Cでエロパロ
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0001名無しさん@ピンキー2011/05/03(火) 20:57:27.69ID:kPWmdN25
どうぞ
0002 忍法帖【Lv=5,xxxP】 2011/05/03(火) 20:58:15.14ID:uJvZCeTf
a
0004名無しさん@ピンキー2011/05/04(水) 00:48:26.11ID:HMx6E4wI
#amaecco.c
int main(int argc, char *argv[]){
 while(argc==2){
  ask_dacko(argv);
 }
}

こうですか!? わかりません><
0005名無しさん@ピンキー2011/05/04(水) 03:11:46.74ID:usJnyC4z
このアニメ女の子がかわいいのう
0008 忍法帖【Lv=5,xxxP】 2011/05/04(水) 12:48:27.29ID:A+jJdpSl
a
0009名無しさん@ピンキー2011/05/04(水) 13:08:11.36ID:sOw+mPyk
金髪美人が真坂木に突然部屋に入られてバスローブの胸元隠したのがかわいかった
0012名無しさん@ピンキー2011/05/06(金) 12:53:49.20ID:RaXXx9j5
触手攻撃を行うアセットがいてもいいよな
相手が女性だったり、相手の連れてるアセットが女性型の時は触手でエロい攻撃をする
野郎だったら普通に触手でしばく
0013名無しさん@ピンキー2011/05/07(土) 09:23:49.49ID:5wIYBb/J
このアニメ結構おもしろいな
0014名無しさん@ピンキー2011/05/07(土) 11:50:52.50ID:dtYcJNKj
瞬間移動宇宙空間特別貫通連続金剛斬!?♪。
0017名無しさん@ピンキー2011/05/08(日) 16:34:37.54ID:jhvzBqKP
真朱がデレるらしいね
(所有権云々で)NTR妄想する場合でもそうでなくてもどっちでも美味しいなw
0019名無しさん@ピンキー2011/05/13(金) 07:51:19.98ID:WgqthE5q
やはりカードフェラだな
0020名無しさん@ピンキー2011/05/13(金) 14:22:18.03ID:3dnbePSr
カードに尻を押し付けさせて
開発しまくってアナルファックしたい
食事の概念がないから一度も使われたことのない清潔なおしりの穴ハァハァ
0021名無しさん@ピンキー2011/05/14(土) 09:41:18.14ID:ww4rIDIx
うんうん、あれは確かに妄想するよね
カード表面におクチのアップだもん、まんまオナホールだし‥
0022名無しさん@ピンキー2011/05/14(土) 09:45:51.18ID:ww4rIDIx
ところで、負けると未来が変わるけど 勝っても変わるんだっけ?
勝って帰ると援交女が部屋にいて
「おかえりなさい」
「何でココに‥‥」
「えー、同棲してもう半年になるのに、なに言ってるのー」
って展開もあったりするのか
0023名無しさん@ピンキー2011/05/14(土) 14:20:57.58ID:MEABGg/+
負けたらミダスマネーの残高は減るし不幸にも見まわれるのに
勝ってもミダスマネーもらえるだけじゃ割に合わないわなー
勝つたびに真朱たんがどんどんデレていくならいいけどw
0024名無しさん@ピンキー2011/05/14(土) 16:42:11.23ID:TUcUo3da
麿が家で真朱にカップメンを食わせなかったのは、やはりあれか
恋人にアーンしてるみたいで恥ずかしかったからか
しかしエロパロ的には、真朱の口がエロくて興奮しちゃって思わずムラムラきてちんぽ突っ込んじゃう展開希望
0026名無しさん@ピンキー2011/05/16(月) 17:25:59.58ID:l/UTmfmL
三國(俺もあいつみたいにアセットと、特にQとイチャイチャしたいな……
   よし、まずはカップメンを食わせてみよう。ミダスマネーじゃ雰囲気も何もないからな。
   そしてゆくゆくはふたりで酒を……)

中略
Q「……いらないのです」ムシャムシャ
三國「……そんなorz」
0029名無しさん@ピンキー2011/05/20(金) 07:11:02.39ID:3sxnoVaP
カードをうっかりしまい忘れて、机に放置したままオナーニ開始した麿
『ねぇ、なにやってんの?』
「!! …うわぁ!!」
慌ててチンコしまう麿
「な、なんでもない!」
『今、棒みたいなの握ってこすってたよね?なにしてたの?』
「う……しっかり見てたのかよ」
『ねぇ、教えてよ』

みたいな話を誰か書いてくれ
0031三國壮一郎×ジェニファー・サトウ12011/05/21(土) 06:03:10.67ID:jU3M8lj5
「三國様、これを……」

真坂木から手渡された封筒は、慎重に封がされてあった。

「見つかった、のか……?」

壮一郎は急に真剣な面持ちになり、封筒を受け取る。

「ご自分の目で、お確かめください……」

帽子の下から意味深な視線を残すと、真坂木は立ち去る。

「これは、もしかして……」

一人残された理事室の中で、壮一郎はやや震える手でその封を開けた。
0032三國壮一郎×ジェニファー・サトウ22011/05/21(土) 06:03:51.87ID:jU3M8lj5
「ジェニー、ジェニー……」

呼んでいる声がする。

「待ってぇー……」

置いて行かれまいと必死になって彼女はあとを追う。しかし、やっとの思いで追いつき、その手を
取ろうとすると、小さな少年はするりと逃げて行く。

「待ってったらぁー!」

妹の困る顔が見たくて仕方ないというように、少年はいたずらっぽく笑っている。

「待って……あっ!」

夢の中ではうまく走れない。思い通りにならないもどかしい身体が小さなくぼみにつまづいて転ぶ。

「うっ……うわぁーん!」

どんなに走っても追いつかないのと、置き去りになるかもしれない不安。そして転んだ痛みとで、
とうとう彼女は泣きだしてしまう。

「だいじょうぶかい、ジェニー?」

泣いている彼女の頭を小さな手の暖かなぬくもりがそっと撫でる。とたんに涙が乾いて、
彼女は心配そうにのぞきこんでいる少年に抱きつく。

「お兄ちゃん! つかまえた!」

「……!!」

アラームが鳴っているのに気付き、ジェニファー・サトウは目を覚ました。

(夢か……)

ベッドから起きてカーテンを開けると眩しい光が注いだ。時計は朝の7時を指している。昨夜も
遅く帰ってきた彼女に、この時間の起床は辛いものがあった。

「お兄ちゃん、ね……」

歯を磨きながらふと先ほどの夢を思い出す。彼女に兄弟はいない。しかし、時々、夢の中でまだ幼い
彼女が「兄」と呼ぶ少年と遊んでいる夢は、忘れたころに定期的に見る夢だった。

「心のよりどころを探してはいませんか? か」

立ち読みで読んだ雑誌の夢占いの欄にそんなことが書いてあったのを思いだす。

「我ながら、とんだ甘ちゃんだな」

自嘲するようにそう言い捨て、彼女はてきぱきと仕度を始めた。
0033三國壮一郎×ジェニファー・サトウ32011/05/21(土) 06:04:36.62ID:jU3M8lj5
「俺の周りを嗅ぎまわっているようだが」

東京の街が見下ろせる高級ホテル。高層階にあるスイートルームの中で、ジェニファー・サトウは
後ろ手に手錠をかけられ、一人掛けのソファに沈み込むように座らされていた。

「お前には関係ない」

「そんな態度をとっていていいのかな? ここから出るときは、死体になってるかもしれないぜ」

緊張した表情のジェニファーがぴくん、と身体を震わせる。気丈な物言いだったが、やはりどこかで
恐怖を感じてもいるようだ。
壮一郎はバスローブ姿でテーブルの上に置かれたルームサービスのワインを手に取る。

「いかがかな? ちょうど当たり年のロマネ・コンティだよ。うっとりするほど、甘くて透き通った
香りがする」

「結構」

ジェニファーは硬い表情を崩さない。リラックスした手つきで一口グラスに口をつけた壮一郎は、
彼女が座らされているソファに向かい合うようにベッドに腰を降ろして足を組んだ。

「さて、手荒な真似をしたのは勘弁願おう。しかし、こちらにも事情がある。世の中、知らない方が
いいことだってある。俺のことにむやみに首を突っ込むのは、今日で終わりにしてくれないか?」

(この男……)

ジェニファーは自らの失態を悔いた。ただでさえ直接的な接触は避けていたというのに、彼は
その思惑を見抜いたうえで、人目のつかない場所で彼女を捕えると、このホテルの部屋に連れてきた。

「今日は、君に話したいことがあるんだ」

そばにあった封筒を手に取り、中身を開けて書類を取り出すと優雅に足を組みかえて彼は言う。

「君には子どものころの記憶がないはずだ」

「どうして、それを……」

彼がジェニファーのことを調べているのは薄々気づいていたが、過去のことまで知っているとは
思いもよらなかった。
どこか遠くを見るような表情で、壮一郎は続ける。

「俺には妹がいてね。難病の妹に、親父は何もしなかった。俺は親父に復讐したよ。……でも、
空しいだけだった。多額の金が俺の手元に入ってくるようになって、俺はひとつだけ、俺の
願いのために金を使ってみようと思った。妹を探すことだ」

ジェニファーは黙って彼の話を聞いていた。

「妹と出会ったのは小学生のとき、俺は8歳だった。妹はまだ6歳。親父の再婚相手の娘だ。
普通なら、外を走り回って遊んでる盛りだ。でも、妹は違った。俺は毎日薬を飲むのを嫌がって
泣く妹をよくなだめていたものだった。人見知りで、周りの子どもたちが楽しそうに遊ぶのを
隅っこから寂しそうに見つめていた。そんな子どもだった」

「…………」

「事業に金を費やした親父が、ひとつだけ父親らしいことをしていた。妹を手術のためにアメリカの
病院に入院させたことだ。義理の母は妹と一緒に渡米した。そのころ、俺はもう金融街に
出入りするようになっていて、ずっとあとになって親父と義理の母が離婚したってことを人から聞いた。
妹とはそれっきりだ。手術がどうなったのか、今は生きているのか、死んでいるのかさえも分からない」

壮一郎はそこまで話すと、ため息をついた。
0034三國壮一郎×ジェニファー・サトウ42011/05/21(土) 06:05:28.02ID:jU3M8lj5
「君は、子どものころ、どんな子どもだった?」

唐突な質問にジェニファーは戸惑う。壮一郎が言う通り、彼女には子どものころの記憶がない。

「……私は、10歳まで施設で暮らしていた。アメリカの、小さな町だった。養子が欲しいという夫婦が
現れて、私はその夫婦に引き取られた」

「その前は?」

「施設にいた」

やや苛立った口調で彼女は答える。

「10歳より前のことは?」

容赦ない壮一郎の質問に彼女は口惜しそうに答える。

「分からない……」

沈んだ口調で彼女は続けた。

「あんたが言う通り。私には10歳より前の記憶がない……私を引き取ってくれた養父母は優しかった。
何不自由なく育ててくれた。彼らと一緒に、本当の母のお墓に行ったこともある……」

「そうか、君を産んだ母親は……」

「本当の母のこと……私は、それさえ覚えていない。顔も、写真だって持っていない。私にとっては、
養父母が本当の父と母。それだけでいい……」

そこまで言うと、ジェニファーは声を詰まらせる。彼女の胸の中で、決して思い出せない生みの母への
思いがあふれ出そうになる。切ない気持ちが涙に変わりそうになるのを、彼女は唇を噛んでぐっと
こらえた。

「君に、見てもらいたいものがある」

封筒の中に入っていた書類を壮一郎は彼女に見えるように差し出した。

「これは、ある少女のカルテだ。心臓の手術の記録だ」

そこまで言うと、彼は立ち上がり、手錠をされたままのジェニファーを抱きかかえるとそれまで
自分が座っていたベッドに運ぶ。

「何を……」

不意に抱きかかえられ、足をばたつかせる彼女の足から靴が転がり落ちた。そのまま
ベッドに寝かされると、訳も分からないうちに、壮一郎は彼女のスーツのボタンに手をかける。
0035三國壮一郎×ジェニファー・サトウ52011/05/21(土) 06:06:52.82ID:jU3M8lj5
「あっ……な、何を……っ!」

抵抗する彼女の身体の上で壮一郎は彼女の服をはぎ取って行く。ブラウスのボタンを外すと
いつも可憐にその豊満な胸元を飾っている黒いレースのブラジャーがあらわになる。
つやめく滑らかな肌に一瞬感嘆した彼の手がわずかに止まるが、にわかに背中に手をまわし、
カップにはちきれそうにおさまっている豊かな双乳を包んでいるブラジャーのホックを外した。

「や、やめてっ!」

ブラジャーを外されたたわわな果実があらわになり、ベッドの揺れにあわせて悩ましく揺れた。
彼女の左胸のふくらみのちょうど真下からなめらかなわきの下にかけて、どこか悲しい印のように
手術痕が残っていた。
つややかな肌にうっすらと残る縫い傷。何年も前についたその縫い傷は、美しく成長し
しなやかな曲線を描く大人の女性になったその身体の傷は、今では目をこらさなければ
気付かないほど薄くなっていたが、カルテに記録されている切開部と同じ場所にあった。

「これは、君の手術の記録だ」

彼は身体を起こしてサイドテーブルに手を伸ばすと、ジェニファーの手錠の鍵を外した。
ようやく自由になった彼女は乱れた衣服をわずかに直し、壮一郎の手の中にあるカルテを
もぎ取るように奪った。

「これ……は……」

生年月日。血液型。髪や目の色、そして一致する切開部の痕跡。
それは、間違いなく彼女のものだった。

カルテを持つジェニファーの手が微かに震えている。空白の過去を埋める記憶に、こんなところで
出くわすとは思っていなかった。

「手術の同意書もある。このサインを見てごらん」

カルテをめくると、壮一郎が言ったとおり、手術の同意書がある。そのサインは、彼女の生みの母の
サイン――墓に刻まれていた名と同じサインがしてあった。

「うっ、う……」

こみ上げてくる感情が堰を切って涙に変わる。ジェニファーは涙がこぼれたカルテと同意書を、とても
大切なもののようにそっと抱きしめた。

「ジェニー……」

壮一郎が泣いている彼女の震える肩を優しく両腕に包む。

「君が手術を受け、入院しているあいだに、君の母――俺の義理の母でもある、その人は亡くなった。
探していたんだ。家族を……大切な人を。俺には親父を憎む以外のこともできると、証明したかった。
ジェニー、ずっと君に会いたかったんだ。俺の、妹に」

肩を包む手がなめらかな髪に触れた瞬間、彼女の身体に電撃が走るように懐かしい感覚がよみがえる。
名前を呼ぶ無邪気な声、小さかった少年の手と今も変わらないそのぬくもりが、彼女の記憶に
染み渡った。

(あの夢は、私の、記憶……)

追いかけていた優しい背中をつかまえた安心感。それは、ジェニファーが心の奥底でずっと
求めていたものだった。

「兄、……さん……!」
0036三國壮一郎×ジェニファー・サトウ62011/05/21(土) 06:08:08.51ID:jU3M8lj5
バスローブを着た彼の胸に飛び込むようにして背中に腕をまわした。あたたかな彼の手が
優しく彼女の髪や背中を撫でている。

(そうだ、私は、覚えている……この手のぬくもりを……)

今だけは、何もかも忘れて彼を抱きしめたかった。目の前の大切な存在に、ジェニファーは
少女の心のままで泣きじゃくった。

(私は、これから、どうしたら……)

涙がひとしきりおさまると、ぼんやりしながら彼の胸に顔をもたれさせてジェニファーは思う。
自分の立場も、壮一郎の立場も知っている。彼が何をしようとしているかも。しかし、兄だと
分かった今、その関係は大きく変わってしまった。

気がつくと、二人はベッドの上で折り重なっていた。上半身の服はすべて脱がされ、ベルトを外す
音が聞こえたかと思うと両脚からパンツを壮一郎が引き抜いているところだった。

「……? ……!?」

ジェニファーは壮一郎がしていることを一瞬理解できずにいた。

「すっかり、大人になったな」

ベッドに横たわった妹の姿を満足気に見下ろし、バスローブを脱ぎながら壮一郎は言う。
豊満な両胸のふくらみ、その先を彩る桜色の印は彼の愛撫を待っているかのように甘そうに尖っていた。
むっちりしたヒップを飾っている、ブラジャーと同じ柄のガーターベルトの上には、繊細なレースの
パンティが淡い茂みを隠している。

「な、な……!?」

目をぱちくりさせている彼女の上に身体を重ねながら言う。

「どのくらい成長したのか、見せてくれよ……」

ジェニファーの首筋に口づけると、果実のように爽やかな香りとシャンプーの香りが混じり合って
鼻先を癒す。

「なっ、何を考えている! 私たちは、き、兄妹なのに!」

もがいている妹のしなやかな身体が触れる。

「昔のことだ。今は違う。だから、こんなことをしてもいいだろう?」

「そういう問題じゃ……!」

たわわに実ったふくらみが壮一郎の大きく開けた口に飲み込まれた。

「んん……!」

つんと上を向いた乳頭が執拗に責められ、彼女が気を取られているうちに黒いレースのパンティが
つま先から抜き取られていた。

「なんて美しい……」
0037三國壮一郎×ジェニファー・サトウ72011/05/21(土) 06:09:25.91ID:jU3M8lj5
感嘆した彼が唾液で濡れた柔らかな胸から唇を離すと、まだつながっていたいというように
唾液の雫が一滴、糸を引きながら豊かなふくらみにこぼれる。
腰の曲線に張り付いてその美しさを際立たせているガーターベルトが悩ましいほどに誘っているように
見えた。
へその下から下腹、そして髪と同じ色の柔らかな茂みに口づけを施し、ほど良く肉付いた
太腿の上を飾るストッキングを撫でる。彼女のしなやかな脚線を包む薄いクリーム色のストッキングは
黒のガーターベルトの扇情的で妖艶な縁取りを際立たせ、光沢のある細かな網目があでやかに舞う。

「や、あ……っ」

抵抗する腰を押さえて茂みの間の美しい秘部を覗き見る。柔肉が重なる楽園は胸の果実の先を彩る
桜色の蕾のように澄んだ色をしている。敏感な部分の表面を覆う甘やかな体液がぬめりを帯びて
いやらしく艶めき、その眺めに欲望をさらにたぎらせた彼は疼く欲求を抑えきれずに
美しい秘部にかぶりついた。

「んんぅぁっ……っ!! あぁ、ああぁ……!」

彼女の身体の中をとろけるような快楽が駆け巡り、勝手に反応してしまう嬌声が響く。
何度も往復しては擦りつけられる彼の舌使いに身体は正直に愛蜜を溢れ出して行く。
じゅる、と音を立てて愛液をすすられた瞬間、彼女の敏感な肉襞に壮一郎の少しだけ伸ばした顎先の
髭が触れる。

「ひぁ……んっ」

舌のざらついた丁寧な愛撫とは違い、乱暴で無造作に擦れる感触にまた甘い声が漏れた。
すっかり抵抗する様子を失い、彼の淫らな舌技に、成熟した身体はひとつになりたいと訴えるように
とめどなく蜜液を滴らせていた。

(ああ、こんな……どうしたら……)

快楽の底なし沼で溺れかけたような意識でジェニファーは思う。どうすればこの状況を打開できるのか。

「もう、や、やめて……! ト、トイレに行きたい!!」

口から出まかせに近かったが、必死の訴えがやっと言葉になる。
愛蜜をすする壮一郎の舌使いが一瞬止まり、名残惜しそうに一舐めすると彼がゆっくりと顔をあげる。

(こう言えば、離してくれるはずだ……)

ゆであがったような意識の中でジェニファーは快楽の波が止まったことに安堵した。
しかし、その次に壮一郎が言ったのは信じられない一言だった。

「おしっこか? していいぞ、飲んでやる」

彼女には予想もしない答えだった。

「〜〜〜〜〜!! バカッ! 変態!! 何を言ってる!」

「恥ずかしがるなよ、風呂だって一緒に入って身体も洗ってやったのに」

「そ、それは子どものときの話だろう!」
0038三國壮一郎×ジェニファー・サトウ82011/05/21(土) 06:14:37.27ID:NJoFKuvM
適当な言い訳ももはや思いつかないで両脚をばたつかせているジェニファーが、
急に甘い声に変わる。

「うぅ……あん……」

壮一郎の唇が吸盤のように吸い付いて彼女の秘唇に密着する。

「あ、ぁ……」

愛蜜のぬめりも感じなくなってしまうほどに強く秘唇を吸い上げられ、繊細な肉襞に痛みが走る直前、
急に荒々しい舌撃を受けた。

「ひあぁぁっ……!」

甘い声とともにジェニファーの腰がビクンと反応する。腕の中で逃げ場のない彼女の美芽を
壮一郎は容赦なく舐めつぶした。

「あぁぁぁ……! んん……っ!」

はかない抵抗を完全に諦めたように、彼女の太腿が壮一郎の両頬を挟みこんだ。快楽の中で泳いでいる
魚のような、ストッキングをつけた長い脚。それが彼の身体を撫でる心地良さに、愛蜜をすすりながら
しっかりと彼女を抱く。

シーツと彼女の足が擦れる音、そして可憐な声に夢見心地になりながら、彼はしなやかな彼女の腹部に
口づけ、曲線をなぞるように唇を移動させる。うっすらと残る左胸の手術痕を慈しむように舌先で
味わったとき、彼の先走りで濡れた先端が快楽でひくつくジェニファーの蜜口にぴったりと当てられた。

「あっ……そんな、だめ……!」

「俺たちの子どもを産むんだ、ジェニー」

そそり立った肉茎を躊躇なく秘襞の隙間に当てると、彼は容赦なく貫いた。

「うっ……!」

熱い蜜が淫茎に絡みつき、あふれ出る蜜にぬめったジェニファーの中に、彼は感嘆の声を漏らした。
いきり立つ腰を鎮めながら狭い隙間をこじ開けるように侵入していくと、浮き立った神経のひとつひとつ
を彼女の肉厚な波襞に愛撫される。

「はぁ、はぁ……」

全身を快楽に震わせながら、どこか苦しげな表情をしている彼女の頬にキスをする。
深くその身を沈め、熱い膣内を味わう。

(鼓動が響いている)

脈動する波襞と抱きしめた妹の身体から、同じ脈動が彼に伝わる。
熱く早く、そして確実に心臓が動いている。

濃厚な愛蜜が深く挿入するたびにとめどなく二人の間を滑ってつながり合った二人の秘部を
あふれ出る。
成熟した身体の奥深い愉悦のうねりに包まれて力強く圧迫する秘園を突いた。
0039三國壮一郎×ジェニファー・サトウ92011/05/21(土) 06:15:25.35ID:NJoFKuvM
「そんなに、したら……あっ、兄、さん……!」

抽送の中でジェニファーがうわごとのように訴える。

「こんなに、締めつけて……欲しいんだろ? 本当は……」

はちきれそうな熱い肉圧に雄の欲望を叩きつけながら壮一郎はこの上ない癒しを感じていた。
まだ余裕があるうちに、と思い、抽送を止めて練るように腰を使うと、彼女の深部が
ふるえながら、精液が欲しくてたまらないとでもいうように責め楽しんでいる鈴口を舐めた。

「ああ、ジェニー……俺の……」

ぐちゅぐちゅと卑猥な肉音をたてながら彼女の中を淫茎でかきまわす。敏感な妹の身体はほんの少し
腰を動かすたびになまめかしく反応し、切なく甘い声と圧迫する襞のうねり、そして感じすぎたのか、
時々背中がベッドから浮くほどにのけぞって壮一郎の愛撫を受け止めている。

「もう一度、呼んでくれ……兄さん、て……」

乱れきった彼女の様子に劣情をこの上なくかき立てられ、本能に操られるように蜜襞が絡みつく
秘園を欲望のままに往復させる。

「あぁ、ぁ……っ!」

焦点を失くした視線のジェニファーが背中にまわしている細い指先で爪をたてる。
痛いよ、と言おうとしたがそれよりも甘い快楽に理性は押し流され、肉壁がわななきながら締めつけて
くるのを味わうのに精いっぱいだった。

「さあ、呼ぶんだ、ジェニー……っ!」

喘ぎながらどうにかして言葉を紡ごうと、酸欠の魚のようにもどかしく唇を開き、続く交わる柔音の中で
可憐な双唇が甘くかすれた声でつぶやく。

「あぁ、兄さん……私、の……お兄……ちゃん……っ!」

そう言ったジェニファーの唇に噛みつくように壮一郎は自身の唇でその言葉を受け止めた。

「ん、ふっ……ううん……!」

二人の声が重ねられた唇から漏れ出し、抽送が一層激しくなる。
交わりの中でせり上がり、はっきりと主張した吐精感の中で、彼女の悲鳴にも似た快楽の叫びを
聞いたとき、目もくらむような渦の中心に壮一郎は思いのすべてを注ぎ入れた。
0040三國壮一郎×ジェニファー・サトウ102011/05/21(土) 06:16:22.81ID:NJoFKuvM
腰が砕けそうになるほど激しく交わってからもまだ味わい足りない秘貝を思い出すように、壮一郎は
隣のジェニファーの唇を指先で愛撫していた。
彼女も酷く疲れたようで、彼の腕を枕にして気だるそうな視線のまま、されるままになっている。
唇を薄く開けさせて、指先で歯列を割って舌に触れる。少し開いた彼女の歯が一部黒ずんでいるのを
見つける。

「虫歯ができてる。キャンディばっかり舐めてるからだ。口寂しいのか? 俺に言えば、いくらでも
 しゃぶらせてひゃふのり」

言い終わらないうちにジェニファーが壮一郎の頬の片側を軽くつねる。
眉を釣り上げていた彼女の表情がふと緩み、二人は顔を見合わせて同時にぷっと吹き出した。
頬をつねった指先を離し、その手でそっと彼の唇に触れながら彼女は言う。

「聞いて、欲しい」

壮一郎はジェニファーの真剣な面持ちに黙って頷く。

「私は、三國壮一郎の本当の姿を知りたかった。そして、目的を。金に関わることには手段を
選ばないあなたを、私は危険な人間だと思っていた。けど、三國、あなたは……金以外の未来を
欲しいと思っていた」

「そう。金は、人間が活動するための道具……誰かのために使うのが、金というものだ。
その誰かを、全力で守りたい誰かを……俺はずっと探していた」

そう言うと、壮一郎はジェニファーに優しく口づける。

「ずっと探していた妹なんだ……君を大切にしたいと、そして、未来を生きる子どもを……欲しいと
思うのは、人間として至極当然の感情だと思わないか?」

壮一郎の問いかけに、彼女は頷く。

「私だって、もう……何かが欠けたままこれ以上生きるのは……」

彼女はそこまで言うと、壮一郎の首に強く腕をまわした。

「妹として、そばにいたい……」

彼にだけ聞こえるように、小さな声でささやいた。彼女のささやきを頬擦りしながら受け止める。

「ジェニー……俺と未来を作ろう」

壮一郎は彼女の下腹部を撫でる。未来を生きる魂が宿る彼女の身体。自分との、愛の結晶。

「妹に、欲情するのか?」

身体を撫でる壮一郎にジェニファーは妖艶に問う。

「妹だからこそ、誰にも渡さないさ」

「まったく……困った兄さんだ」

長い指を絡めながら密やかに二人はベッドの中で微笑んだ。


【終】
0041名無しさん@ピンキー2011/05/21(土) 07:56:35.43ID:4tHEm2br
いきなり力作っすな

でもカップリングにびっくりして何と言えばいいやら
0042名無しさん@ピンキー2011/05/21(土) 08:03:41.76ID:3aYH5Ybh
カップリングはびっくりしたが、とにかく濃厚エロ乙です

三國とQがセックルしようとしたら漏れなくオーロールも付いてくるんだろうか
それはそれで3Pってのも面白そうだけど
0044名無しさん@ピンキー2011/05/21(土) 20:42:57.92ID:3aYH5Ybh
麿がアセットに食事を与えていると聞いて、アセットに食事なんてもったいない……と思いつつtもバターを舐めさせてみるサトウさん
なぜバターかは言うまでもなく、もてあまし気味の熟れた肢体を満足させr
0045名無しさん@ピンキー2011/05/25(水) 02:16:05.02ID:wyfcex/x
保守
0046名無しさん@ピンキー2011/05/27(金) 12:42:35.15ID:u+doe4Fw
ええい!
金融街にラブホテルを営業してる奴はいないのか!

真朱「キミマロ、あそこにあるラブホテルって何するところ?」
まろ「ラ、ラブホ…金融街にそんなの要らないだろ…」
真朱「ねぇ、あれって何の店なの?」
まろ「あー、その、なんて言うか、好きな人同士が一緒に寝るとこだよ」
真朱「行ってみたい!」
0051名無しさん@ピンキー2011/06/05(日) 11:09:48.41ID:3gW6RC8D
三國とジェニファーは監禁陵辱系ならいけるな
俺の邪魔をするな→お仕置きプレイ
0056名無しさん@ピンキー2011/07/14(木) 20:13:15.60ID:Y+0VUCTD
サトウさんのメゾフレーション(もぐもぐフェラ)とマクロフレーション(巨乳パイズリ)に、
麿のディレクトゥは耐えられるか?
0057名無しさん@ピンキー2011/07/18(月) 10:17:01.36ID:6PUp/Qr1
>>56
「そうか、キミはこういうのがいいのか」
と憐憫と愛情と侮蔑の入り混じった目でサトウさんに
なじられる麿が見たい
0058名無しさん@ピンキー2011/07/18(月) 12:56:18.56ID:+3dzXiQF
しかし、麿のマクロフレーションでメロメロになるサトウさん
0059名無しさん@ピンキー2011/07/18(月) 14:43:53.61ID:Y+Y5QRi9
サトウさんは独占欲強いけど狡猾な大人でもあるので
浮気は許さないけど、アセットを真朱に変身させての3Pとか自分からやって
自分を手放せないようにするよ
0061名無しさん@ピンキー2011/07/30(土) 20:50:53.59ID:MpGx/qL6
もっとこう…エロスな男性型アセットはいないのか
相手を触手陵辱的な意味で
0062名無しさん@ピンキー2011/07/30(土) 23:32:44.03ID:HQvHVDst
相手が女だったり女型のアセットだったらいいが男とのディールだとすげーやだなw
0063名無しさん@ピンキー2011/08/04(木) 00:28:47.79ID:4T9Cfsho
サトウのお姉さんに色々と教えてもらいたい
0065 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:08:10.14ID:7q6lQ/sZ
※公磨と真朱の純愛H
※NG用トリップです
※長いです
※次のレスから投稿します
0066 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:10:18.58ID:7q6lQ/sZ
ある日の公磨と真朱

   ***

公磨は真朱と唇を重ねていたが、突然真朱の両肩を掴むと強引に引き離した。
「!? ちょっと、いきなりなに!?」
真朱は、公磨と自分自身の唾液で濡れ光る唇を尖らせ非難の声を上げる。
その表情からは『何故?』という疑問より、途中でキスを止めさせられた不満のほうが大きいようだ。
公磨は、真朱の責めるような視線から逃れるように顔をそむける。

「これ以上はその……ヤバイ……」
あのままキスを続けていたら歯止めが効かなくなりそうだった。
「はぁ? なに言ってんの? なにがヤバイの?」
「う、えっと、その……」
公磨の顔は紅潮し視線は空中を慌しく彷徨う。
そして、その目が少し離れたところにある大きなベッドを捉えた。瞬間、心臓が大きく跳ね体が固まる。

ここは金融街にある豪華なホテルの一室。色々と思うことがあり、ふらっと歩いていたら立派なたたずまいのホテルを見つけた。
『現実の世界』じゃ泊まろうという考えさえ浮かばないところだが、ここ金融街においてはあまりに非現実的なところなので
『学生風情がいいのだろうか?』という変な抵抗感も薄くなっていて、興味本位で泊まってみることにしたのだ。
その時はこういうことをまったく想像していなかった。ただ純粋に泊まろうと思っただけだった。
0067 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:11:55.19ID:7q6lQ/sZ
「もう! はっきり言いなっての! なにがヤバイんだよ!」
真朱が、引き離された体を公磨に近づけ詰め寄ろうとする。
しかし、公磨は真朱の両肩をガッチリと掴みそれを阻止する。

「ま、待て。それ以上近づくな!」
諦めずに距離を詰めようと抵抗を続ける真朱を押さえ込む。その掌からは真朱の滑らかな肌の感触が伝わってくる。
口では近づくなと言ったが正直気持ちの上では引き寄せたいという思いが強い。

「はぁ!? なんでよ!?」
自分を見上げるその顔はどういうことなのかまるでわかっていないようだ。
釣り目がちの瞳の奥からは段々と苛立ちの炎が燃え上がり始めている。

「だから、その、何て言うか――」
「いい加減、そのうだうだした態度ムカつくんだけど!」
公磨の煮え切らない態度に真朱は怒りをあらわにし、口角を上げた口から鋭い八重歯がギラリと光る。今にも火でも吐きそうだ。
「くっ、人の気もしらないで……。わかったよ! はっきり言ってやるよ!」
「最初からそうしろっての!」
「あーくそっ! んじゃ言うぞ?! このままだと俺の理性がもたないんだよ! わかったか!? わかったならカードに戻すぞ?!」
公磨は叫ぶようにそう言うと真朱から顔を逸らす。
0068 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:13:10.07ID:7q6lQ/sZ
真朱を直視し続けることができなかったのは恥ずかしさももちろんあったが何より真朱の反応が怖かった。
そんなヨコシマなことを考えていたのか、と思われ嫌悪されるのが怖かったのだ。
だけど考えてみればそもそもキスするという行為自体がすでにある意味『その』領域に入っているし、お互い好きならば問題ないとも思えるし――。

などと色々なことが頭の中を駆け巡っていたが、次の瞬間、公磨の耳朶を打った真朱の言葉は
「理性ってなに?」
というひどく純粋な疑問の声音だった。
公磨は思わず真朱を見る。
と、そこにはさっきまでの怒りの表情から一転して、きょとんとした面持ちで見上げる真朱の顔があった。
そうだった。真朱は人間っぽく見えるけどアセットなんだ。だってよく見てみろ。角が生えてるではないか。

公磨は脱力し、少しだけ気持ちが落ち着くのがわかった。
「ねぇ理性ってなに? あんたの理性がもたないってなに?」
説明に困り、どうしたものか、と黙っている公磨の服を真朱はねぇねぇと引っ張る。
その、さっきまでの荒っぽさとは違う無垢な仕草が妙にかわいいと思ってしまい、静まりかけた本能がムクムクと頭をもたげ始める。

「ちょ、引っ張るな。伸びる」
公磨は、自分の煩悩をも追い出すかのように真朱の手を振り払う。
「じゃあ教えてよ。理性ってなに?」
「そう真っ直ぐな目で見ないでくれよ。理性っていうのは……人間、らしさだ」
「人間らしさ……って公磨人間じゃん。わけわかんない! どういうこと?! 人間らしさがもたないってどういうことなわけ?!」
0069 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:14:13.74ID:7q6lQ/sZ
これじゃいつまでたっても埒があかない。こうなったら覚悟を決めるしかない。
「あーもう! 正直に言ってやるよ! 理性がもたない、人間らしさがもたないってのは、その、お、お前とセックスしたくて、それを抑えられないってことだよ!」
公磨がそう言い放つと真朱は、二、三度目を瞬かせ、先ほどと同じようにきょとんとした顔をするばかりだ。そして、予想した通りの言葉がその口から漏れる。
「セックスってなに?」
「そう来ると思ったよ。だけど俺はそこまで予想して覚悟を決めてる。セックスっつーのはな、キスと同じように好きな人同士がすることだ」

そう言うと真朱は目を爛々と輝かせ
「じゃあ、それやっ――」
「やってみたい、って言うんだろ? わかってるよ。ったく何でお前は内容もしらずにそんな簡単に言えるんだかわかんねーよ」
「だってキスと同じようなことならやりたいし、好きな人同士がやるって言ったし、悪いことじゃなさそうだし、別にいいじゃん」
「そう言われるとそうなんだろうけど……」
簡単に言ってくれる。こっちは色々と葛藤があるってのに。

「じゃあ、セックスの内容を教えるからそれでもやりたいってんならやってやるよ」
こうなったら半ばやけくそだ。いくとこまでいってやる。
真朱は「うん」と大きく頷き、期待に目を輝かせ今か今かとこちらの発する言葉を待ち構える。
真朱のその仕草が愛おしく、抱きしめたくなる。だが、それを強引に抑え、努めて冷静に説明を始める。
「せ、セックスとは、好きな人同士が……キス、したり、抱きしめ合ったり、お互い触れ合ったり…………することだよ」
「それだけ?」
真朱は拍子抜けといったような、それでいて少しだけ疑っているような曖昧な表情で問いかけてくる。
「い、いや。それだけじゃ、ない」
徐々に声が小さくなっていってしまう。まともに真朱の顔を見れない。
0070 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:16:35.88ID:7q6lQ/sZ
「ふーん。じゃあもっと教えてよ」
好奇心が強く恥を知らずに知りたいという欲求を素直に出せる真朱はまるで子供だ。
ディールの時は散々文句やら罵声を浴びせられ、どっちが主かわからないことも多いが、
そういう情けない主に対して素直に教えを請えるあたり変なプライドなどもないようだ。
そこが真朱らしくかわいらしいところでもある。

「えーっと、そうだな――」
公磨は目の前に立っている真朱の、その細く華奢な肢体に目を落とす。フリルのチューブトップが目に入る。
前々から思ってはいたことだが真朱のバストは悲しいぐらいない。
それがまた子供っぽさを感じさせるが、それはそれとしてセックスとなるとやはりその下に隠れている物のことが想像させられる。
あるかないかの乳房の最上部にある突起物――。

「な、舐めるとか?」
「舐めるぅ〜〜??」
真朱は驚きと疑問の入り混じった声を上げる。
「舐めるってなにを舐めるの?」
「何、ってお前、そりゃあもちろん相手の体とか、だよ」
あまりに露骨に見続けているとバレそうなので横目を使いチラチラと真朱の身体に欲望の視線を這わせる。

真朱のことだから見られてるのがどういう意味を持つのかわからないかもしれないが凝視するのは気が引ける。
真朱の肌は透き通るように白く、身体には余計な脂肪などついていない。痩せすぎなくらいだ。
手足は人間のそれではなく、毛が生えているが動物のように隙間無く生えているせいか、それほど違和感がない。
見慣れたせいもあるかもしれないが。
0071 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:17:56.76ID:7q6lQ/sZ
「舐めてどうすんの?」
「どうするって、それがセックスってことだからどうするもこうするもない」
「ふーん。そういうものなんだ。他には?」
「他には――」
後は考えられるのは、甘噛みやら指を入れる、摘むなどがあるが、それらは舐める、触るという範疇にこの際入れるとして、
最後はやはりセックスという行為の本番の説明だろうか。だがストレートにチンコをマンコに入れると言っても通じる可能性は低い。
チンコってなに? マンコってなに? と言われるのが落ちだろう。

「なんで黙ってんの?」
「いや、どう言ったらお前に理解できるか考えててさ」
「なにそれ。あたしのこと馬鹿にしてない?」
「してないしてない」
公磨は苦笑いを浮かべつつ、その視線をそっと真朱の下腹部へと下ろした。
そこにはフリルスカート、といっていいのかどうか少しだけ迷うような大きなフリルが広がっている。
その下というか中は、真朱が恥ずかしげもなく飛び回っていたりするので何回も見ている。
フリルと一体になっているかはわからないがスパッツのようなものを穿いているのだ。

「まてよ……?!」
そこでふとあることに思い至る。
見た目や声質からアセットながら真朱を普通の女の子、もっと言えば人間の女性と同じような身体構造をしていると考えていたが、
もしかしたら乳首もなければ、あのスパッツの下には『何』もなかったりするのではないだろうか。
ラーメンを食べてはいるが排泄をしているところは見たことがない。
そもそも『女の子』という前提が間違っているという可能性もある。
胸の平べったさ、細いながらも寸胴ということから『付いて』たりするのではないだろうか。
0072 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:19:00.68ID:7q6lQ/sZ
「うっ、さすがにそれは…………」
「ちょっとなにいきなり頭抱えてんの? 大丈夫?」
「だ、大丈夫。ちょっと恐ろしいことを考えちゃってさ」
「なにそれ? せっくすってそんな恐ろしいことなわけ?」
「いや、ある意味じゃ、うまくできるかどうか、という心配が怖いともいえるけど、さっきのはそうじゃない」
「よくわかんないっての! いいから早く続き教えてよ!」

色々考えるのがめんどくさくなってきた。
真朱が女かどうかは、この真朱という存在自体が好きなのでこの際どうでも――いや、やっぱどうでもよくない。
できれば女の子で、しかもきちんとした身体構造をしていて欲しいと望む。男の悲しきサガだ。

「……わかった。それで今から言うことがセックスの本題な」
「うん」
「それはだな、足と足の間、お互いの股間を重ね合わせるんだ」
チンコ、マンコというだけでなく、男性器、女性器やらそういった単語もわからないだろうからとりあえずそう説明する。間違ってはいまい。
「足と足の間……」
真朱は、不思議そうな顔をしながら自分自身の下腹部に目を向けたあと、今度は公磨の股間に視線を移す。

「……お、おい」
そんなにじっと股間を見つめられると気恥ずかしいと同時に妙な気分になってくる。
すでに血が集まりだしているというのにさらにそれが加速していってしまう。
でもその視線から逃げるように身体を逸らすのは変な自尊心が働いてできない。
逃げたら負けだと思ってしまう。かといってジーンズが膨らんでいくところもあまり見られたくはない。
妙な葛藤がそこにはあった。
0073 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:20:36.20ID:7q6lQ/sZ
「こういうふうに?」
真朱はおもむろに浮かび上がると公磨へ近づく。
そして、身体を少しばかり後ろへと逸らし自分の股間を突き出すと公磨の股間へと押し当てた。
幾重もの衣服越しだったがその柔らかな感触が股間を直撃し全身に電流が走る。
瞬間、反射的に身を引いていた。

「ちょっ、おまっ! いきなり何すんだよ!」
「せっくす」
「セックス、ってあのな!」
「公磨が言ったんじゃん。さっきのがせっくすの本題だって」
「う、言ったけどな! そうじゃない。そうじゃないんだよ!」
「なにがそうじゃないの?」
「セックスっつーのは、そういう風に重ねるんじゃなくて、足を開いて、その前に裸になってするもんなの!」
世の中にはセックスと一言で言っても色々とやり方があるわけで、一概に裸になるとは言えないところではあるが、
基本的には該当部分を外に出すものなのでそう言う。

「裸? 裸ってなに?」
「お、おいおい。裸も知らないのかよ…………」
「しょうがないじゃん。あたしアセットなんだから」
真朱は僅かに唇を尖らせ拗ねる。
0074 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:21:45.73ID:7q6lQ/sZ
「あー悪かったよ。裸っていうのは服を脱いだ状態のことをいうの。つまり今俺が着ているこれ、パーカーやらTシャツやらズボンやらを脱いだ状態のことな。お前でいうとそのフリフリを脱いだ状態だ」
「ふーん。それが裸っていうんだ。わかった。じゃあせっくすやろ!」
「軽いな……。お前ほんとにわかってんの? つーか、恥ずかしいとかないのかよ。そもそもその格好で恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしいってなに?」
「またか……。恥ずかしいってのは……その、えーっと…………」
恥ずかしいってなんて言えばいいんだ。教えられた記憶はない。

「えーっと、そうだな。ちょっとだけ嫌な気持ち、その場にいたくない、その状態でいたくない、とか、顔が赤くなるとか、バツが悪い、うーん。とにかくそういう感じのもの」
「んー、よくわかんない」
「うーん。じゃあちょっと想像してみ? お前が着てる服あるだろ? それを全部取っ払って金融街、人のたくさんいるところに出て行くとする。それを考えてみ?」
アセットにそういう気持ちや概念があるのかわからない。
そもそも人型じゃないアセットはいつも全裸状態なんじゃなかろうか。

真朱は目を閉じ腕を組んで唸り声を上げ始める。
「どうだ?」
「うーん? それはちょっと嫌、かも?」
「だろ? その嫌な気持ちのいくらかは恥ずかしいって気持ちが入ってるはず」
「ふーん。そうなんだ。いまいちピンとこないけどいいや。それよりせっくすやろせっくす!」
こうもあけっぴろげに何度も言われると情緒や風情なんぞあったもんじゃない。
実際にはセックスにそこまで厳格にそういったものを求めてはいないが、少なからず気持ちが萎えてしまうことは確かだ。
やはり女の子には恥じらいというものが少しはあったほうがいい気がする。
0075 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:22:49.28ID:7q6lQ/sZ
真朱の身体に目を向ける。
色気で言うならばあのスーツの女性、ジェニファー・サトウのほうが露出が少ないのにもかかわらず、ある。
そこで唐突にさっきの真朱の股間の刺激がよみがえってきて気持ちが僅かに疼く。
だがいいのだろうか。このまま真朱と事に及んでしまって。

「どうしたの? 変な顔しちゃって」
「うるさいな。この顔はもとからだよ」
「そういう意味じゃないんだけど」
「わかってるよ!」
「なに怒ってんの?」
どうしていいのかわからなくなってくる。
真朱のことは好きだ。好きだけど、好きなんだけど、どうにも踏み切れない。
人としての尊厳の問題なのだろうか。それとも自分の未来だからなのだろうか。

「きーみーまーろー。せっくす!」
うな垂れていると真朱が覗き込むように下から見上げてくる。
「あーもう! やるよやる! やってやるよ!」
0076 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:23:55.35ID:7q6lQ/sZ
   ***

「いいか? 触るぞ?」
「もう、さっきからいいって言ってるじゃん。早くしてよ」
公磨は真朱をベッドの傍に連れてきたはいいが、その上には乗せずに脇に立たせていた。
もちろん公磨もまだベッドには乗っておらず真朱を目の前にして『膝立ち』をしていた。
真朱の身体構造について、行為に及び始めてからだと気まずいことになるかもしれない、ということが頭をかすめ、
その前に確かめたいと思い、確認ということでベッドには上がらなかった。
と、いうのは建前でいざベッドを前にして決心が鈍ったことのほうが少しだけ大きい。

「よしじゃあ」
膝立ちになっている公磨の目の前には、スレンダーな真朱の白い腹部がある。
その新雪のような綺麗な肌を前にして公磨は触れることを躊躇《ためら》ってしまっていた。
伸ばしかけた右手が下がるでもなく、進むでもなく、空中に留まっている。
当人が触っていいと言っているのだから触っていいのだが、恥ずかしさもあって素直になれない。
触りたいのに触れないもどかしさがある。

いまさらながら気づくが真朱には人間と同じように『へそ』がある。
アセットがどういうふうに生まれるのかはわからないが、人間と同じということはないだろう。
それでもへそがあるということは、真朱の身体構造は特別に人間のそれに似せてあるか、
はたまた同じか、どちらにせよ近いものがあるということになりそうだ。
0077 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:25:09.30ID:7q6lQ/sZ
それはそれとしていつまでも見ているだけという状態のままでいられるわけもなかった。
触りたいという本能と真朱の身体構造への好奇心が異様な興奮作用をもたらし、徐々に手が真朱のお腹へと近づいていく。
当の真朱本人はそんな公磨を訝しげな目で見つめているだけで実に堂々としていた。

そして、ついに真朱の細いお腹へと公磨の手が触れた。
ピタリ、と手に吸い付くような感じの肌だった。
その感触をさらに味わいたく自然と手が這うように動いてしまう。
初めてじっくりと触った真朱の肌は何物にも例えられるような感触ではなく、
しっとりと、だがすべすべとしていて実に触り心地がいいものだった。

最初のうちはおそるおそるといった感じで鈍い動きだったが徐々に荒々しくなっていく。
さらに右手だけではなく左手も本能にしたがって真朱のお腹へと伸びる。
へそ周り、脇腹、腰、背中へと真朱の存在を感じ取るように両手が怪しく蠢《うごめ》く。
真朱の身体は見た目どおりの細さで、触るとそれがよりはっきりとわかる。
真朱のその綺麗なお腹に触れ、見ていると頬ずりをしたくなり、さらには舐め回したくなる。

すでにアソコはズボンの中で破裂しそうなほどになっていた。
だが、そこまで興奮していてもまだ真朱の胸や下腹部にまでは手をどうしても伸ばせない。
自分の中の理性が、そして、いけないことをしているのではないか、という罪悪感が、最後の一線を踏みとどまらせていた。
0078 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:26:13.34ID:7q6lQ/sZ
「で、いつまで同じことしてんの? せっくすってそれだけじゃないんでしょ?」
公磨は「え?」と、手の動きが止まる。そして、顔を上げる。
今まさに腹部を触られている真朱は平然としており何も感じてはいないようだった。
すっかり夢中になっていたが真朱の反応がまるでなかったことに今更ながらに気づいた。
一人で勝手に興奮し舞い上がっていたことに非常に気まずくなる。

「お前、くすぐったいとか、そういうのはないの?」
「別になんとも」
「じゃあ触られて嫌だとかそういうのは?」
「それも別にない。公磨に触られてわかったけど触られるのは嫌じゃないみたい」
それってどうなんだ? ビッチの素質があるってことか?

「そ、そうか。んじゃ俺以外にさ、触られてもそうだと思うか? ちょっと想像してみてくれ」
「んー公磨以外にか。うーん? それは嫌、かな? でもなんでそんなこと聞くわけ?」
「えっと……俺の醜い嫉妬心……かな?」
「嫉妬心ってなに?」
「真朱が誰かに取られるのが嫌って気持ち」
「それってあんたがあたしの株売らなきゃいいだけじゃん」
0079 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:27:40.76ID:7q6lQ/sZ
「いや――」
真朱の気持ちが誰かに向かったり誰彼構わず体を許すのが嫌だって話なんだけど、難しかったか。
「……やっぱいい。とにかく、このまま続けてもいいんだな?」
「だーかーらーさっきからいいって言ってるじゃん。で、次はどうすんの? あたしキスしたいんだけど。確かせっくすにキスも含まれてたよね?」
単純ってか素直な奴は生きてくのが楽そうでいいなと思ってしまう。

「わかった。俺も覚悟を決める。何度目だかわからないけど……。んじゃそのベッドの上に上がって横になって」
公磨は立ち上がるとすぐ傍のベッドを指差す。
「うん。わかった」
真朱はこれからすることに期待を膨らませているのか嬉しそうにベッドに上がるとそのまま仰向けになった。
「これでいい?」
「ああ」

公磨も靴を脱ぎベッドに上がった。は、いいが、そこで公磨の動きが止まる。
目の前に真朱が一の文字のように横たわっている。膝の下と背中に手を回してお姫様抱っこをすぐにでもできそうだ。
「なに? まだ迷ってんの?」
「いや、そうじゃない。ただ……」
公磨はバツが悪そうに視線を横に逸らす。
「ただ?」
真朱は上半身を起こして公磨の顔を覗き込む。
0080 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:28:55.40ID:7q6lQ/sZ
「ただ、その、真朱を寝かせたはいいがそこからどうするのかなって思っちゃって」
「はぁ? なに言ってんの? あんた本当はせっくすのこと知らなかったの?」
「それは知ってるっつーの! ただ実際にやったことないからちょっと戸惑っただけだよ!」
「戸惑うもなにも公磨の言ってたせっくすってそんな難しいことじゃなかった気がするんだけど? キスとか舐めるとか触るとか」

「そ、そうなんだけど……」
「あーもうじれったい! いいじゃんしたいようにすれば! あたしはキスしたい!」
真朱はそう言うと強引に公磨の唇を奪った。
「んっ……」
最初は呆気に取られていた公磨だったが、真朱のたどたどしくも、どこか一生懸命な口の動きに触発されて、真朱の気持ちに応じるように唇を動かす。
自然とそうなるのか真朱は目を瞑っていた。
ただ唇を重ねるというだけの行為が精神的にも肉体的にもとても気持ちがいい。

しばらく唇だけのキスをしていたが公磨は舌を入れてみた。
「わっ!?」
と、真朱が突然離れる。それがちょっとショックだった。
「……嫌だったか?」
「嫌じゃない。ただ驚いただけ。にゅるっとしたものがいきなり入ってくるだもん」
「ならよかった。じゃあ続き」
0081 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:29:58.77ID:7q6lQ/sZ
公磨は真朱の肩に手をかけ口付けをし、さらに舌を入れる。
そして、肩にかけた手に力をこめると徐々に真朱の身体をベッドへと押し倒していく。
真朱はそれに抵抗らしい抵抗もせず公磨に押されるがままに横になっていく。

そして真朱と公磨は重なるように倒れこんだ。
公磨はキスをしながら真朱の胸へと手を伸ばそうとしたが、その手が力なく止まってしまう。
肝心な時に意気地が無くなる。触りたいのに触れない。実に情けなかった。
しかし幸いにもその変な手の動きには真朱は気づいていないようだった。

すると突然
「あっ! 待った」
と真朱が声を上げた。
「ど、どうした?」
触ろうとしたのがばれたのか? いや触ってもいいって言ってたし何も問題はないはず。

「あたしも公磨も裸になってなくない? せっくすって確か服を脱いでやるって言ってたよね?」
「なんだそんなことかよ。厳密に言えばそんなのはどうでもいいし、裸になって『さぁ始めましょう』というわけでもないんだよ。お前がさっき言ったようにお互いがしたいようにするのが一番なの」
「そうは言うけど、さっき公磨動き止まってたじゃん」
「うっ、それは色々とあるんだよ。お前が嫌がらないか、とかさ。とにかくお互いが納得して、したいことをしないといけないの。だから俺がしたいことだけじゃなく真朱がしたいこともさせてあげたいんだよ」
「そうだったんだ。んーでもキスのほかはあたしわかんないし、したいこともよくわからないから公磨のしたいようにしていいよ。それで覚える」
0082 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:31:04.09ID:7q6lQ/sZ
「…………」
「どうしたの? 変な顔して」
「いや、複雑な気持ちになってさ……。嬉しいような情けないような」
「意味わかんないっての。それより続き」
「んー…………まぁいいか。それじゃ、胸触るぞ?」
真朱は「うん」と言って公磨をじっと見始める。
その目は次に公磨がどういう動きをするのか観察するような鋭さがある。
そう見つめられては手を出しにくかったりする。
が、すぐに触りたいという欲望が激流となって押し寄せ、妙な抵抗などあっけなく瓦解した。

公磨の手がすっと真朱のチューブトップ越しの胸に触れる。
そして、その手はすぐにさわさわと大きなフリルの上を上下左右に行ったりきたりする。
真朱はそれをさき程と変わらない様子でじっと見つめている。
見た目からわかってはいたが真朱の胸は悲しいほどに圧倒的な貧乳であることが再確認できた。
衣服越しじゃまるで膨らみなんぞわからない。
これは胸を揉んでる(実際は揉むほどないので触っている)という実感がこれっぽっちもない。
こうなったら――。
0083 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:32:29.63ID:7q6lQ/sZ
「真朱。服脱がすぞ?」
「いいよ」
なんとまぁ、あっけらかんと言う奴だと思う。
とりあえず承認は得たので早速脱がすことにする。
公磨の両手が真朱のフリルチューブトップにかかる。
最初は上にずらして、胸をポロリという実に卑猥な光景を見たいと思ったが、すぐにそれは無理だと気づく。
何せ胸がないので捲《めく》り上げ、胸に引っ掛けるということができない。なので下へとずらすことに決めた。

公磨は真朱の胸をきつく締めているチューブトップを下へとずらした。
「脱がすんじゃないの?」
「それはあとにする」
「ふーん。ま、いいけど」
ずらしたチューブトップの下から現れたのは、非常に、極めて、平野と見間違うほど小ぶりな乳房だった。
そして、その上に人間のそれと同じように綺麗な桜色をした乳首もあった。

公磨はそれに引き寄せられるように顔を近づけ、舌先で舐めた。
「ひゃっ!」
瞬間、真朱の身体がピクッと跳ねた。
そのあまりにかわいらしく脳の奥まで響くような甲高い声に驚いてしまう。
「ど、どうした? 痛かったか?」
「う、ううん。違う。痛くは、ない。なんていうか、今までに感じたことがない感覚。響くような、痺れるような、もっと感じていたいような……。公磨続けて」
「気持ちいいってことか」
一般的な女の子の感度というものは知らないが、真朱は感度がいいのかもしれない。
それとも貧乳は感度がいいという説が本当なのだろうか。
0084 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:33:58.67ID:7q6lQ/sZ
「今は、舐められてないからわからない。だから公磨続きお願い」
公磨は真朱の胸へと視線を落とし、再度舐めようとする。
と、舐めたほうの真朱の乳首がさっきまでとは違いこれでもかと自己主張し始めていた。
心なしか小さな乳房も張りを強めてその容量を少しだけ大きくしている気がする。
「見てないで早く」
真朱の声音は、決して甘くねだるようなものではなく、単純にそのまま『早くして』という口調だった。
公磨は苦笑いが漏れつつも、変に猫撫で声を出されるよりもそのさっぱりとした物言いが真朱らしくて心地よかった。

公磨は改めて真朱の乳首を見て、その突起に口をつけた。
「ぁんっ!」
先ほどと同じように僅かに身体が跳ね、真朱の聞きなれない声が耳に届く。
それでも今度は口を離すことはせず、盛り上がった乳首の先を舐め始める。
舌先、舌の腹を使い夢中で舐めていく。
「あっ、うん……ひゃっ……んっ……ん……んっ――」
その舌の動きに合わせて真朱は意味を持たない声を上げていく。
さらに公磨は空いているもう片方の乳房へと手を這わせ、その先端の突起を指でこする。
0085 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:35:05.12ID:7q6lQ/sZ
「ひゃんっ!」
より一層、強い声を上げ真朱は身体を仰け反らせる。
しかし、愛撫は止めない。止めたくない。
もっと真朱の細く華奢ですぐにでも壊れてしまいそうなほどの肢体を味わっていたい。
おっぱいを味わっていたい。
舌だけでなく、吸い、時には軽く歯を立てる。右を舐め、左を触り、左を舐め、右を触る。
「ああ……あっ……あっ……んんぅ〜〜、き、公磨〜」
とろけるような声で名前を呼ばれ思わず口と手が止まる。

「なに?」
真朱は少しだけ乱れた呼吸のまま上半身を持ち上げると口を開く。
「すっげー気持ちいい! せっくすって気持ちいい!」
「…………」
なんだろう。こう嬉しそうに言われるとちょっと残念に思わなくもない。
少しぐらい恥じらいってやつもあるといい気がする。
それはそれで真朱らしくはなくなってしまうのかもしれないが。
「公磨!」
「なに?」
「もっとやって!」
「ああ、わかったよ」
公磨は苦笑しつつ返事をする。
0086 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:36:09.01ID:7q6lQ/sZ
「あ、でもあたしも同じことやったほうがいい? あたしだけしてもらうのは悪いし」
「いいよそんなこと。俺は、その、舐めたいし、もっと触りたいからさ」
「そうなの?」
「そうなの。だから今はまだ真朱を気持ちよくさせたい」
「ふーん。わかった。じゃあさっそく続きお願い!」
「あの、その前に今度は、その、そっちも触っていいか?」
公磨はあまり直視しないように横目を使って気まずそうに真朱の下腹部を指差す。

「いいよ」
「ありがと」
よくわからないが凄く嬉しい。心に甘酸っぱいものがこれでもかと広がってくる。
と、同時に激しい期待感と欲望とが大きなうねりとなって押し寄せ、心臓がドキドキと早鐘を打ち始め否が応でも興奮してくる。
「じゃあ、続けるぞ?」
「うん」
公磨は起き上がっていた真朱の上半身を寝かせたあと、その右手をまず真朱のお腹へと下ろした。
さらにその手をそっと下へとずらしていく。真朱のきめ細かな肌が掌全体から伝わってくる。
緊張と『触《さわ》れる』という喜びで手が否応なしに震えてくる。
0087 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:37:13.41ID:7q6lQ/sZ
すぐに肌とフリルスカートとの境に到達する。
そのままフリル、その下のスパッツの中へと直接指を入れるかどうか一瞬迷ったが、やはりまずはスパッツの上から触ることに決める。
フリルの上を通過し、その大きなヒラヒラを捲りあげ、中へと手を滑り込ませる。
その時に気づくがどうやらフリルとスパッツは別々になっているようだ。

そして、スパッツの上へと指をのせた。
何の生地で作られているのかはわからないが、ツルツルとした化学繊維っぽい触感と柔らかさが指に伝わってくる。
真朱の肌も気持ちがいいがこのスパッツも触っていて飽きそうにない。
しかし、スパッツの中心を走る布の合わせ目である、中心線がその触り心地をほんの僅かだが阻害する。

いよいよというところまで来たが、そこでふと真朱の顔を見る。
真朱はここまで触られても何も感じてはいないようで、相変わらず平然としている。
また今から触られるところがどんな場所で、どういう意味を持つのかわかっていないようだ。
「真朱」
「なに?」
「ちょっと聞きたいんだけど。お前って胸とか『ココ』とか自分で触ったことや見たことある?」
指に少し力を加えて押し示す。
0088 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:38:16.01ID:7q6lQ/sZ
「あるわけないじゃん」
「ラーメンとかその汁飲んでも、その、小便とかしないよな?」
「小便ってなに?」
「『ココ』から出るものの事を言うんだけど何か出ることある?」
「ないけど」
「そう、か」
ラーメンはどこに消えているんだ。ドラ○もん的な処理の仕方なのだろうか。
まぁでもその辺は深く考えても意味がない。すでに金融街というものが非現実的なのだから。

それよりも真朱本人でも触れたことがないところを自分が最初に触れられることが、嬉しく思うと同時に興奮してくる。
「じゃあ続けるぞ」
『何』もなかったらどうしようという不安は拭いきれない。
股間を押し付けられた時に肉の柔らかさは僅かに感じたが、ただ肉があるだけでツルツルだったらと思うと少しだけ怖くなる。
ましてや『付いてた』日には泣くに泣けない。
公磨は口の中に溜まった唾を喉を鳴らして飲み込むと、覚悟を決めてスパッツ越しの真朱の股間へと手を滑り込ませた。
布の合わせ目が少しだけ邪魔に感じるが、その周りの何とも言えぬ肉の感触と――。
0089 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:39:18.30ID:7q6lQ/sZ
公磨はそれを確かめるべく、少しだけ力をいれて真朱の秘部を擦り上げる。
「んっ」
乳首の時ほどではないが、真朱が艶のある声を上げる。
これは、この感触は――濡れてる!?
ぷにぷにとした柔らかい秘肉の感触のほかに、僅かながら湿り気があった。
汗とも考えられるが、濡れているのはある一部分だけなのでその可能性は低い。

「んっうんっ、そこも、胸ほどじゃないけど、んっ、気持ちいい、かも」
中指一本に神経を集中させ、濡れている中心部を少しだけ押し込む。
「あっ」
ぷにゅっと僅かに沈み込む。
が、布の合わせが思わぬ抵抗をしてそこに人間の女の子と同様に『穴』があるのかまではわからない。
それにここからじゃ角度的に該当部分がどうなっているのか見えない。こうなったら直接確かめるしかない。
0090 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:40:23.32ID:7q6lQ/sZ
「真朱。ちょっと腰を上げて」
「わかった」
真朱は腰を突き出すように少しだけ身体を反らす。
公磨はフリルを大きく捲り上げ、スパッツのウェスト部分に両手をかけ、下へとずらそうとする。
が、異様にピッチリとしていて脱がしにくい。
力を入れゆっくりずり下げていく。
そのもどかしさと徐々に範囲を広げる真朱の白い肌が、今脱がしているんだということを強く自覚させ、気持ちが高まってくる。
目が離せない。
逸る気持ちを抑えつつ、ゆっくりとスパッツを降ろしていく。
そしてついに未知の領域へと差し掛かった。

公磨はそこでさらに力を篭めた。
裏返り、一気に下がったスパッツの下から現れたのは、紛うこと無き女の子の性器だった。
足の付け根付近から続く、僅かに盛り上がった、丸みを帯びた無毛の逆三角形。
それを途中から分かつように入る一本線。
その先からはキラキラと光る一本の銀糸がスパッツへと続いていた。
0091 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:41:26.60ID:7q6lQ/sZ
その綺麗で美しくも実にいやらしい光景に思わず目を奪われた。
が、次の瞬間には公磨の手はしっかりと残りのスパッツを脱がそうとしていた。
そのあまりの勢いに真朱の口から自然と「あっ」と声が漏れる。
公磨はスパッツを足から引き抜くと自分を抑えきれない様子で真朱の足の間へと身体を割り込ませる。
そして、真朱の膝を持ち足を開かせると、秘所を隠そうとする邪魔なフリルスカートを捲り上げた。

その下からは淫猥に濡れ光り、足を開いてもまだぴったりと閉じようとする大陰唇の柔らかな双璧が現れた。
公磨は顔を近づけ、両手を恐る恐る伸ばしていく。
縦筋の上部には陰核を包んでいる包皮が小山を作り、さらにその下部の終端の下には美麗な肛門がある。
目の前にあるそれら全ては一切の穢れを知らず、おいそれとは触れてはいけないように思えてしまう。

だが同時にその神聖な場所を踏み荒らしたいという、どす黒い欲望も湧いてくる。
その葛藤に心を乱されながらも公磨の両手が徐々に真朱の大事な部分へと近づいていく。
そして、ついに掌が真朱の『ふともも』を捉えた。
臀部に近い真朱のふとももは引き締まってはいるが柔らかさもあり、肌の表面はお腹と同じように滑らかで触り心地は最高だった。
毛の生えているところも触れてみるが艶々としていてこれまた肌とは違う滑らかさがあってまったく嫌な感じがしない。
0092 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:43:12.96ID:7q6lQ/sZ
それらの触感を楽しむのも早々に公磨は、最初触れた臀部付近のふとももへと両手を置くと親指を真朱の縦筋横の秘肉へと押し付け、その閉じている花弁をそっと開いた。
ちゅっ、という実にかわいらしい音がして陰唇が開き、薄いピンク色をした肉が顔を出す。
そこには尿道口があり窮屈そうな膣口が卑猥な涎を垂らしていた。
処女膜はよくわからないが、完璧なほどの女性の生殖器だった。

公磨はあまりの光景に感動で心身共に打ち震えていたが、すぐに引き寄せられるように顔を近づけそれを舐め始めた。
「んっ……んんー……んっ……ん――」
誰も、本人さえも触れたことのない領域へと触れたという征服感がさらに興奮を高める。
通常ならば抵抗があるだろう肛門にまで口をつける。
真朱は一度も排泄をしたことがない。ならばここは決して汚いところではない。

そこから上方へとゆっくりと丁寧に舐め上げ、膣口、尿道口とを交互に舌を行き来させて丹念に舐める。
その上に物欲しそうに、顔を出しそうになっているクリトリスはまだだ。
舐めたい、悶えさせたいがもう少しだけ焦らしたい。
0093 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:44:13.83ID:7q6lQ/sZ
「んん〜……あぅん……うんっ、あっ、あっ、ああんっ――」
真朱の感じる声が脳髄へと木霊し、さらに自分自身の唾液と膣口から漏れ出る愛液とが嫌らしい音をくちゅくちゅと立てる。
舌先をその狭い膣口へ入れた時、その舌の腹で薄い肉の膜のような感触を捉える。
処女膜? と思うと同時にここまで人間と同じ構造なのかと思わず感心してしまう。

が、それはすぐに言い知れぬ甘酸っぱい歓喜へと変わり、真朱のことがさらに愛おしくなる。
指を入れてみたくもなるが、冷静さが失われつつある今の状態だとうっかり処女膜を傷つけてしまいそうなので今は入れるのを我慢する。
柔らかな美肉と粘膜とを唇と舌、口全体で感じ、止め処なく湧き出る愛液を掬《すく》い取り、真朱のいやらしい場所を余すことなく味わう。

「ああ、いいっ、き、気持ちいい〜、はぁんっ、凄い〜〜」
真朱の声が今まで聞いたことがないような可愛らしい声へと変貌している。
さらにその表情もまた、今まで一度も見たことがない。
薄め目で天井を見つめ、力なく口を開けてベッドのシーツをぎゅっと掴み、
訪れる快楽に耐えるように、だが委《ゆだ》ねてもいるように、身を悶えさせている。
それら全てが可愛らしい。
0094 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:45:21.13ID:7q6lQ/sZ
公磨はいよいよとばかりに顔を出しつつあるクリトリスの包皮を
あまり刺激を与えないように慎重に捲《めく》り上げ、小さな豆粒大の小突起を露出させた。
そして、充血し勃起しているそれを一気に舌で舐め上げた。

「んはあぁんっ!!」
真朱はあまりの刺激に逃げるように腰を引いて身体を仰け反らせた。
真朱の反応に公磨は少々面を食らいつつもどこか嬉しくもあった。

公磨はさらに続けようとするが真朱が呼吸を乱しながら「ちょ、ちょっと待って」と止めに入る。
「き、公磨、あたし、はぁはぁ、んっ、あたし、このままだと、ヤバイ。はぁっ、おかしくなりそう。気持ちいいんだけど、なんか怖い」
真朱の顔は紅潮し、息も絶え絶えでその薄い胸を大きく上下させている。
「じゃあやめる?」
目の前の濡れる秘裂を一瞥して尋ねる。

もちろんやめたくはない。十中八九やめないと答えることも予想済みではあるが、やめるというなら無理強いはできない。
しかし、自分もこのままじゃ治まりがつかないので真朱の身体を見ながらオナニーでもさせてもらうしかない。
すでにトランクスの中は凄いことになっている。
0095 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:46:26.17ID:7q6lQ/sZ
「や、やだ。怖いんだけど、続けてもらいたい。ここでやめられたら中途半端な感じがして、もどかしい」
「わかった。それじゃ続けるぞ?」
「お願い」
公磨は、真朱の両足を自分の両腕でまるで担ぐかのようにしっかりと絡めると、卑猥に塗れそぼる真朱のクリトリスに狙いを定め、口をつけた。
「んふぅっ!!」
真朱の腰がその刺激で浮きそうになるが、公磨は両腕に力を篭めて押さえつける。
そして、口に含んだ小豆を舌でこれでもかと弄び始める。

「あ、だめ、あああっ、公磨、んんー、そこダ、ダメっ、ひぃんっ!」
舌の動きに緩急をつけ執拗に転がす。その刺激に真朱の腰が何度もピクピクと跳ねる。
「き、公磨っ! んっ!! はぁっ! そこヤバイ! ヤあぁんっ! ん、んんー!!」
真朱の悶える声が耳朶をこれでもかと打ち続ける。
舐めては転がし、時には吸って弾く。肛門から一気に舐め上げ、クリトリスを避けその周囲を刺激し焦らしたりもする。

「あっ、あっ、あっあっあんっ、んっ、んっんっんっ――」
真朱の声が単調なリズムを刻み始める。
快感の波に飲み込まれ半開きになった口からは涎が垂れている。
そしてついに――。
0096 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:47:39.34ID:7q6lQ/sZ
「んっんっっんっ、あっ、いっあっあっあっあっんっんんんんぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
ガラスが割れるような甲高い声を出し真朱は絶頂を迎える。シーツを力強く握り締め、足の爪先を曲げて身体を震わせている。
キンッと響く声が小さく細くなり、完全に息を吐き出してもまだ快感の波が引かないようで、真朱の表情はイッたままだ。
そして、少しだけ心配になったところで真朱が呼吸を取り戻した。
「……大丈夫か?」
股間から顔を離しそう声をかけるが真朱はいまだにアクメの余韻から覚めやらぬようで、虚ろな表情をして呼吸を乱している。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ、んっ、うんっ、はぁ……はぁ……はぁ……き、公磨」
「ん?」
「はぁぁぁ、せっくすって、んっ、凄い……はぁぁ……」
先を続けようにも真朱が落ち着くのをしばらく待つ必要があった。
0097 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:48:41.24ID:7q6lQ/sZ
   ***

「じゃあ今度はあたしの番ね!」
真朱はしばらくして起き上がるとイッた余韻など一瞬で吹き飛ばしてケロリと言った。
公磨の股間のモノは、真朱の回復を待っている間も衰えるはずもなく、ジーンズの中でずっと張り詰めていた。
だが少し前の、本当に『三こすり半』でイってしまいそうな程の緊急事態ではなくなってはいる。
これなら男の尊厳というものが失われずにすみそうだ。

「まずは服を脱がすんだっけ」
真朱は俄然やる気を見せ、ベッドの上にいる公磨に手をかけようと寄っていく。
「いや上着は自分で脱ぐからいいよ」
気恥ずかしいのでパーカーやらTシャツを脱がされるというのは遠慮する。
0098 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:49:50.26ID:7q6lQ/sZ
「あたしも脱がせてみたいんだけど」
真朱は膨れっ面で抗議の声を上げる。
「最後の一枚は脱がさせてやるから他は勘弁してくれ」
最後の一枚とはもちろんトランクスのことだ。
これは真朱に脱がさせてみたいという、好奇心と欲望、それと若干の羞恥による興奮があった。
だけどどこか心の隅で真朱にそんなことさせていいのか? という思いも(あれだけやっておいて今更だが)少なからずあり、
少々迷いも生じてしまうが真朱が脱がしたいと言うならばやってもらうことにしよう。

「わかった。それで我慢する」
公磨はベッドから足を下ろすと、いそいそとパーカーとTシャツを脱ぎ捨てる。
そして、立ち上がりジーンズに手をかけようとしたところで、自分の姿を興味深そうに見つめている真朱に気がついた。
「……何だよ。別に珍しくもないだろ」
そう、ここからその一歩先、パンツ一丁の姿までは特別珍しい格好ではない。
アパートでは着替えでしょっちゅう半裸になっているからだ。
「うん」
「じゃあなんでジロジロ見てるんだよ」
「見てちゃいけないわけ?」
「うっ、いけ、なくはないな」
あれだけ真朱のことを見て触って舐めておいてさすがに自分を見てちゃダメというのもない。
それに今も真朱はチューブトップはずり下がったまま乳首は丸出しで、フリルスカートは穿いているがスパッツは脱いだままだ。
0099 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:50:56.96ID:7q6lQ/sZ
「あんまり気にしたことなかったけど、人間の身体ってどうなってるのかなぁって思って」
「珍しくは…………あるのか」
確かにアセットにとっては珍しいのかもしれない。
アセットの姿は千差万別で機械的な者もいれば真朱のように人間に似ている者もいる。
ただこうも見られては脱ぎにくい。自分がストリップしている気分だ。

公磨は真朱の視線にさらされる中、股間部分を隠すようにジーンズをゆっくりと丁寧に脱ぎ捨てた。
そして、僅かな躊躇のあと、そのギンッギンにテントを張ったトランクスを真朱のほうへと向けた。
「うわっ!」
真朱は股間の膨らみを見て驚きの声を上げる。
「なにそれ!? なに入れてんの?」
真朱は興味津々といった感じでベッドの上でよつんばになって身を乗り出し、股間へと目を釘付けにしている。

「何も入れてない」
入れてはいない。ただちょっと大きくなってるだけだ。
「それじゃそれは公磨の身体の一部ってこと?」
「そうなる」
「うわーそうだったんだ。そんなところにそんな山みたいなものがついてて人間って大変そう。んーあれ? でも以前公磨の股間見たときそんなだったっけ?」
真朱は小首を傾げる。
0100 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:51:58.70ID:7q6lQ/sZ
「俺の勘違いならばいいけど。人間全てこうなるわけじゃなくてこうなるのは男だけな。女は真朱と同じだよ。それで男も常にこうなってるわけじゃない」
「ふーん。そうなんだ。ま、とりあえず早くベッドに上がって寝てよ。その中気になるから早く見たい」
真朱はさっきまで自分が横になっていたところをぽんぽんと叩く。
「う、うん……?」
公磨は僅かに眉を寄せつつも真朱の言われた通りにベッドに上がり仰向けになった。

「えーっとまずは胸を舐めるんだっけ」
真朱は確認するようにそう言うと公磨の胸板へと顔を近づけようとする。
「待った待った」
公磨は上半身を起こし手を出してそれを制する。
「なに? 順番違ったっけ?」
なるほど。自分が真朱にやったように真朱が同じことを自分にやろうとしてたのか。

「いや違ってないけど。俺の乳首は、その、舐めなくていい」
「乳首? 乳首って胸についてるその丸いやつのこと?」
「そう。で、ここは舐めなくていいし、触らなくてもいい。その過程はできればすっとばしてもらいたい」
 確かに乳首も感じることは感じるが今は乳首を攻められたい気分じゃない。今の気分はとにかく天を突かんばかりの股間のほうを攻めて欲しい気分だ。
「なんで?」
「なんでって、言われてもそういう気分じゃないというか……」
ストレートに『チンコをしゃぶってもらいたい!』とはあまりに欲望丸出しで言えない。
「そうなんだ。ま、いいけど。あたしも早くその下見たいし。じゃあそれ脱がすよ? っと、あれ? 脱がす前に上から触るんだっけ?」
公磨は苦笑いを浮かべる。
「そのまま脱がしちゃっていいよ」
0101 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:53:18.32ID:7q6lQ/sZ
「わかった」
真朱は期待に目を輝かせてトランクスのウエストに手をかける。
真朱の、その獲物を仕留めようとするかのように勢いづいた様子に公磨は慌てて
「待った。ゆっくりなゆっくり。非常にデリケートな部分だからな」
「そうなんだ。わかった。がんばる」
真朱はそう返事をすると顔をまたトランクスへと戻した。
そして、手にかけたトランクスのウエストを引っ張って、
その下の尖ったものになるべくぶつからないように、言われた通りゆっくりと脱がしていく。

が、それでも引っかかるものは引っかかる。
「大丈夫? 痛くない?」
まったく進んではいないというのに手を止めて聞いてくる。
「大丈夫。そのまま脱がしちゃって」
その言葉で真朱は脱がすのを再開した。
そして、ある程度まで下がったところで引っかかっていたイチモツがバットでも振るかのような勢いよく飛び出した。

「わっ!」
真朱は驚きで上体を逸らした。
が、すぐにそのそそり立ったものに顔を近づけ、珍しいものでも見るかのように睨《ね》め回し始める。
「うっわーなにこれすっげー! 男ってこんなものついてるんだ。それに濡れて光ってる。うっわー。それにこのモジャモジャしてるの毛? うわー」
真朱のその素直な反応にこちらがどう反応したらいいのかわからなくなってしまう。
さらにそんなにジロジロ見られては恥ずかしくてたまらない。
だがそれがまた興奮させるのも事実でもっと見てもらいたい。見せ付けたい。

――ちなみに公磨は仮性包茎で勃起すれば亀頭が完全に現れるので問題はない。
0102 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:54:22.99ID:7q6lQ/sZ
真朱はなおも感嘆の声を上げながら様々な角度から観察するように見ている。
そしてある時、あまりに真朱の顔が近づいたので、その吐息がチンコにかかった。
瞬間、思わずビクっと反応してしまった。
カウパー氏腺液でこれでもかと濡れていたので冷たく感じたのもその一因だった。

「うわっ! 動いた! 今ビクッって動いた! 生きてるみたいで気持ちわるぅ〜」
「お、おい。気持ち悪いはないだろ。と言っても確かにグロテスクかもしれないけど、ちょっとショックな発言だぞそれ」
「えーだって気持ち悪いんだもん。それにしても凄いねこれ」
真朱は気持ち悪いといいつつも興味はあるようで、チンコから目を離そうとしない。

「とりあえずパンツ全部脱がしてもらえると嬉しいんだけど」
我慢汁でぐちょぐちょになったパンツが太ももに触れていて気持ち悪い。
「わかった」
真朱は公磨からトランクスを脱がし、再び公磨の股間へと戻した時、何かを発見したように目を見開いた。
そして、そこを指さした。

「公磨! この下のはなに?」
「この下?」
公磨は真朱が「これこれ」と指差すので上半身を起こした。
「この立ってるものの下」
「真朱。ちなみに立ってるものはチンコっていうんだ」
説明するのが非常に恥ずかしい。
0103 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:55:28.73ID:7q6lQ/sZ
「へー『ちんこ』って言うんだこれ。じゃあそのちんこの下のシワシワしたものは?」
相変わらず真朱には羞恥心というものはないようで平気で『チンコ』という言葉を口にする。
「玉袋。他にも呼び方があったりするけどな」
「へー玉袋っていうんだ。これもやっぱ変な形。男って変なものついてるなぁ」
真朱はそう言うとフリルスカートを持ち上げて自分の股間を見る。
「あたしと全然違う」

そのたくし上げられたスカートの下から現れた見事なまでの股間とその仕草に興奮が高まる。
「真朱。そろそろ、その、続きをして欲しいんだけど……」
「うん。わかった。でもどうすればいい? あたしのと全然違うから公磨があたしにやってくれたようにできるとは思えないんだけど」
「それなんだけど俺が寝てる状態じゃなくて座ってしてもらいたい。えーっと、つまり俺がベッドの縁に座って足を下ろすからその間に真朱がしゃがんで、って感じなんだけど……」

「んー? よくわからないけど公磨がそうして欲しいならそうする」
「ありがと」
自分の欲望を何も知らない真朱にぶつけまくってる気がして少しだけ後ろめたい気もしてくるが、
やってもらいたいものはやってもらいたいわけで止まりそうにない。
0104 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:57:21.53ID:7q6lQ/sZ
公磨はベッドの縁に腰をかけて足を広げる。
真朱は公磨の言われたとおりにその広げられた足の間へと自分自身の体を入れ、ふかふかの絨毯の上に膝をついた。
真朱の頭にある二本の角は少し邪魔な気はするが、顔に刺さるということはなさそうだ。

「うわーやっぱ変な形〜」
真朱の顔が自分の男性器の目の前にある。
興味津々にそそり立ったものを見る無邪気な真朱がとても可愛い。

「で、どうすればいい?」
「そうだな。まずは触って欲しい」
「わかった」
真朱の右手が勃起した陰茎を――掴んだ。

真朱の掌には毛はなく、ただ肌の色が違っているだけでその感触は人間のものと変わりない。
しかし、自分で触るのとは違った感触で、他人、女の子(アセットだが)に触られている、触らせているという行為に言い知れぬ喜びが沸き起こる。
それと真朱の小さい手がチンコを掴んでいる様が非常にいやらしい。
0105 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:58:24.99ID:7q6lQ/sZ
「うわーなにこれ。ちょっと熱持ってる。わっ、今またピクってした。すっげー。生きてるみたい。あはは、おもしろー」
知ってか知らずか弄ぶようにニギニギとされるその感触がヤバイ。
自分でやったならそんなことぐらいで感じることなんてないが、それが他人にされるだけでここまで気持ちがいいとは。
これで擦られたらすぐにでも射精してしまいそうだ。
一回出したくらいで治まることはないが一回目は真朱の口の中で出したいという黒い欲望があったりする。

「あ、そうだ公磨。こっち、玉袋も触ってみたいんだけどいい?」
「ああ、いいよ」
「やった! 見た目気持ち悪いんだけど触ってみたいんだよね〜」
真朱の左手が陰嚢《いんのう》に近づく。

「っと、ちょっと待った。そこは男の弱点だから、そーっと触ってくれな。あと金玉を強く掴んだりしないでくれな?」
「『きんたま』?」
「中に入ってる玉のようなもののこと。触ってみればわかる。だけど絶対強く掴んだり叩かないでくれ。下手すると死ぬ」
「マジ!?」
「そこまでなるかはわからないけど、死ぬほど痛いのは確か」
「へーじゃあ気をつけて触る」
0106 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 00:59:28.22ID:7q6lQ/sZ
真朱は公磨に注意された通り、そっと陰嚢の表面に指を触れた。
「おおっ、しわしわで柔らかくて――それにほんとだ。中になにか入ってる。こっちと全然違う」
チンコを掴んだ右手に力を入れ、左手の感触と比べている。
真朱の指先が金玉を刺激しているのがわかる。そのソフトタッチがくすぐったい。

「へー」とか「ほー」と感嘆の声を上げながら、そのうち真朱の手の動きが大胆になっていく。
チンコを掴んだ右手を離し両手で金玉を触り始める。
「こっちはちんこと違ってひんやりしてる。見た目は悪いけど触り心地はこっちのほうがいいかも。あ、そうかこの『きんたま』が入ってるから『玉袋』なんだ。なるほどなるほど」
これはこれで気持ちはいいんだが『感じる』というところまではいかない。だけどその弄ばれている感覚がまたいいのも確かだ。

チンコへの刺激がなくなり、少し擦っただけでも射精しそうなほどではなくなった。
そんな時、真朱の恐ろしい言葉が耳をついた。
「これ右と左入れ替わるのかな?」
「ちょっと待ったああぁぁぁぁぁぁ!! っ―――!?」
股間から下腹《したはら》へと何物にも例えがたい痛みが駆け抜ける。
真朱の指が玉をコリっとしたのだ。両方。
「あっ、ごめん。急に大声出すから、つい」
どっちにしろこの痛みは避けられなかったということか――。

――と、その時は思ったが後日、風呂に入ったとき、ゆるゆるにゆるんだ金玉を見て左右の入れ替え実験をおこなってみたところ、一応は入れ替われることを確認した。
それでも右は右、左は左という構造は変わるわけではないので、手を離せば元に戻った。新たなる発見だった。
0107 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:00:37.04ID:7q6lQ/sZ
   ***

「それじゃ頼む」
痛みが引いてから改めて仕切り直して続きを促した。
その間も決して股間のナニは萎えることなく勃ちっぱなしだったことは言うまでもない。

「わかった。まずはこの皮? を使いながら前後に動かすんだよね」
真朱は公磨の指示通りに陰茎を片手で握るとゆっくりと動かし始めた。
陰茎をマジマジと見つめ、ぎこちない手つきで擦り上げる。
事故とはいえさっき金玉を握ってしまい、こちらが悶絶したのを気にしているのか、その手つきは金玉でもないのにどこか恐る恐るといった様子が見て取れる。

「こんな感じ?」
真朱が陰茎から目を離し、上目遣いで聞いてくる。
それは別に媚びているわけではない。ただ真朱は下にいてそこから上を見ただけのことだ。
しかし、その普通の感じがまたよかったりする。

「そうそんな感じ」
そこまで気持ちいい、とまではいかないが、真朱にしてもらっている喜びと背徳的な感じで激しく気分が高揚する。
実に残念な胸の薄さではあるがその上にある綺麗な乳首も見えているので興奮に拍車をかける。
0108 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:01:44.17ID:7q6lQ/sZ
「ん? さきっぽからなんか出てきた?」
「それは興奮したり気持ちがよくなると出てくるもの」
「へー人間の身体って面白い」
「ちなみに真朱も出てたんだぞ」
「え? そうなの? どこから? あたしちんこないよ?」
「チンコはないけど、穴があるんだよ。チンコを入れる穴、マンコっていうのな。お互いの股間を合わせるっていうのはチンコをマンコに入れることをいうんだよ。それがセックスの本番」
 努めて冷静に説明するが、気恥ずかしいのは変わらない。

「穴、まんこっていうんだ」
真朱はそう言うと空いている左手で自分の股間をまさぐった。
すると「あっ」という艶のある吐息を漏らした。
「あ、ココ気持ちいい、んっ。公磨に舐められてたところだ。ぽちっとしたのがある」
真朱の顔が僅かに上気し色っぽい表情へと変わっていく。
「そこはたぶんクリトリス。っていうか右手が止まってるんだけど…………」
0109 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:02:47.87ID:7q6lQ/sZ
「あ、ごめん」
真朱は謝ると右手を動かし始めた。
「んっ、マンコはもっと下、かな?」
右手を動かしつつも左手は自身の股間から手を離してはいない。
「真朱。あとで教えてやるから今はこっちに集中して欲しいんだけど……」
「う、うん。わかった。うわっ、いつの間にか手がべとべと」
我慢汁がチンコを伝って流れ落ち、真朱が擦る度にくちゅくちゅと卑猥な音を立てている。

「今度はこう人差し指と親指でわっかを作ってそれをカリ、段差の部分を擦って」
真朱はOKサインを作って「こんな感じ?」と聞いてくる。
「そうそれでゆっくりと軽く頼む」
真朱は「うん」と頷き、こちらの言った通りに適度な締め付けと速度を持って輪に棒を通すように、
自分の作った指の輪にカリを通し、往復させていく。
我慢汁のヌメリと真朱の絶妙な擦り具合が気持ちいい。
0110 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:03:49.87ID:7q6lQ/sZ
さらにクチュクチュとした音とその音を発生させている真朱の細い指先の動きがとても卑猥で興奮を高める。
このままこれを続けられると射精してしまいそうだ。
「ま、真朱。待った」
「ん? うん。気持ちよくなかった?」
「いや気持ちよかった」
「じゃあなんで止めるの?」
射精しそうだったと言ってもわからないだろう。
何それ? どうしてそうなるの? などと問われ、説明は長くなりそうなので今はやめておく。それに恥ずかしい。

「そろそろ次の段階に行って欲しくて」
「次の段階?」
「ああ、次の段階ってのは、その、チンコを舐めて欲しいんだけど……いい?」
気持ち悪いと言われたものを舐めさせるのはどうかと思うが、やっぱり舐めて欲しいものは欲しい、というのが男のサガってやつだ。
でも無理やりなのはよくないので聞いてみる。
0111 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:04:52.75ID:7q6lQ/sZ
「いいよ。こう?」
真朱はあっさり承諾すると小さな口から可愛らしい舌を出して、その黒光りする陰茎の先端をペロリとひと舐めした。
「うおっ!」
舌の先端がちょうど鈴口へと当たり、その瞬間、あまりの刺激に腰が浮いた。
「わっ、痛かった?」
「いや、感じ過ぎてヤバイ」
「感じ過ぎて?」
「気持ちよすぎるってこと」
「そうなんだ。んじゃもう一回」

真朱はさっきと同じようにペロっと舐め上げる。その瞬間同じように腰が浮いてしまう。
「あはは。公磨面白い」
「面白いって、あの――なうっ!?」
真朱は公磨の言葉を無視して舐め始めた。
両手で軽く陰茎を押さえると、ペロペロとソフトクリームでも舐めるかのように丁寧に舐め上げていく。
その舌の柔らかな感触が凄まじい快感の波を次々と送り込んでくる。
さらに自分の出した我慢汁と真朱の唾液とが混ざり合った液体を口の周りに卑猥に塗りながら、
それを物ともせず無邪気に舐める真朱の仕草は反則的な破壊力を持っている。
0112 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:05:59.65ID:7q6lQ/sZ
真朱は教えられなくても、一つの場所だけでなく、竿から裏筋にカリ、亀頭、鈴口と、様々なところを強弱をつけて舌を這わせていく。
このままだと射精は時間の問題になるだろう。その前に――。
「ま、真朱、咥えてくれないか? 口の中に入れて舐めてほしい」
そう言うと真朱は「うん」と頷き、一旦舌を離し、あーんとまるで目の前のモノを食べるように大きな口を開ける。
と、その開いた口の端にキラリと光る鋭い八重歯を見つけ背筋を凍らせる。

「待った。頼むから歯は立てないでくれよ?」
「わかった。それじゃ、あーーーん」
と、声を出しながらだったので、注意をしたものの本当に食べてしまうのではないかと焦った。
が、こちらが言ったことはきちんと守り歯を立てないで咥えてくれたのでホっとする。

それもつかの間、真朱の舌がねっとり絡みつくように動き始める。
「お、おおう……」
自然と声が漏れてしまう。
上に下に左に右に、つつかれたり、まるで転がされるように弄ばれる。
それら舌による刺激もいいが、我慢汁と真朱自身の唾液をこぼさないように、ジュルルと吸引する刺激と音も卑猥でたまらない。
それに加えて真朱が勃起した自分の物を咥えているという光景とその事実が、自分の中に眠っていた支配欲と征服欲を満たしてくれる。
さらに下がったままのチューブトップから無防備にさらけ出されている乳首がチラチラと垣間見え股間を余計に熱くさせる。
0113 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:07:23.01ID:7q6lQ/sZ
「んっ、ふぅ、じゅるる、むっ、あ、ふぅ、ちゅぱ、ちゅ――」
真朱の吐息が徐々に熱を帯びてくる。
それは感じているというのではなく、フェラチオというものがよくわからない中で、一生懸命にやっている証拠だった。
「ま、真朱。難しいと思うが、口をすぼめて、カリ、段差がある部分を重点的に攻めるというか前後に動かしてくれ。プラス手も動かして」

そう言うと真朱は「ぷはっ」と陰茎から口を離し
「注文多すぎ」
と、口をへの字に曲げて不満気な顔でこちらを見上げつつ
「別にいいけどさ」
と、今度は下を向いて呟き、さらに
「……がんばってみるけど、期待しないでよ?」
と、上目遣いで許しを請うような妙にしおらしい仕草で聞いてくる。

その滅多に見れない真朱の表情に心臓が大きくドキリと跳ねる。
と、同時に股間のほうもピクっと反応してしまうのが悲しいところだ。
真朱の手が陰茎に添えられたままだったが、目の前にあるチンコというものはそういう動きをするものだとすでにわかっているようで別段驚きはしないようだった。
0114 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:08:25.52ID:7q6lQ/sZ
「ああ、そんなに気負わなくていいよ。ただ前後に動かさないとイけないってだけだ」
「イけない?」
「この場合のイクっていうのは最高に気持ちよくなること」
「ふーん。わかった。じゃあ公磨がイクようにがんばる」
真朱は「よし!」と気合いを入れるとそそり立った陰茎をさっきと同じように「あーーん」と声を出して咥えた。
そして、すぼめた口でカリ部分を刺激しつつ、さらに『手も使って』と、お願いした通りに擦り始める。
我慢汁と唾液とでべとべとになった真朱の小さな手がほどよい締め付けで、伸びた皮を伴って竿をしごいていく。
その絶妙なストロークで快感が一気に加速していく。

「んっ、ふっ、しゅぶっ、じゅす、ふっ、うんっ、ん――」
真朱は陰茎を見たまま一心不乱にしゃぶっている。
真朱の口腔を自分のナニで汚し、犯している。
精神と肉体、両方に快感の波がうねりを伴って次々と押し寄せ、徐々に絶頂の波が近づいてくる。
ここまで来るとそれは止めようとしても止まるものではなく、あとはその波に身を任せるほかない。
そしてついに――。
0115 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:09:27.90ID:7q6lQ/sZ
「真朱。で、射精《で》る!」
公磨は真朱の側頭部を両手で掴むとイチモツを口の奥へと押し込もうとする。
が、それを寸でのところでなんとか止める。
真朱の喉へと突き入れるのはさすがに真朱が苦しむだろう。それはさすがにできない。
だが頭を押さえるのだけは止められなかった。

真朱は公磨の突然の行動に一瞬驚くが、それもつかの間、その直後に訪れた口の中の感触にさらに目を丸くする。
「んっ!? んんー!? んー!?」
真朱は驚きと困惑と僅かに苦悶の混ざった表情で目を白黒させて公磨を見上げる。
「ま、真朱。ごめん。もうちょっとこのままで頼む――」
目の眩むような射精感の中、そう口にする。
真朱の暖かい口内で、ビクンビクンと陰茎は跳ね回り、亀頭の先からは欲望の塊がドクドクと迸《ほとばし》る。
0116 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:15:05.19ID:7q6lQ/sZ
「むー。んんーー。んーー」
真朱は少しだけ落ち着きを取り戻したようで、恨みがましい目で見上げてくる。
と、同時に『ゴクン』と大きく喉を鳴らした。
それは紛れもなく精液を嚥下したもので、その僅かに首を振る仕草を見た瞬間、これ以上ない歓喜と愉悦が心を満たした。

真朱はさらに二度、三度と精液を飲み下していく。
何も知らない真朱が自分の吐き出したドス黒い欲望の塊を飲んでくれている。
その背徳的行為にさらなる気持ちの昂ぶりを感じる。

が、それも射精が終わり冷静さを取り戻すと、ひどい罪悪感が襲ってきて、慌てて陰茎を真朱の口から引き抜く。
引き抜いた亀頭から真朱の唇へと名残を惜しむかのように光る銀糸が伸び、そして切れた。
「ご、ごめん」
「うぐ、ん。ご、ごめんじゃ、げほっ、ごめんじゃない!」
真朱は口の中に残った精液を飲み込み終わると、喉を押さえて軽く咳をしつつ、非難の声を上げる。
0117 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:16:32.97ID:7q6lQ/sZ
「一体なに!? なにしたの!?」
「ごめん。言ってなかった。男はイクと精子っていうのを出すんだ」
「精子? 精子ってなに?」
「えーっと……」
これは真朱に性教育しなければならないのだろうか。
それは生物の仕組みを教えることに他ならないわけで、実に骨の折れることになりそうだ。

「それはまた今度詳しく教えるよ。とにかく男っていうのは気持ちが最高によくなるとチンコから精子の入った液体、精液を出すんだ。飲んでも平気だから安心して」
自分で飲んだことはないが、ちまたに溢れる様々なエロ媒体からの情報だと飲んでも問題ない。
よくよく考えてみれば飲んで危険な物を女性の身体の中へ放つというのも変な話になるのでそれはないということになるだろう。

「精液……ふーん。約束だかんね。ちゃんと教えてよ。んん、それにしても、ううんっ、うげーまだ喉の奥になにかある気がする。味も変だったし」
真朱は口と喉を刺激する不快感で顔を露骨にしかめる。
その様子を見ると酷いことをしてしまったという罪の意識がさらに心にのしかかってくる。
だがそれ以上に自分自身を否定され、真朱に拒絶されているような気がしてきて落ち込んでしまう。
0118 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:17:34.02ID:7q6lQ/sZ
「……真朱。ごめんな」
「なにが?」
「なにがって、精液飲ませたこと」
「あーそんなこと別にいい。公磨気持ちよかったんでしょ?」
「そう、だけど……嫌じゃなかったのか?」
「ちょっとびっくりしたけど別に嫌じゃない。公磨の『イク』顔面白かったし。ただ事前に言っといて欲しかっただけ。苦しかったんだから」
嫌じゃない、というのは真朱の表情からそれが嘘でないことは確かなようだ。ほっと胸を撫で下ろす。

「それは悪かった。それで……また今度頼んだらやってくれる?」
性懲りもなく聞いてしまうのが情けないとは思う。
「いいよ。今すぐやろうか?」
と、真朱はチラリと陰茎を見つめたあと、こちらを見上げた。
ついさっき出したばかりで若干弱りかけてるとはいえ、陰茎はまだまだ天を突き上げていた。
0119 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:18:35.11ID:7q6lQ/sZ
   ***

目の前に見惚れてしまうような真朱の綺麗な女性器が広がっている。
「それじゃあ真朱。説明始めるぞ?」
せっかくの真朱の申し出だったがそろそろ真朱の中に入れたかったので二度目のフェラチオは断った。
その後、真朱をベッドに寝かせたあとフリルスカートを脱がし、両足を持ち上げ頭のほうへ持っていき秘所をこれでもかと突き出す格好、
所謂まんぐり返しにしていた。

真朱はこんな格好をさせてもまったく羞恥心などないようで平然としていた。
「公磨。ちょっと待って」
「なに?」
説明しながらほぐしつつ最後には挿入できればいいな、と意気込んでいたがいきなり出鼻を挫かれる。
「よく見えないんだけど」
「…………えーっと」

こちらからは、今は包皮の中へと隠れてしまっている陰核や、柔らかそうな大陰唇、
その内側にある申し訳程度の小陰唇や桜色をした粘膜、肛門までもが実によく見て取れる。
が、確かに真朱のほうからだとよくは見えなさそうだ。
「腰をもうちょっと上げてみるか」
と言っても結構な角度で上げているのでほんの僅かしか上がらない。
0120 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:19:40.26ID:7q6lQ/sZ
「ん、ちょっと苦しいんだけど」
「わりぃ。うーん……」
これで見えないとなったらあとは写真にとって見せるぐらいしかない。
鏡という手もあるがちょうどいい手鏡なんぞ持ってない。

「悪いけど見るのはまた今度でいいか? 見えないかもしれないけど触って説明するからそれで今回は勘弁してくれ」
「わかった。自分で見えないんじゃしょうがないしね。それでいい」
「それじゃ改めて説明するぞ?」
「よろしく」
と、真朱は飄々と返事をした。

「まず――」
公磨は目の前の真朱の陰部に目を落とした。
「ここのぽっちはクリトリスといって性感帯、気持ちよく感じるところな」
包皮の中へと顔を隠してしまっている陰核を指の腹でそっとさする。
「んっ、んん、気持ちいい〜」
真朱の顔が快感で綻ぶ。
0121 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:20:42.61ID:7q6lQ/sZ
「それでその下へと行くと、小さな穴があって尿道口というんだけど、真朱は小便しないんだったよな」
「前も言ってたけど小便ってなに?」
「んー人間っていうのは食べたり飲んだりしたものをここや一番下にある肛門という穴から出すんだよ」
「なんで? 食べたものをどうして出すわけ? それじゃ食べる意味ないじゃん」
「そういうもんなの。これはもう生物としての構造だから仕方ないんだよ。そういうこともまた今度教えてやるから」

「わかった。約束ね」
「ああ、約束だ。それで次がいよいよ本番の『穴』、膣口ってやつだ」
左手の親指で大陰唇を押さえつつ、右手の人差し指で入り口付近をそっと撫でる。
そこはほんの少しの湿り気があるだけになっていた。
真朱がイったあとスースーするからといってティッシュで拭き取ったこともその要因としてある。

「で、ここに『穴』があるんだが、やっぱり見えないよな」
「うん。見えない」
そうなるとやはり指か何かを入れてみせないとならない。
だがもう濡れていないので今入れてしまうと痛そうだ。
0122 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:21:44.77ID:7q6lQ/sZ
「ほぐしてからじゃないと辛いだろうからちょっと触るな」
触るとは言ったが実際は舌で舐める、だ。
この素晴らしい造形を目の前にしたら舐めたくなってしまうのは男の本能だ。
その本能がどうしてそうさせるのかがわからないが、とにかく舐めたいものは舐めたいのだ。

さっそく舌を出して真朱の秘裂をベロリと一舐めした。僅かな酸味と粘膜の柔らかさが舌を刺激する。
真朱は「うんっ」と返事とも喘ぎ声ともとれる声を漏らした。
その声をもっと聞きたくなりさらに舌を這わせていく。
ゆっくりと絡みつくように丁寧に舐めていく。
大陰唇のぷにぷにとした白い柔肌の感触を確かめ、クリトリスを勃起させその硬さを味わい、
きゅっと締まった肛門に舌先をいれ、その押し返しを感じる。

「ああっ……ひっ……ん……んん……い、いい。そこいい――」
舌の動きに合わせて真朱は喘ぎ身体をくねらせる。
真朱の釣り目がちの目尻もとろんと下がりその表情を弛緩させている。
さらに舌で愛撫を続ける。
さきほどの初めてのクンニでは膣口へ舌を入れてその処女膜を確かめたが今回はそれはまだだ。
その周りや尿道口を刺激するだけで中には入れない。
0123 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:22:49.82ID:7q6lQ/sZ
真朱の秘部は唾液と溢れ出した愛液とでべとべとになった。
「真朱」
「はぁ、んっ、なに?」
「今から『穴』に舌を入れるから、ちょっと意識してみてくれ」
快感の渦中では舌を入れてもはっきりと認識しないだろうから一回止めて、確認してから入れることにする。
「わ、わかった。はぁ、はぁ」 
そう返事をする真朱のとろけた顔にドキリと心臓が跳ねる。

「ん、ふぅ、なに?」
「いや何でもない。それじゃ入れるぞ?」
気を取り直して両手の親指で媚肉を開き、性器に顔を埋めるようにして、濡れた蜜を溢れさせている膣口に口をつける。
すると真朱が「んっ……」とせつなげな声を漏らす。
その声に思わず股間がピクリと反応してしまうが、今はまだ我慢だ、と自分に言い聞かせ、ゆっくりと舌を真朱の中へと突き入れていく。

「ん、んんっ、あっ、あっ、あっ、いい、は、入ってる! 入ってる! 入ってるのがわかる! 本当だ! あたしの身体に『穴』がある!」
快感と嬉しさが混じった表情で目をぱちくりしながら真朱は声を上げる。
真朱の膣内は暖かくぬめり気があって窮屈だった。
これでは後々自分のモノを入れられるのか少々不安になってくる。
0124 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:23:51.97ID:7q6lQ/sZ
「うっわーそんなところに本当に『穴』があるんだぁ。すっげー、んっ」
入れた舌を引き抜き、真朱の股間から顔を離す。
「それじゃちょっと指入れるぞ?」
「ん、入るの?」
真朱は怯えているわけでも怖がっているわけでもなく、ただ純粋に入るのか疑問に思っているような口調で問いかけてくる。
「ここまで人間と同じ構造なら入るはず」
「ふーん。じゃあ入れてみて」
非常にあっけらかんとしている。
「痛かったら言えよ」
「痛いの?」
「わからない。だから痛かったら素直に言ってくれよ」
「わかった」

目の前の、唾液と愛液とでぐしょぐしょになった性器を見て、まずはどの指を入れようかと一瞬迷ってしまう。
が、ここはやはり一番細い小指からだろう。
指きりでもするかのように小指を立て、それを自分の口へと入れ唾液で濡らす。
真朱の秘所は十分に濡れてはいるが念のためだ。
0125 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:24:55.60ID:7q6lQ/sZ
逆の手の親指で閉じている柔肉を広げ、その中から現れたピンク色をした膣口の中心に向かって小指を近づけていく。
ここまで来て指を入れていいものかどうか迷いが生じる。
本心としては入れたいのだが真朱が痛がったらどうしようという不安は拭い去れない。
だが指は止まることはなく、愛液と唾液によってテカテカと光る膣口に誘われるように近づいていき、ついにその指先が膣口の粘膜を捉えた。

その瞬間、真朱が「あっ」という小さな声を上げる。
ゆっくり、慎重に真朱の膣内へと指を埋めていく。
ぐにゃぐにゃとした肉の感触が四方八方から指を攻め立てる。
思ったよりは抵抗は少ないがそれは小指だからかもしれない。
自分の硬くなったモノを入れて大丈夫かどうかはわからない。

「あっ、んっ、あっ」
指を進めるにつれて真朱が声を上げる。
そして、ついに根元まで入った。
「真朱。大丈夫か?」
「うん。大丈夫」
「痛くないか?」
「痛くない。むしろ違和感というか、疼くようでもどかしいような感じがする」
「よかった」
0126 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:26:00.28ID:7q6lQ/sZ
真朱の膣内は暖かくヌメヌメしていて、そして、柔らかくもあり絡みつくようで、その感触が堪らなく気持ちいい。
それはクセになりそうなほどでこの中に自分のチンコを早く入れたいと強く思ってしまう。
だがそれを必死で押しとどめる。まだ小指の太さが大丈夫ということがわかっただけだ。

「ちょっと動かすぞ」
「うん」
にゅるにゅるとした真朱の膣内で小指をそっと曲げた。
「んんっ」
その艶のかかった声と表情で真朱が感じているのが容易にわかった。
なのでさらに小指動かす。
「ん、あ、ああ、それ、凄くっ、いい! あたしの中で動いているのがわかる!」

「んじゃ次は中指を入れるぞ?」
「うん。わかった」
小指を引き抜き、中指を立て同じように唾液で濡らすとこれまた慎重に突き入れていく。
「ん、ふぅ、入っていくのがわかる!」
「痛くないか?」
「ぜんっぜんっ! 気持ちいい!」
中指も大丈夫なようだ。というか考えてみれば小指と中指とで太さが劇的に変わる、というようなこともない。
さきほどと同じように指を曲げて膣壁をゆっくりと擦ってみる。
0127 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:27:03.06ID:7q6lQ/sZ
「んんっ、す、すごいっ、んっ」
膣内で指を動かすだけじゃなく、処女膜を傷つけないように出したり入れたりをゆっくり繰り返す。
その度に真朱は身体と声で反応する。
それにしても真朱の膣内は凄く感触がいい。
こんな中に自分のモノを入れたらすぐにでも果ててしまいそうだ。

「ああ、いい、凄いっ、公磨、気持ちいいっ、よ、んんー」
真朱の感じている声をもう少し聞いていたいが、そんな声を出されてはこちらも堪らなくなってしまう。
公磨はそこで中指を完全に引き抜いた。
すると真朱は「あっ」とせつなげな声を上げたあと、公磨が指を差し入れないのを見て
「止めないで欲しかったんだけど」
と、不満げな声を漏らす。

「真朱。悪いんだけど、その、入れたくなっちまった」
「ん? あーちんこだっけ? いいよ」
真朱は相変わらずあっけらかんとした声で言った。
0128 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:28:06.87ID:7q6lQ/sZ
   ***

――いよいよだ。
真朱の体位を変え、今は普通に寝た状態から膝を曲げて足を左右に開かせた格好にしている。
その間に自分の身体を入れ膝をついてこちらも左右に足を開き真朱の股間に近づいている。
体位としては正常位だ。

真朱はこちらが今からすることを見逃すまいとするかのように、じっと勃起した陰茎と真朱自身の股間を見つめている。
「痛かったら我慢しないで言えよ?」
「ん? うん。それはそれでいいんだけどさ。なんでそんなに痛いかどうか聞くわけ?」
真朱が訝しげな目を向けて尋ねてくる。

「そりゃあ――」
初めては痛いとかそういうことを聞いたことがあるわけで――。
「真朱が心配だからだよ。セックスはお互いが気持ちよくなるのが目的なわけだから真朱が痛がってたら嫌だし」
「ふーん」
真朱は真っ直ぐな瞳で表情らしい表情を見せずに見つめてくる。
「なんだよ」
「改めて変な人だなって思ってさ」
「お、お前なぁ」
確かにアセットに対してここまで思い入れがある人は少ないのかもしれない。
真朱が人型じゃなかったらここまで思いやることはなかったのだろうか、と幾度となく考えたこともある。
0129 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:29:35.10ID:7q6lQ/sZ
「でもあたしは公磨のこと嫌いじゃない。ううん。はっきりと好きだと言える」
真朱の言動には照れや躊躇というものはなく実にストレートだった。
「……あ、ああ」
そう言われてしまうとこっちのほうがこそばゆくなってしまうもので素直に『俺もだ』と言えない。
「……そろそろ続きいいか?」
真朱は別に自分の返答を聞きたかったわけじゃないと思うし期待もしてないだろうけど、
さっさとセックスを進めようとする発言をしてしまった愚かな自分に嫌気がさしてしまう。

「いいよ」
真朱のその裏表のない素直な返事に、さらに胸の奥がチクリと痛んだ。
とは言うものの自分のそそり立った下半身は微塵も衰えることはなく、
ましてや下げたチューブトップから覗く薄い桜色をした真朱の乳首が目に入るとその勢いを増す始末だった。
「俺ってやつは……」
「? どうしたの?」
「いや、何でもない。もう一度言うが痛かったら言えよ?」

「わかったっつーの。いい加減しつこい」
真朱は口を尖らせる。
「悪い。それじゃあ――」
真朱の下半身に目を落とす。
そこには僅かに盛り上がった柔肉が綺麗な割れ目を形作っていて思わずゴクリと生唾を飲み込んでしまう。
入れる穴はよく見えない。
だが縦筋の、ある部分から、まるで誘っているかのように涎が垂れているのでどこに向かっていけばいいのか一目瞭然だった。
0130 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:30:52.80ID:7q6lQ/sZ
天を向いて硬くなった陰茎を握り、少しばかり腰を引いてその場所に誘導する。
そして、我慢汁が出ている亀頭の先を真朱の割れ目へと当てた。
真朱が「んっ」と声を上げる。
まだ挿入はしていない。当てただけだ。

挿入はせずにそこからゆっくりと上になぞっていく。
同時に真朱が「んんんっ」と声を漏らす。
真朱の陰唇の柔らかさ、粘膜のヌメリが亀頭を襲う。
最上部一歩手前、クリトリスの前まで行ったら今度は下へと戻っていく。
そして、下まで行ったらまた上へと緩急をつけつつ、何度も往復させる。
その度に真朱は「んんんっ」と声を漏らす。

真朱の大陰唇が亀頭を挟み、自分と真朱の愛液が擦る度にくちゅくちゅと音を立てる。
その卑猥な光景に否が応でも興奮が高まる。すぐにでも挿入《い》れたい。だがまだもうちょっと我慢だ。
「ん、んっ、公磨。もっと上までお願い」
「上?」
もちろん真朱が言いたいことはわかっている。ちょっとした意地悪というか焦らしだ。
「えーっとなんて言ったっけ。クリトリス?」
「…………」
「あれ? 違ったっけ?」
「……合ってる」
0131 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:31:56.53ID:7q6lQ/sZ
「んじゃクリトリスまでお願い」
「……わかった」
「? どうしたの?」
「いやなんでもない」
わかってはいた。真朱がこういう性格だっていうことは。
恥じらいやら戸惑いみたいなものを期待してしまった自分が馬鹿だった。
心の中でちょっとため息をつく。

「公磨」
「なに?」
「早く」
「ああ。わかった」
気を取り直して陰茎を掴み膣口付近へと押し当て擦り上げていく。
そして、真朱の望み通りに充血し顔を出している小さな突起物へと亀頭を当てた。
瞬間、真朱の身体がビクっと跳ね
「ぃやぁんっ!」
と、背筋がゾクゾクするほどの色っぽい声を上げる。
その声と亀頭の刺激で危うくイクところだった。
0132 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:32:58.44ID:7q6lQ/sZ
ふぅ、と小さくため息をついて気持ちを落ち着けると陰茎での愛撫を再開する。
クリトリスに亀頭を押し付けたあと、そこから裏筋、竿部へと動かしゆっくりと擦る。
「あっ、あっ、あっ、あああ――」
真朱の感じる声が耳に届く。
竿部まで行ったら今度は引いて、亀頭まできたらまた擦り上げて、と何度も何度も前後に動かす。

恥丘の柔らかさ、陰核の突起、愛液のヌメリ、それらの刺激がたまらない。
それらをもっと強く、深く、味わいたくより強く押し付けて擦り上げていく。
「んっふっ、ん、あっ、あっ、んふっ――」
真朱の表情は弛緩しきっており感じているのがよくわかる。そろそろ絶頂も近いのではないだろうか。
このまま続けるとこちらも射精してしまいかねない。
三発目もできなくはないだろうがちょっとだけ不安もある。一発目でかなり出してしまっているからだ。
なので名残惜しいが擦り上げるのを止めた。
0133 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:34:00.77ID:7q6lQ/sZ
「んっ、ふぅ、ん? な、なんで止めちゃうわけ?」
真朱の顔は上気し、とろんとした目で尋ねてくる。
「……悪い。ちょっとイきそうだったから」
「イきそう……って、なんでそれで止めるのっ!? いいじゃんイけば! あたしもイきそうだったんだけどっ!」
公磨はその直球な物言いに苦笑しつつ「悪い」と謝る。
「『悪い』じゃなくてちゃんと説明してくれない!?」
「ああ、男ってのは精子を出すって教えただろ? それで精子を出しちまうとすっきりしちゃうんだよ」
「すっきりすればいいじゃん」
「そうじゃなくてすっきりしちゃうとチンコが勃ちにくくなって、イきにくくなるんだよ」

「? どういうこと?」
「だから今俺のチンコ勃ってるだろ? すっきりするとそれが縮んじゃって真朱の中に挿入《い》れられなくなっちゃうの」
「ん? でもさっきすっきりしたじゃん。あたしの口に精子出したのに大丈夫だったじゃん。今もそんなだし。それに縮んだところあたし見たことない」
「体調や気分に左右されるけど一回くらいなら大丈夫なの。だからってそう何回も出せないんだよ。だからごめん。そろそろ中に挿入れさせてほしい」
真朱は「むー」と膨れっ面をして納得いってないようだったが渋々「わかった」と言うと
「けど後で縮んだちんこ見せて」
と、頼んできた。

「ああ、そんなのいくらでも見せてやるよ」
「やった。楽しみ」
「楽しみ?」
「その棒みたいなのがどんなふうになるのか想像つかないし」
「そんな大したものじゃないけどな」
「それでも楽しみ」
「はいはい。んじゃそろそろ本番にいっていいか?」
「うん」
0134 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:35:02.33ID:7q6lQ/sZ
ちょっと間ができたおかげでチンコにずいぶんと余裕が出来ていた。チンコに余裕というのも変な話ではあるが――。
勃起した陰茎を掴み、真朱の膣口部分に当てる。
「わかってるとは思うが――」
チラリと目線を真朱の顔へと向ける。
「痛かったら言えって言うんでしょ? わかってるって」
「それじゃあ行くぞ?」
「うん」

先端がすべって逸れてしまわないようにしっかりと固定し、ゆっくりと腰を前へと突き出していく。
陰裂を押し開くぷにっとした感触のあと僅かに抵抗を感じる。まだ亀頭の先端部分が入った程度だ。
少しだけ力を加えてみる。
「っ……」
真朱の表情がほんの一瞬だけ歪んだ。
それは本当に瞬間的なもので今はそんなことはなかったかのように平然とこちらを見ている。
そして、あまりにこちらが真朱を見ているので真朱が
「……なに?」
と、口を開いた。
0135 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:36:05.15ID:7q6lQ/sZ
「痛いんだったら言えよ」
「べつに平気だってば!」
「本当に?」
「本当に」
少しだけ腰を前に出す。
「っ……」
「やっぱり痛いんじゃないか」

「こんなのディールに比べれば全然平気!」
ディールでの傷はすぐに治るんだろうけど、こういうのは別ですぐには治らないんじゃないだろうか。
「だけど――」
「だけどもなにもない! あんたのミスで受ける攻撃のほうがよっぽども痛い!」
「それはっ……確かに悪いとは思う。けど最近は結構いい感じになってきてると自負してるんだけど」
「まだまだ全然なってない」
「そう、だけど……って、それは今は関係ないだろ!」

「と、に、か、く。大丈夫だから続けて」
続けてと言われても真朱が痛がるのは嫌だ。それがまして自分が直接真朱に痛みを与えるなんてことはできない。
「公磨だって挿入れたいんでしょ?」
「そりゃあ挿入れたくないっていったら嘘になる。けど――」
「あたしなら大丈夫だから。それに好きな人同士でやるせっくすを最後までしたい。あたしがしたいんだから問題ない。だから挿入《い》れて」
0136 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:37:07.86ID:7q6lQ/sZ
真朱の口から『挿入れて』という言葉が漏れた瞬間、脳天に雷でも打たれたような衝撃を受け股間がピクっと跳ねた。
ヤバイ。実にヤバイ。女の子の口から挿入れてなんて言われてしまったら挿入れないわけにはいかない。これで挿入れなかったら男じゃない。
だが――。
「公磨。お願い……」
真朱は強気の表情から一転、哀願するような顔になる。
「ぐっ……」
真朱が痛がるのは見たくないが、でも、それでもここまで頼まれたら断れない。

「公磨……」
「……はぁ、わかった。俺も挿入れたくてしょうがないのは認める。だから挿入れる。いや挿入れさせてもらう」
「やった!」
さっきのしゅんとした怒られた子猫のような表情から、またも一転、実に嬉しそうに破顔する。
さっきのは演技だったのか? と勘ぐってしまうが真朱がそういうことができるとも思えない。

「さ、挿入れて」
そのあっさりした物言いに複雑な気持ちが沸き起こる。
痛いのは嫌じゃないのだろうか。それとも挿入れてもらえるのがそれ以上に嬉しいのだろうか。
よくわからない。
0137 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:38:12.32ID:7q6lQ/sZ
「……わかった。でも途中で止めて欲しかったらいつでも言えよ?」
「うん。でも平気。だから早く」
そうは言うがやはりゆっくり丁寧に挿入れないといけないだろう。
一連のやりとりで離れてしまった陰茎を掴み、再度真朱の割れ目へと押し当てる。
「いくぞ」
「うん」
さっきと同じように陰唇を押し開き、前進させる。そして、やはり先ほどと同じところで抵抗を受ける。

真朱を見る。
と、真朱もこちらを見ていた。真朱は覚悟を決めた顔をしている。
「……続けて」
真朱が覚悟を決めているのにこちらが決めないわけにもいかない。
「真朱。リラックス。身体から力を抜いて」
「ん。わかった」
と返事をするものの、どうにも気を張りすぎているようで思うように力が抜け切っていないのがわかる。

「真朱。深呼吸。深く吸って……そして吐いて。もう一度――」
真朱に何度も深呼吸をさせ、ある時、吐く息に合わせて腰を少し前に進めた。
「っ……」
真朱の身体が露骨に反応する。
「力を抜いて。ゆっくりいくからな。もう一度深呼吸」
真朱の薄い胸が上下に動く。
バストの大きさはないがそのスレンダーな肢体にはエロさを超えた美しさがあるように思える。
そんな真朱に見惚れつつも真朱の呼吸に合わせて少しずつ腰を進めていく。
しかし、正直言うと進んでいるのかどうかわからないほどだった。真朱の身体が逃げているようにも思える。
0138 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:39:45.73ID:7q6lQ/sZ
そんな一進一退の焦らされるような展開が続いたある時、より強い抵抗を受けた。
真朱の顔が露骨に歪む。
「……っ。もうなんかよくわかんない。痛いのは痛いんだけど。こんな状態に嫌気がさしてきた。一気にお願い」
「いいのか?」
「いい」
固い意志を持った目で見据えてくる。揺ぎ無いようだ。こちらも答えないわけにはいかないだろう。
「……わかった」
例えが適切かどうかはわからないが、注射針を刺すのでもなく離すのでもなく皮膚の上でチクチクとされているようなものなのだろうか。
その注射は結局しなくちゃいけないのにイタズラに恐怖と痛みを煽るようなことをされている気分なのかもしれない。

「真朱。いくぞ」
「うん」
その返事と同時に気持ちを引き締め、一気に腰を前に出した。
プツっとした感触と共に亀頭が、陰茎がぐにゃぐにゃとした膣内へと押し進んだ。
「つっ……」
真朱は痛みに耐えるように固く目を閉ざし歯を食いしばっている。
さらに両手はシーツを握り締めていた。

「……真朱。大丈夫か?」
大丈夫じゃなさそうなのは明白だがそう声をかけてしまう。
「ぜんっぜんっ平気!」
そう強がる涙目な真朱の姿が愛おしくて胸が締め付けられる。
0139 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:40:48.24ID:7q6lQ/sZ
「…………」
なんて声をかけたらいいのかわからなく、ただそうしたいと感じるままに身体を倒し真朱に口付けをした。
「んっ……」
差し迫った自分に一瞬真朱は目を見開き驚いていたようだが、すぐにこちらのキスに応えて唇を預けてきた。
だがそのキスも痛さ故か、妙なぎこちなさがある。

「んっ……ふぅ……」
舌で口内を丁寧に犯し、唇を軽く啄《つい》ばむ。
キスを続けているうちに真朱はこちらの背中に手を回してくるほどまでになり、少しずつ身体が弛緩していくのがわかった。
「……ん、真朱。痛いか?」
片手をベッドについて身体をささえて顔を離す。
「……んー痛い。けど平気」
「さっきから思ってたが平気ってどういうことだ?」
平気とは思えないような表情だった。

「痛いけど平気」
「それはそんなに痛くないってことか?」
「うーん。うまく説明できないけどとにかく大丈夫。公磨とせっくすできたのが嬉しいってこと」
真朱は、そう言ってにこやかに笑う。
それは痛みによって若干歪んではいたが紛れもない本心からの笑顔だった。
0140 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:41:50.91ID:7q6lQ/sZ
「そうか……。俺も真朱とこうしてるのが嬉しいよ」
「それじゃあたしと同じくらい好きってことかな?」
「たぶん。いや俺のほうが好きかも」
「それはない。あたしのほうがいっぱい好きだね」
少しは痛みが和らいできたのだろうか。言動の端々に余裕が出てきているのがわかった。

そうするとこちらにも余裕が出来るもので今まで意識していなかった股間の感触に気がつく。
真朱の膣内は柔らかい肉が押し合い圧し合い、絡みつくように陰茎全体を包み込んで締め付けてきている。
これは動かしたらさらに気持ちよさそうだ。だが今すぐそんなことをすれば真朱が痛がるのは明白だ。それはできない。
意識的に我慢しないと自然と腰が快感を求めて動いてしまいそうだった。

「どうしたの? 突然黙っちゃって」
「……何でもない」
とにかく今は一刻でも早く真朱の痛みを取り除くのが先だ。
取り除けるのかはわからないが痛みを紛らわせなくては――。
0141 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:42:52.57ID:7q6lQ/sZ
真朱の口にソフトキスを一回すると、その唇を横へとずらし真朱の耳へと持っていく。
「あっ……」
真朱の尖った小さな耳を上唇と下唇で摘む。
さらにその後舌の先端を使って表面をなぞるようにゆっくりと耳の中まで刺激していく。
「ん、ん〜〜〜〜。なに、それ。ゾクゾクする」
逆側の耳にも手を伸ばし、同じようにソフトタッチをする。
ある程度指で耳を犯した後、尖った耳の先端に指先を合わせ、そこから皮膚の表面をなぞって首筋まで滑らせていく。
指先にチョーカーが触れる。少し邪魔だ。

「いっ、ん〜〜〜〜〜」
真朱の言葉にならない震える声が響く。
指は首筋で止めずさらに下、膨らみのない乳房へと降ろしていく。
そして、焦らすように乳首をよけつつその周りを、円を描くようにクルクルと動かす。
さらにそれから右へ左へと、まるで∞という字を真朱の胸の上で描くかのように指を移動させる。
0142 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:44:39.89ID:7q6lQ/sZ
もちろんその間も耳を舐め、首筋にも舌を這わせることも怠らない。
真朱の呼吸が乱れ始め、時折上げる声に艶が帯び始めている。
徐々に痛みが緩和されていっているようだった。
「き、公磨」
「……なに?」
「キスしたい」
「ん、わかった」
軽く突き出した真朱の唇に自分の唇を重ねようとした時、
「やぁんっ!」
と、一際大きな声を出し真朱の身体が浮いた。

胸を触っていた手が乳首に触れたのだ。
そのコリっと自己主張した乳首の感触と真朱の反応をもう一度味わいたくて、再度乳首を触る。
「ぁんっ! ちょ、ちょっと、キスぅん!」
さらに今度は趣向を変えて掌の表面、薄皮一枚で、尖った乳首の先端をゆっくりと擦る。
そうすると真朱の固くなった乳首が掌の腹で前後左右、形を変えて倒れるのがよくわかる。

「くっうぅぅぅぅぅんっ〜〜〜〜」
最後のほうは声にならないようでただ喉を鳴らしているだけだ。
乳首を攻める手を止める。
すると真朱が非難めいた目をし、乱れた呼吸のまま口を開こうとしたのでその口をすかさず自分の唇で塞いだ。
0143 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:45:41.11ID:7q6lQ/sZ
真朱としてはよほどキスをしてもらいたかったのだろう。
キスをすると『よろしい』とばかりに目元を緩め、求めるように唇を動かしてくる。
乳首を転がしていた手を胸に押し付けた。
真朱が「んっ」鼻で声を漏らす。
ただ触っただけなので、それ以上漏れる声はなくキスは続く。

真朱の胸はほとんど平らではあるが、やはりそこは乳房なので僅かながらの脂肪はある。
そのほんの少し、あるかないかの膨らみに手は沈み、柔らかさを感じることができる。
だが掌全体で揉み『込む』ことまではできない。
乳首を中心にして摘むように指で挟んで小山を作るのがせいぜいだった。
0144 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:46:42.74ID:7q6lQ/sZ
「んっふぅ、ちゅっ――」
そろそろほぐれてきたようだ。真朱の身体から不自然な力は抜けている。
「――真朱」
唇を離し真朱を見つめる。
「ん、なに?」
「そろそろ動いていいか?」
「動く?」
真朱は少し眉根を寄せる。
「あーそうか。言ってなかったっけか。セックスってのはチンコをマンコに入れたあと動かすんだよ」

「なんでそんなことするわけ?」
「お互いが気持ちよくなるため。というか主に男が射精するためのような気がしなくもないけど」
「ふーん。そうなんだ。じゃあ動いていいよ。それでせっくすは完璧?」
「一応そうなる、かな?」
「じゃ動いて」
今まで入れてただけで痛がっていたのに、さらに動くということがどういう意味を持つのかわかっていないように軽い調子で言う。
0145 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:47:43.76ID:7q6lQ/sZ
上半身を起こし接合部を見る。
オナニーするときにはあるはずの勃起したモノが今自分の股間からは見えない。
真朱と股間を合わせ膣内へと入ってるのだから当たり前なのだが、その光景と股間に伝わってくる肉の締め付けに妙な感動を覚えてしまう。
今のところ破瓜による血は見えない。

「じゃあ動かすぞ」
動かす、と言ってもまずは様子を見ながらだ。
腰をほんの少し引いてみる。
すると真朱が小さく「んっ」という声を発する。
自然に漏れてしまったようで特別痛いとかそういった様子は表情からは見られない。

深々と刺さっていた陰茎が真朱の股間から少しだけ顔を出した。
愛液で濡れている陰茎には僅かな血の色が混じっていた。
「真朱。痛くないか?」
「もうそんなに痛くない。大丈夫だから動いてくれてかまわない」
「……そうか」
とは言うものの『そんなに』ということから痛みは感じているわけだ。
なのでゆっくりと動かすことにする。
0146 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:48:45.71ID:7q6lQ/sZ
ゆっくりと引き抜き、ある程度のところで折り返し同じようにゆっくりと挿入していく。
柔らかい膣内の粘膜と擦れ合う度にもっと速く動きたいという衝動に駆られる。
さらにこちらが腰を前後させる度に真朱が押し殺すように「んっ……んっ……」という可愛らしい声を上げるので、それが耳に響いて理性を失いそうになる。

これはちょっとだけ意識を紛らわせなければ、と思い腰の動き止めた。
真朱は、突然動きを止めた自分に疑問の顔を浮かべたが、それには答えずに構わず目の前にある真朱の華奢な肢体を手で堪能することにする。
太ももの手触り、と言っても毛が生えてる部分は人間的なものではない。

なのでお腹をこれみよがしにさする。
白雪のように綺麗なお腹は肉感的には少々薄いがその触り心地は抜群にいい。
触っているだけで幸せを感じる。
次にそこから上へと移動する。
狙うは乳首だ。
0147 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:49:48.19ID:7q6lQ/sZ
チューブトップを通り越し、ピンッと立った乳首を指で擦り上げる。
「ぁんっ!」
真朱は大きな声を上げ快感に顔を緩める。
そのまま刺激を加えていく。
指の腹で押し込んだり、爪で軽く引っ掻いたり、摘んでさらに回すようにしてみたり乳首を弄ぶ。

自分の指の動きに合わせて真朱が気持ちよさそうな声を出し身体をくねらせるのがたまらなく嬉しい。
もっと、よがらせたい! 余賀だけに――。
そう思った瞬間、激しく落ち込んだ。なんて貧相な駄洒落を思いついてんだ俺、という自己嫌悪に陥る。

「……どうしたの? いきなり頭なんか押さえて」
「……いや、なんでもない」
気を取り直して腰を動かすことにする。
真朱もすっかりできあがっているようで、膣内からは止め処なく汁が溢れている。
「ちょっとさっきより激しく動くな」
「うん。わかった」
0148 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:50:51.04ID:7q6lQ/sZ
真朱の曲がった膝を掴み腰を動かし始める。
初めはやはり様子を見ながらゆっくり動かしていたが、真朱の「あっ……ぅん……」という甘い吐息から大丈夫だと判断すると腰を加速させていく。
さらに緩急をつけつつ、浅く突いたり深く突いたり、真朱の締め付けと柔らかさを余すことなく堪能する。

膣内に刺激を加える度に真朱が色気を帯びた表情で可愛らしい声を漏らす。
真朱のとろけた顔に艶《なまめ》かしい体、高い声、それら全てが愛おしい。
昂ぶった感情が抑えられなくなり上半身を倒し真朱に抱きつく。
すると真朱も抱き返してきた。
細い腕が身体を回り小さな手が背中にそっと置かれる。
このまま強く抱きしめると腕の中にあるこの華奢な身体はいとも簡単に壊れてしまいそうだ。

「公磨。キスしたい」
片腕で上半身を支え起こすと真朱を見つめる。
「お前キス好きだな」
「せっくすも好きだよ」
「お前って素直な奴だよな」
「あたしにとってはこれが普通だからそう言われてもよくわかんない」
できればこれから先、いつまでもこんな感じでいて欲しいと強く思う。
0149 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:53:18.67ID:7q6lQ/sZ
そして、真朱の求めに応じてキスをした。
「ん……ちゅっ……ふぅ……」
キスをしながら止まってしまっていた腰を動かし始める。
が、正直この体勢は腰を動かすにはきついし快感に身を任せられない。
「……真朱。ごめん」
非常に情けないが謝って上半身を上げて体位を直す。
「別に謝る必要なんてないけど」
「一応、な」
そう言いながらピストンを再開する。

「んっ……ふっ……あっ……ん……」
真朱の声が耳に木霊し、陰茎は柔軟に、それでいてきつく締め付けられる。
自然と腰が動き、その快感をもっと味わいたく速さが増していく。
そのあまりの気持ちよさに段々と思考が鈍くなっていく。
さらに腰の勢いが激しくなり真朱もそれに合わせて「あっ、あっ、んっ――」断続的な声を刻んでいく。
徐々に絶頂が近づいてくる。
思ったよりも早い訪れだ。それだけ真朱の膣内が気持ちいいのだ。

「――真朱、真朱、真朱、ああ真朱、くっ、もうダメだっ! 射精る!」
真朱の腰を掴み引き寄せると一番奥で射精をする。
「あ、すごい。あたしの中で跳ねてるのがわかる。すごいすごい」
真朱の冷静な反応に耳を傾ける余裕などなく、今はただ欲望の塊を吐き出す快感に酔いしれていた。
0150 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:54:20.94ID:7q6lQ/sZ
そして、その波も終わりを迎えると急速に頭が冴えてくる。
「射精し終わった?」
「……ああ」
「公磨のイってる時の顔すごく変だった」
「……そう」

「あれ? 怒ってる?」
「別に怒ってねーよ」
「あ、変って言ったこと? 変だったけど、嫌いじゃないよ?」
「いやそれはそれで言いたいことがあるけど……」
「けど、なに?」

「なんでお前普通なわけ?」
「普通って?」
「その……気持ちよくなかった?」
「少しは気持ちよかったけど、そこまでじゃない」
そうはっきり言われると自分だけ気持ちよくイってしまったのが急に恥ずかしくなってくる。
それは初めてだからなのか、自分のテクニックがないからなのか――。
0151 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:55:24.61ID:7q6lQ/sZ
なんにせよ自分一人で盛り上がってしまっていたわけだ。
「どうしたの?」
「いや、何でもない。とりあえず俺はイっちゃったから今度は真朱をイかせてやるよ」
こうなったら真朱をイかせないことには終われない。よくわからないけどそう思う。
「せっくすってこれで終わりじゃないの?」
「終わりだけど真朱にもう一度気持ちよくなって欲しいからさ」
「ふーん。そうなんだ。わかった」

ただ膣内ではそこまで感じないようなので違うところを攻めるしかない。
少しだけ柔らかくなった陰茎を真朱から引き抜いていく。
「んんっ」
真朱は目を細め甘い吐息を漏らす。
陰茎を抜き終わると改めて真朱の股間を見る。
真朱と自分の様々な液体でべとべとになった陰裂があり、ヒクヒクと閉じかけている膣口がよく見える。そこから今しがた出した精液がドロリと流れ落ちた。
その瞬間思わず息を呑んだ。
それは実に卑猥な光景で自分でもよくわからない歓喜の感情が心を満たした――。

――その後クリトリスを攻めて真朱をイかせた後、一緒に風呂に入って真朱とのセックスは終わりを迎えた。
0152 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:56:29.23ID:7q6lQ/sZ
   ***

――数日後。

公磨は、あるアントレプレナーと距離を取って対峙していた。
相手はスーツ姿のサラリーマンで実年齢より若く見える。
綺麗で上品な奥さんと幼い子供が二人いて、現実社会では世界的な企業に勤めており、かなりの地位を持っている。
その才能はここ金融街においても発揮されており、冷静な判断力と沈着な行動で着実に相手を追い詰めていく――。

などなど相手の情報はあの金歯が印象的な竹田崎重臣から買っているので下調べはバッチリだ。
だがおそらく相手もこちらの情報を買っているだろう。
その辺も織り込んで作戦は立ててある。ポイントはいかにその冷静さを崩すか、不意を突けるか、だ。

「真朱。作戦通りに頼むぞ」
「わかってるって。そっちこそミスらないでよ」
公磨と真朱は相手とその隣にいるアセットを見据える。
相手のアセットは全身ボディーアーマーを着たような、それでいてロボットのような実に機械的な姿だ。
普通の人間よりも二回りほど大きく、中に人でも入っていそうな姿をしている。
相手は平然と立っているだけだが、それでもこちらはかなりのプレッシャーを感じてしまう。
0153 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:57:40.73ID:7q6lQ/sZ
その様子を数々のアントレプレナーが思い思いに見ていた。
ある者は屋台でご飯を食べながら。
ある者は一挙手一投足を見逃すまいと目を皿にして。
ある者は気楽にだらけて。
公磨のディールは毎回毎回視聴者が多い。
最近じゃその戦いぶりの噂を聞きつけてか、回を追うごとに増えており、今じゃ結構な人数が見学していた。

相手のサラリーマンが余裕の表情でゆっくりとミダスカードを頭上へと掲げていく。
いよいよディールが始まる。
この緊張感はいつまでたっても慣れない。
できれば戦いたくない。でも戦わないとならない。勝ちたくもないけど負けたくもない。
そういった複雑な思いで心が乱される。
ディールが始まってしまえば余裕がなくなりいつしか忘れてしまうのだが――。
0154 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 01:58:43.26ID:7q6lQ/sZ
こちらも相手に合わせてミダスカードを額へと持ち上げていくが、そこでどういうわけか真朱が話しかけてきた。
「あ、そうだ。公磨。このディール終わったらせっくすしよ」
瞬間、金融街が、世界が凍りついた。
あらゆる者が動きを止め、自分の耳を疑い、あの若きアントレプレナーのアセットが放った言葉を満足に頭で咀嚼できていない。
皆、唖然とした顔でただただ固まっている。
その凍りついた時の中で

『オープンディール』

という無機質な機械音声が沈黙を破った。
そして、時は動きだす。

ある者は馬鹿にし指をさしてこれでもかと嘲笑する。
ある者は信じられないといった顔で吃驚《きっきょう》する。
ある者は気持ち悪いものを見るように嫌悪をあらわにする。
自らに思い当たる者は盛大に顔を引きつらせ、どう反応していいかわからないでいる。
0155 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 02:01:06.06ID:7q6lQ/sZ
そんな中、ジェニファー・サトウはずり落ちたサングラスを直しつつ、棒のついた飴をちゅぱっと音をさせて口から出し
「若気の至りか……」
と、静かに呟く。
そして、三國壮一郎は――慌てていた。
「せっくすとは何ですか? 知りたいのです」
「い、いや。それは……だな……。キューは知らなくても――」
「せっくすとは何ですか? 知りたいのです」
「そ、そんなに近づくなっ」
「知りたいのです」
「だ、だからそんなに顔を近づけるなっ」
(余賀公磨おぉぉぉ! 君は何をやってるんだあぁぁぁ!)


   ――終わり――
0156 ◆zv5tX5it9I 2011/08/22(月) 02:24:59.85ID:7q6lQ/sZ
※斧 Li_107095 パス=MSYU
※長々と書き込みましたが一応テキストをうpしました
※中身は上記テキストとそれを縦書き表示したものをキャプチャしたものです
0158名無しさん@ピンキー2011/08/22(月) 11:33:14.56ID:YryGyzz+
誰もが想像したことだけど濃厚にまとめてくれてありがとう

お約束でつっこんどくけど
>よがらせたい、余賀だけに
じゃねえよwwww


個人的には、なんでも素直に信じる真朱にいたずら心を起こして
「女の子はセックスの間何度もちんこを褒め称えるのがルール」
「精液はアナルに注ぐと巨乳になれる薬」
とか嘘を教えるけど素直すぎる真朱の性格のせいでコメディ展開になったりするともっとよかった
0159名無しさん@ピンキー2011/08/22(月) 16:37:51.32ID:vCeDHkGf
乙!GJ!
でも正直言うと、セックスの説明とかの辺りまでしか読んでないのに
二人のやり取りにニヤニヤしすぎちゃって先に読み進められないw
じっくり読むわ
0163名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 01:46:11.47ID:pfYCwkxK
0167名無しさん@ピンキー2012/03/30(金) 01:53:14.22ID:5lCEJG+p
0168名無しさん@ピンキー2012/07/31(火) 21:55:18.14ID:01hNA89n

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     |_≦三三≧x'| / :|       / ! ./ ,∠二l        |. ||      ■  ■ ■    ■     ■
     |.,≧厂   `>〒寸k j        / }/,z≦三≧  |.   | リ ■ ■■■■ ■ ■ ■■■■■  ■ ■
     /ヘ {    /{   〉マム    / ,≦シ、  }仄  .j.   ./  ■     ■         ■   ■  ■ ■
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       V \ V: : : : : :リ  \ ./   .トイ: :/    ノ/ .}/    ■      ■        ■     ■
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        V   \ヽ\ヽ\     ヽ  \ヽ\  |     \.    ■  ■  ■    ■   ■     ■
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::::::∧.         ミ≧ 、      ,∠, イ: : : : :.',         |
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0169名無しさん@ピンキー2012/07/31(火) 21:56:34.75ID:01hNA89n

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0172名無しさん@ピンキー2012/10/10(水) 18:25:25.52ID:5huscLGy
サトウさんと余賀くんのssを誰か…
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