東京マグニチュード8.0でエロパロ 震度2
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0001名無しさん@ピンキー2010/02/12(金) 11:58:10ID:UJuVywtb
東京マグニチュード8.0のエロSSスレです。
エロくなくても絵でも桶。我こそはという有志のかた、
どしどし投下してください。

前スレ
東京マグニチュード8.0でエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253897735/l50

関連スレ
東京マグニチュード8.0 震度52(本スレ)
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1264343215/l50

東京マグニチュード8.0の小野沢悠貴は姉思いカワイイ3
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253782495/l50

東京マグニチュード8.0の小野沢未来は弟思いカワイイ3
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253637042/l50
0237名無しさん@ピンキー2010/11/10(水) 00:22:53ID:e09xjF29
お姉ちゃんが教えてア・ゲ・ルなんてキャラではなかろう。
あんたちょっとそこでオナニーしてみなさい、ってタイプ。
0239名無しさん@ピンキー2010/11/10(水) 20:07:54ID:TXxJTBuP
ねむねむ大王の続きは書かないのかな・・・
0240名無しさん@ピンキー2010/11/10(水) 23:28:03ID:fTpSPq1i
「悠貴、あんたちょっとそこでオナニーしてみなさい」

姉、未来の命令が二人の部屋に響く。悠貴は下半身裸のまま眼前で涙を浮かべている。

先ほど、未来がコンビニから帰ってくると、机の上に置いておいた学校指定の水着の
入ったビニール袋から取り出した紺のスクール水着を顔に押し付けている悠貴を見つけた
のだった。姉に恥ずかしい行為を見られた悠貴はむき出しの性器を隠すこともできず、
パニックしたまま立ちすくんでいる。

(ふふ・・ ネットで見つけた、”弟ホイホイ”、さすがに効いたわ・・)

実はこれは全て未来の計画の一部であった。わざと悠貴の目に付くところに学校指定
水着を置いておき、好奇心あるいは欲望を堪えきれずに手を伸ばした弟の弱みを握る・・
某裏姉掲示板でみつけた、「成功率9割」のトラップである。

(悠貴はこれでアタシの言うまま・・ 心おきなく毎日愛でまくり、可愛がりまくって、
 お姉ちゃん大好き〜!な愛玩弟になってもらっちゃうからね!)

気を許すと口許が際限なく緩みそうで、未来は必死に、怒った表情を保ち続ける。
0242お姉ちゃんといっしょ2010/11/13(土) 09:23:48ID:cKimbD6l
「お、お姉ちゃん…」

布団で横になって携帯をいじっていると
悠貴が震えながら話しかけてきた。

時間はもう日付けが替わる深夜。

「何?あんた、また怖い夢見たの?」
「う、うん…ごめんね、お姉ちゃん…だから…あの」

最近、悠貴は地震で死ぬ夢を繰り返し見るようだ。

バツが悪そうに項垂れて
上目遣いで私の顔色を伺う悠貴。

「言いたい事があるならはっきり言いな。
お姉ちゃんは忙しいの」

ごろんと背を向けて携帯をいじるフリをすると
悠貴が悲痛な声を上げた。

「一緒に…一緒に寝てっ」

この時の悠貴が一番可愛い。

私は顔がにやけそうになるのを我慢しながら
わざと冷たく返事をする。

「…しょうがないなぁ、ほら、おいで」
「う、うんっ。ありがとう。お姉ちゃん」

布団をめくると嬉しそうに潜り込んでくる悠貴。

思わず抱きしめたくなるが
我慢する。

「もしかしたら予知夢かもね〜」
「よちむ?」
「そ。本当に地震が来て死んじゃうかも」
「や、やだよ!そんなの!」

怖がった悠貴が私の袖を掴む。

ああ…本当に可愛い。

「知ってる?有名な大統領も作家も
死ぬ前に今の悠貴と同じ夢を見たらしいよ」
「ほ…本当?」

適当な嘘をでっち上げると悠貴は更に私に身を寄せた。

「本当だよ。リンカーン大統領と芥川龍之介。
教科書にも載ってたでしょ」
「…やだ…やだよ…やめてよ、お姉ちゃん…」

本当はドッペルゲンガーを見たんだっけ?
どうでもいいけど。

今は悠貴が抱きついてこない方が問題だ。
0243お姉ちゃんといっしょ2010/11/13(土) 09:25:39ID:cKimbD6l
私は更に悠貴の不安を煽るように続ける。

「可哀想な悠貴…お姉ちゃん、悠貴の分まで長生きするからね」
「う…うっ…うああああああんっ」

うわ、マズ。
やりすぎた。

泣きじゃくる悠貴を慌ててあやす。

「ごめん。ごめん、嘘だから。嘘。軽い冗談でしょ」
「うっ…ううっ…ひぐっ…あぐっ」

どさくさに紛れ、抱きしめると悠貴が何度も弱々しく胸を叩く。

私の中で罪悪感が一気に膨れ上がった。

「だ、大丈夫っ。
お姉ちゃんが悠貴を守ってあげるから。
お姉ちゃんが強いの知ってるでしょ」
「……グスッ…」

顔を上げた悠貴は涙と鼻水でグシャグシャになっていた。

「ほら、鼻かみな」
「…んぐぐっ」

乱暴にティッシュで綺麗にしてあげると、
悠貴は漸く静かになった。

ぽんぽんと頭を撫でていると、悠貴が小さな声を上げた。

「…お姉ちゃん…」
「ん?」
「…死なないで」
「死なないよ。
大体、その夢だって先に死んじゃうのあんた―…」

マズ。
また言い過ぎた。

「うん…でもお姉ちゃんが死んじゃう方が悲しいよ」
「馬鹿」

私は回した腕に力を込めた。
0244お姉ちゃんといっしょ2010/11/13(土) 09:27:17ID:cKimbD6l
ダメだ。
すっごくキスしたい。

「―お姉ちゃ…」
「ぎゅううう〜」
「いたたっ。痛い痛い。苦しいよ。お姉ちゃん、やめっ…あっ」
「うるさい。馬鹿な事言ったお仕置きだ〜」

きつくきつく抱きしめる。

どうしよう?
誤魔化そうとしたら余計にしたくなっちゃった…

ん?

「悠貴…あんた、何おっきくしてんの?」
「っ、ちっ、ちが…っ…ちがうっ」

真っ赤になって首を振りながら、私から離れようとするが、逃がさない。

「悠貴のえっち」
「っ……ごめん…なさいっ…」

両手を首の後ろに回して囁くと、悠貴は捨てられた仔犬みたいにシュンとした。

…ダメ…そんな顔しないで。

「悠貴っ」
「ひゃあっ」

たまらず頬にキスをした。

「ンッ…んーーっ、んーーっ、んン〜〜〜っ」

何度もしつこく頬を蹂躙すると、腕の中で悠貴がぐったりした。

「つ…次に死ぬとか馬鹿な事を言ったら口にするからねっ」
「う…うん…ごめんね…お姉ちゃん…」

ぽーっとしながら悠貴が応える。

「…明日も学校なんだからもう寝るよ」
「うん…お姉ちゃん…オヤスミ…」

いつの間にか指を絡めて手を繋いでいたらしい。

「…オネショしないでよ」
「し、しないよっ」

うとうとしてる悠貴が可愛過ぎたから
私は最後に意地悪を言った。


おわり
0245お姉ちゃんといっしょ2010/11/13(土) 09:29:01ID:cKimbD6l
以上です。

…朝から何書いてんだ、俺は…

失礼しました。
0246名無しさん@ピンキー2010/11/13(土) 14:13:50ID:QNlf3O/u
白くてネバネバするオネショをしちゃう展開はまだですか?
0247名無しさん@ピンキー2010/11/14(日) 18:15:53ID:edBYqRca
>>245
どさくさ紛れにセクハラかます未来ちゃんGJ

こちらもねむねむ改後編がようやく整ったので
今夜支部に載せますので一つよろしく
0248名無しさん@ピンキー2010/12/18(土) 13:48:01ID:9TyfigNL
このアニメの身勝手・冷淡チックな思春期姉造形はリアリズムがあると思った。
他の漫画やアニメとかで激甘姉キャラを見ると、いつも、こんな姉この世に居るかよ・・と思う
0249名無しさん@ピンキー2010/12/19(日) 01:22:06ID:xUDsHG1O
そのかわりこんな弟いるかよ・・・なところはあるかもしれん
0250名無しさん@ピンキー2010/12/24(金) 02:19:51ID:dlPjs0zJ
素直〜、な子供っつのは割に実在するよ。
大人になってもそのままの奴が非常に稀なだけで
0251名無しさん@ピンキー2010/12/24(金) 21:37:54ID:mC0VImxy
みなさまメリークリスマス。プレゼントというわけではないですが、
SSをピクシブにうpしましたので、一つ読んでやってください。
タグを見た通りの内容となっています。



しかしクリスマスになんてSSあげてんだろな俺。
0253名無しさん@ピンキー2011/01/23(日) 14:40:48ID:QxaHHStt
絶体絶命都市のキャラクリで三人を作れればなぁ
0256名無しさん@ピンキー2011/03/16(水) 18:03:08.97ID:2nGROLcA
呑気にエロSSで(;´Д`)ハァハァ出来る日が早く戻ってきますように
0257名無しさん@ピンキー2011/03/18(金) 23:05:02.30ID:UCNt1/dq
絶体絶命都市発売禁止ニュースで久々に来たけど
その話題すらないな…
0258名無しさん@ピンキー2011/03/19(土) 12:34:41.53ID:r0vagVjL
さすがにこんな時にエロパロスレなんか来てらんないしね・・・。
どこもレス数激減してかなり寂しい状況。
0259名無しさん@ピンキー2011/03/19(土) 22:40:23.17ID:H/Mw7np0



★福島原発事故は【人災】でしかない件★


震源地から一番近い『東北電力・女川原発(宮城県)』は無事。
→東電OL事件で有名な『東京電力・福島原発(福島県)』は壊滅的。


※『東北電力・女川原発』も福島原発同様に、『大地震・大津波』にあっています!


============================



0264名無しさん@ピンキー2011/09/01(木) 11:52:11.51ID:U1mehIaV
今日悠貴の8歳誕生日です!おめでとうございます
0265名無しさん@ピンキー2011/09/01(木) 13:51:56.22ID:U1mehIaV
悠貴をゆうかいしたいです。。。
0281名無しさん@ピンキー2012/06/21(木) 23:29:26.29ID:Dd9T94lv
 
0282あの日から……(1)2012/06/24(日) 17:02:40.51ID:UERpoM0m
あれから4年が過ぎた。
東京の街は、あの大震災が嘘のように元に戻っていた。
よく見れば所々にまだ傷痕が残っているが、言われないと気づかないくらいになっている。
忘れもしないあの日、あの時が来るまでの私は、生きてなんかいなかった。
ただ死んでないだけだった。本当に、生きているのにまるで死んでいた。
思えば皮肉だ。
私の本当の人生は、あの日から始まったのだ。
あの日は一生、一日たりとも私の心から消えることはないだろう。
そして生きている限り、あの日を背負っていくことになるだろう。
たとえ復興した街が、前よりどんな立派になったとしても。
たとえどんなに、この先楽しいこと、嬉しいことが待っているとしても。
「未来ー!」
後ろから、高校のクラスメートで一番の仲良しの大島はるかが駆けてきた。
「一緒に帰ろう!」
「うん」
はるかはお姉さんを地震で亡くした。大好きなお姉さんをなくしたショックで、ずっと引きこもりになっていた。
ご両親が何を言ってもだめで、抜け殻のような毎日だったそうだ。
それが変わったのは、ある夜見た夢だった。
お姉さんが枕元に立っていた。
「はるか、お姉ちゃんは、ずっとあなたのそばにいるよ」
目が覚めてから、丸一日泣き明かしたという。
私と悠貴によく似てる。
それから徐々にだが、学校に行き始め、高校に入ることができた。
「……さあ、警察行こうか!」
「お、お願いします、それだけは……」
何か向こうが騒がしい。
「金がねえなら初めから食うな!」
「すいません、もう腹が減ってどうしようもなくて……」
薄汚れた服を着た男の人が、店の人に引きずられている。
どうやら、無銭飲食をしてしまったようだ。
私は店の人に声をかけた。
「あの……良かったら、払いますけど」
0283あの日から……(2)2012/06/24(日) 17:05:03.99ID:UERpoM0m
男の人は許してもらえた。
「ありがとう、助かったよ。あの地震で会社クビになって、その後の仕事もままならなくて……
金がなくなってつい……」
「大変だったんですね……」
はるかが悲しそうな顔をする。
そうだ、あの大震災はまだ終わってなんかいないんだ。街が元に戻っただけで。
「今日はおごるけど、今度は自分のお金で食べるようにして下さいね」
「はあ……仕事が見つかればね」
「大丈夫ですよ!!」
私は精一杯の笑顔で言った。
「信じられないかも知れないけど、人って変われるんですよ!」
「そうですよ! 絶対に……絶対に、変われるんだから!!」

男の人と別れ、私とはるかは公園に入っておしゃべりをしていた。
「あの人、仕事見つかるといいね」
「そうだね」
何気なく、向こうに目をやると……
「!! お姉ちゃん!?」
「!! 悠貴!?」
悠貴が立っている!?
横にいるのは……はるかのお姉さん!?
「お姉ちゃん!!」
「悠貴!!」
夢か幻か、そんなことはどうでも良かった。私とはるかは、夢中になって駆け出した。
が、次の瞬間、二人の姿は……煙のように消えた。
これが現実なんだ。
でも……。
私たちは、ずっと助けられるだけの人間だった。
これからは、私たちが助ける番だ。
どんなに辛くても、助けられるだけ、死んでないだけの人間にはなりたくない。
さっきみたいに、もっとたくさんの人を助けたい。
それを教えてくれたのは……。
「悠貴!!」
「お姉ちゃん!!」
「「ありがとうっ!!!」」
私とはるかは、涙を拭おうともせずに、これ以上は出せない声で叫んだ。
0285今日は2012年7月21日です2012/07/21(土) 14:37:41.49ID:HWUqWCsv

発生日時 - 2012年7月21日、15時46分頃
震源地 - 東京湾北部
地震の形態 - 海溝型[5]
震源の深さ - 約25km
地震の規模 - M8.0
死亡者数 - 推定18万人(2012年7月23日時点)
行方不明者 - 15万人(同上)
重軽傷者 - 20万人以上(同上)
帰宅困難者 - 推定約650万人
0286今日は2012年7月21日です2012/07/21(土) 14:40:56.45ID:HWUqWCsv
東京マグニチュード8.0

作品における被害設定

フィルムコミック最終頁に詳しい解説がある。

発生日時 - 2012年7月21日、15時46分頃
震源地 - 東京湾北部
地震の形態 - 海溝型[5]
震源の深さ - 約25km
地震の規模 - M8.0
死亡者数 - 推定18万人(2012年7月23日時点)
行方不明者 - 15万人(同上)
重軽傷者 - 20万人以上(同上)
帰宅困難者 - 推定約650万人
0287名無しさん@ピンキー2012/07/21(土) 22:12:08.95ID:BTcvvBQZ
7月21日記念SS・・・のつもりが完成しなかったのでまずは前半
0288秘め事・改2012/07/21(土) 22:13:11.35ID:BTcvvBQZ
「ふわ〜〜〜ぁ」
 セーラー服姿でリビングのソファーに寝っ転がり、携帯をいじっていた未来が、大きく
伸びをした。帰宅した彼女と入れ替わるように母が出かけた後、いいつけられた洗濯物の
取り込みや荷物の受け取りをした他は、ずっと携帯をいじりながらだらだらと過ごしていたが、
いかに彼女が携帯依存気味とはいえ、さすがに少々飽きてくる。
 しかし時間はまだ4時前で、テレビをつけても面白い番組をやっているでもなし、今すぐ
片付けなければならない宿題も用事もない。なにせ明日から夏休みだ、時間はたっぷりとある。
「ん…?」
 その時、未来の鼻がぴくぴくと蠢いた。そうだ、一つやっておきたい事があったんだと、
未来は思い出した。シャワーを浴びることだ。ただでさえ暑かったのに、途中でマロニエを
植える手伝いをさせられて汗だくになってしまっていた。クーラーの効いた部屋で過ごして
いたおかげで、今はもうすっかり汗はひいているが、まだなんかべたべたした感じがするし、
臭いだって消えていない。

「悠貴のやつ、早く帰ってこないかな」
 未来は眉をしかめてひとりごちた。シャワーを浴びようにも、今家にいるのは自分一人
だけで、もしシャワーの最中に来客や電話があったら困ってしまう。まだ子供の弟だが、
シャワーを浴びている間くらいなら来客や電話の応対くらい任せられるし、退屈しのぎの
相手にもなるのだが、悠貴はマロニエを 植えた後、友達とサッカーをしに行ってしまい、
まだ帰ってこない。
(まったく、今日は一緒に留守番してなさいって言われてたのに…)
「ただいまー」
 と、未来がまさにそんな事を考えている最中、玄関のドアの開く音と共に、その悠貴の
元気な声が 聞こえてきた。ようやく帰って来たかと、未来は身体を起こすとソファーの
上にぺたんと座りこみ、しかめっ面を作って弟がリビングに姿を現すのを待った。

「あ、お姉ちゃん、ただいま」
「まったく、いつまで遊んで…」
 悪びれる様子もなくリビングに現れた弟に、未来は間髪なしに小言を言いかけたが、その
言葉が途中で途切れた。悠貴の後ろからもう一人、サッカーボールを抱えた男の子が現れた
のだ。
「あ、お邪魔します…」
 彼女の怒気を含んだ声と表情に飲まれ、おどおどと小さく会釈をするその子に、未来は
慌てて引きつった愛想笑いを浮かべた。「あ、イツキ君…だよね。来てたんだ?」
「うん、一緒にゲームしようと思って」
 けろりとした顔で言う弟に、なんで早くそれを言わないのよとばかりに未来は睨みつけたが、
悠貴は彼女の怒りにはまるで気付かないようで、すたすたと彼女の前を横切ってテレビの
前へと歩いていった。その後ろを、未来の顔色を気にしながらイツキもついていく。
0289秘め事・改2012/07/21(土) 22:14:09.99ID:BTcvvBQZ
「さ、ゲームしよ」
「う、うん…」
 二人がテレビの前のテーブルを横にどけて座り、ゲームの準備を始めると、未来はふぅっと
深い溜息を漏らし、悠貴の背中に声をかけた。
「ま、いいわ。お姉ちゃんこれからちょっとシャワー浴びるから、もしお客さんが来たり
電話が鳴ったらあんたが出てよ」
「はーい」
 テレビ画面を向いたままおざなりな返事をする悠貴に、本当に大丈夫かしらと未来は少し
心配そうな顔をしていたが、シャワーを浴びてる間だけだしと、諦めたようにもう一度溜息を
ついてソファーを降りると、彼女はリビングを後にした。


(……)
 その姿を黙って目で追っていたイツキは、彼女の背中が消えると、隣でゲームの用意を
していた悠貴へと顔を向けた。「なあ悠貴」
「なに?」
 イツキに話しかけられ、悠貴が手を休めて顔を上げると、イツキはニヤッと悪戯っぽい
笑みを浮かべて言った。「お風呂覗いちゃおうぜ」
「えっ!?」
 イツキの言葉に悠貴が目を白黒させる。「だ、ダメだよそんなこと」
「いいじゃんいいじゃん、ちょっとだけだって」
「だ、ダメだよ、バレたらきっとすごく怒るよ。お姉ちゃん怒りんぼ大将だから」
 悠貴の言葉にイツキは少し思案顔になった。彼は未来には今日初めて会ったばかりだが、
その短い時間でそれが本当だというのは彼にもよくわかったし、まだ幼い事もあって、
女の子の裸にそんなに興味があるわけでもない。
 が、そういう相手だからこそ、なおさら悪さをしてみたくなるというのが幼い子と
いうものだ。それにいきなり睨みつけられて脅かされた仕返しだってしてやりたい。
「バレないようにやれば大丈夫だって」
「でもぉ…」
「行こうぜ」
 覗き行為への――しかも実姉の――抵抗感とイツキへの友情との板挟みでまごまごしている
悠貴を尻目に、イツキはさっさと立ち上がると、風呂場の方へと歩いていってしまう。
「あ、待ってよ」
 それを追うように、悠貴も立ち上がるとイツキの後ろについて風呂場へと歩み始めた。
0290秘め事・改2012/07/21(土) 22:14:55.37ID:BTcvvBQZ
(あ、もう入ってる…)
 おどおどしている悠貴の前で、イツキはそっと浴室のドアを開けた。そこは脱衣所に
なっていたが、乱雑に脱ぎ散らかされたセーラー服と下着があるだけで、もぬけの空だ。
その代り、正面に曇りガラスの引き戸があって、そこに小柄な人物のシルエットが浮かんで
いる。身体の輪郭すらもはっきりしないが、未来以外の人間のはずはないだろう。
 イツキはドアを大きく開けると、音もなく脱衣場に忍びこんだ。その後から、悠貴も
おっかなびっくりついていく。
(よぉし…)
 ドアの前に辿りつくと、イツキは緊張した面持ちで手を伸ばし、音を立てないように
そぉっとドアを右のほうに引き開いた。期待通りに音もなくドアは動き、数cmの隙間が
できると、イツキは屈みこんで首を伸ばし、そこから中を覗きこんだ。悠貴も彼に
倣うようにして、イツキの頭の上から首を突き出して中を覗き見る。

(お…!)未来の裸の後ろ姿が目に飛び込んできて、イツキが心の中で歓声をあげた。
(見えた!)
 そこでは未来がこちらに背中を向けてシャワーを浴びているところだった。一般的な
家庭よりも一回りほど大きいゆったりとした洗い場で、未来の位置は彼らのすぐ目の前
というわけにはいかなかったが、よく見えないほど遠いわけではない。むしろ、ある程度
距離があるおかげで、それだけ覗きを気付かれずに済みそうだ。実際、シャワーの音の
せいもあるのだろうが、背後でわずかにドアが開いたのにも、そこから二組の目が覗いて
いることに未来はまった気付かず、こちらに向けたお尻をもぞもぞと動かしながら、
無心にシャワーを浴び続けている。
(へへへっ、気付いてないや)
 未来の剥き出しのお尻を眺めながら、イツキはくすくすとさも可笑しそうに忍び笑いを
漏らした。まだ発育が始まったばかりで、女らしい丸みが出始めたばかりのすっきりとした
少年のようなヒップだったが、女の子のお尻には違いない。なによりも、覗かれているのに
気がついていない未来が面白くてしょうがなかった。
 だが一方、悠貴のほうはつまらなそうな表情だ。なんとなく付き合いで一緒に覗いては
いるものの、つい一年ほど前までは一緒にお風呂に入っていた仲である未来のお尻など、
今さら見てもさほど楽しいものではないし、万一見つかった時のことを思えば、到底
はしゃいでなどいられない。

(おっと)
(あ…)
 と、未来がくるりとこちらのほうを向いて、背中にシャワーを浴び始め、二人は見つかる
のではないかと思わず首を引っ込めて身を固くした。が、未来はドアの隙間にも、そこから
覗く目にも全く気付く様子はない。隙が多いというか、あまり他事に関心がないのだろう。
(うわぁ…)
 二人はどうやら大丈夫そうだと安心すると同時に、目に映る未来の裸身にごくりと生唾を
呑み込んだ。こちらを向いたおかげで、膨らみ始めた乳房や股間の割れ目、そしてその
割れ目の上部にうっすらと萌え始めている恥毛まで、はっきりと見る事ができる。発育途上
とはいえ、お尻とは違ってはっきりと“女”を感じさせられ、二人はどぎまぎとなった。
(すげー、毛が生えてる…)
(ホントだ…)
 感心したように呟くイツキに、悠貴も我知らず肯いた。彼が覚えている未来のそこは
つるつるで、ただ一本の亀裂があるだけだった。それが今は、父母と同じように、毛が
生え始めている…。それほど覗きに乗り気でなかった悠貴も、オトナになり始めている
姉の裸身が俄かに気になり出してきて、身を乗り出すようにしてドアの隙間から姉の裸を
凝視した。
0291秘め事・改2012/07/21(土) 22:15:35.14ID:BTcvvBQZ
(あ…)
 だが、その甘美な時間はすぐに終わってしまった。未来はざっと背中にシャワーを
浴びせ終えると、またすぐ向こうに向き直ってしまったのだ。もちろんお尻は見えるが、
乳房やアソコに比べれば物足りず、二人は嘆息を漏らした。
 が、彼らががっくりしている暇もなく、未来が腕を伸ばしてシャワーを止め、二人は
ぎくりとなった。
(やばっ)
 イツキと悠貴は慌てて首を引っ込めた。シャワーを止めたということは、もう風呂を
出るということだ。イツキと悠貴は慌てて、しかし足音を立てないようにガラス戸から
離れると、開けたままだった廊下側のドアからこそこそと廊下へと逃げ出そうとした。
(……あれ?)
 だが、浴室を出かけたイツキの足がそこで止まった。未来が脱衣所に出てくる気配が
ないのだ。目を凝らしてみると、曇りガラスの向こうの影も消えてしまっている。
(なんだ、まだ出ないのか)
 どうやら未来はシャワーを浴びるだけでなく、本格的に入浴するつもりのようだ。
慌てることなかったなと、イツキはほっと胸を撫で下ろした。そして、それならまだまだ
覗きを楽しめると、再び忍び足で浴室のドアの方へと近寄っていった。
(あ、イツキ君!?)
 廊下に半分足を踏み出していた悠貴も、イツキが戻っていくのを見て、後を追うように
再び脱衣場へと入っていく。そしてまた屈みこんでガラス戸の隙間から中を覗き出した
イツキの後ろで、彼はしばし困ったような顔をしていたが、結局好奇心に負け、イツキに
倣うように彼の頭越しに姉の入浴を覗き始めた。

 未来は洗い場の右隣にあるクリーム色のバスタブに胸元まで浸かり、うっとりとした
ように軽く目を閉じていた。覗いている二人からは、バスタブで身体は隠れてしまい、
ほとんど見ることができない。しかし、まさか浴室に首を突っ込んでバスタブの中を
覗きこむわけにもいかず、イツキたちはドアに張り付いたまま、所在なげに未来の
湯浴みの様子を伺っていた。
0292秘め事・改2012/07/21(土) 22:19:21.80ID:BTcvvBQZ
「ふう…」
 バスタブの中、未来は背中を縁に預けて満足そうな溜息を漏らた。温めのお湯が
なんとも心地いい。なにより、まだ夕方とも言えないようなこんな時間からのんびりと
お風呂に入っていられるというのが嬉しかった。夏休み万歳といったところだろうか。
「……」
 だが、その満足げな表情は長くは続かず、彼女の顔は次第に険しくなっていった。
お風呂を出たら言われてた洗濯物の取り込みをしなくちゃ…。まったく、せっかくの
夏休みだってのに留守番はさせられるしそんな用事言いつけられるし…。「ふう…」
 未来は再度溜息を漏らした。だが今度の溜息は憂鬱そうなものだ。一度ネガティブな
ことが頭に浮かんだら、次々に不満が湧きだしてきてしまう。今日も色々と嫌なことばかり。
悪かった通知表、嫌な宿題、丸くないケーキ。帰る途中にはマロニエを植える手伝い
なんかもさせられた。

「あーあ…」
 悠貴のやつ、友達なんか連れてきて…。ぱしゃ、ぱしゃと肩にお湯をかけながら、未来は
ぼんやり天井を仰いだ。よく知らない人間に傍にいられるのは苦手だ。悠貴と同い年の
子供でもだ。それに悠貴が帰ってくれば少しは暇つぶしの相手になるかと思っていたのに、
友達と遊ぶんじゃ相手をしてくれそうにない。それどころか、こっちが退屈を持て余してる
横で弟は友達と楽しそうに遊んでるのかと思うと、余計に苛々しそうだ。というか、今から
苛々してくる。
「あーあ…」
 未来は何度目かの溜息を漏らし、むっつりとしたまましきりに手でお湯を掬っては肩に
かけ、肌を撫でさすった。右、左と何度か繰り返し、両手でお湯を掬って顔を洗い、
そしてまた肩をさする。肌を撫でる手は腕へと移り、そして首筋、胸元、そして
膨らみかけの乳房へと徐々に移っていった。

「ん……」
 左手でその密やかな膨らみをそっとさすっていると、くすぐったさの中に混じって
じんわりとした官能感がこみ上げてきて、未来は微かな吐息を漏らした。ゆっくりと回す
ように撫でさすり、軽く握りしめ、そして乳首を軽く摘まんでくりくりと扱く。ますます
快美感が強まってきて、そのまま乳房を弄り回したい誘惑に駆られるが、いやらしい
行為への罪悪感も身内に沸き起こり、未来は渋々といったように乳頭を離すと、膨らみの
下へ手を移した。

「……」
 視線を宙にさまよわせ、未来はごりごりとした肋骨の感触をぼんやりと感じながら
しばしそこをさすっていたが、やがて半ば無意識のうちに左手は再び乳房へと戻って
いった。そして乳果を優しくマッサージするかのように撫で、胸先の突起を指先で
ころころと転がす。
(あ、ダメ…)
 乳房をまさぐりながら、未来は心の中で自分を制止した。胸を触って気持ちよくなるのは
エッチなこと、いけないことだ。しかし、わかっていてもどうしても触りたくなってしまう。
こうして気持ちよくなれば、苛々を忘れていられるから…。
0293秘め事・改2012/07/21(土) 22:20:44.73ID:BTcvvBQZ
「ん…ふ…」
 心の声とは裏腹に、未来は微かな喘ぎ声を漏らしながら、胸の膨らみをこねわました。
快美感は一層強まり、まだ小さな胸先の蕾がツンと尖り、股の間が切なく疼いてくる。
「ふう…ん…」と悩ましげな吐息を漏らし、未来は勃起した乳首をくりくりこりこりと
弄ったり軽く引っ張ったりして弄び、そして掌を押し当てて乳丘ごと撫で擦りと、様々な
やり方で官能を引きだしていった。そして昂ぶりにあわせ、お湯の中で遊ばせていた
右手が自分でもほとんど意識しないままに股の間に移動し、すりすりとそこをさすり始めた。

「んふ、ん…」
 未来は割れ目を何度かさすってから指をスリットの中に潜り込ませ、内側の襞肉を
指先でまさぐり、そして包皮に覆われたクリトリスを探り当てると、指の腹で擦り立てる。
「はぁ…ふ…ん…」
 興奮に徐々に息を荒げつつ、淫核を擦る指を再び内陰唇に移してくにくにとこね回し、
さらに下の秘口まで持っていくと、その入口に指を滑らせる。と、お湯の中にあっても、
とろりとした液体がそこから染み出している感触が伝わってくる。(あ、ダメ、ダメ…)
 心の中でまたも未来は呟いた。ただし、さっきとは少し意味合いが違う。今さらオナニーを
止めたくはない。ただ、ここではダメだ。湯船の中では。(お湯が汚れちゃう…)
 性器を弄りながら、必死に自分に言い聞かせる。このまま続けていると、エッチな
おつゆでお湯を汚しちゃう…。自分はもちろんだが、このあと父や悠貴だってお風呂を
使うのだ、見た目にはわからないだろうが、二人が自分の愛蜜混じりのお湯に入るなんて、
考えただけでも死にたくなるほど恥ずかしい。

 中はダメ。外、外でしないと…。そうは思っても、気持ちよくなり始めたところで
どうにも指を止められない。はぁ、はぁと息を荒げつつ、未来は膣口のあたりを未練がましく
擦り回していたが、やがてありったけの自制心を総動員して指を止めると、思い切ったように
立ち上がった。

(ねえ、もう戻ろうよ)
(うーん…)
 一方、脱衣場で覗いていたイツキと悠貴は、つまらなそうな顔をしていた。バスタブが
邪魔で未来の身体がよく見えず、年端もいかないこともあって、彼女がいやらしいことを
始めたのに気付いていないのだ。
 そこへ、未来がおもむろに立ち上がり、二人はぎくりと身を固くして浴室の中に目を
凝らした。未来がこちらを向いて湯船をまたぎ、その瞬間乳房や股間の割れ目が二人の目に
はっきりと映る。が、彼女がもう入浴を切り上げてこちらへ向かってくるのではと、彼女の
ヌードに喜ぶのもそこそこに、すぐに逃げ出せるようにと及び腰になって待ち構えた。
(…?)
 しかし未来の次の行動に、二人の頭上にクエスチョンマークが浮かんだ。右足を洗い場の
ほうへ出してバスタブをまたいだ未来は、そのまま洗い場に出るでもなく、しかし湯船の
中に戻るでもなく、しばし躊躇ったような様子を見せてから、バスタブの縁にまたがる
格好で、そっと腰を下ろしたのだ。

 なにやってんだろ? 彼女の奇妙な行動を不思議がる二人の目の前で、未来は少し
前屈みになって両手でバスタブの縁を掴んで身体を支えると、ぎこちなく腰を前後に
動かし始めた。
0294秘め事・改2012/07/21(土) 22:21:49.00ID:BTcvvBQZ
とりあえずここまで〜。あ、以前書いた「秘め事」改変版ということで「秘め事・改」です
0296名有りさん@お腹すいた2012/07/23(月) 12:39:00.17ID:RGWVcUzG
いや〜GJです秘め事さん!
そういえば悠貴ってアニメの設定上今日の6時頃に死んじゃうんだよね。
カワイソス...。
0297秘め事・改2012/07/29(日) 22:47:53.59ID:MwWBSM0U
後半行きます
0298秘め事・改2012/07/29(日) 22:50:40.21ID:MwWBSM0U
(な、なにしてんだろ?)
(わ、わかんない…)
 バスタブの中で弄っているのと違い、今度は覗いている二人にもその姿は丸見えで、
イツキたちはどぎまぎとなって小声で囁き合った。まだオナニーという行為の存在を
知らない二人には、それは一見ふざけて遊んでいるようにも見える。だが、切なげな
表情を浮かべて熱心に割れ目をバスタブの縁に擦りつけている未来の姿は、幼い二人にも
ただふざけているだけではない“何か”が感じられ、彼らの心臓はどきどきと痛いくらいに
高鳴り始めていた。

「ん…」
 二人がどきどきしながら息を潜めて見つめる前で、未来が腰を振りながら小さな喘ぎ声を
漏らす。バスタブの縁のゆるく盛り上がった滑らかな表面が、そこに擦りつけている
クリトリスを心地よくくすぐって、指で触れるのとはまた違う刺激をもたらしてくれる。
「はっ、あ…ん…」
 密やかな喘ぎ声をあげ、未来は前に後ろにと、ゆるやかに腰を動かした。徐々に徐々に
下腹部が熱くなってきて、未来は興奮を覚えるがまま、左手をバスタブから離すと乳房へ
当てがい、その小さな膨らみをやわやわと揉みしだき始めた。腰を前後させながら乳房を
もどかしげに撫で擦り、そして乳首を転がしたり軽く引っ張ったりと、夢中になって胸を
愛撫する。

「はぁっ、ん、あ、んふ…」
 淫芯や乳首のじんじんという切ない疼きは、あっという間に全身に広がり、未来は頬を
紅潮させ、いっそう激しい喘ぎをあげた。アソコからとろとろと蜜が溢れ出し、バスタブの
縁にぬめぬめとした跡を残す。目が虚ろになって視線は宙をさ迷うが、しかしそれでも
腰は前後に艶めかしく動き続け、左手も乳房を弄ぶのをやめない。

「はぁっ、はぁっ、あっ、んっ、あ…ふっ、あっ、あんっ」
 舌っ足らずな喘ぎ声をあげながら、未来は一心不乱に腰と手を動かした。腰の動きは高まる
快感と共に徐々に早まり、乳房を揉みしだく左手の動きもせわしなくなっていく。浴室に
甘酸っぱい性臭が立ちこめて、未来の自慰を呆然と見ている二人の鼻腔をくすぐった。
「はぁっ、あ、あふっ、あ、ん、あっ、はぁっ、はっ、んっ、あ…」
 そして二人が息を飲んで見つめる前で未来の喘ぎはさらに荒く、激しくなっていき、
瞬く間に彼女は一番の高みへと昇り詰めていった。

「はっ、はぁっ、はぁっ、あっ、あ…んっ、んんっ!?」
 ふわりと身体が宙に浮くような感覚と共に快感が弾け飛び、未来は小さな悲鳴のような
声をあげると、腰をがくがくと痙攣させた。下唇を噛みしめて背中をぐんっとのけ反らせ、
爪先をピーンと伸ばす。そして一瞬硬直したのち、未来は力尽きたようにがくりと
肩を落とした。
0299秘め事・改2012/07/29(日) 22:52:10.06ID:MwWBSM0U
(……)
 未来がイク瞬間を、イツキたちはただ唖然と見つめていた。何があったかはわからないが、
ただ、とにかく未来がエッチなことをしていたのだということだけは彼らにもわかった。
お風呂でこんな…エッチなことをしてるなんて…。(…あ!?)
 バスタブに跨ったままぐったりとうなだれていた未来が不意に顔をあげ、呆然としていた
イツキと悠貴は我に返ると身を固くした。まずい、今度こそお風呂を出るつもりかも。
 逃げ腰になった二人の目の前で、未来は立ち上がると浴槽に入れていた足を抜いて洗い場に
降り立った。そして壁にかけてあるシャワーを手に取ると浴槽の方を向いてしゃがみこみ、
性器を擦りつけていたあたりにシャワーを注いで、そこに塗り付けられた恥ずかしい粘液を
黙々と洗い流していった。

「はあ…」
 浴槽の縁をあらかた綺麗にしてしまうと、未来は一つ溜息を漏らして立ち上がった。
こうやって後始末をしていると、絶頂の高揚感もすっかり引いて、逆になんだか惨めな
気分になってくる。こんな時間から、自分はいったい何をしてんだろう…。そうは思って
みたものの、それなら他に何をしたいかといえば何も思い浮かばず、ますます憂鬱に
なってくる。
 むっつりしたまま、未来は今度はシャワーを自分の股間に向け、そこに浴びせ始めた。
軽くざっとかけてから、右手で割れ目を押し広げて奥のほうまでシャワーを注ぎ、指先を
使って内側のぬるぬるを丹念に洗い落としていった。

「……」
 まだ火照りの退かない粘膜に当たる柔らかな水流が心地よく、またぞろ頭をもたげてきた
苛々を忘れるように、未来はシャワーの角度をあちこち変えて、性器に当たる水流を
楽しむ。
「ん、ふ…」
 内部の襞肉を擦る未来の指先は、いつしかねっとりとこね回すような淫猥な動きへと
変化していった。秘花を掻き分けて奥底の粘膜を擦りたて、クリトリスの包皮を
引きひだいて、剥き出しにした淫核をくすぐるように指の腹で転がす。そしてシャワーの
位置を微妙に変え、その敏感な突起に集中的に水流を当てていく。
(あ…ダメ…)
 自分がまた自慰を始めようとしているのに気付き、心の中で呟く。今イッたばかりなのに
またしちゃうなんて…。
「はぁ、はぁ…」
 だがそんな胸の内とは裏腹に、未来の股間を弄る手は止まらなかった。性器を嬲りながら、
息がどんどん荒くなっていく。まだ物足りない。毎日毎日苛々することばかりで、とにかく
一度イッたくらいでは、このイライラは治まりそうになかった。

(あー、もう…)
 未来はシャワーを止めてフックに戻すと、開き直って空いた左手を乳房に持っていった。
まあいいや、どうせ他にすることないんだし…。風呂を出て、楽しそうに遊んでる弟たちを
横目に、居心地の悪い思いをしながら独り暇を持て余しているくらいなら、ここで自慰に
耽っているほうがマシだ。

 未来は軽く目を瞑って軽く天を仰ぐと、凹凸の少ない身体をじっくりとまさぐり始めた。
0300秘め事・改2012/07/29(日) 22:54:30.38ID:MwWBSM0U
(あ…)
 覗いていた二人が、生唾を飲み込んだ。今は後ろ姿しか見えていないが、彼女が何を
しているのかはなんとなく察しがついた。いや、やはり何をしているかは二人には
わからなかった。わからないが、さっきと同じエッチなことだ。今度はお風呂の縁ではなく、
手で擦っているのだ、と。

「はぁ、ん…」
 二人の見ている前で、未来はいやらしい声をあげて自分の身体を弄った。軽く脚を広げて
股の中心をしゅっしゅっと手先で擦り、乳房をやわやわと揉みしだく。と、すぐにまた
下腹部の奥が火照り始め、身体が蕩けていきそうな官能感が背筋をぞわぞわと這いあがって
いく。
「ふぁ、ん、あ…」(あ…気持ちいい…)
 愛撫を続けながら軽く頭をのけ反らせ、未来はその官能を噛みしめた。身体から力が抜け、
今しがた絶頂した余韻が抜けきっていないこともあって、立っているのが億劫なくらいに
なってきた。
「はぁ、はぁ、ん…」
 未来はゆっくりと膝を折って床につけ、立ち膝になった。そのまましばらく、愛らしい
喘ぎ声を漏らしながら左の手で胸丘を、そして右手で性器を弄っていたが、快感が
高まるにつれてますます身体の力が抜けていき、乳房の愛撫をやめて左手を床につき、
四つん這いの姿勢になる。
「はっ、あっ、んっ、ふぁ、ん、あっ…」
 その間も右手だけは休めず、未来は短い悲鳴のような声をあげながら盛んに性器を弄り
回した。包皮の下で固くなったクリトリスを指先で軽く叩き、擦り、襞肉へ移してこね回し、
そしてまた秘芯をいじりと、ほっそりとした指はせわしなく割れ目の中を動き回った。
 今洗い流したばかりなのに、もう新たな愛液が滲みだし、指先に絡みついてくる。もう
左腕だけでは身体を支えていられなくなり、未来は肘を折って腕を床につけ、さらに
何かに耐えるかのように、その腕に頭を押しつけた。

(うわあ…)
 今や未来はヒップを突き上げた格好になり、後ろから覗いているイツキと悠貴からは、
セピア色のアナルや、その下の生殖器も丸見えとなってしまってた。股の間に伸びた
右手の指が、スリットを割り込んで内部をせわしなく弄り回している様もはっきりと
見ることができる。
(…!)
 唖然としている二人の目の前で、股間をまさぐる指先が肉唇の両脇にかかり、割れ目を
くいっと押し広げた。たちまち内部の果肉が露わになり、イツキたちは息を飲んだ。
(凄いや…)
 イツキはもちろん、悠貴も姉の割れ目の中を目にするのは――少なくとも意識して見るのは
これが初めてだ。お湯と秘蜜とで濡れ光る、薄桃色をした花弁のような襞肉と、その
合間の粘膜、そして蜜を滴らせる膣口までも、二人からは何もかも見ることが出来ていた。
0301秘め事・改2012/07/29(日) 22:56:54.70ID:MwWBSM0U
 凄い、女のコの――お姉ちゃんのアソコってこんなに綺麗なんだ…。それにあの穴…。
未来の生殖器を見つめながら悠貴は胸元を押さえた。お尻の穴ともおしっこの穴とも違う、
3つ目の穴。女のコにはあんなのがあるんだ…(あ…)
 未来の人差し指の先が、その3つ目の穴…膣へ伸びてきて、すりすりとその周りを擦り
始めた。未来はしばらく躊躇うように指を膣口でさ迷わせていたが、やがて指先を立てると、
そっと胎内へと潜り込ませていった。目を見張るイツキたちの前で、ゆっくり、ゆっくりと、
指は膣に呑み込まれていき、やがて根元まで完全に胎内に入り込んでしまう。

(すげぇ、全部入っちゃった…)
 二人が指を全部呑み込む女性の3つ目の穴に驚き感心していると、未来は次にその指を
ゆるゆると抜き差しし始めた。ちゅく、ちゅくと粘っこい小さな水音を立てながら、
爪のあたりまで引き抜いてはまた根本まで突き入れてを繰り返し、徐々にその速度は
早まっていく。そしてそれに合わせるように、未来の短い喘ぎ声もそのリズムを速めて
いった。
(うわぁ、うわぁ…)
 今や覗いている二人のズボンの前はぱんぱんにテントを張り、彼らは揃って腰を引き、
困惑したように太股をもぞもぞとさせた。二人があと少し年上なら、我慢できずにこの場で
自慰を始めるか、もしかしたら思い余って未来をレイプしてしまったかもしれない。
それくらいに刺激的な光景だった。だが幸か不幸か、股間の突っ張りを解消する方法を
知らない二人は、居心地悪げに腰をもぞもぞさせながら、ただただ息を飲んで未来の
オナニーを熱心に見つめるだけだ。

「はっ、はっ、あっ、んっ、ふっ、あっ、あ、ん…!」
 弟とその友達に見られているとも知らず、未来は切なげな声を漏らしつつ、一心に指を
動かしていた。愛蜜の分泌が増えて、指を突き入れるごとにじゅぷっ、じゅぷっと
ますますいやらしい水音を立てるようになり、膣から溢れて太股を伝い落ちる。そして
それはいつしか白く濁り始め、そこを激しく出入りする指を汚していった。未来はその指を
根本まで突き入れてぐりぐりと捻ったり、逆に完全に引き抜くとクリトリスや襞肉を擦ったり
して、イレギュラーな刺激も織り交ぜ、夢中になって快感を貪っていく。
「あっ、あはっ、ん、くっ、あ、あぁっ…」
 切羽詰まったような喘ぎを漏らし、何かを堪えるかのように、腕に押し当てた頭を
いやいやでもするように左右に振る。アソコがかっかと燃え盛り、その熱が身体中に
広がって、蕩けてしまいそうだった。まだ明るいうちからマスターベーションに耽るという
解放感も手伝ってか、バスタブに跨っていた時よりも遥かに高所へとぐんぐん昇っていく。

「あっ、いい…ん、あ、んっ、イク、あっ、あ…」
 絶頂の予感に、未来は涙を浮かべてぶるるっと身震いをした。ぐちゅぐちゅと卑猥な
音を立てながらさらに指を抜き差しさせ、それから根本まで突き込むと膣壁をくすぐり、
掌でしこりきったクリトリスを撫で上げる。「あっ、イク、イクっ、あっ、あ、あっ!?」
 そして最後に何度か淫芯を擦りあげた瞬間、未来はオルガズムに達し、頭の中が真っ白に
なるほどの強烈な快感に幼い肢体をびくんびくんと激しく痙攣させた。同時に、尿道口が
緩んでチョロロロ…と黄金色の液体が漏れ出し、性器を弄っていた手や内腿を汚す。
「あぁっ、あぁぁぁ…」
 未来はか細い悲鳴を漏らしながら、ほとんど反射的に膣から指を引き抜くと、指先で
割れ目を大きく引き開き、下腹部に力を込めると勢いよくおしっこを迸らせた。そして
アクメに加えて膀胱が空になっていく爽快感に、未来は恍惚の表情を浮かべ、全身を襲う
甘い痙攣に身を任せるのだった。


(……)
 その後ろで二人の少年は呆然と未来の放尿を見守っていたが、間もなくおしっこの勢いは
弱くなり、雷に打たれたような痙攣も徐々におさまっていった。そして彼女が突き上げていた
お尻を下ろしてぐったりとしたようにうずくまってしまうと、事の終わりを察した彼らは、
呆然とした表情のまま、どちらからともなくのろのろと浴室を出ていった。
0302秘め事・改2012/07/29(日) 22:58:59.36ID:MwWBSM0U
「ふぅ…」
 それから間もなく、バスタオルを巻き付けた未来が、気だるい溜息をつきながら浴室から
廊下へと姿を現した。まだ日の高いうちからオナニーに耽り、二度もイってしまった――
しかも二度目は良すぎてお漏らしまでしてしまった――自己嫌悪のせいでどんよりとした
様子だ。
(…アイスでも食ーべよっと)
 とりあえず冷たい物でも食べて火照った身体を冷ますかと、未来は重い足取りで
リビングへと向かっていった。それに甘い物を食べれば気晴らしにもなるだろう。

「あ…」
 未来がリビングに入っていくと、TVの前で膝を抱えるようにして座っていたイツキと
悠貴が、ぎくりとしたように彼女を振り向いた。まるでイタズラの現場を見つかりでもした
かのようだ。
「ん、何…?」
 二人の様子がおかしいのに気付いた未来が訝しげに見つめ返すと、二人はさっと目を
逸らし、TVのほうへと向き直る。
(なんなの、いったい?)
 冷蔵庫を漁ってアイスを咥えながら、未来は横目で二人の背中を眺めた。TVゲームは
ついているが、二人ともそわそわと気もそぞろといった様子で、ゲームに集中していないのが
後ろからでもわかった。
「ん?」
 と、イツキが恐る恐る彼女のほうを振り返り、未来が見つめているのに気付いて
慌てて前を向き直る。
「ん〜…?」
 未来は眉根を寄せてイツキの背中を見つめていたが、やがてはっと何かに気付いた
顔になった。(もしかして…)

(わたしの格好を気にしてんのかな?)

 まったく、マセてんのね…。妙な勘違いをした未来は、半目になって縮こまっている
二人の背中にじとっとした視線を送った。確かに悠貴は近頃よく口応えするようになったし、
イツキも初対面でいきなり面と向って「ケータイ星人」呼ばわりして、いかにも小生意気
そうな印象だったが、まさか女のコの裸を気にするほど色気づいてたとは。
(ふふっ…)
 だが、未来のその冷たい視線はすぐに微苦笑に変わった。バスタオル姿の女の子に
どぎまぎするなんて、生意気なんだか可愛いんだか。それに、裏を返せば二人が自分を
女の子として意識しているということ。それがなんとなく嬉しくて、イヤらしいと腹を
立てる気が起きない。
(ふふふふっ…)
 おどおどしている二人の背を見る未来の微笑が大きくなる。今ようやく、彼女は気分が
すっきりしたような気がしていた。幸いにも二人の様子がおかしい本当の理由には
気付くことなく…。



 おわり
0304名無しさん@ピンキー2012/08/04(土) 10:20:53.74ID:R1ayGHva
バカか気色悪い
0306名無しさん@ピンキー2012/08/12(日) 18:50:48.64ID:YQbnFP1F
未来c、指挿れって膜無いの?
なぜに悠貴の精通まで待てなかった・・
0307名無しさん@ピンキー2012/08/13(月) 14:23:30.36ID:/merD/0B
膜なんてただの飾りです、エロい人にはそれがわからんのですよ。
チンコさえ入れてなきゃ指でもダイコンでも何入れてようといいんです。
0308名無しさん@ピンキー2012/08/15(水) 23:09:14.53ID:FTJMaas6
GJ
0309名無しさん@ピンキー2012/08/16(木) 23:24:57.51ID:Wz1lu0bX
処女が大根オナニーしてたらさすがにひくわー

ひくわー
0311名無しさん@ピンキー2012/08/17(金) 20:33:33.96ID:UWyex9W4
使用済みのを洗わずにサラダにして悠貴キュンに御馳走するんですねわかります
0313名無しさん@ピンキー2012/08/19(日) 00:37:24.03ID:kbh/+Aw5
やめてください不愉快です
0319名無し2013/03/09(土) 21:31:14.52ID:KkM2R2vL
あ〜俺も悠貴になって未来ちゃんに甘えたい(´Д` )
0320名無し2013/03/09(土) 21:32:49.69ID:KkM2R2vL
未来ちゃんハァハァ(´Д` )
0321名無し2013/03/09(土) 22:12:43.67ID:KkM2R2vL
誰か一緒に途切れた大阪マグニチュード8.0書こうぜ‼
0322名無しさん@ピンキー2013/03/14(木) 16:44:43.23ID:nQasPo7p
マグニチュード10くらいのが東京に起きなきゃこのスレが活気づくことはないな
0325名無しさん@ピンキー2013/03/22(金) 23:37:36.50ID:jGs3kaGU
マジで大阪マグニチュードの続きは気になる、結局大阪の悠貴は誰に引き取られたんだろうか…
0327名無しさん@ピンキー2013/04/29(月) 23:05:52.43ID:VFt6l6By
何でこのスレこんなに過疎ってるんだ…
0329名無しさん@ピンキー2013/05/17(金) 23:21:02.00ID:+BSAXL6C
アク禁か…
0330名無しさん@ピンキー2013/06/21(金) 05:00:05.49ID:Ae53I9fp
誰かss投下してー真面目に俺文才無いから
0331名無しさん@ピンキー2013/06/22(土) 23:16:07.74ID:F9GJI226
絵もそうだけど、もss続ければある程度は書けるようになるよ。
読みたいシチュがないから、それで読み手から書き手になったし。
You書いちゃいなよ!
0332名無しさん@ピンキー2013/06/23(日) 23:29:25.30ID:Tk4ojTCj
>>331地震が起きた5年後にもう一度大きい地震が起きて
18歳になった未来ちゃんが真理さん的な役柄で反抗期
真っ盛りの13歳の少年を家まで送り届ける話を書こうと
思ったんだけど年齢が年齢なだけに途中でHな事して話が
進まなくなりそうなので書くのやめたww
0333名無しさん@ピンキー2013/06/24(月) 09:04:51.48ID:dv/G67Ij
>>332
なにその設定素敵やん。そこまで練れるなら書けるやん。
書いてくれれば読者もマスを書けるやんマジ素敵やん。
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