映画「おおかみこどもの雨と雪」でいろいろ
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雨と雪のくんずほぐれつのケンカの場面はなかなかいろいろ興奮したな 「……………ありがとう…雨…」
「雪は、子供の頃から変わってないね」
「雨…私は」
「姉さん、ほら、泣かないで」
「ごめんなさい、ごめんね、…母さん、きっと、大喜びするわ…うん…じゃあ私、富山まで新幹線、予約するから…」
「うん」
「その間に、着替えておいて…」
「うん」 「雨…そのジャケットしかないの?」
「うん」
「下着は、…新しいの、持ってる?」
「うん…これしかない」
「服、ちゃんと洗ってる?」
「…大学に、…洗濯する、…機械があるんだ」
「そう………あっ、雨…シャワー、使っていいから…あっち…」
「…ありがとう」
「…雨、うふふ…」
「…どうしたの」
「相変わらずぶっきらぼうだよね」
「僕が……何だって?」
「何でもない。はい、…これタオル」
「うん」 「姉さん」
「あ、雨…上がったの?さっぱりした?」
「うん…うん、さっぱりした」
「そうでしょ」
「髪の毛、かわすものは…?」
「ドライヤーは、…鏡の左の、棚にあるわ」
「ありがとう」
「ごめんなさい、脱衣場、散らかってるでしょ…?」
「ううん、大丈夫…」
「……………」 「ふぅっ………」
「あ、雨」
「シャワー、ありがとう…」
「髪の毛、くしゅくしゅって…なってる」
「ん…」
「ねえ、雨」
「ん……どうしたの、雪」
「ねえ、……」
「……ん…」
「雨っ…!」
「うわ、……姉さん?」
「雨ぇ………!」
「姉さん、どうしたの、急に、くっついて、きて…」 「雨、………雨の…背中だっ…」
「ん……」
「ケモノの匂いがする…」
「…だって…僕は…ケモノだもん」
「ケモノの匂いだ」
「…僕も、姉さんも…おおかみこどもだから」
「……懐かしい匂い」
「姉さんの匂いも、懐かしいな」
「きゃ」
「姉さん、…いい匂い」
「雨、……雨っ」
「ずっと前、雪と取っ組み合いした時……うん、同じ匂いだ」 「私、あの時、雨に……めちゃくちゃにされた。雨、…手加減しないんだもん」
「……」
「おなかをね、思いっきり噛みつかれた。背中にも、雨の爪が…こう、ぐぐっと…こんな感じで」
「そうだったね」
「こんなに、こんなに、ぎゅーって」
「…わかったよ、姉さん…人間の手じゃ、全然きかない」
「…思いっきり、爪が食い込んで…」
「痛かったかな」
「…ちょっとね」
「僕は…あの時、…とても…楽しかったんだ」
「んん…」
「姉さんと、ああやって、力の…ぶつけ合いをするのが…楽しかった。うん…楽しかったよ」
「野生の、本能…? …なのかな」
「…そうかもしれないね」 「…雨っ…んん、雨…!」
「なんだよっ…」
「雨、かっこいいな…」
「…僕が」
「うん、雨、かっこいい。ねえ、雨…」
「僕は…父さんほどじゃない」
「ふふふ」
「……雪」
「ねえ、キスしていい?」
「え………」
「…ダメ?……」
「雪が、したいなら…いいよ」 「雨…っ」
「…」
「ん………」
「んっ」
「………はーっ、…」
「雪」
「あ……め…」
「んん…っ」
「ねえ、…いけないこと…なのかな」
「僕にはわからない」
「じゃあ、いい…わよね」
「何………雪」
「ん…!あめ、あめぇ…もっと、もっとこうやってぎゅっと、こうやって一緒に…いたい…っ」
「どうして…僕……なの」
「あめ、…だってあめ、あめっ、優しくて、男らしくて、…かっこいい。雨、私は雨が好き」 「…姉さん」
「姉さんじゃなくて、ねえ、雪って呼んで…私は雨が好き!雨が、だい、すき…!」
「……雪、……」
「はーっ、ふぅっ……」
「雪」
「………ああ!雨!…うん………そう………こうやって…ぎゅっと、して…」
「……ゆき」
「…そう」
「…んん、うん、待って…」
「こっち……ね」
「ゆき……大丈夫……?」
「あっ、…うん、ああ…待って」
「んんっ……くうっ」
「やあ…!あう、あ、やああ…雨っ…」
「ねえっ、雪っ、ねえ雪、く…雪、雪はっ、ねえ、どう」
「雨…あうーっ…ああ、雨、あ…ああうれしい…!」
「雪、からだ、すごくあったかいね」 「あめ、ぇ…もっと、さわって、んんっ…!うう!はあっ…」
「雪……痛くない?」
「はあ、はっ、はあ…っ…あめ、雨大丈夫だから、はっ、ねえもっと…っ」
「ふ、うーっ、」
「ん、んんっ、う、んー…あ、あめっ」
「ゆき…?ゆき…っ。う」
「あめ、ねえ雨。雨、からだ、熱いっ」
「あっ…あっ、雪…?ゆきっ…」
「はあ、はあ、はあっ、あめ、…あめのね」
「は、ううん、そっ、ゆきっ」
「はあ…は、やあ…うん、ねえっ、ねえ雨、雨すごいよっ」 「…あ、雨…大丈夫…?」
「うん、ゆき、こそ」
「…………」
「ゆき…?」
「ねえ…このまま、行っちゃおうよ、雨」
「雪、……」
「もっと、一緒に、なろっ…」
「…雪は、いいの…?」
「雨と、雨とひとつになりたい」
「雪…っ」 「あ!うー…あ、雨、やあ…!雨、は、はあ……う!」
「うあ、あ、」
「あめぇ…!あめ、あめだよ、ねえ、雨が…!」
「はっ、…雪……!はあっ、ああ雪、ねえ雪大丈夫っ!」
「うーーっ、すごいよ、…ねえ私達、ほら、もうぜんぶ一緒になってるっ…」
「ゆ…き…」
「すごい、なんかっ、ねえ、…不思議、よねえっ、雨っ…ああうっ…!」
「僕ら……僕ら、きょうだい、なのにっ…でも、僕ら…」
「しんじられない、雨、うう…あ、う!うぐっ…!」 「ゆき…痛かった…?」
「ちがう、んぐ!あ…雨が、あめっ、ん、奥まで来てっ、…やあ…」
「ゆき、気持ちいい…?」
「はっ…んあ、う…すごく気持ちいい、セックス、雨と、すごく気持ちいい…」
「僕も、雪と…雪とっ、ねえ、く…雪とひとつになれて、うれしいんだ、ねえ雪、すごくしあわせだ」
「ああう…雨!雨が……雨が入ってきて、雨が中に、入ってきて、あ!」
「はっ、ゆきっ…ゆきが、くう…っ…ゆき、ぐちゃぐちゃに、なってっ、」
「あん…!」
「くうう…雪がね、あったかくて」
「気持ちいいよ…あめぇ、あたま…へんになりそうっ」 「ゆきっ……んっ…………」
「ん、んっ、はうんっ…!あめ、ん、んんっ……!」
「んん……、き…雪っ」
「雨の、雨のすごい、あめ大きくて、それでっ!やっ!あ…っ、やだっ!」
「雪っ、ああ、はあ、ふうっ…!く…」
「やっ…あう!ああっ、ん!ああ、あはあっ…!や、あや!」
「ゆきぃ、ゆき、くう、ゆきっ!」
「はっ、はあ、…うん…!あっ、あめ、あめ…ねえあめ、」
「うう、くっ、雪…!うああ、ああ雪、もうダメだ…!」
「あっ、あう…………雨…」
「ああっ…!う…!くあ、あっ、ううーっ、く、う、う…」
「あめ、あめ、ああ、…雨、雨先にいっちゃったの…?」
「はあ、はあっ、はあ、はああ…はあっ、ゆきっ、ゆきごめん、はあ…雪、全部中に出た…っ」
「……うん」
「はあ、はあ、ねえさん……」
「……だいすき」 「う……」
「……うん…」
「ふっ、………」
「……雨、……ちょっと、重いかな」
「………ごめん」
「雨ぇ」
「よしよし」
「雨」
「うん」
「……気持ちよかった」
「うん」
「すごい…ね」
「雪…っ」
「ふ、ふっ」
「ねえ雪、僕らは特別な関係になったんだ」
「……おおげさよ」
「恋人どうしに、なったんだよ」
「……私たち、きょうだいだもん」
「恋人でも、いいじゃない」
「……いいわ。でも……恋人って、何だか、よそよそしいわ…」
「……僕は、わからない」
「雨…っ」
「ん…雪っ…?」
「呼び方なんて、どうだって、いいわ。ずっと…ね、雨、…離れないで」
「うん」 -------------
「雨、これ見て」
「……何」
「これね、母さんが、私が家を出て、中学の寮に入る時ね、書いて私に渡してくれた詩。ずっと大切に持ってた」
「……」
「もう空で言えるわ。まだ見ぬあなた、会えますように………
私たちがお腹にいる時から、家を出て行くまで、ずっと母さん、私たちを…一生懸命、育ててくれたのよ…雨が山に行ってから、母さん、この詩を書き始めたんだって」
「……母さん」
「ね、とても胸に響くでしょ。私、これを読むたびに、母さんの元に帰りたくなって…でも、私はもう母さんに甘えてはいけないって…
……ん、何だか、いつもこうやって、心苦しくなるの」
「………」
「その手帳は…雨にあげるわ。私は、もう自分で書き写してあるから…」
「ありがとう…これ、題名はあるの?」
「…ううん。ただの……お母さんの唄」
「……母さんの唄」
「…明日、母さんに会いに行こう。ね、雨。朝一番に」
「うん」 昔の酉使ってもうた。すんません。
読んで頂いている方にはほんと感謝です。 無人状態のこのスレではお前だけが頼み綱だ
頑張ってくれ 「姉さん。…姉さん。………」
「すーっ、……すー……」
「………」
「……姉さんの身体の匂い……」
「…下着、替えないと」
「母さん、雪としたこと、わかるかな」
「先輩との関係だって、みんなすぐにわかった」
「僕は、人に秘密にするのが、苦手だ」
「僕は、……姉さんとの関係は、どうなるんだろう」
「姉さんは、僕が考えていたのよりも、ずっと弱かった」
「僕は、姉さんを守ってあげないといけないのかもしれない」
「姉さんは、…僕に守ってほしそうにしている」
「姉さんの身体は、小さくて、でもしっかりしてて、でも優しい身体だった」
「雪、…雪。僕の姉さん、雪」
「…眠れない。本でも読んでいよう…」 ------------
「雨」
「…………雪。…」
「20時?………」「もう夜だよ」
「……よく寝たわ…雨…うう…」
「水、持ってきたよ。ほら。…あと、服着なよ」
「……私、シャワー浴びてくる」
「うん」
「シーツが、ドロドロになってるわ」
「…ごめん」
「……ここ、…べたべたに…雨ので」
「早くシャワー浴びてきなよ。風邪引くから…」
「そうね」
「ん…」
「雨……あ、ううん、じゃ、ちょっと待ってて」
「うん、僕は本読んでる」 ---
姉さんの匂いで、むせ返りそうだ。
僕は。
姉さんの体温に、身体が蒸されそうだ。
何だか頭が働かない。
こんな気分、子供の頃、かすかに記憶がある。
とても懐かしい気分だ。
姉さんの近くにいたとき。身体がぴたりとくっついていたとき。
あの頃はいつも姉さんと一緒にいたな。
姉さんに手を引っ張られて山の奥に連れ出された。
姉さんが僕の手を握る感触、今でもよく覚えている。
姉さんの息づかいも覚えている。僕ら二人とも、息を荒げて、山を駆け上っていた。
稜線までたどり着いて、姉さんがぎゅっと抱きしめてくれた。
耳のそばで姉さんの荒い吐息がかかった。
姉さんの吐く息の匂いも何となく覚えている。
いつも姉さんは峰の一本木におしっこをかけた。僕も、姉さんの真似をして木の付け根におしっこをした。
僕はおしっこをした後、身体を震わせて地面に這いつくばる癖があって、
姉さんはいつもその僕の振る舞いを笑った。 興奮がまだ冷めていない僕らは、お互いに狩りごっこをしてじゃれ合った。といっても、僕は、姉さんにやられっぱなしで…
僕は姉さんにかまってもらえたら、それでよかった。だって、周りは知らない場所で、虫や爬虫類や動物がたくさんいたから。怖かった。
姉さんは汗の匂い、唾液の匂い、出したばっかりのおしっこの匂いが濃厚に混ざりあっていて、鼻腔から僕の頭の中を強く刺激した。
その匂いと熱と湿気、姉さんに噛みつかれる感覚…それらがあわさって、僕はまるで、姉さんの体内に溶け込んでいってしまったような気分になった。
………姉さん、もう上がったの?早いね。うん、僕はね、こう、姉さんの匂い、懐かしいなって思ってた。
いたっ!雪っ、……だって本当なんだから。姉さんと小さい頃じゃれ合ってた時… …ねえ、姉さん。
姉さんのことが、僕は、うらやましかったんだ。
僕は、…あの、快活で社交的な姉さんが、まぶしくて仕方なかった。
うん、姉さんと一緒にいたら大丈夫だって、安心してたよ。
姉さん、変わったね。姉さんはいつから変わったんだろう。いや、姉さんは何度か、姉さんの人となりが変わった気がする。
僕は、ずっと山に行ってて、家に帰ってもすぐに部屋に戻って本を読んでた。
姉さんが学校でどんなことをしているのか、どうやって楽しんでいるのか、わからなかった。
姉さんと顔を合わせると、何か気まずかった。姉さんは真っ当に人間の道を進んでいて、僕はもう絶対に追いつくことはできないと感じた。もう遅いって。
僕はもうおおかみとして生きていかないと、姉さんみたいになれないって。 「…ダメだな、僕は。こんなに話すと、疲れてしまう。もう、頭が動かない」
「雨、小さい時も、山のことはよく話してたわ。私が途中で、うんざりしちゃうくらい……雨、賢いんだから…もう、ほら目を開けて」
「………本を読むのは、………好きだったけど…学校は……う…僕には…合わないな」
「雨、おおかみ耳出して」
「……ん」
「もじゃもじゃしてる」
「……姉さんだって…」
「触ってみる?」
「…………姉さん…」
「すごく久しぶり。ほら、触ってみて、雨」 「ああ、姉さん…!姉さんも、立派なおおかみ耳だ…!」
「あっ、ちょっと、ちょっと待って、雨っ、ちょっとっ、…今コンタクト外すから…外したら触っていいよ」
「何だよ、それ」
「秘密」
「………雪」
「ほら見て」
「おおかみの目だね」
「これ、…人に見られるのが、恥ずかしいから…このコンタクトをはめたら、こうやって、瞳が大きくなるの」
「……何…それ」
「私たち、普通の人間から見れば、何か変なのよ。…それでね、その理由がね、この目なの」
「誰も気にしないよ」 「私は、学校で…何か変だ、伊賀は何か変わっているってよく言われて……」
「変わってる?」
「伊賀は何か怖いっていう人がいるの」
「目のせいじゃない。…それにおおかみのせいなんかじゃない」
「そうだけど、そうだけどね、…これを付けていればね、ちょっとは、可愛く見えるでしょ?」
「…わかんない」
「女の子は私以外にも付けている人いるわ。ファッションよ」
「…ふうん」
「いたい、雨。爪たてないで」
「…ごめん」
「…不思議な気分。自分の耳のようで、自分の耳じゃない感じ」
「雪」
「ああ、うん…そうやって撫でられると、とても気持ちいい」 僕も、録ってたこの映画を、昨日初めて観た!
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