「――っ!ああぁ…」
子宮の奥を突き上げられ
内襞を目一杯に擦り上げられ
燃える様な熱を
切ない慟哭にも似た脈動を 刻み込まれ
「あっ、くぅ や、あ」
「っ、幻海…っ!」
憂いさえ帯びた声が
焦がれるような眼差しが
乞うような表情が
「あ、ア、も、ぅ……、イっ、ちゃ…!」
「――っ、…!」
女を酔わせていく。
快楽に抗う術を、奪っていく。
男自身の先端が最奥を貫く刹那、温かいものが注ぎ込まれる。
中でとくん、とくんともどかしげに脈打つ感覚が、生々しくも心地よく、女を満たしていった。
それでも。
「んんっ、ぁ、あ…、ぅ…」
「まだ…だ…!まだ…っ…!」
胎内で、熱と硬度を取り戻していく男の感覚に女はまた身体を震わせる。
男はまだ女を解放するつもりはないのらしい。