ドラマ『boss』でエロパロ5
0008名無しさん@ピンキー2012/01/06(金) 05:31:59.78ID:HR8082t9
すみません、前スレが500kb超えて書き込めなくなってしまいました。。
こちらに続きを書きますが、またがってしまいすみません。
0009初夢2012/01/06(金) 05:32:46.35ID:HR8082t9


「・・・はっ、あ・・・」
「はぁ、、すっげぇ、出ちゃった・・・」
「もう、汚さないでよ?職場なんだから・・」
一部始終を見てしまっていた木元。気付いたら体に力が入らない。
「どうしよう、動けない・・・・でも戻らないと見つかっちゃう・・・」
体に力を入れようとすればするほど、鉛のように感じてどうにも動けない。
「俺ちょっとタオル取ってくるわ」
「!」
やばいやばいやばい、このままじゃ見つかっちゃうーーーーー!






「・・・みー・・。真実?」
「・・・・ん・・?」
遠くから自分を呼ぶ声に薄らと目を開けると、そこには自分の母親の顔。
「え・・・?あれ?」
「ちょっとアンタ大丈夫?ずっとうなされてたから様子見に来たんだけど」
仕事の疲れがまだ残ってるんじゃない?と続ける母親に、体を起こそうとしたところで
布団越しに足の上に実家の飼い猫が2匹、丸くなって寝ているのに気付いた。
「アンタ達・・・・・」
どうりで重かったわけだ・・・だから動けなかったんだ・・・。
「何か悪い夢でも見たの?」
「えっ。。。ううん、いや、大丈夫・・・・」
「明日から仕事でしょ?今日中に支度して自分の家戻んなさい」
「はーい。。」



0010初夢2012/01/06(金) 05:33:37.32ID:HR8082t9

「あけましておめでとうございまーす!」
対策室内に無駄にやる気元気花形の声が響き渡る。
「あんた正月早々煩いのよ」
「ひどいなー、ボス。今年もよろしくお願いします!」
「おう、なんや新年早々。もっとまったりしたいんじゃ俺は」
「初日でも仕事は仕事。ばりばり働いてもらうわよ?」
「おはようございます・・・」
「あれ、木元?・・・いつもより早いけど、なんか元気ないわねー。風邪でも引いた?」
「えっ、いえ、、大丈夫です、、」
絵里子の声に自分が見た夢を思い出してしまい、なんとなく目を合わせることができない。
「よー、全員揃ってるかー?お、なんだまみりん今来たの?」
そして更に顔を会わせたくないもう一人の上司。
「今っていっても、まだ9時前ですし遅刻してませんよ」
視線を逸らしたまま答える木元に、野立がちょっかいを出す。
「まあまあ、今年もよろしく頼むよ、まーみりん」
「そんな手で触らないでください!!」
彼女の肩を叩こうとしたところで、もの凄い形相で睨まれ、野立は思わず怯んでしまった。
「・・・アンタなんかしたの?野立」
「いや、何もして・・・ないはずだけど。。」
「あ・・・ごめんなさい、つい・・・」
「つい、って?」
「なんでもないです!現場検証行くよヤマムー!」

「どうしたのかしらね、あの子。。」
「もしかしてみられちゃったか?」
「何をよ?」
「ナニをw」

0011名無しさん@ピンキー2012/01/06(金) 05:35:24.21ID:HR8082t9
以上です。

本来、木元の夢でしかなかったんだけど、
野立と絵里子は実のところヤっちゃってそう。的な。

そんなわけで皆様今年もよろしくお願いします。

 
0012名無しさん@ピンキー2012/01/06(金) 10:54:17.47ID:2MmhlroE
新年早々素敵な作品が読めて嬉しいです
ありがとうございました!
0014名無しさん@ピンキー2012/01/07(土) 00:08:12.26ID:6mjkcAmI
職人さん全滅かと思ったので、安心しました^^;
エロエロで素敵でした。最後まで見ちゃう木元に拍手w
ありがとうございました♪
0020名無しさん@ピンキー2012/01/13(金) 18:04:28.18ID:TkJK6fSG
今更ながら一話のベッドシーンを見た
野立は平気そうなのに絵里子は記憶ないからか動揺してたのが萌えた
それまでは脱いでベッドに入った事なかったのかね
0021名無しさん@ピンキー2012/01/13(金) 23:28:21.98ID:pBIgcMVo
ベッドシーン?だけど、あの状況で
何もしてないのなら凄いよ。

0022名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 00:27:09.40ID:CyssIibR
彼氏がいるのに、野立の家に行って脱いでベッド占領してる絵里子に萌える。
0027名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 17:18:31.66ID:d9scBQ5/
そのわりに2ndではあの朝が5年ぶりってのが納得いかない
0028名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 19:40:06.20ID:SF5zyyhQ
野立が自分はソファで寝たって言わなかったら絵里子はどうしたんだろう
覚えてないんだからどうとでも言えたよね
実は野立もベッドで寝てたりして
妄想が広がる
0029名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 19:58:40.44ID:EhV6Hwgu
ソファで寝たとはいったけど。
してないとは言ってない。
やったあと・・・ソファで寝たとも言える。
0030名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 22:48:23.07ID:ssWLb1oB
2ndの1話でも、下着姿を平気で野立に見せる絵里子って
どうよw
0031名無しさん@ピンキー2012/01/15(日) 11:47:02.46ID:CqvMT7jg
悲しいほど、男として意識されてないのか? 野立は。
って、ツッコミたくなるよねw
0033名無しさん@ピンキー2012/01/15(日) 13:13:58.25ID:gieHyYzd
1の時は柱の影から絵里子をガン見したり
2の時も絵里子が好きだってオーラダダ漏れなのにね
ここはガブッといっちゃえよ野立
0035名無しさん@ピンキー2012/01/15(日) 15:43:20.23ID:CqvMT7jg
2nd8話の『好きだな』じゃ弱すぎるし、やっぱりここは押せ押せで行かないと、鈍感な絵里子さんは気づかないよね。
0038名無しさん@ピンキー2012/01/16(月) 00:38:45.45ID:OZLGAS0X
本当に鈍感で気付いてないのか
はたまた絵里子が一枚上手で気付いてない振りしてるのか
0040名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 01:04:59.20ID:NfDEPRlj
絵里子に押し倒されたらどうなるかな
裸でベッド占領されたり下着姿でも気にしてないっぽいから、案外揺れ動かなかったり?
0042名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 08:35:17.50ID:+95kgmLh
絵里子を恋愛対象と認識してないのか。
女の形をした男と思っているのか。
0043名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 10:03:03.30ID:q14VB53f
でも絶対絵里子で妄想してひとりエッチしてるとオモ。
そんなのを職人さんが書いてくれると嬉しい
0047名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 21:26:07.30ID:PB4IG/oB
2ndの1話のベッドシーンの最後…ガードマン人形にこずかれる絵里子をかなりガン見してるw
普通あの下着姿はかなりのおかずだろうけど…野立のツボなのかはわからんw
0048名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 21:37:55.79ID:czSWsSQF
下着姿を男に見られても平気な女
女の下着姿を見ても平気な男
こりゃくっつくわけないわなw
0049名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 21:57:35.59ID:8TU38hS5
平気なほどの関係ってもはやなんなんだろう。
熟年夫婦?
3こそは第一話で野立とベッドから出てきたらいいのに、、。
0053名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 01:41:14.36ID:W389h+7q
恋人じゃないけど、野立も絵里子も酔っててシちゃう。
途中で酔いが醒めたらw
0054名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 08:25:02.11ID:IvBcbQkf
絵里子は泥酔して記憶喪失タイプらしいけど。
野立は飲酒しても、わきまえて飲むみたいだから
前後不覚にはならないっぽい。
0056名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 18:35:07.42ID:RzGwJVeD
制服を着た野立をガードマン人形と間違えちゃったらありうるかも
0057名無しさん@ピンキー2012/01/21(土) 01:03:21.31ID:9YVn4g2D
絵里子が野立を襲って姦る図式は
想像できるような、できないような。
0058名無しさん@ピンキー2012/01/21(土) 16:58:59.37ID:/9tEQUw6
絵里子が我慢できなくなって積極的になるの見てみたいかも
0060名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 22:46:51.52ID:v0O1Gb4S
あんな関係の2人だから、野立にうっかり欲情したら大変だろうなw
絵里子落ち込みそう
0062名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 18:41:19.03ID:vmqW67u/
酔っ払ってベッドに寝ている絵里子の素っ裸をおかずに自己処理中の野立
途中水を飲みに起きた絵里子に見つかり
同情して責任を感じた絵里子が積極的に協力して気が付いたらやっちゃってたかなw
0063名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 22:48:54.11ID:7S8ppzl4
野立が自己処理する姿は想像できない。
爆睡してる絵里子にソフトなキスして
胸とか足を愛撫するくらいかなとも思う。
0065名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 01:48:17.31ID:jKdXW7HJ
そいでちょっと寝言かなんかで絵里子がボソッと
野立ぇ
とか言うのにビクッとなる…とw
0066名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 08:20:06.42ID:QZYs18J4
ノンケでモテる男が自室において、女(極上、が酒癖あり)と二人きり。
しかも相手は全裸ないし半裸。
これで何もしてないのなら、何が原因なのか。
0067名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 11:01:56.57ID:nzYVr5mE
手を出したら後からぎくしゃくするし、大切な絵里子を失いたくない
からじゃないかな。絵里子の中の人も含めて、友達かもしくは結婚
するつもりで付き合うかどちらかを選ばないと関係が崩れると思う。
0068名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 12:10:22.35ID:jKdXW7HJ
今の関係が心地良いから崩しにくいし長年一緒過ぎて大切というか手出せないというか
ただ心地良さもさることながら歯がゆさ満点だけどw
0070名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 18:54:59.03ID:Burdpf5E
手を出さないためにもシャワー中に解放したりして
それなりに対処してると思うけどな野立
0071名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 15:35:50.81ID:jVd6hIUv
潜入捜査で夫婦のふりして意識するようになったりしないかな
ばれない為にキスする事になってドキドキするとか
むしろ完璧にやり遂げるか
0072名無しさん@ピンキー2012/01/25(水) 16:39:27.75ID:3qkKpGhh
刑事は芝居してナンボとかいいながら意識しまくって
全然捜査にならなかったりしてねw
0073名無し餅2012/01/25(水) 16:40:29.29ID:LWngW/Um
http://p.tl/6KAx←これってアイコラ?
0078名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 01:46:07.03ID:Vvbjqexf
久しぶり来たら雑談で埋まっててワロタ。
前スレの騒動で職人逃げたんじゃね?
賑やかだった頃が懐いわ。
0079名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 06:04:53.35ID:PcCatI21
でも妄想雑談もなかなか面白いね
前スレ荒れてた頃は敢えて離れてて読んでないけど
マターリなスレ進行でいつか職人さんがふらっと戻って来られるような雰囲気
作ってたらいいんじゃないかね
職人ではない自分にできるのはそれくらいだ
0081名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 15:53:29.00ID:6/ZeHaWD
上にあった潜入捜査で、誰か職人さん書いてくれないかな?
0082名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 16:52:38.64ID:PYrk9uR1
>>79
同意
放送終わって過疎ってから久しぶりに萌えを共有出来てる気がして楽しい
マターリ萌え雑談してるのがヒントになって職人さんも書きやすくなるかもだし
0083名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 18:15:04.53ID:mEeqfJAy
萌えではないんだけど気になった事を…
2nd1話冒頭の野立会で
「場所変わろっか、俺の家来る?そしたら45分後話の続き教えてあげる…」
って野立っちが言ってましたが
つまり、2人お持ち帰りして、即エッチして、ベッドで話の続き…って事ですか?
3Pで45分って短くないですか?
いや、それで2人満足させられる程凄いのか?

もちろん絵里子とは45分どころじゃすまないだろうが…
野立のお遊びエッチがどんななのか、気になるw
0084名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 19:52:51.95ID:L1X9Nj/E
本命に相手にされないから遊んでるのか。
どっちにしろ旨く行かないというか
0086名無しさん@ピンキー2012/01/29(日) 22:04:17.65ID:mEeqfJAy
>>85 やっぱり普通にそういう事ですかね…
変態なもんで、妄想しすぎですみませんw

狩りが好きな野立っちは、言葉では色々色っぽい事言って誘うことを楽しむけど
捕まえても案外食べずにリリースしちゃうのかもしれませんな

そんな20年を過ごしての絵里子との本気エッチだから萌えるわけですねw
0087名無しさん@ピンキー2012/01/31(火) 23:24:01.38ID:Z89DaXLy
自分は2nd6話の時に何かあったのかと思った。
せっかくの居場所が…とか、野立に何でいるのよって言ってたから。
避けてたんかな。
0088名無しさん@ピンキー2012/02/02(木) 02:08:45.59ID:Yvw9GfL0
1の8話の廊下でのやり取り少し萌えた
野立は絵里子に池上との事忘れさせたかったのかと思えた
0092名無しさん@ピンキー2012/02/04(土) 13:57:34.28ID:E14N1KXl
酔っ払って艶っぽい絵里子に欲情して
ガッツリとかはどうでしょう。
0094名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 02:00:30.88ID:vkPXZhel
ガッツリいいね。
話戻るかもしれんが、絵里子は普通に野立のベッドで寝てたけど嫌じゃなかったんかな。
匂いとか。
野立のだから平気だった?
0095名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 07:36:15.87ID:fKOMNq8S
酔っ払って記憶無くすほどだから、気にしてなかったと思う。
でも、絵里子さんは嫌なら違うところで寝そうだから、逆に安心してた
んではないかとも思った。
0096名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 18:30:12.88ID:vkPXZhel
>>95
そうだった、それほど酔ってたの忘れてました。
それだとそんなに気にならないかあ。

でも逆に…っていいですねー。
もだもだする。
0098名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 21:12:21.76ID:qM5pTXkH
野立も何気に絵里子をお持ち帰りしてるよね
普通は彼氏に連絡したり、絵里子の部屋に送り届けて帰るだろうに
0101名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 21:32:46.77ID:qM5pTXkH
彼氏がいる女と家飲みするかな〜
それにいつも外で遊び回ってる野立が家飲みも想像しにくいし
0102名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 21:47:10.44ID:WymiCmiP
ヒロシへの牽制ですよ(キリッ
野立→絵里子への深い愛に気づいて身を引くヒロシ萌え
0103名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 21:47:59.53ID:vkPXZhel
外飲みからの部屋飲みかと思ってた。
テーブル?に何本か空の酒瓶並んでて、でも絵里子の靴は散らかってたような。
素面だと靴脱ぎ散らかしはないだろうし。
0104名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 22:01:23.25ID:prllUds7
みなさん鋭いなあ。私も外飲みから酔って野立ん家になだれ込んでの家飲みだと思う。
絵里子が脱いでいくところは何気に見てそうだけど。
きっと何気にがっしり抱っこしてベッドに寝かしてると思われ。

「おかえり。」とか寝てる絵里子に呟いてるはず。
0105名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 23:19:02.61ID:fKOMNq8S
>>104
>「おかえり。」とか寝てる絵里子に呟いてるはず。
この場面を想像するだけで激萌えなのに、この後、頬にキスなんてしてたら鼻血吹きそう。

1stの冒頭は色々な意味で、我々に萌えを提供してくれますなぁ。
0106名無しさん@ピンキー2012/02/08(水) 19:52:46.16ID:afxxqskJ
野立が酔ってる絵里子に手を出さない理由は色々考えられるけど、
自分が愛したことを覚えてて欲しいのじゃないかとも思ってる。
なので頬にキスより、あえて我慢にせつな過ぎて萌えちゃう
0107名無しさん@ピンキー2012/02/09(木) 21:05:52.76ID:EdwK0wFx
相変わらずの酒癖って野立に言われてたよね
てことは野立に何度も我慢させてるのか
小悪魔ですな
0110名無しさん@ピンキー2012/02/14(火) 10:40:37.49ID:fdGrFRq4
野立が女の子からもらった大量のチョコを絵里子と一緒に野立宅で食べる
そんでいつも通り飲みすぎて酔っ払う絵里子とそれ見てチョコより絵里子がいいとか微笑みながら酒飲む野立
絵里子のカバンに忍ばせてある野立宛てのチョコに気付いてがぜんニヤニヤする野立
以上、妄想タイトルは渡せなかったチョコでした。
0111名無しさん@ピンキー2012/02/14(火) 23:16:32.39ID:5Ovf9iS3
それ20代カプならいいけど、40代どうしだとキモいシチュな気がする。
0112名無しさん@ピンキー2012/02/14(火) 23:25:45.92ID:TP/yjd++
絵里子の場合、実年齢はバカボンのパパより上だけど
恋愛年齢は20代っぽい感じがするので渡したいけど渡せないとかはありそう
0113名無しさん@ピンキー2012/02/15(水) 00:36:05.81ID:wTSQUqFA
そえが許せる雰囲気がのだえりにあるから人気があるんではなかろうか
0115名無しさん@ピンキー2012/02/16(木) 00:03:13.62ID:M4luey3h
付き合ってる前提。
絵理子さん忙しいから無理させたくない野立。
我慢して手を出さなくなる野立。
段々二人きりになるのを避けて目も合わせなくなったりして。
寂しくなった絵理子さんの方から…みたいな。
0119名無しさん@ピンキー2012/03/04(日) 22:15:48.15ID:Mru5kswg
115さんの話、私も読みたいです!

職人さん書いてください(*^o^*)
0121名無しさん@ピンキー2012/03/17(土) 04:07:30.33ID:fvs/Avru
過去作品読んでいたら、絵里子に赤ずきんの格好してほしくなりました。
きっと赤似合うよね。
0122名無しさん@ピンキー2012/03/17(土) 20:13:07.80ID:hR+dUD4N
読んでみたいwww・・・赤ずきん。
TVを見てたら郷ひろみの言えないよが流れてさ、
これは野立の気持ちストレートだわ。
0123名無しさん@ピンキー2012/03/19(月) 07:06:34.93ID:Z09Rb+TW
後悔120%が好きだったなあ
もちろん他の職人さんの作品達もすごく好きだったんだけど
もう来てくれないかしら…
0125名無しさん@ピンキー2012/03/20(火) 15:51:44.20ID:2nplaU0b
あそこには職人がたくさん流れてるね
でも栄枯盛衰だから、どこもこんなもんだよ
0127名無しさん@ピンキー2012/03/20(火) 23:17:44.82ID:Ia66lbQ/
久々に投下。のだえりです。
なのに、エロなしのお目汚し。
おまけに、レス20くらい使いそうなんで、先に謝っておきます。
ごめんなさい。
「2時の憂鬱」で避けて下さい。
01282時の憂鬱(1)2012/03/20(火) 23:21:47.96ID:Ia66lbQ/
疲労困憊、という言葉を思い出しながら、
「憊」の字が思い出せないのに苛立つ。
雨の多い季節になると、今ひとつ滑りの悪くなる自宅の鍵に
更に苛立ちながら、乱暴に扉を開ける。
靴を脱ぎ捨て、上着を脱いで、ネクタイを緩めて、
靴下も脱ぎ捨てて、野立は派手な音を立てて、
ぐったりとソファに座りこんだ。
顎を上げて背もたれに頭をのせ、両腕も大きく広げて乗せる。
思わず「あ”ー」と出てしまう声に、不本意ながら年齢を感じ、
更に苛立った。
時計は既に日付変更線を超えている。

あれから一年。
日本版CIAを画策した各省庁の関係者は全て一掃された。
ただし、その膿を出すのに半年かかり、大勢の逮捕者・更迭者が出る度に、
とりあえずの組織改編や人事異動で、各省庁の現場は混乱を極めた。
今は検察に引き渡し裁判中だ。
全てが落ち着くまでには少なくとも後一年はかかりそうだが、
とりあえず警察側の仕事は落ち着いた。
そして、関係者の一掃が一段落すると、今度は開かれた組織作りのために、
各省庁の枠を超えてのプロジェクトチームが立ち上げられ、
この半年で少しずつそれは形になり始めた。
警察機構も以前よりも風通しがよくなりつつある。

01292時の憂鬱(2)2012/03/20(火) 23:25:51.05ID:Ia66lbQ/
野立は、まずは日本版CIA画策事件の現場の指揮を任された。
政治家や官僚の数多くが関わっていたため、
この事件の対応は総監直轄の特別室として設けられ、
実質野立がトップだった。
人事から捜査方針、各省庁との駆け引き、黒原の逮捕直後から、
正しく分刻みでそれらの対応に明け暮れた半年。
退院して一月も経たないうちに、
再びアメリカに旅立った絵里子の見送りにも行けなかった。
それどころか、事件後当初の予定通り解散となった対策室だったが、
その後の人事を絵里子が直接総監に頼み、
アメリカに戻ることになった事を知ったのも、
絵里子が出発する前日だった。
更に、ようやく事件の収束が見えたのに、
開かれた組織作りのためのプロジェクトチームへの警察からの担当は、
嫌な予感はしていたが、野立となった。
このチームも総理直轄チームであり、各省庁より選ばれた者たちが
実質のトップであり、この半年で天と地がひっくり返るほどの
大英断が繰り返された。

この一年あまりにも大きなものとの闘いの日々に、毎日が疲労困憊だった。
おまけに、プロジェクトチーム立ち上げ直後に、
某省庁から選ばれた者への狙撃未遂事件が起こり、
その後プロジェクトチームの者には常にSPが付けられている。
これがまた、仕方ないと頭では分かっているが、
自他共に認める自由人である野立のストレスの増加に拍車をかけている。
そしてストレスが溜まれば溜まるほどに絵里子のことを思い出す。

01302時の憂鬱(3)2012/03/20(火) 23:29:23.61ID:Ia66lbQ/
先の事件の特別室の人事も、プロジェクトチームの人事も、
野立自身が選んだ精鋭たちだ。
一癖も二癖もあるが、長いものには巻かれない、根は真面目な正義感。
確固たる信念の下、野立と同じく日々闘ってくれている。
あの面子でなければ、事件の収束もプロジェクトも
恐らくもう半年や一年は遅れている。
けれど、後から後から湧いて出てくる仕事に、
この世で最も使える部下・大澤絵里子を思い出す。
基本方針さえ示せば、後は全て任せて安心、大澤絵里子。
言わなくてもこちらの意図を汲み、厳しくはあるが、
周囲への気遣いも忘れない。
「お前がいたら、俺の仕事も、半分とは言わないが、
今の2/3くらいになってるぞ。」
思わず口に出して、野立は苦笑した。

野立にとって絵里子は、同期であり、近年ではよき部下ではあるが、
大きな心配の種でもある。
そこらの男よりも、腕っぷしも鼻っ柱も強いし、頭もいい。
学生時代から、飄々とはしているが常にトップを走り続けている自負も
プライドもある野立が、唯一気を抜くと負けると思ったのが、
絵里子と森岡だった。実際、勝てない部分も多分にある。
その分、口にはしないが尊敬もしている。

01312時の憂鬱(4)2012/03/20(火) 23:34:29.31ID:Ia66lbQ/
ただ野立からすると、絵里子は自分の強さを過信していると思える。
「女だから」と下に見られるのを嫌がり、
心身ともに並みの男には負けない強さを持ったことを否定するつもりはない。
それに助けられたことも沢山ある。
けれど、目の前の多きな壁には真正面からぶつかっていくし、
開かない扉の前では諦めることなく扉を叩き続ける。
大抵の壁も扉も人が作ったものだから、弱いところはあるだろうし、
小さな綻びや、隙間だってある。
正面から向かってもダメなら、小さな窓や裏口だってありそうなものだが、
絵里子は正々堂々正面から向き合うことを選ぶ。
当然、傷つくことも多いが、大丈夫だと言って、
また満身創痍でも立ち上がる。
本当に惚れた男には猫のように甘えてるなどとほざいてはいるが、
あれだけ強情な性格が、そう簡単に180度変わるとは思えない。
人一倍人に気を遣うこともあり、相手の期待に答えているだけで、
素の自分を曝け出せているのかは、怪しいところだ。
演技だけは確かに上手い。
だから、どんなに傷を負っても泣きごとを言わない代わりに、
できれば傷つかずに、けれど絵里子が絵里子らしくいられるように、
可能な限り近い場所で、見守ろうと思っている。
もうちょっと若い頃は、それは恋愛感情かとも思ったが、
頑張りすぎる妹や娘を見守る兄や父親の心情に近いと思う。
今はもう、ただ普通に幸せになって欲しい。

絵里子が再びアメリカに発つのを知ったのは前日だったが、
きっと野立の希望と力を持って、それを反故にすることは出来た。
野立の部下として、手足として働かせたいと進言すれば、
易々と通っただろう。
けれど、そうはしなかった。
アメリカにいる方が、絵里子が絵里子らしく、
かつ能力も如何なく発揮できるのなら、その方がいいと思った。
ただし、研修は一年と言う期限付きなので、
本人が帰りたくないと言い、向こうで引きとめる様な要望がなければ、
来月末で絵里子の研修は終わる。
現時点でそのような話は出ておらず、
8月には日本に帰国の予定間違いない。
身近にそんな希望もあってか、
「まぁ、俺は俺で頑張るしかねえか。」と野立はつぶやいたが、
顔は笑っていた。


01322時の憂鬱(5)2012/03/20(火) 23:39:19.02ID:Ia66lbQ/
開き直ったように、また一つ大きく息を吐くと、
目の端に光るものが引っかかった。
顔をそちらに向けると、留守番電話の点滅が光るのが目に入った。
面倒くせぇなぁと思いつつ、立ち上がり電話の録音を再生した。
『もしもし?私…、絵里子です。突然なんだけど…。
私もう日本に戻らない…。こっちで明後日結婚する。…ごめん。』
腕を組んでぼーっと聞いていた野立の目が見開いた。
慌てて再度再生する。

時計の針は午前2時。
米国東部との時差は15時間。今、向こうは昨日の正午だ。
絶賛仕事中だろうが、迷わず携帯の短縮ボタンを押す。
三度かけたが、繋がった瞬間に留守番電話のメッセージに切り替わるだけだ。
自宅にも一応かけてみたが、当然留守電だ。
くそっ!と言いつつ乱暴に受話器を置き、自宅のPCの電源を入れる。
立ち上がるまでの数秒にイラつきながらも、
手早く自宅と携帯両方にメールを送る。
同じことを携帯電話からも行った。

おそらく、後数時間待たなければ、向こうからの連絡はない。
おまけにそれは「早くて」だ。
運が悪ければ、数日放っておかれることもある。
眉間に深い皺をたたえていた野立の目が再び見開かれた。
再度携帯とPCを前に、諸々の準備を始め出した。

その日の午後、野立は機上の人となっていた。

01332時の憂鬱(6)2012/03/20(火) 23:44:39.27ID:Ia66lbQ/
キャンセル待ちで取ったニューヨーク直行便のビジネスクラスの大き目の座席を
ギリギリまで倒して、野立は目を閉じ、この一年を思い巡らす。
去年の梅雨明け丁度位に絵里子が旅立ってから、
二回ほど野立は絵里子に会っている。
一度目は、ほぼ病み上がりで旅立った絵里子が気にかかり、
九月に無理矢理もぎ取った四日ほどの遅い夏期休暇で、
一泊四日で顔を見に行った。
人の心配を余所に、元気ハツラツ絵里子は仕事をしていた。
その時担当していた捜査で、結局絵里子と会えたのは、
帰りの飛行機の間際だったが、
どうせいないないんだしということで(いてもそうするつもりだったが)、
絵里子のアパートメントに泊まった時には、男の気配はなかった。

二度目は、つい最近三月だ。
野立のあまりの忙しさを見兼ねたのか、フロリダで行われる国際犯罪対応のための
各国警察首脳の会議の随行員として、選ばれた。
総監の直接命令で、「この忙しいのに!」と思ったが当然逆らえず、
仕方なく付いて行ったが、滞在五日間の予定の内、野立の仕事は二日だけ。
残りの三日は好きにしろと言われ、何をどう気を利かせたのか、
一人では何だからと案内役に絵里子を呼んでいた。
そして、誰の趣味なのかディズニー・ワールドのチケットと
そのオフィシャル・ホテルの予約をされており、
何故か絵里子と三日間そこで過ごした。
あの時は、確かに電話やメールを時々していたが、
まぁ付き合っている男がいるのかもくらいは思った。
が、結婚するなどと、そんな様子は一切見えなかった。

けれど、まぁいい。
いつどこで知り合ったどんな男でも、向こうに永住することになっても、
絵里子が普通に幸せになるなら、それでいい。
ただ、本当に幸せになれるのか、この目で確かめたかった。
兄気分も父親気分も相当なものだと我ながら思う。
お陰で機内食は一切手をつけられなかった。

01342時の憂鬱(7)2012/03/20(火) 23:48:46.39ID:Ia66lbQ/
JFK空港に降り立つと、時計は午前11時。
まずは、通信専用タブレットと携帯を取り出す。
結局、出発前に絵里子とは直接連絡が取れなかった。
だが、自宅と携帯へメッセージを残し、
携帯と自宅PC両方にメールを送った。
さらに、野立会の人脈および秘書として動いてくれている部下を使い、
絵里子の結婚式の日時と場所を調べさせていた。
電源を入れると、次々にメールが配信されてくる。
その間に、とりあえず携帯の留守電を聞くと、
怒った絵里子の声で5件もメッセージがある。
面倒なので、飛ばしていると最も必要な情報が部下の声で入っていた。
『セントラルパーク近くの○△教会で○日11時半より結婚式予定…』
専用ラウンジの更衣室で一応正装し、空港を出てタクシーに乗り込む。
急げばライス・シャワーくらいには間に合うはずだ。

運の悪いことに事故渋滞に巻き込まれ、その小さな教会に着いたのは、
午後の1時を過ぎた頃だった。
とても小さな教会で、既に人気がほとんどない。
恐らく式は終わり、パーティー会場にでも移動したのだろう。
絵里子の結婚式が見れなかったのは、
きっと一生の不覚と悔やむこと間違いない。
大きなため息をついて、けれど野立は一応教会の中を見ておこうと、
キャリーを重く転がしながら、足を進めた。
扉を開けようとしたところで、後ろから声をかけられた。

01352時の憂鬱(8)2012/03/20(火) 23:52:28.85ID:Ia66lbQ/
教会は小さいが古く由緒あるものらしく、扉は固く重かった。
中に入ると、一番前のベンチに座るウェディング・ドレスの後ろ姿がある。
キャリーを扉の横に置き、野立は足音高く近付いた。
床に散らばる花弁や金属やガラスかけらやら何やらを上手によけながら。
それに気付いた絵里子が振り返ったが、すこぶる不機嫌な表情をして、
再び前を向いた。
「よう。」
野立がいつもの調子で声をかけ、絵里子の隣に腰掛ける。
「やっぱり来たの。」
まったくその姿形に似合わない、表情と口調で絵里子が返す。
「お前の結婚式だ。俺が来ないで誰が来る。」
「帰りは?また忙しいのに無理矢理来たんでしょう?明日には帰るの?」
「いや、チケットが取れなくて、明後日の夜の便で帰る。」
「そう。私はこの後一週間休みを貰っているから、
明日も明後日も付き合えるわよ。泊まるところは?
どうせまだなんでしょ?またウチでいいわよ。」
乱れた髪飾りを無理やり引き抜いて、バサバサと絵里子は頭を振った。
「あぁ、疲れた。」と愚痴る絵里子を横目に野立は言う。
「結構似合うじゃねーか、それ。」
「当たり前じゃない。散々試着して買ったのよ。
それらしくするために、2千ドルもしたんだから。
ったく、ホントに経費で落ちるのかしら…。」
「ここ破れてるぞ。」
野立が袖口のレースを指した。
「えぇ!!!破損したら買い取りかも知れないのよ!!ちょっと!マジ?」
絵里子は額に手を当てて、がっくりと落ち込んだ。
「ま、買い取りだったら、本当の自分の時に使え。」
そう言って鼻で笑う野立を、相手を殺しかねない程の視線で睨み、
再び絵里子は盛大に大きなため息をついた。

01362時の憂鬱(9)2012/03/20(火) 23:56:40.47ID:Ia66lbQ/
腹の虫が鳴り始め、時計を見ると2時を過ぎていた。
お互いに朝からほぼ何も口にしてないことに気付く。
止まったタクシーに荷物を積んで、
ボリュームのあるドレスの裾を野立は持ち上げ、絵里子と並んで乗り込む。
邪魔くせぇなぁ、という呟きをギロリと睨んで
絵里子は言い慣れた部屋の住所を運転手に告げる。

「まぁ、異国の地で一人頑張っている完全に婚期を逃した女なら
囮に打ってつけだわな。」
「まだ逃してませんから。」
不穏な空気が流れる後部座席に見かねた運転手が声をかける。
『結婚式だってのに、ケンカかい?相当派手にやったみたいだねぇ。』
運転手は絵里子の乱れた髪を不躾に眺める。
『ええ、こいつ強いんですよ。いつも負けてます。
そうだ、指輪の交換がまだなんで、ここでしていいですかね?』
『はい、はい、どうぞ。』
野立は絵里子がずっと握りしめていた白いビロードのケースを奪うと、
中から指輪を取りだし、絵里子と自分の指にはめた。
「おっ、これ俺のサイズぴったり。丁度いいな。」
一瞬、何が起こったか分からなかった絵里子が声を上げる。
「ちょっと!何するのよ!!」
「どうせこれも買い取りだろ。サイズも丁度いいし、丁度いいんじゃねーか。」
「はぁ?何が丁度いいのか、全く分かりませんが!!」
再びケンカを始めたと認識した運転手が仲裁するように大きめに声をかける。
『健やかなる時も、病める時も』
『誓います』
言いながら近づく唇を阻止しようと、思わず絵里子は自分の口を両手で覆った。
至近距離で、眉を寄せた野立が低く告げる。
「教会の前でテログループの資金源・情報源になっているらしい
結婚詐欺の囮捜査だって聞いて、マジでほっとした。」
目が大きく開かれ、絵里子の口からゆっくりと手が離れる。
「それって私を好きだってこと?」
「ああ。だから年も年だし、もう結婚でいいだろ。」
ゆっくりと絵里子の瞼が下りる。
唇が合わさる直前に「指輪は5千ドルだから」という絵里子の台詞は、
野立は今は忘れることにした。


0137名無しさん@ピンキー2012/03/21(水) 00:03:32.02ID:Ia66lbQ/
「2時の憂鬱」投下者です。
以上、とりあえず終了です。
久々だったので、レス量の試算を間違えました。
すんません。
次はエロを目指すので、見逃して下さい。
0138名無しさん@ピンキー2012/03/21(水) 02:05:47.02ID:uAzT0pBA
GJ!
なんかお洒落な感じでらしくていい!
こんな感じで映画化してくんねーかな
次回作お待ちしてます!
0140名無しさん@ピンキー2012/03/23(金) 21:54:45.42ID:724Ps+bx
わぁ新作だ、やっば野絵はいい!
GJ!
私もエロ、気長に待ってます。
0143名無しさん@ピンキー2012/04/01(日) 18:02:18.83ID:I0EJbZW3
寂しいけど、野絵の中の人はそれぞれ新しいドラマ始まるし
みんなそっち行っちゃったんじゃないの
終わってから大分たってるし
0144名無しさん@ピンキー2012/04/01(日) 18:04:58.00ID:0sNxE8ew
4月からは野さんのドラマの萌えポイントを絵さんに置き換えて妄想するんだ
0149名無しさん@ピンキー2012/05/01(火) 10:00:23.93ID:CTzkr0Xc
中の人新作でもまた競演だね
そしてそちらでもまた萌える
0153名無しさん@ピンキー2012/05/01(火) 16:08:44.19ID:DBEjrFna
自分は雑食人間なもんで野絵も片絵も大木も好きだ
でも一番は野絵だな
0154名無しさん@ピンキー2012/05/01(火) 16:51:07.20ID:bAZF5kGs
なるほど
自分は野絵しか考えられないから片絵という発想がなかったわ
0156名無しさん@ピンキー2012/05/04(金) 20:34:47.86ID:Isl1SOCg
片絵はアリだとは思うけど自分は全く萌えない
同じく片木もアリだとは理解できるけど萌えない
でも読むのには抵抗ない
萌えるのは野絵か絵木か絵玲木
0159名無しさん@ピンキー2012/05/06(日) 09:29:20.14ID:w0D1Xw9o
萌えないものをあえて萌えないと宣言することに何の意味が?
そういうのは心の中にしまっとけ
0160名無しさん@ピンキー2012/05/13(日) 10:40:34.03ID:qdCUrHIX
保守

門戸は広く、みな受入れようということで。
ちなみに自分はボスが皆に愛されてればそれでよし。
0165名無しさん@ピンキー2012/06/08(金) 14:17:12.15ID:YH47tt3D
まとめ神様ありがとうございます!
後でじっくり読ませてもらいます。
0169名無しさん@ピンキー2012/06/10(日) 15:08:32.29ID:h2YRHIpm
>>168
本当だ、ごめん。
前のほう見てた
ありがとうございます!
0171名無しさん@ピンキー2012/06/11(月) 14:49:30.55ID:ZwVqFWms
まとめ神様、ありがとうございます!
前にここでちょっと揉めた件もすべて考慮されていて、そのご対応の素晴らしさに感謝しきりです。
0180名無しさん@ピンキー2012/07/22(日) 04:29:39.10ID:/OjqHtPz
嫉妬してても気付いてなさそう
何かわからないけどイライラする! 何なのこれってなってる時に
木元か片桐に「ボスそれって嫉妬してるんですよ」
とか言われて顔真っ赤にしてそう
0183名無しさん@ピンキー2012/07/23(月) 16:47:31.64ID:ba9fuv2m
みたいね
同僚の時に嫉妬か恋人になってから嫉妬か
どっちにしろ野立がオイシイw
0184名無しさん@ピンキー2012/08/01(水) 21:52:46.08ID:PcW9/kcS
続編劇場版とかでやってくんないかな
また盛り上がるのに
0185名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 08:08:38.87ID:CrW2bI3m
なんか思ってたより長くなりそう。それでもいいですか。。
ということでぽつぽつと投下させて頂きます。
0186Double jealousy2012/08/02(木) 08:10:37.63ID:CrW2bI3m

「おい、聞いてないぞ」
不機嫌そうな声が参事官室に響く。
「あら、そうだった?」
「何も片桐じゃなくてもいいだろう」
「現場の人員配置を決めるのは室長であるこの私です。参事官は黙っていてください」
「今回の現場は危険すぎる」
「だから射撃の腕に一番見込みのある片桐を帯同するんじゃない」
「…SITの用意は?」
「要らない。そこまで大袈裟な捜査じゃない。向こうに気付かれたら元も子も無いのよ?」
「だがな、、」
「拳銃の携帯許可をお願いします。」
絵里子がこう言い出したら聞かないと分かっている野立は、止む無く承諾した。
0187Double jealousy2012/08/02(木) 08:14:47.73ID:CrW2bI3m
---------------

「え…どうしてアンタがここに…って、なんで奈良橋さんまで?」
潜伏捜査に向かったパーティ会場で、絵里子の前に現れたのは同じ職場の2人。
「上からのお達しだ。捜査員も増やしてある。」
「関係者が増えることで、気付かれたらどうするのよ?」
「・・・これはこれは、お美しい御婦人方ですな」
こそこそと小突きあう2人+付き添いの2人の周りに、グラスを手にした御仁達が入れ替わり立ち代わりやってくる。
それもそのはず、ドレスコードのあるこの場所で、黒のタキシードを着こなした片桐の隣りには背中の大胆に開いた深紅のドレスを身に纏った絵里子。
そしてグレーに光るタキシードをびしっと着た野立の傍らには、淡いピンクのフェミニンなドレスで、これまた胸元から色気をふんだんに振り撒く奈良橋。
彼女の腰に腕を廻している野立に、得も言われぬ感情が絵里子の中に波立つ。
「…ス、…ボス?」
「…え?ああ、ごめん片桐、なんだっけ」
「岩井達からの情報ですと…、って、どうかしましたか?」
「ううんなんでもない。アイツのヘラヘラした顔みてたらちょっと腹立っただけ」
「…ボスでもヤキモチ妬くんですね」
「ば、馬鹿言わないで? 私がなんで野立なんかに嫉妬しなきゃいけないのよ」
ムキになる絵里子の様子に、片桐の顔に自然と笑みが零れる。

宴もたけなわ、となったところに突如銃声が響き渡った。
会場が一瞬にしてパニックに陥る。
「伏せろ!!」
麻薬密売の絡んだ暴力団同士の抗争。
ドレスの裾に隠し持っていた銃で絵里子が応戦する。

―バン!

鈍い音と共に絵里子が手を押さえてうずくまった。
「ボス!」
「大丈夫、銃はじかれただけっ」
そんな彼女の身を庇うように片桐が拳銃の引き金を引いた。
弾は相手の肩に命中し、慌てた仲間が蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
「岩井、花形、入り口を封鎖しろ!」
無線で指示を出すと、片桐は絵里子の元に駆け寄った。
「ボス、大丈夫ですか?」
「大丈夫。ありがとう、よくやってくれたわ、片桐」
そんな二人の様子を、野立は自分の持ち場から離れることなく眺めていた。

 
0188Double jealousy2012/08/02(木) 08:18:38.05ID:CrW2bI3m

---------------
事件が解決し、会場をあとにしようとした絵里子を野立が呼び止めた。
「怪我大丈夫か?」
「ああこれ?どってことないわよ」
「だから言っただろう。無茶するなって」
「してないわよ。それに解決したんだからいいでしょ」
強がる一方で、破れたドレスのスリットからみえる擦り傷が痛々しい。
「簡単に銃をはじかれるとはな。若い男にうつつを抜かしてるからだ」
「…なにその言い草。ていうか何よあんたこそ奈良橋さんにデレデレしちゃって」
「俺がいつデレデレしたんだよ」
「腰に手まわしちゃってさー。満更でもなさそうな顔しちゃって」
「そうでもしないと怪しまれるだろう?てかお前こそなんだよ、片桐の腕にずっと絡んでたくせに」
「あー、もう、、なんなのよ一体?!私先戻ってるから!」
苛立ちをあらわに脇をすり抜けようとした絵里子の腕を掴むと、野立は自分の腕の中にその体を引き寄せた。
「…ちょっ?」
「自分でもわかんねーんだよ・・・お前を護りたいのは俺だって同じなのに」
「のだて・・?」
野立の指が、絵里子の頬を撫ぜる。次いで、軽く唇が重ね合わされる。
「笑っちまうよな、この俺が部下に嫉妬するなんざ」
その素直な言葉に、先程の怒りはどこへやら、安堵したような気持ちが湧いてきて、思わず絵里子の体から力が抜けていく。
「…心配かけて、ごめん」
思わず出た一言に、野立が微笑んだ。
「無事ならいいんだ」

 
0189Double jealousy2012/08/02(木) 08:40:15.18ID:CrW2bI3m

野立の掌が、スリットから覗く太腿に触れる。僅かに身じろぐ絵里子に、「痛むか?」と問う。
無言で首を振る彼女の腰に手を廻す。大きく開いた背中から、掌を滑り込ませる。
そのまま彼の手が、剥き出しの乳房に触れる。ドレスの作り上、絵里子はブラをつけていなかった。
てのひらが柔らかな胸をゆっくりと押しあげ、揉みしだく。得も言えぬ心地良さに、絵里子の理性も失われつつあった。
「…のだて」
潤んだ瞳で彼を見つめる。薄く開いた口元に、吸い寄せられるように野立が再び唇を重ねる。
首元で結わえられた紐をほどくと、形の良い、絵里子の白く透き通った乳房が露わになる。
「…これ、はずしていいか?」
野立から与えられる刺激で、絵里子の蕾はニップレス越しでもすでに勃ち上がっているのが見て取れる。
こくん、と力無く頷く絵里子の肌のいたるところに口付けを落としながら、舌先で優しく、舐めとる様に、野立はそれごと口に含んだ。
「…あっ…」
唾液で柔らかく溶かしながら、彼女を覆うものを器用に剥がしていく。軽く野立に歯を立てられ、思わず絵里子は嬌声をあげた。
その間にも野立の手のひらは絵里子の身体をくまなく愛していく。
自分の腰にその体を引き寄せながら、背部から下着に指を滑り込ませると、そこはすでに溢れていた。
「…もう濡れてる」
その言葉に恥じらうように絵里子は自分の手を野立の背に這わせた。彼の引き締まった筋肉を辿り、腰から、さらに彼自身へと手を延ばす。
スーツの上からでもはっきりとわかる、野立自身の滾り。絵里子はベルトに手を掛けると、中に手を滑り込ませた。
細い指先をそこに絡めれば、野立の口から小さな呻きが漏れる。脈打つ彼自身を優しく包み込み、ゆっくりと愛撫を始めた。
「っ、、…」
負けじと野立が絵里子の蜜壷に差し込む指を増やし、掻き回す。傍からみたらどんな風景だろうか。快楽に溺れていく二人。
このままひとつになれるなら、いっそどうなっても構わない。そんな思いがお互いを大胆にさせていく。
野立はわざと響くように空気を含ませて絵里子の中を掻き乱しながら、彼女の片脚を抱え上げた。よろめく絵里子の身体を支えながら、
ゆっくりと指を引き抜き、愛液にまみれたそれを彼女の目の前にかざす。
恥ずかしさに俯く彼女にお構いなしに、みせつけるようにその蜜を舐めとった。
「ん、絵里子の、、・・美味し」
「やめてよ、もう…」
そんな彼女の唇を強引に奪うと、野立は激しく舌を絡めていく。息が上がり、絵里子の口元から受け止め切れなくなった互いの唾液が零れていく。
「のだて…おねが、い…」
絶えず与え続けられる快楽に、意識が遠退き掛ける。絵里子の懇願に、お互い立ったままの状態で、野立は自身を一気に貫いた。
「んんっ、…っ!」
熱く脈打つ彼自身を最奥に感じ、絵里子は深く息を吐いた。甘い痺れが彼女を震わせ、さらに蜜を滴らせていく。

「…絵里子っ…」
もっと俺を感じろ。お前は俺のものなんだと思わせてくれ。そうだろう?
「…のだ、て、」
もっと私に触れて。その肌の温もりは私にだけ教えてくれればいいの。ちがう?

卑猥な水音が響き、荒い息遣いがこだまする。
野立の動きが一層激しくなると共に、絵里子の最奥に迸りを感じ―
二人は同時にその意識を手離した。

   
0190Double jealousy2012/08/02(木) 08:53:47.11ID:CrW2bI3m


「…ごめん」
「何の、ゴメン?」
「いや、怪我してるのに無理矢理お前のこと抱いちまった。。」
「野立でも反省するんだ?」
「なんだよそれ」
野立の首に手を廻しながら、絵里子が笑う。
「私も、ごめん」
「何が?」
「野立が他のコと仲良くしてるだけで― なんか動揺した」
「玲子ちゃんのこと?同僚で、しかも人妻なのに?」
今度は野立が笑う。
「絵里子が妬いてくれるなんてなー。俺ちょっと嬉しいかも」
「やだ調子に乗らないでよ」


一方、車を出そうとしていた片桐。いつまで経ってもボスの姿が見えないため会場へ戻ろうとしたところ、どこからか現れた奈良橋に制される。
「あ、奈良橋さん…ボス見掛けませんでしたか?」
「今お取り込み中みたいだから放っておいてあげて」
「お取り込み…?」
「焼きもち妬くぐらいなら初めからあの2人で組めばよかったのに、ねえ?」
私たちも楽しんじゃう?
そう怪しく微笑んで奈良橋が片桐の首に両腕を絡める。
「な、な、奈良橋、、さん…?」
「なーんてね。私もう人妻だし〜。なにより木元に恨まれたくないから、もう帰るわ。お先に」


 
01911772012/08/02(木) 08:59:09.65ID:CrW2bI3m

以上です。お目汚し失礼しました。
ネタはどなたかが絵里子さんのやきもちみたい、って仰ってたのをヒントにさせていただきました。
なんか長くなっちゃった上に期待値高かったらすんません。
しかも玲子ちゃん退職してるはずなのにいろいろ捏造してます。すんません。
片桐は二人の濡れ場を目撃してしまえばいい。
0192名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 11:07:36.21ID:Dzb6RNm9
わぁぁ こんなに早く絵里子さんのやきもちがみられるなんて…!言ってよかった(笑)
素敵な野絵をありがとうございました!!
0194名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 19:42:35.86ID:ihnbG+hQ
GJですありがとうございます
片桐が見ちゃったらきっと色々大変だろうなw
0196名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 23:12:38.42ID:SI0i0+j8
新作きてた! 超GJ!

>>195
髭に対して何らかのトラウマがあり、野立が夜の時間を使いトラウマ克服
いつの間にか髭なしじゃだめな絵里子を妄想した
全然言うこと聞かない絵里子に対して
髭そるけどいいのか? の一言で絵里子を自在に操る野立も妄想した
文章力のない自分が悔しい
とりあえず脳内再生してくる
0197名無しさん@ピンキー2012/08/07(火) 10:45:15.21ID:YOnELlz/
久々に来てた!
ノダエリはいいな

髭が嫌いと言うより、髭だとエロかっこよくなってキャーキャー言われる野だっちに
意味も分からずイラついてる絵里子に一票
0200名無しさん@ピンキー2012/08/16(木) 00:53:03.59ID:Hmw06jeN
>>197
同じく一票
一応絵里子自身は野立が調子に乗ってるからやだとか言い訳してると思うw
>>198
野立は気付いてて絵里子に嫉妬しててほしいからわざとそのままにしてるとおもう
0201名無しさん@ピンキー2012/08/16(木) 17:38:48.45ID:e1xezKOt
でも髭ってキスする時に当たりそう
ますます嫌がられるんじゃw
0204名無しさん@ピンキー2012/08/22(水) 17:58:10.05ID:4vZF8SNR
絵里子さんがわがまま言ったりぐずったり甘えるとこを見てみたい…
0207名無しさん@ピンキー2012/08/24(金) 22:12:30.56ID:N4Nst11h
病気萌え〜お姫様抱っことかして欲しいな
0208名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 12:57:59.71ID:tQfHdswU
具合悪い絵里子いいよねw
普段のキリッとした絵里子とのギャップで劣情が刺激されマスw
0209名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 13:10:12.76ID:TyV4awnb
風邪で頬がほんのりピンク色で息が荒くて目が潤んだ絵里子
なんて見ちゃったら理性なんて吹っ飛ぶわ〜
0210名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 16:24:30.49ID:jsiF5MgH
>>204
素面じゃ恥ずかしいから、お酒の力をかりて…っていうのもありだよね。
0214名無しさん@ピンキー2012/09/16(日) 00:43:53.95ID:g1j2fJ4w
片桐とラブシーンするんだね
片桐×絵里子好きの人たちよかったね
0220名無しさん@ピンキー2012/10/26(金) 00:24:20.45ID:uFiPIZEd
ドラマ見てると絵里子が野立をどう思っているのか掴めない
ただの同僚兼上司?
0222名無しさん@ピンキー2012/10/31(水) 01:37:16.65ID:XPCxJXY2
絵里子が2ndからチョコ食べなくなったからトリックオアトリートのチャンス
0231名無しさん@ピンキー2012/12/22(土) 02:55:51.17ID:0KEoyNf4
前に野絵ソング出てたが
生物係の恋する乙女って曲を男女逆にすると野絵っぽいような感じが
0252無題2013/09/14(土) 23:05:18.53ID:cYFIxdEa
「リベンジできてよかったじゃない」


絵里子は参事官室のソファに腰を下ろし、鼻歌交じりに雑誌をめくっていた。
その様子は腕を組んで横に立つ野立よりもどこか上機嫌で嬉しそうだ。


「うん、やっぱりこのスーツで正解」


一ページ全面にでかでかと、対策室のデスクに頬杖をついてこちらを見つめる野立の姿があった。
隣のインタビュー記事の隙間にもあちこちに写真が使われていて、そんなに撮ってどうするんだろう……なんて思っていたけどあながち無駄でもなかったのかもしれない、と絵里子はひとりごちた。
野立のビジュアルの高さを改めて実感し、心の中で思わずため息をつく。


(もっと地味な格好にさせればよかった)


ここに来るまでの廊下ですれ違った婦警たちの会話は専ら今日発売された文英館の雑誌、いつかの『若き官僚、日本を支えるニューリーダー』の取材を再び受けた野立の話題ばかりだった。
かっこいいだの渋いだの、髭が素敵だのなんだのって。
0253無題2013/09/14(土) 23:07:18.28ID:cYFIxdEa
野立に頼まれて当日の服を選んだのは
自分だ。
彼女でもないのにあれこれと、端正な顔立ちをした野立にネクタイをあてていく作業は意外と楽しかったけど、わざわざファンが余計増えるようなことをしてしまったと思うと少しだけ後悔が押し寄せる。


「どう?イケてる?めちゃくちゃイケてるよな。どうしよう、俺のせいで官僚同士が争うことになっちまったら」


野立も野立で、やばいやばいと髭を触りながら鼻の下思いっきり伸ばしてデレデレしてる。
彼女でもないのに、机の上にどっさり積み重ねられた手紙や花束が目について胸が苦しい。
彼女でもないのに、こんな風に浮かれる野立を見たくない。
いくら恋愛下手な自分でも、このもやもやの正体ぐらいわかる。

今更こんな気持ちに気づいたって、どうすることもできないのに。
0254無題2013/09/14(土) 23:10:38.19ID:WjArGuGM
野立は急に静かになった絵里子の肩をぽんと叩いた。


「おい、どうした」
「え?あぁ……うん、いいんじゃない」
「俺がかっこよすぎて、固まったか。あはは」
「野立」
「いや冗談……」
「よかったね、また女の子にきゃあきゃあ言われて」
「はい?」


なんだこいつ。
もしかして妬いてるのか。


「何お前、嫉妬してんの?」
「……ばかじゃないの」


覇気が無い。
絵里子のくせに、全く覇気が無い。

野立はおかしくなって、クククと髭を撫でた。


「なにがおかしいのよ……それ、うざいんですけど」
「あん?」
「っていうか、髭はやしたりなんかするからアンタ、あーなんでもない。やっぱいい。わすれて」
「なんだよ、言いたいことははっきり言え」


そう言うと絵里子は下唇を噛んで俯いてしまった。
不満と不安が入り混ざったような表情と微かに染まった頬がチラリと見えて、いよいよ野立まで赤面しそうになった。
0255無題2013/09/14(土) 23:12:35.29ID:WjArGuGM
絵里子が俺に嫉妬する日がくるなんてなぁ。

結構ノリノリでコーディネート考えてくれてたけど、蓋を開けてみたら思った以上に反響がでかすぎて動揺したのか。
ファンレター、署の婦警以外からもたくさんきちゃったしなぁ。
俺ってホント罪な男だなぁ。
うんうん。

記事には満足したし、ここらでそろそろ、いい加減、絵里子を俺だけのものにしたいもんだ。

野立は絵里子の手から雑誌を引き抜くと、弾かれたように顔を上げた彼女を強い力で腕の中に閉じ込めた。


「ちょっと!何すんのよ!」
「絵里子もきゃーきゃー言ってくれていいんだけど?」
「はぁ!?なんであたしがっ……」
「だって、好きだろ。俺のこと」
「な、な、何言ってんの!?なんでわかるのよ、そんなの」
「わかるよ、俺も好きだから」
0256無題2013/09/14(土) 23:17:29.99ID:+LPCuhrP
絵里子が驚いて野立を見上げた。
目の前の男はニコニコと、実に締りのない表情をしている。


「……からかってるんだったら、ころす」
「おお怖。よかった、からかってなくて」
「…………ほんとに?ほんき?」
「うん」
「……野立会はどうするの?」
「解散することになるなぁ」
「ナンパは?もうしないの?歩いてる婦警に片っ端から声かけたりしないの?」
「しないだろうなぁ」
「なんで……なんで?」
「絵里子がカノジョになってくれるなら、もうそういうの必要ないんだ」
「つまり、……つまり、どーいうことなの?」
「お前はホント、プライベートとなると鈍感もいいとこだよな」


野立はじりじりと絵里子を壁際に追い込むと、ガシッと両手首を掴んで間髪入れずに唇に喰らいついた。
0257無題2013/09/14(土) 23:20:12.14ID:aATspStq
「―――――こういうこと」
「んん、ちょ、ま……のだ……っ」


待って、と言おうとするその口を強引に開かせ、舌をねじ込んで絵里子のそれと絡ませる。


「っほんと、ちょっと、ふぁ……っああ」


こぼれ落ちる唾液すらもひとつ残さず拭い取って、がくっと倒れそうになった絵里子の腰を支えてぎゅっと抱きしめた。


「いやー幸せだよ、俺は」
「ど、どっ……どの口が言ってんのよ!!今死にそうだったんだけど!?」


胸を抑えてゼェゼェと荒い呼吸を繰り返す絵里子の顎を親指と人差し指でクイッと掴むと、野立はにっこりと微笑んだ。


「こんなもんじゃないよ?俺の二十年は」
「は!?に、にじゅうねんてアンタ、冗談よしこさん……」
「古いなお前。まぁいいや、午後はテキトーにサボって仮眠しとけよ」


今夜は寝られないんだから。


だらりと冷や汗を垂らした絵里子の向こうで、ブラインド越しに彼女の部下たちが各々に歓声を上げていたのは、また別のお話。
0258名無しさん@ピンキー2013/09/14(土) 23:24:41.05ID:T5ax7N/X
ひどい文章だと思ったけど投下。初書きなので大目に見てくださいorz
また雑談で盛り上がりたいなぁw
0265名無しさん@ピンキー2013/10/09(水) 12:17:23.79ID:/1DnE59u
所轄に怒鳴られるキャリアがおるかい?
大きなミスしたら辞めて学者とかになるだろ。
0268名無しさん@ピンキー2013/10/25(金) 03:06:48.77ID:OlcJVmC3
絵里子が野立を意識しだすとしたら何がきっかけか
そもそも絵里子は野立をどう思っているのか
気になりつつ保守
0274味噌汁2014/01/15(水) 22:39:58.44ID:ejj0hGS9
「好きだな、好きだ。」
ついに言ってしまった。
今までも遠まわしにあいつへの思いを伝えたことなど数えきれないほどある。だが、相手は絵里子だ。
気づかれずにスルーされた。別にそれに不満を感じていたわけではない。
むしろそうすることで20年も変わらず悪友でいられたんだ。感謝すらしている。
互いに軽口をたたきあい、酒を飲み、仕事の相談を受ける。そんな関係が心地よかった。
それがどういうわけかぽろっと、まさにその言葉がぴったりなほどあっけなく、
20年言えずにいた「好き」の言葉が、俺の口から零れ落ちた。
あいつの反応に思わずごまかしてしまったが、そのせいなのか、なんだかずっとフラれた気分だ。

絵里子とは仕事でいくらでも顔を合わせる。二人きりになることもざらだ。
なんてこともなかったその時間が今はどこか気まずい。我ながら中学生かと言いたくなる。
今日も今日とて参事官室で絵里子と二人仕事の話をしていた。
ひと段落して、静寂が二人の間を流れる。
そろそろ、「じゃ、そういうことで。」と絵里子が退出するはずだ。
名残惜しいようなほっとするような複雑な思いが野立の胸を支配するが、そのことにまた自分の幼さを感じる。
どうしたんだ、俺。男の中の男の名が廃れるじゃないか。
「ねえ。」
脳内で明るいチャラ男を復活させつつあった野立に絵里子は振り向きつついつもとは違う声をかけた。どこか悩ましげだ。
「ずっと考えてたんだけど、あんたほんとに私のこと好きなんじゃない?」


思考停止。
何を言ってるんだこの女は。今更気づいたのか。
というかそれを聞いてどうすんだ。もう茶化す気はないぞ。お前はそれでいいのか。
微妙にまとまらない頭で今後のセリフを考える。
まーた、それかよ。どんだけ俺のこと好きなんだ、絵里子ちゃんは?
まず頭に浮かんできたのは今までと変わらない軟派男野立のセリフだ。
もう自分の好意を抑え込む必要もない。現についさっきまできちんと答えることにしたじゃないか。
それでもやはり俺は臆病らしい。今までの関係が恋愛関係というある意味陳腐なものに成り下がるのが怖い。
いや、それ以上に恋愛関係にすらならず、ただの上司と部下という関係になるのがもっと恐ろしい。
女々しい思考を振り払い、ひと思いに野立は言った。
「ああ、好きだよ。悪いか。」
「ふーん。いつから?」
絵里子は腕を組んで俺のいない、明後日の方向に顔を向けている。呼気が若干荒く、怒りをたずさえているようにも思える。
絵里子らしい高圧的な態度、物言いながらその顔に若干の照れが含まれているのを見逃す野立ではなかった。
勝利を確信したのか男は女を背後から抱き寄せた。
「出会った時から。」
若い子たちはもういいの?ああ、十二分に味わった。ま、行きつく先は味噌汁ってことだな。はあ?何それ。私味噌汁なの?
毎日飲んだって飽きない。まだ一杯も飲んだことないくせに。そうだなー。ちょうど今飲みたくなってきたな。
ここでお初ってのもなかなかそそるな。ちょっ馬鹿言ってんじゃないわよ。仕事中でしょうが!
そんなこたあ分かってる。けどな、考えてもみろ。
たとえこの状況が見つかったとしても絵里子が迫ってきたって言えば俺の出世が危ぶまれることはない。
ほんっと、気持ちいいほど自己本位ねー。呆れた。

日常的な会話がひとしきり続いたかと思えば、男女は短く笑いあい、20年の思いであふれた濃厚なキスを交わした。
0275名無しさん@ピンキー2014/01/15(水) 22:43:52.32ID:ejj0hGS9
短め、エロなし申し訳ない。
一応エロ付け足せるような終わりにはしといた。
自分も2nd 8話は二人にとってのターニングポイントだと勝手に妄想してる。


にしても、味噌汁って・・・自分でも意味不。
味噌汁と掛けまして、絵里子と説きます。って感じのしょうもないなぞかけだと思ってください
0284名無しさん@ピンキー2014/09/16(火) 23:39:24.09ID:MCR/Da5j
保守
0285名無しさん@ピンキー2014/10/13(月) 03:48:22.40ID:Pf3dAlWM
ほしゅ
0286名無しさん@ピンキー2015/04/29(水) 23:20:58.83ID:ARtN1zPi
0287名無しさん@ピンキー2015/12/06(日) 00:15:19.76ID:8qFS4ZGW
偽装の夫婦を野絵で見たかった
ハグとかハグとかハグとか!
0290名無しさん@ピンキー2016/03/01(火) 20:14:40.63ID:a8UN5Fbx
エンジェルキラーの回大好き
見合いを勧めておいてエリコがノリノリだとやめろというノダテが
ツンデレで好きすぎる
0291名無しさん@ピンキー2016/09/28(水) 08:31:47.83ID:GZLxDB0a
パート3みたい
0292名無しさん@ピンキー2016/12/21(水) 04:12:30.84ID:wlf5HLSm
続編みたい
0293名無しさん@ピンキー2017/05/15(月) 02:40:05.74ID:pDtsRZ30
野立と絵里子に会いたい
0294名無しさん@ピンキー2017/08/17(木) 04:20:58.35ID:B/8r9QXG
他のドラマで木元とヒロシが恋仲になりそうだから
早く続編してくれ
0296名無しさん@ピンキー2021/03/19(金) 14:18:07.14ID:41wu7r9I
>>295
表向きはな…前科者はそれこそ警備員さえ本来はなれないハズなんだがな

あの権力や利権ずぶずぶな集団に、必要以上に人道的なものを期待し過ぎない方がいい
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