某ゲームの解禁キャラのシチュがツボったんでうっかり書いたけど、
原作をちゃんとやってないから原作スレには投下できないし、うろおぼえ二次スレも落ちてたんでここに投下させて下さい



きがつけば、なにもおぼえていなかった。としも、なまえも、なぜここにいるかも。
ただ、きにゆわえつけられて、よごれていた。
いやなにおいがする。からだじゅうから、いやなにおい。たまらず、めをあけた。
「おお!女王さまのお目覚めだぜ!」
めのまえのひと、おとこ、がそう言った。
「じょ、お?…わた…し?」
じょおう、しってる。えらいひと。それがわたし?
「あ……おぼ…え…」
わたしがだれなのか、しりたい。でも、うまくはなせない。ことばが、でない。
おとこのひとは、わたし、しつもんしてないのに、こたえてくれた。
「そうだよ女王さま。でも、これからは俺たちの公衆便所だ!」
こうしゅうべんじょ、と、きいたとたんに、これからなにをされるのか、わかった。ことばがでてこないけど、いやなこと。とてもたえられないぐらい、いやなこと。
むりやりあしをひらかれれて、のしかかられた。
あしとあしのあいだ。かたいものでひきさかれるようないたみ。
なにかがいたいところからはいってきて、なかをなんどもなんどもかきまわされる。
「やぁ…や……あぅ……い……あ……!」
やめてほしい、のに、やっぱりことばはでない。くちにするまえにきえてしまう。
「あー、とかうー、とかしかいいませんね、この女」
「頭がおかしくなってやがんだろ。いい気味だぜ」
「親の因果が子に報いってやつだ。おらよっ!これで孕みやがれ!」
なにかが、いやなものが、わたしのなかにどくどくとだされている。あしにしろいのがどろりとたれる。
そして、おなかになにかをかかれると、つぎのひとにのしかかられた。
なんにんにそんなことをされたのか、おぼえていない。とにかくたくさん。

そして、たくさんのひとにのしかかられて、わかったこと。
わたしがこうなったのは、むかしのわたしのせい。わたしのちちのせい。おとうとのせい。せんそうのせい。
おもいだせないわたしのあやまち。そのためにわたしは犯されている、のだ。
わたしは声をしぼりだす。
「おもい……だ……したい」
「おや?こいつしゃべったぜ!?まさか正気に……」
「なぁに、正気づく前にまたぶっ壊してやらぁ!」
また男がからだをふるわせて、いやなものをどくどくはなつ。
そしてなにも考えられないまままたつぎがやってくる。
そのくりかえし。
くりかえし。


いくつかのあさとよるがすぎて、やっとくりかえしはおわった。
きかつけば、枕元にわたしのことを姉さんとよぶおとこのことおんなのこ。
かぞく?そういってた。
けれどなにもおもいだせない。わからない。
「姉さん、なんでもいい!なにか思い出したことはないのか?」
なにもなにもおもいだせない。おもいだしたいのに。なにも。でも−−
「ひと……つ…だけ…」
いま、ひとつだけ、思い出したことがある。
それはふくらみはじめたわたしのおなかにかかれた文字の読み方。

『公衆便所230回使用済み』