【本番無】エロパロ板の微エロ!ちょいエロ!スレ
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エロパロ板には沢山のスレがありますが、その中でもこのスレは微エロ、ちょいエロ作品を取り扱うスレです。
エロパロ板の他のスレ用に作品を書いたはいいが、
微エロ、ちょいエロでスレに投下するのをためらった貴方!ぜひこのスレに投下してみませんか?
キスだけ、抱き合うだけ、パンチラだけ等のちょいエロ大歓迎。
元々どこのスレに投下する予定だったのか宣言してもらえると助かります。
【例1】
「弱みを握られ泣く泣く……」のSSスレに投下する予定でしたが
あまりエロくなかったのでここに投下させて下さい。
【例2】
「人間が下着に変身していたずらするスレ」に投稿しようと思ったんだけど
エロがちょっとしか無かったのでここに投下します。
などなど、微エロやちょいエロで他のスレに投稿をためらうような作品をぜひお願いします。 「さて、と…」
格好良く(?)二手に別れて後で合流、ってのはいいんだけど―
(私って、この島の地理に疎いんだよねぇ…)
里奈はあらためて一人っきりである不安に戦く。しかし時間は待ってくれない。
とは言え、闇雲に走り回るとした愚は避けた。それは体力がいくらあっても
保たなくなるのは明白だからだ。
幸いというかなんと言うか、被災したこの島には、あちこちに持ち主不明な自動車が
放置されていたおかげで、里奈はその物陰に隠れられる、とした利点にあやかれた。
それがまず最初の油断―
「?!」
暴徒の一人が、車の中に潜んでいたのだ。赤いシャツを着た若い男だった。
そこで里奈は。
咄嗟の判断で、車から出ようとした若い男を逆に押し込むように一緒に
車の中へと潜り込み、即座に車のドアを閉め、あえて二人っきりの状況を作り出した。
「なッ?!…お、お前何を!?」
「(シッ!お願い!静かにして!)」
里奈は怒鳴る男の口を塞ぎつつ、掠れたような声で囁くように相手に沈黙を要求する。
「…っざけンなよ!なんで俺がお前の言う事をきか…え?!」
「もちろんタダで私の言う事を聞け、とは言わないわ…」
里奈は、男の片手を自分の乳房にあてがえ、あえて握らせるように差し出した。
「お願い。私が「多少の事」は…するから、見逃してほしい―」 本来ならば、里奈は暴徒の男に見つかり捕まった時点で詰み、更に
たくさんの暴徒たちに囲まれ、暴虐の限りを尽くされて惨たらしい死を迎えて
一巻の終わり―のハズだった。
それを。
「んッ…あ、む…」
「……う、…」
里奈は一人の若い男の暴徒に、自身の身体を委ねる事で、一時的な身の安寧、安全を手に入れていた。
(とにかく、まずは叫ばれたりしないようにしないと…ね)
服を着たままとはいえ、カーセックスさながらな光景がそこにあり―
そんな中で、里奈は暴徒の男の挙動や動きを冷静に見極めつつ、また自身の色気が
どこまで相手に通じてるのか、な危険な駆け引きに身を委ねていたのだった。
(…「最後まで」されちゃったら、もうそれは仕方ない、かな…)
里奈のその悲壮な覚悟が、どれほど暴徒の男に伝わったかはわからない。
しかし、次第に加熱していく互いの身体のまさぐり合いに、意外にも暴徒の男の方が
徐々に、里奈の身体を弄ぶような事に消極的になり始めていた。
(?―…え?)
里奈は内心、焦った。
要するにこのやりとりの意味は、自身の身体を相手に委ねて、自分は
(犯されてもいい)から、自身の命の保証と、仲間たちへの追走、干渉を諦めてほしい
とした願いの代償行為なのだから― ショートカットの甘栗色の髪、溌剌とした顔に、年相応に整った肢体―
牧村里奈は、それなりに自身の身体は自信をもっていた。いや、世の女性なら
人並みに持ち合わせているプライドの一貫だと言えなくもないかもしれないが。
それゆえに暴徒の男が、服を着たままの自分の身体をまさぐり始めた時、
恐怖はもちろんあったが、それと同時に「ああ、やっぱりそうなるよね」とした安堵に近い感情も湧いていた。
最初は確かめるように暴徒の男は里奈の乳房を力任せに握った。
そして里奈が「あっ!」と、声をもらす。次に暴徒の男がならこれもアリか?とばかりに
股間に手をまわしてきた―
さすがに里奈もこれは性急、いきなり過ぎと感じたが、それでもその手を
強く払い除けたりはせず、相手をいきり立たせたりしないよう、少し間を置いてから
「…雰囲気、つくってよ…」
自分から相手に、暴徒の男に、腕を首の後ろにまわして接吻を迫り、
舌まで出して絡める深い交わり方をした。
(ごめんね、咲さん―私、もう「無事」には再会できないかもしれない…)
「どうして―」
(…?)
「どうしてお前は…そこまで…人を、他人を庇えるんだよ?…」
それは。
暴徒の男が初めて里奈に見せた、人の「恐怖」する顔だった― ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています