【みなみけ】桜場コハル Part 13【今日の5の2】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
マコちゃん「おいマコト!私のカッコして南んち行くのやめろよ!」
マコト「何だよ、ちょっとぐらいいいじゃんケチ!」
って感じかな? マコちゃんの拒絶のポーズで涙浮かべる千秋可愛いよ千秋、みんなに慰められて仲良くなりかけるが、マコちゃんのうっかりで泣いちゃう千秋可愛いよ。
つか、8巻は歳相応な千秋が見れて満足じゃ、「ぺぺろんちーの」と保坂の話聞いてる千秋も可愛い >>121
マコトの姉がマコちゃんにそっくりだったりしたら笑う >>124
古着とは言ってないし案外歳近いんだろうなぁ マコちゃんとは逆に男らしすぎる漢女なのかもしれない >>126
男装したら男らしいマコトに・・・
ってあれ? >>126
まあ、母親が男気的な面を持ってるらしいから。
そういう家系なんだろう、と思う サービス精神が旺盛な父
漢気のある母か、サイズピッタリな服を持ってる謎の姉(双子疑惑)、つまりマコトの家は面白いって事か。 今週の洗脳ネタは何かしらエロネタに使えそうな感じだな
思いつかないけど >>135
「セクハラしてきた数学教師が、顔面に液をかけた」
「カ、カナー?」
「数学教師が、かけるってのがオシャレだねー。何桁の精子に何のー?」
「カナ、ちょっと話し合いましょう。さあ、こっちへ」 「たー! あんたのせいでアソコがグチョグチョになっちゃたじゃなーい! どーしてくれんのよ!」
「今、イッたか?」
「イッたが、どーした?」 本編の最後のコマは何気に全世代キャラ集合してたな
一瞬最終回かと思ったぜ ttp://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko045592.jpg
生まれる順番逆だったら・・・ 春香ねえ様ボディの千秋が藤岡にのっかるわけだ
すると藤岡の番長が隆起するわけだ
そして保坂がロリコンになってしまうわけだ >>143
ちょっといいかもと思っちゃったじゃねーかコノヤロー 愛のためなら人はロリコンにもなれるって偉い人が言ってた しかし、やりたい盛りの中学生が、たとえ小学生とはいえおにゃのこのお尻を股間に押し付けられたら
多少なりと藤岡はもよおしてしまうのではないかと思うのだ。 藤岡「うなじフェチだから首が見えなかったら大丈夫さ!!」 とゆうことは藤岡イスに夏奈が座ったらフルおっきですね 好きな子と妹みたいな年頃の子に座られるとじゃそら違うでしょw >>154
千秋「どけバカヤロ―
そこは私の席だ」 でもカナはまるっきり藤岡の想いには気づかないし
チアキがこのまま成長したらいつか藤岡は揺らいじゃうな つまりいつかはカナが藤岡を好きになるが
藤岡がそれに気づかない、という逆の構図も有り得るということか カナのアプローチもわけわかんないことになりそうだしなw そしてどっちもストレートな表現になって、告白の次がベッドシーンとかになるタイプ そこは問題ないじゃなくて、どうっていうことないだろ まこちゃんも処女だから問題ない
速水先輩はどうだろうか 藤岡×千秋が可愛すぎるので思わず書いた
後悔はしていない
―――――――――――――――――――――――――――――
南に、デートに誘われた。
いや、デートと言っていいのかな。
とにかく、映画に一緒に行こうと誘われた。
金曜の放課後。
南が、オレの席にやって来て言った。
「コレ新聞屋が持ってきたんだけどさー。試写会の券。
ケイコもリコも都合悪いって言うし、藤岡ぁー、お前土曜ヒマか?」
そんなことを言われたら、オレには
「も、もちろんヒマだよ」
という答えしかない。
「よーし、じゃあ明日、駅前に十一時なっ」
そう言うとスカートを翻しながら廊下を駆けていく南。
うわあ。
なんだかドキドキする。
南の私服。
いや、いつも南の家に入り浸ってるから部屋着がどんなのかは知ってるけど。
でも、お出かけするときの服装ってどんななんだろ。
その晩はドキドキしてなかなか眠れなかった。
目覚まし時計を六つも仕掛けて、絶対寝坊しないようにして。
ドキドキしつつも、いつしか寝てしまってたようだ。
次の朝、一つ目の目覚ましで飛び起きて。
――デート。南と、デート。
歯を磨いて。髪も洗って。鏡の前で入念にチェックして。
――デート。南と、デート。
そんなことを考えてると、一時間も前に駅前に来てしまった。
ドキドキしながら南を待つ。
そわそわしながら。
「ふじおかーー」
呼ばれた声に振り向く。
ふわふわの明るい色の髪。
真っ白な、ひらひらなワンピース。
スカートがふとももの途中で終わってて、そこから伸びる白い肌が白いニーソックスに包まれてるのも
なんていうか可愛くて。
斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。
斜めに小さなポシェットを掛けてるのも可愛い。
……あれ?
そこでオレの名前を呼んでたのは、眠たそうな目の小学生。南の妹の千秋ちゃんであり。
「チアキちゃん?」
「あのバカヤローはな、タケル叔父さんのケーキバイキング食べ放題券に釣られていっちゃったよ」
千秋ちゃんが言うには、今朝突然やってきたイトコのお兄さんのケーキバイキングタダ券に釣られて
南はそっちに行ってしまったとのこと。
「だから私が代わりに来たんだ」
そう言うチアキちゃんは白のノースリーブのワンピースを着てる。フリルとレースが結構可愛い。
オレの視線に気づいたのか、チアキちゃんはミニなスカートをひらりと翻してくるっと廻ってみせる。
ニーソックスとミニなワンピースの隙間の絶対領域がなんだかドキドキする。
「ハルカ姉さまのお下がりなんだ」
と、嬉しそうに言う。
「み、南はそれ着てないの?」
と、つい訊いてしまったら、チアキちゃんはそれに答えてくれる。
「あのバカヤローはいっぺんだけ着たそうだよ。あのバカは小学生の頃は大股で全力疾走してたから、
パンツが見えちゃうっていうんでそれ以降禁止になったんだそうだ」
「そうなんだ」
南がこのワンピースを着てる絵を想像してしまいつい
「可愛いよ」
と言ってしまった。
そしたら、嬉しそうにチアキちゃんは微笑んだ。
いつも無表情なチアキちゃんだけど、オレには判った。
口角がほんのすこしだけ緩んで、目つきがちょっとだけ優しくなる。少しだけ嬉しそうな笑み。
ほんのかすかな笑みを浮かべたまま、
「ホラ。券、ちゃんと預かってきたんだ」
とチアキちゃんはオレに券を一枚差し出す。
「あ、でも、チアキちゃん、大丈夫? これって結構怖い映画だって評判だけど」
「私もこの映画が見たかったから丁度いいよ」
そうなのか。
「結構混んでるね」
と、行列に並びながらチアキちゃんに言うとチアキちゃんはオレの手につかまってきた。
「チアキちゃん、楽しみ?」
「うん」
なんだか周囲の目が微笑ましいものをみるような雰囲気なのはなんなんだろう。
なにもヘンなことしてないのに。
ロビーも結構混んでる。映画の試写会ってみんなこんな感じなのかな?
「チアキちゃん、なんか飲む? 炭酸でいい?」
「250円もするからいらないよ」
「じゃあポップコーンは?」
「400円もするだろ。もったいないよ」
南だったら一も二もなく「オレンジジュース! ポップコーンはLでな! バター味だぞ! 間違うなよ!」
とか言うところなんだろうけど。
「でもさ、オレ映画おごってもらうわけでしょ? チアキちゃんになにかお返しがしたいんだけど」
そういうとチアキちゃんはしばし考えた後
「じゃあ、ポップコーンをいっしょに食べよう」
やっぱりいい子だなあ。
歳相応の女の子っぽい笑顔を見せてくれて、なんだか俺も嬉しくなった。 人気の映画の試写会だけあって、館内は混雑してる。
オレとチアキちゃんは、なんとか中央後ろよりのいい席を確保できたけど、上映間際になって
オレとチアキちゃんの前の席に大男が座ってしまった。
っていうか、なんでこんな映画の試写会に男二人連れで来るんだよ?
というツッコミを胸に、これじゃオレはともかくチアキちゃんはスクリーン見えないんじゃ?
「見える?」
「ん…」
予告編が始まったのに、チアキちゃんは前の席の大男のせいでうまく見えないみたいだ。
「ふじおか、ちょっといいか?」
といってチアキちゃんは俺のひざの上に移ってきた。
あ、これはこれでいいかも。
チアキちゃんはこれでちゃんと見えるし。
オレはオレで、なんだか南んちにいるみたいでリラックスできるし。
ホイップをぴこぴこ言わせてるチアキちゃんもなんだか、機嫌がいいみたいだ。
映画はアメリカのどっかの田舎町のショッピングモールで普通にゾンビが大暴れしてるところから始まった。
――うわあ。
オレは主人公とヒロインにゾンビが襲い掛かってくるシーンでちょっとビビってしまった。
やっと逃げ切った、と思った展開からゾンビが窓を突き破って出てきた瞬間、チアキちゃんがびくん、と大きく跳ねて
オレの膝からずり落ちかけた。
ずり落ちないように、チアキちゃんの腰に手を回す。
しっかり支えてあげなきゃ。
そんなことを思いながら、映画を見る。
――あれ。
フリルのひらひらの下に、チアキちゃんの肌を感じてしまう。
――チアキちゃんは細いなあ。
――女の子ってみんなこんなに細いのかな?
その肌の柔らかさと、暖かさを感じながら俺はスクリーンを見てる。
ヒロインの女の子が、ゾンビから逃げるのに必死になってる姿。
やたら薄着でおっぱいの大きなヒロインが、ゾンビがうろついているショッピングセンターで、息を殺して隠れている。
そのヒロインの表情が、なんだかチアキちゃんにちょっと似てるなと思った。
――チアキちゃんも、将来こんな風になるのかな?
潤んだ瞳で主人公を見上げているヒロインの顔が、なんだかチアキちゃんに見えてきて。
俺は、ポップコーンを摘んだ手を途中で止めてしまっていた。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
――内田や吉野が言ってた。カレシってのをつくるとキスされたりもっといろんなことされるって。
――カナのバカヤローや、ハルカ姉さまも、なんだかそれを楽しくていいモノみたいに言ってたことがある。
――でも、そうなのかな。
千秋はそんな風に考える。
自分もいつか誰かとそんなことをするのだろうか、と。
自分も、あんな風に男と唇を触れ合わせたり、男の腕に抱かれたりする日が来るのだろうか?
千秋にはそんな姿は全然想像できない。
千秋はすこしだけ悲しくなる。
――あんなふうな楽しそうなことが、私には起こらない。
――あんなふうな幸せそうな、能天気な幸福は私の上には降ってこない。
突然、千秋は一人きりになってしまったような寂しさに襲われてしまう。
なんて呼んだらいいのかわからない。
胸の奥が痛くなるような。
大人びている割に、千秋にはわからない。
それが「悲しい」という気持ちだということを。
千秋の目に映る映画の中で、ゾンビから逃げ切ったヒロインは主人公に抱きついて喜んでる。
千秋はそれを羨ましく思った。
――幸せそうで、嬉しそうで、でも私には起こらない、いいこと。
――私にはきっと、そんなことは起きない。
なぜだか涙が出そうになる千秋の腰を、ぎゅ、っと藤岡の腕が強く抱いた。
――……あれ?
ヒーローの顔が、藤岡に変わる。
すると抱きしめられているヒロインの顔が、千秋のものに変わっていく。
――ふじおかと。
――ふじおかとだったら…
どういうわけか、スクリーンの中の二人の姿が千秋には自分と藤岡の姿に見えてきてしまう。
どくん。
――あれ。
どくん。どくん。
――どうしたんだろ
千秋は自分の胸の内側が急に暴れだしたのに気付く。
そんななか、藤岡が目の前にポップコーンを摘んだ手を差し出してくれている。
…ん。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
スクリーンの中で濃厚なラブシーンが展開されてる。
うわあ。
こ、これって、チアキちゃんにはちょっと目の毒っていうか、教育上よくないっていうか……
そんなことを考えて固まってた俺の指に、なんだか柔らかくて暖かい、湿ったものが触れた。
それはチアキちゃんの唇。
チアキちゃんが、俺のつまんだポップコーンを食べてる。
チアキちゃんの唇に触れた、その部分がなんだか熱くて甘くて痒くなる。
なんだろう。指の骨の芯が甘く溶けてしまいそうな感覚。
腕に抱いてるチアキちゃんの肌が熱く心地よく感じてしまう。
もう一度ポップコーンを摘み、チアキちゃんのお口に運んであげると、その薄桜色の可愛い唇を開けてぱくっと食べてくれる。
そして、その唇と舌でもって俺の指を舐めてくる。
指に付いたバターと塩分を舐め取ってくれてるのだが、その薄くてちっちゃな舌が俺の指先を舐め、拭き取っていく感触は
とても気持ちがよかった。
その唇が俺の指を咥えるに至ってはオレの胸の中の動悸が激しくなってしまう。
どこか甘い、柑橘系なチアキちゃんの汗の匂い。
――どうしよう。なんだか胸がドキドキしてくる。
――チアキちゃんの腰に廻した手が、離せない。
――チアキちゃんの腰を抱く腕に力が入ってしまう。
主人公とヒロインが、キスをしている。
キスしたまま、藁の山の上でいろいろし始めちゃってる。
明るい色の髪のヒロインのうっとりとした顔が、なぜだかチアキちゃんの顔に見えてきてしまって。
俺がチアキちゃんを押し倒している絵にしか見えてこない。
俺の膝の上に座ってるチアキちゃんを、この主人公がしてるみたいに押し倒して、エッチなことをしてる情景が
つい脳裏に浮かんでしまう。
――だ、ダメだ、そんな妄想してちゃ!
――チアキちゃんはこんなに俺のことを信頼してくれてるんだから、その信頼に応えないと!
と内心に喝を入れてると、チアキちゃんが俺の目の前にポップコーンを差し出してくれてる。
細い指。
それでつままれたポップコーンが俺の口元に押し付けられる。
口を開いてそれを受け入れる。
チアキちゃんの、白魚みたいなキレイで可愛い指が俺の口の中に入ってくる。
その指はポップコーンを食べた後でも俺の唇の間でうろうろしてる。
だから俺は、その指についた塩とバターを舐め取ってあげる。
そしてお返しに、今度は俺がポップコーンをつまんでチアキちゃんの口元に持っていく。 チアキちゃんはどことなく嬉しそうに俺にポップコーンを何度も何度も差し出す。
そのポップコーンを食べると、次は俺がチアキちゃんにポップコーンを食べさせる番で。
指を舐めあい。指をしゃぶりあい。
ドキドキする。
画面の中で主人公とヒロインがナニをやってるのか、だんだんわからなくなってくる。
そんなものよりも、俺の膝の上の女の子の反応のほうが全然大切なことだったから。
気がついたら、映画は終わっていた。
帰りの道すがらも、なんだかチアキちゃんは上気した頬で。
手を握ってるちっちゃい手も、なんだかとても心地いい。
なんでだろう。
チアキちゃんの手が気持ちいい。
柔らかくて、温かいチアキちゃんの手が。
細くて、なめらかで、しっとりしてるチアキちゃんの指が。
俺の手をしっかりと握ってきてくれてる。
それはとてもとても、幸せなことだと思った。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
――藤岡の手が、気持ちいい。
――触ってると、なんだか胸の中が温かくなる。
――骨が甘くなって溶けてしまいそうな気持ちになる。
――おっきくて、温かくて、優しい手。
千秋は腰に回された腕の太さと逞しさを思い出していた。
その感覚を脳裏に蘇らせるたびに、千秋の胸の一番奥がなんだかぽかぽかと暖かくなっていく。
「お茶ぐらい出すから上がっていけばいいよ」
千秋がそんなことを言ってしまったのは、つないだ手を離したくなかったから。
エレベーターに乗るときも、千秋はその手を離さなかった。
チャイムを押しても誰も出てこないので千秋は藤岡と繋いだ反対の手で鍵を開け、そのまま靴を脱ぐ。
藤岡が靴を脱いでいる間もその手は離さない。
そして居間のテーブルの上に書置きを発見した。
「チアキへ
ケーキバイキングは美味かったぞー!
冷蔵庫にお土産のショートケーキがあるから食べていいぞ!感謝しろよ!
で私はちょっとケイコんちに行ってくる
六時頃には帰る
ハルカもそのくらいだってさ
カナ」
「ここに座ってればいいよ」
千秋はそう言うと、名残惜しそうに藤岡と繋いだ手を離すとキッチンに向かう。
二人分のお茶を入れ、冷蔵庫からケーキを取り出してテーブルに置く。
でもケーキは一つしかない。
「半分こしよう」
「あ、いや、いいよチアキちゃん」
「ダメだよ」
そう言いつつ藤岡の膝の上に座る千秋。
一瞬の逡巡ののち、千秋は指先でそのショートニングのクリームを掬い取ると、後の藤岡の前にその指を突きつけた。
千秋の胸の中では心臓が暴れている。
小さな心臓がトクトク、と激しいビートを刻んでいる。
――こ、これって、さっきのアレみたいなもんだよな
なるべく軽い気持ちで藤岡はその指に口を付ける。
映画館のときとは違って、しっとりとした指の感触が藤岡の胸に何かを生む。
藤岡にはそれは不快ではない。
女の子の、柔らかくて細い指。
それが口の中をまさぐって
甘いクリームを舐め取ってしまってもまだどこか甘い、女の子の指。
自分の膝の上にいる、小さな女の子。
その子の指が、まるい指先が、折れそうなほど細い関節が、藤岡の唇を割り、舌の上で跳ね回る。
そしてその指が藤岡の口から引き抜かれると、いつもは眠たい目をした小さくて可愛い女の子が藤岡の膝の上で
舌をちょっとだけ出して、顔を上に向けて瞳を閉じ、おねだりをしている。
藤岡はケーキのクリームを指で掬い取ると、千秋の唇に差し入れる。
その薄桃色の唇の柔らかさを指で確かめるように存分に触り、そしてゆっくりとその柔らかな唇をこじ開けて
その内側の濡れた粘膜に触れる。
人差し指が千秋の歯茎に触れ、その滑らかな感触にゾクゾクとするような感動を覚える。
小さくて白い歯列の感触。
その歯列の間から、さらに人差し指を押し入れるとその口内の粘膜の感触に藤岡は再び感動してしまう。
熱い。
――チアキちゃんは体温が高いのかな
藤岡はそう思いながら、人差し指だけでなく、中指も千秋のその唇に差し入れる。
人差し指と中指で、千秋の舌を挟む。
その柔らかさを
千秋の熱い吐息が藤岡の手の甲に吹きかかる。
ふう、ともくう、とも聞こえる吐息。
その中に含まれている熱い感情に藤岡は胸の奥がじわりと熱くなるのを感じる。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「チアキちゃん、ごめん」
その気持ちよさに思わず千秋の舌を指で思いっきり弄ってしまっていた藤岡は千秋に謝罪する。
でも生まれてはじめての経験の高揚感と興奮でとろんとした目をしている千秋は、
目の前の藤岡の顔をぼんやりと見つめているだけで。
千秋はその藤岡の唇の端に生クリームがついているのに気づく。
無造作に、千秋はそのクリームを舐め取る。
舌で。
それは甘かった。千秋が今まで味わったことのあるどんなものよりも、甘くて、切なくて、甘美だった。
もっと舐めたい、と思った瞬間、千秋の唇を大きくて柔らかいものが覆った。
藤岡の唇が千秋のそれを覆っていた。
小さい薄桜色の千秋の唇は、藤岡に蹂躙されている。
キスされている、と千秋が気づいたのは藤岡が一瞬唇を離し、何度か小さく小刻みにキスをしてきたとき。
千秋は藤岡に、背中に腕を回されながらキスをされている。
「はっ…ふぅっ…」
唇を離した途端に漏れるのはそんな千秋の吐息。
「あっ…そ、その、ご、ゴメン!」
千秋には理解できない。
藤岡がなぜ謝っているのかが。
だから千秋は焦ってる藤岡の瞳を見つめると、再びキスをした。
――――――――――――――――――――――――――――――――
前編はここまでー
後編もなるはやで書くよ 夏奈が藤岡に汚されちゃったよ
これはもう責任取るしか無いね 基本的にみなみけの男連中は割とモテるが
本命にだけは振り向いてもらえない感じだな そういえば、いつから藤岡はカナをカナと呼べるようになったんだ? 温泉行く前くらいに、なんで私だけ苗字なんだ!ってエピソードが。 春香×藤岡、夏奈×マコ、千秋×保坂という1個ずつズレたカップルって案外上手くいきそうな気がする 夏奈と保坂か…
お互いなんだかわけのわからん事態になりそうだなwww いつも人を振り回すカナが逆に振り回されて「もしや……こ、これが恋なのかー!?」ってなるかも知れん
っていうか保坂はハルカ姉さま以外なら誰とでもよいコンビに慣れるんじゃないか? どうだろうか
もし、くっ付いたら、表面では変わらずとも、内面では保坂以上にねっとりとした惚れ方をするのがカナではないだろうか
藤岡は、さっぱりしてるけど深く惚れてる感じだし
喧嘩した場合、藤岡が殆どの場合引いて、カナは怒りが治まったと同時に藤岡に謝って、仲直りの云々をしそうな
藤岡はそれさえも『幸せ』の要素としてそうな そんな感じ 千秋とマコトは何回喧嘩してもマコトが泣いて謝りそう
仲直り後の夜はすごいことになりそう >>208
マコトが謝った後チアキが「わ…私も悪かったな」って謝る感じだろうね
でも夜の力関係は逆になりそう マコトは本人はまったくの無自覚にガツンガツン攻めそう 無論、二人と同居していおり、安眠を妨害されたカナに いや、結構な扱いをカナから受けて、惚れ続けてるんだから、すでに変態だろ 裸になって女子小学生の胸を後ろから揉みしだく藤岡パない 内田とナツキって面識あったっけ?
南家で一緒になったことある? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています