おとめ妖怪ざくろでエロパロ
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0001名無しさん@ピンキー2010/11/14(日) 03:48:57ID:7AwwRF9P
おとめ妖怪ざくろでエロパロ
SS、妄想なんでもおK

SSは名前欄にカプ買いた方がいいかもしれない
0205名無しさん@ピンキー2010/12/15(水) 18:08:24ID:ZJ96pGWk
>>203
GJ!
リケメン男前すぐる
良いなあ、これ。また書いてください

ケチつける訳やないけど、足袋はまず足首のコハゼという釦みたいな金具を外さんと、引っ張っただけでは脱げへんのや

今はカジュアル限定で、ストレッチでコハゼのない足袋も出回ってるけど、それもここ10年くらいの話やし
(正式な装いではそんなん履いたら怒られる)
それより前にも似たようなのはあったかもしれんけど、今みたいに一部で普及したのは、
ここ10年くらいの若い女の子たちの着物ブームと、撫松庵という洋服感覚に近いお洒落着物のブランドの功績が大きい

校正入れて薄い本にする前に、コハゼを外していく描写も入れたらええがな
コハゼを一つずつ外すいうんもエロいがな
東京ではもう薄い本は出せへんかもしれんがな
0207名無しさん@ピンキー2010/12/16(木) 13:17:29ID:VHcoU7ot
沢鷹さんのあの愛憎入り混じった感じから察するに、絶対ママンの死体?で屍姦したことあると思う
つかアニメの設定ならリアルに母子姦できるしね
…とかいっつも考えてる自分は大丈夫だろうかと最近不安に思うときがある
0208名無しさん@ピンキー2010/12/17(金) 23:27:41ID:Dqj/v3Iw
庭では、景と利劔が上半身の着物をはだけ、素振りをしている。丸竜がいないのは、下から双子の声が聞こえるので、恐らく捕まっているのだろう。
…その頃の丸竜と双子。



「離してくださいよ!僕も、稽古しなくちゃいけないんですから!」
「だ・か・ら、丸竜サマも今からお稽古ですわ♪」
「勿論っ♪…女性(って言うか、私達)を満足させるお稽古♪」
「手取り、足取り…」
「教えて差し上げますわ♪」
「ちょ、お二人共、一体何をっ!?…って、紐引っ張らないでください!?袴脱げちゃうでしょっ!?」
「ふふふ♪丸竜サマの代わりに、私達が素振り致しますわ♪」
「素振りって、何を…!?…って、どこ触ってっっ!!?いや、らめえぇぇぇぇぇぇっっ!!?」


「…ねぇ、薄蛍。今、丸竜の叫び声聞こえなかった?しかも、すんげぇ女の子みたいな」
「…さぁ?」



…丸竜と双子って、エロ+ギャグしか思い付かん。
0209名無しさん@ピンキー2010/12/18(土) 01:07:29ID:XpJoroyU
普通に沢鷹×ざくろも萌えられる自分にびっくりだ
母親への愛憎入り混じる感じと、愛された妹への嫉妬と憧れとかでさ…
でやっちゃった後にやっと後悔するとか
0211名無しさん@ピンキー2010/12/18(土) 03:26:54ID:ch39W5hJ
ざくろは態度はアレだけど、言葉遣いは汚くないよ
ざくろは「すんげぇ」とか言わない
0212名無しさん@ピンキー2010/12/18(土) 06:32:30ID:l1VbmgP6
エロ+ギャグか
麦茶と「ばーぼん」を間違えてしまったざくろくん
頭痛に目を覚ますとボロ雑巾と化した総角の姿が
0213名無しさん@ピンキー2010/12/18(土) 12:19:03ID:SJofu3YT
>>211
「あら、丸竜サマ、『ぎゃぐ』なんだし、そんな細かいこと気にする必要はありませんわ」
「そうそう。そんな細かいことを気にするなんて、殿方らしくありませんわ」
0217名無しさん@ピンキー2010/12/27(月) 07:02:26ID:OzJlR0qK
ざくろ達、4人が戦闘に負けて陵辱されちゃう展開だと
半妖で非力な女が本物の妖怪に勝てると思ったのか?な感情を逆撫でしつつ挑発する言葉で責めながら
大切な人の目の前で「みないで」と頬に涙を伝わせながらボロ雑巾にように犯される
そんな姿がよぎる
0219名無しさん@ピンキー2010/12/28(火) 14:06:08ID:KVuLW7zo
アニメ最終回よかったなー
ドラマCDはクリスマスの話ってことだけど、あの後の話になるのか
こいつぁまた色々妄想できそうだ
0220名無しさん@ピンキー2010/12/29(水) 17:26:05ID:1uBZat/9
声を除いた99%同じって事は他の人間だと、雪洞と間違って、鬼灯を攫ってしまうとかも有り得るんだよね
0221名無しさん@ピンキー2010/12/30(木) 13:11:17ID:Z2oHqcgL
お酒はほどほどに飲んでも飲まれるな的な展開だと

ざくろが何故か行為を鮮明に覚えていて恥ずかしから轟く悲鳴とぶっ飛ばされ窓から全裸で転落する総角

酔った勢いで色々としてしまい、薄蛍の心が伝わる力も相まって絆がより一層、深まるもギクシャクする薄蛍とリケン様

鬼灯と雪洞に夜通し搾り取られ死にかけの丸竜
0222名無しさん@ピンキー2010/12/30(木) 22:34:22ID:SlIHhs0a
アニメ最終回で薄蛍の背後にベッドがあったのは狙ってやったのか!?
抱きしめても分からないならといってリケン様に押し倒された展開があの後絶対にあったに違いない
チュー発覚の時におかしな様子で顔を赤らめていたのは、
あの時チューどころか最後までいってたからに見えた
リケン様は何事もなかったかのような顔してたがw
0223名無しさん@ピンキー2010/12/31(金) 08:01:09ID:CM0px4zE
>>222
その後の見送り場面でもざくろや双子は全身写してたのに
薄蛍だけ顔アップのみだったしな
首から下は放映できない状態だったとしか思えない
0225名無しさん@ピンキー2010/12/31(金) 14:33:07ID:VF3ZiMnQ
俺もあのシーンでそう言うの期待したが、利薄夫婦なら綺麗なままで良いとも思った



…でもあんな展開あったし、これで利薄エロ書けるよね!
0226名無しさん@ピンキー2010/12/31(金) 22:09:14ID:xdT2G8in
あれでハグだけだったら鉄壁の理性にも程がある
がリケメンなら否定しきれないのが怖い

煩悩落としにひとつ
・利劔×薄蛍
・本番ないどころか、それっぽく書いただけのエロなし小ネタ

薄く開かれた小さな口に白濁が吸い込まれていく。
その様を利劔は驚きとともに眺めていた。
緊張のせいか愛らしい眉はきつく寄せられ、痛々しささえ漂う。
少女の狐の形をした耳がかすかに震えた。

口内に広がる液体の独特の生臭さが薄蛍の鼻をつく。
反射的にじわりと涙が浮かぶ感覚。
慣れない味は異質で、反射的に体は拒もうとするが、構わずに喉の奥へと流す。
――今まで知らなかった味。臆病な自分が、利劔と出会い自ら知りたいと望んだ味。
それを己の身に取り込むことに抵抗はなかった。
むしろ、喜びさえ覚えている。自らのはしたなさに薄蛍は頬を染めた。

こくりと喉が動き、薄蛍が飲み下したことを利劔に知らせる。
慣れない行為のせいだろう、濡れた唇もそのままに呆けた様子の少女に利劔は手を伸ばす。
よくできたなと思いを込め、柔らかな髪を撫でてやると少女は嬉しそうに顔を綻ばせた。

「牛のお乳を飲むなんて、これだからバテレンかぶれの人間は!」
「わー!!! ざくろ君、ここ食卓っ!」

見つめあう芳野葛夫妻(仮)の耳には、真横で繰り広げられている騒ぎも届かない。

おわり

お前らのお年玉投下、全裸で楽しみにしてる
0229名無しさん@ピンキー2011/01/06(木) 03:29:23ID:9Wy6V+tM
多分、除夜の鐘が鳴り始める以前から大変盛り上がってみえると思う
0230名無しさん@ピンキー2011/01/07(金) 04:01:23ID:oUeI6mta
関係ないが、確かざくろってたくさん実をつけることから多産豊穣の象徴の果物になってた気がする
0232名無しさん@ピンキー2011/01/12(水) 12:50:28ID:GHw5DGDz
途中まで書きなぐってある駄文、最近忙しくて続き書く時間ないなぁ…
0235名無しさん@ピンキー2011/01/14(金) 06:23:05ID:cSREVkRw
ドラマCDの総角父が予想より遥かにアホすぎてて吹いたw
アレだったらざくろ祝言の心配しなくても大丈夫だろw
0237名無しさん@ピンキー2011/02/01(火) 10:53:50ID:+yYUI/2B
保守
0238名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 04:55:51ID:lhuZDnWr
今更DVD3巻のピクチャードラマ見たんだが、ざくろ案外胸の大きさ気にしてたんだな
だったら総角さんに揉んでもらえばいいじゃない!
0239ストレンジラブ2011/02/14(月) 08:38:59ID:DJrqQ/5O
アニメ、漫画を見てて、芳野葛少尉はムッツリに見えたのは私だけ?
0240名無しさん@ピンキー2011/02/14(月) 18:10:53ID:k72J8qMQ
雪、鬼『私しゃ〜花か 蝶々か〜鬼か』
丸「あっ、それ、戦われる時に歌う歌ですね」
雪、鬼『…〜紅の代わりに〜さすのは 刃(やいば)じゃ〜』
雪「…あっ、そうですわ、丸竜サマ」
鬼「私達、刺すより挿される方が大好きですわvVvVv」
丸「…何をですか?紅?まさか、刃じゃないですもんね…」
雪「ある意味、刃ですわね♪」
鬼「えぇ、刃ですわ♪」
丸「??」
雪「ほらほら、丸竜サマ…♪」
鬼「丸竜サマも…お持ちじゃありませんの…♪」



丸「……っっ!!?だ…だめぇぇぇっっ!!?女の子が言っちゃダメですぅぅぅぅっっ!!?」

雪、鬼『きゃ〜〜vV』





丸竜君と双子、ホント可愛いなぁ
めっちゃ好きだけど、こんなネタしか思いつかなくてごめん
健全な双子と丸竜を想像出来な…w
0241ストレンジラブ2011/02/14(月) 23:48:47ID:DJrqQ/5O
やっぱり利すずがもう少しみたい。攻め少尉で・・・
0243名無しさん@ピンキー2011/02/17(木) 16:31:32ID:CO+r/hyM
見てる人自体は結構いそうだけどねぇ
自分もそんな書き込まんけどちょくちょく見に来てるし
0244名無しさん@ピンキー2011/02/17(木) 20:48:50ID:PQCxFA9q
そうか〜


放置してあったのを久々に書き始めたけど、ここに人いなかったらどうしようって思ってたから良かった
なら、続き書こうかな
0245名無しさん@ピンキー2011/02/18(金) 13:29:55ID:HeetQyVe
>>244
是非に是非に
本誌の方は今まさに神がかり編クライマックスってかんじだしね
リリィさん、この後しばらくはまた日常パート描くって言ってたけど、
あの状態の総角×ざくろが日常パート突入したらどうなるのかとか考えるとニヤニヤが止まらないw
0246名無しさん@ピンキー2011/02/19(土) 12:49:00ID:aS+qADbF
うちの地元…最近漫画が本屋に並んでたよ…
アニメ放送地域なのに、漫画もCDも売ってないとか…どんだけだ
0247名無しさん@ピンキー2011/02/22(火) 06:27:15.46ID:uFaRse1s
>>246
漫画はうちの地元でも置いてるとこと置いてないとこあるなぁ
東京では大抵の本屋に置いてあったが
アニメで知った身だが、原作も面白いし、もっともっと人気出てほしい
東京のどっかの書店では下半期で一番売れた漫画だったらしいし、
じわじわ人気出てアニメ二期に…とかならんかなぁ
0248景×ざくろ 一2011/02/25(金) 23:12:17ID:mj22GOom
 静かに扉が開く。窓から差し込む月明かりに照らされた室内に、するりと細い人影が音
もなく滑り込んだ。
 足音をたてずに壁際におかれた寝台に歩み寄った彼女は、そこに横たわっている男の顔
をよく見ようと床に膝をついてかがみ込んだ。
 柔らかな栗色の髪。整った鼻梁、今は閉じられていることが残念にも思えてしまう瞳。
 剣を握るものとは思えない白く細い指を伸ばした彼女は、彼の頬に触れる寸前でその指
を握り込む。
 自分自身の手を見つめていた彼女は、そこに大きな手が添えられたことにびくりと身を
縮こまらせた。
「……ざくろくん?」
 まだねぼけているのか、その声は柔らかく彼女の名を呼んだ。ざくろがおそるおそる彼
――総角景――の顔に視線を戻すと、閉じられていたはずの瞳がゆるく瞬いて、彼女を見
上げている。
「どうかしたの? 手も冷えてる」
 答えはない。ぎしり、と寝台に肘をついて起き上がった景は、片手で添えていたざくろ
の細い手を、彼の両手に包み込んだ。
「怖い夢でも見た?」
 少し茶化したような声音に、ざくろは小さく首を振る。今はおろされている黒髪が、さ
らりと肩の上を滑った。
「……子どもじゃないんだから」
「子どもじゃないなら、こんな時間に男の部屋に忍び込んできたりしたら駄目じゃないか」
 苦笑した景は、なだめるようにそっとざくろの髪を手ですくう。頭を撫で、獣の形をし
た柔らかな耳をそっと指でくすぐる。
 ざくろは固い表情のまま、彼の寝間着の袖口をきゅっと握り込んだ。そのこわばった頬
のが、大きなてのひらで包み込まれる。
 ざくろの額に彼自身の額を軽くふれあわせ、景はざくろの肩に手を回して軽く抱きしめ
てあやすように優しく叩いた。慈しむその仕草に、けれどざくろは首を横に振る。
「子どもあつかいしないでよ」
「こんな時間に男の部屋に忍び込むなんて無茶をするのは子どもです」
 低く優しい声で囁かれ、それでもざくろはもう一度首を横に振った。
0249景×ざくろ 二2011/02/25(金) 23:13:18ID:mj22GOom
「――意地悪しないでよ……っ」
 月明かりにもはっきりとわかるほど頬をほんのりと染め、泣きだしそうな顔でざくろは
訴える。
「意地悪なんてしてないよ」
「してるわよ! わかってるくせにっ」
 心外だ、と表情で示す景の胸に、ざくろが飛び込んだ。広い背中に、細い両腕がすがり
つくように回される。
 小さくため息をこぼした景が、彼女の細い背中をそっと撫でる。
「……わかってるなら」
 そうして、景は右手でざくろの頬に手をあてて、拗ねたように目を伏せたままの彼女の
顔を上げさせる。
 びくり、と、どこか怯えたように肩を震わせたざくろの瞳を、吐息が触れあう距離での
ぞき込んだ景はおだやかに微笑んだ。
「ちゃんと言わなきゃ。どうしてほしいの?」
 ざくろが息を呑む。一度景のものと絡んだ視線は、すぐに逸らされた。
「べ、別に私がしたいわけじゃなくて……っ」
「ふうん?」
「だからアンタがそうしたいんじゃないかなって!」
「そう?」
 どこまでもやんわりと問い返され、ざくろが言葉に詰まる。しばらく視線をさまよわせていたざくろが、不意に肩を落とした。
「……だって、しなかったじゃない」
 景の背中に回したままの指に、力がこもる。無言のうちに続きを促され、ざくろが「昼
間」と呟く。
 ああ、と景はうなずいた。
「また桐と桜にみんなの前でばらされちゃったらかなわないしね」
「続きはあとでって言ったじゃないっ」
「今夜とは言ってないんだけどな」
 苦笑した景が、そっとざくろの唇をついばむ。不意打ちに身をすくめたざくろに、景は
ほほえみかけた。
「はい、続き。これでいい?」
「……っ」
 とうとうざくろの瞳が夜目にも潤んだ。きゅっと唇を引き結んだ彼女は、景の胸に額を
すりつけるようにして顔を埋める。
「意地悪しないでってば!」
0250景×ざくろ 三2011/02/25(金) 23:13:47ID:mj22GOom
「どちらかというと、意地悪されてるのは僕じゃないかな、これ」
 寝間着のざくろの後ろ襟から、するりと景が指を滑り込ませる。白い肌の上を滑らせる
ようにして肩に触れると、背中に回ったざくろの腕に力がこもった。
「どうしてほしいの?」
 再び景が問いかける。しばらく押し黙っていたざくろだったが、意を決したようにこく
んと喉を鳴らす。
「――アンタの、ことだけ……考えさせて……っ」
「どうやって?」
「それくらい自分で考えなさいよ!」
「そう? それなら、今の状態でも十分できるよね」
 そう言って華奢な身体を抱きすくめる景に、ざくろが慌てる。
「だ、だから……、その、いつもみたいに」
「ん?」
 ほら言ってごらん、とばかりに笑みの混じった声で問い返され、ざくろは景の背中に回
した手で軽く彼を殴りつけた。
「言えるわけないじゃない馬鹿!」
「まあ、ざくろくんだしね」
「何よ余裕ぶって! いつものヘタレはどこに忘れてきてるの!?」
「余裕なんてないけどなぁ」
 くすくす笑いながら、景が自身の胸からやんわりとざくろを引き離す。いまだ床の上に
膝立ちしていた彼女を寝台の上に引き上げた景は彼の前に少女を座らせ、前髪を避けた額
に、頬に、鼻に、唇を落としていく。
「――声は、なるべく我慢するんだよ?」
 こくりと頷いたざくろが目を閉じる。薄く開いた唇に唇を重ねると、どこか安堵したよ
うに景に身体を預けてくる少女を抱き寄せながら、景は重ねた唇の角度を少し変えた。
 舌先でつついて促すと、おそるおそるざくろからも応えがある。舌を絡め、唇を吸いな
がら、寝間着の袷に手を差し込んで上身頃をはだけさせる。
 こぼれでた柔らかな丸みをてのひらで包み込むと、ぴくりとざくろの肩が跳ねた。すで
に存在を主張している先端を指の間で挟むようにしながら、あるかなしかの力で動かすと、
唇を重ねたままのざくろが喉の奥でくぐもった声を上げた。
「声は我慢」
 まだ唇を触れあわせたまま短くそう告げられたざくろが、身体をこわばらせた。
「……口、離すよ? ちゃんと我慢してね」
0251景×ざくろ 四2011/02/25(金) 23:14:46ID:mj22GOom
 要求とはうらはらに、景の動きは次第に熱を帯び、激しくなっていく。顎から鎖骨にか
けてを舌先でなぞると、ざくろがとっさに自分の唇をてのひらで押さえた。必死で噛み殺
しているらしいが、その分くぐもった呼吸の音が景の耳に届く。
 彼女自身は小さいと気にしているらしいが、十分に指が埋まるその柔らかさを堪能する
ように、景の手が動く。尖端を口に含み、舌先で転がすように愛撫する。
「ッあ……!」
 堪えきれずにこぼれた声に、ざくろがうろたえる。胸に埋めていた顔を上げ、不安に揺
れる瞳をのぞき込むんだ景は、どうする、と小首をかしげた。
「我慢できないなら、やめとく?」
 ふるふる、と少女が首を振るにつれて、黒髪がさらさらと音を立てる。
「これくらい、我慢、で……っ!」
 強がってうそぶく少女を遮るように、いつの間にか忍び込んでいた景の指が彼女の脚を
舐めるように動く。膝からふとももへ、そして付け根へと動いた指は、すでに潤んでいる
箇所の寸前で引き返してしまう。
「っや……!」
 抗議の声を上げるざくろの唇に、景は人差し指を押し当てた。とたんにざくろが泣き出
しそうな顔でぐっと押し黙る。
 脚の内側を撫で上げられては膝頭のほうへと戻っていく。焦らすような愛撫の一方で、
景の唇はざくろの弱い動きで白いふくらみを蹂躙する。
 ちゅ、と音を立てて吸い立てていた乳首から唇を離した景は、責めるようにじっと彼を
見つめているざくろに笑みかけた。
「これくらい我慢できるんだろう?」
 囁いて、景はゆっくりとざくろを寝台に横たわらせて覆い被さった。
 ざくろの膝を畳ませるようにして脚を広げさせると、先ほどまでの動きを唇でなぞる。
初めの頃こそ汚い恥ずかしいと抵抗していた彼女も、今では与えられる快楽を受け入れ堪
えるのに必死だ。
 片手の指の数ほど寸前で引き返したところで、ざくろがとうとう降参の泣き声を上げた。
「お……おねが、い、そこぉ……っ」
「ここ?」
 熱くぬかるんだ箇所を、鳥の羽でくすぐるように景が触れる。びくりと背中をはねさせ
た少女は、それでも必死に唇を引き結んでいた。
「もっと、かな?」
 こくこくとざくろがうなずく。つぷりと中指を飲み込まされ、てのひらで敏感な尖りを
揉むように刺激されると、ざくろはくぐもった悲鳴を飲み込もうと両手を口に押し当てた。
0252景×ざくろ 五2011/02/25(金) 23:15:17ID:mj22GOom
「んっ! ……っふ、んむぅ……!」
 それでも押しとどめきれない呼吸音がもれる。狭い室内にそれが響く度に、怯えたよう
にざくろは景を見上げた。大丈夫だよ、と言いきかせるように景は口元を押さえている手
の甲にそっと口づけた。
 声を聞きつけられて見つかることよりも、この行為を打ち切られてしまうことを少女が
怖がっているのを、景は知っている。
 誰よりも近い所で互いを感じられる温もりを、与え合う悦楽を、欲しいのになかなか素
直に欲しいと言えないざくろだ。住居と職場が同一である集団生活な上、勤務時間が不規
則な二人の生活では、こういった機会もそうそうはない。
 だから、少女は必死ですがりつく。やめないでと、我慢するからと視線で訴えてくるざ
くろを愛おしく見つめ、景は柔らかな耳を唇ではんだ。
「……入れてもいい?」
 小さく息を呑んだざくろが、ゆるゆると頷いて力を抜く。必死で押し殺していたからか、
熱く籠もった吐息をこぼしている唇を柔らかく吸い上げて、景は自身をざくろに押し当て
た。
 未だ慣れない様子で、それでも彼を全身で受け入れようとざくろの腕が景の首の後ろに
回る。汗ばんだ肌がひたりと吸い付く感触を心地よく感じながら、彼は少女の最奥を突き
上げた。
 声をこらえたいのか、ざくろの唇が景の唇を求めてがむしゃらに押し当ててくる。煮え
てくる思考にまかせて無茶苦茶に貪る。互いの熱に煽られて、互いをきつく抱きしめなが
ら景がざくろの中で果てるまで、ただ荒い息が月明かりに照らされた室内にたゆたった。


 実は景の隣室は無言の打ち合わせのうちに留守であり、ざくろの隣室に人が増えている
ことは、内緒にしておこうと決意を新たにしながら、腕の中で寝息をたてている少女の涙
のにじんだ目尻に景は唇を寄せた。
0253名無しさん@ピンキー2011/02/25(金) 23:17:20ID:mj22GOom
昨日このスレに出会って、勢いで書いたものなのでぬるめですみません
このスレが萌えであふれかえることを願って
お粗末様でした!
0255名無しさん@ピンキー2011/02/26(土) 13:00:20.65ID:ZgI3SLd5
>>253
GJ
久しぶりに良いもの見れました
総角が微妙にSっぽいのがいいw
0257名無しさん@ピンキー2011/03/13(日) 04:29:45.02ID:TWso6Uyb
地震でざくろの漫画がぐちゃぐちゃになっちゃったよう…
0259名無しさん@ピンキー2011/03/24(木) 21:19:26.20ID:G7jiSL3n
>>253
遅くなったけどGJ!
余裕のある総角と懸命なざくろ、いいな
きゅんきゅんした。
良ければまた書いてください。

ノマカプもいいけど、たとえば総角と薄蛍とか、利劍とざくろとかも読んでみたいと言ってみる。
0260名無しさん@ピンキー2011/03/26(土) 21:47:52.88ID:qb+7ZtYG

それは普通にノーマルカップルというんでないはかね
0262名無しさん@ピンキー2011/04/01(金) 20:10:31.31ID:F9/pbXpd
原作者のついったーで制転換した双子と丸竜が!!
だれかあの設定で書いてくれないかな―。
0263名無しさん@ピンキー2011/04/02(土) 00:39:31.97ID:hLTDsn/O
他の二組も逆転イラスト上がったよ
0280名無しさん@ピンキー2011/09/11(日) 18:40:39.26ID:sK08vuY+
今更ながらドはまりしてしまった。
キャラ板がどこにあるかわからなかったので投下させてもらいます。

・エロなし
・利すす
・2レスくらい

ここエロパロだからがんばってエロまで持ってきたい…!
0281利すす 縁側にて2011/09/11(日) 18:42:39.66ID:sK08vuY+
昔からどうも人と関わるのは苦手だった。
外を歩けば軽蔑を含んだ視線に晒され、
五感は知りたいこと以上に感じとってしまう。
それに何より触れるだけでー


「薄蛍」

「利劍様」
「そのままだと風邪を引いてしまう」
確かにざくろと風呂上がりに別れてからどれ程の時間物思いに耽っていたのだろうか?
秋に代わる空気が火照った体に心地良くて涼んでいたものの
いつの間にか髪も指先も大分冷えてしまっていた。
「ごめんなさい」
「謝ることはない。部屋まで送ろう」
そう言って手を差し出される。
「ありがとう、ございます…」

そして、手と手が触れる。
0282利すす 縁側にて2011/09/11(日) 18:43:55.19ID:sK08vuY+


「不思議」
半妖の私を恐れず
心が読めると知っていても体に触れて下さって。
私に心を配ってー
…下さるのは触れなくてもわかっているけれど。
あなたの全てが私に訴えかけているから。
今も、何時も。


そして、手から伝わってくる疑問の言葉に答える。
「ここに、こうして、いることが」
なんだか気恥ずかしくて頬が染まってしまったことには気づかれてしまっただろうか?
気づかれてしまったんだろうな。
あなたの口元がふっと緩んだから。
「やはり冷えてしまっているな」
私を包みこむ大きな手。
幾重にも折り重なって伝わる感情に私はさらに頬を染め
二人で歩き出す。



夜はまだ長い。
0283利すす 部屋の前2011/09/11(日) 20:48:57.96ID:sK08vuY+
「ありがとうございます」
自分の部屋の前でふわりと微笑む薄蛍を見て、こちらの心も綻ぶ。
妖人省に来てからまだ幾許かの月日した経ていないというのに
口元が緩む回数が増えた。

薄蛍の言葉を借りるとすると「不思議」なのだろうな。

元々口数の少ない所にこの体格、この顔つき。
初めて会った時には薄蛍を怯えさせてしまったが、
今はこうして隣で微笑んでくれている。

多分、自分と薄蛍は似ているのだ。
あまり誰かと関わるのが上手くないという点で。
…あの妖刀騒ぎの時に
「厭でしょう?こんな力を持つ相手に触れるのは…」
と問いかけられたが、言葉に出すのが上手くない自分には、ありがたいと思ってしまった程だ。
気持ちを上手く伝えられないから、読み取ってくれると助かる、と。
0284利すす 部屋の前2011/09/11(日) 20:54:33.03ID:sK08vuY+
ただ、今は薄蛍に触れるのに躊躇う瞬間がある。
薄蛍を気遣う心の奥底に
薄蛍に対する熱く汚い感情を抱いている時。
「人の心は幾重にも折り重なっているから、物ほど確かには解らない」
ならばどれだけ感情を折り重ねれば、彼女にこの激情を読み取られることがなくなるのか。

薄蛍に触れるのを拒否すればきっと彼女は傷つき、自分を責めるだろう。
ただ、この想いを読み取られれば彼女は困惑し、自分を軽蔑するだろう。

…では軽蔑される方が良いか。




「あ、あの…利劍様…」
怖ず怖ずと薄蛍に声を掛けられて初めて自分の失態に気がついた。
自分の愚かさに怒りさえ覚える。
そうだ、縁側からずっと手を…!


刹那、何かを決意したかの様に
「りっ利劍様っ!」
頬どころか顔全体が朱に染まった薄蛍に
「私、もう少し利劍様とお話が…っ!」
と自分を見上げながら言われたから

自分も言葉に出さなくてはいけないな。

「…俺の部屋でいいか?」

手を握りしめながらこくこくと頷く薄蛍の頭を撫でて
また歩き始める。





今夜は月が奇麗だ。
0285名無しさん@ピンキー2011/09/11(日) 20:56:40.46ID:sK08vuY+
2どころか4レス消費して申し訳ありませんでした。
この流れだったら次はエロに行ける!
0290名無しさん@ピンキー2011/09/18(日) 17:16:07.31ID:YoIuYCP/
281の続きです。

・利すす
・本番前まで

なかなか進まないので、最後まで辿り着ける様
決意を込めて投下します。
もしもしなので改行注意です。
0291利すす 部屋の中2011/09/18(日) 17:19:36.23ID:YoIuYCP/
私はしたない…という小さな呟きが部屋に溶けた。
暗闇にランプが灯り、物のない殺風景な部屋が陽の下の様に明るくなる。
片付け等で何度も足を踏み入れてきた部屋のはずなのに落ち着かないわ
と辺りを見回しながら薄蛍は思い、片手でそっと頬を抑える。


正直に言うと、少し驚いた。
先程雪崩の如く押し寄せてきた、大輪の赤い花の様な、炎の様な感情。
全てを読み取る事は難しいが、あれ程のものであれば感じる事ができても良さそうなものなのに。




「あ」
二人を結んでいた手が離れる。
寝台が鳴る音と指先から離れた熱に意識が戻る。
ぼんやりとしているうちに、薄蛍は寝台に座らされ
利劍は向かいの椅子に座った様だった。



「薄蛍」
「はい!」
「怯えさせて…すまない」
耳が垂れ下がっていたから、と加えて利劍は薄蛍を見つめた。
自分が声を掛けて驚いたのだろうか、部屋に入れてからしゅんとなった耳が元気を取り戻したものの
間を置かず垂れ下がってゆく。
「そんな!怯えてなんてないんです」

「ただ少し驚いただけ…」

節目がちで恥じらいながら呟かれた言葉に、利劍の中で張り詰めていた緊張がため息として現れる。
感情を露わにしたことで嫌悪されるかと予想していたのだが。
目の前に座る姿が愛しくて仕方なくなり、頭と耳をさすると
乾ききっていない髪が指に絡んだ。
薄蛍の耳がぴんと立つ。
0292利すす 部屋の中2011/09/18(日) 17:24:57.81ID:YoIuYCP/
「俺は…狡い」
「…なぜ?」
「この通り、言葉に出すのは上手くない。…だからお前の力に頼っている面がある。」
こうやって向かいあっている今も、頭から手を離せずにいる事に少し後ろめたさを感じる。

「お前は声に出さなければならないのにな…
俺が読み取って遣れれば良いのだが」

まだ足りない。
けれど言葉ではどう伝えて良いのかもわからない。
薄蛍の頭に置いた手のひらに知らず知らず力が入っていることに気付き
利劍は己の愚かさや卑怯さに怒りを覚えた。


「…うれしい
私の力が利劍様の役にたっているのが嬉しいから」

怒らないで下さい。

鼻を啜る音と共に発された言葉。
浴衣にぱたぱたと落ちる大粒の雫。
薄蛍はよく泣くな、と思うと同時に
利劍は目の前の華奢な体を抱きしめていた。


ぐ、と骨が軋む
薄蛍は一瞬何が起きたのかわからず
でも利劍の息が耳にかかり、厚い胸板に受け止められている事に気がつき、
胸が甘く切なく締め付けられて
茶がかかった瞳から益々涙が流れていく。
「利劍さまぁ…」
そして浴衣に、愛しい人の名と水分が吸われていく。

日々の鍛錬で乾いた肌と、骨太で、けれど繊細な動きをする手のひらで顔を包み込まれ
少し湿った唇が目の端にそっと置かれ、雫を吸われる。
その慣れない感覚に薄蛍は驚き、涙は流れるのを止めた。



そして、利劍は自身の唇を薄蛍のそれまで滑らした。




長いのか短いのか、どのくらいの時間をその様に過ごしていたのか当人達でもわからない。
ただ、離れるのが名残惜しくて。


「…怖いか?」
薄蛍の体に利劍の言葉が響く。
それはたった一言だったけれど、ひどく甘い声で。
「いいえ。利劍様は…私に怖い思いなどさせないと、知っていますから」
ううん、違う
「私、利劍様と一緒だったら怖い事なんてないんです」
薄蛍は自分の言葉に思わずふふっと笑いながらそう伝えると
目の前にいる目を細めた愛しい人に、再度体を抱きしめられる。
もう涙は出ない。
0293利すす 部屋の中2011/09/18(日) 17:29:23.95ID:YoIuYCP/
不思議。
こんなにも触れているのに感情が全然わからない。
これは私が混乱してるから?利劍様が混乱してるから?
ただ、ふわふわして暖かくて幸せな気持ちでいられるから
心が読めなくても何でもかまわない─
そう思うと自らの腕を利劍の背中に回した。

とさり、と横たえられると在るべきところに収まったかのように再び唇が触れ合う。
何度も何度も角度を変えて
啄まれて唇を開かれて
いつの間にか侵入している利劍の舌に、口内を丸く攻められ歯を辿られ、舌を絡め吸われた頃には
もう薄蛍は今まで体験したことのない感覚に、体の力が入らなくなっていた。

「ふ…っはぁぁ」
慣れない息苦しさに頬を染めながら荒く呼吸をする薄蛍を、利劍に気遣う余裕はない。
それどころか薄蛍のそんな姿こそが、利劍の余裕を奪っていく。
利劍は薄蛍の頬に手をあてると、不自然な感覚に思わず呟いた。
「あぁ、お前の耳はここにあるのだったな」
そう、黒い獣の耳を指先で弄る。
人間に在るべき箇所はやわらかな産毛に覆われていて、半妖ならではの頭の上でひょこひょこと動く狐の耳。
思わず唇で加えてみる。

「っやぁ…みみぃ…っ」
触れる度跳ねる体がかわいらしく、ついつい意地悪をしてしまう。


その心が薄蛍にも伝わってしまったのだろうか
軟骨に感じる歯の形だとか、耳元で聞こえる水音だとかに翻弄されていた薄蛍から
「利劍様の意地悪…」などと舌っ足らずな声が聞こえてきたから
「まだまだだろう?」
と耳元で囁いてしまった。
0294利すす 部屋の中2011/09/18(日) 17:36:20.67ID:YoIuYCP/
首元をなぞられる指が唇に、そして舌へと変化していく。
しゅるりと帯を外され、胸元が開かれる。
普段着に比べると浴衣など簡単に脱ぐ事ができるものだから、
薄蛍の鎖骨に利劍が顔を埋めている時には、二人ともそんな姿になっていた。
がっしりとした体躯に詰まった筋肉、日に焼けた肌
首をくすぐる刈りそろえられた髪にもう何も考えられなくって、薄蛍は利劍の首に手を回して体を寄せた。

その姿から汲み取れる感情は
「おねだり」
その体勢になったことで、利劍の首筋にも薄蛍の熱く漏れる吐息がかかる。
その状況は利劍の理性を奪うには充分なもので。

利劍の指が胸の突起に触れた。
「ぅぁ…!」
と自らに流れた電流と、発した獣じみた声に薄蛍は泣きたくなった。
それがどういう種の涙なのかを考える事はできなかったが。
膨らみのない自分の胸。
それが利劍の手によってやわやわと形を変え、舌で転がされてゆく。
降り注ぐ快感にいやいやと頭を振ると、額に髪が張り付いた。
それでも利劍が胸元から離れる事はない。



ここから逃げなければ、どうにかなってしまう。

薄蛍は溶けた頭でそう考え、のし掛かる身体の下で、もぞもぞと動くと
利劍の肩に手をかけた。
途端、薄蛍の心が軋む。

手の下にあるのは、拐われた自分の所為で作った刀傷だった。
妖力を注いで治療にあたり、それから日も経ってはいたが、きっと一生消えることはないだろう深い傷。
ただ、気づいてしまったからには目をそらす訳にもいかない。

最初は折れそうな指で撫で、しばらくすると舌でちろちろと舐めた。
消えなくとも、癒やしたい。
その一心で舌を滑らす。


薄蛍の首筋に溺れていた利劍は、肩口にくすぐったい感覚を覚え、ふと肩を見やる。
そこには必死に自身の肩を撫で、唇を滑らしている薄蛍がいた。
…何を考えているのかはわかったが

「薄蛍…そうしても傷は消えない」
「あ…」
「お前が無事なら良い。…だが…」
ありがとう

本当に愛しくて、利劍は唇同士を触れあわせ、髪を指で梳き、首から背中の窪みへと指を滑らせた瞬間。


「ゃぁぁあぁ…っ」
もの思いに沈んでいた間も体は高いところに上り詰めていて
新しく加えられた刺激に耐えられる事ができず
薄蛍の意識はふつりと途切れた。
0295利すす 部屋の中2011/09/18(日) 17:38:25.94ID:YoIuYCP/


ここまで。
拙いですがやっぱり最後まで連れて行ってあげたいので
またこちらをお借りします。
0298281の人2011/09/19(月) 18:05:29.06ID:uUQMIFk4
意外にするすると書けたから投下
これで最後です。

・利すす
・終わりまで
・大したことないのに長い

お借りします
0299利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:07:14.96ID:uUQMIFk4
真っ白な雪の中に薄蛍は立っていた。
しんと静かな雪原。
足音も、息も声も雪に吸われていってしまう。
しかし、不思議と不安ではなかった。
寂寥感は皆無であったし、何よりも雪原なのに暖かく感じる。

これは利劍様の心の中だ。

何故だか強い確信を持って薄蛍は駆ける。
遠くに、雪を被った何かが見える。
どうやら植物の様だ。
近づき、ぽすぽすと雪を払い見れば、葉と実を残した南天。
あぁ、この実が先程の「秘めている感情」の─…



ぼんやりと意識が戻り、霞んだ瞳に眉根を寄せた人物が映る。
伝わる不安に平気、と応えたくて頬に手を伸ばした。
「薄蛍…」
すまなかったな
と流れてくる気持ち。
荒い呼吸と湿った肌が、自分が意識を手放してから余り時が経っていない事を教えてくれていた。
幾許もない時間、どれほど心配をかけたのだろう。
同時に、自分の淫らさに血が逆流しそうになる。
「薄蛍…っ」
何かを確かめるように名を呼ばれ、抱きとめられながら張り付いた髪をかき分けられたなら
そんな自分の思いも吹き飛んで、溶けた様に抱きついてしまう。

「りけん、様ぁ」
「…無理をさせてしまったな」
そう言うと布で汗を拭い、くしゃくしゃになった浴衣を肩にかけられる。



言わない。
私だけ言葉にしなければいけないなんて、狡いんでしょう?
私を大切にしてくれるあまりに少し臆病な貴方から
伝わってくる言葉は聞こえない振りをして
俯きながら

ぎゅっ

と逞しい手を握る。
もう、与えられるだけなのは嫌だ。
自分の行為がどれほどはしたないものだとしても─
きっと利劍様は傍にいて下さると信じて。
0300利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:09:11.87ID:uUQMIFk4
ほんの少し時が過ぎた。
勇気を出してとった行動に何の反応も得られず、不安に思い見上げてみたら
そこには狐につままれた様な利劍の顔があった。
あぁ、私はどうしたら良いの?
泣きそうになりながらゆっくりと瞬きをして、もう一度目の前の顔を見たときには
そこには半妖の自分よりも獣の目をした人間がいた。


途端、呼吸が出来なくなる。
唇を吸われ、絡め取られて貪られて。
口内で水音が響く。
再び背中の窪みに指を這わされ、おとがいごと後ろに反ってしまうと
糊で貼りついてしまったかの様に利劍の唇も着いてきて薄蛍の吐息も言葉も、利剣の口に吐き出されていった。

背中を執拗に責められ、その度にくぐもった声を吐き出していた薄蛍の唇が漸く解放された。
息苦しさに生理的に出た薄蛍の涙を利劍は指で拭い取り、かと思うと華奢な鎖骨を唇で辿り出す。
吸われすぎて少しぽってりとした薄蛍の唇からは
「や…そ、っぁ…っ」だとか
「ひぁっ…んっ」だとか
甘い嬌声が零れ出ているが
それは利劍の耳には届かない。
0301利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:10:17.08ID:uUQMIFk4
節ばった指が、背中、胸、そして腰へと何度も往復する。
もはや意識がどこかに流れ出ていってしまったような薄蛍は
その度に高い声を出して鳴く。
そんな状態であったから、薄蛍の足を開かせるのはいとも容易い事だった。

閉じられた口は撫でれば蜜を溢れ出させ
侵入者を簡単に受け入れる。
ただ、生きてきた間に経験した事のない、自分の中で何かが蠢く感覚に
薄蛍の意識は幾らかはっきりとし
「やっぱり…はしたない…」と力なく抵抗した。
利劍は口元を緩ませると
薄蛍の髪を撫でて、再びぼんやりとした世界に連れて行く。
節ばった指が、背中、胸、そして腰へと何度も往復する。
もはや意識がどこかに流れ出ていってしまったような薄蛍は
その度に高い声を出して鳴く。
そんな状態であったから、薄蛍の足を開かせるのはいとも容易い事だった。

閉じられた口は撫でれば蜜を溢れ出させ
侵入者を簡単に受け入れる。
ただ、生きてきた間に経験した事のない、自分の中で何かが蠢く感覚に
薄蛍の意識は幾らかはっきりとし
「やっぱり…はしたない…」と力なく抵抗した。
利劍は口元を緩ませると
薄蛍の髪を撫でて、再びぼんやりとした世界に連れて行く。
0302利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:12:51.00ID:uUQMIFk4
薄蛍の焦点の定まらない目が、いつもの薄蛍ではない事を証明してはいたが
それでもこの状況に戸惑いを隠せない。
きっかけを作ったのは己の所為だが…
世辞ではなく、薄蛍の白魚の様に美しい指が醜い欲望に絡みついているこの状況に。
白魚が泳ぐ度にその動きに翻弄されてしまう。
喜びと、ほんの少しの後悔。


「…っ薄蛍」
名を呼んで抱きしめても目の前の瞳はまだ焦点が合わなくて
それでも沢山の光が煌めいているから
これだけは言葉に出さなければならない。
「お前が欲しい」
と。






「…はい」
意識が戻ったのか戻らないのか
許可が降りてしまえばそれはもうわからない。
何せ鉄壁の様な理性は既に薄蛍によって融かされているのだから。

きつく抱きしめてから欲望を埋めていく。

細い体でそれが大きな負担となることは、想像に難くない。
なるべく痛くないように少しずつ腰を進めて行く。
しかし、痛いものは痛いのだろう。
腕の中で息をのみ、歯を食いしばって身を固くする薄蛍。
でも、口元だけは無理やり笑みの形を作って見せられたから、このまま進める決意をした。
常の利劍ならこのまま引いていただろうが、
ここにいるのは常の利劍でも薄蛍でもない。
0303利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:14:55.58ID:uUQMIFk4
利劍は薄蛍の唇に自らの肩を押し付け、髪と背中を撫でながら
そのまま一気に奥へと侵入していった。
「─ひっ───」
という薄蛍の声にならない悲鳴を聞いて胸が痛む。
薄蛍の犬歯に肩を食われてしまったが相手の痛みに比べれば気にすることもない程度の痛みだろう。
そうしてそのままの姿勢で、子どもをあやす様に抱きしめ続けた。



薄蛍は痛みが若干引いてきた頃、自らの口の中にある鉄の味に違和感を覚えた。
こじ開けられる辛さ、突き破られる衝撃、まだ中心がじくじくと痛むが幾分落ち着いた。
しかし口内は全く痛くない。
利劍の顔を見たいと自らの顔を上げると肩に二つの傷が現れた。
すぐに血が珠のようになる様は傷の深さを物語っている。
眉が下がっているのは自分でもわかっているが、とりあえず治療をしなければと慌てていると
ぽん
と頭に手を置かれて口づけられる。

俺の痛みはお前に比べるべくもないし、傷が治らないのならば、それはそれで本望だ。

確かに伝わるその感情に、薄蛍は体の力を抜いて愛しい人の胸にすっぽりと収まった。
0304利すす 寝台の上で2011/09/19(月) 18:16:47.14ID:uUQMIFk4
痛みを感じる体でも、自分の中心にあるものは意識せざるを得なかった。
なにしろとても熱い。
薄蛍は恥ずかしくなって身じろぐ。
そうすると困るのは利劍だ。
きつく自分を受けとめる薄蛍の中は、本人の様に優しく繊細に動き
それだけでも信じられないほどの刺激なのだが、身動きをとられるとさらに刺激が高まる。

「─っ薄蛍っ」
いつになく語気の強い利劍の言葉に、薄蛍は身を固くする。
「…あ…」
そして薄蛍からふふっと笑みが零れた。
─かわいい
目の前の男性とは似ても似つかない言葉に、笑いが止められない。

「利劍様っ」
くふくふと笑いながら笑顔を見せる女と、苦虫を噛み潰した様な顔を見せる男。
そして女は意地悪されたお返しに、と耳元で囁く。
「だいすき、です」



緩やかに腰が動き始める。
突き上げる度蠢き、きつく形を変えながら優しく受け止められる。
まだ体は痛むだろうに「大丈夫ですから」と微笑まれれば
自分の欲望を優先してしまった。
つくづく俺は薄蛍に甘えてしまっているな…
その意識もじゅくじゅくと鳴る水音と肌の重なる音で遠くに追いやられてしまう。
そして、きゅうと薄蛍の中も、自分にしがみつく腕の力も強くなってきた頃
二人で抱き合って


そして部屋は静かになった。
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