【落第】忍たま乱太郎のエロ小説其の六【忍者】
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0001名無しさん@ピンキー2011/04/26(火) 01:02:40.61ID:DBMGIENH
引き続き職忍の皆様の熱い投下待ってるらん!

・投下だけでもありがたや、腹に入れば皆同じ。
・名無しは味の濃淡を問わず、品の多少を選ばず、ただひたすらいただきますだ!
・怒車の術には忍法知らんぷりで対処しよう!
・age進行、sage進行どちらでもかまいません。
・スレ内での議論厳禁。議論は避難所で。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1240276515/
(注:ここはあくまで議論・話し合いの場です。愚痴や『スレで言えない感想』の
書き込みはお止めください)

 前スレ【落第】忍たま乱太郎のエロ小説其の五【忍者】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244090538/
 まとめwiki
http://www7.atwiki.jp/nintama/
 絵板
http://www2.atpaint.jp/nintama/

【職忍のお約束】

・SSは書き上げてからの投下推奨。メモ帳などの忍器を駆使して下さい。

・あわてるこどもはローカでころぶ。
投下は前作品投下から1日は待って&直前の新着レスチェックも忘れずに!

・書き手に優劣なし!投下前後に自分の作品を卑下しない!

・勝手に設定を借りられたくない場合は、名前欄トリップとマイルール表記必須
&どうしても借りたい場合はマイルール熟読の上遵守のこと。

・読み手を選ぶ作品(女体化(TS)・SM・死ネタ・寝取りなど)投下する際は、
名前欄トリップ&冒頭にカップリング・嗜好・傾向など明記した上、苦手な人に
NG設定を促すようお願いします。

 なお女体化に関しては、板内のTSスレに投下後誘導してもいいかもしれません。
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214215459/l50
0020名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 01:44:04.46ID:sS9oZ6aY
文次郎はここの所、性交をしたいという強い欲に苛まれていた。
何だかんだ言っても15歳。発情期である。しかし、そんな隙があれば忍びの修行をせねばと自慰も控えていた。……だから余計に溜まるのだが。そんな彼が深夜に学園内をうろついていた所、信じられない光景を目の当たりし、絶句した。
0021名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 01:45:05.61ID:sS9oZ6aY
(あれは食堂のおばちゃん……それから、久々知ぃ!?)彼らは暗闇の中、全裸で交わっていた。「ごめんねぇ、若い子みたいに、ぴちぴちした体じゃなくて。」「はぁはぁ……いえ、食堂のおばちゃんの肌……つやつやして白くてまるで豆腐みたいで素敵です。」
久々知はおばちゃんの
たぷたぷした豊満な乳を一心不乱に揉み、恍惚とした表情を浮かべている。
0022名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 01:50:41.55ID:sS9oZ6aY
「じゃあ……入れますね。」
「ふふっ……お残しは……許しまへんでぇ。」
ぐちゅっぐちゅっくちっ……と淫靡な音が暗闇の中で響き渡る
「んあああっ久々知くん……やっぱり若いもんの突きは良いねぇ。激しくて。」
呆然と見ているだけだった文次郎の中で何かが弾け飛んだ。
「混ぜろ。」
「ええっ!?」久々知が振り返ると、そこにはすっかり情欲に支配された目をした文次郎の姿が……。
「ちょ………そんな!」文次郎は、問答無用でおばちゃんの口に自らのギンギンに勃起した性器を突っ込んだ。
0023名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 01:56:37.62ID:sS9oZ6aY
「んあああっ!上の口も、下の口もだなんて、おばちゃんたまんなぃよぉぉ!」おばちゃんのぬめった口の中はえもいわれぬ快感を男根に与え、文次郎は呻いた。しかし、やはりここは膣に挿入したい。「おい交代しろ。」「んっ……はい。」久々知も先輩命令では逆らえぬ。
0024名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 02:01:01.85ID:sS9oZ6aY
「おばちゃん……入れますよ。」おばちゃんは、文次郎に激しく出し入れされあひぃあひぃと喘いだ。
文次郎は文次郎で、初めて男根が女性器に包まれる感覚に涙が出そうになるほど感動し、興奮した。
※※※「おばちゃん昨日はありがとうございます。実は……食満先輩も性交したいと……。」久々知がこっそりと耳打ちした。「ああ、そんなことおやすいご用だよ。」
頑張れ食堂のおばちゃん!
おばちゃんの活躍はまだまだ続く!
【完】
0027名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 18:45:36.18ID:Mh7WbDxk
おばちゃん何気に巨乳だもんな
パイズリ…いやなんでもない
0028名無しさん@ピンキー2011/04/29(金) 07:28:47.42ID:APfPO83n
男装の研究の段のあらすじ確認
くノ一三人組が男性を研究だと…
0029名無しさん@ピンキー2011/04/30(土) 11:47:30.21ID:S9Y5Itco
そろそろくのいち教室全員が出てほしい
せっかくエエコのデザインも変更したんだし
0031名無しさん@ピンキー2011/05/01(日) 23:55:51.08ID:xRQeL9df
男子の女装の授業のときは、忍たまが女性を研究するのでしょうか
0032名無しさん@ピンキー2011/05/02(月) 01:59:13.72ID:u1J9ChuK
>>31鉢屋は思いっきりシナ先生(竜王丸さんの変身と見比べて)見てましたよw
0034名無しさん@ピンキー2011/05/04(水) 19:30:06.17ID:adFs6ngZ
忍たまはいつからそんないやらしいアニメになったのだw
0035名無しさん@ピンキー2011/05/06(金) 09:45:56.14ID:8+bL4/sH
男装研究、なんかエロかったな!
一瞬くノ一のサソリ責めというものを考えてしまった
0037名無しさん@ピンキー2011/05/23(月) 09:17:33.55ID:R/V2O3yI
来週の変装名人うんぬんの回、シナ先生と鉢屋の組み合わせに期待
あとその翌日の山田夫妻にも
0038名無しさん@ピンキー2011/06/02(木) 22:50:07.78ID:mVyMgkGh
前に里芋がミスマイに変装したことあったな
見た目が美女でも中身はおっさん…
0039名無しさん@ピンキー2011/06/03(金) 21:50:31.39ID:K3riOJQl
おっさんてw
土井先生と1歳しか違わないけど
確かにムサいよね
0041名無しさん@自治スレで設定変更議論中2011/06/22(水) 07:09:50.21ID:MCVbdrlu
>>なんか女の子成分が少ない…
ほんとにな。
一応照代の回は1年に1回位はやりたいってアニメーションブックにも書いてたから
そこは追々って感じなんどろうけど。

アニメーションブックで思い出したんだが、ユキトモシゲの寝巻きの格好って
何時出たんだ?それともこれから出るのか?
0042名無しさん@ピンキー2011/07/17(日) 13:37:36.65ID:9fzt9W7b
前にくノ一の寝巻きが出た時は、乱太郎たちと同じ普通の寝巻きだったと思うが

そしてようやく照代回くる!
残念な美人っぷりを発揮してくれることをきたいしてるよ
0043名無しさん@ピンキー2011/07/19(火) 05:23:13.87ID:rahFouAE
乱太郎達と同じって事は原作風の襦袢っぽいあれか。
最初忍法帖で寝巻き姿見た時断然原作の方が色っぽいのになと思ったけど
ユキちゃんが着てる2ピースに分かれてるやつは後ろから抱っこした時
お腹とか胸とかまさるイチャエロシチュには持ってこいだなと気付いた
0044名無しさん@ピンキー2011/07/28(木) 21:07:02.99ID:uzDWPXAj
すみません、だれか当世忍たま恋愛事情の作者のHP知ってる人いませんか?
前に見かけたんですけどお気に入りに入れ損ねて見つけられなくなってしまいました;
書き方とか話の内容もすごく好きなので他の作品も読んでみたいです…
0046名無しさん@ピンキー2011/07/28(木) 23:02:25.30ID:uzDWPXAj
>>45
そうでしたか…!すごく残念です…
情報ありがとうございました!
0047キ○タマ乱太郎2011/08/09(火) 11:49:28.33ID:4BZvg1EO
今日も十字架には哀れな三人組が磔にされている・・・・・一糸まとわぬ姿で・・・・・
彼らの股の間にある二つのボールは汚らしく垂れ下がっている!その二つのボールの上にある●棒は巨大化したまま鋭く立っている!
チョキ チョキ(ハサミの音)
きり丸「ぎいやあああああああああああ!!!!!!!!」
チョキ チョキ(ハサミの音)
しんべえ「ぎいやああああああああああああ!!!!!!!!!」
和月次郎「この二人のボールは切り終わりました!」
大西良太「乱太郎の体毛、1本も残らずに抜き終わりました!後はこの汚らしく垂れ下がっている二つのボールを切るだけです!」
乱太郎「ねえ、本当に僕のボールを切るつもりなの?僕のボールなんか使っても優秀な子孫なんて作れないよ。それにまだ●液出ないし。」
ドクター下呂「落ちこぼれ忍者のボールがどんな構造になっているのか調べるためにな!調べ終わったら即処分する!」
乱太郎「そうだ!おじさん達に忍術を教えてあげるよ!それで許してくれるよね?」
和月次郎「このガキ!この期に及んでまだこんなことを!」
大西良太「医者に忍術など必要ない!ドクター!この研ぎ澄ましたハサミでこいつのボールを!」
ドクター下呂「命乞いはそこまでだ!もらうぞ 貴様のキ●タマ」
0048ドクター下呂2011/08/09(火) 11:51:41.59ID:4BZvg1EO
チョキ チョキ(ハサミの音)
乱太郎「ぎいやあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ドクター下呂「以上で手術を終了する!」
乱太郎「ゴボゴボ!!」バタッ グチャリ
ドクター下呂「ククク!どうじゃ?男にとって一番デリケートな物を失った気分は。さあて、こいつらのボールを調べさせてもらうか!」


0051名無しさん@ピンキー2011/09/24(土) 12:09:29.43ID:XHaOZvii
>>50
(・∀・)ノ
女の子3人に緊縛されるなど、えろい事想像せざるをえない
0052名無しさん@ピンキー2011/09/24(土) 18:17:24.55ID:edXz/ilm
あの乱太郎は不運小僧じゃなくて凄く・・ラッキーボーイです…
てか、くのいち教室の授業に保険の実習があることに驚きだw
0054名無しさん@ピンキー2011/09/27(火) 00:55:37.64ID:YtRd25kj
保健室で実習したり男装の為に男性研究したりと
くのいちの授業って説明だけ聞くとかなり卑猥に聞こえる自分はもう駄目だw
男子忍たま達からどんなカリキュラム受けてると思われてるんだろうかw
0055名無しさん@ピンキー2011/10/11(火) 07:45:56.89ID:YRLsHF5f
くノ一はえたいが知れないからこそ男子忍たまにおそれられているのかも
0056名無しさん@ピンキー2011/10/18(火) 03:59:01.73ID:SVjMwyDJ
文次郎×そうこです。
死にますし知らない人が出ます。
誤字・矛盾・日本語の間違い多数あると思います。
が投下します。
嫌な方スルーお願いします。
0057もん×そう12011/10/18(火) 04:01:05.48ID:SVjMwyDJ
それは雪の降る夜だった。

朝焼けに照らされる学園が、まるで雲の上にあるようで綺麗なんだと誘われて学園を抜け出し裏山へ向かった。
普段は全力で走らないとすぐ見失ってしまう程に歩調が早いのに、今日はやけにゆっくり歩いてくれたものだから気味が悪かった。
そんな気持ちを知ってか知らずか彼は少し微笑んでさえいるのだった。

0058もん×そう22011/10/18(火) 04:01:59.59ID:SVjMwyDJ
「文次郎先輩、早く登らないと日が出てしまいますよ。」

そうこは内心胸騒ぎがした。しかし不安を振り切るように口角をあげ、今日の夕飯はどうだ朝食こうだの話を途切れさせないように必死だった。
普段ならバカタレー!だの出された飯に文句をつけるな!だの怒号が飛び交う内容もあったのに先輩は優しく相槌を打つものだから心中穏やかではいられなかった。

0059もん×そう32011/10/18(火) 04:03:59.64ID:SVjMwyDJ
ようやく山頂に登り、はぁっと手のひらを温めていると先輩はもごもごしだした。

あぁ、今日は何か話があって連れて来たんだなと身構えた。
例えその話が悲しい話しでも、無様な姿を見せぬように。
そして先輩は話し始めた。
0060もん×そう42011/10/18(火) 04:04:48.61ID:SVjMwyDJ

近々、卒業試験という名目の演習があると言うこと。
演習場は遠方の合戦場であること。
そして、その演習が終わったら大事な話があるということ。

「大事な話ってなんですか?」

「だから帰ってから言うと言っているだろう。バカタレ。」
と、呆れられた。

気になるから今言って下さいよぉと騒いでいると日が昇りだした。

途端に雲のような濃い霧が辺りを包み普段見慣れた学園が幻想的に見えた。

また、来たいです。先輩と。
と口にするや否やキツく抱き締められて口を塞がれた。

0061もん×そう52011/10/18(火) 04:05:38.65ID:SVjMwyDJ
「小平太、あんまり出しゃばるなよ。」
演習場で仙蔵が釘を刺すが、どうあっても合戦場に近づかない事には正確に記せない。
そんな地形だった。
六人もいるのに情けない話しだが、故に先生もこの合戦場を卒業試験に選んだのだろう。
しばらく苦戦していると後頭部へ強い衝撃が走った。
鈍い音が脳内に響き倒れるもとっさに周りを確認した。
すると、六年生全員がやられていた。
起きあがらなきゃいけないのに力が入らなかった
0062もん×そう62011/10/18(火) 04:06:36.40ID:SVjMwyDJ
「お、こいつ起きあがろうとしているぞ。」
「ガキのくせに生意気だな。」

敵は二人。
そのうちの一人が髪を掴み引き上げた。

「お前らまだ学生だな?忍びの道の厳しさ、教えてあげよう。」
とゲスな笑いをもらした。

その後は殴る蹴る斬る。酷い有様だったが誰一人、学園の事は話さなかった。

やがて、二人が飽きた頃、隙を見て逃げ出した。
文次郎は負けん気が強く仲間を守るために気を引いていたので特に傷が深かった。
そして伊作も保健委員が仇となりこっそり手当てをしたのが目についてかなりの痛手を追った。
0063もん×そう72011/10/18(火) 04:08:07.35ID:SVjMwyDJ
道中二人は走れなくなり、小平太と長次が担いで息も絶え絶え学園まで帰還したが無事たどり着いて気が抜けてしまったらしい。
文次郎は息をしなくなった。


しかし、その知らせは生徒達には告げなかった。
そして、潮江文次郎は卒業試験に無事合格し卒業したと全校生徒に伝えられた。

しかし、それで納得しない生徒が一人いた。
そうこだ。
先輩は試験が終わったら大事な話をすると言ったのに一向に言いに来ない。
毎日、あの朝焼けを見に行った場所へ赴いても先輩が現れることは無かった。
0064もん×そう82011/10/18(火) 04:09:08.35ID:SVjMwyDJ
そしてもう一つ気がかりな事は、あの試験で善法寺伊作先輩は指を失った。
他の先輩方も縫ったり血が足りなくなったり散々だったのに文次郎先輩だけが無事だとは思いにくい。
合格ということは文次郎先輩だけ逃げ延びたとか任務に成功したと言うことだ。
でも、仲間を見捨てるような人ではないのだ。

やはり、変だ。

だが、六年生にいくら聞いても誰も口を開かなかった。
見捨てられたと言うのなら恨み言の一つ位は出そうなものなのに。

そして、しつこく聞くものだからついに確信を得る事が出来たのだ。
0065もん×そう92011/10/18(火) 04:09:54.87ID:SVjMwyDJ
「私達は忍びだ!忍びはいなくなった者をいちいち詮索してはいけない!
今までだって何人もいた級友達は数えられるまでに減った。
中には命を落とした事すら告げられずに急にいなくなった者だっていた。だからと言って気を惑わせてしまっては忍びとして生きられない。良く肝に命じろ!」

「…つまり…亡くなってしまった…そういう事ですね…」

「いや…例えばの話だ…」

でも…亡くなってしまったのですね…

そういうと静かにくのいち長屋へ帰って行った。


それから今までの天真爛
0066もん×そう102011/10/18(火) 04:11:39.55ID:SVjMwyDJ
それから今までの天真爛漫な姿から一変し感情が読めない優秀なくのいちへとそうこを変えた。
あんなに嫌がっていた房術の実習だって常にトップの成績だった。

そんな妖艶なそうこは卒業前にスカウトされある城の専属忍者となった。

「結局くのいちは房術が上手ければ良い」

と愚弄されても艶やかに笑った。

ある任務で隣国の重役武士を暗殺するように指令が下り隣国へ向かった。

「私はこんな仕事ばっかだな…」とため息が漏れる。
0067もん×そう112011/10/18(火) 04:12:24.54ID:SVjMwyDJ
知らないおっさんの上で腰を振りながら一気にくないを降り下げる。
お腹に脈動を感じながら断末魔を上げるおっさんに微笑みかける。
最期の景色くらいはせめて私のかわいいお顔を眺めてお逝き。

何人も何人もこうして手に掛けてきた。

次の任務にも城に戻ることなく向かう。
こうやって賞味期限が切れるまでは生活安泰だなと安堵のため息が漏れた。

0068もん×そう122011/10/18(火) 04:13:21.96ID:SVjMwyDJ
しかし、次の獲物の姿を見て動揺した。
彼にそっくりなのだ。
思わず声に出してしまう。

「し…おえ……」
「ん?私に用ですか?」
「どうして…」
「すみません。不躾な質問をしますが誰だかさっぱり思い出せないのです。どちら様ですか?」

ハッとした。
落ち着けと何度も呼吸をした。
「人違いだったらすみません。私ソウと申します。」
「え、人違いなんですか?私は●●と申します。人違いでしたか?ちなみに養子に出まして旧姓が塩江というものですからつい返事しちゃいました。」
アッハッハと笑う彼はあの人そのもので、
今回の獲物だった。

0069もん×そう132011/10/18(火) 04:14:02.34ID:SVjMwyDJ
「実は古い知人に潮江文次郎さんと言う方がいまして…」

「それ、私の兄です!こんなところで兄の知人に会えるなんて…!」
と涙ぐむ●●はあの人とは違った。

「兄の事教えて下さい!聞きたいのです!」
「ごめんなさい。私もたまに鉢合わせて親切にして頂いた程度で詳しくは知らないのです。」
と、はぐらかしながらも逆に彼の話を聞きたがっている自分を抑えた。

すると残念そうに●●は言った。
「実は兄は亡くなったのです。」
「まさか…!心中お察し致します。」
我ながら白々しい。
0070もん×そう142011/10/18(火) 04:14:45.46ID:SVjMwyDJ
「良いんです。もう何年も前の話し。今更しんみりもしませんよ。ただ…」
止しなさいと制しながらも言葉が出た。
「ただ?」
「兄には恋仲の女性がいたのです。次の休みに紹介すると言っていました。なのに…亡くなりました。」
「まぁ…。」
「結婚の許しを請うつもりだったようで恋人が卒業するまでに実績を上げる条件で既に承諾してもらっていました。」
「…なに…それ…。」
「私には相手に女性が不憫でならないのです。今頃幸せになっていてくれれば良いのですが…。」

私にプロポーズする前に話をつけるとか勝手すぎる。
0071もん×そう152011/10/18(火) 04:15:36.99ID:SVjMwyDJ
私が断ったらどうするつもりだったんだろう…。
なんか…腹が立ってきた。
な…ん…なのよ…もう…。

「わ!わ!どうしたんですか!?」
「いえ…なんか…堪らなくて…」
そうこの目から大粒の涙がボタボタこぼれ落ちた。

そんな大事な話…しないで居なくなるとか…!


その日、そうこは何年か振りに泣いた。
死を確信した時ですら泣かなかったのに。


この日もしんしんと雪が降る夜だった。



0072もん×そうep2011/10/18(火) 04:19:23.53ID:SVjMwyDJ
終わりです。

中途半端ですがこの先、任務を遂行するも、抜忍して逃亡生活するも、弟と幸せになるも(これも抜忍ルートだろうな)貿易会社を立ち上げるも皆さんの妄想次第です。

チラ裏以下ですみませんでした。
0073名無しさん@ピンキー2011/10/18(火) 15:35:34.85ID:8z7gq7lg
>>72乙!
ちょっとしんみりしちゃったけど貿易会社でなんか笑ってしまったw
できればまた書きにきて下され
0074名無しさん@ピンキー2011/10/22(土) 10:33:14.38ID:xpjv1I8q
ニンニンニンニン忍たま
ニンニンニンニン忍たま
ニーン!ニーン!忍たま!
テンテンテンテンテンテケテンテン
テンテンテンテンテンテケテンテン
テンテンテンテンテレレレン!
0075名無しさん@ピンキー2011/11/14(月) 19:03:59.14ID:v8hNvCff
>>72
遅ばせながら、乙です
戦国時代だからこそのしんみり感
そしてなぜ貿易会社w
0076SVjMwyDJ2011/12/05(月) 22:37:08.51ID:paTKAJxJ
レスありがとうごさいます。

今、読み返してみると小学生の作文のような文体でお恥ずかしいです。
そして貿易ルートの人気に嫉妬しますw

知人になのですが
室町時代って衆道が珍しくもなかった時代で、そんな時代の暴力になぜ強姦がないのかと指摘されてしまいましたf^_^;


そんなこんなで
女の子といかに自然に絡ませるかの修行をして来ますm(_ _)m
0077名無しさん@ピンキー2012/02/09(木) 12:53:16.41ID:arVM43Kz
19シリーズも女の子の出番少ないな
新シリーズはまた3月末からかな
0078名無しさん@ピンキー2012/02/11(土) 04:27:14.76ID:Jtilk+4J
>>77そうだなあ少なかったな、来期もそれ位の時期にやるかもね

19期救いがあったとすれば男装の段だ何せ「男性研究」だしなw
くのいち達が研究と銘打って近くあるバレンタインに向けて色々研究するお話が見たいです
研究ならまず色んな所観察するのが大事なポイントだね
0080卯花繚乱 0/412012/03/03(土) 00:04:56.70ID:Pmm74/6J
善法寺×卯子のssです。

・善法寺視点の一人称形式
・卯子は忍たま4年生と同い年の13歳設定、男勝りだけど礼儀はわきまえる性格
・過去、現在、未来と捏造アリ
・エロにたどりつくまでが非常に長い
・善法寺→卯子で強姦、善法寺が黒い、若干ヤンデレ?

苦手な人はNG設定『卯花繚乱』でお願いします。
0081卯花繚乱 1/412012/03/03(土) 00:09:18.82ID:Pmm74/6J
 初めて卯子ちゃんに会ったのは、僕が3年生の、まだ卯の花がつぼみの時期だった。
保健室で新野先生の手伝いをしていたら、ケガをしたくノ一の女の子が入ってきた。
1年忍たまの掘った杜撰な落とし穴に落ちたそうだ。もっともその1年、今では「天才トラパー」の異名をとるほどに成長したが…と、それはどうでもいいか。
僕にとってくノ一教室の後輩は初めてだったし、結構ケガもひどかったから、僕はどうしていいか全然わからず、結局新野先生の治療を見ているしかできなかった。
女の子は治療の間、痛みに耐えて、決して泣こうとはしなかった。

 女の子は卯子という名前で、くノ一教室に入ったばかりだそうだった。
相当のお転婆、男勝りで無茶なことばかりしていた。
落とし穴でのケガが治ったあとも、しょっちゅうケガをしては保健室に入り浸っていた。
僕は保健委員だから卯子ちゃんとすぐに仲良くなった。
もっとも、僕は初対面のときの慌てぶりでなめられたらしく、卯子ちゃんにとって僕は都合のよいからかい相手だったみたいだ。
よくいたずらを仕掛けられたし、僕はそれら全部見事にひっかかった。
当時はだいぶ腹を立てたが、今思えばただ可愛らしい。
なんにしろ、卯子ちゃんは僕にとって、手のかかる妹みたいな子だった。

0082卯花繚乱 2/412012/03/03(土) 00:12:09.45ID:Pmm74/6J
 だがそれから1年が経ち、彼女の周り、そして僕の中で色々なことが変わっていった。
卯子ちゃんに初めての後輩ができ、僕よりも彼らをかまうようになった。
よく彼らと一緒にいるのを見かけた。
それに、だんだんとケガも少なくなり、卯子ちゃんはあまり保健室に来なくなった。
ケガをしないのは喜ばしいことのはずなのに、なぜか残念で仕方がなかった。
たぶんその時、僕はもう卯子ちゃんのことを好きになっていたんだと思う。そう、純粋に好きだった。

 いつ頃だったろう。彼女に向ける気持ちがおかしくなったのは。
くノ一教室の卯子ちゃんたちと、件の後輩の一組で、合同演習があった。
演習後に彼らが帰ってきた時間はちょうど僕が当番のときで、やたらと忙しかったのを覚えている。
いやにケガの多い演習だったらしく、くノ一教室の子たちも忍たまたちも大勢押し寄せた。
富松作兵衛、神崎左門、次屋三之助……。でもその中に卯子ちゃんはいなかった。
ケガをしなかったんだろう。あの時はそう考えていた。
その考えが間違っていたとわかったのはそれから少し経った後だった。
0083卯花繚乱 3/412012/03/03(土) 00:17:07.98ID:Pmm74/6J
 卯子ちゃんが腕に巻かれた包帯を押さえて保健室に入ってきた。
基本的には一度治療を担当した保健委員が責任を持つことになっていたが、卯子ちゃんの辛そうな様子を見るとそうも言っていられなかった。
僕を見るなり帰ろうとした卯子ちゃんを無理に引きとめ、腕を見せてもらった。
合同演習のときのケガが今さら痛んできた、と言った。
この包帯の巻き方のクセは数馬だ。あの演習の日の数馬の当番は僕の後だった。
卯子ちゃんは学園に戻ってから、わざわざ数馬が当番になるまで待ったのだ。
数馬は傷の洗い方が甘いから、ただの擦り傷が化膿しかけている。僕ならこんなことにはしなかったのに。

何で僕が当番のときに来なかったんだ。数馬に会いたかったのか。
だいたいあの後輩の連中、どうして卯子ちゃんにこんなケガをさせたんだ。
数馬も、作兵衛も左門も三之助も、藤内だって孫兵だって彼女より年下で頼りないのに、何で卯子ちゃんはあんなに一緒にいようとするんだ。
僕だったら絶対卯子ちゃんを守れる、傷つけたりなんかするものか。この娘の支えになる。
僕以外の誰も近づけたくない。卯子ちゃんを僕だけのものにしたい…
0084卯花繚乱 4/412012/03/03(土) 00:21:44.07ID:Pmm74/6J
 そんな自分勝手で傲慢な考えをしていた僕は、ひどく不機嫌な顔をしていたのだろう。
診察中の彼女に、大丈夫ですか、と心配されてしまった。
その時はそんな気遣いさえも、いちいち腹立たしかった。
誰のせいだと思ってるんだ。僕のそばにだけいればよかったのに。
そうすれば、卯子ちゃんがケガをすることも、僕が嫉妬することもなかったんだ。
大丈夫だから、と返した声は、取り繕ったつもりだったけれども、苛立ちを隠せなかった。
鈍い傷に処置を施し、その日は帰ってもらった。
時間が経てば収まると思っていた劣情は、消えるどころか日に日に肥大し、どす黒く積もっていった。

0085卯花繚乱 4+/412012/03/03(土) 00:29:14.09ID:Pmm74/6J
とりあえず今回はここまでです
5から現在?に入ります
次回は来週の水曜日くらいになる予定
0086名無しさん@ピンキー2012/03/03(土) 03:20:28.84ID:1Gh+W8oZ
まだ完結してないけどGJ
久しぶりの投下ありがとう。
続き楽しみにしています。
0088卯花繚乱 5-/412012/03/07(水) 17:08:34.47ID:ULBZBhVG
続きです
書式などに正しくない部分があるかもしれませんが、ご了承ください
0089卯花繚乱 5/412012/03/07(水) 17:10:12.26ID:ULBZBhVG
僕も卯子ちゃんも成長し、積もり積もった好意と劣情は性的な情欲に変わった。
卯子ちゃんの体つきは女らしくなって、胸は大きくなったし、お尻も丸みを帯びた。
自然とそんなところばかり注目してしまい、少しいたたまれない。
彼女の身体に触れてみたいと思ったけど、嫌われたくはないから我慢している。
会うこともずいぶん少なくなったから、我慢するのもそう辛いことじゃない、はずだった。

僕はもう6年生で、学園には1年もいられない。もう通ることの少ないであろう廊下を歩きながら思う。
僕が卒業した後、卯子ちゃんはどうするんだろうか。
やっぱりたまに後輩の忍たまをからかったりなんかしながら、一人前のくノ一を目指して勉強を続けるんだろう。
くノ一になるとしたら、房中術なんかもするのかな。…するだろうな、あの娘だったら。
なんといっても、房中術はくノ一最強の技だ。男を篭絡し、意のままに操る。
裏での工作が忍者の主な仕事、卯子ちゃんはすすんで行うだろう。
あれで意外に結構したたかだから、向いていると思う。その上何といっても可愛いし。
0090卯花繚乱 6/412012/03/07(水) 17:11:36.65ID:ULBZBhVG
 だけど、僕としてはいやでたまらない。
好きな娘が、誰かもわからない男とそういうことをするなんて、絶対にいやだ。
ずっと好きで、でも我慢してきたのに、僕じゃない誰かが触れるなんて許せない。
誰に抱かれてもいいっていうのか。そんな売女みたいな…。
…そんなのいやだ! くノ一なんか諦めればいいのに。 
でも絶対にやめないだろうな、卯子ちゃんのことだから。
それなら、どうせそういうことになるんだったら、僕が触れてもかまわないんじゃないか…?
そうだ、別にいいじゃないか。いずれ忍務で誰とでも寝ることになる…。
0091卯花繚乱 7/412012/03/07(水) 17:12:38.96ID:ULBZBhVG
 相当まともでない考えを巡らせながら廊下を歩いていると、まさにその卯子ちゃんが向こうから歩いてくるのが見え、正気に戻る。
くノ一教室の友達、たしか猪々子ちゃんっていったかな、も一緒だ。
さっきは我ながら馬鹿なことを考えてたと思う。
笑いながら挨拶ができる、それなりに仲の良い先輩と後輩の関係。それで十分だ。
「やあ、卯子ちゃん」
「こ、こんにちは、善法寺先輩」
ん? どうしたんだろうか。なんだか元気がないような…。
「調子、良くないの?」
「え…、いえ! 全然大丈夫ですよ!」
またこの娘は…。いつもやせ我慢をして。
「嘘だろう。具合が悪いなら、言ってごらんよ」
「ええと……」
なぜかためらいがちな卯子ちゃんをよそに、猪々子ちゃんが答える。
「ええ、この子寝不足なんです」
「寝不足?」
ただの寝不足か、よかった…。
「卯子、眠れないのでしょう? 善法寺先輩にみてもらったらどうかしら?」
「馬鹿なこと言わないでよ、猪々子! そんな暇あるわけないでしょ!」
0092卯花繚乱 8/412012/03/07(水) 17:13:43.73ID:ULBZBhVG
 なんだって…、僕はすごく心配してるのに。僕にかまっている時間はないってことなのか。
純粋に気遣っていた気持ちが歪んで、あの劣情が顔を出す。
ああそうだ、いいことを思いついた。
「いやいや、眠ることも大事だよ。不眠解消にいい方法があるんだ。
試してみたいから、夕食が終わったら保健室に来てくれないか」
「いえ、でもそんな」
どうしても断るっていうなら、逆らえないよう、得意な作り笑いをして優しく諭そう。
「卯子ちゃん、体調管理は忍者の仕事のうちだ。それに、先輩の言うことは聞いておくものだよ」
「う……」
これには卯子ちゃんも言い返せない。そこに猪々子ちゃんが追い討ちをかける。
「先輩がいいとおっしゃっているのだから、みてもらいなさいな。
それでは先輩、この子のことよろしくお願いいたします」
「ああ、僕にまかせてほしい」
卯子ちゃんのことは全部、ね。
「あの、じゃあ、後で参りますから。すみません…」
まるでこれからのことを予想できていたかのように、卯子ちゃんの頬には少し赤みが差して見えた。
0093卯花繚乱 9/412012/03/07(水) 17:15:19.36ID:ULBZBhVG
 僕はさっさと保健室へ向かい、当番だった数馬を帰らせる。
今日はずっと僕が担当するからもう誰も来なくていい、と他の保健委員に伝えるよう言っておいた。
新野先生も忍たまの遠征実習についていって、学園には帰ってこない。
これから、さっき思いついた「いいこと」を実行する。他の誰かにいられては困る。
今日はもう誰も来ない。ならば、早速準備をしなければ。
卯子ちゃんを眠らせ、自由を奪い、愛するための準備を。

 棚から薬湯をつくるための薬草を取り出し、調合し、煎じる。
入れるのはこれとそれと、後はあれも、効果は眠り薬、痺れ薬、それに媚薬。
長年保健委員をやっているだけあって、調薬は得意分野だ。
自分にしかできないやり方で好きな娘を征服できるなんて…!
これからの彼女との情事を想像すると、えも言われぬ心地になる。
いったい彼女の唇はどんな味なのだろう、頬は、胸は、それに
0094卯花繚乱 10/412012/03/07(水) 17:16:15.85ID:ULBZBhVG
「失礼します! くノ一教室卯子、ただいま参りました!」
「うわあっ!」
僕の邪まな想像は、勢いよく扉が開く音と、現実の彼女の声で遮られてしまった。
楽しいことをしていると時間が早く感じると聞いたことがあるけど、どうやら僕は想像だけでずいぶんと楽しんでいたらしい。
「な、何なんですか先輩、急に大声出して。都合が悪いんでしたら、出直しますけど」
「いや、ちょっとびっくりしただけだから。
ちょうど薬もできたところだし、まあ座って座って」
怪訝そうにする卯子ちゃんを座らせておき、僕はつくった薬湯を湯飲みにそそぐ。
「薬……? へえ、この変なにおい、薬をつくってたんですか。
廊下までしてましたよ、このにおい」
うん、保健室の外までにおいを送ったのは人払いのためでもある。
これだけ怪しいにおいのする部屋なんて、呼びつけられたか、よほど大事な用事でもない限り、誰も好んで近づこうとはしない。

「結構、薬を煎じるっていうのも楽じゃないんだよ。で、これがその薬湯」
薬湯が入った湯飲みを卯子ちゃんに差し出して言う。
「リラックスできるから、飲んでみてよ。きっとよく眠れると思う。熱いから気をつけてね」
「ありがとうございます…。じゃあ、いただきます」
卯子ちゃんが微笑んで、心から感謝の言葉を述べる。少し心が痛む。
でも、薬湯を冷まそうと息を吹きかける唇がやけに蠱惑的に見える。
湯飲みに口付けを落とし、のどに熱いものを通す。
卯子ちゃんの一挙一動すべてが、僕の目には男を誘う行為に映ってしまう。
たぶん、僕はもう彼女からは抜け出せないのだろう。
0095卯花繚乱 11/412012/03/07(水) 17:17:12.17ID:ULBZBhVG
「飲んだ? じゃあ、横になって」
「は、はい」
敷いてある布団を示し、寝るように促す。
今日は素直に僕の言うことを聞いてくれるみたいだ。
「ちゃんと眠るんだよ。おやすみ、卯子ちゃん」
「おやすみなさい…」
卯子ちゃんが眠りに落ちるまで、じっと待つ。

 ふと庭を覗くと、満開の卯の花が顔を見せていた。
0096卯花繚乱 11+/412012/03/07(水) 17:37:51.38ID:ULBZBhVG
今回はここまでです
次回はたぶん金曜日に

一人称形式なのでどうしても善法寺がいろいろ危ないこと考えすぎになります、すみません
0097卯花繚乱 12-/412012/03/09(金) 22:18:46.78ID:DFI5It1J
前回の5でインデントを忘れてました
以下、続きです
0098卯花繚乱 12/412012/03/09(金) 22:21:07.30ID:DFI5It1J
「おーい、卯子ちゃん、起きてる?」
すやすやと寝息をたてるばかりで、返事は返ってこない。
顔を近づけ、表情をうかがう。ぐっすり眠っている。
本当に静かで美しく、もし羽衣なんかで覆ってしまえば天女といっても疑われまい。
これだけ深く熟睡していれば大丈夫だろう。

 指で頬に触れると、女性特有の肌のなめらかさとみずみずしさが感じられる。
僕の堅いだけの皮膚とは違う、弾力に富んだ肌が僕を受け止め、心地よい刺激を返す。
どんなに男勝りに見えても、やっぱりこの娘は女なんだ。

 両手で彼女の頬に触れたまま顔を近づけ、唇に唇を触れさせる。
触れるだけの口付けだけど、卯子ちゃんの体のあたたかさが流れ込んで来るようで、心地よい。
舌を絡めたくなったが、僕にも薬が効いてしまうことを懸念し、我慢して唇を離す。
あの薬、すごく吸収されやすいから、もしかすると口付けするだけでも取り込まれてしまうかもしれない。
眠り薬とかは慣れてるから効かないと思うけど、媚薬が効いて理性が飛んでしまっては、まあその、色々と困る。
僕がしたいのは、卯子ちゃんに気づかれずに、身体を静かに愛すること。
心はどうせ僕の手には入らないし、今の関係も壊したくない。勝手な望みだ。
0099卯花繚乱 13/412012/03/09(金) 22:25:11.39ID:DFI5It1J
 できるだけ静かに、そっと卯子ちゃんの上着の胸元を開き、シャツを捲り上げる。
胸を押さえつけるサラシを緩めれば、膨らんできた乳房があらわになる。
僕はごくり、と唾を飲む。
卯子ちゃんは13歳で、女としての成熟の途中。成人女性と比べれば、全然未発達だ。
でも、僕にとっては愛しくて仕方がない。3年間、ずっと見つめてきたんだ。

 3年前は男子と変わらない、平らな胸だったのに、今は自分を女だと主張するほどになっている。
前は治療とか診察の時、遠慮なく上半身裸になってたな。いつからか、そういうのを恥ずかしがるようになったんだっけ。
おなかや胸元に薄く残る傷痕に手を伸ばす。
触れた瞬間彼女の身体がビクリと震える。僕もちょっと驚いたけど、意識は戻ってないみたいだし、かまわず触れ続ける。
記憶をたどりながら指で傷痕をなぞる。これは焔硝蔵の事故での傷、これは裏々山実習での傷…。
新しい傷痕になるにつれて、わからないものが多くなってくる。悔しいな。

 傷痕をなでていた指が乳房に触れる。力を入れて指を押し付けると、想像よりもずっと柔らかくあたたかい感覚に襲われる。
その心地よさに酔いしれながら、手全体を使って何度も乳房を揉んでみる。
「ふ…、あ…ん」
卯子ちゃんの喉から力なく、息混じりのくぐもった声が漏れる。
顔を見れば、頬がほのかに紅く上気している。眠っていても快感はあるのかな。
0100卯花繚乱 14/412012/03/09(金) 22:33:13.84ID:DFI5It1J
 でも、胸ばかり触っている気はない。肌に触れるっていうのは、治療のときにいくらだってやった。
僕が触れたいのは卯子ちゃんのもっと中心。もっと女性としての卯子ちゃんを感じたいし、愛したい。

 意を決して卯子ちゃんの腰の辺りまで手を滑らせる。
そのまま卯子ちゃんの帯を解き、袴を脱がせる。ちょっとは予想していたけど、卯子ちゃんは六尺褌をつけていた。
本っ当にどこまでも男の子みたいだな、この娘は。
さっき感じた女らしさとの差に思わず笑ってしまった。
まあ、とりあえず邪魔なものは取ってしまおう。他人の褌を解くのって面倒だな。
それでも痛みを与えないように、順序をたどってやっと褌を引き抜く。
0101卯花繚乱 15/412012/03/09(金) 22:34:53.38ID:DFI5It1J
 ……前言撤回、やっぱりこの娘は女だ。
すらっとした脚を上にたどっていくと、まさに女の部分に突き当たる。
白い貝のような陰唇は軽く閉じられ、そこからわずかに覗く紅色が美しく映えている。

 その紅に向けて、おずおずと指を近づける。手はさっき洗ったから汚くない、大丈夫。
紅色の部分はあたたかく、ほのかに湿っている。
そこを覗き込んで、縁をゆっくりとなぞる。
すぐ上の陰核も優しく摘む。ここは間違いなく快感の引き金。
こすりあげる度に熱が増し、聞こえる吐息が甘くなっていく。
0102卯花繚乱 16/412012/03/09(金) 22:37:16.23ID:DFI5It1J
「ふうんっ…、んんっ…」
寝息の中の声が大きくなってくる。それに、脚もぴんと緊張している。
けれど目はしっかりと閉じられていて、起きる気配はない。
だったらもうちょっと、もうちょっと…なのかな。
膣口に指を挿し入れれば、くちゅりと淫らな音がし、緩い圧迫感を受ける。
痺れ薬のせいで力の入らない膣は、僕の指をたやすく受け入れる。

 陰核と内壁を同時に刺激していく。指で何度もこする。
ぬちゅ、ぐちゅ、くちゅ…
いやらしい音を立てながら、卯子ちゃんの身体の中を僕の指が出入りしている。
信じられない光景だ。でも、すごく気分がいい。そして、
「っ、はあぁっ……!」
卯子ちゃんの少しの悲鳴とともに、指が締め付けられる。達したんだ。
卯子ちゃんの頬は真っ赤に染まり、身体からは力が抜けきっていた。
指を秘所から離すと、ぬるい愛液が手を汚していた。
人間の体液なんてそんなに衛生的なものじゃない。けれど全く嫌悪感はなかった。

 可愛い…大好きだよ、卯子ちゃん。
0103卯花繚乱 17/412012/03/09(金) 23:09:02.96ID:DFI5It1J
 気づけば、時間の限界が近づいていた。
卯子ちゃんの服装を元通りにし、濡れた敷布も取り替える。
これでもう、さっきまで何があったかなんて全然わからない。
ここでやめてしまうのは何だか残念だが、悟られては元も子もない。
それに、今日だけで終わるつもりもない。

「う…ん、ふああ。…あれ、ここは…?」
少し経って、卯子ちゃんが目を覚ました。意識が戻ったばかりで混乱してるみたいだ。
「ここは保健室だよ、卯子ちゃん。わかるかい?」
「あ…! そうか、私…」
どうして自分がここにいるのか思い出した卯子ちゃんは、どこか申し訳なさそうだった。
「えっと、もしかして先輩、わざわざずっとついててくださったんですか?」
「ああ。ちゃんとよく眠れたみたいだね」
僕が何をしても起きないくらい、本当にぐっすりと。
「すみませんでした! 先輩にこんな、ご迷惑をおかけして…」
卯子ちゃんはそんなことを言って、頭を下げる。でも、それは間違ってる。
「全然迷惑じゃないよ。薬湯の効き目だって確かめられたし」
僕のやりたいこともさせてもらったし。
「そうですか、よかった…」
納得した表情で、卯子ちゃんはほっと息を吐いた。
0104卯花繚乱 18/412012/03/09(金) 23:10:31.25ID:DFI5It1J
「ところで、眠ってみてどうかな。体調、おかしくない?」
「大丈夫です。むしろ久しぶりにちゃんと眠れて、すっきりしちゃいました」
少っしも気づいてないみたいだ、この娘。だったら次もやりやすい。
「じゃあ、次、いつだったら都合いいかな」
「えっ、まだ続けるんですか」
「治療っていうのは継続が大事なんだよ。精神的な病、たとえば不眠なんかは特にね」
卯子ちゃんは僕の言うもっともらしいことを簡単に信じてくれる。そうそう、先輩の言うことは聞いておくものだよ。
ちょっとだけ話し合って、次回の『治療』の予定を決めた。
次は準備するだけの時間が十分あるから、今日よりももっと楽しめそうだ。
卒業するまで、ずっとみてあげるからね、卯子ちゃん。
0105卯花繚乱 18+/412012/03/09(金) 23:14:34.38ID:DFI5It1J
ようやく前半くらいが終了です
次回は日曜日…にできたらいいなくらいの気持ち
えらく細切れで申し訳ないです
0107卯花繚乱 19-/412012/03/18(日) 20:02:33.73ID:ELiPwP9I
お待たせして申し訳ないです
後半に入ります
0108卯花繚乱 19/412012/03/18(日) 20:05:01.05ID:ELiPwP9I
 それからはまるで夢のような時間が続いた。
『治療』と称して何度も卯子ちゃんを呼びつけ、眠らせ、僕の気が向くままに愛した。
彼女のみずみずしい唇を、柔らかな乳房を、くびれた腰を、未熟な秘所を、しなやかな脚を、つややかな髪を。
とにかく彼女の全て、それこそ頭のてっぺんからつま先まで全てを愛した。
触れたり、なでたり、時には爪を立てたり、噛んでみたり。当然痕は残さずに。
卯子ちゃんの身体は、陰核はもちろん、乳房や膣への刺激でも、気を遣れるようになった。
それでも、彼女を抱いたことはない。
抱けば痕跡が残り、ことが明るみに出る可能性が増す。
もしすぐにばれなくても、いずれ房中術を学ぶときには、必ず。
…それに、本当に万が一だけど、卯子ちゃんがくノ一の道をあきらめて、普通の女性として生きると決めたなら、その時はきれいな身体でいてほしい。
やっぱり、卯子ちゃんには笑っていてほしいから。
だから僕は、彼女の幸せを壊さない範囲で勝手に愛する。勝手に愛する、しかない。

 そうするしかないと思っていた。あの日、夢が覚めるまでは。
0109卯花繚乱 20/412012/03/18(日) 20:08:33.07ID:ELiPwP9I
 あの日もいつもと同じように、保健室で卯子ちゃんを愛していた。
長い髪を解き、一糸まとわぬその姿は、それこそいつも同じなのだが、何度見ても飽きることがない。
胸から腹へ、そして脚の間まで、素肌に指を這わせ、たどっていく。
同時にもう片方の手は首の後ろに回し、瞼や頬に口付けを落とす。
耳に口付けたとき、ふと気まぐれでささやいた。
「卯子ちゃん、ずっと一緒にいたいよ」
返事などあるわけもない、ただの独り言だった。しかし、
「ぜんぽうじ、せんぱい……?」
何だ? 今のは何だ。声、か? じゃあ誰の。僕を呼んだ。まさか…
それは卯子ちゃんの声だった。目はうつろなまま、それでも僕の方を向いている。
薬がきれたのか…! でも、はっきり意識が戻ったわけじゃない。またすぐに眠らせれば、忘れさせられる。夢にできる。
そう思った瞬間、僕は残っていた薬湯を口に含み、卯子ちゃんを抱き寄せ、唇を重ねていた。
口移しで薬湯を飲ませる。ちゃんと飲み込めるように、ゆっくり時間をかけて。
その間目をつぶっていたから、卯子ちゃんがどんな顔をしていたかはわからない。
0110卯花繚乱 21/412012/03/18(日) 20:15:29.34ID:ELiPwP9I
 全部飲み込ませ、唇を離したときには、卯子ちゃんは再び眠りに落ちていた。
静かに、穏やかに、まるで何事もなかったかのように。
僕の腕の中にいる卯子ちゃんはとても美しく、それでいて夢のように儚い。
僕もまた夢心地で、彼女が手をすり抜けてしまわないよう、強く抱きしめる。
女の、いい香りがする。頭がふらふらしてきた。
なのに、なぜだろう。ひどく鋭い衝動が腹の底からわきあがってくる。
ああ、媚薬のせいか。でも、もういいや、そんなことどうでも。
この愛しい娘を抱きたい、犯したい、それだけだ。

 服を脱ぎ、硬くなった陰茎を卯子ちゃんの膣口に当てる。
彼女の両脚を大きく広げさせて、一気に貫いた。
「ああ…! んっ…!」
彼女の小さな悲鳴とともに、色々な刺激がない交ぜになって、僕を襲う。
僕は今、心地よい違和感に包まれている。
「これでやっと、一緒になれた」
誰も聞いてるはずなかったけど、自身に言い聞かせるために言葉が出た。
麻酔のせいでいくらか緩んではいるが、卯子ちゃんの初めての穴はそれでも僕をきつく締め付ける。
卯子ちゃんのここは、僕を受け入れるためにあるんだ。他の何でもない、僕を。
だったらもっと早く抱いていればよかった。
0111卯花繚乱 22/412012/03/18(日) 20:20:15.46ID:ELiPwP9I
 一度入り口ぎりぎりまで引き抜き、また奥まで突き上げる。
ざらざらした内壁にこすり付けるたび、伝わってくる熱で脳が焼かれる。
欲にまかせて腰を打ち付けてやる。
粘膜同士のふれあいがこんなにまで気持ちいいなんて…!

 卯子ちゃんの腰をしっかりつかんでいた手を片方だけ宙に浮かせ、彼女の頬に寄せる。
何か小さく声を発し続ける卯子ちゃんの柔らかい唇に、僕の唇を押し付ける。
そのまま唇を割って侵入して、舌を甘く絡ませる。口内を激しくねぶる。
熱に浮かされたように唇を貪り、その間に手を乳房に移す。
乳房をわしづかみにして蹂躙する。
頂を摘んでゆるくこねくり回せば、僕をくわえこんでいた膣がより締め付けてくる。
いい、すごくいい。これまで身体に覚えこませた甲斐があった。
襲ってくる刺激に耐えられなくなり、ついに卯子ちゃんの身体の中で果てる。
清らかだった卯子ちゃんに僕の毒をしっかりと注ぎこむ。
が、ずっと押し殺してきた欲望はこのくらいで収まったりなんてしない。
身体を離すと、卯子ちゃんの中からどろりと何かがあふれ出た。
0112卯花繚乱 23/412012/03/18(日) 20:32:16.40ID:ELiPwP9I
 卯子ちゃんの手をとり、僕の手を添えたまま陰茎を握らせて、しごく。
動きは変えていないはずなのに、一人で抜いているときとは全然違う。
細くしなやかな指が絡みつき、絹のように滑らかな肌を吸い付かせてくる。
「卯子ちゃんは手淫も上手なんだね」
意識のない卯子ちゃんにしゃべりかけると、僕のちっぽけな征服欲が満ちてゆく。
大好きなこの娘が僕のために奉仕してくれるなんて、すばらしいじゃないか。
そう思うと快感が限界に近づいてきてしまった。
卯子ちゃんの手によって射精感が押し上げられる。
全く殊勝なことで…! そのまま出してあげるよ。
放った精液は卯子ちゃんの胸の辺りにかかり、べったりと粘っこく垂れる。
これじゃ、まだダメだ。もっとこの娘を、僕の痕が消えないくらいに汚してやりたい…!

 その後は後背位で貫いて、口取りをさせ、…もう何をしてるのか自分でもわからない。
とにかくただ夢中で犯し、身体の中も外も全部染め上げる。
卯子ちゃん、僕はこんなにも君のことが好きなんだよ。
だから、君を愛していたい。ずっと、ずっと――
0113卯花繚乱 24/412012/03/18(日) 20:34:42.56ID:ELiPwP9I
 ――夢から覚めたときには何もかもが終わってしまっていた。
理性を取り戻し、自分がやってしまったことを確かめる。
吐き出された精液と鮮やかな血痕。自分の欲深さと大事な人を傷つけたことの証拠だ。
あまりにもあっけない、喪失感。
その後にはもう、後悔しか残っていなかった。
僕は馬鹿だ。どうしてこんなことになってしまったんだ…。
0114卯花繚乱 24/412012/03/18(日) 20:35:32.93ID:ELiPwP9I
 窓の外のしおれかけた卯の花が目に入り、何かひどく惨めだった。
0115卯花繚乱 25/412012/03/18(日) 20:36:14.16ID:ELiPwP9I
「おはよう、卯子ちゃん。よく眠れた?」
始末を終えてから、まるで何事もなかったように、いつもみたいに卯子ちゃんを起こす。
「ん…、善法寺先輩。あっ、痛っ……!」
卯子ちゃんの方はいつもみたいにはいかない。
顔から血の気が引いていて、普段の元気は感じられない。
あれだけ無理に犯されたんだ、当然だよね…。
「大丈夫!? 卯子ちゃん、どうしたの?」
慌てたふりをして尋ねる。
…なんて白々しい。全部僕は知ってるじゃないか。
何にも知らないふりをして、全部無かったことにしようとしているだけだ。
「あはは…、なんかおなか痛くって。ん〜、昨日作った忍者食がいけなかったのかなあ…」
僕のことを信頼してくれている卯子ちゃんは、ああでもない、こうでもないと、一人で体調不良の原因を考えている。いっそ気づいてくれればいいのに。

 そんな彼女を黙って見ていることもできず、声をかける。
「僕がついてるから、もうちょっとここで寝てなさい」
僕はできるだけ平静を装って微笑むことにする。今は少しでも安心させてあげたい。
不意に、善法寺先輩、と呼びかけられる。
「すみません、ありがとうございます…」
卯子ちゃん、本当は僕が悪いんだ。礼なんか言わないでほしい。

 沈黙が続き、再び卯子ちゃんは眠りに落ちた。眠っている彼女に指一本さえ触れなかったのは、薬が効いていなかったこと以上に、罪悪感にさいなまれたからだと思いたい。
0116卯花繚乱 25+/412012/03/18(日) 20:38:45.30ID:ELiPwP9I
24は一緒にするつもりだったのに分けてしまいました、ごめんなさい
次回の予定は火曜日くらい
0117卯花繚乱 26-/412012/03/20(火) 16:47:08.28ID:YwtsBHVw
続きです
暗いですがご了承ください
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