ショタが電気あんまされて悶絶して・・・ part2
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ただの足コキSSになってしまった
自分が何を言いたいかというと、職人さん帰ってきてくれ… 帰ってきてくれも何も、アンタが職人さんやっ!
GJ!! >>445
「ふぁっ! ぅゔっ……苦い顔をして……り、凛はまた、ひゃぅっ!? くぅ…考え込んだ……っ、ぅぅ゙っ…」
「ふむふむ、成る程なぁ……♪」
息も絶え絶えにノートPCの液晶画面に表示された文章を読み終えた僕の顔を覗き込みながら、凛は目を細める。
「で、……続きは、どうなるんだよ?」
その声は、噛み殺しても抑えきれないといった調子の歓喜と愉悦を帯びている。
――不覚だった。人生最大のミスだ。うっかり、スリープモードのまま気付かず放って置いたPCを、凛に覗かれるなんて…!
できる事なら、今すぐこの部屋を飛び出し駅まで駆けて列車に飛び乗り、そのまま何処か遠い町に行ってしまいたい。
そして、誰も僕を知らないその町で、新しい僕の人生を過ごすのだ――だが、それは所詮、叶わぬ願い。
僕がまだ○学生で生活力が無いからとか、そういう理由ではなく、
今、僕の両の足首がノートPCの置かれた座卓を挟んで真向かいに腰を下ろす凛によって、
ガッチリと確保されているからだ。
一方、座卓によって隠された視界の下で、
その性格そのままに活力を体現したかのような凛の右足は真っ直ぐ僕の股間に伸ばされ、
卓の端から覗く裸足の足首から先が、今しがた人生初の他人の手による、もとい、
足による射精を終えたばかりの僕のアソコに、ズボンと湿り気を帯びて気持ちの悪い下着越しに密着している。
「おらおらっ、それからどうされたいんだよっ♪」
「あっ、あ゙っ…ちょっ、待っ…!」
先刻から射精直後の敏感なアソコをグニグニと玩んでいた凛の足裏の動きが、
再び僕を射精に導いた微振動に変わった。
「あははっ、いいよ、待ってやっても♪ ただし、続き読むまではずっとこのまんまだかんなっ!!」 445だが…
もう…あなたが続きを書いてください…
頼むよ!この通り!!
ちょっと滾ってきたので何か考えてくる >>443-445の続き
今回はエロなし
小六設定のため、少し表現を子どもっぽくしようと思ったのですが
どうにもうまくいかねえ!精進します 「先生、ちょっといいかな」
保健室。幸い今は他の生徒はいないようで、ほっと息をつく。
「あら、凛ちゃん?珍しいわね」
奥で机に向かっていた西村先生が顔を上げる。
西村先生があたし達の学校に来たのはついこの間のことだが、
人の良いおばさんで、何でも話せるような安心感がある。
あたしは怪我とかにはまったく縁が無く、ここに来る時は大抵誰かの付き添いである。
しかし何故か西村先生はあたしのことをよく知っていた。多分他の子が話すのだろう。
「具合も悪くなさそうだし、今日はどんな用事?」
にっこりと先生が笑うが、あたしは思わず目線を泳がせる。
「えーっと……あの、さ。いきなりこんな事聞くのって変かもしれないけど……」
頭をポリポリ掻く。くそっ、言いにくい…。
先生は体をあたしに向ける。あたしの言葉を待っている。
「……男子の…こ、股間からさ……おしっこ以外に何か出てくる…?」
ブッ、と先生は噴出した。肩がブルブル震えている……わ、笑ってるのか?
「せ、先生」
「ああ、ごめんね。っふふ…いや、みんなあなたの事をよく話してくれるんだけど、
まさかこんな可愛い所があるなんて……くく…」
可愛い、という単語を聞いて、若干いらっとした。
あたしにそんな言葉は必要ない。
「そうね、凛ちゃんは女の子だから、また詳しい事は分からないのね。
いずれ習うと思うけど、それは射精っていうのよ」
「しゃせい?」
聞き覚えのあるような、ないような…。
考えていると、先生はさらに続けた。
「おしっこじゃなくて、精子を出す事をそう言うのよ。
例えば、男の子が―――……」 「先生、ちょっといい?」
保健室のドアを開ける。ああ、足が重い。
ふと、先客が居る事に気付き、僕はびくりと体を震わせた。
その先客は、凛だった。
「あら、柳澤君までどうしたの?」
西村先生が声をかけると同時に凛も僕に気付いたようで、げっと嫌そうな顔をした。
「じゃ、じゃあ先生、あたしはこの辺で!色々ありがとう!」
そそくさと凛は退場していった。
昨日、凛にアソコを刺激されぐったりしてしまった僕。
あの後凛はごめんと言葉を残し、さっと帰ってしまった。
僕はというと、かつてない快感に脳みそが追いついていなかったようで、しばらくそのまま動けずにいた。
後でズボンの中を確認してみると、白くねっとりした液体が僕のアソコにまとわりついていた。
『こ、この白いのが出てきたの?』
前に保健の授業で何か聞いたような気がしたが、僕の頭は若干パニック状態で、思い出すことはできなかった。
凛がいた席に座るよう先生に勧められる。
「それで、どうしたの?」
にっこりと先生は微笑んだが、僕は眼を泳がせた。
いくら先生が何でも話せてしまうような人とはいえ、いきなりこんな話題を出すのはどうも気恥ずかしい。
しかし僕は一人っ子で、父さんは単身赴任中だから家には居ない。
母さんに相談するのはもっと恥ずかしいから、先生に聞くしかないのだ。
「あの…そのぅ、おしっこの穴から何か白い液体が出てきたんですけど、これって」
言ってる途中で、先生はゲラゲラと笑い出した。 あたしが五年になって数ヶ月経った時、生理が始まった。
トイレの水が血に塗れ、それを病気か何かと勘違いしたあたしはパニック状態で母親を呼んだ。
その日の夜、赤飯が出た。
『生理が始まるのは、体が大人になってきた証で、とてもおめでたいことなの。
それと同じように、射精は男の子が大人になっていく証なのよ。
だから女の子のお腹と、男の子のおちんちんは大切に扱わないと。蹴ったりしちゃダメよ』
先生の言葉を思い返す。その時あたしは引きつった顔で『わ、わかってるよ』と言ったが、あたしはどうにも納得いかなかった。
あの時――……あいつが射精する時、あたしが適当にふんずけていただけの足に自ら股間を擦り付けてきた。
どうも気持ち良さそうだったのだ。蹴っちゃダメとは言われたが、蹴るまがいの事をしてあいつは喜んでいたのだ。
その点をあたしはどうにも理解できなかった。
「……直接聞いてみるか」
気は進まないが、これしか方法は無い。当の本人と話してこのモヤモヤに決着をつけよう。
そう決意したあたしは、帰る準備をしていたあいつに声をかけた。 長くなりそうだったからここまで
続き書いたらまた投下します
450の続きも待ってます わっふる! わっふる!
キャラのイメージ壊すといけないので、
450の柳澤君は引き続き生殺し状態にしておきますw ◆
「……こらあ!! いい加減に諦めて降りて来いっ!!」
草深い山奥に鴇谷千夏のかん高い声が木霊する。
眩しい木漏れ日に眼を細めながら彼女たち五年五組女子児童が見上げる樹の上には、生い茂る葉に包まれて同じ年頃らしい少年の脚が僅かに覗いていた。
「もう隠れても無駄やで!! うちは木登りむっちゃ得意やねん!!」
千夏の叫びに樹上からの応えはない。肩をすくめて樹を取り囲む四人のクラスメイトたちと顔を見合わせた彼女は、悪戯っぽく笑って靴とソックスを脱ぎ捨てる。
ショートヘアで陽灼けしたボーイッシュな佇まい。それは思春期の儚い美と呼ぶにはあまりにも力強く愛らしい。
掌にペッと唾を吐く真似をして敏捷に樹の幹を駆け登った裸足の少女は、獰猛だが人懐っこい仔猫にも似ていた。
「実力行使や。引きずり降ろしたる……」
◆
林間学校で他校の児童と鉢合わせるのは毎年珍しいことではない。しかし楽しみにしていた『キノコ狩り』で他所者に根こそぎ獲物を奪われる、というのは短気な小学生でなくても不愉快なものだ。
到着初日、大幅に予定より遅れて自由行動を許された千夏たちはいそいそと入山した自然公園で、両手いっぱいに収穫物を抱えた彼ら先客たちと遭遇した。
別に千夏たちが大の茸好き、という訳ではない。だが同世代の対立勢力がいる場合、小学生の『先を越された』怒りはやたら激しく湧き上がるものなのだ。
たとえ標的が川底に埋まったリサイクル可能なアルミ缶であろうと。
憎い先客は千夏たちが宿泊する公共施設とそれほど遠くない旅館に来ている他府県の小学生たち、おそらく言葉の違いからかなり遠距離からやって来たらしい連中らしかった。
林間学校二日間、飯盒炊飯を終えた千夏たちは得意げな彼らの眼差しを憎々しく思い出しながら、露骨な敵意を胸に午後の野外自由行動に繰り出したのだった。
◆
「へへ、袋のネズミや……」
するすると大木をよじ登った千夏は、俊敏な動作で標的……不運な他校児童に接近してゆく。
山中で遭遇するや否やたちまち始まった両校の小競り合いの最中、訳も判らぬままこの腕白な女子の一団から反射的に逃げてしまったのがこの少年の不幸だった。
散々追い回された挙げ句、この高い木の上に追い立てられた彼は、固唾を呑んで見守る少女たちの頭上にパラパラと木の葉を落としながら、次第に細くなる横木へと逃げてゆく。
「気ぃ付けや千夏!! 無茶したら枝が折れるかも知れへんで!!」
千夏の相棒にしてもう一人の一組女子児童リーダー格、水瀬早英のよく通る声だった。彼女もまた親友である千夏と同じく、その優美さと残酷さにおいて猫に例えられるかも知れない。
長い黒髪に怜悧な眼差し。そして恐ろしく悪知恵に長けた、ファッションにはちょっとうるさい早熟な黒猫だ。
「どうせ逃げられへん。ゆっくり料理したらええ!!」
彼女が恵まれた長身をいっぱいに伸ばしてもう一度相棒に叫んだとき、もはや退路を絶たれた男子児童は初めて悲痛な声を発した。
「もしもし、た、助けて凛!! 助けてぇ!! 場所? え、えと……」
どうやら葉陰に隠れた彼は、持っていた携帯電話を使い仲間に救助を求めているらしい。千夏たちも一瞬、乱戦の末に散り散りになった仲間に想いを巡らせたが今はこの男子を捕らえるのがまず先決だ。
それに彼の弱々しい涙声も千夏や早英たちの嗜虐心をかき立てるものだった。仲間に加勢するのはたっぷりと復讐を楽しんでからでもいい。
「情けない奴やな!! ほれほれっ!!」
「ひ、ひいい!!」
千夏は見事なバランスで横木にすっくと立ち上がり、褐色の太腿に力を込めてユサユサと枝を揺らし始めた。
地上で待つ早英たちは少年の墜落を恐れ慌てて後ずさったが、軋む枝からポトリと落ちたのはそれほど大きな物体ではなかった。
「おっと!?」
「あ、早英ちゃんナイスキャッチ!!」
早英の目前に落下したのは、ミシミシと上下する枝から少年が落とした携帯電話だった。反射的に受け止めたそれを、早英は訝しげな面持ちで耳元へと運ぶ。
『……もしもしっ!! どうしたの!? もしもし!!』
まだ繋がっている通話の相手は、当然ながら少年が凛と呼ぶ子だろう。しばし目を細めた早英は彼女の聞き慣れぬアクセントにしばらく耳を傾けていたが、やがて凶悪な笑みを浮かべて顔も知らぬ『凛』に低く囁いた。
「ハロー? 今からうちらやっと、お楽しみの『キノコ狩り』や……」
『……』
おおよその状況を瞬時に理解したらしく、電話の向こうで憎々しげな沈黙を守る『凛』。彼女はその不敵な冷静さを保ったままフツリと電話を切ったが、早英のじっと見つめる先、ますます激しく揺れる枝から少年は必死に叫んでいた。
「か、返せっ!! 僕の電話だぞっ!!」
明らかに接近しつつある千夏の姿に動転した彼は、跨った枝からずり落ちそうになりながらぶらぶらと両脚を垂らしている。そう、ちょうど背の高い早英が跳び上がれば届きそうな位置まで……
「……裕香、ちょっとこれ持っといて」
「え? うん……」
早英は傍らの仲間に切れた携帯電話を渡し、ピョンピョンと二、三度軽く飛び跳ねる。そして身を屈め両腕を振り上げながら渾身のジャンプを見せた彼女は、その手に宙を掻く少年の両足首をしっかりと握っていた。
「ぎゃああああ!?」
「よっしゃあ!!」
迫り来る千夏とギシギシ撓む枝に気を取られていた少年には、あまりに突然の激痛だった。
細身とはいえ五年生にしては早熟な早英の全体重が掴まれた両脚の中心、横木に跨った彼の股間に猛烈な負荷を掛けたのだ。
がっちりと少年の足首を握りしめた早英は長い黒髪をなびかせて振り子のように身体を揺らし、股が擦り減らんばかりの責めを繰り返す。
「痛い痛いっ!! は、離してえっ!!」
「あはは、素直に言うこと聞かへんからや。タマ潰れるかもな」
股を浮かせ強烈な刺激から少しでも逃れようと握った手近の枝はパキパキと無情に折れ、ただ青臭い匂いだけを撒き散らす。
吊り輪遊びのごとく地面から浮いた早英の身体が勢いよく前後するたび、少年は股間の痛みに悲痛な絶叫を上げた。
「いっ、痛いいいいっ!!」
「なあ千夏、降りてきて二人で片脚ずつぶら下がったらもっと効くで!?」
「いやあああ!! やめて、やめてえ!!」
間断なく睾丸を圧迫される苦悶に抗う術もないまま、少年は両脚への荷重が少し増えるのを感じ戦慄した。千夏を待たずにひとりの女子児童が早英の長い脚をグイグイと引っ張ったのだ。
「なあ、早英ちゃんパンツ丸見えやで。私スパッツやから交代しよ?」
「あかんあかん。サッちんここまで背ぇ届かへんやろ!?」
だが千夏がどこからか運んできた切り株に乗ると選手交代も可能になり、少年の苦しみはさらに加速した。それに幹に登れば彼が顔面蒼白で涙と脂汗を流し、身を捩って咆哮する姿も見物できる。
不意にすっかり忘れていた少年の携帯電話が鳴り響いたのは、千夏たちがのんびり水筒の冷たいお茶など啜りつつ、茸を先取りされた恨みを存分に晴らしているときだった。
「ち、千夏ちゃん、早英ちゃん!!」
ポケットに電話を入れていた眼鏡の少女が慌てた声を出す。着信音はすぐに止んだが、用心深く受け取った電話を覗き込んだ早英はおもむろに呟いた。
「あ、メールや。ええと……」
ーーーー
発信者:凛
件名 :報復措置
本文 :なし
動画添付あり
ーーーー
複雑な表情で携帯画面を睨んでいた早英は、仲間が集まるのを待って添付動画を再生する。すぐ狭い画面が映し出した映像は、一同が思わず目を丸くするものだった。
『……わああ!! な、何するねんっ!?』
聞き取りにくい音声とともに、揺れ動く画面に見覚えのある顔が現れた。確か三組にいた男子の怯えきった表情だ。
『あんたたちの学校が先に仕掛けたのよ!! 恨むんなら仲間を恨みなさい!!』
『凛』の声に合わせ被写体は沢山の下半身……スラリと伸びた何本もの脚へと変わる。カラフルなスニーカーやバスケットシューズを履いた小学生女子の足元だ。
そこにまるでレンズを追うように泥だらけになった少年の身体がドサリ、と仰向けに転がり込んだ。
『や、止めて……』
歪む音声と荒い画質が、容赦なく小突かれ、足蹴にされる彼の恐怖を生々しく千夏たちに伝える。カメラを黒く遮る三つ編みやポニーテールの頭、怒号と悲鳴。そして……
『た、助け……』
ピピッ。
「えっ、終わり!?」
ゴクリと生唾を呑む千夏たちの前で、動画は群がる女子児童に半ズボンを脱がされ、無理やり両脚をこじ開けられる少年の姿を最後にピタリと静止した。
「……大変や。あれ、いつも聡馬と一緒におる三組の男子や……」
「そや。前に朝礼で倒れた、妙にランドセルが茶色っぽい子や」
「そやそや。特に太陽の光が当たったとき、あの子のランドセル死ぬほど茶色いねん……」
やや横道に逸れつつも事態の深刻さを受け止めた一同は、まだ樹上で悶え苦しむ少年を横目に対応を協議し始めた。
千夏は鼻息も荒く仲間の奪還を主張したが、黙り込んで添付動画を繰り返し眺めていた早英は、憎々しげな唸りをあげて携帯電話をパチンと閉じる。
「……あかん。全然場所が判らへん」
確かにこの自然公園は広大だ。現に今、千夏たちがいるこの場所さえ本来許された活動範囲からは大幅に離れているのだ。
可哀想な三組男子が敵の女子児童に嬲り者にされているであろう場所も、きっと引率教師の目など届かないところに違いない。
「……と、とにかく作戦会議や。とりあえずあいつを引きずり降ろして……」
珍しく千夏が慎重な意見を述べ、参謀である早英の意見を待つように言葉を切ったとき、再び少年の携帯電話がけたたましくメールの受信を告げる。
自らの直感に揺るぎない自信を持つ早英が眉を曇らせながらメールを開くと、にわかに曇り始めた空が画面に意地悪い影を昏く落とした。
ーーーー
発信者:凛
件名 :報復措置【その2】
本文 :なし
動画添付あり
ーーーー
続く
投下終了です
二人が凛ちゃん&柳澤くんなのかは未定w
ふぉおおっ、◆n9y.iwMScoさん、熱烈に待ってたぜっ!
しかも、これもコラボ……なのか?
今までにない流れにwktk 気をつけろシリーズの人復活ktkr!
また千夏が見れるうれしさ 何と言う寸止めの連鎖。
連チャンで本番来た時の俺の体力が心配だw 一方的じゃなく報復とか最高すぎる展開
続き楽しみにしてます ど、ども。凛のSS書いている者です…
気をつけろシリーズの復活に歓喜し、読んでみると…り、凛がおる…!
本物でもパラレルでも美味しいです!全裸待機しますね >>471
待機してないで、早く続きを書くんだよ
おう早くしろよ かつて、これ程までに期待感に満ち溢れた連休があっただろうか 残念、今日はもう来ないか…
元ネタ主の続きも待ってるよ〜! ◆
「うわ……えげつな……」
もし、電気アンマにも巧拙というものがあるなら、それは明らかに熟練者の技だった。がっちりと両脚の自由を奪い、交錯する痛みと疼きで男子を完全に支配する妙技。
携帯電話に映るその淫靡な責めを凝視し、千夏はまた深い溜め息をついた。
「パンツ一丁て……可哀想に」
同じ技で幾多の少年たちを悶絶させてきた千夏たち五組女子だったが、まだ彼女たちは着衣まで奪うほどの暴挙に出たことはない。
だが『凛』率いる敵校グループからの二回目のメールには、下着一枚にされ辱めを受ける同級生の動画がしっかりと添付されていたのだ。
白いブリーフの膨らみを貫かんばかりに蹂躙され、エロティックに華奢な腰をくねらせるその姿は、少女たちのまだ知らぬ『陵辱』という単語すら相応しいものだ。
そんな画面を神妙に睨む千夏の瞳には、奇妙に熱っぽい光が瞬いていた。
『……ほらほら、潰しちゃうよ?』
『あ、あ、ああ……』
耳障りなノイズに混じった敵校女子たちの嬌声には、思春期の異性を力ずくで屈服させ、思うままその局部を玩ぶ悦びに溢れている。
滴る汗と喘ぎに満ちたこの反復運動は、いつかそっくりなかたちでその純潔を奪われる少 女たちの、いささか気の早い復讐なのかも知れない。
「……いつまで見てんねん千夏。時間の無駄や」
「あ、ごめん……」
早英の声は険しかった。おそらく敵勢力は矢継ぎ早の示威行動で威嚇し、精神的に優位に立とうと考えたのだろう。
両校とも自由行動には集合時刻という抗えぬタイムアウトがあり、当てのない救出活動や交渉に時間を浪費しては結局『やられ損』になる。
即ちベストの戦法は捕虜に徹底した制裁を与え、その惨い有り様を中継して敵の士気と持ち時間を出来るだけ削ぐこと。そんな早英の結論は、おそらく『凛』の思考を忠実になぞっている筈だった。
(その手には乗らへんで……)
『股裂きの樹』から引きずり降ろされたこちら側の獲物は、まだ止まぬ股間の痛みに呻いている。気の毒だが三組の犠牲者の分まで、彼にはまた苦しんでもらわなければならない……
◆
「……どや? ま、あんたは今から、それよりもっと酷い目に遭うんやけどな……」
「う、うう……」
解放に淡い期待を寄せていた少年は、皮肉にも仲間が送った動画を繰り返し見せられ絶望に蒼ざめていた。早英たちは彼に恐るべき『返信』の宣告を下したのだ。
だが後手に回ってしまった以上、相手と同じ責めでは反撃としては生ぬるい。千夏と他の三人もすぐその見解に同意したが、やはりパンツ一丁を超える恥辱の責めとなると……
「さてと、どう料理したろか……」
正直、難しい問題ではない。しかしもし学校に発覚した場合のリスク、そしてまだ十一歳の少女としての恥じらいが、早英に『フリチンアンマ』決行の号令を遅らせていた。
それに力技となれば五人のうち千夏と早英以外は残念ながら色々な意味で五組精鋭メンバー、と言いがたい。せめてあと咲あたりがいれば……
「なあなあ、ほんならこっちはパンツ脱がして電気アンマしたら?」
いつもののんびりした声で早英の想いを代弁したのは仲間の一人、『サッちん』こと鳩村倖穂だった。
五組で一番背が低く、塗り絵が何よりの趣味という彼女は、その五年生とは幼さゆえときどき起こす突拍子もない騒動でよく知られている。
そういえば昨夜女子児童がみんなで入浴したとき、大浴場にちょっとした混乱をもたらしたのも彼女だった。
『…ちょ、ちょっとサッちん何してるん!!』
『あ、千夏ちゃん。上手いやろ? 男子に描いてこいって頼まれてん』
脱衣場にペタリと座り込み、得意のイラスト入りで『五組女子あそこの毛一覧表』を作成していた倖穂は、運良く通りかかった千夏に発見された。
ノートにはまだ霞むような若草から、くっきりと漆黒の三角形まで……もちろん少し腹筋を強調しすぎた千夏の下腹部も、倖穂は肌身離さず持っている色鉛筆で丁寧に描き込んでいる。
『ええと、まだツルツルが五人、ちょろっとが七人……一番凄いのが裕香ちゃんで……』
『……サッちん。ちょっとこっちへおいで』
結局、倖穂の力作は間一髪で没収されて人知れず飯盒炊飯の燃料となり、男子児童たちにくだらないキーホルダーで釣られた彼女は女子全員の厳しい叱責を受けた。
しかしこの無邪気で迷惑な行動力の他に、倖穂には意外にも千夏や早英すら怯ませるほどの『あるもの』に対する強力な耐性があったのだ。
「……あはは、ほんならサッちんがパンツ脱がしてくれる? うちらでしっかり捕まえとくから」
小さな妹をからかうような保護者めいた仕草で幸穂の頭を撫でた千夏は、傍らの早英と苦笑いを交わす。
確かに二人は恐怖の電気アンマコンビとしてその名を学校中に響かせているが基本的には健全な小学生であり、男子児童の性器に実際触れることはおろか、間近で目にしたことすらないのだ。
しかし、今は手ひどく辱められた三組男子の為にも、早英と千夏は面子に賭けてリーダーとしての役目を果たさなければならない。
ジャンケンか、それとも多数決か、『パンツ脱がし』の大役を果たす心の準備に追われていた二人は、ぐったりと両脚を投げ出し、力なく横たわる少年に倖穂がチョコチョコ近づいたことを気にも止めなかった。
それでも万が一、少年が暴れ出して小さな倖穂を蹴飛ばしでもしたら大変、と二人が気もそぞろにその後を追ったとき、『サッちん』は電光石火の早業を見せたのだ。
「それっ!!」
千夏や早英も、そしてまた先刻の動画を見ていた残りの仲間二人も、当事者である少年さえ呆気にとられているうちに、倖穂の手は躊躇なく彼のズボンを奪っていた。
迷彩柄のズボンの中には、グレーのトランクス。倖穂を除く四人がけたたましい悲鳴を上げるまでにはしばらくの時間を要した。
「きゃあああっ!?」
「わあああっ!! サッちんっ!!」
むき出しの白い下腹でプルプルと揺れるものに驚愕しながらも、反射的に千夏たちは暴れる少年を押さえつける。
ちんちん。ペニス。陰茎。呼称はどうあれ、思春期の少女たちにとっては興味と嫌悪が複雑に入り混じるその物体は、さして動じる様子もない倖穂の目前にその姿を晒していた。
「わああっ!! 止めろぉ!!」
俄かに血相を変えた少年が羞恥に身を捩り、渾身の力でもがくたびに左右の脚を掴む千夏と早英も甲高い悲鳴を発する。
しかしその股間にしゃがみこんだままだった倖穂は、あろうことかスッと少年のものに手を伸ばし、さらに周囲を絶句させる行為に及んだ。
「ほらほら、先っちょ」
「ひいいいいっ!?」
めり、めりめり……
年の近い男兄弟のいない他の四人には驚天動地の荒技だった。倖穂の指で無造作に剥かれた包皮の先端から薄紅い肉がじりじりと露出する。徐々に丸く、そして痛々しく晒されてゆく少年の亀頭。
恐慌を起こした千夏たちは眼を逸らすことすら出来ずに、少年を押さえつける腕にありったけの力を込めた。
「い……やだ……」
「サ、サッちんもうええ!! ちんちん壊れてまうっ!!」
それは千夏たちにしてみればまるで孵化したての雛を捻り潰すような恐るべき行為だったが、実際のところ倖穂は少年の第二次性徴をほんの少し促進したに過ぎない。
だがつい最近まで年の近い兄や弟と入浴し、風呂場でペニスを剥いてみたり、飽きもせずその先端を眺める彼らをよく知る倖穂にとって、それは驚くに当たらない男の子の仕組みだったのだ。
「大丈夫やって。兄ちゃんがいつも……あれ、戻らへん?」
倖穂の手で包皮を捲られたペニスは、その執拗で不器用な刺激により、少年の意思とは無関係に硬く尖り始めていた。
そして本人しか知らぬ『安全ライン』を超えて剥かれた状態で勃起したペニスを、すっぽりと包皮を戻すのは容易ではない。
「……ま、ええか」
「ひ、ぎぃ……」
少年の激しい動悸と呼吸が汗ばんだ肌を通じて、密着した千夏の身体に伝わってきたがいまさら後戻りは出来ない。
思いきり余計なことまでしてくれた訳が、図らずも倖穂は『パンツ脱がし』の大任を果たしたのだ。
それに勢いというものはけっこう大切だ。迫り来る刻限を考えればサッちんの暴挙は期せずして形勢逆転の大きな糸口となり得るだろう。
「え、ええい、やってしまえ!! うちらの恐ろしさがよう判るやろ!!」
「そ、そや、裕香!! カメラカメラ!!」
撮影担当はたまたま携帯電話を手にしていた裕香、もう一人の碧は周囲の見張りに就かせなければならない。
さらに、死にもの狂いで暴れる少年を抑えるにはどうしても千夏と早英の強い腕力が必要だった。こうなっては……電気アンマ執行も倖穂に任せるしかない。
「サ、サッちん、そのままレッツゴーや!!」
「え、うち!? ちょっと待って……」
流石に直接踏みつけるのは躊躇われるのか、倖穂は絡み合う三人を尻目にリュックサックをガサゴソかき回し、一組の軍手を引っ張り出した。滑り止めゴム付きの子供用軍手は、確かに少年のものを包むにはピッタリの大きさだ。
「ごめんね。よいしょっと……」
「ひ、い、痛いっ!!」
まだ敏感な亀頭を軍手の荒い生地が擦る激痛。悶絶する彼の悲鳴は掠れ、もはや超音波のごとく一同の耳をつんざく。
「やめ……てぇ……死……ぬ……」
「あれ、ちょっと待って千夏ちゃん。なんかまっすぐになれへん」
なぜか軍手の被り具合にこだわる倖穂が乱暴にペニスをつつき回すたび、少年は辺り憚らぬ悲鳴を上げる。強引に睾丸まで収納すると敏感な先端が摩擦されるのだ。
そのたび千夏と早英二人に寝技のごとくのしかかられ、ようやく『フリチンダブル卍固め』といった壮絶な風情で組伏せられた少年の股間では、軍手の中指がピンと見事に天を指していた。
「い、いい加減に観念しい!! サッちんももうええやろ!?」
「うん、だいたい綺麗に被った」
「いやだっ!! 離……せ……」
経緯を知らぬ者がみれば嘆かわしい性の低年齢化と特殊嗜好化、と卒倒しそうな光景だったが、これだけの騒ぎもまだ本番収録の序章に過ぎない。
「♪ちーんちんグーリグリ玉潰しぃ……」
どこかで聴いたような歌を呑気に口ずさみながら、倖穂は小さなスニーカーを脱ぎ捨てる。髪を振り乱した早英の合図で我に返った裕香が、重なり合う四人に慌てて携帯電話を向けた。
「ぎあああああ!!」
迸る絶叫。このインパクト十分のオープニングだけでも、『凛』たちの度肝を抜くに違いない。
それにベージュ色の軍手は遠目に少年の肌色と見分けがつきにくく、くっきりと腱や筋肉を浮かせた股間は震え、力漲るほどに艶めかしい。『フリチンアンマ』の視覚効果は抜群だ。
千夏と早英が半ば抱きつくようにこじ開けた股間を、倖穂の華奢な足がギクシャクと踏みしだく。なんとも頼りない振動だったが、未曽有の緊急事態に陥っている敏感な部位には強烈な刺激だった。
「くひい……い!!」
少年のあがきは腕力には自信を持つ千夏が、思わず歯を食いしばる程のものだ。早英に至ってははしたなく両脚まで使って懸命に獲物の太腿を押さえている。
ようやく要領を掴んだ倖穂が徐々にテンポよく振動を繰り出し始めたとき、するり、とわずかに軍手がずれた。
これは爪先に力を込め過ぎ、均等に責めるべき睾丸から踵を離している初心者らしい倖穂のミスなのだが、それを指摘する余裕は千夏にも早英にももちろん無い。
「あ……」
短い声を上げたのは、眼鏡越しに一部始終を録画していた裕香だった。
内気なはにかみ屋の彼女は倖穂の踵の下、千夏や早英、そしてもちろん倖穂からも窺えぬ位置でポロリと軍手から零れた睾丸に驚いたが、同時にその滑稽な愛らしさにゴクリと生唾を呑む。
(タ、タマや……)
普段の裕香ならすぐ頬を赤らめ、黙って俯いてしまうに違いない光景だがこれは撮影係の責任上、是非とも記録すべき映像だった。
タマ丸出しで泣き喚きながら屈辱の制裁を受ける少年の姿を見れば、五年五組女子に楯突いた者がどれほど恥ずべき姿を晒す羽目になるか、凛とやらもたっぷり思い知るだろう。
(……よ、よし、超アップで……)
裕香は俄かに昂ぶる気持ちに戸惑いながら、狩人のように息を潜めて倖穂の背後に近寄る。林間学校という非日常は、普段はおとなしく真面目な裕香をいつになく大胆に変えていた。
「それそれそれそれっ!! 裕香ちゃん撮れてる?」
「う、うん、バッチリや」
予期せず今日の主役になった倖穂のテンションは高かった。間断なく続く小刻みな責めに力尽きたのか、少年は千夏の胸に頬を埋め、早英の白い太腿に挟まれた格好で低く呻き続けている。
軍手からさらに抜け出した睾丸はくりくりと振動に合わせて揺れ、その様子はまた裕香の胸を激しくかき乱した。先ほど垣間見た桜桃のような亀頭も、きっとしばらくは瞼から離れないだろう。
(……ああ……)
千夏や早英とはまた違ったかたちで、裕香は五年生としては発育のよい児童だった。地味な佇まいに隠されたむっちりと女らしい身体は、すでに偶然覚えた自慰の経験すらある。
痺れるような下腹部の疼きを覚えながら、裕香は夢中でさらに大胆なアングルへ廻り込む。倖穂の足元にしゃがむと、ちょうど空いた左手が睾丸のすぐ近くにあった。
「裕香っ!! まだ!?」
「う、うん……もうちょっと」
苦しげな千夏の問いは、残りの録画時間を尋ねているのだろう。あと……七秒。唐突に思いついた『ある行為』を実行するにはギリギリの時間だ。
「ひゃああ!?……あ……」
観念したように抵抗を止めていた少年の身体がビクリと跳ね上がり、かろうじて千夏の腕にまた押さえ込まれる。だがそれは倖穂渾身のラストスパートによるものではなかった。
ついに抗えぬ衝動に屈した裕香の左手が、そっと少年の睾丸に触れたのだ。
「あ、ああ……あ!!」
それぞれの持ち場に手一杯の仲間は彼女の悪戯に気付く気配もなく、裕香の指先はさわさわと柔らかい双球を撫で続ける。その指遣いに同調するような少年の喘ぎは、次第に苦痛とは異なる悩ましげな響きを帯び始めた。
「う、あ……」
しっかりと絡み付く少女たちの肉体は暖かく、その息苦しいまでの圧迫は少年の思考まで朦朧とさせる。もう彼が認識出来るのは、自分の身体が完全に支配され、性器までなすがままに弄ばれていることだけだ。
そしてそれはもう、不愉快なものではなかった。むしろ睾丸を這い登る不規則な刺激は蕩けそうに快く、膨らんだ亀頭を包む灼熱感は、痛みとは違う狂おしい疼きに変わっている。
……そもそも、彼女たちが自分を虐めている理由は何だっただろうか。報復……示威……いや、要するに敵も味方も、女子という奴はとんでもなく意地悪でスケベなのだ……
「あ……」
少年の意識が雲の隙間から射す至福の光まで達したとき、ピピッ、と短い音が録画終了を知らせた。
◆
「……よぉし送信、っと……」
いそいそと動画を送信した早英は満足げに腕を組み、遥かな山々を眺める。あとは捕虜を適当に解放し、敵勢の出方を待つだけだ。
残すところあと二日の林間学校、つつがなく終われば良し、はたまた『凛』とのリターンマッチがあればそれも面白い。
「……あの……僕の携帯……」
「あ?」
遠慮がちに呟く少年は、まだ頬を火照らせた倖穂と裕香にがっちり両腕を掴まれている。まだ興奮覚めやらぬ二人は彼の釈放が名残惜しそうだったが、集合時間に遅らせるのも厄介の種だ。
「ほれ。うろうろしてたらまた電気アンマやで?」
携帯電話を返してやり、振り返りつつ木立に消える少年を見送ったものの、その電気アンマに関して今回すっかり脇に廻った早英は欲求不満を持て余していた。今夜の消灯時間までに男子の誰かに言いがかりをつけて……
「……なあ早英、緒戦で売店へ逃げ込んだウチの男子おったやろ? アイツら一発気合い入れたらなあかんで」
すぐそばで聞こえた相棒の言葉は、まるで早英の心を読んだかのように悪戯っぽく弾んでいた。
おわり 素晴らしいにも程があるw
金曜から全裸意待機してた甲斐があったぜ!
GJ! GJ!! 三度GJ!!! うおおおおGJJJJJJ!!!
新しい子も良いキャラしてますね!
次回も楽しみにしております…!
自分もなんとかネタ出しします… 隙の無い文章力、どこかほのぼのとした作風はそのままに、
エロ度がかなりパワーアップしてますねw
グッジョブ! この情景が浮かぶような文は素晴らしい
次回作か続編たのむ ◆
見渡すかぎりの工業廃棄物に埋め尽された孤島。島を管理するリサイクル業者以外、ここを訪れる者は滅多にない。
かつては軽やかに空を舞っていたエアカー、次々と最新型に取って替わられる工業機械、そして人間たちの気紛れな嗜好通りに造られ、捨てられたアンドロイドたちだけが、この最果ての島の住人だった。
「……キアーラ!! 良かった、壊れてなかったんだ!!」
目覚めたキアーラがまず目にしたものは見覚えのある顔……無邪気な笑みを湛えたまだ幼い少年の顔だった。彼女はその単調な記憶からぼんやりと彼の名前を引き出す。
嬉しげな彼の名はリュリュ、かつてキアーラと同じ屋敷に仕え、ずっと前に棄てられた少年型アンドロイドだ。
身体じゅうに付けた革ポーチと額に載ったゴーグル。久しぶりに見る彼はあちこち汚れ、『腕白坊主』そのもののいでたちだったが、凛々しさと中性的な佇まいが複雑に同居した少年型特有の魅力は、最後にキアーラが彼を見たときと変わっていなかった。
「……リュリュ、だったかしら?」
いささか冷たい眼差しで彼に応えた高貴な美貌をもつ少女型アンドロイド、『キアーラ』は立ち上がろうとしてガクリと膝をつき、そのまま自らの姿を見下ろす。黒いタイツの膝は破け、洒落たお仕着せはリュリュに負けず酷い有り様だ。
「君も棄てられたんだね……ご主人の一番のお気に入りだったのに……」
ちょっとずり下がったゴーグルを落ちつく位置に直しつつ、リュリュはしんみりした口調でキアーラに言う。思わぬ再会を遂げた彼の瞳は輝き、キアーラの記憶にある卑屈な諦念の陰りは微塵も残っていなかった。
「……でも、良かった。さっき投棄コンテナで君を見つけたときはもう壊れてると思ったんだ。調子の悪いところがあれば『爺ちゃん』に……」
しかし、以前とは別人のように饒舌なリュリュを睨み付けたキアーラは苦労して立ち上がると、その完璧な七頭身の躰を尊大に反らせてこの少年型アンドロイドを見下ろした。
「……お生憎さま。あなたの世話にはならないわ」
冷たく言い放った彼女はギクシャクと脚を運びリュリュにすらりとした背中を向ける。だが見渡す限り果てしない鈍色の風景に彼女の七色に輝く瞳は重苦しく澱んだ。
主人の寵愛を一身に受けていた頃、キアーラより華やかな瞳を持つアンドロイドはいなかっただろう。そして透き通るソプラノの歌声。彼女は芸術品だった。それに比べてリュリュは……
「私はまた然るべき方を探してお仕えするの。街はどっちの方角かしら?」
そっぽを向いたキアーラの背にリュリュがおずおずと答える。彼もまた自らの過去を思い出したのか、少し沈んだ口調だった。
「……この島に人間は『爺ちゃん』しかいないよ。それと、海賊の張一家。あいつらが君みたいな綺麗な子を見たら……」
……ここは棄てられた者たちの島。彼らを所有出来る富裕な者たちは、不要なアンドロイドたちが中古品として人手に渡ることを喜ばない。
彼らの口から自分たちの爛れた行状が漏れないかという恐れと、罪なき死刑に等しい『廃棄処分』への罪悪感から、多くの所有者たちは出費を惜しまずこの『管理業者預かり』という名の曖昧な島流しを選択するのだ。
しかし、その結果は不幸なものではななかった。決して訪れることのない『再出荷』を待つアンドロイドたちは創られて初めて、この島で慣れない『自由』を享受することになったのだから。
「……ふん!!このゴミ山で先輩気取りかしら。『御婦人用』の癖にね」
「……そうだよね。つい、同じお屋敷の仲間と会えて嬉しくて……君の歌、大好きだったんだ」
辛辣な言葉に俯いたリュリュは悄然と埃っぽいブーツの先を見つめる。
ただ性的な目的の為だけに造られたリュリュは、主人の外出に伴われることも、賓客を前に歌うこともなく、主である『お嬢様』の寝室で彼女の倒錯した欲望を満たすことだけが仕事だった。
命令ひとつでそそり立つ、幼い身体に不釣り合いなペニスをもち、虐められながら射精するだけの存在。この島に棄てられるまでのリュリュの記憶のほとんどは、辱められ、踏みにじられながら空っぽになるまで絞られ続けた虚脱感だけだ。
(……でも、この島に来て爺ちゃんと会えた。僕はもう爺ちゃんの子供だ。『ストライク』や『コオロギ』、友達だっている……)
悲しげに笑ったリュリュは、先日見つけた着心地のよい装甲服の泥をパンパンと払い、恩人である変わり者の老エンジニアに頼まれたパーツ探しのことだけを考えながら重い足どりで歩き出す。
「……じゃ、僕はもう行くよ。君の歌、もう一度聴きたかったけど……」
しかしリュリュが島を覆い尽くす鉄屑をサクリと踏みしめたとき、彼の歩みは懐かしい歌声にぴたりと止まった。彼女なりの別れの挨拶であろう、聴く者全てを魅了した、人ならぬ喉が奏でる夢幻の旋律。
いまや『生命』すらその科学で創り出す人間たちも、かつては星を月を、天の創りしものすべてを讃える敬虔な歌声をこうして響かせていたのだ。この棄てられたアンドロイドの独唱を、同じく棄てられた神々はいかなる想いで聴くのだろうか。
麻痺したようにリュリュは立ち竦み、やがて妙なる歌声が途絶えたあと、涙を拭って静かに口を開いた。
「ありがと。すごく……良かった」
相変わらずツンとした横顔しか見せぬキアーラに、リュリュは少し不思議そうに付け加える。
「でも、最後のリフレイン、だいぶ低い音程にアレンジしたんだね……」
……昔より優しい響きだったよ、リュリュがそう続けようとしたとき、一瞬にして青ざめた彼女のわなわなと震える唇から、ぎこちなく掠れた叫びが発せられた。妖しく見開かれた瞳には赤い怒りの火が燃え上がっている。
「……あ、あんたなんかに、あんたなんかに私の歌は判らないわよ!!」
リュリュの素直な所見は彼女を突き刺す棘のような真実だった。高音域が……出ない。彼女の誇りだった美声は衰え、それこそがキアーラがこの島に棄てられた理由だった。
しかしひゅうひゅうと喘ぎながら怒鳴るキアーラはそれを彼に……リュリュごとき卑しい性玩具にずけずけ指摘されたのが許せなかった。
「キアーラ、君……もしかして喉が……」
「黙りなさいっ!!」
唇を噛んでゆっくりと歩み寄った彼女は怒りと悲哀に満ちた面持ちでリュリュを見下ろし、呆然とする彼にとっては最も忌まわしい言葉を投げつける。
『さ、来るのよ。私のピノキオちゃん』
「あ……ああ!!」
それはリュリュが二度と聴きたくなかった台詞、嗜虐の欲望を秘めた甘ったるい囁きだ。キアーラの特殊な声帯が正確に再現した淫蕩な囁きは、紛れもなくリュリュの所有者であった高慢で粗野な『お嬢様』の声だった。
リュリュの身体はその音声を正確に認識し、決して抗えぬ忌まわしい機能を発動させる。彼の意志に反しむくむくと膨張するペニスは狂おしい欲望を伴って、彼を再び従順な性奴隷に戻してゆく。
「い、嫌だ……いやだあぁ……」
『ほらぁ、いやらしいモノを出しなさいよ。それしか能がないくせに!!』
「ああ……あ……」
猛烈な情欲と勃起はガクガクと震えるリュリュには制御出来ない。彼の震える両手は小さな体躯からアンバランスに勃ち上るものをたまらずギュッと握りしめた。
「あぁ……非道いよ……キアーラ…」
猛る一物はズボンの中でますます反り返るが、淫乱な少女の許可がないかぎり鎮める術がないことをリュリュも、そしてキアーラもよく知っている。
だが未だやり場のない怒りを美しい瞳に浮かべた彼女は壊れた喉に致命的な負荷を掛けながらも、リュリュの悲痛な懇願を聞き入れる様子はなかった。
『……あんたは何なの!? 言ってみなさいよ!!』
「お……お嬢様の、チンポ……玩具です……」
『そうよ!! 朝から晩までズコズコヤってるしか能のないチンポ人形よ!! 今も射精したくてしょうがないんでしょ!!』
踵の取れたパンプスをいまいましげに脱ぎ捨て、キアーラは慣れぬ仕草でリュリュの股間を踏みつける。彼の両脚をぐいと持ち上げた彼女は、ヒステリックに罵りながら激しく、リュリュのはちきれそうに膨らんだ部分を踏みにじった。
「ひあああああっ!!」
「バカ!! バカ!! こんなことされても感じてるんでしょ!? 足で射精したいんでしょ!!」
「ああ……あ、だ、射精したいです……お……ねがい……」
かつてはリュリュの日常だった屈辱だ。至高の脚線美を誇るキアーラの脚は、冷酷だった持ち主と同じ荒々しさでリュリュのペニスを苛む。
隆々とキアーラの形良い爪先を弾き返すそれは、ビクビクと脈打ちながらも絶頂に達することなく、その先端から透き通った渇望の雫を滲み出させ続けた。
「ひい……いぃ!!」
「辛いなら、いっそ踏み潰してあげようか? そしたらもう苦しまなくて済むよ?」
キアーラの踵がぐりぐりと、捻るようにふたつの睾丸を押し潰す。リュリュの感じる痛みも疼きも、屈辱感さえ全て望まず与えられた忌まわしい『本物』だった。
プログラム通り飼い主に嬲られ続け、いつしか真っ白になる思考のなかようやく許される死のごとき射精。この島で芽生えた少年らしい冒険心や希望こそ、本来彼が持つべきではない間違った感情なのだ。
『よぉし出せぇ!! 全部出しなさいっ!!』
ひときわ激しい振動とともに、はしたなくも慈悲深い『お嬢様』の命令がキアーラの唇から迸る。所有者の声紋を忠実に再現したその叫びと同時に、リュリュのペニスから夥しい合成精液が噴出した。
「わああ……ああ……」
タイツにねっとりと染み込んでゆくとめどない奔流は、なぜかキアーラの頬を伝う涙と同じように熱い。彼女が惰性で揺らしていた爪先を静かに止めると、硬直していたリュリュの身体もくたりと弛緩してゆく。
しばらくの間、瓦礫の地平は再び乾いた静寂に包まれていたが、やがてやりきれぬ憤りに身を委ねた自らを恥じてキアーラは曖昧に唇を開いた。
しかし彼女の声は意味ある言葉を紡ぐこともなく、ただ空しい吐息を洩らして途切れる。無理に使った変声機能が声帯をさらに傷付けたのだろう。
「……あ、あ……」
愚かしく身勝手な怒りの代償としては当然の報いなのかもしれない。それに、この瓦礫の島で朽ちてゆくだけの余生に、いったい美しい歌声など何の役に立つだろうか。
「……そうだ……ニコラスがいる……」
不意にぐったりと四肢を投げ出し、力なく横たわっていたリュリュが眼を閉じたまま小さく呟いた。ゆっくり上体を起こした彼の表情は、絶望に沈むキアーラとは対照的に無邪気な笑みに満ちている。
「……ニコラスは『おしゃべりペット』の発声加工用アンドロイドだったんだ。ちょっとヘンな奴だけど、もしかしたら君の喉を治せるかもしれない……」
もちろんアンドロイドの彼が怒りや憎しみを露わにすることなどあり得ない。そしてまた、キアーラの知るかぎり無関係な他者の身体を案じることなど……
「ごめん……なさい」
放心したように立ち尽くしていたキアーラは、目を伏せたまま短い言葉を絞り出す。その聞き取れぬくらい小さな謝罪はみっともなく掠れていたが、キアーラは造られてはじめて、自分の本当の声を聴いたような気がした。
END
素晴らしい!
何か今回は特に文章が冴え渡ってるような…。
きめ細かな設定や物語の雰囲気も素晴らしかったです。
GJ!! 「まあオヤツ代わりに」ってキャビア出されたような感じだなw
GJ!! 電波飛ばすと賑わう傾向にある気がする
俺は発想力ないからだれか任せた 確かに
駄目元で三題噺を振ってみるか
お題1:季節的に、「紅葉」 >>517
とてつもなく和のテイスト溢れるアンマ風景が目に浮かぶが文章にならんw 普段は高飛車な生意気ショタが、玉を中心にやわやわと微振動按摩を受け続け、雪白の肌を紅葉色に染めて身悶えるわけだな コタツ 電気あんま
誰かこの2つを題材にSSを・・・ 扇風機 4の字固め
誰かこの2つを題材にSSを・・・ このスレ忘れられてるのかなあ
snsやら何やらで2ちゃん全体が縮小傾向となると、大きくないエロパロ板は特にきついのかねえ・・・ 工藤遥は喧嘩がすごく強い。思った事をズバズバ言う。スポーツ万能で、小学校1年生から6年生まで
学級委員。
女の子のボス。
毎日、金玉を蹴っている
モーニング娘の小学校6年生の工藤遥が可愛い顔(ロリロリ)でクラスでは金玉蹴り、
金玉握り、金玉潰し、電気按摩をやりたい放題。
週刊誌に書いてほしい。
ブンッ!ブンッ!
今日も自宅の庭で熱心にバットをふり続ける野球少年の亜季…リトルリーグの4番を任されてる彼は最近の成績不振に悩まされていた…
小学校生活最後の夏の大会を前になんとかスランプを抜け出す術はないかと考えていた…
「はぁ…はぁ…駄目だ…こんなスイングじゃ…」
そこへ学校帰りの姉、亜美がやってきた。亜美は中学二年で女子野球のエースで4番。身体も大きく身体の小さな亜季にとって憧れの存在だった。
「毎日熱心だな亜季」
「あぁ…おかえりお姉ちゃん…」
「なんだなんだ暗い顔して〜お姉ちゃんでよければ相談にのるぞ〜」 「うん…最近全く打てないんだ…この前の練習試合でも4タコだったし…もう4番も外されるかも…」「なんだそんな事か〜だったら姉ちゃんに相談してくれればよかったのに〜」
そう言うと亜美は亜季のお尻をバシッと叩いた。
「いて…」
「よ〜し!ちょっとスイングしてみろ!姉ちゃんが見てやるから」
「う…うん…」 亜季は力一杯約10回程スイングしてみせた
「はぁ…はぁ…どう?」
「う〜ん…かたいな!」
「かたい?」
「そうだ!お前のスイングは下半身がかたいんだ!」
「下半身?」
「そうだ!」
そう言うと亜美は亜季の後ろにまわった
「この辺がかたいんだよ…」
そう言うと亜美は亜季の内ももあたりをさすりだした
「お…お姉ちゃんくすぐったいよ…」
亜季は亜美の手を振り払った。
「何恥ずかしがってんだよ〜」
「は…恥ずかしいにきまってるだろ…」
「でも実際お前は股関節がかたいな〜」
「そうなんだ…」
「そうだ!うちの女子野球部でやってる股関節を柔らかくするトレーニングやってみるか〜?」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています