甲田学人作品でエロパロ3
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ここは自称メルヘン作家、甲田学人の作品のエロパロスレです
「Missing」
「断章のグリム」
「夜魔」
等の色々とスプーン一杯入った小説や妄想を書き込みましょう
18禁スレにつき18歳未満は立ち入り禁止になっています
本スレ
甲田学人考・第三十七巻【Missing/断章のグリム】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1322743599/
関連
ライトノベルキャラで抜こう! 7th
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232155349/
2chエロパロ板SS保管庫 「ライトノベルの部屋」「dat落ちスレッドの部屋その4」
http://red.ribbon.to/~eroparo/
過去スレ
甲田学人の作品でエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1187250510/
甲田学人作品でエロパロ2【Missing/断章のグリム】(dat落ち)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224251442/ >>1乙。久々の復活だな
さあ、それじゃいよいよ、みんな大好き『甲田学人作品』のエッチなお話をしましょう ついに立ったか
詠子ちゃんと風乃ちゃんの魔女っ娘コンビで
百合々々なお話を誰か頼む ――その『少女』は、出逢ったときには既に『経産婦』だった。
ただ“姫”とだけ呼ばれるその有名な少女のことは、彼女がこのロッジに来る前から知っていた。
だから姫がこのロッジに来た理由も、最初から識っては、いた。
姫は、三度の出産を経験したとは思えないほどピュアで、可愛い少女だった。
実年齢は20代らしいが、どうみても10代後半の外見と性格――それが、頭の中に巣食う蟲に凡ての記憶と感情を喰われ続けているせいだと気付くのには、そう時間はかからなかった。
首から下げた手帳を大事に大事に、僅かな記憶と感情を忘れないように繰り返し眺めながら過ごす姫に惹かれるのにも、時間はかからなかった。 「大好きですよ」
姫の言葉は、甘い蜜となって身体に染みていく。
「恥ずかしいですけど……何だか以前にもこうしたことがあった気がします……」
初めての夜、戸惑いながら呟く姫。
姫の記憶の片隅に残っている『誰か』の存在に激しく嫉妬しながら、瑞々しい身体を抱き締める。
「あ……っ、やん」
態度は処女のそれ。しかし身体の反応の端々に見え隠れするのは、かつてこの身体を味わった男たちの影。
その影を自分の存在に置き換えたくて、姫を連日抱き続けた。 蜜月は、長くは続かなかった。
姫のお腹に、新たな命が宿った――毎日抱き合っていれば当然の帰結だが、それは姫との別離れを意味していた。
「男の子かな?女の子かな?」
お腹を撫でながら、幸せそうに微笑む姫。
「この子のことは、毎朝起きても絶対覚えているんです」
覚えていられる――そんな存在を、束の間でも彼女に与えることが出来ただけでも、自分の存在価値はあったのかもしれない。
例え、出産後には忘れてしまう子だとしても。 そして姫が安定期に入り、別離れの日がやってきた。
「おはようございます。今日もこの子は覚えてました。もちろん、あなたも」
いつも通りの朝。いつも通りの姫の第一声。
「今日は『お仕事』があるんです。久しぶりのお仕事みたいです。世話役さんがそう言ってました」
彼女の『仕事』は妊娠が解ってから控えられていた。
食害を使うことで、お腹の子に万一のことが起こらないように。
彼女は、大事な『繭』だから。
だから、仕事と言うのは嘘だ。姫をこのロッジから離すための口実に過ぎない。
そして、姫は二度とこのロッジには還ってこない。 こうなることは最初から解っていたはずだ。
彼女がこのロッジに来た理由……それは、年齢の近い自分との間に子どもを作らせるため。
大切な『食害』の血脈を途切れさせないように。
だが、そんな周囲の思惑とは関係なく、惹かれずにはいられなかった。
子どもと同じく、いずれ彼女の記憶から自分の存在が消えてしまうと解っていても。
風の便りで、彼女が無事に女の子を出産したと聞いた。
姫がいなくなった日常。姫が来る以前に戻っただけ――そうは思えない自分がいる。
彼女が忘れてしまう代わりに、せめて自分は彼女と、彼女の子どものことを憶えていたい。 そんなある日。
世話役から封筒を渡された。
「渡すべきかどうか、かなり迷ったんだけど」
申し訳なさそうな表情を浮かべながら、世話役が言葉を続ける。
「姫の最期の相手である君に、これを持っていて欲しい」
頭の中が真っ白になる。
出産を繰り返しているといずれ『食害』に全身を喰われる――過去の例から導き出された事実。
知っていたはずなのに、姫が元気であることを疑いもしていなかった。
『出産』は無事に終わった。
でも彼女は……。
封筒を開けると、中に手帳が入っていた。
姫がいつも大事に首からぶら下げていた手帳だ。
恐る恐る、手帳を開いてみる。表紙の裏のページには、ひらがなの50音表が貼ってあった。
そして、ノートには毎日の記憶を補う、彼女の文字。
たわいもないことから重大なことまで、雑多に書かれた、記憶の欠片たちに一気に目を通す。
最終ページを見た瞬間、嗚咽が止まらなくなった。
『
★つぎのてちょうにも、ぜったいにかく
わたしのなまえ
たのうえ さつき
たいせつなひと
しらのさん
ゆきのさん
ゆみこちゃん
かがりやさん
:
:
:
』
並んだ「たいせつなひと」の最後には、自分の名前が書いてあった。 GJ
画面が歪んで見えるが泣いている訳ではないぞ! 鹿狩雅孝は苦悩していた。
ここ数日、新しく神狩屋ロッジに預かることになった少女――時槻雪乃の処遇について、四野田笑美と連日議論を重ねている。
大筋では共通の見解に至ったのだが、ある一点でなかなか意見が妥結しないのだ。
「だからね」
笑美は言いつのった。
「“痛み”がトリガーなのが問題なのよ」
断章の暴発を防ぎ、出来れば雪乃を日常に戻す――そのために《断章詩》と『服装』で二重の安全装置を設定する――そこまでは二人の世話役の意見は完全に一致していた。
しかし。 「雪乃ちゃんだって、いずれ恋をするかもしれない。恋をすれば、当然そういうことも起こりうるわ。そのときに、相手を焼き殺しちゃったら、雪乃ちゃんは今度こそ耐えきれないわ」
笑美曰く。
破瓜の痛みで、思わず安全装置が外れることも考えられる。日常へ還る最終段階とも言える恋愛で却って傷口が大きくなれば、雪乃は日常から完全に逸脱する可能性が高い。
だから雪乃が混乱している今のうちに、手を打っておくべきだ、と。
「だからといって、なぜ僕が……」
人によっては、役得と考えられる者もいるのかもしれない。
だが、神狩屋にとってはなるべく避けたい展開だ。
渋る神狩屋に、笑美は笑ってこう言った。
「だって、断章という不幸を子供がちゃんと大人になるように導くのが、私たち世話人の役目じゃない」 「何で私がこんな目に逢わなきゃいけないの?」
ベッドに両手を繋がれた雪乃は、目に大粒の涙を浮かべて叫んだ。
叫びたい気持ちは痛いほど解る。
姉に浮かんだ泡禍によって父母を、家族を喪い、そして、処女をこんな形で喪うなんて、納得など出来る訳がない。
「君のためなんだ」
神狩屋にはそう呟くことしか出来ない。
焼かれても死ぬことのない神狩屋が雪乃の処女を奪い、その後颯姫の食害を用いて破瓜の記憶を消す――
それが雪乃のためだと笑美に説得されて、渋々ながらも承諾したのは、『所詮男には破瓜の痛みが解らないから、だからそんな楽観出来るんだわ』との笑美の台詞に反論出来なかったからだ。 すまぬ。
ようやく前段が終わってさてエロパートだってときに、呼び出しくらった。
今日中には続き書いて完結させる。 あえてゴシックロリータの衣装は着せたまま、服の上から胸をまさぐる。
「やだ……っ。神狩屋さん……やめて……っ」
雪乃は激しく抵抗するが、所詮は大人の男と少女。力の差は歴然で、のしかかった神狩屋をはね返すことはできない。
「……あまり暴れると、手首が傷付くよ」
やんわりとたしなめるが、手首が傷付くことも実は計算のうちだ。
なるべく痕が残らないよう幅広の布で縛ってはいるが、抵抗すれば痛みは少なからず手首に残る。
痛みを手首に記憶させ、手首以外への刺激での暴発をなるべく抑制する――これも笑美と二人で考えた、安全装置の一つだった。 「なるべく痛くないようにするから」
今の神狩屋の役目は、雪乃を快楽に染めること。
破瓜の痛みを軽減し、かつセックスの快感を身体に覚え込ませる――これは雪乃の将来のために、世話役として“やるべきこと”だ。
性具も色々と用意してある。むしろ神狩屋自身も、雪乃を悦ばせるための道具に過ぎない。
そう思わないと、やっていられなかった。
しばらくは雪乃の抵抗は激しかったが、だんだん疲れてきたのか、少しずつ身体から力が抜けてきた。
勿論、抵抗を受けながらも神狩屋が胸への愛撫をやめなかったせいもあるだろう。
「……んっ」
雪乃の唇から、くぐもった吐息が漏れ始めた。
雪乃の反応を確認しながら、神狩屋はローターのスイッチを入れ、雪乃の胸に押し当てた。
膨らみの周辺から頂点へ、円を描くようにゆっくりと刺激を与え続ける。
「………っ」
雪乃は吐息を噛み殺すが、小さな粒が徐々に尖ってきたのが、服の上からでもはっきりと解るようになった。
神狩屋はなおも執拗に、しかし慎重にローターで乳首を責める。もう一方の乳首には、神狩屋自身の指で、そして歯で刺激を与える。
「んふ……っ……やぁっ」
雪乃が弱々しくかぶりを振る。 「や……ん………嫌っ………あ……ふ…っ」
少しずつ弱くなる抵抗。
神狩屋は、雪乃のスカートを捲り上げた。
「……嫌!赦して、神狩屋さんっ!」
我に返った雪乃が、足をバタつかせたが、構わずにドロワーズとパンティを剥ぎ取る。
そのまま強引に太ももを押し上げると、雪乃の秘められた部分が露になった。
まだ男に散らされるには少し早い、幼さを残した泌部が、湿り気を帯びている。
「……処女だし、これくらい濡れてたら上出来かな」
あえて卑猥な言葉をかけると、雪乃の全身が固まり、すすり泣きが聞こえてきた。
「………もう……やめて……神狩屋さん……っ。……お願……い………」 しかし神狩屋は雪乃の懇願を無視して、回転を続けるローターを雪乃の泌部に近づける。
「んっ……ふ……っ、あんっ!!」
敏感な豆に刺激を与えて転がすと、雪乃の口から抑えきれない嬌声が漏れ始めた。
「あ、あっ……やっ」
雪乃の全身が跳ね上がる。
「や、いや……っ」
拒絶の声にも、艶っぽく色めいた気配が混ざりこんでゆく。
「……あっ、ああっ……ん……や………も……っ」
雪乃の身体が、小刻みに揺れる。限界が近いようだ。
「あっ!やぁぁ……っ!」
一際高い嬌声が上がった。 神狩屋はローターのスイッチをオフにした。
「………ふ……っ」
雪乃はただぐったりとして、荒い息を吐き続けている。
意識が朦朧としているらしく、目の焦点が全く合っていない。
初めての刺激は、まだ中学生の少女には少々強すぎたようだ。
「………ごめんね」
神狩屋は、呟いた。
「でも、ここでやめる訳には、いかないんだ」
そして、細身のバイブレータを手にとる。
「せめて、少しずつ慣らすから」
――そんなことで許される筈はないけれど、言わずにはいられなかった。
雪乃の肢体は、神狩屋が喪った『生』そのものだったから。 雪乃は、自身の身に起きていることが未だに信じられなかった。
姉が起こした事件で茫然自失だった雪乃を保護し、今は唯一頼れる存在だと思っていた神狩屋が、自分の身体を弄んでいる。
それが雪乃のためだといくら説明されたところで、納得など、到底出来る筈がなかった。
しかし、身体は雪乃自身の意思とは裏腹に、与えられる快楽を素直に覚えてゆく。
「……もぅ、や……赦して………っ」
いつか本当に好きな人とするものだと信じて疑わなかった行為を、つい最近知り合ったばかりの『世話役』としている現実。
心を裏切って、快感を得る身体。
褪めていく心。
「……やだ……っ!」
雪乃は、全身がカッと熱くなるのを感じた。 「………っ?!」
涙が頬を伝う感触で、雪乃は目が覚めた。
「あ、良かった。目が覚めた」
タオルを片手に雪乃の顔を覗き込んでいた少女――確か颯姫という名前だったはず――は、ホッとした様子で微笑んだ。
「神狩屋さーん!雪乃さん、目が覚めましたよー♪」
嬉しさを全く隠さない声で、颯姫が叫ぶ。
ほどなく部屋のドアが開いて、先日から世話になっているこのロッジの世話役である鹿狩雅孝が顔を覗かせた。
「……目覚めたんだね」
優しげな笑みを浮かべて神狩屋が近づいてくる。
初めて会った時と同じ笑み。しかし、何となく感じる、違和感。 雪乃は身を起こし、その違和感の原因を考えてみようとしたが、靄がかかったような感触しか思い出せない。
「……もう大丈夫かな?」
神狩屋が雪乃の額に手を当てようとした瞬間、雪乃の身体がビクッと震えた。
――この人は、信用できない。
それは、確信。
神狩屋だけではない。颯姫も、誰も、信用など、してはいけない。
『……やっと本当に“目醒めた”のね、愛しい妹。……うふふ』
背後から、両親を殺し自らの命を絶ったはずの、姉・風乃の声が聞こえた。
〜FIN〜 正直すまんかった
即死回避にエロでも書くか〜〜と甘い気持ちで書き始めたことを即後悔したwww
エロパロ職人さんを心から尊敬するよ!
修行して出直してくる
ノシ ありがとう本当にありがとう
めちゃくちゃおいしかったですGJ! 確認したいんだが、非エロSSのここへの投下はあり?
それともエロパロ以外はお断り? 倉庫見る限りだとエロなしもあるよな
誰も投下する人居ないならいんでないかと思うけどね
どうせ過疎っちゃうんだから 個人的には大歓迎
本スレにSS投下はご法度だし、パロ全般ここでいいんじゃね?
限りなく総合パロに近いエロパロスレ、て認識でおkな気がする
とある一軒家の部屋、リビングの中――。
小太りした醜悪な男が椅子にふんぞり返り、腕組みしながら少女を股下に従わせていた。黒いレースで髪を束ね、セーラー服をまとった女子学生、時槻雪乃である。
男はにやつき顔で見下ろす。
彼は雪乃にフェラチオをさせていたのだ。
ベルトとズボンのチャックを下ろさせ、一物をつまみ出してもらい、そして咥えてもらっている。手で陰茎を握らせ、絶妙な舌使いで研磨させるのがとても心地良い。
「いいねえ、雪乃ちゃん。とても気持ちいいよ」
――ギロッ
雪乃は口淫をしながらも、上目遣いで睨んできた。
当然だろう、男は強引に卑猥な行為をさせている。
自ら<人形師>と名づけた断章の力によって、身体の動きを指先一本まで操作している。念じることによって、力をかけた相手は思い描いた通りの動作を取るのだ。
だから雪乃ともあろうものが醜悪な男の股につき、肉棒をしゃぶり頭を前後させていた。
それを見下ろし快楽に浸るのは、男にとてつもない優越感を与えている。
雪乃は始終その目を鋭くして、切れ味さえありそうなほどの視線を飛ばすせめてもの反撃を続けていた。
しかし、肉体を意のままにしている以上は攻撃される心配はなく、雪乃も抵抗できない悔しさに苛まれている。それでいてフェラチオに励んでいるのが、絶好の興奮材料だった。
「出すから飲んでね」
言葉の意味を理解してのことだろう。雪乃は鋭く視線を細めつつ、しかし微妙に逃げたくて仕方なさそうな表情を浮かべた。
そして……
――ドピュッ、
白い液体を口内へ放出し、飲み込むようにと念じる。雪乃はごくりと喉を鳴らし、汚い男の精を胃に収める。吐き出したい気持ちもあったろうが、そんなことは男の断章が許してはいなかった。
「美味しかったかい?」
「――っ! ふざけてるの? そんなわけないでしょ!」
怒鳴り返してくるが、口元から精がとろりとこぼれている。
その気になれば<人形師>の力は言葉を封じることもできる。何なら好きな台詞を強制的に喋らせることさえ可能だが、男は口だけは自由にしてやっていた。反攻不可能な状態にも関わらず、常に殺意を醸し出しているところを嬲るのが面白いと考えたからだ。
「俺は気持ち良かったよ? ほら、一回出したのにまだ勃ってる。本番にいきたいから服は全部脱いでもらおうかな」
「誰がっ!」
脱いでたまるものか、とでも言いたいのだろうが、男は欲望のままに雪乃を操作する。 まずセーラー服をたくしあげ、少しずつ素肌を晒していきながら脱ぎ去っていく。スカートのジッパーに指をかけ、白いショーツを見せるように下ろしさる。下着姿で靴下を脱ぎ、背中に手を回してブラジャーを外す。
大事な部分が順々に見えてくるのが色っぽく、男は一層興奮した。
「必ず殺してやる……!」
さすがの雪乃も、逆らえないことは悟ったのだろう。状況を嫌々受け入れはするが、きっとチャンスを見つけて逆転してやる、といったつもりなのは明白だ。
だが、雪乃にチャンスはない。
身体操作という能力を応用して、相手に禁止行為を加えることができる。「〜を禁ずる」と念じれば、相手はそれができなくなる。男は「俺に危害を加える行為を禁ずる」と念じ、刷り込んでいるので、既に反撃が来ないよう設定済みなのだ。
もっとも、雪乃には伝えていないので本人はそれを知らない。だからこそありもしないチャンスを虎視眈々と狙い、睨み続けてくる姿が滑稽でいい。それを犯すのがまた、とても面白いのだ。
ただ念じるだけ、それがトリガーとなって断章は発動する。
町で偶然見かけた美貌の少女を、さも相手が勝手に家まで上がりこんできたかのような形にして捕らえるのは、いともたやすいことであった。
雪乃の名は生徒手帳から知ったのだが、反応から察するに彼女も断章のことを知っている側の人間なのだろう。だが、欲望を満たしたいだけの男にとって、そんなことはどうでもいい。
全裸となった雪乃のまぶしい肢体を好きにすることこそ、男には重要なことである。腕に巻きつけられた包帯が彼女がリストカッターであることを物語っているが、傷があるのは腕だけだろう。他の全体が綺麗であれば、肉体を楽しむのに支障はない。
「さあ、ベッドへ行こうか」
男は雪乃を部屋まで連れ、シーツの上に寝かしつけた。
「せいぜい今のうちに楽しんでおくことね。アンタへの付けは必ず倍にして返す。焼き殺す」
倍返しされる瞬間などとっくにありえないのに、雪乃は観念したというより隙をつけ狙うつもりで押しだまったのだろう。
男は雪乃の裸体に覆いかぶさり、遠慮なく唇を奪う。むしゃぶって唾液の糸を引かせると、不快そうに顔を歪めた。
「くっ、気持ち悪い……!」
悪態をつくのはせめてもの抵抗か。
男は乳房を揉み、乳首を指でこねる。秘所へ手をやり執拗に愛撫した。
「おやおや、その気持ち悪い相手に濡れているんだねえ? 雪乃ちゃんは」
わざとらしくクチュクチュと水音を立てると、雪乃はより悔しげに顔を歪め、目に涙まで溜め込んだ。泣きそうになりながら、それでいて恥じらい、かつこちらを睨むのをやめない。
「気持ちいいんだろう? ほらほら」
男は股間に顔を埋めてなめずった。
「くっ……うぅっ!」
雪乃は人差し指を咥えて、喘ぎ声を出すまいとしている。
「我慢しちゃってるところが感じてる証拠だよね〜」
わざとらしく言葉を投げつけると、キッと視線を飛ばしてくる。目に涙の溜まった、頬の赤らんだ睨み顔ほどそそろものはない。
「じゃ、そろそろ本番いこうか」
男は雪乃の入り口へ亀頭を当てて、ずぶりと挿入する。破瓜の血が股から流れ、痛みに背をのけぞらせた。
「へぇ、中々の名器じゃん」
デュフッ、と男は興奮しながら腰を振り、ついで胸を揉み、尻に手を差し込む。雪乃は髪を振り乱し、よがり、シーツを握って耐えていた。
「じゃ、出すよ」
ドピュ、と膣内へ精を打ち込み、棒を引き抜く。愛液と精液の交じり合ったものが糸を引き、性器の貝からも白い滝がとろりと漏れ出る。
「ハァ、ハァ……」
雪乃は最後まで泣くことはなく、涙目のまま堪えきったようだった。
さて、次は禁止設定を刷り込んでトイレでも我慢させてみようか。
さらなるたくらみを胸に抱き、男は卑猥なさらに笑顔を浮かべていた。 以上、オリジナル断章持ちのモブで投下しました。
とりあえずはこれで終了です。 乙!
気が向いたら続編または新作投下も検討してくれ
ケータイから
41です。
不定期でよければ続きで他の子狙ったりもしたいです。 以前のスレで出た事故でキスする蒼衣と雪乃ネタを拝借
エロなし ある日、学校帰りの神狩屋に寄ると
「あれ、神狩屋さんは」
店主は不在のようで、蒼衣より先に店に来て席についている雪乃に尋ねる。
「買い出しに出かけているそうよ。颯姫ちゃんは奥でお茶の用意」
「そっか」
何か話そうかと思ったが、それきり黙りこむ雪乃の横顔を見つめる。
いつもの光景だと苦笑して思考を切り替えして、辺りを見回す。
なんとはなしに棚にあった置物に手を伸ばした時だった。つるりと足元が滑った。
「――っ!」
床にモップをかけたばかりだったのだろうか。とっさに近くの棚を掴み、転倒をまぬがれた。跳ね上がる心臓を押さえる。
しかし棚を掴んだ拍子に展示されている商品を壊したりしたらことだった。気をつけなければ。自戒する。
「……」
何やってるのよ、と言いたげに一部始終を見ていた雪乃の視線に、蒼衣は照れ笑いを浮かべると、
雪乃は今まで自分が蒼衣を見ていたことに気付いて、その事実を不快に感じたのかむっと眉を寄せる。
それを受けて蒼衣は苦笑をした。いつものことだ。
「!」
と、油断した蒼衣の足元がさらに滑った。
「……!」
転倒の寸前、とっさに雪乃が身を乗り出し蒼衣の服の袖を掴んだ。しかし止めること叶わず、
もんどりうって二人とも床に倒れこむ。
「いた!」
目の前に火花が見えたような衝撃が走り、額をぶつけたと一瞬遅れて認識したあと、柔らかなものが唇に触れた。
「……」
時間からすれば一瞬のこと。
「…………」
このうえなく近い距離にいる雪乃と目が合った。
「………………っ!」
互いの視線が交わったその瞬間、水を打ったかのように思考が戻り――ばっと引き剥がすように離れた。
今、自分の唇に触れたのは……雪乃の唇……?
そのことに気付いて再度動揺する蒼衣。
「あ……ご、ごめん!」
「……っ」
とっさに出た謝罪の言葉に、雪乃は何かを言おうとして――しかし何も発せず、
唇をきゅっと引き締めると、無言で立ち上がる。
「……本当に、ごめん」
「うるさい、殺すわよ」
蒼衣の謝罪を遮るようにそう切って捨てると、もはや何も聞きたくないとばかりに、
不機嫌に顔を背ける。
これ以上話しかけるなと何よりも如実に語る背中。
それを天より高く聳え立つ壁を見るような思いで見ながら、照れているのだろうかと
考えるのはあまりにも楽天的だろうと思う。
……どうしよう。
雪乃が気になる身としては刹那的には幸せかもしれないが、そんな刹那の幸福など
味わう暇もなく霧散し、重いものが胸を占めた。
頭を抱えたい思いで一杯になり、何か手はないかと考えをめぐらせた時だった。
カタン……!
音がしたほうに目をやると店の奥に繋がる通路で少女が立ち尽くしていた。
両手で持ったお盆に載せられた茶器のカップがかたかたと震えていて今にも取り落とさないか心配だった。
「……颯姫ちゃん……」
颯姫の顔は、何を見たのかと問いただすまでもなく一目瞭然だった。
蒼衣はそれを見てこの先の展開を予想し――この上なく嫌な予感で満たされる。
「……ごめんなさい! ごめんなさい!」
開口一番、頭を下げる颯姫。
「いや、その……」
「見るつもりはなかったんです!」
「そうじゃなくて」
ここで颯姫に騒がれては事の成り行きがこじれそうで蒼衣は取り繕うとするも、混乱した颯姫は聞いていない。
「大丈夫です、すぐに忘れちゃいますから!」
何が大丈夫なのか。頬を真っ赤に染め、おろおろと恥ずかしげに右往左往する。
「だからそうじゃないんだ。えーっと」
「――颯姫ちゃん」
混乱する場の空気を冷たい声が遮った。
思わず固まる蒼衣。
「これは事故なの」
雪乃の、この上なく冷たい声。
「そうよね、白野君」
「う、うん」
念を押されて、少し悲しいがそれが事実なので、同意した。
「だからあなたが思うようなそういうことではないの」
首筋に氷を押し付けるかのような雪乃の声に気圧されてこくこくと頷きかえす颯姫。
「わかりました……」
その凄みでとりあえずはその場の混乱が収まった。
「えーっと、お茶持ってきますね」
「いや、お茶ならここに……」
「お菓子を持ってくるの忘れちゃいました! あははー」
「……」
逃げるように奥に引っ込む颯姫の背中を蒼衣はどこか恨めしい思いで見送った。
* * * 「……」
いつもの巡回に出かける。しかし雪乃は無言だった。
元より雪乃はお喋り好きというわけではないが、状況が状況なだけに意図的な無視に思えて、蒼衣は焦る。
「雪乃さん」
「……」
前を行く雪乃に話しかけるも、返るのはやはり無言。
「そのうがいとかしなくていいのかなって」
「……?」
その言葉に雪乃はようやく振り返り、訝しがる視線で続きを促す。
「その、あんなことがあったし……口をゆすがないと嫌なんじゃないかって」
それを聞いて、雪乃は一瞬呆気に取られたような顔をして、やがてため息でもつきそうに眉を寄せる。
「……うるさいわね。もうその話題はやめてっていっているの」
話題に出すのも嫌ならしい。
『あらあら雪乃、照れているのかしら』
突如、風乃が現れる。
面白いものを嗅ぎつけた猫のような無邪気な嗜虐心に満ちた笑みを浮かべながら。
「……姉さんは黙っていて」
そんな野次馬根性の的に挙げられるのは我慢ならないのだろう。雪乃は不機嫌さを押し殺した眼差しを向ける。
しかし雪乃が風乃に勝てた試しはなく、
『初めて男の子とキスしたというのに。素直じゃない子ね』
「……!」
初めてと聞いて、思わずぎょっとする蒼衣。風乃の挑発に雪乃はもはや不快感を隠そうとせず眉間に険しい皺を寄せる。
そんな雪乃の反応に風乃はますます楽しげに声を踊らせる。
『これが物語ならさしずめお姫様に目覚めを促す王子様のキスといったところかしら?
ふふ……偶然も必然も神様の手の上だもの。だとすればこれはどんな物語になるのかしらね』
「…………黙って」
押し殺した雪乃の殺意。
『頑張ってね、王子様』
風乃は蒼衣に微笑むとかき消えた。
この状況を楽しみかき回すだけかき回して消えていった風乃を蒼衣は恨めしく思いながら消えた虚空を眺める。
ややあって。
「……白野君こそ、いいわけ?」
雪乃の言葉に一瞬、考える。風乃が現れる前までの会話の続きだ。それで雪乃が蒼衣に
気を使っているのだと考え至り、
「いや、僕は別に……嫌じゃないし」
「……っ!」
後で思えば見当外れなことを言ったように思う。でも蒼衣は後悔しなかった。本心だ。
さすがにキスできて嬉しいと言うことまではできなかったけれど。
「……」
その場から歩みを早める雪乃。
「……雪乃さん?」
一瞬見えた横顔、その頬が赤く染まっているような気がしたが、前を行く雪乃の顔をもう一度見ることは出来なかった。 ……
…………
『蒼衣ちゃん、キスしようか』
ある日いつもの場所で遊んでいたら、葉耶がそんなことを言った。
葉耶は早熟な子供だった。だからそんなことを言ったのだろうと思う。
好きだからキスをする。蒼衣も葉耶のことが好きだったからそれを抵抗なく受け入れた。
別に恥ずかしいことだとは思わなかった。社会的な常識を身に着ける以前の二人だけの
世界ではそれはおかしなことではないと思ったのだ。
葉耶がそういうなら、それは両者の関係では自然なことだと――
「……」
今日、事故とはいえ雪乃とあんなことがあっても、葉耶を思い出してしまった。
自分がそれだけ葉耶に――自分が見捨てた幼馴染に捕らわれていることを意識する。
雪乃を好きだという気持ちに変わりはない。だが、こうして葉耶を思い出すたびに、
雪乃に対しての裏切りになるのではないかという思いが脳裏をよぎる。
「……」
雪乃は今も怒っているだろうか。
気にしているとまた疎ましがられるかと、明日会う時はなるべく普段と変わらないよう
接するべく心がけようと思うが、今はどうにも頬の熱が引きそうにない。
甘くて苦い思いを蒼衣は噛みしめた。
……
…………
雪乃は唇に触れる。
「……」
忌々しさが胸中にこみ上げてくる。
ただ、皮膚同士が触れただけだ。そう言い聞かせる。
化け物はこんなことは気にしない。こんなことで苦痛も恐怖も感じない。
ましてや喜びや幸福などあるはずがない。
しかし思い出してそうした穏やかならない浮ついた感情が去来するようで。
今もまだその感触が残っているようで、そんなことを気にする自分自身が不快で雪乃は唇を擦った。 乙乙!
やっぱ非エロもええのぉ〜〜
雪のん超カワユス! 学校の身体測定の日、時槻雪乃は体操着に着替えて内診検査を受けていた。
布をたくし上げ、決して巨乳でないが綺麗な曲線を帯びた美乳を医者に晒している。
いくら医者とはいえ、羞恥心の強い年頃の少女が胸を見せることには大きな抵抗かある。雪乃の顔は真っ赤に染まり上がり、医者の視線が刺さる乳首のあたりにはじわりと熱を感じていた。
『あら、恥ずかしがっちゃって』
ーーうるさい!
風乃の声に内心いきり立つが、しかし関係のない医者にまで怒りが伝わっても困る。やり場のない気持ちを今は溜め込むしかなかった。
「では音を聞きますね」
聴診器を押し付けられ、胸は柔らかく潰れた。
右胸、左胸と続いて、次は背中の音を聞いてもらう。
『ねぇ雪乃、好きでもない人に見られてどんな気分?』
ーーうるさい、殺すわよ。
いつもの台詞も、心の中で唱えるしかない。
「じゃあ触診しますね」
再び前を向いた雪乃は、今度は直に胸を触られた。下乳をすくわれ、弾ませるかのように指から振動を加えられ、ぷるぷるとした乳揺れを視診される。
乳房の健康具合を確認するため、指で触られた上に形状変化を観察されるのだ。
『あら雪乃、乳首が立っていないかしら』
「…………っ!」
感じてしまったことを嘲られ、雪乃は顔をしかめる。
さらに胸全体を鷲掴みされ、じっくりと揉まれた。踊る指と共にマシュマロのように変形を繰り返す。
『雪乃ったら、本当に気持ち良さそうねぇ』
もはや知らない男に触れられるより、風乃にかけられる言葉の方がよほど屈辱的だ。向こうはあくまで検査で触っているのに対し、風乃は雪乃を貶めることを面白がっている。
固くなった両の乳首にそれぞれ人差し指を押し付けられ、そして摘ままれ、くりくりと責められる。
「…………っ、ぅぅっ」
『声が出そうね、雪乃』
雪乃はひらすら、医者に触られる恥ずかしさに加え、その様子を側で楽しまれるという屈辱に耐え続けた。
「はい、いいですよ」
終了が告げられ、雪乃は即座に胸をしまう。
『もう終わりだなんて寂しいものねえ。雪乃? 快感の具合はどうだったかしら』
「二度とこういう時に出てこないで」
雪乃は小さな声で、しかし確かに鋭く、風乃に牙を向けて検査場を退室した。 >>57
タイトル付け忘れてた。
「雪乃、内科検診を受ける」 乙!
だが実際にこんな検診する校医がいたら医者免許剥奪+訴訟もんだろうな(笑)
二次だからこそ許される所業だ 葉耶が蒼衣にお医者さんごっこを教えてるのとかどうだろう 葉耶「ねえ蒼衣、病気によっては医者はおっぱいを触診する場合もあるのよ」
蒼衣「ええと、こうかな?」
葉耶「そう、そんな揉み方でしこりを探すのよ」
蒼衣「うん。じゃあ探してみるね」
葉耶「どお? 見つかりそう?」
蒼衣「……わかんない」
葉耶「なら私に病気はないのね。でも不安だから、念のためにもう少し診て?」
蒼衣「わかったよ、葉耶」
葉耶「乳首もよ?」
蒼衣「指でつまんでこりこりするの?」
葉耶「そう、そうよ」
こんな感じで蒼衣に触ってもらって楽しむのか >>63
おお、そんな感じそんな感じ!
まさか書いてもらえるとは思わなかったありがとう!
*雪乃風乃は「あげるわ」無しでフリーダムに交代しまくります。
面倒なので風乃の台詞は表に出てる最中も『』で通します。
願望叶って雪乃といい関係まで到着した白野蒼衣は、なしくずし的に風乃とも愛し合うことに。
その夜、ベッドで営みを交わす蒼衣だが、大変な気苦労に始終苦笑いしながらハメることになる。
「姉さんはすっこんでてくれない?」
『あら、やっぱり二人っきりが一番なのかしら』
現在、既に全裸の雪乃の上で蒼衣は腰を振っている最中なのだが、その隣に現れた風乃が雪乃をからかう。すると雪乃はいきりたち、膣を突かれ感じながらという状態のまま姉に悪態をつくのだ。
「別にそうは言っていないわ! ただ、鬱陶しいから出てくるなってだけよ」
『寂しいことを言うのねえ。素直じゃない雪乃にはこうよ!』
そして、雪乃と風乃は入れ替わった。
「あ、あの……」
まさに挿入してピストン運動をしていた最中だったので、蒼衣はこの交代に困惑する。
『続けて頂戴? 可愛いアリス』
「……はい」
こんな普通でない交際状況だが、せっかく好きな相手と付き合えている蒼衣は仕方なく受け入れる。雪乃もとい、風乃の乳房に顔を埋めてしゃぶりつつ、奥を突き上げる。
『いいわよアリス、とっても気持ちいい。そうだ、いいことを思いついたわ。体位を変えたいから一旦抜いてもらえるかしら』
「いいけど、なんか悪い予感がするなあ……」
その予感は的中する。
引き抜くと同時に風乃は四つん這いとなり尻を向けてきた。白く丸い尻肉を目の前でフリフリしてくるので、さしもの蒼衣も我慢ならずに揉み始めてしまう。
『そのまま割れ目を開いて? そう、そうよ――』
「いやぁ!」
次の瞬間、雪乃の悲鳴があがった。
風乃はわざと恥ずかしいポーズを取り、あまつさえ尻の割れ目を開かせ、それから雪乃に身体を返したのだろう。
肛門を見られた恥ずかしさに、雪乃は顔を真っ赤にしながら涙目になり、蒼衣を睨みつける。怒っているが、可愛い表情だ。
「なんてことをしてくれるの? いくら私達がこういう関係だからって、こんな場所まで――」
『いいじゃないの、せっかくの恋人に私達の全てを見てもらいましょう?』
風乃はちゃっかり自分も恋人のうちにカウントしている。
元々、雪乃と付き合う気でいた蒼衣は苦笑いするばかりだ。
「全てって、姉さんが良くても私はまだ隅から隅までを見せるつもりは――あぁん!」
姉妹の言い争いを聞いていても置いてきぼりになるだけなので、蒼衣はバック挿入で雪乃相手に続行した。
「ちょっと! まだ私は姉さんとの話がついてないの!」
「でも、せっかくこういうことするために時間取ったのに、姉妹喧嘩で終わられたらたまらないよ」
蒼衣はパンパンと腰を尻に打ちつけ、雪乃をよがらせる。
『ふふっ、雪乃ばかりずるいわ。交代よ』
「そんな勝手に……」
『あっ! あぁ! ああん!』
風乃は問答無用に主導権を奪い、喘ぎ声を響かせる。
「風乃さん、僕そろそろ出したいんだけど……」
『いいわよ? 今日は安全日だものね』
「待ちなさい! わざわざ手間をかけて健康管理をしたのは私なのよ? 楽して甘い汁をそそろうなんてそうはさせないわ!」
雪乃が肉体を取り返し、目で「早く出しなさい!」とすごんでくる。
『酷いわ雪乃。この前も、その前も、前の前の安全日の日も私は一度も中にもらっていないのよ?』
「ふん、死人がイイコトできるだけでも感謝したら?」
「うぅ、二人とも……」
蒼衣は気まずい思いで突き続け、ついで尻肉を揉む。
『そうね。安全日のチェックは雪乃の愛によって行われているのだから、やっぱり優先権は可愛い妹に譲るべきなのかしらね』
「……っ! 私は付き合ってるよしみで恋人らしい務めをしてやってるだけで、愛情なんてくだらない感情抱いてないわ!」
『あらあら、なのにどうして、そもそもアリスと付き合っているのかしら』
「そ、それは……」
止まらない争いを他所に、「あのぅ、正常位に戻ってもらっても……」と、蒼衣はかなり遠慮がちに頼む。雪乃は「チッ!」と舌打ちしながら表を向いた。
蒼衣は腰を振りつつ上から胸を揉みしだき、そして言った。
「そのさ、それって僕が二回出せば解決したりしないかな?」
『二人分出してもらえれば、言い合う必要は確かにないわね』
「けど、いつも一回出したら萎んでるじゃない」
「いや、勃たせて復活させればいいし……」
蒼衣の答えに、雪乃はしぶしぶ頷く。
「じゃあ、雪乃さんからいくよ」
――ドピュ! 一発目を放出し、雪乃は果てる。
『じゃあ、次は私の番ね』
蒼衣はしばし風乃に胸とアソコを弄び、再度興奮しなおすことで棒の元気を取り戻す。再び挿入して腰を振った。
――ドピュ! 二発目の放出で風乃も果てた。
「ふぅ……。雪乃さん、風乃さん、二人ともありがとう。すごく気持ちよかった」
終了 〜〜新しく見つかった保持者を前に〜〜
神狩屋「発動条件が射精で、効果が君がリア充たと思った人物が一人自然発火で爆発する……か。
なかなか厄介な断章だね」
保持者「………」
神狩屋「まず、君には断章の抑制を学んでもらう必要があるね。あと、断章名もつけておいた方がいいかな」
保持者「断章名て、何スカ?」
神狩屋「君の断章を一言で表す記号のようなものだよ」
保持者「……希望があるんスけどwww」
神狩屋「とりあえず言ってみてごらん」
保持者「《リア充爆発》で」
神狩屋「却下」
――かくして、彼の断章は《キモオタDT》と名付けられた。
……《変われよ》されてくるわ >>68
書き込んだ人間が次々《変われよ》されてるせいかもな >>70
なるほど雪乃ペロペロした奴は皆…
>>69
一体どんな物語の放火でホルダーになったW >>71
弟「暇だから安価でキモオタな兄を虐めるwww」
↓
兄「弟が安価スレ立てやがったので安価で復讐するお」
↓
妹「キモオタピザな兄同士が喧嘩してるwワロス」
↓
弟「発狂した兄に頃されかけた件www 」
↓
妹「長兄逝き、次兄重体……ワロエナイ」
↓
弟「リア充な妹がマジで爆発したった」
↓
弟「周りのリア充が次々爆発するのは俺のせいらしいwww」
↓
弟「リア充爆発させまくってたら去勢された件」 >>72
兄弟全員vipperとか、それ自体が悪夢だなwww 自信満々に挙手しようとした俺の兄貴が占有者の疑い有りとして機関に処理されました 兄の自室を覗いたら海苔の佃煮のようになった死体が(ry みんな読者アンケートでグリムプッシュしたってるか? 雪山で遭難し凍えそうになっている蒼衣を懸命に暖めようとする雪乃
そんな想像をして萌えたそして燃えた 空目と蚊狩屋が延々と知識を語り合い続けるという夢のコラボを誰か 彼女いない暦=年齢の敷島と
下半身だけの彼女のいる沖本とでは天と地ほどの差があるが
そうと知らない敷島が彼女持ちの沖本を「このリア充爆発しろ」的にうらやむ
薄ら寒い会話が繰り広げられたら面白そうだなw ぎゃーーーーーー!!!名前残ってたw
ありません続編なんて叩いても出てきません爆発しろ俺!
腹いせにゆきのんをめちゃくちゃにするSSを書いてくるw
今度は甘くないぜ! 爆発しろの言葉をみて断章思いついた。
<我が心を抉るリア充よ! 爆発しろ!>
トリガーは彼女いる奴とかに嫉妬すること。 彼はお世辞にも"普通"とは言い難い風貌だった。
「あ、あの、白野です。ここの世話役さんに頼まれて来ました」
「……」
「こちらは時槻さんです」
「…………<雪の女王>は知ってる」
「それで、その…<泡禍>と<異端>についてお聞きしたいんですが」
「ああ、あれは、駄目だね。俺の<断章>じゃ爆発できない。リア充じゃないから」
「り、リア充?」
「<泡禍>は知らない。関係ないし、興味ない」
「は、はぁ…」
「それより、白野君と<雪の女王>は高校生……デキてるの?」
「は!?」
「そんなわけないでしょ。殺すわよ」
「ふぅん…」
「誰彼構わず下卑た詮索されても不愉快だわ」
『ふふ、気を付けてね<アリス>彼の嫉妬は恐ろしいわよ?』
怒りも露に雪乃は退室。
蒼衣と男が残された。
「えっと、貴方の<断章>は、爆発とかその……広範囲なんですか?」
「範囲は、広くないなぁ。リア充が爆発するだけだから」
「そのリア充、というのは?」
「リアルが充実してる奴のこと」
「あ、なるほど…」
「俺これでも、高校の時はすっげーリア充だったの。イケメンで可愛い彼女もいてさぁ」
「え?はぁ」
「そしたらそれを妬んだバカがさ、理科の実験中に「ふひひwwリア充爆発しろwww」とか言いながら薬品変に混ぜやがって爆発」
「うわっ……」
「バカはいいよ。死んだんだから。けど俺は最悪だよね。顔が酷い火傷でさ。彼女もどっかいって、イジメられるようになったってわけ」
「それは……」
ぼさぼさでフケの浮いた髪に隠れる火傷の痕を掻きながら彼は続ける。
「ある日<リア充爆発しろ>って言って外にいた高校生カップルが爆発した時は驚いたよ」
「…………」
「で、白野君は、彼女いるの?」
なんか短く纏める気が長くなっためんご!
\(^o^)/ 葬儀屋コンビに使ったらどうなるんだろう
あれをリア充と見なせるのか
もし爆発したら、葬儀屋は不本意そうに、可奈子さんは幸せそうに爆発していくんだろうな 2人でギシアンしてたら可南子さんが発狂し始めて
お預け状態で泣く泣く解体を始める葬儀屋さんとか想像すると泣けてくる
可南子さんはまだしも葬儀屋さんをリア充と呼んではいけない 〈リア充爆発しーー〉
〈変われええぇえぇぇ!〉
>>91のゆきのん待機中 あと、グリムでカップルといったら、
カガリーとしづるさんか、『幸せな王子』のお二人くらいしか思いつかないんだけど
他に誰かいたっけね
グリムは家族や親子関係の話は多いけど、恋人は案外出てこないね つ臣とことり
あと、アリとキリギリスの比奈美&先輩もカップル リア充爆発の断章が空目とあやめに向かったらどうなるんだろう キモ男「効かない…だと!」
空目「お前の断章はどこからがリア充でどこからがリア充ではないのか、実は一定の区別を付けていた。特定の人間のみを爆発させる特性上、必ずお前の断章自身が相手をリア充であると認識していなければならなかった。だから不発に終わったんだ」
みたいな構図が浮かんだ。
〈変われ〉はできなくても、蒼衣より理解スピード早そう。
夢のタッグで無敵化だな けど確か空目って答がいきなり分かる→自分で納得する為に間を埋めるってタイプじゃなかったっけ
蒼衣は理解共感拒絶ってのが大事だからついていけるのか 蒼衣も割と大概な部分があるし大丈夫じゃない?
真相に気付いた時は一部の配役から逆算して筋道を組み立てることもあるし へんなあらすじを思いついてしまった。
神狩屋のいなくなった矢先、新たな怪現象が発生してしまう。
その現場で偶然出会ったのは空目恭一。
彼の神狩屋にも匹敵する知識量の蒼衣は驚愕する。
「怪異と泡禍、俺達の力で必ず処理しよう」
<魔王><女王>と<アリス>の力が交わるとき、ここに新たな奇跡が誕生する!
そーいや、喪失と断章でクロスオーバーとか妄想したなぁ…
町に来た空目が「…焦げ臭いな?」とか雪のんを嗅ぎ付ける的な >>106、>>107
ちょっと純粋に読んでみたいw
ところで不純なMissing小説は需要ありますか >ところで不純なMissing小説は需要ありますか
超ある まさかの反響w
了解、長くなりそうだからちょっとまとめてくる
事前予告しとくが邪道カプだからな!怒るなよ! >>113
異界からパンツが還ってこない……風邪ひきそうなのでなるべく早めにお願いしまつ >>114
きっと陛下のいた高校の裏山の神さんが弄んでるよ >>114が風邪ひくと困るからとりあえず投下
でもごめん、まだ本番まで行ってない…逆効果かも、すまん
今至急書きなおしてるからもう少しだけ待ってくれ
途中まで、微妙にグロ(?)注意
まさかの空目×亜紀です
NGは「夢魔の金曜日」で
その匂いが最初に空目の"嗅覚"に触れたのは、ある冬の朝に文芸部室の扉が開いた時だった。
「あ、魔王様おはよー」
「………ああ」
いつも通りやってきた彼が怪訝そうな顔をしたのを見て、入れ違いに部室を出ようとしていた稜子は首をかしげた。
「?どしたの、わたしの顔に何かついてる?」
「いや………日下部、何か香水でもつけているのか?」
「ええ?」
慌てて稜子はふんふんと自分の髪や服の匂いを嗅ぐ。
「別に何も……………何の匂いがするの?」
「………いや」
もう一度鼻を利かせたときには、その香りは霧消していた。
「あ、そういえば昨日シャンプー変えたんだ。それかな」
「そうか、ならいい」
その場はそれで終わった。
だが――――
「これでもう四件目か」
それから約一週間後の金曜の朝、文芸部は珍しく時事ネタで盛り上がっていた。
武巳の広げた新聞の一面に踊るのはおどろおどろしい見出し。
「被害者は全員鋭利な刃物で腹部を刺されており、警察は同一人物の犯行として捜査中…………」
「ああ、それか………」
横から俊也が紙面をのぞきこむ。
「最近羽間市周辺で女子高生が連続不審死してるって事件だよな」
「不審死っつーか殺人だろ、どう見ても」
「いや、それがな」
そこで彼は少しだけ声のトーンを落とした。
「クラスに親が警察関係の奴がいてな…………どうもこの事件、おかしいらしい」
「へ?何が」
「その切り傷ってのが、刺した感じじゃないらしい。こう横に――――」
そう言って俊也はちょうど武士が切腹するようなしぐさをした。
「ええ………ハラキリ?」
「かなり悲惨な状況だったそうだ」
「うわ……………グロっ」
"怪異"だったりして、と武巳が呟いて、なあ陛下、と空目に声をかけた。
「………だとしても現場に行ったわけでもなし、俺の鼻は何の役にも立たん」
それよりは夜道に気をつけた方が賢明だな、とあしらわれ、彼は早々に話の方向を変える。
「稜子ー、夜とか気をつけろよ」
「あのねえ、わたし寮だよ?そんな不審者が出るような道歩かないよ」
「んじゃあやめちゃん…………は大丈夫か、さすがに」
「一番危ないのは亜紀ちゃんだって、ねえ!………亜紀ちゃん?」
「え?」
そう言われ、亜紀がはじめて顔を上げた。彼女らしくもなくどことなくぼうっとしている。
「どしたの?具合悪い?」
「…………いや、ちょっと寝不足なだけ」
「本当?あ、わかった」
稜子が大げさに手をたたく。
「恋煩いでしょ!それでぼーっとしてんだー」
「………何をどう考えたらそうなんの」
「違うの?だってほら、なんか最近亜紀ちゃん服の趣味とか変わったし」
「え?」
亜紀の着ているふんわりとした白いワンピースを引っ張りながら彼女は言った。
「これアースの新作でしょ?前は亜紀ちゃんってジーナとか大人っぽいブランド好きだったじゃん」
白ワンピは乙女の勝負服だもん!と稜子は笑ったが、亜紀は何かまずいことがばれたかの様な顔を一瞬し、視線をさまよわせた。
「………………ばかだね、私だってたまにはこういうの着たくなるの。そもそも男に合わせて服装変えるなんて私はやだね」
「えー?」
「ほら、もう一限目始まるって。行くよ」
つかつかと足音を立てて出ていく彼女を慌てて稜子が追いかけはじめたのを皮切りに、文芸部面々は席を立ち始めた。
――――その時。
「……………………?」
空目の鼻をあの匂いが擽った。
甘く、それでいて動物的な、どろりとした匂い。
「……………」
その匂いは、確実にあの朝より強くなっていた。 「……………………っ」
夕方、無人の女子トイレに、うずくまる人影―――木戸野亜紀の姿があった。
「………何………なの、これ」
猛烈な嘔吐感がせり上がってくる。思わず口元を押さえた。
これは――――これでは、まるで――――
――――ぐぷり。
「!」
ぎくり、と上体を起こす。
何かが身体の中で動いた―――腹の中で。
「……………………嘘、でしょ」
全知識を総動員しても、この状況に合う原因はひとつ。
「そんなわけ……………」
その症状は、 「ねえ」
不意に背後から呼び止められ、空目は振り向いた。
「……………………十叶先輩」
「こんにちは、影の人」
声の主―――魔女・十叶詠子はいつもの透明な笑みを浮かべてそこにいた。
「何の用でしょう」
「うーんとね、割と緊急かな」
ちっとも緊急でない顔で彼女は彼に近づき、手に持っていたものを見せた。
「………これは」
それは、今朝武巳たちが読んでいたのと同じ新聞記事だった。
「ちょっと厄介なことが起きてるの」
「……………これが"怪異"だと?」
「そう」
彼女が世間話に新聞を持ちだすはずがない。空目はすぐに状況を把握した。
「………あんたが言うなら本物か」
「勿論。でね、これはちょっと危ないの」
愛らしくさえあるほほえみで詠子は続ける。
「普段だったら謎解きはあなたの役目なんだけど…この物語は、毒にしかならないから。早く止めなきゃなって」
「簡潔に説明して頂けますか」
すると、彼女は提げていた小さなポシェットから赤い小瓶を取り出し、彼の手をとってのその中身を少量つけた。
「この匂い、知ってるでしょう?」
それは――――間違いなくあの"匂い"だった。
甘く、動物的で、そして――――官能を呼び覚ますような、危険な香り。
「……………これはね、ムスクの香り。日本語だと麝香っていって、古来には媚薬とされていた」
「この香りがその事件と何の関係がある」
「話は最後まで聞いて?…………一説には、ある悪魔が現れた後に残る香りとされている」
そこで、はっと気がついた。
ムスクの香り。
腹を裂かれた死体たち。
被害者は少女だけ。
そして、脳裏に蘇った、その悪魔の名―――――
「ねぇ、あなたの周りにいるでしょう」
おなかのおおきな、女の子が。
今朝、亜紀があのワンピースの下に隠していたのは―――――
「……………………」
さすがの空目も、戦慄した。
「頭のいい影の人なら、ここまで言えばわかるよね?」
「あんたは…………」
「今なら命は救えるよ?ココロはわからないけど」
でも、死んじゃうよりはいいよねぇ、と彼女は笑う。
「いち女の子として助言すると、今回のことはあなただけで解決してあげるのがいいんじゃないかなあ………
彼女のことはわたしも気に入っているし、助けてあげたいのは山々だけど」
聞きながら彼の頭脳はありとあらゆる方法をはじき出す。しかし、どれも端から不可能の上書きがされていく。
「救えるのはあなただけだよ」
現時点で実行可能な方法はひとつ。
「だって、あなたは男の子だから」
そう言って、魔女は聖母のように目を細めた。 「あれ、亜紀ちゃんは?」
「あ、あの………」
放課後、部室に戻った稜子に訊かれ、あやめは慌てた。
「えっと、風邪っぽいって早退されました」
「風邪?そういえば朝ヘンだったよね………インフルじゃないといいけど」
「今はやってるもんな…………そういえば陛下もいないし」
「えっと、今日は何か用事があられるみたいで」
内心冷や汗ものだ。嘘は得意ではない。
だが、こうしなければ。
「へー、じゃああやめちゃんフリー?」
「あっ、はい」
「あ、じゃあいっしょに買い物行こうよ!わたしもアースの新作見たくなっちゃった」
「え、そんなことしていいのかよ」
「い、行きたいです!」
珍しく声をあげたあやめに武巳が驚いた顔をした。が、すぐに生来の能天気さで笑って俊也を呼ぶ。
「よっしゃ、じゃあ村神もいこーぜ!」
「はあ、なんで俺が?」
「いいじゃん、みんな一緒のほうが楽しいよ!」
その様子を横目で見て、あやめは小さく息をついた。
今回のことにはむろんあやめも気づいていた。
だが、いったい何が元凶なのか、どういうことが起きようとしているのかは全く分からなかった。
そもそも、あの"匂い"も、今日になって急に濃度をましたのだ。彼女に何かができるわけはなかった。
『あやめ、今日は学校にいるか、誰かの家に行っていろ』
ただ、空目のその言葉から、何かが危ないことはひしひしと感じていた。
――――――――だから、どうか。
あやめはぎゅっと目を閉じ、祈った。
「っ、く、はぁ…………」
校門を出たところで、亜紀の視界は揺らぎ始めた。
急激な貧血のように頭がくらくらする。どう考えてもおかしい。
「病院………」
ことの始まりは先週だった。順調だった月経周期が突然乱れた。
そこから少しずつ症状が進行し、今ではこの状態だ。
―――――ぐぷり、
また腹の中で何かがうごめく。
たった半日の間に腹部は大きく腫れあがっていた。
「なんで………」
何も心当たりはなかった。強いて言えば――――奇妙な夢を見た、そのくらいだ。
(想像妊娠?まさか…………)
そう、いくらあの夢がリアルだったからといって――――
とりあえず、今はどうにか病院まで行かなくては。
タクシーでも何とか呼べないか、と周りを見回したとき、不意に腕を掴まれた。
「!」
振り返ると、黒い色が目に飛び込んできた。
「……………恭の、字?」
「木戸野、」
亜紀は心中歯噛みした。今一番会いたくない人物だった。
「木戸野、話がある」
「ごめん、私いま具合、悪いんだ………後に、してくれない?」
必死に気力を振り絞り、それだけを言う。
だが、腕をつかむ力は緩まなかった。
「分かっている。だから一緒に来い」
「え?」
「このままでは、お前の命が危ない」
ぞっとするほど真剣な瞳が、彼女を捕らえた。 中断ごめん、再開!
キャラ崩壊がだいぶ進行してるが勘弁
身体が熱い。
「っ………」
乾いた唇で浅く呼吸を繰り返す。先程までの"症状"はおさまりつつあったが、今度はまるで火に焼かれるような熱さが亜紀を襲った。
いっそ気を失ってしまいたい―――――だがそれは許されない。
「いいか、よく聞け」
半ば抱えられる様にして空目の家の玄関をくぐり、寝室までたどり着いたところで身体を支えきれなくなった。
へたり込む亜紀の肩を支えながら彼は"犯人"を告発する。
「お前を襲っているのは、いわゆる夢魔というやつだ」
「……………む、ま?」
薄く眼を開け、苦しい息の下訊き返すと、頷きが返される。
「ああ。英名はインキュバス。キリスト教における下級悪魔の一種とされている……特質は、睡眠中の女性を襲い精液を注ぎ込み、悪魔の子を妊娠させること」
これが今回の"怪異"が取っている形だ、と彼は言った。
「もっと早く気付くべきだった。匂いはあった………だが薄すぎた」
そう、最初は本当にかすかだった。それもこの悪魔の正体を知れば納得がいく。
―――――――敵は彼女の胎内にいたのだから。
「今朝近藤たちが読んでいた新聞の事件、あれがこの"怪異"の仕業だとすれば、お前の中の”夢魔”も遅くないうちに――――出てくる」
――――死んだ少女たちの腹は大きく引き裂かれていた。
あれは、夢魔が胎内から肉を食い破って……………
「…………私も、」
背筋に氷の欠片を滑り落とされたような気がした。
「お前の症状から見てもうあまり時間はない。………考えたが、方法は一つしかない」
珍しく歯切れの悪い言い方だった。亜紀は思わず顔を上げた。
「私は………どうしたらいいの」
「………夢魔に顕現される条件を崩せば"物語"は成り立たなくなる。条件は三つ」
物語に感染していること、女性であること――――
『いわゆる邪説だけどね、キリストの父親は"夢魔"って言われてるんだよ』
去り際に詠子が言った台詞。
『つまり、夢魔は汚れなき乙女がお好みなの』
変えられる条件はひとつ。
………処女であること、だけ。
「…………俺は手詰まりだ。決断はお前に任せる」
「………………」
亜紀はただ瞬きもせずに彼を見上げた。
「生物学的には俺はお前を『助ける』ことは出来る。だが人間としての尊厳は別だ」
その口調は落ち着いていた。だが、それは内心の葛藤を否定するものではなかった。
一人の少女の心の前では、彼もまた一人の少年でしかないのだから。
「お前の理性が、精神と生命の兼ね合いにおいて最も合理的だと考える判断が、正解だ」
返す言葉は出てこない。
このまま腹を食い破られて死ぬのか、それとも…………
「……………恭の字」
しばらくの後、亜紀は肩を支える手に額を押しつけて、呟いた。
「抱いて」 「それが、私の理性の答えだから」
死への恐怖があった。理不尽さへの怒りがあった。
生きるための判断だ。
でも、一つだけ嘘をついた。
「………済まん」
力を抜くと、自然に彼の腕に落ちる格好になる。
抱きしめられているのだ、と感じたとき、不思議と恐怖は消えた。
「これから何が起こっても、それはお前の責任ではない、いいな」
恋人の抱擁ではないと分かっていても、初めて知った想い人の体温が亜紀を慰めた。
理性の導きではない。
――――夢魔よりも淫蕩に彼女を唆したのは、恋だった。
目を閉じて、自分からも腕を回す。
こんな状況じゃなくて、本当にこの男に愛されて抱かれるのならどんなによかったろう―――――
そう考えるとじわりと涙が滲みそうになって、一層強く瞼を閉じた。
(馬鹿だね…………私は)
こんな"怪異"でもない限り、そんなことはあり得ないと分かっていた。
愛などどこにもないと知っていて、手段だと理解していてこの道を選んだ自分を亜紀は自嘲した。
――――それでも。
寝台へ運ばれる。電気が消される。
黒に近いダークグレイのカーテンが閉められ、部屋は闇に沈む。
暗がりに慣れない目には互いの姿は輪郭程度にしか見えない。それでよかった。
再び閉じた瞼の裏に、白い天井だけがやけに高く焼きつく。
「………手術台の上にでもいる気分、だね」
せめてもの強がりに軽口をたたいた。
「医療行為、みたいなもんだと思ってるから、私は大丈夫」
「…………木戸野」
うっすらと汗の浮かんだ額を空目の手のひらが拭う。
村神あたりが少し捻れば折れてしまいそうな身体のくせに、男子に相応しい広い掌。
「安心させる材料になるかは分からんが、基本程度の知識はある」
日下部に山と少女漫画を押しつけられたこともあるしな、と呟いた。
冗談返しのつもりだったのかもしれない。
「甘ったるい話ばっか…だったでしょ、稜子のことだから」
「ああ」
せめて、ハーレクインロマンスのように抱いて。
馬鹿馬鹿しいくらいに優しく、恋人同士のような錯覚をするくらいに。
「木戸野」
再び名を呼ばれる。目が合う。
決意を示すように見つめ返すと、頭を抱かれ、くちびるにくちびるが重ねられた。
―――――正真正銘のファースト・キス。
もはや退けないのだと、その感触が教えた。 「脱げるか」
「へい、き」
震える指でカーディガンのボタンをはずす。
続いて前開きのワンピースに手をかけたが、思うように指が動かない。見かねた空目が手を貸した。
手早く肩から布を落とすと、下着のホックを外す。
ぷちん、という音に亜紀は小さく身を震わせた。
「………後はなんとか、するから」
視線を逸らして自らも襟元を緩め始めた彼の配慮を受け取り、力の入らない手で布団を引き上げる。
その陰で思い切って残りの衣類を脱ぎ、上着でくるんでベッドサイドに落とした。
そのまま次の行動の取り方も分からず布にくるまって固まっていると、後ろから腕を回された。
「っ………く、」
肌と肌が触れ合うだけでぞくぞくと何かが這い上がってくる。
思わず力が抜けた瞬間、位置を入れ替えられ、覆い被さるように再び口づけられた。
「んぅっ」
確実に先程のものとは違う。歯列を割って温かな舌が咥内をかき回す。
………………ちゅ、くちゅ、
味わうような、撫でるような、 いつくしむようでいて淫靡なキス。
息継ぎのタイミングを計りかねて金魚のように口をぱくぱくとあけると、自分のものとは思えない淫らな声が漏れた。
髪を束ねていたシュシュが外される。頭の下に手が入り、栗色がかった猫っ毛を梳いた。
「あっ…はっ…んっ」
おかしい。キスだけでこんなに感じてしまうなんて。
これが夢魔の力なのか―――――それとも、彼女の持つ生来の資質か。
首筋から背骨に伝わる快感に身を反らすと、白い喉を舐めあげられた。
意に反して嬌声を上げようとする口元を必死に両手でふさぐ。
幼子にするように優しい手櫛の動きに反して、まるでその柔肌を捕食するかのように唇は下がっていく。
「ん、…………んんぅ、ふぅ、」
二の腕の内側を、鎖骨の下を、かと思えば耳たぶをきゅうと吸い上げられ、息が上がる。
「手を離せ」
ふるふると首を振ると、耳元で宥めるように囁かれた。
「誰にも聞こえやしない。後がきつくなるぞ」
そう言われたが、どうしても嫌だった。これ以上無様な姿を晒すのは瀕死のプライドがかたくなに拒んだ。
「………木戸野」
目元にかかる乱れた前髪を掻きあげられ、額を合わせられた。間近に覗く眼はかすかに濡れて潤んだ光を湛えている。
聞き分けのない子供にするように頬をすり寄せ、そのまま首筋をたどって肩に歯を立てられた。
「っ……………………!」
その一挙一動にびくびくと身体を震わせながらも、頑固に手を離さない亜紀を見て、次の手が打たれる。 「んっ……………!?」
手のひらが頭の後ろからするりと抜け出て、やわらかい胸のふくらみに添えられる。
確かめるように強弱をつけ、外縁を押し揉みながら、時折すこし伸びた爪の先が色づいた突起をかすめた。
それでも亜紀は耐えた。恥じらいと背徳観が快楽の解放を妨げていた。
しかし、それにもやがて限界が来る。
「……ん、」
「ひっ、ぅ、うぁ、あ………っ!?」
どろどろに濡れた舌先が頂点を捕らえる。ざらついた感覚に、眼の奥がぱちんっと爆ぜた。
柔らかくて熱いものが、ぴちゃ、と音を立てながらそこに吸い付いてこね回している。
息ができない、耳の奥が痛い、神経の密集した個所が、過剰な感覚の洪水に悲鳴を上げる。
ぞくぞくする、思わず手が離れる。閉じていられない口元から唾液が垂れた。
呼吸がどんどん浅くなり、激しくなって、頭がわんわんする。それなのに声が止まらない。
「……うあっ……あはぁ……はあっ!」
喉が引きつった音を立てる。不意に唇を塞がれた。
「んっ、んっ」
苦しさに涙がボロボロとこぼれる。背中をさすられ、くちびるを離しては重ねてを繰り返される。
「大きく息をしろ、過呼吸になる」
跳ねそうになる身体をぎゅっと抱かれて、宥められた。
落ち着き始めたところで、また愛撫され、限界に達すると緩められる。
そのうちに少しずつ身体が波を捕らえられるようになってきた。
それと同時に――――胎の中の魔物もうごめき始める。
「………あ…ぅあ、きょ…の、じ、」
「ああ」
空目と密着した皮膚の中、膨れ上がった子宮の中で、なにか熱いものがどろどろととぐろを巻いている。
コツコツと内部から外を目指すそのなにかとは裏腹に、二脚の間は既に大量の蜜をこぼして侵入者を待ち望んでいた。
ごめん、なんかさっきからPCの調子がやたらおかしい
最悪なところで申し訳ないがいったん中断させてくれ
回復し次第戻ります ワクワクテカテカ +
+ 。
ワクテカ ∧_∧ +
+ (u☆∀☆)
⊂ ̄(0゚∪ ∪。⊃+
⊂ ゚̄と_u_)_) ̄⊃ +
⊂_。+ ゚+_⊃ +
⊂__⊃ + ワクテカ
汗が凍ったがそのまま待機 キャラ崩壊してないしエロいから最高だ
続きマダー 「…………………分かっている」
一度両脇に腕を通され上体を起こされた。くちびるが耳元に当たる、それだけでまた熱いものがシーツに落ちる。
亜紀の腹部を彼の手のひらが滑り、膨らみを確かめる。表情が曇った。
「悪いが、時間がない。ここから一気にカタをつけるぞ」
そういう声も掠れている。ただの前戯だけの体力消耗ではないことは明らかだった。
魔物はますます強い麝香の香を放ち、宿主を汚そうとする男を拒んでいた。
ふいに、彼の肩に熱い雫が落ちた。
「………っく」
細い背中を震わせて、亜紀は泣いていた。
先程までの生理的な涙ではない、心を削るような涙だった。
「………」
言葉が見つからず、その背を撫でる。
「ごめん………ごめん、私」
「お前が謝ることじゃない」
「さいあく、だ………ね。ばかみたいだ、最後の最後になって」
しがみつく腕はあまりに細い。
「……………………怖いか」
今更に、その脆さを思い知る。
「…………私は…自分が怖い」
滲んだ声は今迄に聞いたことがないくらい弱々しかった。
「じぶんが、壊れていくみたいで………苦しくて怖いのに気持ちよくて、あさましくて」
「最初に言ったろう、お前のせいじゃない」
「ちがう」
また息が上がり始めた。魘されるように彼女はつづけた。
「あの夜、こいつが入ってきた夜、私………あんたの夢を見てた」
こんなことを言いたいんじゃない、言ってはいけないと理性が叫んでいる。
しかし、もうそれは、他人の声にしか聞こえない。
「これは私が招いたんだ、私の醜い感情がこうなることを望んでた、
だってこうされてよろんでる自分がいる、私は、わたしは………」
あんたが好きだったから。
「おかしいよ、おかしいよねこんなの…無駄なのに、届かないのに、」
「木戸野……………」
堰を切ったように亜紀はないた。
「ごめん、私あんたが好きだ。どうしてかわかんない、どうしようもないの、ごめん、ごめんね」
泣きながらわらった。自傷的な笑い方だった。
カッターの刃をうずめるように、何度も何度も。
「ねえお願いだから好きって言って、たぶん私壊れちゃうから、おねがい、嘘でいいから」
「もういい、喋るな………」
激しく震えはじめる身体を、その中で爆ぜようとする何かを抑え込むように抱きしめた。
一言発するたびに彼女のいのちが一秒ずつ消えていくような気がした。
「いっそあのまま死んじゃえばよかったかな、ねえ…………」
「喋るな」
抱き起こして乱れた髪を掻きわける。
「お前は悪くない。なにも間違っていない」
胸の中を探す。恋とは何かなど分からなかった。
定義をいくつ知っても、どんな知識も役に立たない。
「俺にはお前の気持ちを理解できる自信はない。
お前の見ている赤と俺の見ている赤が同じとは証明できない、だが、」
魔女に真実を知らされた時、ただ闇雲に、彼女を助けたいとだけ思った。
「お前が死ぬのは嫌だ」
失いたくないという気持ちをもまた恋と呼ぶのなら、
「…………お前が好きだ」 亜紀の震えが、一瞬止まった。
そのままくちびるを捕らえて、片手を腿から秘所に這わせ丹念にほぐし慣らした。
指先で弄り、指の腹でぷくりとした芽を捏ねる。
「んっ、ん、んぁ、ああ、あっ……」
そのどれもが快感を刺激した。攻められるたびに体をそらし、びくんびくんと痙攣して反応した。
下だけではない。首筋、鎖骨、胸。わき腹、背中、腰のライン。
「いやだ、ぁ、こわい、きもち……いい、なんて、」
「こういうことするときみんなそうなる。 気持ちいいのは怖いことじゃない」
さすられ、撫で上げられてはしゃぶられる。
「受け入れろ」
手と手が絡む。倒れこんでさらに追い詰める。
「もうすぐ終わる、ここだけ越えれば楽になる」
「…………っ、ぁ、」
うまくうなずくことさえできない。
「力を抜いて…そう、それでいい」
ただ、行動で示す。わかっていると、覚悟はできていると言いたくて。
「突っ張っていると痛みが強くなるから、可能な限りその状態を維持しろ。
長くはかからない。噛もうが引っ掻こうが構わないから」
押し当てられたものは熱く、固く、そしてぬるりと湿っていた。
本能的恐怖。抑え込んで息を詰めてそれに耐える。
一瞬ののち、圧倒的な質量が貫いた。
「やあぁぁぁんっぁぁぁあぁっ!」
ひと息に奥まで押し込まれる。
のけぞる体を押さえつけられ、唇を塞がれ呼吸まで奪われる。
熱くて痛くて熱くて熱くて、
痛くて切なくて苦しくて、
熱、痛み、血、快感、疼き、快感、涙、
それを上書きする、快感。
たまらず彼の背に爪を立てる。
痛みにか快感にか、抑え込んだ息を吐き出して腰を動かす。
粘膜がこすれる感覚にあげる声は悲鳴に近い。 「や、いやぁぁ、ひぁ、やめてっ! ……やめてぇ、動かさないでっ」
「き、どの」
ずちずち水音、、新たな痛みと快感が湧く。
彼女が喘げば喘ぐほど、空目は抱き潰さんばかりに強く抱え込む。
密着した肉と肉がひくひくと体内で痙攣する。脈打つ。
かき回されるいやらしい水音や口の端から溢れる唾液、
処理限界、処理限界、何がどうなっているのか分からなくなる。
「いや、いやぁ、やぁぁあ、もう……こわ、れ……」
「壊れない」
額が合わせられる。
むしろ同じ敵と戦う同志のように二人は見つめあった。
人工呼吸のような口づけ。
遠のく意識の中応じる。ちゅ、くちゅ、音だけは鮮明で。
ぐいぐい奥を突かれて、息ができない。突き上げられるたび漏れてしまう声に、呼吸を持っていかれてしまっているためだ。
「見ないで、見ないで、あっ……いやあっ」
「もう少しだ、ほら、こんなに熱くして、」
「ひあぁ、あぁっ……………!」
痛みと熱と快感に気が狂いそうだった。腹の中のばけものとともに。
打ち付ける力が強くなる。快感の波が大きくなる。
くんっとひときわ強く突き上げられた。
「ぁぁあ―――――っ!」
しがみつく。声にならない悲鳴を上げる。
それは亜紀のものか、滅ぼされようとする夢魔の断末魔か。
「きょうの、じっ……!」
骨が軋むほど握り合った手から、体から力が抜け――
代わりに甘い感覚が、浮遊感が走りぬけ――
悪魔の血のように潮が吐き出され、結合部を伝って流れ落ちた。
「きどの、」
空目がぎゅうぅっと抱きしめ返してきた。
動きが止まる。大きく震え、そして堰き止めていた欲望を解放した。
どくどくと注ぎ込まれるそれが、淫らな悪魔の這いずった後を消していくのを感じながら、
勝利のままに意識が飛んだ。
掻き消えていく麝香の香を、白く塗りつぶされる世界で嗅いだ気がした。
――――――目覚めると、悪夢の金曜は終わっていた。
瞼の上に、心地いい冷たさを感じて意識が浮上する。
「…………起きたか」
「恭の、字」
「よくやった、お前の勝ちだ」
固く絞ったタオルで額とほほを拭われる。
「……………終わったの」
無言で手をとられ腹に導かれる。布団の上からでももうふくらみがないのは分かった。
「飲めるか」
水と薬を渡される。含むとひどく甘く感じた。
「…………ありがとう」
しばらくの後、ぽつりとつぶやいた。
「ああ」
それだけで全てが了解された。
体中が痛かった。泣きたいくらいに切なかった。それでいてひどく穏やかな気分だった。
しばらくの後、空目が口を開いた。
「一ついいか」
「………………なに?」
「昨夜のことは全てなかったことだ」
亜紀は俯いた。それでいいはずだった。
なのに、かなしかった。
「……うん、そうだね」
努めて明るく言う。
「妙な夢を見た」
「そ、だね」
「ただ………」
そこで少し黙った。亜紀がためらいがちに見上げてきた。
「…………寝言は、真実を語っていたかも知れんが」
え、と声を上げそうな表情。それは、あの告白が――――――
一瞬目が合い、逸らすと同時に体温を感じた。
抱きしめられているのだと、今度は即座に理解した。
首筋に息を感じる。
「あの甘ったるい匂いで気付かなかったが」
どうしよう、どうしよう、鼓動だけが、うるさい。
ここまでが夢?―――――――いや、世界は、確かにそこにある。
「本当のお前はこんなにいい匂いがするんだな」
反則だ――――――
ぼやける視界のなか彼の存在だけが変わらない。
亜紀も静かに、腕をまわした。
おしまい!
なんかいろいろ不慣れで申し訳なかった
いい勉強になりました、少しでも楽しんでもらえたらいいな
次があればもう少し甘い話でも書きたいです
感謝!
あ、今気付いたが後半タイトル入れるの忘れた...最後まですまん GJ
なんと言っていいかわからないがとにかくGJ
雪の中全裸待機した甲斐があったぜ・・・! 前作の人です、>>146寒い思いさせてすまんw
みんなありがとう、本当に感謝です!
こんなにGJもらったの初めてかもしれんwマジで嬉しいぜ…どうしようw
一番えろと遠そうな組み合わせだったので苦労したが一気に報われた思いだ
カプ厨なんで応用範囲少ないが
空亜・村あや・武稜・神詠あたりなら書けるので
また気が向いたらご用命くださいw
では長々失礼 150ですーただいまw
新たな萌えレスを期待して帰ってきたらまさかのリクエスト…
おいら調子にのっちまうぜ
>>151氏と>>152氏、もしシチュとか希望あればください
あと別カプ愛好者のみなさん、出しゃばってほんとごめん 向こう側にひっぱられかけたあやめちゃんを村上っちが引き戻すために(ry 亜紀が原作で不憫だったから大変おいしゅうございましたGJ!!!!!!!!
空目から原作のカリスマを感じるし亜紀ちゃんからも原作の知的で不器用なオーラが出ていて、
本当によい空亜でした。ごちそうさまです。
できれば引き続き空亜を読みたいです。 153です
みなさんほんとうにありがとう…
マジこの板でこんなに喜んでもらえる日が来ると思わんかった
時間かかるかも知れんが頂いたリクエストは大事にすべて消化します、待っててね
>>154
ちょw自分の筆力じゃ前と設定だだかぶりになっちまう予感しかしないぜ…
そっから延長で思いついたネタがあるからそっちでもいいかな
>>155
丁寧に感想いただき恐れ入ります、空亜推しなんで嬉しいですー
もしよかったらシチュ指定ください(添えるかは分かんないけどw) こんばんは
村あやあがりましたー
ただ、えろまでが無駄に長くなってしまった…
どういう風に投稿したら一番迷惑かかんないかな、前半は外部ロダとか使うべき?
つかスレストしてて怖いんだが…自分のせいだったら申し訳ない >>157
普通に話すことなかっただけでは
いつも通りに貼っつけていいと思う。
ロダ使うなら一部だけとかじゃなくて、丸ごとtxtの方がいいかな、一部だけとかはあれだし。 >>158
丁寧にありがとう!チキンで申し訳ない………
試し上げしたらロダだと文字化けしちゃったんで、ここに失礼します
内容は先述通り村あや
バレンタインネタで、もし全てが上手く終わって文芸部全員無事であやめちゃんが人間になったら…なパラレルになっちまったでござる
「引き込む」は被るな→むしろ引き込み後に→じゃああやめちゃん人間に→そういや14日だな
という流れで……どうしてこうなった
154氏、リク叶えられずすまん…
女の子たちをきゃっきゃさせようと思ったら長くなっちゃったんで必要なら前半4〜5レス飛ばしてください
NGはタイトル「インザボックスガール」で
文法が変?こまけぇこたぁ(ry 2月が来た。
あまりに大きな犠牲を払い得た、あまりに平和な2月だった。
すっかり何事もなかったかのように日常は戻っていた。
だが、それがどれだけ幸せな事かを知った少年少女たちは、日々をいとおしむように生きている。
そんな喪失の痛みと引き換えの穏やかな日々を、文芸部5人――――いや、6人も送っていた。
「………それでそんな顔してたって訳ね」
亜紀にため息をつかれ赤面する少女は、もうあの赤い服を纏ってはいなかった。
代わりにその小さな身体を包むのは、聖学付属の制服。
可憐な彼女が歩けば誰もが振り返る――――つまり少女、あやめはもはや神隠しではなかった。
紆余曲折をへてただの女の子になった彼女は現在立派な聖学付属の生徒として稜子とともに寮に住んでいる。
最初は馴染めるか懸念された学校生活も、少々数学に苦労はしているが生来の暗記力で文系科目をしのぎ、それなりにうまくやっていた。
そんな彼女が悩んでいたのだ――――むろん、学校生活についてのこと以外で。
「うーん……男心って難しい」
稜子も思案顔ではちみつをたっぷりかけたフラペチーノを啜る。
月曜日の某有名コーヒー店は学校帰りの女子高生で混み合っていたが、みな一様に楽しそうだ。
こんな難しい顔をして考え込む集団はこの文芸部3人組だけ。
「明日はバレンタインだっていうのにねぇ…」
「まあウチの男共で気にしそうなのは近藤くらいのもんだけど」
「だから困るんだよ…魔王さまくらいになるとなんかもう超越してるからいいんだけど」
話の爼上に上がっているのは残る一人―――あやめの恋人、村神俊也。
ぱっと見接点がなさそうな二人だったが、その実あやめは空目に向ける保護者に対する視線とは確実に違う瞳で俊也を見ていて、
また俊也もあやめを意識しているのはそう遅くないうちに明白になった。
彼女が人間ではなかったころから稜子などはそれに気づいていて、煮え切らない二人に対し
いろいろ手を尽くして交際にまでこぎ着けたのだ。 そして今日はそれから初めてのバレンタイン。
3人で示し合わせて午後を空け、亜紀の家でチョコレートを作った。
そして明日の必勝を祈願…と、ここで盃ならぬコーヒーやら何やらを酌み交わしていたのだが、
そこであやめが堪えかねたように悩みを打ち明けたのである。
「避けられてるような気がする……かぁ」
「もともとベタベタするタイプじゃないとは思うけど」
「でも……前とは違うんです」
――――付き合っているとは言っても、正直フレンチキスにも至らない間柄だった。
それでも、たまにこわごわ手を繋いでみたり、いっしょに帰ってみたり。それで幸せだった。
だが……ここ最近、急に俊也があやめを避けるようになったのだという。
「あれかな、倦怠期」
「いくらなんでも早いでしょ」
「じゃあ何?」
「分かったらすぐ答えてるよ…」
「うーん………明日どうしよう」
しばらくこんな会話ばかりがループしていた。
やがて亜紀がしびれを切らしたように立ち上がる。
「とりあえず私らに出来るのはお膳立てだけだね。もう会って直接聞きな」
「でも……」
口ごもるあやめに亜紀はぴしゃりと言いはなつ。
「あのね。あんたはもう普通の16歳の女の子なの。触れようが抱きつこうが人を異界に引き込んだりしないし、
人に聞こえる言葉が話せる立派なお口がついてるの。同じ土俵でちゃんと勝負しなさいよ」
はたで聞いていた稜子が苦笑する。厳しいが愛あることばだ。このふたりも仲良くなった証左であろう。
「まあまあ、ちなみにお膳立てって……」
「まだこの辺の店開いてるでしょ?服の一着でも買って明日に備えるってもんじゃない」
「服………」
稜子がはっとしたように言った。
「た、確かにあやめちゃん普段制服だし……これはギャップ萌えのチャンス!?」
「えっ…」
「そうと決まったら早く早く!ゆるふわモテかわ愛され服を探しに!」
「ちょっ、待ちな稜子っ!!」
言うが早いか稜子はあやめの手を取って走り出した。
何故か言い出した亜紀が取り残される。
「フットワークの軽さにも限度ってもんが……」
呆れつつも、彼女もまた二人の背を追った。 「ワンピのほうがいいかなー…あ、このスカートかわいい!」
「あのねぇ、あんたの買い物に来たんじゃないの」
そして行き着いたファッションビルの一角。
亜紀に軽くはたかれて、えへへ、と稜子は笑い、隣にあった紺地にドットがプリントされたレトロなワンピースを取った。
「これは?清楚でかわいいと思うけど…」
「……ちょっと待って、若干犯罪の匂いがする」
ひらひらとそれをあやめの身体に当てかけた稜子を、亜紀は制止する。
もともとの丸襟のデザインと色味があわさって、これではまるで小さい子のピアノの発表会だ。
むしろどうみてもロリ…いや、これ以上は言うまい。
とはいえ店頭に並ぶ服は膨大だ。慣れないあやめは立ち尽くすしかない。
「あやめちゃんはどれがいいの?」
「ぇ、ぁ……えと……」
困って近くにあったロングスカートを取ろうとすると、亜紀にまたもや止められた。
「あのねぇ………あんた、自分の身長分かってる?」
そう言われても、本来は昭和生まれ、加えて山奥育ちのあやめには、脚の出る丈には抵抗がある。
制服のスカートさえ長めに切っているのだ。
それに………ちらりと亜紀の脚を見る。
マニッシュなショートパンツからすらりとのびた美脚はテレビに映る隣国のアイドルグループ顔負け。
稜子のほうを向けば健康的で女の子らしい曲線がブーツに続いていた。
それに比べて――――自分は細いばかりで色気もなにもない棒脚だ。
隠したくなるのもわかって欲しかった。
「……ちょっとこれ着てみて」
そんなことを考えて真っ赤になっていると、幾分か優しい声で亜紀が言った。
手にはピンクベージュのワンピース。柔らかな素材にレースの襟が映える。
「あ、いいね!似合いそう」
「これなら普段のコートにも合うでしょ?」
「で、でもっ……」
「いいから着てみる」
半ば強引に店員を呼ばれ、試着室に押し込まれる。
困惑しながらも逃げられず、持たされた服に袖を通した。
「あやめちゃーん、いい?」
「あ…は、はい」
どうにか着終わって、鏡も見ずに返事をする。カーテンが開いた。 「…………ほら」
―――稜子が息をのみ、亜紀が見よと言わんばかりに頷く。
うしろで見ていた店員までが感嘆の声を上げた。
まるで少女誌のモデルのようなあやめの姿がそこにあった。
「……あの…」
「ちょっ、超可愛い!えぇ、似合うー!!」
「ソックスはボリュームのあるクルー丈にすれば足首が細く見えるから、
相対的にラインも綺麗に見えるってとこかな。変に隠すとバランス崩れるから」
「亜紀ちゃん天才……」
稜子は興奮気味だ。
あやめは困ったように、でも少し嬉しそうに亜紀を見る。
結局そのまま即決し、合わせるソックスも買って3人は店を後にした。
「はぁ……村神クンじゃなくてわたしがお持ち帰りしたいよ」
帰る道すがら、冷めやらぬ風に言う稜子に、あやめも少し表情が和らいだ。
「あやめ」
「あ……はいっ」
ふいに亜紀に呼ばれ顔を上げると、そのようすがおかしかったのか、彼女はすこし笑った。
「……そう、その顔。そうやって顔あげて笑ってな」
おもむろに何かを取り出し、あやめの頭に巻き付ける。見るとボルドーのスカーフだった。
てっぺんでリボン結びにするとカチューシャのように髪が押さえられ、よく顔が見えるようになる。
「いい感じ!これで明日の準備は万全だね」
「そういう稜子は大丈夫なの?」
「バレンタイン対策?もうばっちり〜」
亜紀ちゃんだって魔王さまと、と言いかけて稜子が口を押さえられる。
そうこうしているうちに分かれ道についた。
「それじゃ明日、がんばっていきましょー!!」
幸いにも明日は入試準備で在校生はお休み。天は乙女に味方したもうた。
――――そして、14日が来る。 「よし、これでOK」
寮の部屋、姿見の前に勝負服の二人が並ぶ。
出掛けに稜子は昨日亜紀がしたのと同じように、赤いスカーフをあやめに巻いた。
トップのリボンの形が上手く行き、一人ご満悦の彼女にあやめは礼を言う。
「あ、そーだ」
その姿に企みを思いつき、稜子はちいさな耳元に囁いた。
「………って言えば絶対大丈夫。必勝の呪文だよ」
「……ぇ、で、でも……」
「いーからいーから。いざ鎌倉!」
そのまま背を押され、あやめはつんのめりそうになりながら、しかしちいさな胸を高鳴らせて駆け出した。
*
村神俊也は特に予定のない休校日を持て余していた。
父は地鎮祭に呼ばれ、母は旅行。この感じでは当分帰って来ないだろう。
とりあえず暇に任せて部屋の掃除は済ませたが、綺麗になった部屋でやることといえば勉強か読書しかない。テスト前でもないし、読む本も手元になかった。
ふとあやめの姿が思い出された。昨日学校で会ったばかりだろう――――首を振って寂寥感を紛らす。
しょうがない、本屋にでも出掛けるかと立ち上がる。そのときやにわに呼び鈴が鳴った。
誰だろうか、と玄関を開ける。
「………!あやめ…」
「あ、あの……」
まさか、と思った。
慌てて2、3度瞬きをする。彼女は消えない。
「……どうしたんだよ」
視線を落とすと細い素足が見えた。生憎の曇り空、雪が降りだしそうに風は冷たい。
「とりあえず……入るか?」
当惑しつつも招き入れると、あやめは円い瞳で俊也を見上げこくんと頷いた。 部屋に通すと、あやめは落ちつかなげに辺りを見回した。
上着の下は薄いピンクのワンピース。華奢な彼女によく似合っている。
慣れない服装に、正座してすこし短い裾を引っ張る姿が愛らしい。
「で、どうしたんだ?」
「あの……えっと、今日はバレンタインデーという日だときいたので……」
「…あ」
カレンダーを見る。元々こういった類いのイベント事には疎い彼だったので、すっかり忘れていた。
女子ならこういう行事は気にするものかもしれない。少々反省する。
「これ、お口に合うかわからないんですけど…」
差し出されたのは小さな箱。
「……ありがとう」
その意味もこめて素直に受け取った。
ぱっと表情が輝き、あやめは照れながらも嬉しそうに笑う。
「手作りか?」
「は…はいっ。上手くできたか自信、ないんですけど…」
「いや、いい」
こういうときに気のきいた返しができたらな、と思ったが、出てきた返事は短いもの。
会話が途切れ、なんとなく落ち着かない間ができる。
と、いきなりあやめが顔を上げた。
「それとっ、もうひとつ」
「もうひとつ?」
「その………」
もじもじとうつむいて、口ごもる。
促すと、しばらくためらって………しかし、まるで何か重大な決意をしたかのように彼女は顔をあげ、言った。 「………たし、が」
「え?」
「わっ……私が、プレゼントですっ」
……………………。
ど真剣な顔。
だが………今、何言った?
「………誰に吹き込まれた」
しばらくの沈黙の後、ようやっと尋ねた。おおよその見当はついていたが。
「稜子さんが……」
「……やっぱりな」
またわけわからん台詞を……若干目眩を感じる。
――――ただ、その目眩が呆れから来るものだけでないことも、頭のどこかではわかっていて。
「………とりあえず気持ちだけ受け取っとく」
そうやってため息をついて、誤魔化す。
リボンの跳ねる頭に手を乗せかけてやめた。
けれど、彼女はそんな些細な逡巡さえも見逃さない。小さな拳を膝の上で握って、抑えた声で言った。
「………どうして避けるんですか」
「別に避けてなんか……」
うそ、とくちびるが声なく動く。
「……やっぱり、私、嫌われて…」
「待てよ」
嫌いになどなるわけがない。
こんなに可憐でけなげで一途な少女を嫌うほうが難しいだろう。
むしろ日に日に想いは募っていった。
だが―――だからこそ、だ。
「……俊也、さん…」
………愛せば愛すほど肉体の悪魔はざわめく。
体育の後の甘い香りに、背伸びしたときに覗くちいさな膝小僧に、
隣で数学を教えたときに知った長いまつげや果実のようなくちびるに、何度その身体を掻き抱きたいと思ったことだろう。
一度口づけのひとつでも交わそうものなら、その全てを蹂躙しつくすまで止まれない気がした。
だから、これ以上触れるわけにはいかなかった。
「………お前が大切だからだよ。傷つけたくないから」
「傷つくなんて………っ!」
シャツの袖口を掴まれる。長い髪がこぼれて、甘い香りがした。
異界の錆ついた香などではない、体温の香り。
「私、私なにも怖くなんか――――」
それを知覚した時には――――既に身体が動いていた。
「こうされてもか」 た、とん。
あっけなく上体が反れ、両手首が床に縫いとめられる。
呆然と開いた小さな口から、温かそうな舌が見えた。視線がそこから外れない。
その紅い果実を衝動のままに貪りかけて――――――
彼女の瞬きに、はっと我に返った。
「……悪ぃ」
手を離す。自分は何をしていた?
「…怖かったろ、ごめんな」
男なんてこんなもんだ、と自嘲気味に笑い背を向ける。
振り返れなかった。あんなに傷つけたくないと思っていたのに。
「……」
唇を噛んだ、その時。
―――――――――後ろから抱きつかれた。
ぎゅうぅぅ、と、痛いくらいに。
「やめないで」
呼気が首筋にかかる。
「――――生贄にされる前、私は…花街に売られることになっていたんです」
震える声。
「幸か、不幸か……神隠しになって、ひとりになって。でも、今こうして…あなたのそばにいられて、幸せで」
思わず振り返るとずるずると細い腕が肩から落ちる。
慌てて抱きとめると二の腕にしがみつかれた。
「お願いです……好きな人に捧げたいんです、あきらめかけた生だから、どうか…」
大きな瞳にみるみる涙が湧き出し、ぽろりと宝石のように落ちた。
「………後悔しないか」
答えの代りに、手が取られた。
手のひらにおちる接吻の感触。懇願のキスだと定義したのはグリルパルツァーだったか。
しゅるり、スカーフをほどいて頬を両手で包み込む。
初めてふれたくちびるは、ほんの少し涙の味がした。 カーテンを引いても昼間の部屋は薄明るい。それがほのかに背徳感を背中に忍び込ませる。
前開きのボタンを外して脱がすと、皺にならないようにかるく畳んで置く。
白いレースの下着姿になった彼女を見ると、何故かありありとその身体が現世のものになったのだと実感する。
少女とはなんと脆くはかなげなものなのだろう。肩に触れても厚みが違うし、長い髪から覗く耳も、
まるいラインを描く腰から足も、彼とは二回りも違って思わず呟く。
「小せーな……」
びく、とあやめが震えた。
自らの胸に視線を落とし真っ赤になる。
「…って、そういう意味じゃねえよ」
なんだかこちらのほうが恥ずかしくなり、照れ隠しに頭をくしゃくしゃと撫でる。
ふと思いつき手のひら同士を合わせてみた。大きな手のひらに、あやめの紅葉のお手々と形容するにふさわしい手のひらがすっぽり隠れる。
指をからめて抱き寄せると、仔猫のように胸板に頬を擦り寄せてくる。さらさらとした髪が素肌に当たって心地よい。
指を入れて梳き撫でると、滑らかな冷たさがその間を抜ける。ふいに爪先がブラジャーの留め具に引っかかり、ぷちっと外れた。
「ふ…ぁっ」
驚きに離れた身体の間を小さな布はあっけなくほろほろすべり落ちた。
ふんわりとかわいらしくふくらんだ双丘が現れる。
男の無骨な手なら簡単に覆えるほどの円の柔らかな頂点には、桜色の蕾がぷつんとついていた。
あるだけ重ねた枕の上に横たえると、恥じらいに耐えかねたように顔を覆う。
額に唇をつけてその手をのけると、瞼の上にもうひとつ。
繰り返して、ようやく二つの口唇が重なる。今度は啄ばむように。もどかしげに、焦らすように。
舌がからむ。息が上がり始める。一度離すと首へ、鎖骨へ下がっていく。
「ひゃっ、ぁ」
「………大丈夫か?」
「ふっ………ぅ、くすぐったいような………変なきもち、です」
もう片手の親指で口元を撫でるとそっと食まれ、ちゅ、と吸われた。
その仕草はまるで幼子のようでいて、ひどく淫靡でもある。
お返しとばかりにささやかな乳房を撫で、舌の先でつつくと、小さな嬌声が上がり敏感に身体が跳ねた。
「ひぁ………ん、あぅ」
やわやわと愛で、下腹部をさすり、また戻り。
そのうち、時折上がる声が艶を帯びる。目を覗きこむと、少女の顔にはアンバランスなほどの色香が宿っていた。
「ぁ、」
指が最後の砦にかかる。気づいて、あやめが膝の内側を擦り合わせるような動きをする。 「………今なら間に合うぞ」
もう退けないと分かっていて、そのくせ不安が抜けなくて尋ねた。
「いえ………このまま、」
それさえも見通していたのだろうか。彼女はかすかに微笑みを作った。
その免罪符を得て、先に進む。腰を支え浮かせ、白い布をそうっと抜きとる。
「ん………っ」
まるで宗教画の世界のようにその裸体は美しい。しかし、血の通う身体は色づいて欲望を誘う。
一糸まとわぬ身体に、片足だけ脱げかかった靴下が残っていて、それがやたらに扇情的だった。
「は………ぁ」
甘い息の音。なんだか直視できなくて、彼も服を脱いだ。
まさか使う機会が来るとは、と思いつつ所謂男子の御守りの封を切る。
あやめは目を閉じている。口元に手を添えて、何かに耐えるように。
「………ん」
改めて抱き起こす。深く深く口づけて、手は内腿をなぞる。
「ぁっ、ふぁ」
腰が揺れた。二脚のちょうど中心に指を添わせる。
ぎこちなく探ると、じんわりと蜜が染み出してきた。
「………濡れてる」
「ゃ、ぁ」
たったそれだけの言葉であやめは過敏に反応する。
泣き出しそうな表情は庇護欲と、かすかな嗜虐心をそそる。
「っきゃ………ひぅ、んっ、んっ」
ぷくりと膨らむ芽を擦り、襞をなぞってみた。指先に分かるほどそこはびくびく震える。
「ふぇ、ぇ、あ」
「気持ちいいか」
「あっ………やぁ、は……ぃ、ぁ!」
広げられた脚が突っ張り、つま先が丸まる。ぽろりと靴下が脱げる。
細かい快感の波が寄せては返し成熟しきらない身体を翻弄していた。
「ぁぁ、いっ………っ」
「どうした、怖いか?」
「っ………ちがうんです、きもちよく、て、はじめてで…どうしたらいい、か、っ」
「ん………」
少しずつ進めていた指は、きゅうきゅう締め付けられながらも秘所に吸い込まれている。
その様は先刻のあどけなく指を吸っていた彼女の口元にも似て。
「ちょっと、力抜けるか」
「ぁ、どうしたら………い、ですか」
言って動こうとしたその時、指先がいいところに当たってしまったらしい。
「あ、ぁっ!」
ひときわ大きい啼き声を上げ、震える。その媚態が火をつけた。 「………悪ぃ」
「ぇ、」
指を抜き、抱きしめる。耳元であやめが忙しなく酸素を求める。
「ごめんな、痛くするかもしれない」
「………だいじょうぶ、です」
誰でもそうなんですから、と彼女は言った。芯の強さがちらりと見える。
「我慢しなくていい、誰も来ないし―――きつければ俺の肩でも腕でも噛んでくれてかまわない」
こくり、と頷く気配を確認する。
もう一度だけキスをして、腰をずらした。
「っ………!」
先端が蜜口に当たる。何度か擦り合わせ、侵入経路を定める。
「ぁ、ぁ、っ………!」
熱い入口は出産に耐える造りになっているとは思えないほど狭い。
溢れる恋情にしどとに濡れても、かたくなに閉じているようにさえ思える。
それを無理やりこじ開けているのだ、痛くないはずがなかった。
「っくぅ、ひぅ、ぅぅ………っ」
喘ぎが鳴咽に近づく。背中に10本の爪が食い込む。
「………ごめん、な」
「あやまらな………ぃで、くださ、っ」
言うものの、見ている方が痛々しいほどその額には汗が浮かび、眉はぎゅうと寄せられている。
「もういい、ここまでにしよう」
たまりかねて囁いた。
「いや………」
「最初、なんだから………」
「いや、です」
だがあやめは頑として首を縦に振らない。
「ぜったい、ひとつにって………決めたんです、おねがい」
脚が腰に巻きつく。思いのほか強い力。
「もう、はなさないで………」
つぅ、と涙が頬を伝う。永劫の孤独を知った少女は繋がりに必死に縋っていた。 「………分かった」
かくなる上は。
「っ………ぅ、ぁぁぁああぁあっ!」
覚悟を決めて、一気に押し入った。
激痛が走っているはずなのに、まるで二つの身体に一ミリの隙間も許すまいとするようにあやめは離れない。
可聴域を外れそうに高くせつない声を上げて、熱に痛みに身を削る。
皮肉なほどに、彼女の痛みに反比例するがごとく彼は追い詰められていく。
搾り取るように強く強くそこは彼を締め付ける。
「っ………!」
ぢちゅ、くちゅ、ず、
音が、熱が、快楽が、涙が、痛みが、
「ぁぁあ―――――――………っ!」
少女の絶叫に合わせるように何もかもが真っ白くなって、昇って昇って、
堕ちるようにすべてが解き放たれた。
「………ぁ、」
あやめの白い腿に朱混じりの赤い筋がつぅ、と伝う。
それを見届けて、二人は糸の切れた操り人形のように倒れこんだ。 「ごめんな………」
――――――放心状態から帰って、最初に口にしたのは謝罪の言葉。
「………」
涙のあとのついた頬。撫でると、ゆっくりと首を振られた。
「痛かっただろ」
「すこ、し」
声が掠れている。叫びすぎたのだろう。胸が痛んだ。
「でも」
「………?」
ふわり、とあやめは微笑む。手をとられ、心臓の上に導かれた。
だいぶ落ち着いた鼓動がうすい皮膚を通して伝わる。
「すごく、あったかいんです………ここが」
「………」
生きている。同じ世界で。そして、恋人同士の想いを共有している。
「私は………ほんとうに、幸せです」
「あやめ………」
「どうか、少しでも長く、そばにいてください………」
思わず抱き寄せた。少し高い体温がなによりも幸福の証。
「………言われなくとも」
誓いに重ねたキスは、とろけるチョコレートより少し苦くて、最高に甘かった。
おしまい!
最後微妙かも………ごめん、ロストバージンはどうしても痛みが避けれんから難しい
村あや、マイナーだけど原作読み返すと意外と萌え所多いとおもうの
ただ自分が書くと毎度だがキャラの同一性に自信がないぜ…
とりあえずスレの大量消費すいません、しばらく引っ込むので他カプ・断章の神々どぞー
読んでくださったみなさんに感謝感謝! 本スレの
976イラストに騙された名無しさんsage2012/02/19(日) 23:11:55.34 ID:M2Cxfjpj
>>975
性魔術っていうと割と普遍的な感じもするし民話の解釈でも性に関するものって結構あるよなぁ。
しかし真顔でその解説をする魔王様が想像できん
977イラストに騙された名無しさんsage2012/02/19(日) 23:29:55.48 ID:3hVaKzOL
∧||∧
( ⌒ ヽ<さぁ収穫祭の始まりだ
∪ ノ
∪∪
>>976
むしろ顔色一つ変えずに解説して周りの方が変な空気になってるのに対し1人首を傾げてる陛下
の流れでこっちの住人なにか反応するんじゃないかと思った 陛下に解説された時点でいかなる放送禁止用語も
学術用語に聞こえる気がした自分はこの板の住人として失格だろうか…
エロパロ的にマジレスすると魔王様が本気出して夜の講義したらなかなかなんじゃね
というか陛下に限らず魔女様とか神野さんとかまっつんとかは
言語が精神に及ぼす作用をよくわかってるから言葉攻めのクオリティが凄そうだよね 白雪姫に登場する七人の小人は、成人の儀式を迎えた若者達がモチーフだそうです。
小人達の家は少年が儀式までのあいだ寝泊りする小屋にあたり、そこには彼らの世話をするため、未婚の少女が通うか住むかしていたのだとか。
もちろん、少女は家事のみならず、性の相手をすることもありました。
そんな白雪姫を元にエロ泡禍が起きたら・・・?
*
ある一月の日、成人式の開催が迫る中で七人の若者が行方不明になる事件が発生した。警察の捜査でも成果が挙がらず、泡禍の疑いありとされ――
――時槻雪乃はその調査にあたっていた。
行方不明者は神狩屋の知り合いのそのまた知り合いにだったらしく、彼の機転によって既に若者達の住所はつかめている。
雪乃はゴシックロリータを身にまとい、そのうちの一軒を訪れていた。
……ミシッ
奇妙な重圧のかかった、やけに息苦しい空気感……。
雪乃は直感的にアタリだと悟った。
そして、ポケットの内側にカッターを握りつつ、インターフォンへ指を伸ばし……
ゴスッ!
押そうとした瞬間だった。
鈍い衝撃が雪乃の後頭部を襲い、意識は途切れ――
――目が覚めると、雪乃はベッドの上に寝かされていた。
それだけじゃない。
例の行方不明となっていたはずの若者七人が……。
いや、かつてその七人だったと思しき、全身の肉がただれて変形しきった、えげつない姿の小人達が雪乃を取り囲んでいた。
大きさで言えば、雪乃の背の半分近くしかないだろう。しかしずんぐりとした体型で、太さは男性の平均以上だった。
小人達は一様に卑猥な笑みを浮かべ、興奮した犬のように息を荒げながら、雪乃の肉体を襲う。
七人の手が、合計十四本の手が、雪乃の身体を撫で回した。まだ脱がされこそしないが、服の上から胸を揉まれ、太ももを揉まれ、尻を揉まれていく。さらには秘所に指が這いまわる。
手という手の数々に身体を嬲られる感触に、雪乃はただならぬ戦慄と猛烈な拒否感を覚えた。
「くっ……! 離しなさい!」
雪乃はもがき、ポケットにあるカッターを取ろうとする。しかしその手は押さえられ、抵抗はその都度封じられる。
小人達は一見、撫で回すことに夢中に見えるが、あがいたり反撃しようとすれば、そのたびに動きを押さえ込んでくるのだ。
「このっ、どうすれば……」
チャンスはないかと伺っているうち、雪乃はやがて衣服に手をかけられた。
ゴシックロリータは着せたまま、小人達は胸だけを露出させるようにして布をずらし、プルンとした美乳をあらわにする。
そして、露出されると同時に揉みつくされ、しゃぶりつかれた。
二匹の小人が乳首の吸い付き、しかも余った手での愛撫もやめない。脇や首筋、腰のくびれ、いたるところを撫でつくされる。
「――――っ!」
抵抗できない悔しさと、大きな羞恥心に雪乃は顔を歪めた。
胸を責められているあいだにも、残る五匹の小人は尻や太ももに触れ続けている。もも肉を舌でなめずり、次には股間に顔を埋めて秘所を口愛撫してきた。
そのうち、ショーツを脱がされ尻とアソコを直接撫でられ、舐められた。
「うぅっ、カッター……。カッターさえ出せれば……」
そうすれば、こんな奴らは焼き払える。
なのに、肝心のポケットの中身に手を伸ばす行為さえ、小人は封じてくるのだ。
腰を持ち上げ、まんぐり返しの状態にされ、肛門を指でグリグリと弄られる。尻たぶをベロベロと舐められ、秘所にも舌が這い回る。
不愉快な感触と、それでも生理的に発生する快感に、雪乃はゾクっとして身もだえし始めた。抵抗ではない。しだいに熱を帯びてきたことによる、性感へのもだえだ。
そして、小人達はズボンの内側の一物を取り出した。
まさか……こいつら……!」
そのまさかであった。
一匹の小人が亀頭をあてがい、ずっぷりと雪乃の秘所にソレを沈めた。
「――っ!!! あぁっ!」
すぐさま腰振り運動が開始され、雪乃は喘ぐ。
残る白い手も、二匹の股間へ運ばれ、一物を握らされ、手淫を強要される。
同時に三本もの肉棒を捌かされ、雪乃は一層顔を歪めた。
ドピュ! ドピュ! ドピュ!
精液が膣内に打ち込まれ、手淫していた両側から降り注ぐ白濁は、雪乃の黒い衣装にこびりついた。
だが、まだまだ終わらない。
交代するようにして次の一匹が挿入してきて、さらにもう一匹が胴体に伸し掛かり、パイズリをしてきた。
乳を利用され、膣も好きにされている。
悔しさに打ちひしがれながら、再びドピュっと発射された。
膣口からどろりと白濁が溢れ、顔面にも白いものが降りかかる。
さらに身体をひっくり返され、腰を抱えられ、背後から挿入される。
「いつまでやれば気が済むっていうの…………」
雪乃は涙目になり、羞恥に顔を赤くしながら、それでも虎視眈々と反撃の機会を伺っている。
そんな雪乃の眼前に一物が押し付けられ、口にねじ込まれ、二穴責めを受けた。バコバコと尻に腰を打ち付けられ、口にも腰を振られていく。
そして口内射精をされ、背後からは尻にかけられた。
「はぁ……はぁ……」
あまりの陵辱に雪乃は疲弊し、全身を精液まみれにしたままうつ伏せで倒れこんだ。
小人達はあきらたらず、その雪乃のスカートを捲って尻を丸出しにし、揉みつくしてくる。
延々と続く行為は晩まで及ぶのだった……。
完 いい作り思いつかなかったから最後投げたみたくなってしまったが・・・。
とりあえずエロ泡禍起こしてみました。 >>179
乙!
……と言いたい所なんだが、雪乃んがヤられちゃった瞬間に<焼け>を発動できなかった理由を20文字以内で簡潔に述べよ。# >>179
乙でした!
悪いとは思うけどゆきのんってやっぱこういうシチュ似合ってしまう…
次は星の金貨あたりでどう?一枚ずつ脱がされてく系な
ところでここに投下した自作品を自サイトに持ち帰るのあり? >>182
>>179ではないが……
『
雪のんの処女は誰かが
美味しくいただいた後
』
20字できちんとマス目埋めて解答しました。
配点は何点ですか?
(蒼衣) つまり処女喪失の痛みを知っているので貞操奪われるぐらいじゃ発動しないとな!?
>>183 自作ならいいんじゃない。ピクシブとかに手直しして上げる作者もいるしな。
ただ無断転載と思われることもあるので
掲示板に投下したことをサイトのほうにも記しておいたほうがいいかと
投下した際にトリもつけていれば完璧だが
難癖つけてくる輩もいると聞くので、そういうのが来てもスルーできる精神耐性があるなら… そういや>>1の保管庫は前スレで止まってるから改めて保管のお願いに行った方がいいのかな? >>184 抽象性の高い回答は減点の対象になります。
「誰か」を明確にして書きなおし、SS化すれば間違いなく満点となるでしょう。
(国語教師風)
>>185 アドバイスありがとう、参考にして収録させていただきます
丁寧に教えてもらえて助かったよ
>>186 確かに。もう数作品あるし早すぎってことはないよな >>182
エロだからと思ってすっとばしてしまった・・・
やっぱり、細かい部分もなるべく設定守った方がいいだろうか? >>41の人形師が笑美さんにまで…とか思い付いたけどバチンバチンなEDしか浮かばない件 前々作の人です、保守ついでに進捗状況
・武稜→半分くらいまで来た。だが初物続きすぎてネタ切れそう…がんばる
・空亜→陛下をどこまで人間らしくしていいかがネックなんだよな…
Missingは断章に比べて格段に男が扱いにくい希ガス
もともと甘ラブえろ好きなんで日々キャラ崩壊との戦い
これだけじゃあれなんで壊れレベルのサンプル空亜置いてくね
えろなしです、いやな人はタイトルギブアンドテイクでNGお願いします 「お先、ありがと」
「ああ」
お風呂から上がってリビングに入り、声をかけると、恭の字が書き物から顔を上げてこっちを向いた。
何を書いていたのかと尋ねるとひらりとレポートを見せられる。体育の単位稼ぎらしい。
「……気になってたんだけど、恭の字って体育の実技出たことあるの?」
「当然だ」
「嘘、見たことない」
「学期はじめのオリエンテーションは出ているぞ」
………それは実技じゃないだろう。
「……村神じゃないけどあんたの体力が心配だわ」
ため息をついてミニバッグを取り出す。中身は所謂お泊まりセットだ。
こういう間柄になって、彼の家に泊まるようになってから、必然的に持つようになった。
化粧水と乳液を手早くつけて、髪をまとめていたバスタオルをほどく。
そしてもうひとつのボトルをあけ、中身を手のひらの上に出そうとした。
「……それは何だ?」
立ち上った甘い香りに気付いたのか、ふいに彼がまたこちらを向いた。
「これ?流さないトリートメントだけど…」
近づいてきてボトルを私の手から受け取り、軽く鼻を近づける。
「風呂から上がってまたつけるのか?」
「……女子はいろいろと手がかかるんだよ。夏の水泳の後とかは髪軋むし、皆使ってるよ」
「そんなものか」
プールなんか一回も浸かったことがなさそうな顔が言う。
頬にかかる黒髪は何もしていないというのに綺麗な艶をたたえている。
「……羨ましい限りだね」
そういってボトルを取り返そうとすると、手で制された。
「?なに…」
ボトルが傾き、とろ、と彼の手のひらにクリアピンクのジュレが広がる。両手にのばし、その手で私の髪をとった。
「ちょっ、いいよ、自分でやるから……」
「いいから動くな」
するすると指の感触。あっという間に全体に馴染ませていく。存外この男はこういうことに器用だ。
「……何のつもり?」
「気まぐれだ。レポートを書きすぎて指が疲れたのもあるが」
私は指ほぐし要員か、とつっこんでやろうかと思ったけれど、徐々に心地よくなってきてしまった自分がいる。
そういえば、幼い頃母に髪を梳かれるとやたら安心したりした。
「ん……」
思わず目を閉じると、両手の指全体でポニーテールを作るように髪を掻きあげられる。
むきだしになった首筋に突如くちびるをつけられた。 「っ!?」
振り返る。睨み付けるとしれっと相変わらずだな、と言われた。
「お前は首筋が弱い」
「…ちょっと、遊んでるでしょあんた」
「さあな」
ドライヤーのスイッチが入れられる。温風を当てながらわしゃわしゃタオルで拭かれた。本当に子供みたいだ。
半分くらい乾くとまた手櫛が入る。すこし伸びた爪の先が絶妙に皮膚をなぞるのが悔しいけど気持ちいい。
ブラッシングされてる犬や猫はこんな気持ちなのだろうか。
「こんなものか」
そんなふうにしているうちに私の髪は綺麗に乾いていた。ドライヤーのスイッチが切られ、指がするりと抜ける。
すこし名残惜しい、なんて思ってしまう。
「…ありがと」
ちょっと複雑な気持ちで一応お礼。
「さて、木戸野」
「え?」
「物事には対価が付き物だ。特に現代の資本主義社会においてギブアンドテイクは基本だろう?」
そういって恭の字はタオルを拾い上げた。
入れ替わりにお風呂に入るつもりらしい。……まさか。
「乾かせとか言わないでしょうね」
「ボランティアでやっているとは言わなかっただろう?当然の帰結だ」
「…親切の押し売りって言わない、それ」
「悪いがクーリングオフの対象外だな」
口が減らないとはこういうことだ。
悔し紛れにトリートメントのボトルを翳してみる。
「じゃあコレ使ってやるから。甘くて乙女チックなシュガーリィフローラルの香りだけどいい訳ね」
「お前と同じ匂いなら歓迎だな」
………言い返せない。というかさりげなく何言ったこいつ。
頬が知らず熱くなる。
「ああ、だがこの手の香料はつける人間の体質や体温で匂いが変わるからな…」
わざとらしく気付いたふりをして、彼が私の髪に顔を埋めた。
「……だから、本当のお前の匂いはやはりこうしなければ嗅げないな」
あたたかい呼気がうなじをくすぐる。思わずひぁ、と変な声が出そうになる。
「………敏感だな?」
「馬鹿者……っ、さっさとお風呂入んなさいよ!」
叫ぶと不敵に笑われた。
心なしか上機嫌に浴室に向かう後ろ姿を見送る私は、多分耳まで真っ赤だった。 おしまい!
ついでに質問、みんなSSは男女どっち視点のほうが萌えるの?
それとも三人称が一番かな
参考にしたいんで教えてください /⌒ヽ
`⊂[( ^ω^)
/ (⌒マ
(⌒\ヘ」つ
> _)、
じ \_)\\\
o゚*。o
/⌒ヽ*゚*
/ヽ |*o (
 ̄ ̄ ̄~ ゚(⌒
⌒Y⌒ >>197
なんかもうGJ
ドラマCDの声で再生されたわ
どっち視点が萌えるかはそれこそ時と場合によるというか
今までの視点でも萌えるので全然構わないというか、とにかくGJ >>197
俺は一人称でも三人称でも文体はどっちでもいい。
つまりその時書きやすいと思ったほうを使ってくれればOK 197です
みんなありがとう、自分はやたら一人称好きだから聞いてみたけど
いろいろ挑戦してみますー
まあ書きやすいのは三人称だがw
さて、武稜上がったよー
今更だけど一応トリつけます、チキンだからまた名無しになるかもだけど
>>152氏のご希望通り初物だけど、前二本との兼ね合いで不完全燃焼かも、許せ………
大学生設定です、NGな方はタイトル「ステップ・バイ・ステップ」で 小さい頃は自分が高校生になるなんて思いもしなかった。
少なくとも、18くらいまで歳をとったら、世界の時は止まるような気がしていた。
それなのに、もう19だ。
高校の卒業式が大体1か月前。女子は袴姿に普段より大人っぽいメイクで、男子は着慣れないスーツ姿。
それを目にしたときはああ、大人になったんだ、なんて思ったけれど、学生という身分はまだ続く。
だから、大学生になったって何も変わらないと思っていた。
だけど―――――
時刻は12時過ぎ。
二人がいるのは、まだ新しい木や壁紙の匂いがする稜子の部屋。
もうここは寮じゃない。
門限は邪魔しに来てくれない。
「っ、あ」
くちびるを重ねたのがいけなかったのか。
ふざけて飲んだアルコールが、ささやかな法律違反に罰を当てたのか。
からめた手のひらが洒落にならないくらい熱くて、二人してベッドに崩れた。
「稜子………なんか、どうしよ、」
そういう自分の声すら遠くてくらくらする。おかしい、魂が身体から三センチくらいずれてるみたいな感覚。
「武巳クン、は………どうしたい、の」
問いかけてくる稜子の目は水面みたいに揺れている。
なんにもわかんない顔をして、でもほんとはみんな知ってる、オンナノコの顔。
「俺………は」
掠れる声、喉の奥でカシスオレンジが焦れる。
「稜子………が、ほしいよ」 別にみんなに合わせたいとか負けたくないとか、そんなつまらない理由ではなかった。
経験の多さを誇るようなクラスメイトの話には、正直すこし引いていた。
一線を越えることは、オトナになること。
まだモラトリアムに甘えていたい年頃の少女は、先のことって笑って誤魔化していた。
だけど一方、どこかで思っていた。
オトナになるその瞬間、手を握り合っていたいのは彼だと。
普通だった日常の崩壊と、喪失と、そして再生をともに乗り越えてきた少年の体温こそが
ボーダーを踏み越える背徳を許すのだと本能はささやいていた。
だから、熱の篭った視線に縫いとめられた時、自然に体は動いた。
「ね、ちゅうして」
舌ったらずな自分の声が聞こえる。応えて唇がふさがれた。
まだキスさえ手慣れないふたりなのに、これからどうすべきかはなぜかはっきり分かった。
「ん………」
吸いつく水音。八重歯の感触。そろそろと手が腿を撫でる。
倒れたはずみにめくれ上がったスカートはもう用をなさず、うすいピンクの下着があらわになっている。
離れた唇は頬に移り、そこから耳元へ彷徨いだした。
「稜子………」
切なげでさえある声で名を呼ばれ、稜子は視線を横にやる。
「いいよ………」
微笑みかけると、許しを乞うように頬を擦り寄せられた。
その愛情深い動きとは裏腹に、指先は彼女のブラウスのボタンを外しにかかる。
互いに堪えきれなくなったように衣服を剥がしあうと、部屋の空気が冷たく肌に触れた。
「取る、よ」
最後の砦だった小さな布を脚から引きぬかれ、甘いため息が漏れる。
「………寒くない?」
布団を引き寄せ掛けられた。
「ん………ありがと」
布の作る小さな空間で、二人の体温はほどなく溶け合い、身体の中心は熱いくらいに疼きだす。
「………稜子の匂いがする」
布地に顔をうずめた武巳がぽつりと呟いた。急に気恥ずかしくなって稜子は顔を赤らめる。
「恥ずかしいよ………」
「………ごめん」
反射的に謝られてくすっと笑うと、彼も安心したように笑った。
「あー、女の子ってどうしてこんないい匂いがするんだろ………」
「女の子みんな?」
「………稜子のは特に」
石鹸のような、ベビーパウダーのような、安心する香り。
それに今はほのかな官能の香りが加わって鼻腔をくすぐる。
もっとその甘さを感じたくて、武巳は彼女の鎖骨の辺りに唇を落とした。
「ふぅ………んっ」
舌先でちろちろと舐められ、稜子は眉根を寄せる。
大きく上下し始める胸を両手で覆うと、手のひらの中心にこりこりと硬いものが当たった。
「ここ………すごい、かたくなってる」
「やぁ、いわない………で」
抵抗する腕をまとめて頭の上で組ませる。まるい乳房のラインが如実に現れ視覚を直撃した。
先程手のひらを刺激したつぼみはさらなる愛を求めて硬さを増し、つんと尖っている。
知識でなく現実に見る女体のやわらかさに、もう自制心などどこにもみえなくなってしまう。 「稜子………稜子、」
いつもは明るい笑顔が浮かぶ顔も、今は紅潮してこの上なく淫蕩に見える。
小さく開いた唇はぽってりと重く紅く、時折漏れる喘ぎは子猫の鳴き声にも似て。
「あ…………ふぅ、んぅ」
色づく突起に吸いつくと、びくびくと震えて快感に耐えようとする。
その何もかもが、今は自分のもの―――――
そう思うとこみあげてくる感情が愛撫を一層強くさせる。
溢れる淫性への対処法を知らない、汚れ無き乙女の涙が頬を伝うのを知りながら、
薄く浮き出るあばらを辿り、右手は下肢に伸びていった。
「さわる、よ」
「い、あっ………ん!」
流石に手が震える。アルコールの力を借りてはいても、彼もまた初めてには変わりない。
だがむちり、と弾力を伝える腿に挟まれながら秘裂をなぞると、とたんに粘性のある湿った感触が武巳を誘った。
おそるおそる人差し指と薬指で花弁を広げると、愛液が零れ小さな芽と襞が現れる。
「やだぁ………」
そのぬらぬらとした艶めきは、彼の視界を固定する。
枕に頭をすりつけていやいやをする稜子にも構わず、みずみずしい水蜜桃にでも歯を立てるようにその淫水を啜った。
「あっ、あ………っ――――!やぁぁっ!」
じゅる、と大きな音が彼女の羞恥心を煽る。
抵抗するにも腰に力が入らない。否、力を入れすぎて突っ張った身体は言うことを聞かない。
侵入する指と花弁を舐めあげる舌の感触に、人差し指の爪を噛んで耐える。
「稜子………」
「あ、はぁっ、武巳………クン」
「ごめん、おれ、もう………」
覆い被さられ、抱きしめられる。むしろ抱きつかれると形容した方が正しかったかもしれない。
合わせた身体の脚の間に熱を感じる。乱れる呼気が彼の余裕のなさを示している。
「入りたい………ここに」
「………う、ん」
ぞくり、と、快感にも似た恐れ。
ボーダーはすぐそこにあった。ステップ一つで越えられると思った。 だが――――
「っ………あ………」
パズルのピースのように対になるはずの部分はしかし、簡単には嵌らない。
ぐり、先端が開きかけた入口をこじ開けようとした時、強い抵抗感が武巳を押し返した。
「大丈夫………っ」
思わず稜子を見ると、強がって腰を動かした。
だがその刹那、激痛に襲われたのか引きつるような悲鳴を上げる。
「っく、っ、ひっ―――――」
「………っ、ぁ」
互いにどうにか状況を進めようと焦るが、そううまくいくものでもなかった。
「いっ――――――――っ!」
みち、と音がした瞬間、細い身体が大きくのけ反る。
痛みに耐えて耐えて、限界を迎えたのか、稜子は倒れこみひくひくと小さな声で泣きはじめた。
「いたい………っ、たぁ」
目元を隠す腕の下からぼろぼろと涙が零れる。
幼子のようにしゃくりあげる姿はひどく痛々しかった。
「ご、めん………」
あやすように抱き起こして背中を、頭を撫でさする。
「ごめん、いいから、もういいから」
―――――――流石に続行不可能だ。これ以上を無理に押し進めるなどどいう荒技は武巳の良心が拒んだ。
痛切に反省する。怖くないはずも、ましてや痛くないはずもない。
こんなに誘惑を湛えていてもまだ熟し切らない身体なのだ。
「いいよ。今日はここまでにしよう」
「でも……」
涙の浮かんだ目で見上げてくる稜子を、武巳は両腕でぎゅっと抱きしめた。
「…いいんだ。なんていうか…最後まで行くことが目的じゃないから」
「だって」
「稜子が痛いなんておれは嫌だ。いずれは越えなきゃいけないのかもしれないけど、もっとゆっくりでいいもんな」
乱れた髪を手櫛で整える。肩のあたりに稜子の濡れた瞼が押しつけられた。
「ごめんね………」
「いいって」
頬ずりついでに、少しふざけて言ってみる。
「それに…これから何回も出来るんだし」
「………へんたい」
彼女は耳を赤くして、しかし両腕を彼の背に回す。
「………大好き」
「うん」
じわりと胸のあたりが熱くなる。
それじゃ、と身体を離そうと、腕を緩めた。
「………まって」
しかし、そのとき、稜子がその手をとり言った。
「どした?」
「………その………はいらないかも、しれないけど……」
そこまで言ってうつむく。
「一緒に………きもちよく、なろ?」 ちゅく、くちゅ、くちゅ、
「ふぁ…っ、ぁあ…ん」
腿に武巳自身を挟む形になり、稜子がなまめかしく動く。
やがて二人の距離は狭まり、濡れた襞が彼を包み込んだ。
擦れあう肉の間で、溢れた愛液が泡立つ。
ぷちん、と時折弾けてぐちゅぐちゅと音を立てる。
「うぁ………りょう………こ、これ、すごい」
「うん………っう、く」
体勢を変え、先端で蜜の溢れる入口を擦り、叩く。
上の突起にぐり、と押し当てるとたまりかねた喘ぎが漏れる。
「ふっ、あぁ………ん」
腰を動かして再び挟み込み彼女が両腿を擦り合わせると、薄いゴム質の膜がずれた。
稜子が薄く眼をあける。
「もう………これ、いいよね」
手がのばされ、抜き取られる。皮膚同士がじかに触れるようになり、さらに快感が増す。
「うん………っ」
答えながら彼女の足を閉じさせ、抱えあげるような体勢になる。
「ぁ………も、ちょっと、うえ………」
「ん………ここ?」
硬く凝った肉芽が当たる。ぎゅうと腿に力が入る。
「ううっ………!あっ、あぁ……ん」
「ここ、がきもちい……い?」
稜子のきつく閉じられた両目からぼろぼろと涙が落ちる。
必死に首を縦に振って快感を伝えようとしている様子がいじらしい。
「やああああっ!ああっ! ……くうううんっ!」
小さな手が武巳の先を包み込む。指の付け根が押し付けられ手のひらで擦られ、
貪欲な本能が更なる悦びを求めて腰の速度を速める。
「っ、稜子………もうっ、」
「うん、きて、きて………ぇっ!」
悲鳴のように、絶叫のように、稜子が啼くのと同時に、
最奥から溢れた蜜が一層激しく音を立て、零れ、二人の思考がショートし――――
「っ、――――――くぅ………っ!」
「ああああっ――――――――!」
勢いよく白く濁った液体が放たれ、ばたばたと彼女の腹部を打った。
「ふ、ぅ、んぅぅ………」
ひくひく収縮するナカ。全身に広がる炭酸の泡のような血が巡る感覚。
ずる、と力が抜けて倒れこむ刹那、ただ求めあって抱きしめ合う。
子宮なんかよりもっと奥で、愛を知った。
「ん………ぁ、すき、すき………」
手と手を絡めると、頭ごともう一度抱えられる。
「おれも………愛してる、稜子」
呼吸が落ち着くと、鳥のように啄ばむようなキスを交わした。
窓の外はまだ暗い。疲れた二人の身体を休める眠りの時間は十分あるだろう。
そして朝が来て、また夜が来る。
きっと幾晩を越えてまた二人は近くなれる、焦る必要などないのだ。
薄い瞼を閉じた少女はまどろみに身をゆだね始めている。どこまでも無垢に見えるその寝顔。
「………おやすみ」
額に口づけを一つ落として、彼も目を閉じた。 おしまい!
この二人が一番経験は遅そうかなと勝手に思ってる
えろだか純だかようわからんくなったがごめんね
本当にここのスレのみなさんは紳士で、自分みたいなへぼ書き手も温かく見守ってくれてありがとう
頑張っていきますのでこれからもご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いします
………とここまで書いてまたいっこトリとsage抜けてるの気付いた死にたいorz
マジすみません吊ってきます 書こうと思ったら規制されててPCから書き込めねえ…! うpろだに上げてリンクを張ることはできないのか!?
全裸で凍えてしまう!! では>>216氏の完成までのつなぎにうpろだテスト
空亜のリクものに少しだけ関連する話です、えろもなければオチもないが一応
本体は今日明日中に落としに来ます
本編進まないにもほどがあるから自分にプレッシャーかける意味で宣言
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/135/%E6%AD%BB%E3%81%A8%E4%B9%99%E5%A5%B3.txt >>217
乙! 本編も頑張れ!
とりあえず規制は解けたが、遅筆なのでいつできるかわからない。
しかし、二本書いてる途中だからいずれは二作投下するよ。 あのさぁ……
BLはさすがに需要ないよな?
カガリー×入谷とか超書きたくて仕方ないんだが >>219
需要の有無はさっぱり読めないが・・・。
書く自体は注意書きさえしてくれれば平気では。
さらに気を使うなら、ロダにあげれば間違って目に付くこともないから文句言う人も減る
・・・・・と思う
空目と蒼衣のクロスオーバーだが……
グロ担当、解説担当、とか書くのを分担すればなんとかなるんじゃないか。
脚本は童話から作っていく感じで。 217です
>>218さんありがとう、楽しみにしてます
一日遅れてしまった…すいません
空亜/13巻後捏造/長め
前回亜紀寄りだったんで陛下寄りにしたらえらいことになったと前置きしておく
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/136/Is+this+a+wrong+ending.txt
>>221
才能ある方々に期待、ネタ提供なら協力するぜ >>222
欲望で動く陛下が相変わらず陛下で、読んでいてとても楽しかった。
亜紀ちゃんが報われて本当によかったです。
そして原作後がこうだったらいいのになと思える設定まで、実にGJでした。 保管庫に収録願い出してこようと思うんだけど
大作はいいとして小ネタ的なのはどうしよう?
あと作者さんで掲載×の方います? ×の声はないみたいだし、大丈夫じゃない?
俺も何個か書いてるけど、別にどうぞってかんじだし エロじゃないけど、誰か本スレの>>810-811書いてくれよ とりま保管庫の報告用まとめ。漏れがあれば頼む
颯姫(断章のグリム) >>8-9,>>11-15
神狩屋×雪乃(断章のグリム) >>19-21,>>23,>>26-33
『人形師と雪乃』(断章のグリム) >>41-42
『蒼衣と雪乃が事故でキスする話』(非エロ)(断章のグリム) >>51-54
『雪乃、内科検診を受ける』(断章のグリム) >>57
『葉耶が蒼衣にお医者さんごっこを』(断章のグリム) >>63
『雪乃と風乃をハメ放題』(断章のグリム) >>65-66
小ネタ<リア充爆発しろ>(断章のグリム) >>69,>>93
空目×亜紀『夢魔の金曜日』(Missing) >>117-122,>>129-131,>>133,>>141-144
村神×あやめ『インザボックスガール』(Missing) >>160-172
『本当はエロいグリム童話〜白雪姫の小人〜』(断章のグリム) >>179-180
空目×亜紀『ギブアンドテイク』(非エロ)(Missing) >>195-196
武巳×稜子『ステップ・バイ・ステップ』(Missing) 常 ◆HREI8MNxIO8s >>203-207
空目×亜紀『死と乙女』(非エロ)(Missing)>>217
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/135/%E6%AD%BB%E3%81%A8%E4%B9%99%E5%A5%B3.txt
空目×亜紀『Is this a wrong ending』(Missing)>>222
http://u3.getuploader.com/eroparo/download/136/Is+this+a+wrong+ending.txt >>218
だがいつ完成できるかわからん・・・
途中まででよければある程度は書けているけどどうしようか スマホの似合う眼鏡の女の子がたくさんのカタいものに身体を貫かれて果てるラノベのエロパロスレはここですか >>231
ありがとう!言いだしっぺなのにしばらくPC触れてなかったので助かった
>>233
控えめにロダなどにあげてみてはいかがだろうか 完結して、ゆきのんもデレたし
その後の話とか見たいな 蒼衣はもう「普通」を諦めたから雪乃と付き合ったり結婚とかはなさそうだが
雪乃もいずれおじさんのところから出て行かざるをえないだろうし
(おじさんたちは進学望んでそうだけど、雪乃が望まないだろう)
蒼衣のロッジで同棲とかしちゃいそうだよなw はたから見たら事実婚状態になりそうw
高校卒業後「泡禍が起きたときすぐに行動できるよう一緒にいたほうが合理的だから」と同棲を提案する蒼衣と
それを受け入れちゃう雪乃のナチュラルにリア充なラブコメが見てえw >>238
いいなそれw
たしかに蒼衣はもう『世間一般の普通』には拘らずに、本人の言うとおり『雪乃のいる世界を普通に』だから2人なりの『普通の日常』を作っていくんだろうなぁ。
本スレでもちょっと話題に出たけど、蒼衣のロッジは何の店になるかね。
カガリーの遺品を受け継いで、古美術商かそれとも童話とか民俗学の本がたくさんある書店とかかなと自分は想像してるが。
蒼衣自身の感性の鋭さはあるが、これからも泡禍を解決するためにはカガリーのノートとか見る以外に蒼衣自身も勉強しないといけないだろうし。 ゆきのんはもちろん、颯姫やゆめみんも一緒に……と考えたらメイドカフェ一択w
蒼衣君の最後の言葉はプロポーズでいいんですよね
まさか断章で、『ヒロインの危機に駆け付けるヒーロー』という熱い展開が見れるとは
がっくんありがとう 主人公の面目躍如だよな!
多くの仲間を失いながらも
親殺し(神狩屋含む)で成長イベントまでやってのけ
自分の過去を受け入れ
ヒロインと一緒に生きることを誓う
あれ、なんだろうこの違和感…
最終的に破滅が待っているかどうかでこんなにも印象が違うなんて… 蒼衣の時限爆弾って、なんだかんだ雪乃といる限りは爆発しなさそう
と、自分は楽観的に考えている
かぜのんが一緒にいることで、きっと葉耶ちゃん落ち着いてくれてるんだよ!
だから蒼衣君とゆきのんは目一杯いちゃつくべきなんだ! 視線を追って、>>246が振り向く。瞬間、絶句した。
「あ」
「う……」
「僕はいつの間にそんな面目を躍如したんだ?」
そこには蒼衣が、いつもと変わらぬ表情でスレ民たちを見下ろしていたのだった。 グリム最終巻が出てから少しずつSS書いてるのだが、本スレで『自分の書きたい妄想が次々書かれる』泡禍に巻き込まれたようだ……orz
なかなかエロパートまで到達しないし、完成は諦めた
チラ裏すまん >>250
その書きたい妄想は、みんなが見たい妄想ってことだよ
諦めんな!!諦めないでくださいお願いします >>251
もしもしのメモ帳にぼちぼち打ってるから時間かかるかもしれんが頑張ってみる
お茶うけがわりに非エロ小編投下 「ふんふん〜♪」
エコバッグを片手に、颯姫は商店街を歩いていた。
目指すは今日の特売品!白菜を売っている八百屋さん。
この町は颯姫にとって居心地のいい町だ。
「あら?颯姫ちゃんこんにちは。今日は天気がいいねぇ」
手押し車を押したおばあさんがにこやかにあいさつをしてきた。
誰だかわからないけれど、元気よく答える。
「こんにちは!今日は天気いいですね♪」
答えてから、考える。
……昨日、晴れてたかな?曇りだったかな?
私、おかしな返事してないよね?
固まって考え出した颯姫に、老婆は動じずに言った。
「今日は晴れてる。それで十分」
颯姫は大きく頷いた。
「ところで颯姫ちゃん、今日の買い物はなんだい?」
「えっと、最初は八百屋さんです!白菜を買います!」
首から下げた手帳を確認する。
「私も八百屋に行くところだから、一緒に行こうかね」
「はい!」
老婆は、手押し車をUターンさせ、颯姫と一緒に歩き出した。
「ありゃ?あの婆さんさっき八百屋でリンゴ買ってなかったかい?」
魚屋の店先で男が呟く。
「あぁ、アンタ最近越して来たんだったね。ありゃあれでいいんだよ!」
サンマを包みながら魚屋の店主が答えた。
「あの女の子、颯姫ちゃんは事故で記憶障害があるんだよ。でも明るくて元気で、老人ばかりのこの商店街の天使さ!」
全てを忘れてしまう颯姫は知らない。
この町が颯姫に優しいのは、颯姫がそれ以上の幸せを商店街の皆に与えているから。
今日も明日も、颯姫は元気にお使いにいく。 いばら姫で「雪乃の未練になりたくない?」って聞かれて心が動く蒼衣は十分普通じゃないと思いました。そして見事雪乃の特別な存在になったことに萌えた
ていうか委員長の時もそうだったけど、ゆきのんの「嫌い」って最高のデレだよね もしや本スレで拾ったネタをここで書いたらええのかのう >>259
うむ
我々に遠慮はいらぬ
ぜひ書きたまえ 蒼衣「同じ屋根の下で一夜過ごしたこともある、家族(亡霊)の了解も多分得た、そしてこの間のプロポーズ、普通に考えて僕たちもう結婚するしかないよね」
雪乃「いいわ」
もれなく小姑がついてくる素敵な結婚生活マダー? 蒼衣と雪乃が子供作ったら雪乃さんの断章が遺伝するかも
それを恐れて拒むゆきのんに無理やり中田氏する蒼衣
あるいは孕ませなければいいんだねとお口でさせたり*でするド畜生蒼衣
葉耶「私の蒼衣ちゃんがこんな鬼畜のわけがない」 雪乃んのセーラー服+ブーツって萌えポイントなはずなのに、缶詰の表紙でしか描かれてないのが残念だ ゆきのんのブーツよりもかぜのんの生足の方が破壊力高いしw 蒼衣「雪乃さん、治療するからじっとしててね」ペロペロ
雪乃「っ…!」
カガリーがいなくなった今、ようやくゆきのんの傷口ペロペロの時代がきたのだ 定期ゆきのん(^ω^)ペロペロ
リスカ痕あるから水着や長袖にはなれないんだろうな 蒼衣ならどうにかしてでも雪乃を夏服にさせそうだ
熱中症になるから、とか丸めこんで ゆきのん長袖ばっかりじゃ蒸れるだろうに
美少女の汗ってエロいやらしい ゆきのん(^ω^)ペロペロ
ゆきのんの鎖骨にたまった汗を啜りたい 同意
甲田キャラでイチャイチャといったら蒼衣と雪乃のイメージが強い
Missingのキャラはそんな感じがしない 蒼衣が恋愛的な意味でアプローチしてきたら雪乃は拒めないと思う
がっくん作品は二次が少ないから、なかなか良いイチャイチャに巡りあえないなあ いちゃいちゃするためには、風乃さんが空気読んで黙っててくれるかが鍵だな 本編終了後だと2人がイチャイチャしてると葉耶ちゃんが視界の端で猛烈な地団駄踏むとか有りそう >>>291
こんなかんじかと妄想したら別にイチャイチャしてなかった
蒼衣「あれ、雪乃さん見回り行くの?」
雪乃「ええ来なくていいわよ」
蒼衣「そっか じゃあ僕も一緒に行」
葉耶<足ダンッ!
蒼衣「……」
雪乃「白野君?」
蒼衣「あっ…いや、えっと僕も一緒」
葉耶<ダンダンダンッ!!
蒼衣「……」
雪乃「…行ってくるわ」
蒼衣「えっ、待ってよ僕も行」
葉耶<ダダダダダダダダンッ!!
蒼衣「……」
雪乃「さっきから何なの?」
蒼衣「う、うん…あの、雪乃さん…」
雪乃「何」
蒼衣「心配だからなるべく早く帰ってきてね。終わったら、一緒に帰ろ」
雪乃「……ふん」
蒼衣「あ、照れてる?」
雪乃「うるさい!殺すわよ」
蒼衣「あはは」
葉耶<ギリィ…!
イチャイチャする雪のんと蒼衣
イライラする葉耶とそれを茶化す風のん
風乃と葉耶でのゆりっぽいのいけるか >>288
やっぱその二人だよなぁ
Missingのキャラだと、女性としての性欲解消しようとするまっつんとかか
あとは、陛下と性欲解消という名分でセックスフレンドになる亜紀とか思いついた
身体だけの関係で満足しようとする亜紀ちゃんとか萌える 空目は逆レイプされる印象
女子供に簡単に組み敷かれてみたいな そして淡々と「生理現象だからな」とか「避妊具はつけた方がいい」とか言ってるんですね
一瞬逆の字が見えてなくて焦ったのは秘密だぜ >>297
理性より感情を優先しちゃった亜紀ちゃんが
抵抗されると犬がびゃんびゃんしちゃうからって謝りながらぽろぽろ泣いて、
どうすることもできないままやっちゃってるんですねごちそうさまでした 魔女と悪魔といえばエロい儀式だ
神野さんと魔女さんでえろく絡むというのもありか・・・と思ったが
形だけはエロのはずだがまったく別のおぞましい何かになりそうだ おぞましい冷たい泥めいた空気が粘りつき、闇が蟠るようなどろりとした雰囲気のなか
手が相手の肌の上を這うのを見れば蛞蝓か深い深海の魚のようで
性の熱気は感じられず、覗く肌の色は軟体動物か死人に似て奇妙に白い……
覗き見た誰かが精神に異常をきたすパターンだな、確実に 神狩屋「夢見子の断章は泡禍を世予言するといったな。ありゃ嘘だ。AVの形にエスカレートさせるのさ!」 赤ずきんAV
本文を差し替えただけ
「ねえ」
その瞬間、突如横合いから女の子の声でよびかけられて、反射的に目を向けた途端、
その細く暗い路地にいた男の『足と足の間の黒い茂みを突き破る棒のようなモノ』と目が合って―――――
「………………!」
見た途端総毛だった。そしてその瞬間、暗がりから触腕のように伸ばされた手に右腕をつかまれて、
がくん、と走っていた身体がそれに引きとめられて、息がとまるような衝撃と共に押し倒された。
そして服の背中が摩り下ろされるような感覚と共に、下着ごと服を脱がされ、熱を持った強い摩擦の感触が、
少女の秘所に激しく突き込まれた。
くちゅっ、
と性器を濡らす淫らな音が、間近で聞こえた。
―――――嫌! 嘘! 嘘!
明確な喪失への恐怖が、その瞬間、頭の中を爆発的に塗り潰した。
男のそれの先はますます食い込み、膣にゴムのように挟まれて、そこから生み出される快楽は
男の動きをますます速めた。
それはすでに熱い一本の苦痛と化し、先端が膜を突いて、みちみちと引き千切るように切り裂いて血が流れ始めた。
―――――嫌! 嫌!
目の前と意識が、白く遠のいてゆく。
ぎりぎりぎり・・・・・・
―――――嫌あ―――――!!
『ぶちっ』!!
………………!!
………………!!
……………………………………………… 女の子の声でよびかけられて、振り向いたら股間をギンギンに勃たせてるおっさんとかホラーだな確かに。 本スレの方でやれ兄嫁ダッチワイフ説だの兄嫁NTR展開だの
あらすじ投下されただけでえらい事になっている新作「ノロワレ 人形呪詛」は12月10日発売! 不仲な兄弟
兄嫁
あらすじだけで昼ドラにできそうなかほりがするからな…仕方ないわ 本スレで盛り上がってないでこっち来いよ! 来いよ! あっちで出たハセヲを攻めるSSを書きたいが
相手役をどうすればいいのかわからん
かぜのんなら適切にハセヲの欺瞞とコンプレックスを指摘して嗜虐的に責めてくれるだろうが
ゆきのんが<あげるわ>しないと見えないし自然に絡ませるのがすげえ難しいのう… 蒼衣の断章が不安定になり周囲の人にも見えるようになる
雪乃の断章が不安定になり(ry
あかずきんの最後の後、実はちょっと会ってた
風乃が自由に体使える設定
風乃生存設定
風乃が死ぬ前に会ってた
突如見えるようになったと思ったら夢だったよ
悪夢(過去?)が実体化する泡禍に遭遇
考えてみたけど難しいな 瑞姫の件で、蒼衣倒すの邪魔されないようにとかなんとかでハセヲ先にゆきのんを襲撃
→ゆきのん「あげるわ」して応戦するも、途中貧血でぶっ倒れる
→残ったかぜのんと以下略
とか。…難しいな エロパロでないが……Missingと断章のクロスオーバーを書いてみたい。
陛下と葵の絡みは誰もが望んでいるはず。 見たい見たい!
ぜひ魔女さまとかぜのん(+はや)の絡みを
そして敷島たちと武巳の平凡組も… >>320
エロなしもありだと思うよ
てか、それ書けるならマジ見たいんだけどw 鹿狩屋と空目にはさまれて色々聞かされて辟易する蒼衣を想像した そういえば、さつきちゃんって生理はちゃんと覚えてたんだろうか
一応定期的には来るけど、月一とかだと忘れそう
毎回手帳見て確認してたんだろうか ゆきのんがなんだかんだで世話焼いてくれてたんじゃね?
ワンチャン来てないまである 確か中学生くらいだっけ?
だったら可能性低いけどなくはないな >>326
そこはかがりんが世話焼いてたと考える方がそそられるだろw 蒼衣とバイト先で出くわした雪乃の叔父夫婦が雪乃を連れてそれとなく店へ食事に行っ
たりしてるかもと考えると微笑ましい光景が妄想出来るなw グリム読了したので何か書きたい。
希望が有ったらプリーズ。 いや、全てを拒絶するのを痛み=愛で受け止めるんじゃ?
…ん?包容力がある方が攻めのがいいのか?なんか分かんなくなってきた 本スレで198と199が言ってる風乃がみたいよう
だれか文才ある人は居らんのですか 蒼衣と雪乃の間に娘が生まれたら風乃が天生しそう
そして3人目には作品の壁を越えてまっつ(ry 「いらっしゃいま…雪乃さん!?」
「…早く席に案内してくれないかしら、白野くん」
「あ、うん。一名様お通ししまーす!」
〜席について〜
『あら雪乃?アリスが心配でバイト先まで来たのに何も言わなくていいのかしら?」
「…姉さんは黙っててくれる?」
〜カウンター裏にて〜
「おい白野、彼女か?彼女なのか?」
「ち、違いますよ先輩。単なる友人です。……まだ」
「まだだぁ?てめー、狙ってんじゃねーか!」
「注文聞いて来ます」
「おいっ!?答えろ白野ー!!」
〜窓際の席にて〜
「いらっしゃい、雪乃さん」
「…ふん」
『私はトマトジュースを一つ』
「風乃さんは飲めないでしょう!?」
『あらアリス。私がせっかくジョークで場を和ませようとしたのにそれは無いんじゃないかしら?』
「姉さんは黙っててって言ってるでしょう?
白野くん、私はこれにするわ」
「うん、分かった。保守が一つだね」
保守 保守乙!
しかしここの保守職人は全部同じ人がやっているんだろうかw ≫355へ≫352を書いた者だが、この度初めて書いた。
恐らく色々な人が書いてると思う ほのぼのクリスマス会もいいのう
でも、クリスマスってトラウマの人も多い気ガス 今日本屋寄ったらなんだか見覚えのある表紙が!
がっくんの新刊今月じゃないですかーーーーーー!
本スレいってないのですっかり情報に疎くw 所で、どうでもいいことなのかも知れんがここってsage進行じゃなかったっけ? そうだな、>>1に書いてないけど前はsage進行って書いてあったと思う
まあ、荒らしばりにageなきゃ、多少くらいいいんじゃない? 新作主人公は新婚さんだからな
ちょっと陛下っぽいが、儀式とか呪いの類としてならエロいこともしてくれそうでここ的には嬉しいね 夢人ニーサンは足が悪い
薫さんが上で頑張ることになるのか…ふぅ 黒髪ロング清純派お嬢様の騎乗位とか、考えただけでイけるわw すっごい奉仕してくれるんだろうなぁ
ねえねえ現人さんどんな気持ち? >>364,365のネタで一本書こうかと思ったが、せめて二人のなれそめが明らかにならんと難しいな。
でも純情キャラの必死の騎乗位ご奉仕は死ぬほど萌えるわ。
ご奉仕して欲しいキャラTOP3:薫、魔女様、ゆきのん
リードして欲しいキャラTOP3:かぜのん、可南子さん、笑美さん
陵辱したいキャラTOP3:ゆきのん、綾子、颯姫 廊下に放置して他の人間とセクロスしているのを聞かせたいキャラTOP3:あやめ、亜紀、現人 それはなんだか犯罪っぽいぞ。
俺だって自重して、陵辱したいキャラに夢見子ちゃんとは書かなかったのにw あやめはけっこう年いってなかったか?
肉体年齢も二次性徴には至りかけているはずだ
つまり俺の射程範囲 「二次性徴に至りかけている」を「けっこう年いってる」と表現するあたり、
>>371は真性だなw 夢見子ちゃん…こわい人達がいるからおじさんとあっち行こうね 大丈夫かな…私で満足、できてるかなぁ?
て不安がられながら信乃歩に奉仕されたい 信乃歩はそんなにポジティブじゃないだろ。
「わ、私なんかじゃ全然気持ちよくないよね……」
ってな感じじゃないか? え? 公園とかのトイレでリンカーンされる光景しか思い浮かばないんだが 嫁と妹で義姉妹丼しようぜ夢人さん
あ、隣の部屋には現人さんを置いておきますので あぁ、信乃歩たんと仲良くなって頭くっつけあいながら同じ一冊の本を一緒に読みてぇ…
ネガティブな信乃歩たんに優しくしまくって同じ本の話題共有してなつかれてぇ…
可愛いよって誉めまくって困りながら照れちゃう表情とかさせてぇ…
つーかチュッチュしてぇ… バレンタインとか渡したい相手がいても迷惑じゃないか不安で作れないんだろうなぁ
作るとしても一人でオドオドしながら作って、本当は上出来なのにネガティブだから「こんなんじや駄目だよね…」てなるんだろうなぁ
んで結局は作ったのに渡せずに終わって最終的に自分で食べるんだろうなぁ 渡せたとしても、「どうしてあんなことしちゃったんだろう」って一人で悶絶して布団に潜り込んじゃいそう
ホワイトデーにお返ししたら、「あんなチョコでこんなにいいものもらっていいのかなぁ」って、対価が釣り合わないんじゃないかって不安がるけど、やっぱりどこかで喜び信乃歩たん萌えるわ 皆さんが信乃部に夢中になってる間に薫さんはもらっていきますね >>382
残念、俺はもともと薫さん派だ。
ちなみに、グリムはかぜのん派……そういうことだ。 感染呪術のためにおパンツを盗んで呪物とし、エロい呪いをかけるのだ 類感呪術、相手に見立てた人形などを媒介として相手を呪う。
人形のお股を擦ったり乳を攻めたりすれば相手は感じる
つまり今回の信乃歩を… それでもぼくはゆきのんが好き
ペロペロ(^ω^) エロパロ界隈では溶かしたチョコをぶっかけてペロペロする系の話が溢れる季節だな 「シラノ!お前はもらってないよな!」
朝の教室。蒼衣が自分の席で本を読んでいると、敷島は会うなりこう言ってきた。が、何のことかわからない。
「えっと……何を?」
「バレンタインだよ!」
「あー……今日14日だっけ。いや、貰ってないよ」
「ああ、やはりお前は親友だ、シラノ。俺だけ貰えなかったらどうしようかと」「普通は貰えないよ」
そう。チョコなど貰えないのが『普通』である。貰えたら嬉しいが、それで目立つのは少し困るので、蒼衣は心配していない。敷島は心配しているが。
「そうでもない。白野、お前に義理のクッキーが来ている。二つもな」
佐和野がやってきて蒼衣の机に手作りクッキーの袋を置いた。……が、奇妙な点が一つ。
「これ、二つとも同じやつだよね」
蒼衣が貰えたことへのショックで悶えていた敷島も気づく。
「ホントじゃん、てか佐和野も同じのを持ってるな。なんでだ」
「これはな、朝に一人の女子が、『佐和野君と、佐和野君と一緒にいるお友達に』と言って渡してきた。つまり」
「つまり?」
「俺と一緒にいる友達は白野しかいないので白野に二つ渡したという訳だ」
「俺は!?それ一つは俺のだろ!」
「白野。敷島とかいう知らんやつに奪われる前に食べてしまえ」
「やめてくれシラノー!」
「ははは……」
バレンタインという『特別』が来ても、敷島は『普通』に佐和野にいじられるのだった。 バレンタインネタで投下
キャラ崩壊注意(主に雪乃)
こんなの雪乃んじゃないやい!と言う方はリターンを 「ねえ、雪乃さん」
「何かしら白野君?私は見ての通り作業中なのだけれど」
「ねえ、雪乃さん」
「何かしら白野君?私は見ての通り材料を砕くのに精一杯なのだけれど」
「ねえ、雪乃さん」
「何かしら白野君?私は見ての通りお湯を沸かしている最中なのだけれど」
「ねえ、雪乃さん」
「何かしら白野君?私は見ての通り湯煎に集中しているのだけれど」
「ねえ、雪乃さん。なんで僕の家でチョコレートを作ってるの?」
本当に、どうしてこうなった?と、蒼衣は自問自答する。
夏の一件で神狩屋は焼失している為、それ以来2人は蒼衣以外誰もいない白野家に集まる事が常だった。
当然、気を効かせた蒼衣が雪乃用のマグカップなどを用意しているし、合鍵も押し付けた。最近ではゴシックロリータの衣装すら置いてある。
しかし、これまでは今回のように雪乃が白野家の台所を使う事など一度も無かった。
壁に掛けられたカレンダーの日付は2月14日。学校が終わった後、校門前で雪乃と合流し、よりたい所が有ると言う雪乃に付き合って近所のスーパーに行き、ちょうどいいとばかりに夕飯の材料を買い込んで家に着いてみればすぐさまこれだ。
何がどうなっているのやら分からず頭を抱える蒼衣。そんな彼に亡霊が囁きかける…のだが。
『…ねぇアリス。どういうこと?なんであの娘昨日じゃ無くて今日張り切ってるのかしら』
知ったことか。むしろこちらが聞きたい。と投げやりに考える蒼衣。
無理も無い。たった今台所を占拠している少女はキャラがブレまくっていたのだ。
「…溶けない物なのね、チョコレート。温度を上げた方がいいかしら。
中身は何にしようかしら。ただ溶かしたチョコレートを型に淹れてはいどうぞじゃ味気ないもの…。
ナッツ…ドライフルーツ…ジャムもいいかも…………………………………血?」
「『それはない(わ)』」
風乃がまともな事を言った数少ないシーンであった。 続きです。相変わらずキャラ崩壊注意(主に蒼衣、雪乃、風乃)。 『ねえ、アリス。本当に心当たりは無いのかしら?』
「ありませんね…。今日だって特に変わった事は無かったし」
首を捻りながら記憶を辿る蒼衣。
いつも通り校門前で雪乃と合流し、彼女の寄りたい所が有ると言う言葉でスーパーへ向かった。
学校でチョコを二つ貰い、それを鞄に入れながら雪乃に話しかけたがそれは大した問題では無いだろう。その時雪乃の顔色が変わったように見えたのも雲が動いたのが原因だろうし、心当たりは思いつかない。と蒼衣は素直に風乃に言った、のだが。
『どう考えてもそれが原因でしょう!?むしろそれ以外に何が有るって言うのよ!?
「まあ落ちついて下さい、お義姉さん」
『私に弟はいないのよアリス』
「今は置いておいて雪乃さんについて話しましょう、お義姉さん」
『ええ読めたわ。その“おねえさん”、漢字に義が入っているでしょうええわかったわ私はいつから貴方の義姉になったのかしら、アリス?』
「黙ってて姉さん。そんなの半年前からに決まってるでしょう?何を今更そんな事…!」
「雪乃さん…!」
『…(これはダメね。今回はまともな登場人物が私以外に居ないという事かしら)』
メタい想像をする風乃であった(そう言うあんたも大概変な人ではあるが)。 「それよりも姉さん」
『何かしら、雪乃?』
「いい加減姉離れしてくれないかしら?」
『…嫌だわ雪乃。私が貴女から離れる訳無いじゃない』
目を潤ませながら言っても説得力も何も無いものだ。
しかも【裾を掴んで震える】というオプション付き。こりゃあたまらんばい。
「…やっぱりいいわ。もう暫く姉さんの戯言に付き合う日々を送ってあげる」
『あら、そんな事を言っていていいのかしら?(ああ、やっぱり雪乃は優しい娘ね堪らないわそんなのだから虐めたくなるのよ私だって
自分の所為で人付き合いが悪い妹に王子様が現れたら応援してあげたいわよでも素直にそんな事言ったら私のこのキャラが崩壊してしまうじゃない
そんなのはダメなのよああそれにしても雪乃は可愛いわねペロペロ)』
「貴方は言ったわね、白野君」
「?何を?」
「『雪乃さん、あなたが好きだ、あなたが欲しいィィィーーー!!!』って」
「言っては無いけど何時でも言うよ?」
「あら、ありがとう」
『…(勘弁してくれないかしらこの2人。夏からしょっちゅうこんな事言ってるのよ?いいわよもっとやりなさいハァハァ)』
どいつもこいつも末期である。 神狩屋の嫁さんの「妊娠したことは夫は知らない」発言は果たして「今日は大丈夫な日だから」的発言をしたのかオーソドックスに近藤さんに穴開けたのかが微妙に気になる まだ打ち明けてなかっただけじゃね
色々切羽詰まってた時期だし 私が嘘をついたんです、みたいなこと言ってたからなあ
大丈夫な日orもう子供はできない体なの的なことかもしれない たぶん「大丈夫な日」なんだろうけど、それを素直に信じる神狩屋もお人好しというか……。
そういえば、初めての彼女ができた頃、姉に
「女の子が言う「強は大丈夫な日」は信じちゃいけない」
と諭されたっけ。
以来ずっと、彼女の生理周期は自分で管理してるw ここってエロじゃなくても投下おkだっけ?
まだ書いてないけど、おkならなんか書いてみたい 自分は大歓迎!
エロなし作品は過去にもあったし、いいんじゃないかな?
一応注意書きしとけばそれで大丈夫だと思うよ >>411
ありがとう!
大丈夫そうだからなんか書き上げたらお披露目にくる 自分も書きたい
この前まで仕事に追われてて溜めていた諸々があるw
しかし今は断章かノロワレの流れ? ありがとー
ねーよwと言われていたmissingのいちゃラブとか
夜魔とか持ち込むかも、よろしく しかしグリム]Yの表紙のゆきのんはよかった
正直あんな不安げな顔でこっちを見上げられたら…
そのまま押し倒して棺に閉じ込めたくなる、イヤマジで じゃ年頃の男子に直接亜紀たんにあんなことやこんなことをしてもらう話を…と思ったが
今はロリ魔女先輩と神野さんの××なお勉強話書いてるので、後でな ...という訳で男は黙って投下
・神野×詠子(中学生)
・一応魔女様の自
・NGはタイトル「セーラー服を脱ぐ前に」 物心ついたときから、その行為は私にとって自然なことだった。
それは、小人さんやぺらぺらさんが見えるのと全く同じに。
「ん...ふ、ぅ...」
夕闇が落ちた部屋の、ベッドの上。
学校帰りのセーラー服のまま、うつ伏せになった私は自分の体を弄っていた。
これがどういう意味を持つ行為かを知ったのは随分後のこと。知ったからと言って罪悪感などかけらも感じなかったし、なにも変わらなかったけれど。
「ん...」
だって、気持ちいいコトは、いいコトでしょう?
空間に微笑みかければ、彼が嗤う気配がした。
闇があれば、そこに彼はいる。
「神野さん...みてる...?」
返事はない。
でも、見られていると思うと、何故か快感が増した。
どろ、と奥から熱い体液が染み出てきて、私の本能は交合の準備が整いつつあることを告げる。
そういえば、中世の魔女と呼ばれた女達の夜会は、性の饗宴だったとも言われていたのだっけ。
その宴の生贄のようにくったりと、セーラー服の前を肌蹴て下着も下ろし、
スカートは態と捲れたままで横向きに転がる。
目を閉じて、手を延べて、背後の闇にねだった。 「ね...神野さん、抱っこして」
「...仕様がないね」
ーーその声のあと、すべての音が一瞬消えた。
闇が集まりーーその澱みから白い顔が覗くのを、肌が感じる。
「君にそんな声で頼まれては、ね?」
瞼を開ければ、手を取られて慣れた風に抱き起こされる。
甘えて絡めた腕を窘めるように背後から抱きしめられると、
お腹がきゅうっと切なくなる。
「神野さん...」
「何かね?」
わかっているくせに、心を読む夜闇の魔人は態と問う。
でも、このやりとりは嫌いじゃない。
「意地悪...」
振り向くと、笑み交じりにキスをされた。
ついばむように二、三回、一度唇を離すと今度は深く。
舌を絡めて、ぴちゃぴちゃ舐め合って、零れる唾液を淫靡に啜る。
それはまるで濃密な蜜の、若しくは強いお酒のように私を痺れさせていく。 「もっと気持ちよくなりたい...神野さんにされると、気持ちいいの」
「随分お強請りが上手になったものだ」
「だって本当なんだもん...」
ちょっと駄々っ子みたいに、唇をとがらせてみた。
応えて、するりと白い手が腿の内側を滑る。
五指がゆるやかに肌の上をなぞる感覚に身を委ねれば、
力の抜けた膝裏を押し上げられて、あられもなく両足を広げた格好にされた。
目の前には大きな姿見が、さっき脱いで掛けたばかりのコートの隙間からそんな私を映している。
「...此方は自分で弄れるね?」
こり、と硬く膨らんだ芽を押し捏ねられて、甘く囁かれて。
オトナのオトコの腕の中で、乱れたセーラー服の私が蕩ける鏡像は確かにイケナイ感じ、なのかも。
「うん...でも、奥が届かないの...」
「君の手は小さいからね」
そう言って彼は濡れきった私の指をちゅぷ、と吸った。
「おや...我が愛しの魔女の指は、随分淫らな味がするね」
笑いながら私を支える腕を包む黒衣の固い生地が擦れて、胸の突起がつんと硬くなる。もどかしい。
もっと、もっと。 「はぁ、っ、あ、神野さん」
鏡の中の私の瞳が揺れる。腰が震える。花弁が充血して脹らんでいく。
「もっと...気持ちいいこと、知りたい、の」
腕に縋り、手首を甘噛みする。
その掌が頬を撫で、ワルイコの私を叱るように軽く抓る。
同時に、もう片手が一番欲しかったところに届き、
びちゃびちゃ水音を立て始めた。
「あっ、あんっ、ああんっ...」
「気持ちいいかね?」
「気持ちいい、気持ちいいよぉ...神野さん...っ、あん、あっ」
長く骨張った彼の指は、的確に私のいいところを擦る。
思わず背を反らし、頭を胸板に擦り付けると、降りてきた唇が耳朶を食む。
にちゃにちゃと粘液をかき混ぜて蠢く指は決して早い動きではないのに、どんどん追い詰められていく。
動かなくなっていた私の指も巻き込んで愛撫は続く。
「あっ、あ、も、くる...かも」
「...では、今日は一つお勉強をしようか」 ずれた体を抱き直され、脈打つお臍の下をきゅうと押される。
「ここに力を入れてご覧、...そう、いい子だ」
「ん...ん、っ、こう...?」
言われたとおりにすると、入口から這い登る快楽が奥深くと繋がる感触がした。
あ...こうやって、受け入れるんだ...
「そう...ほら、子宮口が開いて来ている。上手だね」
幼子に言い聞かせる様に柔らかな囁き。
でも、深く深く押しいる指は私を雌にしていく。
開いた隙間をさらにこじ開けるように、ぐちゅぐちゅ、じゅぷぢゅぶ、する。
「もう、もうだめっ...!ほんとうにきちゃうからぁ...っ」
くすり、と彼が笑う。その気配だけで、強まる抱擁の感触だけで、
あ、もう、もう...
「あっあ...っ、あああああぁー...っ...!」
絶頂の刹那、ぎゅうううっとナカが収縮し、出されてもいない精液を呑みこもうとびくびく蠕動する。
腰ががくがく痙攣して、下腹の左右にある臓器が甘く疼いて、こえにならない声が漏れてしまう。
「あっ、あ...ふ、ぅ」
ぷちゅ、泡を弾けさせながら、奥から残りの愛液が流れでて、どろどろ彼の手を汚す。
ゆっくり引き抜いて、粘つき糸を引くその指を目の前で見せ付けられた。
「...見たまえ、こんなに沢山の蜜が君のココから溢れてきたのだよ?」
「ん...きもち、よかったんだもん...」
快楽の余韻に揺られ、とろりとわらうと、優しい悪魔の手が滑り落ちかけたセーラーカラーを直した。 「...ね、神野さん、魔女は契約をするものよね」
「君にそんなものは必要ないが」
「うん、でも、したいの」
「それがどういう行為を指すか」
「わかってるよ?あ...でもね」
「今ではない、かね」
さっきまでの出来事が嘘のように乱れた制服を脱いで、
少女らしい部屋着に着替えた私を見てやれやれというように彼は嗤う。
その笑みのまま子供にするやり方で私の頭を撫でた。
「女の子は複雑なんだよ?」
まだセーラー服を着ていたい。
ぜんぶなんてもったいない。
いまはまだだめ、は常套手段だけど。
でも、脱がされるなら...脱がされたい相手は、たったひとり。
「だけど...いつか最後までしようね、神野さん」
彼は優しくキスをして、私の耳元に囁いた。
「君が望むならね、私の魔女よ」 素晴らしい
セーラー服を脱ぐまで全裸待機だ
こっちもスマホからなんで細かいところは分からないけど、多分大丈夫じゃないか? 身体を持て余してそうな七屋敷の未亡人達とハーレムプレイしたい 呪いの判定はどこまで有効なんだろう
内縁の夫とか一夜の関係とか 呪い「そんなもん全部! 全部だ!!
淫即呪! 挿入れたらアウッ!」
呪い=リア充爆発しろ 規制のせいか解禁日なのにスレが進まない…
とりあえず薫さんがほぼ出番なしだったのが個人的には痛い ミッシングやグリムとは違うけど
マジでキモ怖いww
3次元に戻った時にむしろ余計に怖くなるwww
本スレが流されてる 投下します。
犬伏文音がスパンキングを受ける内容です 犬伏文音がしくじるたびに、厳しい大叔母は文音を叱責する。
罰を受ける事を覚悟をして『箱』を持っていかれた事を告げると、いつものようにスリッパを用意し、こう言ってくる。
「尻を出しな」
文音が四つん這いで臀部を向けると、年頃の少女に対して大叔母は容赦がなかった。何の躊躇いも見せずに、まるでそれが当たり前であるかのようにスカートを捲り上げ、白いショーツが露出する。
屈辱だった。
小さな子供ならまだしもとして、とても文音の年頃で受けるような罰ではない。
ずるり、と皮でも剥くように勢い良く、色白の生尻が丸出しにされる。
パァン!
スリッパを叩き付けられ、文音の尻たぶはほのかに赤みをおびた。真っ白な桃に桜色を振りまぶした色合いは、まさに白桃を連想させる。
パァン!
柔らかな肉はプルンと弾み、皿に出したプリンをつついた時のような小刻みな振動を波打たせる。
叩かれるたびに赤みは色を増していくが、腫れぼったい痛みなどより、こんな罰を与えられる屈辱の方が遥かに文音を苦悶させていた。
パンパンパンパンパン――
大叔母の手首がしなり、肌を打ち鳴らす打撃音は一定のリズムを刻み始めた。
左右の尻たぶを交互にだ。
右と左は順々に、規則正しくプルプル揺れる。
パンパンパンパンパン――
文音はただひたすら耐えていた。
老齢の大叔母の後継者として、この程度の屈辱に耐える精神がなければ修養が甘いと見做される。単なる罰というだけでなく、正しく強い精神を身に付けているかを試す一種のテストも兼ねていた。
拳を強く握り締め、力の余りに爪が食い込む。唇を噛み込み、こぼれる涙さえ瞳の中に封じながら、恥辱に震える身体を抑えてただ終わりの時を待っていた。
パンパンパンパンパン――
待ち続けた。
若かりし頃の大叔母も同じ罰を受けていたのか、犬伏では伝統的にこうした罰が受け継がれたのか。将来後継者を決めるほどの歳を取った時、自分も弟子に同じ罰を与えるのか……。
屈辱感を紛らわすように思いに逃げ込み、懸命に耐え続けた。
「……まあ良い。このくらいにしよう」
ようやく尻叩きの連打が止み、文音はショーツに尻をしまい直した。
これが失態を犯した文音の受けるいつもの罰であった。 >>441
タイトルつけわすれた。
「犬伏文音が受ける罰」です
短いですが完 *今作に登場する民俗学は架空のもので、作者の創作です。
実際の資料を参考にしたものではありません。
犬伏文音は浴室で身を清め、一点の汚れのない裸体で清潔な布団に横たわる。一応タオルで拭きはしたものの、まだうるおいの残った肌には大気がひんやりとして感じられた。
本当に来るのだろうか。
大叔母は言っていた。
「カオナシ様がお前の霊気を強めてくれる」
この村に伝わる因習の一つ、犬伏は代々カオナシ様という神様を祭っており、村に豊作を、オミコサマに高い霊力をもたらして下さる代わりに、オミコサマの女体を頂きに来るのだと言われている。
「カオナシ様の顔を見ちゃいけないよ。見てしまったら、お前の顔が取られてしまう。好きにさせてやらなきゃいかん。されるがままに、全てを受け入れるんだぞ?」
大叔母はそう言って、目隠しを渡してきた。
顔を見ないために――。
視界を布で覆い尽くした事で、耳と肌全体に神経が行き渡る。静けさの中で唯一の音を発する文音自身の呼吸音、大気の流れを敏感に感じ取る皮膚の触覚。目隠しを巻いている事で、その他の器官が活発に働いているようだった。
すー……
襖のゆっくりと開く摩擦の音が鼓膜を撫でた。
とうとう来た。文音は覚悟を決める。
畳部屋にやって来た気配は足音もなく文音に近寄る。目隠しの向こうに誰かが立って、裸体を目で嬲られているのが文音にはわかった。まずは顔、そして唇、それから胸。だんだん下へ降りていき、秘所から足の先までを品定めされている。
年頃の羞恥心が働いて、手で隠したい思いにかられた。
しかし、大叔母の言いつけを思い出す。
「顔を見ちゃいけない。それから、神様に失礼があってもいけない。せっかく気に入って下さったのに、もしも失礼を働いたら、カオナシ様はやはりお前の顔を取ってしまう。されるがままになるんだぞ?」
厳しい言いつけが強く頭に残っていた。
そのせいか、やけに冷静な自分がいた。確かに恥ずかしい気持ちはあるが、人ではない存在に対して、異性に裸を見られた時のような常識的な羞恥心は沸いてこない。人でないものへの不安と畏れが、隠すなどという神様に対して失礼な行為を封じていた。
せっかく視姦して下さっているのだから、受け入れなくてはならない。
さも当たり前のように、文音はそう思い始めていた。
すー……
手が、乳房へ伸びてくる。
「あっ……」
人間の手とは違った温度のない手の平を乗せられて、不思議な感触が胸を揉んだ。まるで大気が固体のように固まって、人の形を成した何かに揉まれているような感覚。あるいは胸自体が勝手に動き、さも誰かに揉まれでもしているような感覚。
感触無き感触が文音の胸を揉みしだく。
自分の肉体を気に入って頂けたのだと文音は悟った。カオナシ様は人とは違い、決まった女の好みはないが、ともかく汚れを嫌うとされている。肌に垢一つでも残っていれば、たちまち狂ってその女の顔を取ってしまうという話だ。
カオナシ様に捧げる大事な自分に肉体を、文音は前もって清めていた。素肌はもちろん、尻の穴から秘所の割れ目にある恥垢まで、くまなく綺麗に洗ってある。陰毛さえ剃り落とし、文音の肢体は全くの清潔だった。
綺麗な身体をお気に召し、カオナシ様は己の体を文音に擦り付け、全身で文音を味わう。脚を絡ませ、全身を撫で回し、首筋から女体の香りをすーっと吸い込む。言いつけを守った文音は一つも抵抗せず、全ての愛撫を受け入れていた。
頭を掴まれ、接吻される。
「んん……」
おびただしい唾液を吐き出され、口移しに流し込まれる。初めての口付けであったが、極力慌てずに気持ちを落ち着け、舌に広がる粘性の味を静かに飲み込む。
大叔母は言っていた。
「カオナシ様の体液は神聖なものだ。それを取り込むことで霊力を高められる。そいつを受け入れることはありがたいことなんだぞ?」
前もって聞かされていた情報が余計な混乱を抑え、文音は黙々と喉を鳴らしてカオナシ様の唾液を飲んでいた。
やがて口は離れていき、糸を引いた唇をそっと指で撫でられる。 ペロリ、
「ひぁっ……」
不意に耳を舐められ、文音は喘いだ。
耳穴をくすぐるような舌先は次に首筋へ吸いつき、それから乳首を舐めた。甘えん坊のように乳房をしゃぶり、ベロベロと踊る舌が乳首を舐め回し、文音は性感に熱く息を荒げていた。
「はぁ……はぁぁ……」
カオナシ様はとても上手だ。初めての文音を優しく攻め、じっくり快感を引き出すように丁寧に愛撫する。舐められた乳首は唾液を帯び、舌との摩擦でじわりと熱をあげ、艶めかしく突起していた。
その乳首が摘まれて、指先で捏ね繰られる。静電気にも似た熱く痺れる快感が蓄積し、触れれば快楽が弾けるほどに敏感になっていく。いつしか文音自身、胸を揉んでもらうことに夢中になっていた。
ああ、カオナシ様の性具に仕立て上げられている……。
オミコサマとは代々カオナシ様に仕え、己の身体を捧げるのが務めなのだ。
「あっ、あはぁぁ……」
顔を秘所へ薄められ、乙女の扉を舐め込まれた。ねっとりとした舌で、割れ目がじわじわと痺れるまで刺激され、やがて入り口へ舌先を押し込まれる。未経験の秘所は丁寧にほぐされ、舌で舐められる膣口は柔軟に広がり、蜜液を滴らせた。
いよいよだ。
次に入り口へあてがわれたものが、いかに太く長いものなのかが想像できる。こんなものが自分の中に入りきるのかと不安もあったが、文音は努めて平静を維持して、目隠しの内側で目を瞑った。
ズニュゥ……
入ってくる。
太い剛直が入り口を押し広げ、膣壁を拡張させながら根元まで埋め込まれる。破瓜の血が布団を染め、文音は自分の中にある熱く脈打つものを鮮明に感じ取っていた。
動き始める。
「くあぁ……」
初めての痛みに喘ぎ、文音は逆手でシーツを鷲掴みにした形で性交を受け入れる。
痛みや刺激でつい反射的に抵抗してしまった、なんてことは起こすまいと脚を広げ、まともな乙女にはとても出来ないような卑猥な開脚で前後運動を受け止めた。
「ひぁっ、あぁぁ……」
腰を打ちつけるように揺さぶられ、突き上げられる。
「あっ、あぁぁ……」
膣道に押し入られ、中身がカオナシ様の棒に合わせて押し広がる。こうして肉棒の形を覚えさせられるのは、これは自分の女だとオスにマーキングでもされている気分がした。こうして自分はカオナシ様のものになっていくのだと、文音は静かに悟っていた。
「くあっ、あぁ……あぁぁ……」
焼け付く痛みに脂汗を滲ませて、文音は髪を振り乱した。
「ひきゃぁぁ……」
情交の中、文音の脳裏には自分の運命が過ぎっていた。
ミコトが後を継いでいれば、ここで初めてを失うことはなかっただろう。才能に乏しいと溜め息をつかれることもなく、厳しい修行に励む必要もなく、今も美大を目指していたはずだ。ミコトに対して、八つ当たりのような気持ちを抱くなという方が無理だった。
しかし、次の瞬間に密かに抱いた恨めしさは打ち消される。
「――――――っ!」
奥まで突き込まれている熱い肉棒が脈動し、ドクドクと熱い塊を放出する。この膣内に広がる熱さの正体が何であるかなど、考えるまでもなかった。
こ、これで私はもう……。
もはや一切の後戻りは許されない。
犬伏文音は完全に、カオナシ様の所有物となったのだ。
†
「!」
気がつくと文音は、布団の上に横たわっていた。
確かに今まで熱い交わりの中にいたはずだが、突然夢から覚めたかのように、文音は何事もない単なる全裸で横たわっていた。
だがしかし、夢だと言い切るにはあまりにも鮮明に、肉体を弄ばれた感触が残っている。
自分の股を見る。
破瓜の血が流れてていた。膣にわだかまる痺れた痛みと、熱い何かを注がれた熱い残滓が滞留している。
夢であって夢ではない。自分は確かに、今の今まで普通ではない体験をして、情事の済んだ途端に常識の世界へ送り返されたのだ。
文音は静かに、大叔母から聞いた最後の知識を思い出す。
「カオナシ様は週に一度はやって来られる。きちんと相手をするんだぞ?」
これから毎週、今日と同じ情事が待っているのだ。
完 441のと二作投下致しました。
二作ともHPやPixivでも公開することを名言しておきます。
これにて失礼致します。 空目「神隠しになったとしても所有者が鬼から山ノ神に変わるだけだ」
あやめ「それに孤独……だと思います……」
夢人「手足をもがれて生かされているだけより自由だと己は思うがね」
風乃「えぇ、そんな姿は美しくないもの」
詠子「私なら気に入った人にそんなひどいことしないんだけどなぁ」
神野「『願望』とは人それぞれという事だよ、魔女」
ミツカイ「ふん、お前の好きにはさせんぞ」
雪乃「(なんか気まずい……)」
なんとなく思いついた集合会話
多分須田さんの店で多分誰もコーヒー飲んでない いっぱい客が居るのに誰一人として飲んでくれない不幸
これが…呪い…? おらぁ!飲めよ!俺のコーヒーをよぉ!
信乃歩「んっ、んぐ……!」
旨いだろ?旨いよなァ!なんたって俺の息子から搾った特濃ホワイトソースをブレンドしてあるんだからよォ! お前もだァ!
祐季子「んぐぅ……!」
お前も!お前もだァ!
薫「んっ……ゴクン」
文音「コク……コク……」
お前もだァ!
ミコト「ゴクン、美味しくないよ?」
「…………………………」 <保守>
文音たんがこれからどういう風に育ってくれるかが楽しみだー
異常な側にいるのに常識人で強いのに脆さのある少女っていいよね…
エロパロ的には犯りがいがあ(ry 文音たんペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ 文音たんの膣中気持ちいいいいいいいいいいいいいい!!!!! あげ
優しい鏡さんってたぶん武巳がムラムラしてたらわかるしさせてあげたいとか思うんだろうね
あと文音たんの膣中気持ちいいいいいい!!! 文音「本当にあなたはえっちい人ですね。こうして握ればいいのですか? え? 口でしろっていうんですか? 仕方ありませんね――あむっ、ちゅっ、ちゅるぅぅぅ……ひもひいへふは?」 ゆきのんを焦らしに焦らしまくってマンコを「<あげるわ!>」って言わせたい人は正直に手を挙げて下さい!!!!!!!! このスレ、まだ残ってたのか
一年以上前の自分のSSを見るのは恥ずかしいものだな…… >>458
ノロワレはまだキャラクターを
つかみきれてないので、グリム
かつ非エロでもよければ……
最近仕事が忙しすぎてエロ妄想
たぎらせる気力もないんですわ グリム非エロ投下。
後日談的な妄想なので、苦手な方は回避して下さい。 白野蒼衣は悩んでいた。
平静より「何か困っているのか」と尋ねられることの多い、いわゆる線の細い顔立ちをしている蒼衣だが、ふと鏡をみるといつも以上に眉尻が下がり、自分でも可笑しくなるくらいの『困ってますオーラ』を醸し出している。
悩みの元凶は、一応はこの店の商品であるダイニングテーブルに陣取り、真剣な表情で書き物をしている、時槻雪乃。
蒼衣の今の肩書きは、大学生兼「アンティークショップしらの」の店主だ。
蒼衣の両親は神狩屋の一件で『名無し』に存在を消されたが、消されるまでの間に“事故で死亡した”との扱いで生命保険金と父親の死亡退職金がそれぞれ支払われていた。
騎士団には、泡渦に巻き込まれた人物と遺された家族のためのそのような社会的処理に長けたロッジもあるのだということを、蒼衣はそのとき初めて知った。
そして神狩屋の遺産も、“全てを蒼衣と雪乃に遺す”との遺言が執行された結果、最悪高校中退も考えていた蒼衣は、こうして、ロッジの再建を目指しながら、忙しい日々を過ごしている。
一方の雪乃も『騎士の活動には時間の融通が利く方がいいから』との理由で短大へ進学し、この春から2回生――つまり、最終学年だ。
少女らしさは残しつつも幼さのすっかり抜けた雪乃の端整な横顔を眺めながら、蒼衣はため息をつく。
――雪野さん、進路はどうするの?
ここ数日、何度も喉から出掛かっては飲み込んだ、問い。
人に拒絶されるのが怖い蒼衣にとって、返答が読めないその問いを発するのは、覚悟がいる。
視界の端に揺らめく白いワンピースをなるべく見ないようにしながら、蒼衣は本日何度目かわからないため息をついた。 時槻雪乃は苛立っていた。
進級してからの数週間、雪乃は多忙な毎日の合間を縫っては、ここ『アンティークショップしらの』に立ち寄っている。
神狩屋跡地に昨年建てられた店は、神狩屋時代から一変し、そこはかとなくお洒落な、若い女性も入りやすい雰囲気になっている。
店の一角には『雪乃さんがいつでも使えるように』とゴスロリコーナーが設けられ、店主である蒼衣の愛想のよさも相まって、中高生の客もじわじわ増えているようだ。
今の雪乃の立場は、一真ロッジの預かりの騎士だ。
『雪の女王』の断章を使う機会は減ったが、一定の回復期間――リストカットの傷が塞がる程度の時間――を開ければ何とか断章を制御することが出来ているため、今も現役の騎士として最前線に立ち続けている。
尤も最近は、風乃の探索能力を利用した後方支援に回ることも増えてはきているけれど。
風乃に頼るしかない現状に、憤懣は尽きない。しかし、以前のように自由に断章を使えない身で泡渦に立ち向かうにはその憤懣を圧し殺すほかない……そう思えるくらいには雪乃は大人になっていた。そうならざるを得なかった。
――いつ死んでもいいと、そう思っていたのに……
雪乃は、苛立ちの元凶である蒼衣を横目でにらみ、目線を手元のレポートに戻した。 田上颯姫は。
「夢見子ちゃん、見てください!キレイなドレスですよねー♪」
もし夢見子の心が壊れていなかったら、『その発言、今日30回目です。ちなみにこの一月数えきれないくらい同じことを言ってます!』とツッコミが入っていただろう。
が、夢見子は無反応。故にエンドレスで繰り返される、ゼクシィをパラ見しながらの颯姫の感想。
救いは、颯姫が同じことを繰り返していることに気づかず、毎回ワクワクしながらページをめくっていることだ。
「颯姫ちゃん、夢見子ちゃん、お昼だよー」
颯姫と夢見子に与えられた一室のドアを、千恵がノックした。
「はーい!今開けまーす」
ゼクシィを閉じて、颯姫はドアを開ける。
「今日はオムライスだよ」
「おいしそうですね♪」
テーブルに食器を並べ、昼食の準備をする千恵と颯姫。
さっきまで眺めていたゼクシィは、颯姫の手によって本棚にしまわれる。
「夢見子ちゃんのご本も片付けますねー」
夢見子が眺めていた本も、本棚へ。
食事の度に毎回繰り返されている片付け手順を、千恵は苦笑いしながら見守る。
夢見子が読んで(?)いた本は、2ヶ月ほど前に蒼衣の家から夢見子が持ってきたものだ。
一真ロッジが出払うので蒼衣宅に預けた日、帰り際にどうしても手放さなかったのでそのまま本ごと連れ帰ってきたと一真が言っていた。
『プロポーズをしようと思ったら読む本』
本棚に丁寧にゼクシィと並べられたその本の背表紙を見るたび、千恵は微苦笑するしかない。
「全く、間が抜けたお二人さんなんだから……」
付き合っている訳ではないのにプロポーズ読本を用意する蒼衣と、その本を見るやいなや、誰の持ち物かも訊かずにゼクシィを買ってきた雪乃の顔を思い浮かべながら、千恵はつぶやいた。 とりあえず以上です。
中途半端感が満載wwwですが、長くなりそうなのでこの先はあえて書かない!
つーか、誰かプロポーズ大作戦編書いてください(笑) お目汚しついでに、以前書いて放置していたテキストを発掘したので、こちらも投下させてください。
白が黒に侵食される話。やっぱり非エロ。
結局自分はこんなテイストの話が好きらしい。
そう言えば、この話は風乃と葉耶がアハハウフフキャッキャな話のつもりで書き始めたんだよね、確か。
エロいムードは何処に消えたのか。アンデルセンの棺の中か?(苦笑) どこまでも広がる虚空の王国で、どんよりとした薄灰色の空が、白い女王の怒りに呼応して揺らめいていた。
「……どいて」
セメント袋の玉座に座り、葉耶は目の前に立ちはだかる黒を身に纏った女王――風乃を睨み付ける。
『残念ながら、退くわけにはいかないわ、女王さま』
風乃は艶然と微笑む。
『今、此処を退けば、貴女は怒りのままに鳥籠を壊す。それは核爆発の如く、全てを塵芥に帰すわ』
「……かまわない。蒼衣ちゃんが変わるこくらいなら、全て壊れても…――っ!?」
ふいに、風乃が葉耶を抱き締めた。
『可哀想な女王さま』
「やめて!はなして……っ!」
突き放そうともがく葉耶の頭を、風乃がゆっくりと撫でる。
『――この『王国』が壊れたら、貴女は二度と<アリス>に会えなくなるのよ?それは、とても、哀しいことだわ』
「…………っ」
『此処は、生ける者の傍らでしか存在することができない、死者の鳥籠。
<アリス>を殺して、この中へ連れて来ようとしても、<アリス>が死んだ時点でこの『王国』も滅びる運命』
「………わかってる」
『まあ、最終的には<アリス>の殺生与奪は貴女のものだけど。
――『白の女王』さま。貴女は彼を、どうしたいの?この処刑場で、“<アリス>の頸をはねよ!”との命令を下すの?』
「わたしは―――」
葉耶が、低く唸る。 「……………わたしは、蒼衣ちゃんを、放したくない
でも……………」
ゆっくり頭を撫で続ける風乃の手の動きに合わせて、葉耶の喉が、こくりと鳴った。
「蒼衣ちゃんが、居なくなるのは、たえられないよ」
それは風乃以外には決して見せないであろう、葉耶の本音の欠片だった。
『王国』の低い空に、墨を落としたような暗雲が、広がってゆく。
「あなたのせいで、わたしと蒼衣ちゃんのこの世界は、ゆがんでしまった」
『そうね』
「あなたと、あなたの妹のせいで………っ!」
無言のまま葉耶の髪を撫で続ける風乃。
セメント袋にポツリと落ちた水滴は、降りだした雨か、はたまた白の女王の瞳から落ちたものか。
灰白色の玉座が黒く滲み、水玉模様を描き出す。
『――貴女も私も、存在すること自体が罪だわ。でも悪夢の欠片としてでも、確かに此処に存在している………それもまた、事実よ。
私達が存在するために、少しの間だけ、貴女の<アリス>を、私の可哀想な妹に貸してあげて欲しいのだけど………それはやっぱり、貴女にとっては、赦し難いことかしら?』
「……………」
『その代わりといっては何だけど、雪乃が<アリス>を借りている間、私は此処に――貴女の傍に、いるわ』
本質の似た、けれど対極の希いを持つ『女王』の言葉は、ウイルスのように『王国』を侵食してゆく。
「………いらない」
風乃の肩を押して身を剥がし、俯いたまま葉耶は言った。
「わたしはここで、蒼衣ちゃんを待つ。なぐさめなんて、必要ないの。」
『そう………』
「でも、鳥籠が空っぽなあいだは、入り込んだ猫がそこにいても、無理には追い出さないことにする」
降り注ぐ雨が、二人の孤独な女王を、束の間ではあるが寄り添わせる。
白と黒が混じりあった灰色の世界のどこかで、卵の殻が割れる、そんな気配がした。
≡ 終 ≡ 川越シェフがゆきのんを性奴隷にしてた頃のSSください 攻められると弱い風乃さんと誘い受けする風乃さんどっちがいいんだ 錆び鉄の香りと適当な枯れ草さえあればあやめちゃんの香りを再現・・・。
ところで睡眠が必要ないらしいあやめは、空目が寝ちゃったあとナニをしているのか想像してしまう。 あやめ「あ、駄目ですよ。そんな……。どうしても、したいですか?」 空目が寝てしまった夜はいつも退屈で、やることがない。寂しさを紛らわしたいばかりに、あやめは空目のベッドに潜り込み、密かに添い寝を楽しむのだった。 空目が起きる前に何事もなかったようにベッドから出るつもりが
起きた空目と目が合ってしまうあやめたん
何も言わずにスルーする空目にもやもやするあやめたん… 信乃歩ちゅわ〜んペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ 幼馴染みがウザくて不人気だったからテコ入れかね?
これで次巻は、出番と現人をとられた幼馴染みが文音を呪う展開になると予想(笑) 文音は好きだが無理に現人とくっつけようという風潮はなんだかなあ… 流石に今回の話で妄想を繰り広げる猛者は居なかったのか 蜂でどうしろと?w
ノロワレは本スレでも平気シコシコやらかすキモイオッサンがいるので
キャラ妄想とかあんまり書きたくねえや。あいつのせいで過疎ったんじゃね ヤオイ的発想で呪い×蜂とかどうよ
呪いに侵食されていいように使われる蜂
…蜂側の視点に立つとこれまた別の恐怖があるな 夢人と薫さんのイチャイチャを考えてたら、この二人は致してないのではという仮説が成立してしまった 多分致してないだろう
いや、でも致して子供(跡継ぎ)ができた時点で呪い発動って可能性もあるから
身ごもるまでやり続けているかも…? 夢人はベッドじゃSだろうし、薫さんも夢人も意地悪を受け入れてよがったり恥らったりしてそう。 描写の緻密さで定評のあるがっくんだが
性描写に関してはぼかす傾向にあるので本編ではそこのところ曖昧にしそうだなー
でも婚約だけでなく肉体的にも結びついていたほうがより呪われそうだし…
エロパロ的には致しているほうが建設的だと思うんですよねえ 仮にがっくんが性描写やったらとてつもなくエロい気がする。
ただしオカルトの香りがプンプンするセクロスになるわけだが 夢人の足が動かないから、気遣って上に乗る薫さんも見たい お年玉くれそうな人
・大叔母さん
・神狩屋
・笑美
・神野
・芳賀 赤子が可愛いわけではないというがっくんはゆきのん並みのツンデレと捉えてもいいのだろうか
気のない素振だけれど赤子が居るということは奥さんとヤってる証拠でもある
がっくん的には性欲ってどういう捉え方してるんだろう バレンタインに備えてチョコ作るゆきのんでも想像しようか あやめも米兵のトラック追いかけて
ギブミーチョコレートしていたのだろうか… とりあえず作ってみるものの性格上渡せずに終わるだけの木戸野亜紀ちゃん可愛いです ホワイトデーになったら亜紀ちゃんに白いの飲ませてあげるよ 時槻風乃と黒い童話の夜のおかげでかぜのんに生きた肉体があるんだぜ? むしろゆきのんの身体を使って悪戯するかぜのんの方がそそられる。 ノロワレは話題にならんな
それに実はいまだに呼んでない 次辺りでシリーズとしての方向性見えてくるだろうし
キャラも掘り下げられるだろうからそこに期待かな 記憶が喰われるので嫌な事をされても翌日には1、2のポカン。
しかし体は確実に調教されるような子がいますよね・ 俺の中では>>8-15の颯姫ちゃんが
悲しくも美しい物語の続きだな…
だが鬼畜路線のSSが投下されたら血の涙を流しながらおっきする 初めてが気持ちいいのはおかしいんじゃないかって疑問すら持たないっていう
でもあれだ、記憶はなくなっても体に経験は蓄積されていくわけだから
そこを起点に食われた記憶が蘇ったりとかないんだろうか >>530
>>18を投下した者だが、ありがとう
鬼畜エロエロネタはあるのだが……エロって難しいのよ
何回かここでチャレンジして、その度に挫折してる 蒼衣「颯姫ちゃん。ちょっとウチに来てくれる?」
颯姫「白野さんの家ですか?」
蒼衣「うん。ちょっと一緒にしたいことがあって。
あ、これからすることはメモに取らなくてもいいからね」
颯姫「あ、はい。わかりました」
蒼衣「雪乃さんには明日来てもらおうかな。わかってるよね?」
雪乃「…………」
蒼衣「それじゃあ行こっか」
颯姫「はい!」
別に続かない。 最終巻後、いないはずの人間にされて機関に調教されて忠誠を誓わされる亜紀ちゃん下さい >>534
萌えは自分で消化しないと!
というわけで全裸で待機しておきます ゆきのんにチンポが気持ちいいことを認めさせるSSください 魔女さまをエロ同人みたいにズタボロに犯したらどうなるの? 犯しても逆レ強制和姦しあわせ!という謎のコンボを決められそう 「うーん。そんなに私とエッチがしたい?させてあげちゃおっかなー」 魔女様に強引に迫る。
詠子「うーん、悪い子だなぁ……」
ヤれるかもしれないしヤれないかもしれない 魔女様のおみ足と
かぜのんのおみ足
どっちを舐めたいかね >>548
裸の女の子達と一緒に居るのか…
ふむ、悪くない レイプされてんのに素でそれを好意に変換して
「えへっ、そんなに私のことが大好きだったんだねー」
って言ってるマジキチ詠子さん下さい もしも蒼衣が鬼畜で、自分の断章をダシにゆきのんを脅迫する子だったらどうなるのかなっと。 僕の断章はわかってるよね?理解している人間を拒絶することがトリガーになっている。
そこでなんだけど、僕に拒まれないようにした方がいいんじゃない?
例えばほら、こんなことをされても僕に嫌われないように気をつけた方がいいんじゃない?
モミモミ あれって言葉がトリガーだから本心はどうでもいいのかな?
ツンデレはできないってこと?
それとも、心からの拒絶でなきゃ意味がないのかな 断章詩はマインドセットだから言葉自体が意味を持つわけじゃないぞ
本気で嫌がれば神狩屋さん時みたいに言わなくても発現するし 性行為がトリガーで発動する
『ぼくのかんがえたおりじなるえろ断章』を考えてみると楽しいかもしれない
童話に限らなければ神話とかエロネタ多いし、でっちあげやすい 火事でも事故でもいいけど、何らかの事情でイケメン→ブサイクになった男。
王子様→カエルを象徴
もう元の顔には戻れない絶望
カエルの王子様は少女の性への目覚めを現す作品なので、断章の効果で強制発情 森風もありじゃないかと思うが中々致すまでの展開に持っていけない ゲストキャラなら晶×二子とか、父親×晶だな。
まあ短編キャラは結末まで決定されているから、
勝手に別ルートを作る形になるわけだが。 男嫌いの晶ちゃんに強制的に快感を覚えさせたらどうなるのです? 潔癖症なので、セックルする時は絶対に風呂場で泡を立てながら。
チンポも手でよ〜く洗って、コンドームもしっかり装着。
そんなプレイが見てみたいです。 本当はエロいグリム童話
人形のアソコをグリグリすると相手に性感が与えられちゃう類感呪術
盗んだパンツとか感染呪術に使えそうだよね。
もちろん、エロい呪いでみんなをエッチにする。 タルるートくんかぬ〜べ〜かToLOVEるでありそうだなおいw エロ漫画で人形のアソコをくぱぁしたら女の子のアソコもくぱぁされる
アホな漫画があったがこれ作者バカだろwwwwwと思っていたが
今思えばあれも類感呪術だった…? ノロワレの一巻を丸々呪いのエロ人形に置き換えるとか、亜紀ちゃんがエロ呪いに感染したらどうなるのとか >>550
ヤってる方が魔女様の狂気に気づいて恐怖するとかありそう 陛下の目の前であやめたんprprしたらどうなるのっと
嫉妬も何もして貰えなさそうだなと思った…可哀想なあやめたんprpr 蒼衣「健全な男子高校生だったら性癖の1つや2つあるのは当たり前だよね」
ということで、フェチなりSM趣味持っちゃってる蒼衣も良いな
それを雪乃さんにやっちゃうSS >>579
いや、表に出さないだけでかなり嫉妬するんじゃなかろうか。
もしくは表情こそ変わらないけど負のオーラが溢れるとか、オーラロードが開かれるぐらいに。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています