一条家の夕食が始まる。
 チキンの出来は上々だった。前回失敗したハーブの香り移しがうまくいっている。この点は
父にも好評で、これで次回以降も趣味の食材の予算が付いたと、奈美はほくそ笑んだ。
 存分にご飯が進むおかずでは合ったが、腹七分目で彼女はごちそうさまと言った。
ダイエット、と言うわけではなく、後回しにする都合がある。

 レコーダーを操作し、録画予約を完了させると、彼女はソファーにゴロンと横になった。
頭は父の膝の上。それから、おっと忘れたとばかりに、料理前に纏めておいた髪ゴムを
抜く。肩越しまで伸びる艶やかな直毛が、父の太股に、ソファーに、さらさらと流れていく。
 テレビを見たまま、巴は娘の髪を掬い始めた。指通りの良い黒髪が、彼のやや荒れた
指間を滑っては零れていく。
 しばらく、娘の柳髪を泳いでいた男の掌は、やがて顔の方へと降りて行った。途中、
唇と鼻の間を掠めると、奈美が父親の手に移ったハーブの匂いをスンスンと嗅ぐ。
 鼻筋をくすぐった五指は、そのまま顔に残って、十代の肌理細かい頬肉や唇を楽しんだ。
その隙に、もう一方は首の後ろに回って、エプロンの首紐を解きにかかる。
 塾から帰ってそのまま料理していたので、前掛けの下は制服だった。巴は慣れた手つきで、
セーラー服のリボンタイを探り、片手で引き抜いてテーブルに置く。そのまま、掌を這わせ、
ふくらみを乗り越えてわき腹へと降りる。サイドファスナーを引き上げ、大きく開いた上着の
裾からキャミソールの下へと潜り込む。
 この間、奈美は最初に膝に転がった時と全く変わらず、穏やかな表情で瞼を軽く閉じて
いた。そして、父の手が、ブラジャーの留め金を外した瞬間、「あ」と言って目を開く。
「どした?」
「洗濯機、『つけ置き』にしないでそのまま回しちゃった。お父さんのYシャツなんだけど」
「くっく……何だって今思い出すんだよ」
「うん、なんか脱水始まったっぽい音が聞こえたから」
「まあ、別にいいだろ。最近そんなに暑く無いし、汗染みも大したことないさ」
「えー。意外と落ちないよ、大丈夫?」
「……後で父さんが二度回しする」
「おおぅ、感謝しますお父様」
 そんな会話を、父は仰向けに流れた娘の乳房を掬い集めながら、本人と交わした。
この時、例えソファーの後ろの窓から誰かが覗いていたとしても、背もたれの向こう側で
何が起こっているかなど気付きもしないだろう。それぐらい自然な、家族団欒の中で、
巴の指は娘の肌を弄っていく。



 奈美が我が家の異常に最初に気付いたのは、七、八歳のころだったと思う。普通の家は、
一日三食宅配で届いたりしない。普通の家は、週の半分子供一人で眠ったりしない。
 普通の家は、父親が娘の裸を撫でまわしたりしない。
 それらは、「普通の家にいる『母親』とやらが、うちにはいない」という事実と同様に、
周りから出来れば隠すべき秘密として、彼女の脳に登録された。黒板の裏の落書きや、
夜でも空いているの学校の窓の場所とは違って、こっそり教えても誰にも喜ばれない
タイプの秘密。他の大人も、友達も、そして大好きなお父さんの誰もが、眉をひそめて
困るだけの言葉。
 とはいえ、小学校低学年のうちは、もののはずみでぽっこりと口から零れることもあった。
「家だと、父さんと私いっつもいっしょに裸んぼだよ」なんて、他の保護者の前で言って
しまうこともあった。
 その際、父・巴は実に如才なく対応した。
「ええ、もう。お恥ずかしい限りで。風呂上がりにタオル一枚でウロついたりすると、すぐに
真似されちゃうんですよ。残業帰りに、背広を脱ぐだけ脱いで寝顔見てたら、僕もその場で
寝ちゃったりすることもあって……女の子なんだから、母さんがいない分自分がしっかり
しないといけないんですけど……」
 誠に謙虚に、そして恥ずかしそうに言い、周りの同情を引きつつ、焦点をずらす。すると
たちまち、所詮は子供の言い方の問題と、周囲は波風のない結論へと流されていった。
話がうまく逸れた後は、他の親から見えるところで、奈美に「女の子なんだから、本当は
駄目なの。せめて余所様には内緒にして」なんて説教して、笑いをとったりもしていた。
0444普通な週末2011/10/01(土) 16:12:34.53ID:atM5i/v8
 家に帰って、その事で怒られたことは一度も無かった。けれど、娘の奈美には、父の困
り様だけは演技でも何でも無く、本物だと言うことが分かっていた。その気まずさは、
ガスレンジで火遊びして怒られた時と同じくらい、怖かった。
 何度か同じ失敗を繰り返しはしたが、小学高学年になる頃には、へまをしないようしっかり
"しつけ"られていた。
 今思えば、そうやって彼女自身も、異常性の焦点をずらされていたのだろう。

  *

 仰向けにしたまま、ひとしきり乳房を堪能した巴は、一旦彼女から手を離した。そして
スラックスのベルトだけ外すと、テーブルに置いていたどんぶりを持ち直す。
 決まった合図があるわけではないが、親子の呼吸で彼の欲求はすぐに娘へ伝わった。
奈美は体を横向きにして、彼の股間に向き直ると、手早く前を寛がせる。邪魔になりそうな
ベルトはさっさと抜いて床に捨て、トランクスの前開きを開けると、何の慣れた手つきで
父親の強張りを取り出した。
 仕事帰りそのままの一物は、蒸れて独特な匂いがした。しかし彼女は、特に気負いなく
口の中へと迎え入れると、早速舌を絡め始める。
「はむ……んちゅ……じゅる」
 巴自身も、一度腰を浮かせてくわえやすい位置に調整する。そうして娘が本格的に口唇
愛撫を始めたのを確認すると、箸を持って夕食の残りを片し始めた。カチャカチャと忙しない
食器の音と、じゅくじゅくとくぐもった水音が、スポーツ実況に紛れてリビングに響く。

 バスケットボールの中継は間もなく終わった。巴が娘のドラマ番組を映してやると、
「んぁ……ろふ画で、一気見ひたいから、いい」
と言われてしまったので、音量を落として別番組に変えた。その頃には食欲も一段落し、
食器をテーブルに置いた彼は、早速娘の身体に手を伸ばす。
 重力に引かれて、しっかりと実ったCカップの胸を揉みしだいていると、途中、奈美が
口を外した。
「…っぷは。ごちそうさま?」
「ああ。今日もうまかった。チキンはさすがったな。ごちそうさんでした」
「んっん……それはお粗末さまでした〜」
 素直に褒めると、娘も至極満足そうに目を細めた。そうして、鼻先で雁裏をこそぐように
刺激する。機嫌が良いときの証拠だ。
 奈美は料理を覚えたのは、必要にかられてのことだったが、それを好きになってくれた
のは幸いだった。ケータリングサービスに頼りきりだった頃にはもう戻れそうに無い。
「奈美はもういいのか? 少し残ってるぞ」
「ん〜。食べようと思えば食べれるけど、この後考えるとお腹一杯になるのも……」
「じゃあ、ここで一つ二つ食わせてやろうか。何がいい?」
「……何かフェチ的なたくらみを感じる。そのまま咥えさせる気でしょー?」
「今の今まで、誓ってそんな発想は無かったんだが……」
 視線を逸らして、薄青く伸びて来た顎鬚をさすると、娘は屈託なく笑った。
「何にしよっかな。ハーブでこいつをいい香りにしちゃうって手もあるけど…ちょっと勿
体ないかー」
「そんなことに使うくらいだったら、父さんが後で食う」
「えへへ。じゃあ、お豆腐にする。きっと冷たくて気持ちいいよ」
 上目遣いにふんわりと誘われ、巴は生唾を飲み込んだ。それから、一度彼女の身を
起させると、膝の上に横抱きにして抱きしめる。背を屈め、娘の顎を肩に乗せてやって、
ポンポンと頭の後ろをさする。
 親愛と情欲の反射が、当たり前のように混ざって顕れる。
 そんな父の抱擁に、奈美はくすぐったそうに眼を細めた。頭後ろを撫でる懐かしい
温もりをしばし堪能し、それから頭を膝の上に戻して寝転がると、上向きに「あーん」と
口を開ける。 
 巴はあまり手を付けて無かった冷や奴の器を取ると、丁寧に生姜を寄り分けた。
それから、絹ごし豆腐を出来るだけ大きく掬うと、そっと奈美の口の中へ落としていく。
「んぁ……んっ」
 噛まないよう、飲みこまないよう、ぐっと喉をとじている少女の口腔が、半分程埋まった。
ついで先と同じく横臥させると、零さないようきゅっと締まった唇を割って、強引に強張りを
放り込む。
0445普通な週末2011/10/01(土) 16:14:38.02ID:atM5i/v8
「んぶっ……ぢゅっ……んっ……ふぅう」
 娘が提案してくれた豆腐フェラは最高だった。暖かい肉輪を潜り抜けると、微かにひん
やりとした感触が触れる。物を押し込むと、豆腐はあっさりと崩れ、数度の抽送で咥内は
ぐちょぐちょに液状化した。それだけでも十分に興奮するが、奈美の舌遣いも普段とは
違って具合がいい。ゲル状のなったと豆腐を掻き分け、窮屈そうに絡む舌。口の中の
ものがこぼれないようにと、必死に窄めて、啜られる唇。強張りを深く沈めれば、
逃げ場を失った豆乳が柔らかな頬肉をぷくりと押し上げる。

 1分程、ゆっくりとした抽送を繰り返して、巴は我慢が効かなくなった。奈美の頭を股間に
押し付けたまま、ソファーから立ちあがる。娘の方も心得たもので、咥えたものを外さない
よう気をつけながら身を起こし、仁王立ちした父の前で膝立ちになる。
「んじゅ……んっく、んく」
 それから、今にも溢れそうな豆腐汁を、一口、二口、嚥下する。無論、全部は飲み込ま
ない。強張りを全部含むのに、どうしても溢れさせてしまうところだけ。
「いいか?」
 娘の髪を梳きつつ、父は言った。その手つきはさきほどまでの余裕は無い。
 そして声にはもっと余裕が無い。
 鼻から一つ、深呼吸をして、奈美は覚悟を決めると、こっくりと頷いた。
「ん……っんぶうっ!?…ぉぐっ……ふう゛ん゛ううんっ!!」
 側頭部を押さえた両手が、激しく前後に揺さぶられる。限界まで膨らんだ父親の傘が、
顎裏を、喉輪を、容赦なく襲った。顎の筋肉が痙攣するように強張ったのは、何かの拍子で
噛まない様に必死に力んでいる証拠だ。しかも、そんな状況下でさえ、娘の舌は父親に
快感を与えようとうねっていた。父を満足させないと終わらないことを、体が覚えているのだ。
「はん゛っ……じゅぶっ……んぐぅ…んぶっ!」
 きつく閉じられた瞼の裏から、涙が溢れる。咽頭刺激の反射で洟も出てきて、一層呼吸が
苦しくなる。週末の夜、自宅のリビングで窒息するような悲鳴を上げる奈美が、巴は可哀想で
仕方が無い。
 それは、間違い無く本心だった。大事な大事な愛娘、今となってはたった一人の血を
分けた家族。そんな奈美の苦しげな嗚咽を聞かされるのは、吐き気を催すほどに狂おしい。
 狂おしい程の苦痛を感じ、そして、興奮した。
 大事なもの、大切なもの、大切しなければならないもの、無残に自分で手折る快感。禁
忌を犯すカタルシス。それが、自分の牡をどうしようもなく昂ぶらせる。
「ん゛っ、んぁっ、ぐっ……ふう゛ぅぅん!」
 健気に縋りつく舌、苦しげに嘔吐く喉、無残に膨らんだ頬、それら全てを凌辱して、
巴は娘の口に欲望を吐き出した。

「っぁ…く、……んむ、にゅむぅ」
 今や重湯のようにほぐれた豆腐の中に、新しい白濁がなみなみと注がれる。粘度の高い
それは、剛直に奉仕を続ける娘の舌先によって、口全体にゆっくりと溶けていった。そうして
出来あがったブレンド豆乳を、奈美はいつものように、こくん、こくんと喉を鳴らして
飲み下していく。
「んく、んっく……ぷはっ。はー、苦しかった」
「ごくろうさん。口の時は、毎度激しくてすまんな」
「いーえー、これくらい。あ、でも、今日は多くて飲むの大変だった!」
「それ殆ど豆腐だろ」
「えー。でも結構お父さんの味もしたよ。今日はしょっぱい感じだった」
「豆腐に味無いからな。醤油みたいなもんか」
「soysauceならぬセイソース、なんちて」
「…………」
「…………」
「…………」
「……ひどい、娘に恥かかせるなんて父親失格!」
「奈美、今のは父さんでもフォローしかねる」
 恋人のピロートークと言うには色気が無く、しかしセフレや情婦というほど擦れてもいない。
ちょうど、まさに、仲の良い親娘のような会話を、二人は交わした。言葉の分からない外人が
聞けば、食後の団欒そのものの会話。

 一条家族は、そうした普通の家族の幸福をかみしめられる、あくまで常識人だった。 
 常識人のまま、狂っていただけだ。
0446普通な週末2011/10/01(土) 16:16:50.93ID:atM5i/v8
「なによもー。この残りのチキンもあげないからね」
「おう、たんと喰え。鳥皮なんざ、父さんが食っても腹に付くだけだしな」
「……。いらないの?」
「ああ。本当にうまかった、けど、年だしな。それに、あんまり腹いっぱいにすると、
この後に差支えるし」
「それはさっき私が言った」
「奈美は若いんだから大丈夫」
「都合のいい時ばっかり年寄りぶって。内臓の奥の方を突かれる私のが、絶対影響
でかいと思うんだけどなー」
 口先をとがらせつつ、けれど口調は割と機嫌良く、娘は残りの肉を頬張った。形だけの
アヒル口も、お肉を食えば満面の笑みに、と巴が思いきや、娘は微妙な顔になった。
「どした?」
「口すすいでからにすればよかった。アレと豆腐と味が混ざって、なんか変」

 食事は済むと、奈美は食器を重ねて台所へと戻る。そのまま、娘が洗い物、巴は居間の
片づけだ。とは言え、今日の料理は汁物のように飛び散るものでは無かったし、後の方も
奈美がきれいに飲み干したから、汚れたところは殆ど無い。ダイニングをリビングテーブル
を簡単に拭き、音量を下げて点けっ放しになっていたテレビを消すと、布巾をもって台所
へ行く。
「これも頼む」
「わかったー」
 布切れを流しに放り込みつつ、娘の肩越しに除くと、彼女は丁度食器類を片付けた
ところだった。後は各種計量器具にフライパン。後者はなかなか手強そうだ。
「ちょっとかかるから、先戻ってて」
「おう」
 父の気配を感じて声を掛けた奈美に生返事しつつ、巴は彼女の後ろ姿を見つめた。
彼が、先程脱がしかけた制服のままだ。とは言え、リボンタイとブラが抜かれ、上着の
サイドファスナーが上がっているだけで、そう不自然な感じもしない。
 普段から、おかしな格好をさせ過ぎているせいかもしれないが。
「エプロンしないで平気か?」
「もう洗いものだけだから。水なら少々飛んでも平気」
「そうか」
 そう言うと、巴はやおら、娘の背後から抱きしめた。一方は素肌の腹を押さえ、もう一方は
上着の中を遡って胸を探る。
 後ろから好き放題に揉みしだかれても、奈美は洗い物の手を止めなかった。元来、
夏場の水仕事は嫌いではない。鼻歌こそ歌わないものの、背後からの愛撫などまるで
気にしない様子で、根気良くよくフライパンの汚れを擦っている。
 けれど、身体の方はしっかりと父の指に応えていた。巴が片方の手を下ろし、スカート
をめくってショーツに触れると、クロッチの部分は既に外からでも分かるほど湿っている
。この分だと、恐らく口での奉仕をしていたころから、濡れ始まっていたに違いない。
 クロッチを避けて、秘処を直に触れる。外襞おをめくって前庭にもぐり、何度か上下に
さすっていると、本格的に蜜が溢れて来た。
 敏感な実に触れると、さすがに家事の手が乱れる。しかし不平は言わず、むしろ脚を
少し開いて触りしやすくしながら、油汚れと格闘している。
 「ん……ぁくっ」
 奈美の潤みが太股の方まで垂れ始めた頃、巴は指を中へ侵入させた。姿勢的に締りは
強いが、その割にはよく解れている。何どか出し入れして、これならいけるかな、と奥の方
を調べていると、娘が聞いた。
「今日はここでするの?」
「いや。だが、ちょっと入れる」
「え?…ちょっ、っあん」
 膝裏に右手を回して持ち上げ、片足立ちにさせる。そうして直角に開いた股間へ、
ショーツの脇から剛直をやや強引に押し込んでいく。姿勢的に激しい抽送は難しいが、
巴も自分が言った通り、ここで本格的に交わるつもりは無かった。何度か腰をゆすって、
ものを奥まで収めると、一旦動きを止める。
「流し、明日でもいいぞ」
「ううん、あとっ…ぅ……泡流す、だけだから。やっちゃう」
 砕けかけた腰に活を入れて、奈美は流しに向き直った。片手をシンクの端について支え
ながら、緩慢な仕草でフライパンに水を掛けていく。そうして、彼女が踏ん張るたびに、
中がぐっと絞め付けられて、巴に絶妙な快感を与える。
0447普通な週末2011/10/01(土) 16:19:31.51ID:atM5i/v8

「…ぁ…はっ、ふ……よし、これで終わり!」
「おー。頑張ったな」
 途中、無意識に跳ねた父の剛直に、フライパンを取り落としたりしつつも、彼女は何とか
最後まで洗いもの終えた。両手を流しの中について、はあはあと息を整える娘に、巴は
タオルを取ってやる。
「あ、ありがと……ふう。今日は随分せっかちだね」
「四日ぶりだしな。久しぶりの生の日ってのもあるし」
「あ、そっか。ならさっきも、最後は飲まない方がよかった?」
「いや、あれはあれでよかったからいい」
「……お豆腐、何気に気に入りましたね?」
 悪戯っぽい顔で振り向く奈美に、父は憮然として一突きする。
「ひゃんっ……もう。気持ちよかったならいいじゃん。今度またやってあげる」
「本当は結構つらかったろ」
「んーん、いつもとおんなじくらいだよ。それに、量が多くて大変だけど、綺麗に全部飲
めるから、しつこく口に残らないのがいい」
「今さらながら、食べ物で遊ぶのは良く無い」
「スタッフが全部美味しく頂いているので、問題有りませんー」
「まったく、ああ言えばこう言う……ほら、いくぞ」
「はうっ!……って、繋がった、まま?」

 腰を下げて、娘の両足を床に付けると、巴はゆっくりと歩を進め始めた。うしろから
羽交い絞めにされた格好の彼女も、合せて足を進めるけれど、その足取りは非常に
覚束ない。
「ほら、しっかり踏ん張んないと危ないぞ」
「やあっ…む、無理っ。部屋まで……ぃぁっ…持たないっ」
「さっきまで余裕そうだったのに、貧弱な腰だなぁ」
「ひど……だって、お父さん…っ…台所、で、結構本気でさわるし…やんっ!」
「分かった分かった。じゃあ、一旦そのテーブルに乗れ」
「うん、ごめんなさ……ひぅっ!」

 最後は倒れ込むようにして、奈美は上半身をダイニングテーブルにのせた。食事はリビ
ングて取ったから、彼女一人を転がすくらいのスペースは十分にある。繋がった腰で押し
込むようにして、娘の下半身も机に上げると、巴は器用に娘の身体をひっくり返した。
 ダイニングの明るい電灯の下にさらけだされた身体は、中々に煽情的だった。脱ぎかけ
だった制服はさらに乱れ、真っ白なお腹と左胸が覗いている。捲り上がったスカートから
は、履かされたままの薄桃色のショーツと、それを強引に避けて挿し込まれている剛直が
見える。
 ぐっしょりと濡れた下着の上から探ってやると、少し固くなった実が簡単に見つかった。
上から親指を押し当て、胸は左手で鷲掴みにして抽送を開始すると、台所にたちまち
甲高い嬌声が響き渡った。
「きゃうっ、だ、だめ、だめぇっ……いっ…ちゃっ!」
「いいよ。一度いけ」
「そし、たらぁっ……ゃあっ……もっ、立てなっっ」
「さっきから十分腰砕けだろうが。歩かせるのは諦めたから、ほら」
「ひゃっ、───っ!」
 クロッチを強引に捩り、膨らんだ陰核を直接撫でると、悲鳴が止んで娘の全身がびくり
と跳ねる。クリでいかせた時はいつもこうだ。直接的な性感で一気に達せられると、
横隔膜が引き攣って声が出なくなるらしい。本人はもっとゆっくり高められる方が好みだと
言うが、巴はこの激しい乱れ方も嫌いでは無かった。ひくひくと、不規則な痙攣を繰り返す
肉襞を、剛直で強引に押し退け蹂躙するのが、たまならく気持ちいい。
 とは言え、これを続けてると、絶頂後の敏感になった身体が本気の悲鳴を上げ始める
ので、巴は適当なところで抽送を緩めた。繋がったまま、後ろ手にダイニングの椅子の
引き寄せると、机から娘の身体を起こして対面座位に移行する。
0448普通な週末2011/10/01(土) 16:21:40.83ID:atM5i/v8

 そのまま1,2分、彼女の息が整うまで、巴は待った。酸素を求めて大きく前後する横隔
膜の動きが、挿し入れた剛直越しに伝わってくる。絶頂時のような激しさは無いが、
これはこれで悪く無い。
「はっ、はぁ、ふぅ〜ぅ…。ちょっと、喉乾いた」
ようやく、喋れるくらいまで息を戻したところで、奈美は言った。
「手の届く所には…醤油ならあるぞ」
「ひどい……お父さんの部屋に何かのペットボトルあったよね?」
「ああ。もう行けそうか?」
「…んっ……抱っこでなら」
「よし、じゃあつかまれ」
 奈美の両手が首に周り、肩に乗った顎がぎゅっと引き寄せられる。同時に、父のものを
受け入れた下腹にも、ふっと力が入った。
「ん。…ぷ、んふふっ」
「どした?」
「んーん、何でもないです」
 ついと、くすくす笑い始めた娘の心境が、巴には分かった。以前、何度も聞かされた
ことだ。こうして抱っこして貰うのは、いいな'り'をして、赤ちゃんに戻ったみたいで
変な気分、と。
 実際、赤ん坊の頃に抱かれていた同じ手の中にいるのだから、その感覚は常人よりも
一入だろう。
「それより、重くない? 大丈夫?」
「50kgも無いくせに何言ってんだ」
「なっ! 私の背で50kgなんていったら大変だよ!」
「だから、余裕だって言ってんだよ。それに、奈美を抱っこ出来なくなっちまったら、
もう父親として一つ終わってしまう気がする」

 それ以前に、娘を抱いている時点で、親として完全に終わっている──そんな
突っ込みをする人間は、一条家にはいない。だから、彼の発言は親子の会話として
何一つ不自然ではない。

「むぅー。まあ、とにかく、お言葉には甘えて」
「おう。でも、お前もちゃんと首んとこ掴まってろよ。中突いた拍子に放すんじゃないぞ」
「前向きに善処しまっ……ゃんっ」
「言わんこっちゃねぇ。もっとしがみ付けって」
「やっ…いったばっかで…っ……そっと、歩いてっ」
 実際のところ、43kgの奈美を抱える巴の腕に、危なげな所は無かった。彼女が中学の
頃は、立ったまま駅弁で臨んだこともある。残業帰りの今日はそこまでの気力もないが、
今度の連休あたり試してみてもいいかも知れない。

 そんなことを考えながら、巴は自室の扉を開けて、奈美をベッドに転がした。そこで、
自分がまだ会社帰りのYシャツ姿だったことに気付く。奈美の制服も、上下ともまだ辛う
じて引っ掛かっていた。このままするのも一興ではあるが、後の皺の処理の面倒さが先立
ち、巴は一旦腰を外した。
 手早くスラックスを掛けて、Yシャツと下着は洗濯籠に放る。奈美の制服用ハンガーも
、彼の部屋にあった。腰の立たない彼女の代わりに上下を受け取り、簡単に皺をはたいて
フックに掛けてやる。
「そういや、お前も下着そのままだったな。ほれ、寄こせ」
「おんなじ籠に入れないでよ。あとで分けるの大変だから」
「分かった分かった」
0449普通な週末2011/10/01(土) 16:23:42.08ID:atM5i/v8

 これだけあけっぴろげに身体を重ねながら、年頃の少女のような物言いをする娘が、
彼には可笑しく可愛かった。本人は「洗濯機のモードと洗剤が違うから」とか何とか
言っているが、ちゃんと思春期らしい反応をしていることに父親として安心する。
 同時に、男として興奮する。
「ほれ、十六茶」
「ありがと……っん!」
 巴はペットボトルを抱え飲む娘の後を取って、背中から抱きかかえるように手を回した
胸、臍、下腹を通って、一方の手は秘所に潜り、もう一方の手で全身を弄る。せっかく一
度絶頂まで押し上げた身体が、冷め切らないように焦らす愛撫だ。
 着換えやら何やらで少し間が空いたが、心配は杞憂の様だった。陰核を押さえながら
中指を内に潜らせると、潤沢な蜜が湧き出てくる。
 それを確認して、巴は奈美を抱いたままゆっくりと背中を後ろに倒した。互いに仰向けで、
彼女を上に乗っけた格好だ。背面で体を繋いだ彼は、器用に腰をくねらせゆったりとした
抽送を開始する。
「わつ…ぁう、ちょ……やん」
「よっ……これはちょっと、うまくないな」
 姿勢的に不安定なのか、嬌声というよりも不安そうな声が、娘の口から洩れる。
巴自身、この格好は体勢的にきつかったので、1分もしないうちに体位を変えた。
そのまま起き上がって、奈美の身体を前に投げ出し、後背位に構える。
「一度、少し激しくいくぞ」
「はい……ふぅあっ、あう゛っ、あんっ、やあっ!」
 台所で入れてから、移動したり休憩したり着替えたりで、彼自身思った以上に焦れてき
ていた。残業明けの疲れマラとでも言うべきか、はたまた一週間分のストレスというべきか。
変わった体位をゆっくり楽しむ余裕もなく、巴はふと湧きあがった衝動をそのまま娘の身体へ
叩きつける。
 しかし、だからと言って若いころのように何度も行けるものではないのが、難じいところだ。
自分で抑えながら楽しまなければならない。その点、休憩さえ挟めば何度でもいける娘の
若さを、羨ましく思う。
 パンパンと小気味よい音を数分響かせた後、巴は一旦激しい抽送を切り上げた。腰を前
に押し付けて体重を掛けると、奈美はそれ以上耐えること能わず、ぐにゃりとうつ伏せに
崩れる。彼は娘の足を揃えさせると、その尻の上に乗っかり寝バックの格好になった。
締りもいいし、ピストンの勢いに拘らない限り、繋がっていていて一番楽な体位だ。

「学校はどうだった?」
「うーん……っん!……特に面白い事はないよ〜」
「先週言ってた風紀委員決めはどうなったよ」
「無事逃げ切ったー。そもそも私、ちゃんと部活やってるんだから押し付けられる義理は
無いのにさ。んぅ……先生がしつこいのなんのって……最後は伝家の宝刀『父子家庭』を
抜いてやった!」
「おいおい。別に我が家だけって事情でもないんだからな。あんまり露骨にやるもんじゃ
ないぞ」
「解ってます。私だって…ゃぅ…友達の前とかじゃ言いたくないし。でも今回は…はぅん
…明らかに、先生が悪いっ。正当防衛の範囲だよ」
「分かった分かった。ま、内申下がらんように、今度の面談で予防線入れとくよ」
「おおぅ、そいつぁ感謝しますお父様。お礼に、んんっ」
「うおっと、締まる締まる。新技か?」
「えへへー、気持ちいい? あ、そう言えば、休み中に相談したみっちゃんの件だけど、
酷いんだよ。私あんなに親身に話聞いてあげたのに、知らないうちに仲直りしてて……」

 うつ伏せでゆったりとした抽送を受けつつ、娘は夢中になって自分のことを話す。 巴は、
週末は出来るだけ、奈美に学校の話を聞いてやるようにしていた。自分から話したがる
年頃では無いから、時には自分がピエロになってでも、根気よく話題を振ってやる。
「自然に二人の時間が取れるときがいい」とカウンセラー(会社が福利厚生で契約した奴だ
)に言われたので、彼は食事時かベッドの上で聞くようにした。最初は眉つばに思ったが
、なるほど、彼女も給料分の仕事はしてくれているらしい。
 育児抜きにしても、巴は娘の学校の話を聞くのが好きだった。週中は忙しくで顔が見れ
ない分、その間の話を聞けるのは嬉しい。奈美の心身の成長ぶりをじっくりと堪能できる
瞬間は、男親として至福の瞬間だ。
 それゆえに、興奮もする。
0450普通な週末2011/10/01(土) 16:25:57.44ID:atM5i/v8
「だいたい最近じゃ惚気る時か困った時しか声かけてこなくて…ひゃうっ! 
 ……ちょっと、お父さん。私の話聞いてるー?」
「おう、もちろん。昔馴染みのよしみで、いい様に使われてるような気がしなくもないけ
ど、でも改めて父さんみたいな他人から指摘されると、みっちゃんはそんなドライな
人間じないって反論したくなるんだろ?」
「…うぐぐ。無駄にいい父親の勘がムカツク」
「はっはっは。勘じゃなくて愛だよ愛」
「そんなこと、中でおっきくしながら言われても……あれ、でもこれはこれで筋は通るのか?」
「下手な考え休むに似たりってな。ほら、いくら口調で誤魔化したって、お前も結構キてるの、
分かってるぞ」
「やっ、やめ…っはうぅんっ!………だ、だって、すごいゆっくりするし、いっぱいさわるし」

 後ろから時間を掛けて、全身をじっくりと攻めたのが効いたのだろう。改めて騎乗位で
繋ぎ直すと、秘部は大洪水になっていた。
「十分休んだから、もう上で動けるな? この格好で、最後までいくぞ」
「わかった……んっ、はっ、はっ…ぁ…やぁっ……」
 少し身体を前に倒して、シーツに手を突き、奈美は腰を動かし始めた。父親に体重を
かけないよう、足首で踏ん張って微妙に重心を調節している。以前は、どんな体位でも
ひたすら肌を寄せてくるだけだったが、最近はこうして一工夫してくることが多くなった。
友人たちに、そっち方面で「先輩」だの「先生」だのと教えを請われ続けて、まんざらでも
無くなって来たようだ。同年代の子らに比べれな、奈美の場数は文字通り桁違いだから、
これは致し方無いところだろう。
 それに、向こうから研究熱心になってくれるのは、男冥利に尽きるものだ。教え込む楽
しみ、というのも否定はしないけれど。

「んっ、はぁっ、や…おっぱい……」
 体勢的に、ちょうど目の前で揺れる格好になった乳房を、巴は上体を起こして口に含む。
乳輪ごと頬張り、じゅっと強く吸いながら舌先でてっぺんを転がすと、剛直を咥えこんだ
中がぴくりと跳ねた。
 そろそろCカップがきつくなってきた膨らみは、下から吸い上げると中々のボリューム
がある。唇だけでなく、頬でも膨らみを楽しみながら、巴はよく育ったなぁと感慨に耽る。
奈美は二次性徴が遅かったから、もうしばらくは成長を楽しめるはずだ。遺伝的には、
ちゃんとギリギリ挟めるくらいまで育つ余地がある。
 下着に隠れる位置を強く吸い、自身の判を押した双乳を、下から存分に揉みしだく。
ただ、奈美の未成熟な胸は、まだ乳首以外の刺激を性感に換えられないので、あくまで
巴自身が自分が楽しむ愛撫だ。
「はうぅ……やぁっ!…ふっ、ぁん」
 けれど、娘の身体はそれで興奮が醒めるような地点を、とっくに通り過ぎていた。少し
痛がるくらいの力で鷲掴みにしても、お腹の底に貯まった熱が彼女の呼吸を確実に
早めていく。
 ひとしきり揉みしだいた後、巴は腕を伸ばして、娘の上体を起こさせた。奈美の身体も
仕上がってきたし、自分もいい加減頃合いだ。三度目は体力的に不安だから、せいぜい
気持ちのいい終わり方にしよう。

「ふぁっ……んっくぅううぅ」
 両手で腰を押さえ、角度を合せて一度最も深いところまで沈ませる。奥の少し固い
頸部を膨らんだ傘で押し上げてやると、中全体がどこか苦しそうに巴のものを押し返す。
 日ごろから何気なく抱いているので新鮮味は無いが、やはり10代後半の少女の肌は
格別と言えた。子供の生硬さとも、大人の爛熟さとも違う、吸いつくような瑞々しさ。
それは外側も内側も同じで、潤沢な蜜を湛えた秘壺は、剛直の侵入を受け入れつつも
屈服はしない。長時間、入れっ放しのまま責められているにも関わらず、娘の肉襞は
父親のものを、最初と変わらぬ締りでしごき続ける。
 その感覚を生で存分に味わう。しまいには、押えつけられて動けなくなった奈美が、
我慢できずに身じろぎを始めて、巴は抽送を再開した。
 最初は彼女から動かさせる。腰を両手でリードし、焦らされてはやる娘を抑えながら、
徐々にスピードを上げていく。ここからは、終わりまでは一気に行きたい。ペース配分が
重要だ。
0451普通な週末2011/10/01(土) 16:27:59.75ID:atM5i/v8
「やぁん、おもた…ぃ…はっ、はあっ」
 腰を浮かせ気味にし、浅く狭いところで雁首をひっかける。深く繋がるという充足感は
今一つだが、局部への刺激という意味では一番大きい。ピストンの幅は短いにもかかわら
ず、結合部からはだらだらと蜜液が溢れている。
 娘の身体も終わりへと走り出したを見て、抽送を深くする。接合部ではあふれ出た
愛液がじゅぶじゅぶと遠慮のない音をたて、一部は白く泡立っている。
「はぅっ─っく、はぁっ、やっ、だっ、あっ」
 腰のを離すと、手綱を解かれた若馬のように、腰のペースが上がった。ここにきて、
体重を掛けないように配慮する余裕など無いらしく、叩かれる柔肌がパンパンと猥雑な
音を奏でる。元が四十kg強の娘の尻だから、重いと言うことも無く、ただ気持ちいい。
 自由になった手で、激しく跳ねる乳房を掴まえる。もう一方の手を股間に回し、抽送に
合せてそっと実を撫でると、腰がガクンと崩れおちた。止まった抽送の代わりに今度はひ
くひくと痙攣する肉襞が、父の剛直をしごき上げる。
「おら、もう少しだ。」
「やぁ…もう、私、半分いってっ…きゃう!」
「じゃあ、父さんからいくか」
「きゃっ、やぁあ…あぁぅっ! ん──っ」
 腰を上げさせ、巴は下から激しく突き上げ始めた。尻を支えないと駄目かと思ったが、
引き攣る筋肉にうまい具合の力が入ったか、浮いた上体で停止している。これ幸いと、
ベッドの反動も使って、父は怒涛の勢いで娘の膣を蹂躙する。
「ひうっ…はっ─ぁ……やっ、──んあっ!」
 嬌声が途切れ途切れになり、巴を包む肉襞も不規則に蠕動する。娘の終わりを感じで、
父もラストスパートをかけた。再び腰を掴むと、痙攣して固まっている腰を無理矢理上下
させる。そこへ自分もタイミングを合わせて、射精前の膨らんだ傘を、ひくつく子宮口へと
叩きつけた。
「や、だめぇ、なかっ、あ、んん──っ!! 」
 絶頂中を一層激しく攻められ、半ば泣き叫ぶような喘ぐ娘の中で、巴は今日二度目の
情欲を空にした。


  *

 父の上で息を整え、それから繋がったまま互いに横臥して少なくとも5以上分経ってから、
奈美は大事なことを思い出した。
「ねえ、お父さん。そろそろお風呂行こうよー」
「……もう明日でいいだろ」
 ちょっと休み過ぎたかも知れない。
「そんなこと言って。洗濯物出さないと皺になるよ」
「……もう明日でいいだろ」
「でも歯磨きくらいはしないと」
「……もう明日でいいだろ」
「じゃあ、せめて、これ抜いて」
「もう明日でいいだ……分かった、分かったから噛むな痛い」
 実力行使で抗議に出ると、父はようやくまともに応じてくれいた。しかし、少し小さくなった
一物は、相変わらず中に挿しこんだままだ。
「竿に中にまだ……出し残りがあるんだよ」
「そんなの、お風呂行ったらお口で掃除するよ?」
「うーん。だが折角の生だしな。一滴残らず注ぎ込みたい」
「また怪しい趣向に走って。……んしょ、これでどう?」
 奈美はお腹に力を込めて。中で萎み気味の父の物を圧迫してやった。最近、みっちゃん
を始め友人たちから妙にエッチについて聞かれるので、自分でも気になって色々試して
いるのだ。だた、調子に乗って自慢げに吹聴するのは、そろそろ控えた方がいいかも
知れない。
「お、本当に締めるのうまくなったなあ」
「どもども。うまく出せた?」
「うーん、駄目」
「え〜」
 しかし、彼は上体を起こすと、枕元からティッシュを取って続けた。
「まあでも、その献身に免じて、風呂行くか」
「うん!」
0452普通な週末2011/10/01(土) 16:30:18.22ID:atM5i/v8

 父と一緒の風呂は好きだった。彼に頭を洗って貰うのが最高なのだ。小さい頃から
やっているだけあって、毛先の処理に至るまで不安ところは無いし(むしろ奈美がやるよ
り丁寧なくらいだ)、何よりぼーっと座ってるだけで面倒な手入れを全部済むというのが、
中々にいい気分なのだ。無論、彼女もお返しに背中流したり色々シたりするのだが、
元より風呂遊びも嫌いでは無い。

「じゃあ、一旦抜くぞ」
「ん……ひゃん」
 事後の敏感な入口をずるりと擦られ、思わず中の筋肉が縮こまる。反動で溢れてくるも
のティッシュで押さえて、奈美は風呂へと急いだ。今日は相当たっぷり出されたので、部
屋で処理しているときりが無いし、ティッシュも勿体ない。
 風呂場について、湯船にお湯を張っていると、間もなく巴も現れた。
「大丈夫だったか?」
「うん。ちょっと垂れて来たけど、床は汚してないよ」
「いや、腰の方なんだが……さっきはちょっと後ろから突いただけで、歩けない歩けない
大騒ぎしてたのに、現金なもんだなあ」
 ちょっとからかい顔で父に詰られ、奈美は思わず反駁した。
「お父さん解ってない! 股間の内臓に、あれだけの体積の異物が押し込まれてるんだよ?
歩こうったってまともに筋肉が動かないんだから。おまけにお父さん小刻みに動かすし」
「あー、藪蛇だった。悪かったよ。悪かったから、そこ座れ」
「うん……」
 言われるままに、バスタブの縁に腰掛けると、父は彼女の正面に陣取った。それから、
娘の膝を大きく割ると、眼前に股間を露出させる。
 父は内襞を指で拡げると、まだ微かに開いている膣口から自分の精がとくとくと溢れる
様を、しばらく眺めた。それから、おもむろに中指を差してると、中でくの字にして、
残ったものを掻き出していく。

 股間を晒したまま、ただ待っているの座りが悪いので、奈美はふと思い出した疑問を
訊いた。
「男の人って、ひゃっ…ぅん。やっぱりそうやって自分のが中から出てくるのを見るの、
好きなのかな?」
「皆かどうかは分からんが……まあ、割と好きなんじゃないか? どうした?」
「うん、またみっちゃんの彼氏の話なんだけど。その人も、こないだ初めて生でしたとき、
明るいところで精液が逆流するのを、すごく見たがったんだって」
「あれま。初回でやるとは、中々チャレンジャーだな」
「そう。みっちゃんも恥ずかしいから嫌だったって。まあ、それが男の子の本能的なもの
なら仕方ないって思えるけど、単なる変な趣味とかだったらごめんだなって」
「まあ、本能は本能だと思うぞ?」
「えーそう? でもおかしくない? さっきみたいに、入れっぱにしたいとか、最後の一滴
まで出したいとかは、要するに孕ませたいっていう牡の本能だって納得いくでしょ。
でも、これって逆じゃん。本能的なマゾヒズムか何か?」
「……最近の女子高生は色々難しく考えるなー」
 苦笑いで天を仰いだ父は、膣に入れていない方の手で顎を掻いてから、言った。
「そうだな。入りきらないくらい、たっぷり出したって満足感……でいいんじゃないか。
たくさん出せるってのは、牡にとって普遍的な欲求だからな。生殖学的にも、理に
適ってるだろ」
「なるほど、筋は通ってる…かな」
 即興で作った感じが満々だけれど、奈美とて友人の恋路が乱れるのは本意ではない。
これが正解って事で、明日説明しておこうと、彼女は思った。
「よし、大体出せたかな」
「んっ…、ありがとです。じゃあ、交代ね」
 互いの位置を入れ替え、バスタブに腰掛けた父の股座に、奈美は立ち膝で顔を埋める。
 歯を立てないようにしながら唇を締め、棹の中の残滓を絞り出す。それを丹念に吸い上
げた後、少し深めに加えて、全体を唾液で隅々まで洗った。一物から精の味がしなくなる
ころには、また少し力が戻っていたが、やはり三度目をするほどの勢いは無かった。
「ぢゅる……っぷは、こっちも綺麗になったよ」
「ご苦労さん。じゃ、髪やってやるから、前ずれろ」
「えへへ。待ってました!」
0453普通な週末2011/10/01(土) 16:33:59.51ID:atM5i/v8

 それから一時間弱かけて、奈美と父はゆっくり長風呂を楽しんだ。彼女の希望通り、
シャンプー・リンス・トリートメント、風呂上がりのブローに至るまで、全部お任せで
やって貰った。代わりに、父の身体は背中のみならずお腹も足も股間も含めて、
奈美が洗った。途中、パイズリを要求されたのでやってみたが、うまく出来なかった。
 
 風呂の後は、奈美が洗濯物を干して、父がYシャツと他の肌着を浸け置きにし、ちゃんと
一緒に歯磨きもしてから、ベッドに入った。父の方は少し汚してしまったので、今日は
二人とも奈美の部屋だ。週末は大体がこの流れだった。彼女のベッドも、父程ではないが
普通にシングルよりは大きめだ。二人で寝ても狭くはない。
 布団の位置は、奈美が壁側で、父が外側。これも、毎晩添い寝して貰っていたころから
変わらない。彼女は寝相が悪くて、一人寝の時は今でも時々床に落ちる。
「じゃ、電気消すぞー」
「はーい」
 しばらくして、父がベッドに入ってきた。壁から三分の一程のとこにいた彼女は、
少し待ってから真ん中まで移動し、彼の腕を取る。
「お父さん、土日は?」
「明日は休むぞ! 気合い入れて一日寝る」
「気合いは要らないと思う……日曜は?」
「あー。すまん、朝一出だな」
「そっか」
 胸に抱いた父の手の指を、しばらくもてあそんでから、彼女は再び訊いた。
「夏休みはどうするの?」
「あー? 奈美、寝言は寝ていいなさ…寝て言ってるか」
「違うよ。お父さんのだよ」

 一拍、間をおいてから、父は今日初めて、己を恥じ入るような物言いをした。
「すまん。今年も取れそうにない。」
「そっか」
「どこか、行きたいところとかあるか?」
「んーん、別に。それに、私の夏休みは終わってるしね」
「そうだよな」
 巴は娘の方を向いて横臥し、自分が丁寧に手入れした頭の毛をゆっくりと撫でた。彼女
の胸に腕を取られている状態で、体重を掛けずにそうするには、結構な無理が入ってる
はずだ。
「ま、だから明日は本気モードで休むぞ。一日奈美に付き合う」
「気合い入れて寝るんじゃなかったの?」
「奈美と遊んでた方が、疲れが取れることに気が付いた」
 一人娘として、父のこの言葉に嘘いつわりが無いことを、奈美は十分に聞きとれた。
 だから、彼女は巴の腕を離し、身体半分空けて仰向けになる。
「まあ、明日はどっちにしろ、みっちゃんと彼氏さんの相手するんだけどねー。あの子ら、
夏の宿題終わらなかったせいで課題もらってさ」
「よし、俺もついていって彼氏君に夜の補修をしてやろう」
「……性格的に、普通にありがたがりそうだからやめて」

 その後、二三胡乱な物言いをして、二人は会話を止めた。昔から、あまり「お休み」は
言わない。幼少時に言う機会が少なかったせいかも知れない。
 だから、あとは眠りに落ちるまで、一人で物思いをする時間になった。彼女が寝息を
立てるまで、父は絶対に眠らないから、敢えて詰まらないことを考える。
0454普通な週末2011/10/01(土) 16:36:04.68ID:atM5i/v8

 お父さんはよくやっていると、最近奈美は気付いた。
 週三日は帰らないほどの職場で、頼る親戚も無い父子家庭。先程窘められたように、
確かに一条家だけの事情ではないかもしれない。けれど、普通で無いのは確かだ。
 そんな中、彼女は普通の女子高生に育っている。友人も普通にいる。部活も普通にする。
家事はするが塾にも行く。大学は、私立でも公立でも行きたい所へ行けと言ってくれた。
その後は、普通に就職し、普通に結婚し、普通に子供を産むだろう。

 そう言う話をする時がある。奈美が家を出たら寂しいだろうが、ウエディングドレスも
孫の顔も、それはそれで見たいと父は言った。先程と同じ、嘘偽りの無い物言いで。
 総括して、一条家は普通に幸せな家庭だった。両親健在でも、親戚の協力があっても、
崩壊する家庭がある中で、よくぞここまでやれたと思う。

 よくぞ、こ'の'程'度'の'異'常'で'乗り切った。

 父の行為は、確かに恥ずべきことなのだろう。それも、末代までの恥に等しいレベルの
大罪だ。事実が露呈すれば、親子共々今の社会的立場を失うほどの。そして、その責は
奈美が未成年である限り、百パーセント父の側にある。
 だが、それはばれなければ済むことだ。そのように娘の奈美が考えること自体が、巴の
罪深さの証拠なのだろうが、いずれにせよ事実には違いない。
 父は、ある時点でそのカードを切った。それが自身の心の平衡と、奈美の養育との狭間
で出された最適解だったかは分からない。しかし、子育てに失敗した者には、それを否定
することは出来ない。
 いや、成功した者にも出来ないのだ。なぜなら、彼らは自分たちを、普通の家庭と見分
けられないから。露呈しなければ、批難は出来ない。それが、現実の理屈というものだ。
 その理屈のなかで、17年間戦ってきた父は、今のところまだ負けていない。

 奈美は昔から、理屈っぽい思考が得意ではない。だから、狙い通りに瞼が重くなってき
た。父は今週も疲れきっているだろうから、明日の朝に限っては彼より早く起きる自信が
ある。自分も夕方過ぎまでは安全なはずだから、寝起きにするのもいいかも知れない。
そうだ、久しぶりに目覚ましフェラってやつをやってあげよう。

 父の、してやられた感と、切羽詰まった感の混ざった表情を想像しながら、奈美は
眠りへと落ちて行った。
0455名無しさん@ピンキー2011/10/01(土) 16:38:57.27ID:atM5i/v8
以上です。

なんか、いかにも「禁忌犯してます!」的な近親では無くて、
普通の人が普通にぶっ壊れてる感じを書きたかった。
ちょっと「普通普通」言い過ぎてくどくなったかもしれませんが…
0458名無しさん@ピンキー2011/10/02(日) 23:17:26.09ID:8rUutX3K
gjです
やっぱり娘はえぇのぅ
0460名無しさん@ピンキー2011/10/23(日) 06:04:12.43ID:4GcN6E+f
保守
0462名無しさん@ピンキー2011/11/28(月) 18:47:08.09ID:E8xmURQH
あげ
0464名無しさん@ピンキー2011/12/02(金) 03:31:37.84ID:KGJx4CcN
娘に性的魅力を覚えるようになった父。このままでは過ちを犯しかねないと娘と距離を取るようになる。
そんなある晩、父は飲み会で潰れた後輩の女子社員を介抱するため家に連れ帰る。
それを見た娘は最近の父の態度の変化と、父が初めて女性を家に連れてきたことから再婚を考えていると勘違い。

「ちょっと、さ、寂しいけど、ンぐっ…もしっ、新しいお母さんが出来ても、ズズッ、私良い子でいるよう…頑張るねっ…」と父に告げる。

その泣きながら必死で笑顔を作ろうとする姿に胸打たれ、思わず父は娘を抱き締る。
そこから二人の関係は今までとは大きく変わっていく……


なんて話を形に出来たら良いのになぁ
0466名無しさん@ピンキー2011/12/03(土) 10:31:54.72ID:NpPpHOzf
父が家に帰ると、家が騒がしい
リビングに行くと妻と娘が大喧嘩していた、かなり陰険な空気だ
発端は娘が父に恋してしまい母と2人して父を取り合って喧嘩していたようだ
にしても自分の娘に「泥棒猫」なんていう母親は初めて見たよ……

なんてのを妄想した土曜の朝
0467名無しさん@ピンキー2011/12/03(土) 12:30:40.72ID:tYW2oF6L
ある日の家族会議で娘は自分が父のことを異性として好きかもしれないと告白。
けれど妻も父も冗談だと思って取り合わない。

妻が勝者(?)の余裕で父にしなだれかかりながら「一時の気の迷いよ。そのうち貴方にもパパみたいな素敵な彼氏が出来るわよ」などと日々挑発。
そんなことが貯まってついに娘爆発。
若い身体で父を墜そうと父を逆レイプ。
「私の気持ちは一時の気の迷いなんかじゃない!これまでもそしてこれからも、ずっとお父さんが好きっ!」
「私、お父さんが初めての相手ですっごく嬉しい……」
「これが世間的に良くないこととされてるのは自分でも分かってる。それでも私はお父さんが欲しい。娘であっても一人の女として傍にいたい」

最初の娘の訴えを真剣に受け止めず、娘を追い詰めてしまったことへの罪悪感と娘への愛情で次第に娘に惹かれていく父。
その二人の変化に妻が気づかないわけがなかった……


なんて話を形にできたら良いのになぁ
0468名無しさん@ピンキー2011/12/12(月) 23:31:25.48ID:aDBH3hLC
ヤンデレ風味な娘小説、書いてるのですが需要ありますか・・・? 
0470名無しさん@ピンキー2011/12/13(火) 00:55:28.18ID:kM88Bj0Y
468です、今少し書き溜めてストックありますので順次投下したいと思います。駄文ですが…
0471ヤンデレな娘たち!2011/12/13(火) 03:45:26.35ID:kM88Bj0Y
 俺には三人の愛娘がいる。
まず長女の詠美(えいみ)今年17になる高校二年生。
腰までストレートに伸ばした綺麗な黒髪の長髪に顔はとても良く整っていて、
性格は純真無垢で人懐こく嫉妬深い。
0472ヤンデレな娘たち!2011/12/13(火) 03:55:01.68ID:kM88Bj0Y
小柄な体型ながらも出る所は出ていて特に胸の発育が年の割りに凄く、歩く度
に上下にゆさゆさと揺れるのを親の立場からしていけないと思いつつもつい目で
追ってしまう程の良いモノを持っていた。
0473ヤンデレな娘たち!2011/12/13(火) 04:00:41.08ID:kM88Bj0Y
次に次女の愛音(あいね)15歳の高校1年生になったばかり。
肩まで揃えたショートヘアに染めてはいない生まれつきの茶髪に顔は姉の詠美
と同じく整っていて性格は活発で明るく嫉妬深い。
スレンダーな体型をしており巨乳の姉に比べて遥かに小さい胸にコンプレック
スを抱いていてとても気にしている。
0477ヤンデレな娘たち!2011/12/14(水) 18:51:59.94ID:KIyb1Y85
473です、続きです。
最後に三女の美奈(みな)12歳の小学六年生。
背中まで伸ばした黒髪の長髪を纏めてリボンで結ってポニーテールにしている

姉達と同じく整った顔をしているが少し違うのが姉達は美人な感じだが、美奈
は可愛い感じだ。
おっとりとした優しい性格ながらもとても嫉妬深い。
姉妹の中では一番に小柄な体型をしていて長女の様に小柄ながらも出る所は出
ているなんて事も無く、胸はツルツル腰は寸胴お尻は小振りと正しく幼児体型
と呼ぶに相応しかった。

0478ヤンデレな娘たち!2011/12/14(水) 19:20:06.21ID:KIyb1Y85
そんな愛娘達の親で父である俺の名は亮一(りょういち)苗字は栢山(かやま)と
言う。
俺達は元は5人家族だったのだが、3年前に妻が交通事故で他界してから現在ま
で4人家族で新妻を見つける事は無く片親として三人の娘を育ててきた。
俺が娘達を家族として愛しているとは違って娘達はどうも俺の事を家族として
では無く一人の男性として愛してしまっているようなのである…
それが何時の頃からなのかは分からないが俺は正直とても困っている。
普段から娘達は俺に過激な告白をしてくる。
三姉妹の例として長女の詠美からは
「愛してるの愛してるの愛してるの愛してるの愛してるの愛してるの世界で一
番この世で一番お父さんを…ううん、亮一さんを愛しているのっ!!
お願い私の想いを受け止めて!他の女なんかに絶対盗らせない!亮一さんは私
だけのもの!誰にも渡さない…渡すもんか!殺してやる殺してやる殺してやる
ぅっ!亮一さんに色目を持って近付く泥棒猫!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺すぅぅぅっ!!!」
…と言うとても過激な告白を受けている。
0479ヤンデレな娘たち!2011/12/14(水) 19:45:32.97ID:KIyb1Y85
話は変わり、今日は日曜日。
俺は会社が休みで娘達も学校が休みの所謂休日だった。
現時刻は朝の7時10分過ぎ、俺は目覚めてから布団から上体を起こして立ち上が
らずにそのまま眠気眼を擦り暫くの間ぼんやりとしていた。

コンコンっ

「そうしてると突如部屋の扉がノックされ俺は視線を扉の方へと向けた。

「開いてるぞ、入っておいで」

恐らく娘の中の誰かだと判断し俺は常に部屋の扉は鍵を掛けていない常態なの
で勝手に開けて入って来る様に言った。

がちゃっ

俺の言葉を聞いて扉を開けて入って来たのは美奈だった。
美奈が休日にこんな朝早く起きているとは珍しい、何かあったのだろうか?

「……パパ、今日忙しい?」

部屋に入り、暫く無言だった美奈は徐に口を開きそう言った。

「えっ?いや今日は会社も休みで特に何も予定は無くて暇だが…何処か遊びに
連れて行って欲しいのか?
う〜んそうだな、最近日曜日でも会社に休日出勤してて忙しくてお前達を何処
にも遊びに連れて行けなかったからな…よし、いいぞ!今日は凄く久し振りに
遊園地でも行くとするか!そうと決まれば早速弁当「勝手に決めないでっ!!

0480ヤンデレな娘たち!2011/12/14(水) 20:05:51.21ID:KIyb1Y85
「えっ!?」

「私は別に何処かに遊びに行きたい訳じゃないそりゃあパパと二人きりでなら
何処だって行きたいけどそうは絶対にならないもんね、お姉ちゃん達が必ず邪魔
してくるから…だから今日は家にずっと居よ?
私と一緒にパパのこの部屋で色々な事したいんだぁ、セックスとかセックス
とかセックスとかセックスとか、ね♪いいでしょ?私当然だけどまだ初めてだから
優しくしてね?2ラウンド目以降は荒々しくても全然良いから始めだけは優しくお願いね
じゃあ最初は私からパパのモノにご奉仕するね♪」

俺が話をしている最中に突如割り込み、美奈は俺が話しに割り込むのを許さない
かの様に早口でそれもちゃんと俺に聞けて伝わる様にはっきりとした口調でとんでも
ない事を言ってきた。
そして話し終わると何故か顔を真っ赤にして今の話のあまりの内容に驚愕し
呆然としている俺の元に近寄り、しゃがんで毛布を剥がすと露になった下半身
に素早く手を伸ばしズボンに手を掛けて勢い良く下に降ろし、あまりに強い力
で引き降ろしたせいで中に履いていたトランクスもズボンと一緒に下に落ちて
ぶるんっと勢い良く朝勃ちした息子が外に飛び出てきた。

0481名無しさん@ピンキー2011/12/18(日) 23:36:24.40ID:o2de85xE
どしたー?
忙しくて続きが書けないのか、そもそもこの先の話を思いつかないのか、
単に筆が遅くて書き溜めてる最中なのか、
それともこの時点で完結なのか、
報告してくれー。

この寒さに全裸待機はキツイんだが。
0484ヤンデレな娘たち!2011/12/23(金) 22:27:41.75ID:y7KQcEMx
忙し過ぎて投下出来ませんでした、中途半端ですいません。
続き、少し投下します。
0485ヤンデレな娘たち!2011/12/23(金) 22:49:43.50ID:y7KQcEMx
「うわぁ…おっきぃ〜パパもコレぇ〜♪男の人ってココこんなにでっかくなっちゃうんだねぇ〜
前お風呂で見た時は今より遥かにちっちゃくて元気無さそうにヘナヘナって下向いてたのに
今はすっごく元気で大きくてピンって上向いちゃってるね〜♪
ふ〜ん…先っぽの方変わった形してるんだね、何か亀の頭?みたいなそんな感じの形をしてるかも〜
ふふふ、変なの〜♪でもちょっと可愛い♪
それじゃあそろそろご奉仕するね〜ええっとぉ確かあの本によると始めは……あっ、もうおっきくなってるから
手で握ってシコシコってする必要は無いんだ…じゃあ次のステップのコレをお口で咥えて舌で舐めて吸ったりして
気持ち良くさせるのを始めでいいかな…よ、ようしいくよパパ!
お口に咥えるからねコレ、パパのお、おちんちんを!
すぅーはぁーすぅーはぁーすぅーはぁー………あむっ!!」

「うぁっ!!」

0487 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:52:16.66ID:icOJnHuK
新春記念SS
お年玉争奪杯三姉妹近親相姦対決

※和姦
※娘は大一・中三・小六
※エロ度低め

父親「一子(いちこ)、二葉(ふたば)、三香(みか)、新年あけましておめでとう」
一子「はいおめでとう。じゃあ、部屋戻っていい? あたしゼミの仲間と電話したいんだけど」
二葉「私も受験勉強で忙しいから行くわ。というか、そもそも新年だからって呼び出さないで」
三香「パパ、ミカまだねむいからねるね」
父親「はっはっは。お前たちの父親と一緒に新年を祝おうという気持ちの無さはいっそ清々しいほどだな!」
一子「年末年始とかただの連休でしょ?」
二葉「この時期の受験生に正月祝ってる暇無いから」
三香「ミカねー、おおみそかは、おそくまでおきてたし、小学生はちゃんとすいみんしなきゃだめだよって、先生が」
父親「ところでここに三つのポチ袋があるんだが」
一子「お父様、新年あけましておめでとうございます」
二葉「昨年はお世話になりました。今年も宜しくお願いいたします」
三香「いたします」
父親「うんうん、お前たちの目の前の現金に食いつく様は死んだ母さんにそっくりだな。そういえば、あれはまだ結婚する前の時……」
一子「いや、思い出話とかいいから」
二葉「挨拶したんだからお年玉持ってっていいわよね。どれが私の?」
三香「ミカねー、ミカねー、お年玉でかいたいゲームがあってー」
父親「うんうん、落ち着こうな、まずはルールを説明するから」
一子「ルール?」
父親「このポチ袋、それぞれ違う金額が入っている。しかしどれを誰にあげるかはまだ決めていない」
二葉「要はゲームかなんかをして三人で取り合えと?」
父親「その通り。ゲームの種目は、『お父さんを喜ばせること』だ!」
一子「はああぁ?」
二葉「バッカらしい」
三香「ねー、マリオカートで決めよーよー」
父親「ちなみに中身の金額は、十万円、一万円、千円」
一子「父さん、あたしが大学入ってから、あんまりシてないよね。妹たちばっかり相手にしてて、あたし、ホントはちょっと寂しかったんだ……」
二葉「一ねえがいきなり脱ぎだした!」
三香「さすが一ねえ! べつにしびれもあこがれもしないけど!」
0488 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:52:44.63ID:icOJnHuK
父親「高校と一緒に父さんのペニスは卒業だと思ったんだよ」
一子「そーんなわけないじゃん。小学校の時からずーっと父さんのおチンチンで育ってきたんだからさ、ご飯と一緒で飽きなんかこないよ」
父親「そうかあ。そういえば随分オッパイも育ったなあ」
一子「セックスしない日はあっても、胸を触らない日はほとんど無かったよね? ほら、どれだけ成長したか、触って確かめてみなよ」
二葉「一ねえのFカップ攻撃! これは私たちには真似できないわ……」
三香「ミカにはまだきぼうが、かのうせいがあるもん!」
一子「あん……んんっ……父さん、ほんとオッパイ好きだよね、母さんは貧乳だったのに。ほんとは物足りなかったの?」
父親「父さんは大きいオッパイも小さいオッパイも好きなんだ。んむ……」
一子「やぁんっ、もう、父さんったら、夢中になって乳首吸うんだから。これじゃどっちが親だかわかんないじゃない」
父親「思えば、母さんが死んだ翌日、お前の身体で寂しさを紛らわせたのが全ての始まりだったなあ」
一子「んふふふ、でも、あたしには母さんにはできなかったことだって出来るよ」
父親「お……パイズリしてくれるのかい?」
一子「お父さんの大きいのを挟めるのは、家族であたしだけだもんねー。ふふっ、もうカウパー出てるじゃん、あたしの胸揉んでるだけでこんなになっちゃった? まだまだ若いじゃん」
父親「そりゃあ、愛する娘の前ではいつまでもたくましい男でいたいものだよ、父親というものは。おっ、おうっ、で、出る……!」
一子「この早さじゃ、あんまりたくましくないような……そんじゃ、口の中に出していーからね。はむっ……んっ、んんっ……んぐっ……ん……こくっ……ふぅ……はい、ごちそうさまでしたっと」
0489 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:53:09.70ID:icOJnHuK
三香「一ねえのばんおわりー? じゃあ次は……あれっ、二ねえいない」
一子「ははぁん、さては負けを認めたな。まあ中三にもなってAカップの貧乳継承者には胸と同様勝ち目も薄い……って、ええ!?」
二葉「お父さん、待たせたわね」
父親「二葉!? それは母さんの形見の着物じゃないか!」
二葉「だって、正月くらいきちんとした格好で祝いたいじゃない」
三香「さっきといってることがちがう……」
二葉「母さんの着物、勝手に着たのはよくなかった?」
父親「いや……とてもよく似合うよ」
一子「ぬうう、確かに着物は胸が小さい方が着こなせるというが……」
三香「というか、一ねえは一人じゃきつけできないもんね」
父親「こっちへおいで、ああ、本当にお前は母さんの若いころそっくりだね」
二葉「そう? じゃあ、膝の上に乗ってもいいかしら」
一子「あっ、よく見たら二葉の眼鏡も母さんのじゃん!」
三香「べんきょうになるなあ」
二葉「そういえばお父さん、昔の話で、母さんに口移しで飲み物を飲ませてもらったんだよね? ちょうど甘酒があるから、やってあげる。んっ……んん……」
一子「聞いたことがある……父さんが母さんと付き合い始めたのは中三の時だったと! 『母さんではできなかったこと』をアピールした私に対して、『母さんと同じこと』をアピールする戦略! さすがは三姉妹一番の秀才と言われる二葉、侮れない女よ」
三香「きょうごくさんにしまんと川のあゆの天ぷらを食べさせるのと同じというわけだね」
二葉「んっ、んっ、ちゅ……お父さん、もう口の中の甘酒無くなっちゃったよ……今度は私が、お父さんの唾液が欲しいな」
父親「いいとも」
二葉「ちゅっ……んんっ、んっ、れろ……ちゅ、くちゅ……あんっ、お父さんとキスしてるだけで、濡れてきちゃったわ。このまま膝の上で挿れていいわよね」
一子「二葉の奴、下着をつけていないじゃないか。すべて奴のシナリオ通りだというの」
三香「『きもの』と『はいてない』ッ! この世にこれほどあいしょうのいいものがあるだろうかッ!?」
二葉「はぁっ……んっ、ああっ、最近勉強ばっかりで、久しぶりだから……! んんっ……お父さんのおチンチン、すごく感じちゃうっ……あっ、あっ……お父さん……またキスして。キスしながらイキたいの……!」
父親「ううっ、二葉……ああっ、愛してるよ、わが娘よ……!」
一子「なんという濃厚ラブラブ対面座位! 実の娘三人に手ェ出してる鬼畜オヤジのくせにこういう和姦に弱いんだ!」
三香「あー、パパもうだしちゃってるねー。二回目なのにはやすぎー」
0490 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:53:54.89ID:icOJnHuK
三香「じゃあさいごはミカのばんだよー」
一子「お気楽な奴。いくら父さんでも、年齢的にこの短時間で三回目の射精は無理ってもんよ」
二葉「確かに……しかし三姉妹の中で最も狡猾と評判な三香もそれは承知で挑むはず……」
三香「パパー、これ甘ざけっていうんでしょ? 大人じゃないのにおさけのんでいいの?」
父親「甘酒にはアルコールが入ってないからいいんだよ。飲んでみるかい、温まるよ」
三香「じゃあ、パパにお口でのませてほしいな」
父親「ああ、いいよ」
三香「んんっ……んっ……こくっ……」
一子「なんだいありゃ、二葉と同じ手じゃないか」
二葉「もしや……いや、もう少し様子を見よう。私の予感だけで一ねえを混乱させたくない」
三香「ほんとにあったかくなってきちゃった……パパ、ぬぎぬぎさせてー」
父親「ああ、いいよ」
一子「どこの暗殺者一家だこいつら」
二葉「やはり……お父さんはどちらかというと、自分が積極的に動く方が好きなんだ。あえて相手に主導権を渡すことでお父さんの気を高めているに違いない」
一子「しかし、それだけじゃ決定力不足じゃないか?」
三香「ねーパパは知ってる? 今日はねえ、一ねえはきけん日で、二ねえは安全日で、ミカはきけん日なんだよー」
父親「ああ、二葉が中出しさせてくれて、一子がそうでないのは、そういう理由だったのか」
一子「あいつ、余計なことを……」
三香「でもねー、でもねー、うふふっ、ミカは中に出してもいいよ……?」
父親「ええっ」
三香「だってミカ、オマンコの中でせーえき出してもらうの大好きだもん。しきゅーの中にパパのあつくてドロドロのせーえきが
    はいってくると、それだけでイっちゃうの。にんしんするかもしれないけど、いいよ。パパの赤ちゃんならにんしんしたい
    なー。小学生なのに、あいてはパパなのに、赤ちゃんちゃんできちゃうとかすごくこーふんする。ほら、ミカの小学生オ
    マンコ、パパの中出しそうぞうしただけで、こんなにびしょびしょになっちゃった。はやくパパのおっきなオチンチンいれ
    てほしいよー」
父親「ああっ、み、三香、そんなことを言われたらパパは、パパは……!」
一子「うげえ、怒涛の淫語攻撃。しかも小学生の三香が言うとインパクトあるぜ……」
二葉「父さん基本的にロリコンだし背徳系のプレイ大好物だしね。あーあ、あんなに必死に腰振っちゃってもう」
父親「三香っ、三香っ、出すぞ、小学生の娘に、危険日の娘に中出しするぞぉぉっ」
三香「ああんっ、出てるっ、パパのせーえき出てるよぅ……あんっ、こんなにいっぱいだされたら、ミカ、ぜったいにじゅせいしちゃうぅ……!」
0491 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:54:51.66ID:icOJnHuK
一子「で、判定は? 誰が十万円もらえるんだ」
二葉「全員、射精までもってったわけだけど」
三香「一ばんなんいどがたかかったのも、一ばん体をはったのも、ミカだとおもうなー」
父親「ふむ……三人とも、それぞれの魅力があって甲乙つけがたし! 従って、判定は明日の勝負によって決めるとする!」
一子「ええーっ、あ、明日もやるの!?」
二葉「そんなこと言って、さては正月中、引っ張れるだけ引っ張って私たちと楽しむつもりでしょう!」
一子「かーっ、付き合ってられっか! もう貰っていくからな!」
父親「お、おいおい、勝手に中身を開けちゃあ……」
一子「おおっ、これが十万円の袋か、もーらいっ」
二葉「一ねえっ、それは無いんじゃない、こっちで公平に分ける方法を考えましょうよ!」
三香「ねーパパ、ミカは明日も明後日も、パパとセックスしてあげるよ?」
一子「あっ、三香てめえ、一人だけ点数稼ごうとしてんじゃねーよ!」

父親「はっはっは、正月から我が家は賑やかだなあ」


       了
0492 ◆MUSUaCYlO/xe 2012/01/03(火) 10:56:28.97ID:icOJnHuK
正月で時間あるんでちょいと書いてみました。
三姉妹でどの娘がよかったか書いてくれたら、
私が心の中でその娘にお年玉をあげます。
0494父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:26:46.85ID:zZp3GDNU
今年16歳になる娘の加奈子は、一昨年亡くなった母親に似て顔立ちが綺麗な子だ。
肩まで伸ばした黒髪は、艶やかなストレートヘアで、通り過ぎる度に良い香りがする。
目鼻はクッキリと整い、声も中々の美声だった。
幼い頃は私を慕って、いつも足元にくっ付いてきたものだ。
「私ね、大きくなったら、パパのお嫁さんになるの」
幼稚園の頃は、いつもそう言って甘えてきた。
明るく人懐っこい、可愛い女の子だった。
それが、なぜか小学校の中学年に上がる頃から、妙にクールな性格に変わってしまった。
同時に、私とはあまり言葉を交わさなくなった。
無視したり、あからさまに私を遠ざけたりする事はないのだが、どうにも積極的に私と会話をしたがらないように思えてならない。
思春期に入ってくれば、女の子とはそういうものなのだろう。
内心で寂しさを覚えながらも、そう自分に言い聞かせて過ごしてきた。
だが、私は娘を愛しているし、娘も私を大事な家族だと思ってくれている事は間違いない。
そう思える根拠は、一昨年に妻が交通事故で死んだ時の事だ。
0495父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:29:18.92ID:zZp3GDNU
「パパ、大丈夫よ。私がいるから」
妻の亡骸にすがり付いて泣く情けない父親に、まだ中学生の、母親を亡くしたばかりの少女がかけた言葉だった。
無口で、表情に乏しく、一見して冷たいように見える。
その実こんなにも強く温かな人の心を育んでいた事が、私は父親として誇らしかった。
そんな娘との二人暮らしになってから、はや2年が経とうとしていた。
その日は、加奈子の誕生日だった。
朝、食卓でトーストを食べる娘に、私は二人分の弁当箱へご飯を詰めながら、
「夜、どこかでお祝いしよう」
と、言った。
「お祝い?」
「うん。今日は仕事であまり時間かけて料理は作れないし、せっかく誕生日なんだから、外食にしよう。何か食べたい物はないか?」
彼女は少し考えてから、
「ありがとう、パパ」
といった。
「何でも良いの?」
「うん。お寿司でも中華でも、いつか行ったイタリア料理の店でも何でも言ってごらん」
そう言えば、この子が私に何かを要求する事は滅多にない。
0496父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:31:10.29ID:zZp3GDNU
どこかに出かけるのも、食べに行くのも、ただ黙ってついて来るだけなのだ。
そんな彼女が、果たして何処に行きたいというのか、興味もあった。
あるいは友達を呼んでパーティーがしたいと言い出すかもしれない。
もう高校生ではあるし、彼氏と二人どこかで食事をとりたいと言い出すかもしれない。
父親としては寂しい限りだが、その時はそっと軍資金を手渡して見送るつもりだった。
「じゃあね、ご飯とはちょっと違うんだけど…私、温泉に行きたい」
「温泉?」
意外な回答に、私は思わず聞き返す。
「うん。明日は土曜日でお休みでしょう?泊りがけがいいな。昔ママと行った旅館で、お風呂に入って、お部屋でご飯が食べたい」
そう言えば、妻が亡くなってから、しばらく行っていない。
以前は親子3人でよく一泊の小旅行に行ったものだが、父子家庭になってからは日々の仕事と家事に追われ、のんびり温泉で過ごすという事は久しく無かった。
「いいよ。加奈子が行きたいところに行こう」
私はうなずいて、
「朝のうちに予約を入れておこう」
と言った。
0497父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:33:15.10ID:zZp3GDNU
娘と二人で温泉旅行に行くというのは、それだけで何とも心が沸き立った。
「私、授業が終わったらパパの会社に行く。仕事が終わったら、真っ直ぐ旅館に行こう?」
「いいよ。温泉に入って、ご飯を食べるにはちょうど良い時間かもね」
年甲斐もなく、ワクワクしてきた。
まるで、加奈子から自分へのプレゼントのようではないか。
それから、いつも通り私は加奈子に弁当を持たせて見送った後、以前よく利用した温泉旅館に電話予約を入れ、内心小躍りしながら出勤するのだった。
ーー夕方。
職場でその日最後の書類整理をしていると、
「娘さんが、ロビーでお待ちですよ」
と、部下が声をかけてきた。
「どこか行くんですか?」
「ああ、今日はあの子の誕生日なんだ。食事の約束をしたんだよ」
「すごく綺麗なお子さんですねえ」
「そうかな」
「スタイルもいい。モデルさんみたいです」
嬉しいお世辞を言ってくれるので、私も「褒めても、誰にもやらないよ」と冗談を言って下に降りた。
加奈子は制服のまま、私を待っていた。
娘が美人なのは、誰に言われるまでもない。
私が一番よく知っている事だ。
0498父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:35:39.53ID:zZp3GDNU
「行こうか」
「うん」
その温泉旅館は、職場から郊外へ40分ほど車を走らせた先にあった。
いつも通り、車の中で加奈子との間にはあまり会話が無かったが、私は明らかに浮かれていた。
自分の娘が、自分と過ごしてくれる事が、この上なく嬉しかったのだ。
心の中で鼻歌を歌いながら運転しているうちに、宿に到着した。
チェックインして部屋に上がる。
その旅館は新しくも高級でもないが、清潔感のある雰囲気で、私も妻も好きだった。
通された部屋は、10畳程度のこざっぱりとした和室である。
「どうぞ、ごゆっくり」
仲居さんが一礼して出て行った。
スーツ姿の中年と、セーラー服の女子高生の組み合わせに一瞬怪訝な顔をしたように見えたが、まあ無理もない。
「浴衣に着替える。パパ、ちょっとあっちを向いててね」
「あ…、ああ」
私は慌てて、窓の外に目を向けた。
山間に沈む夕日の眩しさに、私は思わず目を細めた。
すぐ背後で、愛娘の着替える音がする。
思わず胸が高鳴った。
0499父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:37:47.02ID:zZp3GDNU
「着替えたよ、パパ」
「ん」
振り向くと、浴衣に着替えた娘がこちらを見て微笑んでいる。
「スタイルもいい。モデルさんみたいです」
ついさっき部下に言われた言葉を思い出す。
浴衣が、加奈子のすらりとしていながら女性らしいふくよかなボディラインを際立たせている。
いつまでも子供と思っていたのに、時が経つのは早いものだ。
夕日に照らされ、オレンジ色に輝くその姿に、私は思わず見入ってしまった。
「…パパ?」
「ん…あ、ああ」
私はゴホンと咳払いをして、
「では、お風呂に行っておいで。私も浴衣に着替えて行くから」
「うん。それじゃ、7時に戻ってくるね」
「分かった。部屋の鍵は私が持つから、ゆっくりしておいで」
加奈子が行った後、私も浴衣に着替えた。
タオルに洗面道具、下着を入れて大浴場へ向かう。
最近改装されたらしく、脱衣所の中は新しかった。
週末という事もあり、中には何人かの先客がいた。
洗い場で身体を洗い、洗髪した後、私は露天風呂に出てみる事にする。
夕日が沈み切った直後で、辺りはまだほの明るい。
屋内と違って、外には誰もいなかった。
0500父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:40:34.69ID:zZp3GDNU
「ん?」
よく見ると、出入り口近くにある檜風呂とは別の、少し離れた所に岩風呂が見えた。
以前は檜風呂しかなかったはずだ。
改装で新たに作り足したものだろう。
時間に余裕があったので、私はそちらの湯につかるため、檜風呂を出て歩いた。
迂闊にも、私はこの時気づかなかった。
隣との境界を区切っていた竹製の仕切り板が、岩風呂の近くで途切れていたという事を。
入ってみると、岩風呂の湯加減も丁度よかった。
「ふぅ」
深いため息をつき、岩にもたれかかって天を仰ぐ。
山のそよ風が頬に心地よかった。
「え…っ?」
「?」
背後で声がして、私は振り向く。
そして、固まった。
そこには、裸体の加奈子がいた。
「う…ぉ!?」
加奈子がタオルで隠すよりも先に、私は慌てて後ろを向いた。
しかし、私は確かに見てしまった。
湯に濡れた加奈子の瑞々しく白い身体。
形の良い乳房は薄ピンク色の先端まで。
うっすらと繁るアンダーヘアも、目に焼き付いてしばらく離れそうにない。
0501父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:42:16.66ID:zZp3GDNU
「な、なんでパパが」
背後から、普段の冷静さからは想像もつかないほど動揺した声で、加奈子が言った。
「な、何でって…」
私もわけが分からない。
考えられるのは、この露天岩風呂に関して言えば混浴だったという事だ。
注意書きなど、無かったように思うのだが、私も加奈子も見落としていたのかもしれない。
「あと10秒あっち向いてて!」
そう言って、彼女は足ばやに去って行った。
「…ふぅ」
今度は胸の高鳴りを抑えて気持ちを落ち着かせるため、私は大きく深呼吸した。
ーー部屋に戻ってから、私は極力平静を装う事に決めた。
加奈子はほんの少し気まずそうにしていたが、怒ってはいないようだ。
やがて、部屋に夕食のお膳料理が運ばれて来る。
私達は、テレビのバラエティ番組を流したまま、向かい合わせに座った。
「それじゃ、加奈子。16歳のお誕生日おめでとう」
そう言って、彼女の持つグラスに瓶のオレンジジュースを注ぐ。
「ありがとう。パパにも注いであげる」
加奈子は両腕を伸ばして、瓶ビールを注いでくれた。
その仕草が年齢に見合わず妙に色っぽい。
浴場での事を思い出し、私は一人ドギマギするのだった。
0502父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:44:44.41ID:zZp3GDNU
「ありがとう。加奈子にお酌してもらう日が来るなんて、感無量だなぁ」
本心からの、嘘偽りのない感想を述べると、
「大げさ」
と言って、娘は笑った。
久しぶりに見る笑顔だった。
いや、大げさでもお世辞でもない。
目にいれても痛くない、大事な愛娘と静かな時間を過ごす以上の幸せが、あるだろうか?
二人で乾杯した後に飲み干す冷たいビールが、いつも以上に美味かった。
「16歳か。早いものだ」
「そう?」
加奈子はグラスをお膳の上に置いて、
「私は、やっとに感じてるけど」
と言った。
「親と子供じゃ、時間の感じ方が違うからね」
私がそう言うと、彼女は頭を振る。
「ううん。私が…ずっと待ってたからだよ。16歳になるの」
「待ってた?」
「うん」
今日の加奈子は、いつになくお喋りだ。
「ほら、女子は16歳から結婚できるでしょ」
あっけらかんと言う娘に、私は驚いて「結婚したい男がいるのか?」と問いただしそうになり、危うく思い留まった。
0504父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:47:02.26ID:zZp3GDNU
テレビか週刊誌で知ったが、年頃の娘が最も嫌う父親の言動が、交友関係(とりわけ異性の)を詮索する事なのだそうだ。
「結婚か。加奈子は母さんに似て美人だから、きっと良い旦那さんを見つけられるよ」
「えっ?」
私は精一杯強がって、
「どんな男を選ぶのか、今からドキドキするなぁ」
と、言った。
本当は、世の父親全てがそうであるように、娘を他の男のもとに送り出すなど考えたくもないのだが。
「変なの」
加奈子は何故かちょっと頬を膨らませ、そっぽを向いてしまうのだった。
ーー夜が更けた。
私達は夕食を摂り終え、もう一度温泉に入って後、眠る事にした。
「それじゃ、電気を消すよ」
「ん」
先に布団に入った加奈子が、素っ気なく頷いた。
私は部屋の灯りを消し、娘と隣り合わせに並べられた布団の中に潜り込む。
「お休み」
「…」
目を閉じると、露天風呂で目撃した加奈子の裸体が真っ先に浮かんできた。
(全く、どうしようもないオヤジだな)
そう自嘲しつつ、軽く深呼吸をして胸の高鳴りを抑えるようにした。
0505父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:48:46.28ID:zZp3GDNU
…それから、大した時間は経っていないと思う。
隣に寝ていた加奈子が、「パパ、寝た?」と、小さく声をかけてきた。
「ん…?」
うとうとしていた私は、間の抜けた声で応える。
「どうした?」
「手…つないで寝てもいい?」
もぞもぞと、加奈子の手が私の布団に入ってきた。
私は笑って、
「いいよ」
と、言った。
こうして娘が自分に甘えてくるなど、いつぶりだろう。
久しぶりに触れた加奈子の手は、冷んやりとして心地よかった。
「パパの手、温かい」
揉むように、加奈子が私の手を握る。
手全体を包み込むスベスベとした感触に、一度は鎮めたハズの動悸がまたしてくる。
それでも、まだこの時点では私は冷静だった。
娘が、まだ自分に甘えてくれる事が嬉しかった。
目を閉じ、彼女の手を握りながら眠りにつく。
こんな幸せな事はない。
…少なくとも、この時まで私は、そう信じて疑わなかった。
「…」
「…」
また、意識が、ボンヤリとしたまどろみの中に落ちて行こうとした時。
0506父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:51:52.74ID:zZp3GDNU
「…パパ?」
と、加奈子が再び声をかけた。
「ん、ん…?」
「…」
目を開けると、娘は両手で私の左手を握ったまま、薄暗闇の中でジッと私の顔を見ている。
「か…な、こ?」
「…あの」
彼女は切羽詰まった声で、思い切ったように言葉を搾り出した。
「い、一緒のお布団に…寝ても、いい?」
「!?」
一瞬驚いたが、私は直ぐに思いなおす。
そうだ。
クールで、強いように見えてもまだ16になったばかりの子供なのだ。
早くに母親を亡くし、兄弟はなく、父親も仕事で夜遅くまで帰ってこない。
私が考えている以上に、寂しい思いをさせているのだろう。
(せめてこんな時くらいは)
存分に甘えさせてやるのが、親の務めというものだ。
「お入り」
私がそう言って自分の掛け布団を開くと、娘は「うん」と呟いて、布団の中に入ってくる。
微かな硫黄と柑橘系の甘い香りが私の鼻腔をくすぐった。
0507父親は愛娘の逆レイプに抗えるか012012/01/08(日) 21:54:49.90ID:zZp3GDNU
「あは、パパのお布団温かい」
「そうかい?」
加奈子は私の胸元に鼻先を埋めるようにして、
「何だか久しぶり。とても、安心するの」
と、微笑んだ。
私は彼女を抱き締めたい衝動を何とか抑え込みながら、
「おやすみ」
と言って再び目を閉じた。
しかし、眠れるハズがなかった。
実の娘とはいえ、浴衣1枚で何の警戒心もなく身を寄せてくる美少女の香りが、体温が、吐息が、私の胸をこれでもかと高鳴らせて止まなかった。
無論この娘には指一本触れてはならない。
それは、ただ一人残った家族との絆を、自ら断ち切る行為なのだから。
とは言え、これはやもめ暮らしの男には酷な話だった。
それでも私は目を閉じたまま、ざわめく心を無理やり抑え込み、何とか眠ろうとした。
それを知ってか知らずか、胸元にいる加奈子が、穏やかな声で「パパ…」と囁いてきた。
ドクン、と心臓が一際大きく高鳴る。
「キス…してもいい?」

続く

0511名無しさん@ピンキー2012/02/02(木) 22:55:41.01ID:78VyShnn
あぁー乗り遅れた……

>>487-492
GJです
小学生の三香ちゃんが良かったw

また、是非書いて下さい

>>494-502>>504-507
GJです
これは可愛い、こういう娘は大好物です
続き待ってます
0514名無しさん@ピンキー2012/02/09(木) 21:15:36.90ID:GaX4mrlZ
参考にしたいんだけど、みんな、娘の年齢はどれくらいがいいの?
0524雪絵1/42012/04/27(金) 23:58:05.89ID:mrEgcgMn
私、岡田雪絵は不幸だった。

母親は私が生まれた時に死んでしまった。
だから私は母親の事を写真の中でしか見たことが無い。
写真の中でお父さんの隣に写っている小柄な女性が母親だという実感が私にはない。

私は幸福だった。

お父さんから惜しみない愛情を受けてきたから。
死んでしまった母親の分までお父さんは私を愛してくれた。
おかげで私は今まで不自由なく生きてくる事ができた。

そして、やっぱり私は不幸だった。

私は、お父さんを愛してしまったから。


――――


お父さんの部屋からはパソコンのキーボードを叩く音が聞こえてくる。
別に遊んでいるという訳ではない。
私のお父さん、岡田浩二は小説家だ。
だから職業柄一日中家に居る事が多い。
その事が私にとってはとても嬉しい事だった。
小さい頃はお父さんが一日中ついていてくれた。
勉強や料理はお父さんに教えてもらった。
学校行事のときには欠かさず見に来てくれた。
いないお母さんの分までお父さんは私の事を本当に愛してくれた。

……だからこそお父さんを愛してしまったのだが。

ふと気が付くと、キーボードを叩く音が鳴りやんでいる。
頃合いかなと思い扉を叩く。

「お父さん、ご飯できたよ」
0525雪絵2/42012/04/27(金) 23:59:05.70ID:mrEgcgMn
「ごちそうさまでした」
私とお父さんが同時に言う。

お父さんと二人で手早く食器を片づけ、冷蔵庫からお酒を取り出す。
晩御飯の後にお酒を少し飲むのがお父さんの習慣だ。
それに私もいつも付き合っている。
もちろん話し相手としてだが。
普段から親子の会話は多い方だが、お酒が入るとお父さんは少しおしゃべりになる。
やたらと私の事を褒め始めるのだ。

私はとっては嬉しいが。

「雪絵はまた一段と料理の腕を上げたな」
「まだまだお父さんには敵わないよ」
これは謙遜ではなく本当の事だ。
お父さんは私が生まれてから16年間もずっと料理を作り続けてくれていた。
それをここ最近本格的に料理を始めたばかりの私が及ぶはずもない。

本当にお父さんは素敵だ。

お父さんとお母さんは共に24歳で結婚。
翌年に私が生まれている。
……お母さんはその時に死んでしまったが。
そして、私が今年で17になるのだからお父さんはもう42歳になる。
決して若いとは言えない年齢だ。
しかしお父さんは年齢より若く見えるし、仕事に打ち込んでいる姿はとても凛々しい。

「雪絵〜、話ちゃんと聞いてる?」
「はいはい、ちゃんと聞いてますよ」
いけない、考え事をしていたらお父さんの話をあまり聞いていなかった。

それにしても今日はお父さんの呑んでいる量が普段より多い。
これは仕事があまりうまくいっていない事を示している。

そしてこれは私にとってチャンスが来た事を示す。

だいぶ酔いが深くなってきたのか、お父さんの言葉がはっきりとしなくなる。
こうなってしまったらお父さんを肩に担いで部屋に連れて行ってしまう。
お父さんをベッドに寝かせるとすぐに眠りに入ってしまった。

お父さんが規則正しい寝息をし始めた事を確認してから事を始める。
これから私はするのはお父さんとのセックス。
もちろんお父さんは起きてしまうだろうが、問題ない。
なぜならお父さんは深酔いすると記憶が飛んでしまからだ。

お父さんのこの習性に気がついたのは小四の頃だったと思う。
たしか、あの日は晩御飯の前に怖いテレビを見て、夜に一人で眠れなくなってしまったのだ。
だから私はその日も酔ってふらふらになっていたお父さんに頼んで一緒に眠った。
ところが、朝になると娘が自分と一緒に寝ている事に大変びっくりしいていた。
曰く、昨夜の事は全く覚えていないらしい。

それから私はお父さんがお酒をたくさん飲んだ日には色々な事をしてきた。
最初の頃はお父さんにキスをした。
中学校に上がった頃ぐらいからはお父さんの隣でオナニーをするようになった。
そして、高校生になった頃からセックスをするようになった。
0526雪絵3/42012/04/27(金) 23:59:44.51ID:mrEgcgMn
まずはお父さんの口に軽く口づけをしてから事を始める。

お父さんのズボンの中からペニスを取り出す。
そのペニスを口で包み込むようにして、ねっとりと舐め始める。
特に裏筋やカリ首を重点的に舐めるとあっという間に大きくなってきた。
大きくなったペニスにゴムを被せる。
別に今日が危険日という訳ではないが、絶対に証拠を残せない身としては万が一のことを考えなければならない。
本当は生でヤりたいが、今後もお父さんの娘として生きていくためには仕方がない。

ゴムを被せたペニスをじぶんの秘所に入れる。
すでに十分に濡れていた私の秘所は簡単にペニスを咥えこむ。
そして膣でペニスを搾りとるように腰を振り始める。
最初のうちはぬちゃぬちゃといやらしい音が部屋に響いていただけだが、暫くするとお父さんが目を覚ました。

「雪絵? 何をしているんだ?」
「何ってあなた、セックスに決まっているでしょ」
お父さんの声はどこか間延びしている。
大丈夫、お父さんは完全には目を覚ましていない。
そこに付け込んで、まるで妻のように振る舞い、畳みかけるように、腰を振り続けながら言葉を続ける。

「セックスなんていつもやっている事じゃないですか」
妻が夫に語りかけるように、優しく、いやらしく、耳元で囁く。

「あれ? そうだっけ」
「そうですよ、あなた。そんなことよりあなたも腰を振ってください」
お父さんは混乱しながらも快楽を求めて腰を振り始める。
話している最中もずっと振っていた腰の動きに、お父さんの腰の動きが加わる。

快楽の波が押し寄せてくる。
ああ、お父さんの気持ちいい。
もうすぐ絶頂が来ちゃう。

「雪絵、雪絵!」
「あなた!」

二人が絶頂に達したのは同時だった。


――――


お父さんはイってしまった事で疲れたのか、またすぐに寝てしまった。
私も少しさみしいが、やる事は終わったので後片付けを始める。
まずは二人の下半身を用意しておいた濡らしたタオルで丁寧に拭く。
ゴムは縛ってお父さんの普段使わないゴミ箱に捨てにいく。
最後に部屋中に消臭スプレーをかける。
しっかりと後片づけをしているおかげか、今までお父さんに怪しまれた事は無い。
臭いが消えた事を確認したら、最後にまたお父さんに軽く口づけをする。

「おやすみなさい、あなた」
そう言葉を残し自分の部屋に戻る。
そしてベットに入り、お父さんに抱かれた余韻に浸りながら眠りに就く。
とてもいい夢が見れそうだ。
0527雪絵4/42012/04/28(土) 00:00:12.96ID:mrEgcgMn
私は不幸だ。

最愛の人と決して結婚することができないから。

私は幸福だ。

お父さんの娘だという事実は永遠に変わらないから。


――――


朝早くに目が覚める。
時計を見ると、お父さんが起きるまではあと一時間程。
そろそろ起きて朝食の準備を始めなければならない。
今日の朝は何を作ってみようか。
お父さんは喜んでくれるだろうか。
そんな事を考えながら台所へ向かう。

そうやって私の、娘としての一日がまた始まった。
0529名無しさん@ピンキー2012/05/14(月) 01:31:21.23ID:eFwFuyaZ
>>524-527
GJです。
黒娘にインスピレーションをいただきました。
「あれ?そうだっけ」
お父さんが可愛いw
0530父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:38:43.40ID:eFwFuyaZ
>>494-507の続きです。

(キス!?)
私は、娘の思いがけない要求に、一体どうすれば良いか分からず、眠ったふりをしてやり過ごそうとした。
「…」
「…」
「パパ…。もう寝ちゃったの?」
娘の指先に、浴衣の上から胸をそっと撫でられ、私は思わずビクリと身体を震わせた。
「…」
「…起きないと、私…悪戯しちゃうよ?」
なおも加奈子は優しく甘い声で囁いてくる。
狸寝入りしている事を知りながら、こちらの反応を確かめているのだ。
そう分かっていても、私は目を開けられなかった。
娘からの一線を超えた要求を受け入れる事も出来ず、拒絶する事もできず、ただ困惑するばかりである。
「パパ…」
声をかけても返事がない事を確認し、
…ちゅ。
「!?」
それは、ほんの一瞬。
かすめる程度の軽い接触。
だが私の唇は娘の柔らかなキスを確かに感じ取った。
0531父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:40:10.43ID:eFwFuyaZ
「…」
「…」
再び、静寂が訪れる。
「パパ…」
加奈子は、私の耳元に熱く切ない声で囁いてきた。
「大好き」
「…っ!」
愛娘の甘い吐息を間近に感じ、私はまたビクリと反応してしまう。
ペロッ。
「んぁっ!?」
不意に耳を舐められ、とうとう私は悲鳴を挙げた。
「…」
「…」
そしてまた、不自然な沈黙。
いや、決して静かではない。
私の胸は太鼓のように高鳴ったままであり、娘の呼吸も心なしか速く、心の昂りを肌で感じる程である。
まるで、駆け引きだ。
だとすると、形勢は圧倒的に私の方が不利だった。
何故なら、この時点でこちらは相手の意図を全く読めずにいるのだから。
「いいよ、パパ。それなら、そのまま起きないでね?」
加奈子は、なおも攻めの手を緩めようとはしなかった。
0532父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:41:31.84ID:eFwFuyaZ
「…ぁッ!ちょ…」
「…クス」
含み笑いを漏らしながら、加奈子はその細い指先を、そっと私の浴衣の胸元に差し入れてくる。
冷んやりとした美少女の手に、熱く火照った肌をまさぐられ、私はついに抗議の声を挙げた。
「こら、加奈子。悪戯は止めなさい」
極力平静を装った声で、精一杯重く、しかし穏やかに教え諭したつもりである。
「…やっぱり、起きてた」
娘が咎めるのを無視して、私は言葉を続けた。
「父さんをからかうにしても、少し度が過ぎるよ」
「…からかうなんて、そんな事しない」
加奈子はなおも不平の声を挙げた。
「ほら、いいから自分の布団にお戻り」
そう言って、私が自分の胸元に差し込まれた娘の手を取ろうとすると…。
きゅっ!
「あぅッ」
いきなり、彼女は私の乳首をつねり上げた。
ぞくりとした刺激に、思わず妙な声を挙げてしまった。
「ダメ。出ていかない」
そう言って、娘は幼子のようにギュッと私の身体にしがみつく。
0533父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:43:47.32ID:eFwFuyaZ
いつになく聞き分けのない娘の様子に、私はますます困惑を深めるのだった。
しがみついてくる娘の髪の匂いが、吐息が、柔肌が…容赦なく男の本能を駆り立てる。
「そんな事を言ったって、加奈子。父さんは、このままじゃ寝られないよ」
「…寝たふりしてたくせに」
娘が布団の中で両脚を絡めようとしてくるので、私は慌てて腰を引いて密着すまいとした。
今、下半身に接触されると、非常にまずい事実が露呈するからだ。
「加奈子が変な事するからじゃないか」
「だって、パパが」
「?」
「パパが言ったのよ。誕生日のお祝いに、何でも好きな物を食べさせてくれるって…」
「それは…」
確かにそう言った覚えはあるが、それがこの状況にどうつながるのか、私には想像も出来なかった。
…否。
それは、想像を絶する内容だった。
「私は、パパが食べたいの!」
加奈子は、信じ難い言葉を言い放つ。
「い、一体何を?加奈子…」
「だって、パパは草食系だから…私を食べてって言っても、無理だもん」
0534父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:45:23.17ID:eFwFuyaZ
「いや、いやいやいや、何を言っているんだ」
私は娘の身体から離れるため、布団から這い出ようともがいていた。
が、既に加奈子は逃すまいと、両腕で私の頭を抱きしめている。
「パパ…大好き。大好き!」
興奮で、少女の声が強まっていく。
「ん!んぐ…!むく」
彼女が私を抱きしめる程、はだけた浴衣の隙間にのぞくスベスベの素肌が乳房が顔面に押し付けられ、加奈子の綺麗な桃色の乳首が、私の口元へ徐々に近付いてくる。
「あ…あ…」
ふっくらと形の良い乳房の先端で、今にも弾けそうな蕾が誘うようにプルプルと揺れている。
「吸って、パパ」
それは、これまで決して耳にする事のなかった、娘のオンナとしての声だった。
「ん!…ぐ!」
私は押さえつけられた頭を左右に降って、拒否する。
「吸って!」
父親として、そんな事は絶対にしてはいけない。
なおも、私は抵抗し続けた。
無論、腕力任せに振りほどけば、この場から脱する事は容易いのだが、大事な娘を殴りつけるわけにもいかない。
0535父親は愛娘の逆レイプに抗えるか022012/05/14(月) 01:46:58.82ID:eFwFuyaZ
そうこうしているうちに、加奈子は美脚の片方を私の股間に滑りこませ、全身を絡みつかせてきた。
ガチガチに硬直した男の象徴部分が、娘の太ももに接触する。
「ふふ、ちゃんと硬くなってる…」
「か、加奈子ぉ」
あろうことか実の娘に欲情している事が、本人に知られてしまった。
しかし、それ以上に衝撃だったのは、加奈子が下着を身に着けていないという事だった。
加奈子のアンダーヘアが私の大腿部へ直に押し付けられ、体毛の摩擦でちりちりと音を立てている。
その下に隠れているはずの、ねっとりとした粘膜の感触までもが直に伝わってくるのだ。
ここに至ってようやく、私は加奈子が最初から本気であった事を悟るのだった。
「パパが吸わないなら…」
「えっ、えっ!?」
「やっぱり私が食べちゃう」
ぱくっ!
「んぁああーッ!」
いきなり、娘が私の乳首を口に含んできた。
「んふ…」
「や、ちょ、加奈…ッ」
美少女の唇が、舌が、猛烈な勢いで私の乳頭を愛撫する。

続く
0542名無しさん@ピンキー2012/08/12(日) 00:45:18.69ID:PvL9nO9V
0543名無しさん@ピンキー2012/09/06(木) 03:29:30.12ID:a5X3bxkU
美少女な実娘と風呂に入って勃起した俺のチンコを慰めてもらいたい
0545名無しさん@ピンキー2012/10/16(火) 13:22:33.90ID:d3SzIAWz
思春期の娘に寝てる間にちんぽしゃぶりつくされたい
0546乱入者2012/11/03(土) 09:15:17.51ID:c2Mqe80x
ほしゅ
0547名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 15:49:01.71ID:VKAfHL0e
しゅ
0548名無しさん@ピンキー2012/12/02(日) 01:20:05.30ID:X+Ofa6+v
0551名無しさん@ピンキー2013/01/23(水) 19:46:10.39ID:CnQo+ibN
将来娘が出来た時に手を出してしまわないか心配だ
0555名無しさん@ピンキー2013/05/18(土) 13:43:29.89ID:AoskB2Su
期待あげ
0558名無しさん@ピンキー2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:ElxFcffc
>>557
なんでや
0560名無しさん@ピンキー2013/09/26(木) 21:05:40.88ID:16+u67WV
保守
0561名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 19:21:07.96ID:+PQ2JciI
hosyu
0562名無しさん@ピンキー2014/01/04(土) 17:40:01.52ID:gKIhc4nO
娘と入浴してあそこを勃起させるお父さんが一線越える話とか
0565名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 15:12:51.49ID:dyYFMq3U
娘の下着をオカズにしてる父親とかいいよね
まあ俺のことなんだけど
0569名無しさん@ピンキー2014/09/26(金) 22:26:38.54ID:0Eq7BrHs
母子相姦は理解できないな
娘よりは人気あるみたいだけど
0570 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:20:42.67ID:N7tPYQVL
一年間書き込みが無い。
投下するなら今がチャンス!
0571娘のSS1/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:32:07.93ID:N7tPYQVL
「多実子! お前こんな所で何してるんだ!!」
「お父さんこそ、こんな時間に何してるのよ!」

あり得ないはずの出会いだった。
数奇な星の導きが、父と娘を巡り合わせる。それは二人が予期せぬ運命の悪戯、幾つもの偶然が重なって起きた、希有な現実であった。



この物語の主人公、亀山 浩太郎 は、朝から営業で外回りに出ていた。午後も取り引き先との打ち合わせの予定だったが、先方の急な都合で商談は二時間延期になる。
会社まで片道一時間はかかることを考えると、往復するだけ時間のムダだ。かといって他の得意先にアポ無しで突然押し掛けるわけにもいかない、やむを得ず浩太郎は現場待機することになった。
お昼休みの一時間と合わせると、計三時間の空きができてしまう。そんな退屈な時、手持ちぶたさに買ったスクラッチ式の宝くじで、彼は十万円という思わぬ大金を手に入れる。
ちょうど暇を持て余していた折に現金を手に入れた彼は、この近くにある歓楽街へ足を運び、そしてちょっとリッチにソープランドに入店した。
今日は運が良いのであえて指名はせず、美人のテクニシャンが担当に着くことを期待する。
鼻歌混じりに待合室でくつろいでいると、そこに現れたソープ嬢は、あろうことか娘の多実子だった。
「多実子! お前こんな所で働いているのか!!」
半裸と言っていいキャミソール姿の我が子に、浩太郎は怒り心頭だ。しかし娘は向きになってそれに反発する。
「お父さんの方こそ昼間から何でこんな所にいるのよ! 仕事はどうしたの!!」
娘の多実子がソープランドで働いている理由は、至ってシンプルにお金が欲しいからだ。
流行の服にブランド物のバッグ、欲しい物はいろいろあっるのに、お小遣いは増やしてもらえない。手っ取り早く稼ぐために、彼女は風俗のアルバイトを始めた。
家族や知り合いにバレないよう、あえて遠くの店にしたが、しかしそれが裏目に出る。
今日もいっぱいお金を稼ぐぞと、キャミソール姿で待合室のドアを開けると、部屋の中で待っていた客は、あろうことか父親の浩太郎だった。
皮肉な運命の巡り合わせ。天文学的と言えるほどわずかな確率で、偶然にも父と娘はソープランドで出会ってしまう。
ばつの悪い父と娘は、互いの非を咎め合った。後ろめたさを感じているので、必死で相手に罪を擦り付けようとする。
「俺はたまたまスケジュールに空きができたから、暇潰しに寄っただけだ、別にサボってる訳じゃないぞ。お前の方こそ大学はどうしたんだ?」
「今日は講義が無いの、私だってサボっている訳じゃありません。そっちこそ仕事が無いからって、昼間から風俗? まったく何考えてるのよ」
「俺のことよりお前の話だ、何でこんな所で働いてる! 俺はこんな仕事せるために、苦労してお前をここまで育ててきたわけじゃないぞ!!」
「別にそんなこと頼んでないし。てか、お父さんこそ客のクセに、風俗嬢を責める資格あるの?」
痛い所を突かれた、それを言われると浩太郎はぐうの音も出ない。
0572娘のSS2/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:36:42.10ID:N7tPYQVL
「それはあれだ、風俗嬢が悪いとは言わないが、バイトならもっと他の仕事がいくらでもあるだろ」
やむを得ず浩太郎は一歩引き下がったが、その分娘は前に出る。
「風俗嬢はお客様をおもてなしする、れっきとしたサービス業よ。何か文句ある?」
「確かにそうかもしれないが…。もっと他にも日の当たる職業があるだろう」
「だからそれが偏見だっていうの。お父さんにとやかく言われる筋合いはありません」
と娘はかたくなに突っぱねる
「お父さんは親としてお前の行動を見守る義務がある。お父さんは多実子のことを心配していってるんだぞ!」
「こうゆう時だけ父親面するのはやめてくれる、そうゆうのマジでウザイから」
下手に出れば付け上がる。ここは一つガツンと言わないと、浩太郎は親としての威厳が保てない。
「ウザイとは何だ親に向かって! こんな仕事すぐに辞めろ!!」
「こんな仕事っていうけど、お父さんだってこの店に遊びに来た客じゃない」
「それはそうだが、お父さんはお前のためを思ってだなあ…」
「大きなお世話です。平日の昼間から、ソープランドに来てる人が、偉そうなこといわないでよ」
互いの主張は平行線をたどった。客としてソープに来た事実を突き付けられると、浩太郎の意見は何を言っても説得力がない。譲歩するのはやむをえなかった。
「分かった、この店で働いていることは許してやる。その代わり、母さんには絶対に秘密だぞ」
その話に触れたとたん、多実子は急に神妙な面持ちに変わった。
「分かってる。言うわけないじゃない」
以前浩太郎の浮気がバレた時に、母は自殺未遂まで起した過去がある。家族のスキャンダルが知れれば、また何をしでかすか分からない。母を無闇に刺激してはいけないのは、亀山家の暗黙の了解だった。

しばし続いた沈黙を破り、浩太郎はその重い口を開く。
「それじゃ始めてもらおうか」
多実子はその言葉の意味を計りかねた。
「始めるって、何を?」
「何って決まってるだろう、お前はソープ嬢で俺は客だ」
「ちょっと待ってよ、娘にそんなことさせるつもり!?」
慌てふためく多実子に、父である亀山浩太郎は尊大な態度に出る。
「そんなこととは何だ! 風俗嬢もれっきとしたサービス業だと言ったのはお前じゃないか!!」
「でも私たち親子なのよ?!」
「どんな相手でも客を選ばない、それがプロの風俗嬢だろうが! こっちは金を払ってるんだから、その分しっかりサービスしてもらうからな!!」
攻守は逆転した。一度は下手に出た浩太郎だが、このまま引き下がる訳にはいかない。再び父としての尊厳を娘に示すため、客であることを逆手に取り、強気な態度で反撃に転じる。
「ほら、サービス料前払いだ」
と先ほど当てた十万から、入浴料の二万円を引いた八万円を多実子に手渡す。
「えっ? こんなに?!」
この店は入浴料二万、サービス料四万に設定されている、倍の八万は破格だ。現金を手にした多実子は心が揺らぐ、そしてその誘惑に屈した。
「分かったわ、その代わり本番は無しだからね」
と多実子はそっけない態度で部屋の奥にあるドアを開け、父を浴場へと案内する。そして個室に入ると、身にまとったキャミソールを脱いで、大胆に下着姿を晒した。
大きな胸にくびれたウエスト、しなやかなカーブを描く魅惑の腰付きは、女の色香を漂わせている。艶やかな娘のプロポーションに、浩太郎は思わず息を飲む。
家族として接している時には気づかなかったが、着痩せするタイプのいわゆる隠れ巨乳。我が子としてではなく風俗嬢として見るならば、多実子は上玉のソープ嬢だ。美しく成長した娘のグラマラスなボディーラインに、思わず見惚れてしまう。
多実子は後ろ手にブラのホックを外す。乳房を覆っていた締め付けが緩み、プルンと豊満なバストがこぼれ出す。ずっしりとした重い質感ながら、重力に負けない張りのある美乳に、浩太郎は只々感嘆させられる。
更に多実子はパンツをスルリと脱ぐと、一糸まとわぬ全裸になった。出るところは出て締まるところは締まる、めりはりのある体型は完璧と呼べるほどにセクシーだ。父は娘の裸体をじっくりと眺めてエロスを堪能する。
そんな父親の態度に多実子は惑う。仕事柄スケベな目で見られるのには慣れている、今更恥ずかしいとは思わない。しかし肉親に性的な目で見られるのは、何とも落ち着かない不可思議な気持ちになる。絡み付くような父親の視線に、居たたまれないやるせなさを感じた。
0573娘のSS3/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:42:00.29ID:N7tPYQVL
「さあ、お父さんも脱いで」
多実子は浩太郎の背広に手をかけ脱衣するのを手伝う。ネクタイをほどき、シャツのボタンを外し、一枚一枚脱がせていった。
父は娘の従順な態度に愉悦を覚える。男親として支配的な立場にいるのは何とも気分が良い。そして最後にパンツを下ろされると、たくましく勃起した男根が露になる。浩太郎は腰を突き出して、それを娘に誇示した。
多実子はこの仕事に就いてからいろいろな男を見てきたが、上向きに反り返る父のナニは、年齢を考えれば立派と言える。しかしまだ触ってもいないのに、娘の裸を見て勃起する父親の節操のなさには幻滅させられた。
「お父さん、体洗うから座って」と浴室の隅にあるスケベ椅子を手に取り、床の中央に置く。浩太郎はそれに悠然と腰かけた。
多実子は尊大な父に気後れしながらも、水道の栓を捻り父親の体にシャワーをかける、浩太郎はその水圧を心地好いと感じた。
一通り体を洗い流すと、多実子はシャワーを止めソープを泡立てる。そしてその泡を自らの胸に塗り、父親の後ろから体を密着させておっぱいで背面を洗う。
浩太郎は背後を滑る豊かなバストの感触に身震いした。柔らかくて弾力のある乳房がなめらかに背中を這う。それは並みの風俗嬢では味わえない巨乳ならではの醍醐味だった。浩太郎は改めて我が娘への愛欲を懐く。
続いて多実子は石鹸を継ぎ足し、手のひらの上で泡立てる。そしておっぱいを密着させながら、背中越しに父の体を洗う。体、両腕、両脚と各部をマッサージしながら、汗や垢を洗い落とした。
浩太郎は慣れた手つきでサービスする娘に色欲を抱く。ソープ嬢としてのテクニックは中々のもので、しなやかな手つきと背中に当たるおっぱいが気持ち良く、椅子洗いだけでも情欲を掻き立てられる。
一通り体と手足を洗った多実子はもう一度ソープを泡立て、スケベ椅子の後ろからお尻や陰嚢を洗う。そして背後から勃起した陰茎を握り、素早く円滑なピストン運動で竿をしごく。
浩太郎はその手さばきに酔った、ソープの泡で手のひらは男性器を快活に滑り、性感帯をマッサージする。その感触は脳内に大量の快楽物質を放出させて、彼を悦楽の果てへとトリップさせた。
手コキだけでこれほど感じさせるソープ嬢はざらにはいない。我が娘がこれほどのテクニシャンだとは、驚嘆と喜びに浩太郎は浸る。
その間多実子は絶え間無く右手を動かし続けた。それは客への性的奉仕であると同時に、恥部の汚れを落とす作業でもあった。
この店の接客マニュアルに従えば、次のプレイはフェラチオだ。それ故に特に念入りに洗浄する。
納得の行くまで洗い清めてから、多実子は父の体にシャワーをかけ、ソープの泡を洗い流す。そして水道の栓を閉めてシャワーヘッドを壁にかけると、父の前で四つんばいになり、股ぐらに顔を寄せた。
浩太郎は脚を開いてちんぽを誇示する。しかしいざとなると多実子はフェラチオするのをためらった、いかに仕事とはいえ父親のモノをしゃぶるのはやはり抵抗がある。
風俗で働いていると嫌な客も少なからずいるが、それは仕事と割り切って今までやってきた。しかしそれとは別次元の問題で、肉親とのオーラルセックスは、生理的に嫌悪感を懐く。近親相姦のタブーは犯し難く、フェラチオすることをちゅうちょする。
しかしこのままでは引っ込みが付かなかった。一度引き受けてお金を受け取っ以上、ソープ嬢としては断ることはできない。それに父に弱みを見せるのが何よりも嫌だった。
そんな反抗心が彼女を突き動かす。父親への反感がその意に反し、フェラチオという従属行為に駆り立てる。多実子は意を決して父の肉棒を咥えた。
柔らかな唇が亀頭の表面を滑る。しっぽりと吸い付く口唇が優しくちんぽを包み込み、チュプチュプと湿った音を立てながら、何度も往復運動を繰り返す。熱き血潮をたぎらせる剛直なマラを、婬びな花びらが淫らにしゃぶる。
浩太郎は多実子のフェラに陶酔した。甘美な娘の愛撫は背徳的で、それ故に刺激的だ。彼は陰部に宿る快感を貪欲に味わう。
「もういいでしょ、それじゃ湯船に浸かって」
多実子は早々にフェラチオを切り上げて、父に風呂に入るように勧めた。浩太郎はもう少しフェラを楽しみたかったが、このままイッてしまうのはもったいない。時間はまだあるのだから、楽しみは後に取って置くことにする。
浩太郎が指示に従い浴槽に入ると、多実子もそれに続いた。娘と一緒に親子水入らずでお風呂に入るのなんて、一体何年振りだろうかと、多実子が幼少の頃を振り返り懐かしむ。そして大きく成長した娘の乳房を両手で鷲掴みにした。
0574娘のSS4/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:47:37.39ID:N7tPYQVL
大きくて柔らかく張りの有る美乳、多実子のおっぱいは正に理想のおっぱいだった。実り多き人生を願い、父は娘に多実子と名付けた。その想いは実を結び、たわわなおっぱいへと成長した。
父は万感の思いで娘のおっぱいを揉みしだいく。浩太郎の手のひらに余る巨乳は、十指の動きに合わせて自在に形を変える。柔軟にして弾力がある抜群の揉み心地に、浩太郎は夢中になって乳房をもてあそんだ。
すると軟らかかった乳首が次第に固くなっていく。
「気持ちいいのか多実子? 乳首勃ってきたぞ」
父のいうとおり多実子は感じていた。乳首は彼女の弱点で、そこを責められると心ならずも体は反応してしまう。
「もういいでしょお父さん、次に行くね」
父の慰みものにされるのを嫌った多実子は、両手を振り払って湯船から上がり、壁に立てかけられたエアマットを床の上に広げた。
「お! マットプレイか!! 楽しみだな」
大喜びで寝そべる父親に、多実子は淡々と示唆する。
「始めはうつぶせに寝て」
指示に従い父親は寝返りを打つ。娘はローションのボトルを手に取り、風呂桶に注いでお湯で希釈する。手を擦り合わせてローションを両手に絡めてから、マットに横たわる父の体をマッサージする。
多実子はこのローションプレイが得意だった。彼女の一番の武器である巨乳の魅力を最大限に引き出してくれるので、客たちの反応もすこぶる良い。それにこのプレイは多実子が主導権を握ることができるので、このまま父をイカせて終わりにすることが彼女の目論見だった。
多実子はうつ伏せに寝る父の背中に覆い被り、体を密着させながら柔らかなおっぱいでローションを背面に塗り広げる。父は背後から滑らかに撫でる豊かな乳房の感触に、ぞくぞくとした快感を覚えた。ふくよかなバストと固く勃った乳首の感触がとても気持ちいい。
多実子もまたローションプレイでボルテージを高める。肌と肌とがぬるぬると滑る感覚が心地好く、敏感な乳首はピンコ勃ちしてしまう。フェラチオとは違い、多実子が主導権を握るローションプレイは思いのほか気分が良い。
彼女は自ら積極的に攻めながら、少しずつ快楽の世界にのめり込んで行った。
続いて父の下半身に跨がり、腰をグラインドさせての束子洗いだ。多実子の下半身は適度な肉付きで、おっぱいと同様にぷにぷにして柔らかい。浩太郎は巧みに腰を使った多実子の素股を、極楽気分で満喫した。
そうして背面に隈無くローションを塗ったら、次はいよいよ前面に移行する。
「お父さん今度は仰向けに寝て」
浩太郎は体を反転させて上を向いた。多実子は風呂桶のローションを両手ですくい父親の体にかける。手慣れた仕草で全身に塗った後は、優しい手つきでおちんちんを軽く握る。
ゆったりとした長いストロークで先っぽから根本まで往復すると、じんわりとした快感の波が沸き起こり、性の悦びを感じた。亀頭を撫で、カリの段差を乗り越え、幹をしごく。陰茎全体を刺激する娘の手こきに、浩太郎は恍惚感を覚えた。
更に多実子は胸の谷間にたっぷりとローションを垂らし、父の男根を乳房で挟んで滑らかにパイズリする。
まずは体ごと前後にスライドさせ、ねっとりしたローションで竿をしごいた。次に両手で乳を寄せて、力を抜いてまた寄せる、横からの圧力で珍棒を刺激する。そして左右のおっぱいを交互に揺らして性器を擦った。
多彩なパイズリに浩太郎は欲情を募らせ、性欲は雄々しく猛り狂い、勃起したペニスは更なる快楽を求める。
多実子のソープ嬢としての経験は、客が昂るのを見逃さなかった。父親が感じているのをチャンスと見て、一気に畳み掛ける。
身を乗り出して父の胸に抱き付いておっぱいを押し付けた。そしてヌルヌルしたローションで体を滑らせ、全身で客を喜ばせる。
浩太郎はそのローションプレイに高揚した。胸板を撫でるおっぱいの感触もさることながら、愛しい娘を抱くのは感慨深い。大人へと成長した娘を抱擁するのは、父親として何よりの幸福だ。
多実子も父親と抱き合うのは存外悪くはなかった、幼少の頃に父の胸に抱かれた記憶が甦る。それは他の客には感じたことのない温もりだった。娘は父の腕に懐かれて不思議な安心感を得る。親子は体を密着させて互いに愛し合った。
0575娘のSS5/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:52:47.93ID:N7tPYQVL
「ああ、多実子。こんなに気持ちいいソープ嬢は初めてだ」
浩太郎の喘ぎに娘は答える。
「お父さん気持ちいいの? 射精してもいいよ」
多実子は父と抱き合いながら腰を振り、父の勃起したマラに股間を押し付けた。その圧力に浩太郎の射精衝動は加速する。オスの本能が無意識の内に娘の腰を押さえ、下からの突き上げを繰り返す。
父はムッチリとしたお尻を撫で回しながら、デルタゾーンに性器を繰り返し押し当てる。父と娘は腰をくねらせて、互いに求め合う。多実子の秘部もまた、快楽に濡れていた。
「ああ、お父さん、気持ちいい。何だか私も感じてきちゃた」
娘の甘い吐息が父親の顔にかかる。そのまま唇を重ねて、官能的なキスを交わした。多実子は片時の情感に流され、自らの父親に性愛を求める。その思いが一過性の病だと知りつつも、体のうずきは抑えきれない。
父はそれに熱烈な口づけで答えた。じっくりと濃厚な接吻を味わいながら隙間に舌を割り入れると、娘も答えるように舌を絡ませて、二人の唾液が混ざり合う。
その間も父と娘は体を擦り合わせて肉体の快楽に興じた。
熱烈なディープキスを終えた後、多実子は静かに上体を起こし、父の腰の上に跨がった。
「お父さん、素股でイカせてあげる」
そして父親の一物に自分のを性器を密着させて、前後に腰を振った。娘は陰唇で父の裏筋をなぞる。
「あぁ、ああぁぁ、あぁ、あん。お父さん、気持ちいい?」
腰振りと一緒に喘ぎ声が漏れる、ギアをトップに入れて本気モードで父を責める。
「多実子、最高に気持ちいいよ」
浩太郎もローション騎乗位素股にリビドーが高鳴る。ぬるっとした素股の感触も最高だが、娘が本気でよがる姿がたまらない。切ない喘ぎ声を挙げながら、全力で腰を使い、あられもなく乱れる、実に見事な光景だ。
思わず両手を伸ばして乳房を触る。ローションまみれのおっぱいはつるつる滑り、湯船で揉んだ時とは違った手触りだ。掴み所のない乳房を夢中になって撫で回すと、多実子は更に激しく乱れる。
「ああん、お父さんダメェ、乳首感じ過ぎちゃう!」
娘の嬌声に父は激しく興奮する。ダメと言われると逆に触りたくなり、たっぷんたっぷん揺れる巨乳の乳首に狙いを定めて、徹底的に責め立てた。
「はうぅ、気持ちいいぃぃ」
騎乗位素股で主導権を握る娘だが、弱点を責められ攻守が逆転した。しかし娘もそれでヒートアップして、激しい腰振りで反撃する。
浩太郎は込み上げてくる射精衝動をこらえた、この快楽を少しでも長く楽しみたいと彼は思った。
だが娘は容赦無く腰を使い、素股で父親を責める、ソープ嬢として実践的に磨いたテクニックで、父の射精を誘発する。攻防は一進一退、どちらもエクスタシーの頂点に近付いた。
「多実子、お前の素股は、最高に気持ちいいよ」
「私も、素股でこんなに感じちゃうの初めて」
そして多実子はひときわ大きな喘ぎ声を上げて悶えた。
「あああぁぁぁん。もうダメェ、これ以上我慢できない」
そして彼女は腰を浮かせると、父のペニスを掴んでその先端を自分の入り口にあてがった。
「よさないか多実子! 自分が何をしようとしいるのか分かっているのか!?」
「大丈夫、ピル飲んでるから」
と言うなり多実子は腰を沈めて、父の陰茎をずっぷりと根本まで挿入した。
「ああ、お父さんが中に入ってる。ああ、気持ちいい」
娘は父親を求めた。それが禁断の行為だとしても、それを止めることができない。父親を受け入れてしまうなんて、麻薬のような誘惑、しかしそれ故に甘美だった。
「いい、いい。お父さんのちんぽ凄く気持ちいい、」
娘は父に跨がり体を上下させる。これが本当のセックス、毒薬にも似た美酒、死にも似た生の営み。エロスとタナトスは一つの存在、それ故に惹かれる。禁じられた愛故に、このセックスは甘美だった。
父も娘の肉壺の味に酔った。妻とセックスレスになってからどれくらい経つだろう、生で入れるのは久しぶりだ。浩太郎はそれが禁忌の愛だと知りながら、止めることはできなかった。娘の膣に生挿入、それがどれほど危険でも、理性では止められない。
「あん、あん、あん、あん、あん。気持ちいいよお父さん、一緒にいこう」
娘は喘ぎながら手を差し出した。父と手のひらを合わせ指を絡め、手を取り合って騎乗位で跳ねる。するとそれに合わせて巨乳が踊る。
0576娘のSS6/6 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 22:59:30.71ID:N7tPYQVL
「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、いい、いい、いい、凄くいい」
浩太郎はその光景に目を見張った。娘のたわわなおっぱいが喘ぎ声と共に揺れる、彼は騎乗位の下から大迫力の乳揺れを眺めた。
今度はされるがままに完全受け身、浩太郎に反撃のすべもない。激しい動きの騎乗位に、射精衝動は一気に高まり限界値を突破する。浩太郎はオルガズムに達するのを必死でこらえた。
「ダメだ多実子、これ以上我慢できない!」
しかし娘はピストン運動を緩める気配はない。
「いいよお父さん、中に出して、お父さんの精液が欲しい」
多実子は刹那的な愛欲に溺れた。騎乗位は苛烈を極め激しさを増す、妖艶なボディーを揺らしながら、娘はなまめかしくよがる。
「あん、あん、あん、あん、あん、いいよお父さん、中に出して、お父さんのザーメンちょうだい」
浩太郎は必死で娘の誘惑に耐えた、最後の一線を越えることに理性がブレーキをかける。しかし彼はあくまでも受け身だった。男の力をもってすれば、娘を押し退けることは可能だろう。だがそれをしなかいのは、より根元的な部分で情欲を受け入れているからだ。
そんな浩太郎には騎乗位で乱れる娘の肉体的な快楽から逃れるすべなどない、落ちるのは時間の問題だった。
「ダメだ多実子、これ以上やったら… うっ、ぁぁ、ぁぁぁ」
その瞬間、エクスタシーが駆け抜け、射精の開放感が突き抜ける。
射精衝動は弾け、二発目、三発目、と立て続けに娘の膣にザーメンを解き放つ。そして彼は娘に生で中出したという、内に秘めていた黒い欲望に満たされた。
多実子はそのまま騎乗位でよがり、激しいピストンを繰り返す。
「嬉しい、お父さん射精したんだね。私ももう限界、あぁ、あぁ、あぁ、いく、いっちゃうぅぅぅ」
娘は父親に跨がったまま果てた。そして父の胸に倒れ込み、その腕に抱かれた。
「多実子、最高に気持ち良かったよ」
父は娘を抱き締めながらつぶやく。
「私も、今までのセックスの中で一番気持ち良かった」
と親子はセックスの余韻に浸った。



こうして亀山親子は、他人には決して言えない秘密を共有することになる。
そして二人は、前よりも強い絆で結ばれた。

「お父さん、今夜予定空いてる?」
「ああ、特に予定はないな」
「だったらお店に来て、予約入れておくから」
「いいのか! また行って?!」
「うん、ローションプレイ気持ち良かっから」

こうして亀山浩太郎は、多実子とソープランドで密会するようになる。
入浴料は多実子が支払ってくれるので実質ただ。多実子も本指名が増えれば店から褒賞金が出るので、さほど悪い話ではないらしい。
父と娘の関係は、男と女の関係に変わり、禁断の愛へと堕ちていくのだった。



終わり
0577 ◆77XCej4AVc 2015/09/26(土) 23:39:17.35ID:N7tPYQVL
『最悪の出会い』
>>571-576

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