岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ 07.
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0001名無しさん@ピンキー2012/07/02(月) 23:59:31.93ID:NhOBrVlg
ここは岩井恭平氏の作品に対する妄想を吐き出すスレです
皆さんの思いの丈をぶちまけてください

前スレ 岩井恭平 消閑の挑戦者・ムシウタエロパロ 06.
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272922323/

関連スレ 岩井恭平 消閑・ムシウタ・サイハテ bug53
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1341101872/

保管庫 http://wiki.livedoor.jp/mushiutaeroparo/d/FrontPage


よくある質問

Q.ふゆふたるって何?
A.本スレのテンプレを参照。

Q.学園ネタ?
A.途中で何故かスクールデイズと混ざった。
http://wiki.livedoor.jp/mushiutaeroparo/d/%a5%b9%a5%af%a1%bc%a5%eb%a5%c7%a5%a4%a5%ba%a5%cd%a5%bf%282%a5%b9%a5%ec98%bb%e1%a1%a2%c2%e7%bd%f5%a1%df%bd%f7%c0%ad%bf%d8%29
↑この辺とか見て自習。

Q.投下するとき題名つけた方がいい?
A.保管や検索に便利なため、つけることを推奨しています。

Q.かぐやちゃん(仮)って誰?
A.知らないんですか? 2号指定で、元むしばねで分離型の彼女ですよ。
 利菜に憧れていて(百合的な意味で)、千莉を大事に思って(スール的な意味で)いる彼女のことです。
 利菜の一件でかっこうに対して憎しみすら抱いていましたが、最近真相とか知ってデレ期に入りつつあるとか。

Q.ふたるさんハァハァ
A.さんって何よ。様って言いなさい。
 雪降らすわよ? 無礼者。
0055162012/07/29(日) 10:05:24.95ID:xyN3wNbs
銀と黒が、視界を埋め尽くす
銀の光をクマムシが喰い、それを鱗粉が押し返す…クマムシの波と、鱗粉の嵐のせめぎあい…
「下らんな…花城摩理」
笑う声に、花城摩理は応えない
「だが…恥じることはない」
正直、意外な返答ではあった。”花城摩理にしか倒せない不死を倒せれば、自身の存在の証明になる”…そんな返答を予想していた。
花城摩理の本心までは分からないが…かつての彼女なら、取り繕うことさえ、しなかったはずだ。
だが、それが一体どうしたというのだろうか…ただ、予想と違った返答があっただけ。ただ、意外だっただけの話だ
「何故なら…お前も所詮虫憑きに過ぎないからだ」
無意味で、無価値で、無駄で、身の程知らず…そんな虫憑きの一人に過ぎないのだから…
均衡が、崩れた…嵐が、目前まで迫っている


「…なんだ、これは」
道路のいたるとことに、破壊の跡が刻まれている。その中心に立っているのは、銀槍を持った一人の少女
「摩理…」
呼び掛けると、少女が振り返る。端に涙を溜めた少女の瞳は…銀色に輝いていた
「…そいつは、欠落者にしたのか?」
倒れ込んでいる青年を指して問うと、少女は首を横に振る
「眠っているだけよ。今はね」
銀色の光が、少女と青年を覆っていた。モルフォチョウが、今までに無いほど強く輝いている
「私も…眠るの」
「…どういう…ことだ?」
「そのままの意味よ。いつ目覚めるか分からない…もしかしたら、二度と目覚めることはないかもしれない…深い眠りにつくの」
儚げに笑って、少女が応える…
「大助さん…貴方が私の所に来てから…本当に、楽しかった」
溜まっていた涙が、零れ落ちる
「誰も来ない病室には、いつでも貴方がいて…暫くしたら、毎日お見舞いに来てくれる友達も出来て…」
光が、徐々に強くなっていく…
「貴方や亜梨子と過ごす毎日が、本当に楽しくて…いつまでも、続いて欲しくって…本当はね、貴方との恋人ごっこも、楽しみにしてたのよ」
「…なんだよ、それ。お前…本当に…」
なんと言えばいいのか分からない。何をすべきなのか分からない…本当は、止めるべきだったのかもしれない…
けれど…分かっていた。理解していた…止めても無駄なのだ…自分と同じ同化型の彼女が、覚悟をもって決めたことなら…それは、誰にも止められないのだ
「ありがとう…大助さん。私にはこんなちっぽけな事しか出来なかったけれど…本当に、感謝しているわ」
視界が、銀で埋めつくされる…眩い光で、まともに摩理の顔を見ることも出来ない
「ねぇ、大助さん…もし、私が目を覚ましたなら…貴方は、私を居場所に選んでくれるかしら?」
クスリ、と笑い声を残して…少女は、繭の中に消え去った

0056162012/07/29(日) 10:05:58.20ID:xyN3wNbs
「ようやく、だ」
あの日から、四年の月日が流れた
「ようやく…お前を見つけ出したぞ」
真っ白な部屋の中心に、巨大な繭が輝いている
その繭を、虫と同化した身体で強引に引きちぎる
「…遅かったわね」
懐かしい声が、耳をうつ
「それに、随分と強引な起こし方…最悪の目覚めよ」
あの頃から幾分か成長した少女が、ゆっくりと起き上がる
「おはよう、大助さん」
「ああ。おはよう、摩理」
返答すると、少女がクスリ、と笑う。あの日は、見ることの出来なかった笑み…だから…
「…ただいま」
あの時、出来なかった返答をする
視界の隅で、モルフォチョウが銀色に輝いた
0057162012/07/29(日) 10:13:16.21ID:xyN3wNbs
遅くなってすみませんでした。元々は死亡ルートだったのを、途中で生存ルートに書き換えた話です。普通に生存ルート書くより、こっちのほうがマトモに出来てたので…

病気については、四年の間に治せるような虫憑きを味方につけたってことで…あと、封印中は病気の進行がどうなるか、ですが…
”先生”が不死を倒せる、と言っていたので、封印中に病死して封印解除、なんてことにはならないだろう、という勝手な解釈でこうしました。本当は、身体が成長するなら、病気も進行すると思いますけどね

もしかしたら、後日談とか、入院中の話とかのおまけもつくるかも…
0058名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 20:08:44.92ID:4AA++tYJ
おお、続きが来てたGJ!
後日談も入院中の話も読みたいです。
0059名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 20:27:08.63ID:M5ohFmo2
続き来てた!?GJだ!!
摩理さん大好きな自分には最高だゼ
0062名無しさん@ピンキー2012/08/01(水) 01:34:12.74ID:wwz/qiLb
繭から出てきたら着ていた服が何故か消えているんだぜ?

(表向き)恋人関係にある男女が二人きりで四年ぶりに再会。
摩理の体を覆い隠すもの(繭)を大助が力ずくで引きちぎる。
後は、わかるな?
0064名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 04:19:18.65ID:uE+tDfJk
手を伸ばす。
でもそこにはなにもなかった。
ただただ白い世界が私を包んでいるだけ。
見上げれば、見知った顔が浮かんで……気持ちが揺らいでしまいそうになった。
ぎゅっと目を閉じて、自分を落ち着ける。
もう、ここから出ることは、できない。
うぅん、違う。
私は待つことを決めた。
それが私にできる全てだから。
だから……。
「早く迎えに来なさいよね、バカ」



下巻まだぁぁぁぁぁぁぁ?
0065名無しさん@ピンキー2012/08/05(日) 02:36:13.90ID:wCdOFsbX
どうしてこんなことになっているのだろう──。

真琴は今の状況がまるで夢のように、それこそ悪夢のように感じられた。
目の前にはニヤニヤと笑う悪魔がいて、自分はその悪魔の前で顔を真っ赤にして俯いている。

「か、"かっこう"……ほ、本気なの……?」

冗談だと言ってほしい、ちょっと生意気なことを言った自分を脅しているだけなのだと。
だが、目の前の悪魔は泣きそうになる真琴にニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
真琴は固まったように動けない、そのまま悪魔は耳元に口を寄せて囁く。

「どうした? "なんでもする"んだろ?──早く脱げよ」
「──っ」

耳元でその言葉を囁かれた瞬間、真琴は恥辱と、そして羞恥で顔を真っ赤に染め、涙目で俯くしかなくなる。
この世で最も嫌いな相手に脅迫され、恥ずかしいことをさせられようとしている自分がみじめで仕方なかった。

なんで、うちがこんな目に──。

どうしてこうなっているのだろう。
真琴はただ、昼間仲間の目の前で"かっこう"の言いなりになってしまった汚名を返上したかっただけだ。
だから、単身"かっこう"の滞在先にまで乗り込んで、もう一度道具扱いをやめてくれと頼みにきただけなのに──。

「どうした? "照"、さっさとしろ。さもないと──」

悪魔に至近距離で睨まれ、真琴は絶望とともに悟る。

ああ、うちはこの悪魔に逆らえないんだ──。

そうして観念して真琴は服に手をかけ──

省略されました 続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
0067名無しさん@ピンキー2012/08/05(日) 12:57:20.97ID:bHFg1Lvy
かっこうが実はミミックで、今度は大倉さんになって照に襲いかかる展開でワッフルワッフル
0068名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 01:31:52.67ID:N4x2Zr9d
かっこうに犯されそうになったところで目がさめて自己嫌悪しつつオ○ニーでワッフルワッフル
0069名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 04:41:03.86ID:O2CjQGFy
蟲憑き関連が全部終わって真っ白に燃え尽きてしまったかっこうを優しく包んであげられるのは誰だろう
0071名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 21:37:30.03ID:72RUNI1T
かっこうが土師の無茶な命令が嫌でやけ酒を飲んでいる所に照が直訴に参上。
見た目は素面に見えるが完全に酔っ払っているかっこうが照を脅して性的に調教する。
一晩で徹底的に仕込んでかっこうなしでは生きられない身体にされた後、
酔いが覚めるとその間の行為をかっこうに忘れられる照。
その後はかっこうの事を考えると憎くて堪らないのに身体が熱ってオナニーしちゃう照でワッフルワッフル
0073>>65の続き2012/08/08(水) 22:34:56.18ID:7FbP8BLn
         ――――――――――――――――――

落ち着かない──。

真琴は通された部屋の中でソファに腰かけ、心中で独りごちる。
だがそもそも落ち着くはずがないのだ。
それは、既に日も落ちた夜に異性の部屋に上がっているという状況からくるもの、ではないだろう。
もちろん異性の部屋に二人きりという経験は初めてだが、そんな少女らしい戸惑いを感じるはずもない。
なにせ、相手が相手だ。

「──おい、"照"。用があるならさっさと言え」

俯く真琴に対して、机を挟んで向かいに座る少年が声をかける。
外見的には特徴らしい特徴もない平凡な少年だ。年の頃は真琴とそう変わるまい。
恐らく部屋着であろうTシャツにジャージというラフな格好がより平凡さを際立てている。
だが、本当に外見通りの平凡な相手ならば真琴がこれほど落ち着かない気持ちにさせられることはないだろうし──これほど威圧感ある目つきで相手を見ることはないだろう。

「わ、わかってるわよ……すぐに言うから、睨むのをやめて──"かっこう"」

──特環東中央支部所属火種一号局員"かっこう"。
特別環境保全事務局最強にして、最悪の虫憑き。
誰もが恐れる悪魔であり、真琴にとってもそれは例外ではない。
いや、それどころか真琴は性格最悪のこの悪魔に"弱み"を握られて脅迫され、常に脅かされている。
本当は一秒だってこいつの部屋になど──滞在先とはいえ──居たくはないのだが、しかし用があるとなれば別だ。

「昼間も言ったけど……うちら北中央支部の局員の扱いを、か、改善してほしいのよ……!」
「はっ──何の用かと思えば……それは終わった話だろ、そんなことを言いに来たのかよ」
「あ、あんたにとっては終わったかもしれないけど……でもやっぱり、もう少し人間らしく──」
「──昼間も言ったはずだ。"役に立つ気がないなら、殺すぞ"……ってな」
「……っ」
0074>>65の続き2012/08/08(水) 22:36:56.34ID:7FbP8BLn

やっぱり、この悪魔を説得するなんて無理だ──。

北中央支部の管轄に逃げ込んだ虫憑きを追ってきた"かっこう"。
そのサポート役に命じられた真琴たちのチームだったが、この悪魔は真琴たち北中央の局員をまるで奴隷のように扱い、使い潰してきた。
当然仲間たちの不満が溜まり、チームのリーダーである真琴が抗議を行ったのだが──顧みられることはなかった。
真琴は唯々諾々と"かっこう"に従うしかなく、仲間たちからの信頼は失墜。
一瞬にして"かっこう"の言いなりだと軽蔑される羽目になった。
それはそうだろう、悪魔が待遇を改善しないのはまだしも、何せ真琴は食い下がることすら出来ずに"かっこう"の言いなりになったのだ。
だからこそ、なんとしてでも"かっこう"に待遇を改善させることで名誉挽回を行うため、わざわざこんなところまで出向いたのだ。
だが、悪魔は聞き入れる気どころか、聞く気もないようだ。
悪魔は溜息をついて立ち上がり、話は終わりとばかりに出口を指さす。

「わかったらとっとと帰れ。お前に構ってるほど暇じゃないし、そういう気分じゃないんだよ」

冗談じゃない、ここで帰ったら仲間の笑い物のままだ──!

立ち上がって"かっこう"に詰め寄り、なおも食い下がる。

「待っ……! た、確かに昼間は……でも、だからって……」
「……"帰れ"って言ったのが聞こえなかったのか?」
「……っ、で、でも……」


ほんの少しでも譲歩を引き出そうとしていただろうか?
それとも悪魔への恐怖で顔を見ることも出来なかったからだろうか?
とにかく、真琴は見誤ってしまったのだ──この悪魔の恐ろしさを。

「と、とにかく何か──」
「……お前、いい加減にしろよ」
「え……?」

うんざりとした様子だった悪魔の様子が変わり、低い声が降ってくる。
その声の様子に言葉をつまらせ、ゆっくりと顔を上げた真琴の視線の先で。

──底冷えするような眼光をたたえ、悪魔がこちらを睨みつけていた。
0075>>65の続き2012/08/08(水) 22:39:56.58ID:7FbP8BLn

「調子に乗るなよ"照"」
「え……? か、"かっこう"」

本能的に恐怖を感じた真琴の肩に、悪魔の手が触れる。

「──どうやら一度、きちんとわからせてやる必要があるみたいだな」
「ひっ……」

冷たい目で睨みつけ、低い声で言い放つ悪魔に本能的に恐怖を感じ、無意識に後ずさろうとする。
だが真琴の肩は悪魔に掴まれていて動けない。
動けずに怯えた真琴を見た悪魔は、こともあろうに意地悪くニヤリと笑った。

こいつ……真正のサディストだ──。

真琴は恐怖をこらえて、悪魔の腕を肩からのけようとするがビクともしない。
抵抗する真琴をニヤニヤと馬鹿にしたような目で見る悪魔が、不意に顔を耳元に寄せてくる。
悪魔の吐息が耳にかかる。やめろ、吐き気がする──と思うが、震えで喉が動かず口には出せない。
そのまま、悪魔がそっと囁く。

「"なんでもする"んだろ?」

「…………っ」

その言葉を言われた瞬間、真琴の顔がかっと熱くなり、動悸は激しくなり、羞恥で何も考えられなくなる。
"なんでもする"──。
"かっこう"に捕獲された時、真琴が言った言葉である。
その時悪魔の殺気に怯えた真琴は、涙で顔をぐちゃぐちゃにしてみっともなく命乞いをしたのだ。
"なんでもしますから、殺さないでください、助けてください"──と、この悪魔に乞うたのだ。
あの惨めな過去を言いふらされるかもしれないという恐怖がある以上、真琴はこの悪魔に逆らえない。
だからこそ、唯々諾々と従うしかなかったのだ。

「言うことを聞かないとどうなるか──わかるよな」
0076>>65の続き2012/08/08(水) 22:43:59.51ID:7FbP8BLn
         ――――――――――――――――――


──かくしてこのような状況になっているわけである。

肩から手を放した悪魔は、真琴に自分で服を脱ぐように命じてきた。

服は邪魔だろ? さっさと自分で脱げ──。

ニヤリと笑う悪魔に命じられ、逆らうことは出来なかった。

真琴には卑怯な脅迫者によってなすがままにされる以外の選択肢がなかった。
悪魔が真琴の身体を求めてくるとは思っていなかった。
そもそも未だ制服も着なれないような年齢の真琴にとって、男の情欲など理解の範疇外だ。

しかし、どんな要求であろうと、この悪魔に歯向かうなど出来るはずもない。
もちろん、こんな悪魔に辱められると考えると死ぬほど惨めだ。
だが、拒否しても無理矢理されるかもしれない。
仮にこの場は逃れられたとしても、惨めな過去を言いふらされたり、もっと酷い目に遭わされるかもしれない。
貞操をこの悪魔に奪われる以上に酷いことがあるのか、とも思うが──死んだり、欠落者になるのは絶対に嫌だ。

生きるためには仕方ないんだ──。

そう思って従うしかなかった。

「わ、わかってるわよ! いちいち言わなくてもっ!」
「なら早くしろ、いくらお前でもそれぐらいは出来るだろ」

以前からクソ野郎だとは思っていたが、こいつはそんなもんじゃない。
ドSで、ドスケベで、ド変態の、ゴミクズ野郎だ。こんなやつに弱みを握られた自分は世界で一番不幸だ。
真琴は羞恥に顔を真っ赤に染め、セーラー服のタイに手をかける。
たかがタイを解くだけ、まだ脱ぐわけじゃない──。
そう思ってひと思いにタイを解こうとするが、その先にこの下も"脱ぐ"という行為があるというだけで、ただタイを

解くだけのことがとても恥ずかしいことのように感じる。
だが、意を決してタイをしゅるりと解く。
0077>>65の続き2012/08/08(水) 22:45:59.59ID:7FbP8BLn
「う……うう……」
「……たかがそんだけで恥ずかしがっててこの先もつのかよ」

まだタイは解いただけで制服にひっかかったままだったが、真琴の羞恥心は限界だった。
やらなくていいなら、うちだってやりたくないわよ──!
言葉には出せない、ただ講義の意味を込めて涙目のまま悪魔を睨みつける。

──睨みつけた悪魔の顔が、すぐ眼前にある。

「お前、その目は反則だぜ……自覚ねーんだろうけど」
「かっ……んっ……」

唇を、奪われる。
初めてのキスを、こんなにも強引に奪われるとは思わなかった。
思わず力ずくで顔を離す。

「あ、あんた……う、うち……初めて……こ、この──」

怒りと羞恥がないまぜになった表情の真琴に、"かっこう"は返事をせず耳元で囁く。

「"なんでもする"んだろ? 次抵抗したら──わかるな?」
「………っ」

その言葉に耳を真っ赤にする真琴を見てニヤリと笑い、悪魔は開いたままの唇を奪う。

「……んっ……んん……んーっ……──っ」

先ほどのような触れるだけのキスではない。舌を捻じ込み、口内をねぶり、蹂躙する深い口付けだ。
普通の口付けの味などわからないが、なんだか妙な味がする──のは気のせいだろうか。

「ん、んく……んん………んむぁ……んっ!」

苦しそうに頭をよじる真琴に構わず、口内の敏感な箇所を探り、反応があれば執拗にこする。
ていうか……息が、苦しい──!
息が続かなくなった真琴は顔がそらして酸素を求めると、唇が離れる。

「んっんっ………んんんっ……ぷふぁっ……はぁー……はぁー……息、出来な……」
「鼻で息をすればいいだろ……変なとこで間抜けだな」
「うるさ……ふぁっ……やめっ……むぅっ……んっ」

"かっこう"は苦しそうに口を離した真琴にそう言うと、そのまま抗議の声を塞いで再び口付けに移る。
手を頭の後ろに回して固定し、空いている手で背中を撫でまわしてくる。
酸素が足りないからだろうか、頭がポーっとしてきて身体から力が抜ける。
0078>>65の続き2012/08/08(水) 22:47:57.21ID:7FbP8BLn

「……んっ」

力の抜けた真琴を、"かっこう"はそのままソファに押し倒す。
くたっとする真琴に、しかし容赦なく"かっこう"の責めが行われる。

「んんっ!? ん……んんー! ……ん……んくっ……んくっ……」

されるがままの真琴の口内に唾液を流し込み。それを飲み干させ、休むことなく真琴の口内の敏感な部分を責める。

「んんっ……んっ……んー……ぷはっ……はぁ、はぁ」

さんざん口内を蹂躙し尽くし、"かっこう"は顔を離して真琴の顔を見つめる。
頭がぼーっとして、抵抗する力が沸かない。
だが初めてのキスをこんな形で奪われ、さんざん口内を凌辱されたことには、文句の一つも言いたかった。

「はぁっ、はぁっ……うち、はじめてだったのに……こんなの……やらしくて」
「そうだな──すごい……やらしい顔してるぜ、"照"」
「なっ……あっ、ちょ、やめっ」

タイを解いたセーラー服の胸元は、いつのまにか開かれ、下に着たTシャツが露わになっている。
"かっこう"の手がシャツ裾から入ってくるのを感じて、身体を固くする真琴だったが──。

「やめろ?──"なんでもする"んだったよな?」

耳元でその言葉を囁かれた瞬間、びくりと身体を震わせて抵抗出来なくなる。
けして大きくはない、年齢相応の胸元をブラの上から撫でまわされる。

「この……ド変態野郎……お前なんか」
「そのド変態に好き放題されちゃってるのはどこのどいつだよ──」
「それはあんたが……ひゃうっ」
「はっ、耳が弱いみたいだな」
「よ、弱くなんか……ああっ……そんなとこ……や、やめっ……ひっ」

"かっこう"に耳を舐めまわされ、ぞくっとした感覚が、舐められた耳から身体に走る。
なに、これ──?
真琴だって性知識というものがないわけではなかったが──自分が耳を舐められて感じるとは思っていなかった。
真琴が未知の快感に混乱する一方、"かっこう"は執拗に耳を責める。
一方、いつの間にか裾から入った手はブラの下の膨らみを直接責めていたようだ、胸を触られているという事実が羞

恥をあおる。

「あ、あ、あぁっ……んんっ……ひゃう……やめっ……んっ!」
「すげえ感じてるな、本当にやらしいよ、お前……」
0079>>65の続き2012/08/08(水) 22:48:47.92ID:7FbP8BLn

変な声を出さないように必死に我慢していたが、それも限界がある。
徐々に漏れてくる声を何とか抑えようと両手で口を塞ぐ。
その様子を見て、"かっこう"がニヤリと笑い、耳を激しく責める。

「んんー……んっ……んんんんーっ!!」
「声、我慢してるのって逆にエロいぜ……」
「……っ!」
「ま、でもやっぱ声も聞きたいしな……よ、っと」

執拗に耳を責めていた"かっこう"が少し身体を浮かせ、同時に胸元からも手を引き抜く。

え? 終わった、の──?

真琴の心に、安堵と、ほんの少しの何かよくわからない感情が生まれる。
それがどういう感情だったのか、今はそれよりも、やっと終わるのではないかという希望にすがりたい。

──だが、真琴の予想は裏切られる。

それは一瞬だった。
口を塞いでいた両手が"かっこう"によって力づくで頭の上にあげさせられ、口を覆うものがなくなる。
その瞬間に、セーラー服がシャツごとたくしあげられ、頭の上にあげさせられた腕まで脱がされる。

「これで腕は動かせないだろ? 思いっきり声出せよ」

そう言うと、"かっこう"は真琴のブラをたくしあげ、胸を舐めまわす。

「ちょ、ちょっと……やめ……んんっ……やめて……んっ!」

真琴の抗議の声を無視し、右の膨らみを舐めまわしつつ、右手で左の膨らみを弄ぶ。
身体をそらして避けようとするが、背中に左腕が回されており、身体をそらすことが出来ない。
年齢相応でそれほど大きな膨らみでもないのに、こいつは何が楽しくてこんなにいじりまわしているのか。

「舐められるのが好きなのか? さっきまで胸はあんま感じてなかったのにな」
「す、好きじゃ……んんっ……! ない……っ!」
「そうか、じゃあここはどうだ?」
「あ、やめ……んんんっ……やめてっ……やめっ……ああっ! んんっ!」

言葉で責められつつ、意地悪く急に膨らみの頂点を刺激され、声を抑えられない。
そのまま反対の胸に口をつけられ、舐めまわされ、声が漏れる。

「すげえ感じてるな……エロ……」
「これは……お前がぁっ……んんんっ! あ! ちょ、どこ触って……!」
「俺のせいかよ……つーか声我慢してんの逆にエロいって言ったのに我慢するって、わざとなのか?」
「んっ……何言って……あっ! ……んんっ……あ、脚、な、撫でまわすなぁっ!」

胸を責めながら内腿を撫でまわされる。
脚を撫でまわす手もいやらしく、その手は徐々に付け根に向かって近づいていく。
脚を閉じようとするが、脚の間に"かっこう"の脚があるため、ぴったりと閉じられない。
抗議の声を上げようとするが、その瞬間に唇を奪われ、声が出せなくなる。

「……んっ……んん……んーっ……──っ」
0080>>65の続き2012/08/08(水) 22:52:15.98ID:7FbP8BLn
口付けに翻弄され、身体を這いまわる手を止めることが出来ない。
そして──。

「ぷふぁっ! ちょ、や、やめて、そんなとこっ……!」
「いまさら何言ってんだよ」
「や、やめて……ほんとにダメ……!」
「……うわ、すごいことになってんな」

──くちっ。
"かっこう"の指が下着に触れた瞬間、真琴の耳にも聞こえるぐらいはっきりとした水音が鳴った。

「下着までぐしょぐしょだぜ……お前、濡れやすいのな」

"かっこう"の言葉に、顔を真っ赤にして目をつむるしか出来ない。
自分でも、執拗な責めによって秘部がそういう状態にあることはわかっていた。
だが、それを言葉にされると、自分が信じられないほどいやらしい人間であるかのような気持ちにさせられる。

顔を真っ赤にする真琴を尻目に、"かっこう"はそのまま下着を脱がせにかかる。

「や、やめ……っ!」
「どうせこんだけ濡れてたら使い物にならないだろ、脱がすぜ」
「…………っ──!」

こいつ、信じられない……もうちょっとデリカシーとかないの──!?
しかし抵抗空しく、悪魔の手によって巧みに脱がされ、濡れそぼった秘所が外気にさらされる。

「まだ薄いけど、生えてるには生えてるんだな」
「ば……っ……! な、やめっ! 見るなっ! 見るなってばぁっ!」

気がつくと、鼻息がかかるほどの距離で秘唇を見つめられていた。
羞恥で頭がおかしくなりそうになるが、脚を閉じようにも身体を脚の間に入れられていてほとんど閉じられない。
幾分興奮した様子でそこを見つめる"かっこう"に、もう一度抗議をしようとするが──。

「い、いい加減に……ひゃうっ……あっ………んんんんっ!! ああああっ!!」

ぴちゃ、という音とともにぬるりとした感触が敏感な部分を刺激する。

「な、舐めっ……! ひゃ、ひゃめて……っ! んんんっ!」

抗議の声は封殺される。
代わりに、閉じた秘唇を指と下で弄び、割り広げられ、刺激される感覚が走る。

「すごいな……溢れてくるぜ」
「うっ……んんっ! あああああ!! ───っ、ひぅっ……!!!」

巧みな責めに思考が融かされる。
"かっこう"が何を言っているかも判然としない、ただ霞がかった頭の中に何か白いものが現われるのを感じる。

「くぁ、やめ………あああああっ………!」

ぴちゃぴちゃと卑猥な音が響き渡る。
頭の中を白い光が満たし、そのまま意識がどこかに飛ばされるような強烈な感覚を感じ──。

──ひときわ強く吸い上げられた瞬間、全てが爆発した。

「ん……っ! んあぁぁぁっ! んん――――っっ!!」
0081>>65の続き2012/08/08(水) 22:53:51.21ID:7FbP8BLn

全身を反り返らせ、震わせ、あられもない声を上げる。
今まで感じたことのない未知の感覚、視界がちかちかし、上下も判然としない。

「はぁーっ……! はぁ、はぁ…………」

徐々に視界が戻ってくる。
いつの間にか"かっこう"の顔が目の前にあった。
力の入らない真琴がぼーっとしていると、無理矢理唇を奪われる。

「んっ……んんーっ……んむぅっ……ぷふぁっ……」
「すごいイき方だったな、お前本当に初めてかよ」
「はぁ、はぁ……こ、こんなの知らない……」

顔を離した悪魔が、いつものニヤニヤ笑いで真琴に言い放つ。
このド外道のクソ野郎にこんなあられもない姿を見られたと思うと、屈辱だ。
だが悪魔は恥辱に塗れた真琴の表情を見て満足げだ。
いつか殺してやる──そう思った真琴だが、悪魔の次の一言で思考が停止する。

「──こっちも我慢の限界だ、もう入れるぜ?」
「え──?」

次の瞬間、敏感な秘所に何かが当たる感覚が走ったかと思うと、それが一瞬にして割り行ってくる。

「あッッ……やめ……っ!」
「くっ……流石に狭いな……っ、まあこれだけ濡れてればっ」
「んんんんん──っ!」

ずぷっ、と、今まで感じたことのないような異物感がソコに走る。
初めては相当痛いらしいと聞いていたので、痛みに備えて歯を食いしばるが。

「──ぐ、きつ……お、おい"照"、入ったぞ……大丈夫か?」
「……え? うそ……? は、入ってるの……?」

痛みがない──。
正真正銘初めてのはずだが、想像した痛みが襲ってこない、むしろ──。

「お前……おい、動くぞ」
「や、やめ、まだ──んあぁっ! く、あっ、んんっ!!」

"かっこう"のものが出入りすると、快感が襲いかかる。
う、うそ、うち、もしかして初めてで──。

「やっぱり……お前、感じてるな? きちんとほぐしたし、こんだけ濡れてれば痛みがなくてもおかしくはねーけど

──」
「う、あ、ち、ちが、感じてなんか──ひぅっ! あ、ああっ! いやっ、やめっ、やめっ!」
「ほんとにやらしーな。ま、痛がられるよりはこっちの方がいいけどよ」
「うあっ……ぃああああっ! やめ、んんんっ! んあっ!」
0082>>65の続き2012/08/08(水) 22:56:03.38ID:7FbP8BLn

初めてで、感じている。
真琴にとっても信じられなかった。
初めては痛いと聞いていて、ある意味ではだから耐えられるとも思ったのだ。
生きるために痛い思いをするのには、慣れている──。
悪魔から与えられる痛みに耐えることなら、我慢できた。
だが悪魔のものを咥えこんで、いやらしく喘いでいるというのは耐えられそうにない。
屈辱で頭の中がぐちゃぐちゃになる──だがその羞恥が快感になっていることに真琴は気づかない。

「あ、やめ……ッ……! ひゃめてっ……んんっ!!!」
「くっ……やめろとか言いながら、締め付けてんじゃねーか……」
「ちがっ、こ、こんなのうちのっ……! うちじゃっ……ああっ……ィあ……っ!」

意思とは反対に、先ほどイったばかりで敏感な秘所に与えられる感覚は、真琴を絶頂に向けて駆け上がらせる。
再び頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
手前を、奥を、乱暴に、しかし敏感なところを探りながら突き上げる剛直に翻弄され、ただひたすらあられもない姿で喘ぐしかない。

「くっ……きつすぎるっ……俺も……耐えられなさそうだ、このままイくぞ……っ!」
「え、ひゃめ、ひゃめてっ! ナカはらめっ……んんーっ、んむっ……んんんっ!」

抗議する真琴の口を塞ぐように、悪魔が深い口付けで口内を蹂躙する。
真琴の全身を快感が支配する。いつの間にか腕に絡んでいた制服は落ちてしまったらしい、自由になった腕で無意識

に"かっこう"に抱きつく。
一方で"かっこう"も真琴の背中に手を回し、きつく抱擁している。
だが、そのことを意識する暇もなく、真琴の意識は白く、より白く融かされていく。
"かっこう"の努張がより大きく膨らむのを感じ、それが最奥に押し付けられ、そして──。

「んんん──っ! んっ! んんんんんん────っ!」

全身が、絶頂に震える。
押し付けられた剛直からは大量の精が吐き出され、膣は精液を絞りとるかのように収縮する。
感じたことのないような激しい快感と、憎い悪魔に蹂躙され、絶頂させられ、中出しまでされたという屈辱がごちゃごちゃになって震える。

「はぁーっ、はぁーっ…………ほ、ほんとにナカで……はぁ、はぁ」
「お前、マジでエロすぎだぜ……めちゃくちゃ締め付けてきやがって……」
「ち、ちが……と、とにかく……ど、どいてよ……も、もう満足したでしょ……っ!」

これだけ激しく凌辱したのだ、"かっこう"もこれで十分満足したはずだ。
惨めな気持ちは晴れないし、ただ抗議しに来て犯されただけという最悪さは消えないが、今はこれで終わってくれるならなんでもいい。
そう思った真琴に、悪魔は残酷にも、告げる。

「──まだだな」
「えっ──?」

思わず"かっこう"の顔を見上げる真琴に、だが悪魔は容赦なく続ける。

「今夜はとことん付き合ってもらうぜ……二度と俺に逆らえる、なんて思わないようにな」

真琴の瞳に、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた悪魔の嗤う顔が映る。

「"なんでもする"んだろ? これもそのうちだ」

──膣中に入ったままのそれが、再び堅く反り返るのを感じる。
逃げ道はなかった。
0083>>65の続き2012/08/08(水) 22:57:09.55ID:7FbP8BLn
         ――――――――――――――――――

結局、その後は一晩中犯され続けた。
全身くまなく責められ、玩具のように犯された。
責めをやめない悪魔にイかされ続け、イくのが止まらなくなるまでいじめられ続けたりもした。
かと思えば散々じらされ、恥ずかしいことを言わされたり、何度も何度も、イかせてくれるように懇願させられたりもした


鏡の前で結合部を見せつけられ、どうなっているか説明しろなどと強要されたりもした。
悪魔の努張で口内を犯されたりもした、じらされた揚句に舐めさせてくださいと惨めにお願いさせられたりもした。
膣中にも何度も出されたし、身体にかけられたり、飲まされたりなど何度させられたかもわからない。
汚れてきたからと風呂場に結合したまま運ばれ、全身での奉仕を強要されたり、逆に洗ってやると言って責め立てら

れたりもした。
自分でするように言われ、自慰行為を悪魔に見られるような変態的行為までする羽目になった。
挿れさせてくれとか、挿れてくれとか言わされたりもしたかもしれない。
ただ犯されるだけでも屈辱なのである。
変態的な行関しては当然何度も抵抗したが、その度に「"なんでもする"んだろ?」と言われ、従わされた。
この悪魔は本物の外道で、そんな悪魔に辱められて何度も絶頂する自分はいったい何なんだろうと思いながら、徐々にその思考すら融かされていった。


──目が覚めると、見慣れない天井が目に入る。
どこだろう、とぼんやりした頭で考えながら辺りを見回すと、隣に悪魔の寝顔があった。
"かっこう"の寝顔を見た瞬間、昨日のことをすべて思い出す。
同時に、全身の倦怠感の正体も悟る。
うち、この悪魔に犯されたんだ──。
改めて考えるとぞっとしない話だ、無防備に眠る"かっこう"をブチ殺してやろうかと思うが、もし失敗したら何をさ

れるかわからない。
そっとベッドから抜けだそうとして、自分が何も身に纏っていないことに気づく。
恐らくリビングに散乱しているであろう服の状態を心配しつつ、ベッドから抜け出す。
とにかく、シャワーでも浴びないと帰れない──。
0084>>65の続き2012/08/08(水) 22:58:03.50ID:7FbP8BLn
         ――――――――――――――――――

べとべとになった身体をシャワーで洗い流してリビングに戻る。
リビングに落ちていた衣類はほとんど使い物にならなかった。
ブラはくしゃくしゃだったが使用できなくもなかったが、それ以外はいろいろな意味で使い物にならなかった。
特にショーツが……というのはどうでもいい話だ。
仕方がないので、それらは自分のバッグにしまい、代わりに"かっこう"の衣類からジーパンとTシャツを奪って身に付

けた。
そのまま、淫臭漂う室内の空気を換気するために窓という窓を開けていると、後ろから声をかけられる。

「おい、お前……何やってんだ? 人の部屋で」

振り向くと、全裸にトランクス一丁の姿の"かっこう"がリビングの入口に立っている。

「あ、あんたなんか着なさいよ! 変態じゃないの!?」
「いきなり変態呼ばわりかよ……っつーか頭いてえ」
「ちょ、無視しないでよ……き、昨日あれだけしておいて……」
「昨日……?」
「な、なによ……まさか身に覚えがないとでも……」

あれだけしておいて、いざとなったらとぼけるつもりだろうか。
真琴としてもなかったことにしてしまいたいところだが、こうしてとぼけられると頭にくる。
問い詰めてやろうと詰め寄ろうとするが。

「いや、身に覚えがって……何のだよ……? つーか、そもそも昨日の記憶がねえんだよ」
「は、はぁ!?」

"かっこう"、の口から飛び出たのは予想外の一言だった。
言い争いながら、"かっこう"の様子がおかしいことに気づく。
いつもなら、こんな言い争いに付き合わず、威圧感を漲らせてとっとと消えろとか言い出しそうなところだ。
だが、今の"かっこう"は気分が優れない様子で頭を押さえ、面倒くさそうにこっちを見ているだけだ。

「あ、あんたさ……記憶がないって……どういうこと……?」
「いや、言葉の通りだが……なんつーか……まあいいか、お前なら別に」
「だ、だからどういうことなのかうちにもわかるように……」
「──酒飲んでたんだよ、最近ストレス溜まってたからな」
「は?」

"かっこう"の説明によると、こうだ。
最近、東中央支部の支部長からの命令が理不尽だ。
あっちに行けこっちに行けと、自分の影響力を拡大するためか、恩を売っておくためか知らないがいろいろな所に自分を貸し出したり、他所での任務をさせたりする。
今回の任務が終わったらまた中央本部に行けと言われているし、苛々していた。
だから昨日は夕方頃に部屋に帰ってきてから、ヤケ酒とばかりに密かに持ち込んだ酒類を一人で飲んでいた。
どうやら飲み過ぎたらしく、途中から記憶がない。
気が付いたら全裸でベッドに寝ていて、起きて扉を開けたら真琴が居た、ということらしい。
0085>>65の続き2012/08/08(水) 23:00:22.86ID:7FbP8BLn
「じゃ、じゃああんた……なんでうちがいるかも……」
「しらねーよ……なんで朝っぱらから俺の部屋にお前が……」

よりによってこのドグサレ悪魔、真琴が"昨日の夜"に来たことすらわかっていない。
じゃあ何? うちは酔った勢いで一晩中……ってこと──!?

「おい、"照"……? どうしたんだよ……そもそもお前、その格好は──」

返事をしない真琴を不審に思ったのだろう、"かっこう"が声をかけてくる。
だが、"かっこう"は気づいていない、俯いた真琴の握った拳がぷるぷると震えていることに。

「こ……」
「俺の服じゃ──」
「このクソ野郎! 死ね!」
「うおっ! お前、二日酔いで苦しんでる人間になにしやが……」

捨て台詞を残し、バッグをひっつかんで走って部屋を出る。
身体に力が入らず、部屋を飛び出てすぐによたよたと情けない走りになるが、とにかく走る。
後で何をされるかはわからないが、とにかく今はこの悪魔の前にいたくなかった──。


         ――――――――――――――――――

走り去る"照"を、"かっこう"こと薬屋大助は呆然と見送った。
自分に向かってあれほど大声を上げて反抗してくる"照"を見ることは今後ないだろうと思いつつ、痛む頭を押さえる



「……二日酔いって言ってんだろ……あんま声張り上げるなよな」

溜息をついて、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出して、飲み干し、呟く。

「……誤魔化せたか……?」
0086>>65の続き2012/08/08(水) 23:02:16.47ID:7FbP8BLn
──昨夜のことを全く覚えていない、というのは本当である。
実際、"照"が家に訪ねてきた記憶もないし、二日酔いも相当なものだ、頭が割れるように痛い。
だが。

「覚えてなくても、状況を見れば何かやっちまったのはわかるんだよなあ……」

そもそも大助は全裸で寝る習慣を持っているわけではない。
目覚めた瞬間に全裸という状況自体がおかしいのだ。
決定的なのは、部屋の状態である。
"照"はリビングを換気をしていたが、寝室は全く換気されていなかった。
つまり完全に臭いが籠ったままなのである。その匂いがなんなのかわからない大助ではなかった。というかリビングを換気していたということが、逆説的にあれだけはっきり淫臭の匂った寝室ではなくこちらが行為

の主な現場だと言っているようなものだ。
臭い以外にも、隣に誰かが寝ていた痕跡があったり、シーツがぐちゃぐちゃだったり……明らかに行為の跡があったりした。
リビングも、"照"は気づかなかったのだろうが、それと思って意識すれば明らかに行為の跡だとわかるものがいくつかある。

「まさか酔った勢いで、しかも"照"とヤっちまうとは……」

"照"に自分が嫌われていることは自覚している、憎まれるように、恐れられるように振舞っていたのだから。
流石にわざわざ"照"を呼び出して犯したとは考えにくい、恐らく何かの要件──昨日の昼間のことあたりか──で直談判しにきた"照"を襲ったのだろう。
あれだけ嫌われているのだ、"照"が自分から求めたはずもない。
恐らくは脅すかなにかして無理矢理……といった流れなのもなんとなく想像がつく。
起き抜けにそうした事態を把握し、過去最高の混乱に陥った状態で、しかし冷静を装ってとりあえず誤魔化したのだ。

「とりあえず誤魔化したが……人としては最悪だろ!」

特環最悪の虫憑き、血も涙もない悪魔。
そう呼ばれてはいても、知らぬ間に相手を脅して強姦するような畜生道に落ちたつもりは……今日まではなかった。
確かに強引な感じのプレイに走ることはあるが……それも相手の同意あってのことだと信じている。
最低というか、これではもう言い訳も利かないただの強姦魔である。
もっとなんか、謝るとか、やりようがあっただろ俺──!

──結局、特環最悪の悪魔と呼ばれる少年は、どうしたものかとしばらく悩み続ける羽目になったのだった。

それは最低で最悪の、ワン・ナイト・ナイトメア──?

                 ――――終――――
0087>>65の続き2012/08/08(水) 23:05:10.99ID:7FbP8BLn
終わりです
改行とかミスってるところもあって見苦しいですね、すみません

>>71氏のアイディアを借りつつ書きました

本当は、その後の"照"ちゃんのドM奴隷人生とかも妄想したんですが、力尽きました……

では、長時間に渡る投稿、失礼しました
0089名無しさん@ピンキー2012/08/08(水) 23:54:48.51ID:GUuf+qyj
GJ! お疲れ様
初めてで憎い相手なのに感じちゃう照マジドM
『その後の"照"ちゃんのドM奴隷人生』が切に読みたい

0093名無しさん@ピンキー2012/08/12(日) 03:31:05.11ID:LZdcJdP7
数日後の照は自分のあられもない姿を思い出して屈辱に震え、思い出す度に憎くて憎くて溜まらないのに筈なのに、
苦痛ではなく快楽で蹂躙するような凌辱を受けた照の身体はかっこうに玩具のように犯された―――照の身体を隅々まで責め抜かれた事を考えるだけで、秘所が濡れてしまうようになる。
その事に戸惑いを覚えつつも、日常の何気ない時間を過ごしている間でも、かっこうとの性行為を思い出して熱らせて疼く身体を持て余すようになり、トイレの個室や自室で我慢できずにオナニーするようになる照。
照はこんな変態行為をする事になったのはかっこうの所為だと罵るも、自分から進んで自慰している事に自己嫌悪し惨めな気分になるがそれが余計に照を高ぶらせてしまう。
だが自慰してもかっこうに犯された時ほどの快感を得る事が出来ず、性感を高ぶらせたままイクにいけず、照は惨めで虚しいのに秘所を弄る指を止められずにいる。
そんな自慰の最中に照の携帯から着信音が鳴り響く。電話の相手はかっこうだったので驚く照だが、内容はかっこうが照を強姦を件について謝罪したいというもの。
直接謝りに行くか悩んだそうだが照にしてみれば強姦された相手に会いたくないだろうと考え、電話越しに謝罪する事にしたらしい。
今更ふざけんなと思った照だが、かっこうの態度が威圧的なモノでなく本当に心から謝罪しようとしている事に戸惑い、本気で言っているのかと困惑するが、覚えていないというのは嘘だったのかと問い詰める。
それに「全く覚えてはいないが状況証拠からしてヤっちまってるのは確実みたいだったからな」というのがかっこうの返答。
照は自分をめちゃくちゃに凌辱しておきながら記憶にも残っていないかっこうに殺意を覚え、カッとなって「覚えていないのならうちが全部言ってやるわよ」とかっこうとの性行為を初めから最後まで余すことなく伝えた。
強姦した相手に自分が犯された過程の一部始終を話す行為はこの上なく屈辱的であるにも係わらず、照の身体はその羞恥を快感に変えて反応し疼く。
その事に戸惑いつつ、何処か興奮した様子で語る照は会話中にもかかわらず無意識に秘所に指を添えて弄り出す。
電話越しに様子がおかしい事に気付きつつも黙って照の言葉に耳を傾けるかっこうに、脅されて自分から脱ぐように命令された事、初めてのキスを蹂躙するように奪われた事、
耳や胸や秘所まで舐め回され中出しされた事、一晩中次々に変態行為を強要された事をやけに熱っぽい口調で話す照。
話し終える頃には息が上がり、目は蕩けるように濁り、秘所は洪水のように濡れていて、だがイク事が出来ずに悩ましげに喘ぐ声を抑えられなくなっている照はイきたくて堪らず我慢できなくなり、唐突に悟る。
一晩でかっこうに調教されてしまった照の身体は、あの憎くて憎くて最低なクズ野郎に犯されたがっているのだと認めてしまう。
心の方は嫌悪しているにも関わらず、身体の方は貪欲に求めている――――。
そう気付いた瞬間から、照はかっこうの奴隷だった。弱みを握られた照には精神的にも肉体的にも悪魔に逆らえない。
「かっこう、う、うちは――――」
罵倒しよう口を開いた筈の照の唇からはしかし別の言葉を告げた。
「うちをこんな風した責任、ちゃんととってよ………ねぇ」
浮ついたような熱っぽい口調で切なげに言う照に、かっこうは犯してくれの間違いだろうと思った。
「俺は――――――

A.携帯越しに指示を出して調教
B.かっこうが直接照の身体を調教

>>73->>86を読んだらこんな感じでドM照たんの性奴隷生活とか始まるんじゃないかと妄想した。書けないから誰か書いて欲しいマジで。
0098名無しさん@ピンキー2012/08/19(日) 13:23:42.28ID:qht5lBgK
なんつーかあの二人がHぃ事してる所が想像しにくい
かなりプラトニックな関係だと思うんだよね
かっこう×詩歌だったら想像出来る
0101名無しさん@ピンキー2012/08/21(火) 22:48:03.22ID:bH43WovY
かっこう×詩歌だと、詩歌はかっこう=大助なのを知らないから
精神的には浮気みたいな関係になるんだろうか
0105名無しさん@ピンキー2012/09/01(土) 01:34:54.27ID:5RN4dvEJ
>>101
詩歌の方から、「いつも迷惑かけてるから一度くらいデートしてあげてもいいかな」という軽いお喋りでもしようかっていう感じでかっこうを誘う。
大助とはまるで正反対のように思えるかっこうと共に居ると、何故か大助と一緒に居た時のような安らぎと安心感を覚える事に戸惑い、困惑する詩歌。
一度きりのつもりが二人の時間が予想以上に楽しく、後ろめたく想いながらも人目を忍んで逢瀬を重ねていく。
何度目かのデートでは初めてかっこうからキスをされてもどうしてか抵抗する気を起こせずに、舌を絡めてくるかっこうに大助の面影が重なり受け入れてしまう。
その事に愕然としながらと同時に詩歌は自分がかっこうを通して大助を見ている事に気付き、大助の事を考えると切なくて堪らなくなり、
かっこうと大助の双方に申し訳なくなりながらもいつの間にか浅ましく自分から舌を重ね、貪欲に貪り合う二人。かっこうが詩歌の胸に手を伸ばし、そして―――。
その後のデートは常に身体を重ね合った詩歌は後ろめたさ故に劣情を募らせて、かっこうの腕の中で激しくよがり狂った。
処女だけは大助にあげたいと思った詩歌は、我慢させてしまうかっこうに申し訳なく思い自分から進んで口や手でフェラチオや素股をして奉仕していく。
詩歌は徐々に自分がかっこうを通して大助を見ているからなのか、それともかっこうを異性として好きになり始めているのか分からなくなる――――。


詩歌さんの浮気って妄想しづらい
0106名無しさん@ピンキー2012/09/01(土) 03:06:51.64ID:rM2aEFZH
>>105
乙ですっ!
かっこう×詩歌はかっこうが「詩歌は大助=かっこうを知らない」っていうのがわかってるから
大助視点でみるとある種のNTR展開にもなるんだよね

クリスマスに再会を誓う程の仲だったのに素の自分である大助より
虫憑きを巡る戦いの為に仕方なく作り出したかっこうを選ぶ詩歌
最初はそれを意識して悲しくもあり、抵抗感も感じていたけど
詩歌の柔らかい身体を抱いているうちにそんな理性は甘い感触に沈んでいく
やがてそんなことも考えられなくなり求めた異性を手に入れた悦びだけに
身を震わせる一匹の獣の化すかっこう

なんてゆーか大助も詩歌も本編でかなり苦労されてるんで基本M的な描写とか簡単に幸せになれない描写
が似合うように思える
0107名無しさん@ピンキー2012/09/01(土) 17:18:05.74ID:65ZwZQ1M
ttp://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201202000148
↑とうとうエリィが表紙を飾りましたよ
何とか復活してかっこうと結ばれてほしいっす
0108名無しさん@ピンキー2012/09/02(日) 02:00:02.89ID:VtLO2DuR
>>106
そうだよな、大助と詩歌って幸せになって欲しいけど、そう簡単には幸せな展開にはなれずに
ほんの少しの幸せの中に不遇さが入り交じるような一捻り入った関係になりそうで切ない
0109名無しさん@ピンキー2012/09/06(木) 21:23:42.09ID:AM8KwYm0
大助が全裸亜梨子と対面したら顔を赤らめるんだろうか
それともかっこうとして冷静に対応するんだろうか
0112名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 04:40:19.61ID:J+IEKQLn
戌子と霞王との絡みが見たい、
いや二人の絡みは戦闘だろうけど
0113名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 06:16:44.03ID:/Ih9b6sC
どっちがよりかっこうのことを知ってるかとかつまらんことでもめてほしい
0114名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 08:54:48.91ID:J+IEKQLn
よし書いてみよう

時系列は5巻の大食いとの戦闘が終わってすぐ辺りで

0115名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 08:55:36.94ID:J+IEKQLn
地下深く薄暗い廊下にて一人の少女が壁にもたれていた


「来たか、この俺様をまたせるとはいい度胸だ」

とたんに闘気どころか殺気すら放つ
殺気漂う空間に場違いのカッパをきた少女が入ってきた

「いやちゃんと呼ばれてすぐに来たのだよ、近くにガソリンスタンドがなかったから仕方なく
バスからガソリンを盗んで走ってきたというのに」

「バスはガソリンじゃねぇー!」

「ほう、そうかい道理で動きが悪いわけだ」
0116名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 08:56:19.10ID:J+IEKQLn
「本題に入るぞ 俺様と戦え」

「ほう」

「お前はどうせ長くねー ここでくたばっても誰も文句は言わねーはずだ」

「ここは破棄された支部だ、鉄筋がそこらじゅうに埋め込んである」
「お前の能力が一番使いやすいはずだ」


「理由を聞かせてくてないか狂戦士?」


「カッコウはいった俺様は弱くなったと」

「力の使い方を覚えた、戦闘経験も増えた なのに俺様は弱くなった」

「何故かわからねー もう一度戦う約束をしただが、それじゃ意味がねー
「強くなるために戦うじゃねー 勝つために戦うんだ」
「そのためには知らないといけねー何が俺様を弱くしてるのか」
「カッコウと一緒にいたお前と戦えばそれがわかるかもしれねー」

そういい霞を爪の形にし周囲の床ごと抉りとろうとしてくるがそれを
難なくよけ、ホッケースティックを振りおろし霞を消滅させる

「ほうまるで動物だね狂戦士 知識や教養を持たないと」

「知識や教養は捨てた」
「後悔はねえ、それを捨てたことで今の力がある」

「特環でカッコウと戦えるのは俺様ぐらいだ」
「だがそれじゃダメだ逆だ俺様と戦えるのがカッコウだけにならねーとな!」


狭い廊下を埋め尽くすように爪が飛んでくる
それを目にも止まらぬ速さで避け打ち落とす

「カッコウにもし勝てたとしてどうするのだい?」

「もしじゃねぇー、ぜってーカッコウを完膚なきまでぶち倒し俺様が最強になる そしてあいつが背負ってきもんすべてを
 カッコウごと背負って地獄のど真ん中を歩ききってやる!」

先ほどとは比べ物にならない速度と数の爪の形をした霞に避けきれず体を切り裂かれる
0117名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 08:57:46.87ID:J+IEKQLn


「しかしそれではカッコウには届かないのだよ」
血を流しながらしかしなんでもないように近寄ってくる

「戌子、アリス、お前らがカッコウの相棒と呼ばれてるのに何で俺様は呼ばれてないんだ!」
「なんで俺様がかっこうの隣にいねーんだよ」

霞王は息を切らしていた。突き刺して、切り裂いているのに戌子は笑い顔をやめない。
そのせいで霞王の顔が焦りにが生まれる。


「なぜ君はそんなに焦ってるのだい?」
0118名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 08:59:09.39ID:J+IEKQLn

「夢をみた、俺様達によって浸父をぶち殺したあと、カッコウが成虫化する夢だ」

「そんなことは許さねーまずは、ふゆほたる、ハルキヨ、本部長様を叩きを越し殺す
それから大食い、浸父、3匹目をぶち殺す
それで俺様とカッコウに全員ビビって戦闘をしなくなる ナイスな提案だろ」


「それを実現させるためにもお前をぶち殺させろ」

そういい彼女は廊下いっぱいに霞を広げ押し流す


「カッコウはもう長くは戦えない、だから俺様が最強をつぐんだ」

「そしたら1と2が入れ替わるだけで済む」
「そして俺様とカッコウにビビって誰も戦闘をしなくなる」
それにより物語はハッピーエンドで幕を閉じる

そのために「死ね」
0119名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 09:00:03.59ID:J+IEKQLn


「問に答えようじゃないか」

霞の中からボロボロのカッパを引き摺りながら戌子は、霞王へと近づく

「ならば回答をあげようじゃないか、今の君は依存だ基準がカッコウになっているそれではカッコウには勝てないのも無理はない」
「基準を自分にするんだ今の君は狂戦士だしかし知識や教養はホントは捨ててない見てないフリをしてるだけだ
ちゃんと見るんだ自分を見ろ すると君は最強の戦士になれる  私はここで終わりだが君に託す私が認める最強の戦士を倒せ 
そして背負ってあげてくれ私では無理だった戦うだけしかできず挙句に戦うことすらできなくなった私とは違う」
「君がカッコウの居場所になれ」

「勝て、勝つのだ戦士よ戦士に敗北はないのだよ」


「ああ、わかった恩に着る」
振り返りもせずそう呟き地上へと帰っていく


「いつかがもう来たのだよ、もう彼は一人で戦いをすることはない、彼女がそばにいる私の最後にして最強の教え子が」
ガク


そして
一人の老兵が消え一人の戦士が誕生した end
0124名無しさん@ピンキー2012/09/14(金) 20:20:07.86ID:H9AjGWhi
詩歌とフタル酸が大助を取り合って修羅場になる話が読みたい
0125名無しさん@ピンキー2012/09/14(金) 22:46:32.15ID:Mjo/s6PC
>>124
それだと詩歌が負ける姿しか想像できない

『夢砕ケ散ル聖夜』あらすじ

強大なフタル酸の前に敗北を喫した詩歌は大助の目の前で調教されてしまう
大好きな人の前で恥ずかしい姿を晒され泣きじゃくる詩歌
大切な詩歌が目の前で汚され叫ぶ大助
「特等席でじっくり見させてもらうぜ!ハッハー」静観を決めこむ炎の魔人
「今すぐに、ここから逃げましょう!」とりあえず提案する亜梨子
「みんな…くたばれ…!」ぶち切れる利菜

それは最低で最悪のほたるmeetふたる
0127名無しさん@ピンキー2012/09/15(土) 01:24:55.36ID:0/Gi6v/S
>>124
ふゆ●たる日記の回を重ねるごとに黒さが滲み出る詩歌(大助の前では本編のように振る舞う)と、口調はきついけどツンデレ気味なふたるさんが
二人を前に動揺する大助に対して口論の末、どちらが好いのか決めて欲しいとセックスの相性で結論を要求。
正常位では物足りなくてMのように振る舞い奉仕するけれど、内心では欲望の赴くままに大助の身体を好きなだけ責め立てて貪りたい詩歌。
爪先で踏みつけて剛直を扱いたりとSぷりを見せつける癖に、自分が受け手に回って責められるとビクンビクン感じて大助におねだりしだすフタル酸。
二人の柔肉に溺れて思考を放棄した大助がただひたすら詩歌達を犯し抜く。
大助が彼女たちへ決断を告げる日まで、淫行に耽る爛れた日々を毎夜の如く過ごす事になり―――。

みたいなのが読みたい
0128名無しさん@ピンキー2012/09/15(土) 04:20:41.17ID:9KC1BHv9
割といい世界観だし設定もシナリオも悪くないと思うんだけど何で知名度低いの?
アニメ失敗したからか
0130名無しさん@ピンキー2012/09/16(日) 18:09:55.81ID:QbWjSCX3
まあでもラノベ好きには結構読まれてるしシムウタもある意味有名だからラノベ界隈では
そこそこ知名度あると思うよ
そもそも一般層で知名度高くなるにはメディアミックスで、特にアニメで相当盛り上がらないと難しいよ
0132名無しさん@ピンキー2012/09/19(水) 00:02:54.38ID:2SjSIfHn
アニメがアレだったから本編をドラマCD化して販売して欲しい
0134名無しさん@ピンキー2012/10/02(火) 23:55:21.02ID:03KE4I/d
メンヘラじゃないただのツンデレ亜梨子さんを書いてくれる人はいないのか
0136名無しさん@ピンキー2012/10/04(木) 00:12:34.36ID:hIKBU+Wp
バレた詩歌に向かって
「絶対に連れ戻す。そう約束したやつが居るんだ」

とかいう展開が浮かんできた
0137名無しさん@ピンキー2012/10/04(木) 23:04:11.22ID:Y7dXIOO2
>>136
「ねぇ大助君、その約束したやつって“眠り姫”っていう人? じゃあその人と私、どっちが大事なのかな?」
そう言いながら虫を白く輝かせて臨戦態勢で躙り寄って来る詩歌に追い詰められる大助
そしていつの間にかマウントポジションを取って黒い笑顔を浮かべる詩歌

っていう展開が浮かんだ
0138名無しさん@ピンキー2012/10/08(月) 12:03:53.10ID:ABM7ydMW
>>137
「大助君は誰のモノか、たっぷりと体に教え込ませてあげる」って言ってエロシーン突入ですねわかります

0139名無しさん@ピンキー2012/10/08(月) 20:42:08.31ID:nrqCqL+p
>>138
そう言いながら大助の服に手をかけるが不器用なせいか手際が悪く思うように上手くいかず涙目で悪戦苦闘する詩歌
大助は抵抗する余裕が出来たにも関わらず詩歌の様子を見て妙に愛おしさが込み上げてしまい、はらはらしながもつい見守ってしまう大助
「ここは、どう? 大助君、気持ちいいかな……」と言いながら蕩けたように顔を紅くした詩歌が大助の身体に手を這わせて弄っていく
理性が何度も詩歌にこんな事させてはいけないと訴えるものの、愛しい少女の体温や柔らかな肌の感触を直に触れるうちに性欲が高まる大助
拙い仕草で剛直を扱き、幾度も大助の名を呼びながら懸命に舌を這わせていた詩歌が痛みに歯を食いしばりながら剛直を秘所にゆっくりと埋めていく
途中で何度も止めて奥までなかなか入りきれずに息を荒上げ、結合部から一筋の血を流しながら最後まで奥へと挿入させる詩歌
「これで大助君は私の物だし、私は……大助君の物だよね」と言って処女喪失の痛みを堪えながら笑う詩歌に高まっていく性欲を抑えきれなくなる大助
詩歌の笑みを見た途端、大助は抑えきれなくなった性欲が衝動となって溢れ、自分から何度も腰を突き上げた後は詩歌を押し倒して覆い被さり――――――――


って感じで前半は詩歌の、後半は大助の攻めがあると妄想してみた
0141名無しさん@ピンキー2012/10/09(火) 23:50:06.60ID:/B1Q+IFN
>>139
獣のように覆い被さった大助は舌を入れて詩歌の口内を貪り、小振りでも柔らかな胸を弄び、きつく締め上げる狭い膣内を剛直で散々責め立てていると、無茶な抽送に詩歌が苦痛に顔を歪めている姿を見て我に返る大助
急に動きが止まった大助をいぶかしげに見上げる詩歌に「ごめん……詩歌、痛いよな」と言った後は意気消沈した様子で謝り身体をどけようとする
大助が腰を退いて結合部から性器を引き抜こうとする前に、詩歌が両腕を大助の背に回してぎゅっと抱きしめて、「ううん、あのね……痛くないって言ったら嘘になるけど、私、凄く嬉しいの……」と恥ずかしそうに大助の耳元で囁く詩歌
「私、高校生なのにこんな子供っぽい体付きだから……大助君を上手く誘惑できるのか、あんまり自信なかったんだ……」
「けど色々頑張ってみたら大助君の、その……アレが大っきくなって……なんて言うのかな、私でも大助君に―――好きな人にそういう目で見られるんだなって思うと嬉しくて……」
「それに……大助君の……アレが私の身体の中に全部入っちゃった時は大助君を独り占め出来たみたいで……同じくらい私は大助君だけの物になっちゃったんだって実感出来たのが凄く嬉しくて」
「大助君に押し倒された時は怖くなったけど、それってよく考えたら大助君が私の身体を我慢出来なくなって、むらむらしちゃったんだよね?」
詩歌の言葉を聞いて気まずそうに視線を泳がせる大助だが、詩歌の中で反り返った剛直が当人よりも事実を述べていた
「……大助君は私の身体に欲情、したんだよね」そう言いながら、そっと大助の手を自分の胸に宛がう詩歌が微笑んだ
「そうだったら、いいの。私、大助君になら何をされても平気だから……お願いだから離さないで。このままで居て欲しいの」
「でも、もし良かったら………優しくしてくれたら嬉しい、かな……」と、そう言って熱に浮かされたような顔で、潤んだ目を上目遣いに大助を見つめる詩歌
二人は見つめ合った後お互いに貪るように舌を入れたキスをし、どちらともつかない零れた唾液をお互いに舐め合っては首筋や肩を甘噛みする大助と詩歌
その間も大助の手は詩歌の感度を確認しつつ、詩歌の乳房をやわやわと揉み、時折乳首をぐりぐりと押し潰てぎゅっと捻ったり、気紛れに乳首を優しく舐め上げた後に嬲るように吸い付いて甘噛して詩歌の小振りな胸の柔らかさと弾力に耽溺する
空いた手で詩歌の陰核を指で挟み時間をかけて丁寧に揉みほぐして詩歌を軽くイかしてしまったり、びしょびしょになった秘所から溢れた物が床に水溜まりを作っていても、感度が良い所を探っては責める手を弛めない大助は何度もイク詩歌の嬌声を堪能する
下半身を指だけで何度もイかせられた詩歌に、「初めは痛くしか出来なかったから詩歌にもっと気持ちよくなって欲しい」といって大助は詩歌の秘所に顔を埋めて、陰核を刺激しながら舌と指で――――――



完全版は無理だった>>140
よく考えたら大助×詩歌って攻めよりも純愛だなと思った
0142名無しさん@ピンキー2012/10/12(金) 11:48:44.85ID:9IGT3W+6
>>141
乙よくやってくれた
0143名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 06:11:33.55ID:uy9YsxnX
大助は攻めってイメージじゃないんだよなあ
どこまでいってもおもちゃにされるイメージ
ありがちだけどアリス、霞王、Cあたりにゲームと言われて色んなところいじられて涙目になる大助をおねがいしゃっす
0144名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 06:33:23.40ID:KHrjKp3C
>>143
きみのイメージを語られてもね・・・
つか「おねがいしゃっす」っじゃなくて自分で書けよ
0145名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 10:15:51.86ID:zlwF7NCg
「軽音楽部をつくろう」
…はい?
「…薬屋、アンタ、バンドとか好きだったっけ?」
「いや、俺じゃなくて詩歌が言ってるんだけど…」
「…ああ、なるほどね」
コイツ、詩歌には信じられないほど甘いからな…ホント、人の気も知らないで…
「というわけで、メンバー募集中なんだけど…最低四人はいないと部活の許可おりないし」
「この学校、部活の掛け持ち出来ないわよ。美術部の私は無理…これでも、部長だしね」
「…そっか…」
最初から期待してた訳でも無いんだろう。特に落胆した様子もない。
「てか、そういうんなら寧子さんに頼んだら?喜んで協力してくれるんじゃない?」
「いや、アイツはちょっと…」
困ったように笑って、薬屋が肩を落とす
「それじゃ、また」
そう言うと、背中を向けて去っていく…本当は協力してあげたいんだけど…流石に、美術部ほっぽり出すわけにもいかないしなぁ…

放課後…ほとんどの生徒が帰宅した廊下で、詩歌と向き合う
「利菜は無理だったよ」
「そっか…初季さんも生徒会との掛け持ちが駄目だって」
「…案外難しいね。掛け持ちがダメだと、あてがほとんど潰されるし…」
有夏月は報道部、アンネは特撮研究会、あゆゆは占い部、うめはハルキヨの生態観察部…てか、よく許可されたな。顧問と部員さえ確保出来たら、内容はどうでもいいのか?
「あれ?大助…もしかして、お姉ちゃんを待っててくれたの!?」
……あれ?何か、空耳が……
自分でもぎこちないと分かる動きで振り替えると、案の定、ガバッと抱きつかれた
「ちょっ、千晴…こういうのは止めろって…」
「ええ、なんで?」
「恥ずかしいだろ、高校生にもなって…」
「恥ずかしくないよ、普通だよ!」
「いや、普通ではないだろ……」
「それで、何やってたの?あ、部活の申請書…」
抱きついたまま話していた千晴が、俺の手にあるプリントを見て、ようやく腕を離す
「ふむふむ、軽音楽部か…よし、承認!」
「いや、ダメだろ!?顧問もいないし、部員も足りないんだぞ?」
「あ、そっか…このままじゃ詩歌ちゃんと二人っきりになっちゃうもんね。それじゃ、ダメ」
…そうじゃん、詩歌と二人っきりだったのに…何で止めてんだよ、俺!?
「私と二人だったら万事オッケーだったのにね。惜しい!」
「何がだよ!てか、生徒会は部活禁止だろ?」
「ま、その位なら改定出来るよ。」
…正直、そこを改定して貰うのは大歓迎なんだけどな…
生徒会、知り合い多いし…
0146名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 10:17:32.45ID:zlwF7NCg
「大助の為なら、校則の改定なんて安いものだよ!」
「…思いっきり職権濫用だってーの」
「あ、茶深ちゃん」
眼鏡の少女…この学校の生徒会長が、溜め息をつきながら歩み寄ってくる
「随分前から思ってたけど、その筋金入りのブラコンはどーにかなんねーの?」
「…茶深ちゃん、先人達は素晴らしい名言を私達に残してくれてるよ」
「…名言?」
「茶深ちゃん、ブラコンはね…個性なんだよ。生徒の個性は認めてあげるべきだよ」
「…それは、昨日見てたアニメの台詞だろ…先人でもなんでもねぇよ」
というか、千晴のやつ、この前はブラコンじゃないよ、普通だよ、とか言ってただろ
「お姉ちゃんだけど愛さえあれば関係ないんだよ、大助」
「…何で期待に満ちた目で俺を見てるんだよ…復唱なんてしないからな」
「……いいもん、弟だけど、愛さえあれば関係ないんだもん」
「…どういうすね方だよ…」
溜息が、茶深と重なる
「何だって今年の生徒会はまともなのがいねーのよ…ブラコン、サボり魔、電波、魔王…」
…なんか、生徒会も大変そうだな
けど、それは猫の腹話術で全校集会をする奴の言っていい台詞じゃないだろ…


「へぇ…そんなことがあったの?」
「ああ。ったく、千晴のあれは少し自重してほしいよ」
白い病室で、ベッドに寝ている少女に話す
「それで今日は遅かったのね。亜梨子、貴方がお見舞いをサボった、って機嫌悪かったわよ」
「…明日は面倒なことになりそうだな」
幼なじみを思い浮かべて、溜息をつく…何か、今日は溜息ばっかりだな
「…私も、少し淋しかった」
「…ごめん」
ずっと病室の中で一人きりだもんな。一人見舞いに来ないだけでも、随分違うんだろう
「来週には退院だよな。おめでとう」
「ありがとう。退院したら、軽音楽部、入ってみようかな?」
「…それは助かるな」
「そういえば、大助さんは楽器ひけるの?」
「…ギターならな」
一年半くらい前、寧子にバンドを作るから参加してもらう、とアイツの友人から付きっきりで指導されたから…
「意外ね。今度、聞かせて貰える?」
「ん、いいよ。ま、退院してからな」
流石に、病院で弾くわけにもいかないだろうし…
「でも、亜梨子は誘わないの?」
「…アイツは、下手したら楽器を鈍器にしかねないからな…」
「いくら亜梨子でも、そんなことしないわよ」
クスクスと、笑い声を含ませて摩理がこたえる。
まぁ、俺もそんな奴だとは思わないけど…なんか、アイツがいると練習とか進まない気がするんだよな。本気になれば凄いんだけど…
「それじゃ、亜梨子には黙っててあげる」
「…もう、明日にはバレてるだろうけどな…」
千晴のブラコンっぷりのお陰で、俺は校内じゃ有名だからなぁ…
「っと…そろそろ特売の時間だな…」
千晴との二人暮らしだからな…なるべくお金は節約しとかないと…
「そう…それじゃ、また明日ね」
「…ああ、また明日」
0147名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 10:19:45.11ID:zlwF7NCg
温泉バンドの絵を再現しようと思ったら、出だしがこんなことに…

多分、エロは入らないと思うんですけど…ここで続けてもいいんですか?

0149名無しさん@ピンキー2012/10/20(土) 23:51:37.85ID:ERV1oG5E
いいな、この雰囲気……本編じゃもうこんな展開はなさそうだから余計なごむ
学園ムシウタだと大助の修羅場っぷりが半端なさそうだ

続きなんて超需要有るんでばりばり書いて下さい
0150名無しさん@ピンキー2012/10/22(月) 18:28:30.33ID:xb7jyvm+
ムシウタは普段がシリアスなだけにほのぼの系でも需要すごいよなあ
0152名無しさん@ピンキー2012/10/30(火) 22:57:49.89ID:8HgV0gqH
続きか来ないか気になってついここに覗きに来てしまう俺
本編だと不可能な絡みは是非読みたい
0154名無しさん@ピンキー2012/11/01(木) 23:23:02.36ID:g2PZC+Fu
自分もリナ好きで何回か書こうとしたけど終わりが終わりだけにむずい
幸せなの書いてみたいんだけどなあ
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