【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【12怪】
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0001名無しさん@ピンキー2011/07/16(土) 22:02:47.46ID:RCGbAFTT
水木作品ならば何でも可。御大見習ってマターリマターリ。SS・イラストよろず投稿千客万来。
猫娘・ネコ娘・ねこ娘から鳥乙女幽子魔女花子、水木ヒロインなら何でも来い。
原作からアニメまで灰になるまで萌えやがってくだちい。
職人様随時募集中。

●【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【11怪】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261805011/l50

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※ SSに関しては>>4参照。読み手も書き手も一度は目を通すべし。
  次スレは、980辺りか500KB使い切る前に検討を
023511-819 ◆F/SJSONz34bK 2012/01/01(日) 23:53:20.17ID:P9RI6yxi
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年はいろいろなことがあった年でしたが、今年はこのスレを見ている皆さんにとって良い年であることをお祈り申し上げます。

と、新年のあいさつをしたわけなのですが、除夜の鐘を聞いたにも関わらず消えない煩悩をお年賀代わりに投下しに来ました。
お正月なので、スペシャル と言うほどの分量はありませんが、お正月といえばの大江戸パロです。
前スレ初めの方にあった、もし時代物だったら三期は若様鬼太郎と許婚ネコ娘…というのから妄想が育ちました。
時代考証は投げている上に(三期のつもりですが)101話猫騒動とは無関係の大奥パロですが、どうぞ。

注意
*キタネコ三期×大奥パロディ(時代考証はしておりません)
*発情期+お初ネタあり(の予定)
*無理やり・すれ違いなどあっても基本はラブラブ

今回2〜3レスの予定です。
0236三期大奥パロ ◆F/SJSONz34bK 2012/01/01(日) 23:54:54.08ID:P9RI6yxi
いつから、なんてわからない幼い頃から深い森の中に住んでいた。
鳥が歌い、木々のざわめきが聞こえる静かなこの場所は
このくにのお城、幼なじみの鬼太郎は将来はこのくにを治める若君で
あたしは鬼太郎のためにここにいるのだと……聞かされたことも
あったけれど、あたしたちはそんなことは気にしたこともなく
ただ無邪気な幼なじみだったと思う。

あの夏の暑い日までは……でも、今となってはあの夏の日も恋しいと思うのだ。

※※※

春まだ浅く静かで深い森の中、明るい笑い声が聞こえる。
簡素な単の着物を着た少年と少女―鬼太郎とネコ娘が笑い合ってはしゃいでいた。
手習いの終わった鬼太郎がネコ娘を訪ねてきたので
重い打掛は脱ぎ落として森へ遊びに出てきたのだ。

鬼太郎は大変知恵のあることで知られる目玉の殿様の嫡子たる若君で、
ネコ娘は若君の許嫁の猫族の娘。
猫の一族より申し出があったものを目玉の大殿のご思慮があって
若君と共にお手元で育てられたのである。
だが、歳若い二人は周囲の思惑など知らずに当たり前のように暮らしていた。

日が落ちてネコ娘が戻ると、おばばにおてんばを咎められたが、
ネコ娘にとってはおばばのお小言はいつものことであるし、
口うるさいけれどおばばは何でも教えてくれる頼もしい存在だ、
口答えはせずに居住まいを正して部屋に戻ると、
小言を聞いていたらしい側居のものに『御身の不自由』を嘆かれるが
ネコ娘は自分を不自由だと思ったことはない。
0237三期大奥パロ ◆F/SJSONz34bK 2012/01/01(日) 23:58:05.74ID:P9RI6yxi
物心の付く前からだろうか……いつからか判らないほど前から
暮らしているこの森は広くて果てが知れないほどであるし、
この方のために自分はここにいるのだと聞かされたこともある鬼太郎は
快活で心やすく頼もしく……いつの間にかごく自然な成り行きのように好きになっていた。

猫族は神秘的で自由な誇り高い一族なのだというけれど、
ネコ娘はこの森で、城で、ときおり鬼太郎と抜け出しては向かう城下の街で……
鬼太郎や目玉の大殿様、城のものたちとの暮らしに心から満足していた。

※※※

しかし変わらぬように思われるものも長い時をかけて少しずつ変化してゆく、
ネコ娘の暮らしもまたそうであった。

梅雨時のある日、ネコ娘は奇妙な熱を出した、頭も喉もどこにも痛みはないが
ぼんやりとして体が熱く、じっとしていられないような感覚が体のうちから湧き出てくる。
何かを求めてさまよい出たい気持ちだったが、側の者に言われて床に付いていると
夢うつつのうちに耳慣れた足音が近づいてきた。

「ネコ娘?」見舞いに来てくれたのか部屋の外からそっと声が掛けられる。
”鬼太郎の声だ”そう思った瞬間に体の内より何かが強く強く湧き上がり
ネコ娘は布団を跳ねのけて起き上がった、
「きたろ」口からこぼれでた自分の声がいつもと違って聞こえる。
そのまま部屋の外へさまよい出て行こうとするところを側の者が抱え込んで押し留める、
何事か部屋の外で話す声が聞こえ、やがて足音が遠ざかっていった。

「鬼太郎……行っちゃ、やだぁ」
側役の腕が解かれた瞬間に溢れでた自分の声が甘いのにぎょっとする、
そうしてネコ娘はこの奇妙な熱が体の中心、腹の下から湧いているのを知ったのであった。

******つづく******
今回ここまでです。
小正月までには完結させたいと思っています。
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