【パチンパチン】ブラックラグーンVOL.16【バシィッ】
0001名無しさん@ピンキー2012/07/25(水) 23:16:00.15ID:gmeHEpt7
前スレ容量オーバーにつき新スレたてました。
次スレは>>980さんよろしく。

前スレ
【まだまだ】ブラックラグーンVOL.15【ドライブ中】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1309943025/

その他過去スレ
【未だに】ブラックラグーンVOL.14【ドライブ中】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291467433/

【現在】ブラックラグーンVOL.13【ドライブ中】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280485621/

【ベーグル】ブラックラグーンVOL.12【チョコパイ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265719459/

【死人と】ブラックラグーンVOL.11【舞踏を】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1256889990/

【デレデレ】ブラックラグーンVOL.10【子猫ちゃん】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234546149/

【銃と】ブラックラグーンVOL.9【弾丸】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214670131/

【ずるいぜ】ブラックラグーンVOL.8【まったく】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1203247517/  

【アミーゴ】ブラックラグーンVOL.7【タコス】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184475016/

【尻か?】ブラックラグーンVOL.6【尻よ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173400775/

【今晩はが】ブラックラグーンVOL.5【抜けてるぜ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167315026/

【言いたく】ブラックラグーンVOL.4【ねェな】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157639957/

【むしろアニメが】ブラックラグーンVOL.3【ブラクラ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145776198/

【ふたりはブラクラ】ブラックラグーン vol.2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098608817/

ブラックラグーンでハアハア
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067839049/

*保管庫
2chエロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/
ttp://red.ribbon.to/~storage/index.html

前スレ終盤分は既に保管庫に格納されてました。管理人の方サンクス!
0002名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 18:43:07.50ID:Qt+6OISr
一乙
0003名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 21:51:24.11ID:Qt+6OISr
即死防止あげ
0005名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 23:35:46.37ID:o88D4iE8
「レヴィ、起きろよレヴィ。」

いつものようにレヴィを起こしに行った。
パンツと、タンクトップ一枚で無防備に寝てる女に、最初の頃はドギマギしたものの
そこから芽生えたのは欲情とかそういうものじゃなくて
強いて言えばまぁ、お互いこの状況をスルーできるんだという
安心感?信頼感?みたいなものが俺達の間にはある。
もちろん、お互いにいい大人だから、どっちかが求めたなら話は別だが…
少なくとも俺は、拒まないだろう。



「レヴィ、ブラインドあげるよ」
いつものようにレヴィの上を越えて、ブラインドに手を掛ける。
ネクタイがレヴィの頬をなぞる。
「んんっ、」と、らしくもない声が聞こえるが、それもいつもの事だ。

その時だ

コンコン、ガチャリ
「レヴィ?今日の仕事だが…」

ダッチだ。

ダッチから見ると、まるで俺がレヴィに手を出そうとしている体勢なわけで。
けどダッチも俺達のボスだ。俺達の間には何もない事ぐらい、わかってるわけで。

「…おっと、ロックが先に来てたか。レヴィが起きたら一緒に事務所に来てくれ。1時間後に出発だ。」

ほら、顔色一つ変えないんだ…
当のレヴィもまだむにゃむにゃ言ってるし、、、

ガシッ


!?

レヴィの奴、俺の腰に足を回しやがった…!?
なんつー寝相、そして寝起きの悪さ!

いやそれよりダッチが見てる!


「ロック、まだまだだな。そいつを1時間以内に何とかして連れてこないと、今回のペイは半分カットだ。」
「何で俺のペイまで!?」
「お前の起こし方がソフトなんだよ。今度から銃でも持ってくるんだな。レヴィなら腰に下げてる銃の音で目が覚める、そういう女だ。じゃあな。」
0006名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 23:38:33.21ID:o88D4iE8
ここ何ヵ月かの俺の苦労は何だったんだ。
寝起きのレヴィに八つ当たりされるのは一度や二度じゃ無かった。


「…ダッチか?」
「ようやく起きたか。もう行っちゃったよ。」
「ロック…あと1時間、どうするよ?」

へ?

グイっ、とネクタイを引っ張られる。
耳元にレヴィがいる…
全身が熱くなるのがわかった。

「いつも目覚まし、サンキューな。」
「へ?」
「得物の音は目は覚めるが、心臓に良くねぇ。
お前に起こされるようになって初めて、まどろみを心地よく味わえてるんだ。」

そんな事を耳元で囁かれたから
ぞくぞくと背中を走る鳥肌と、胸に込み上げる感情と、さらに熱くなる体温。

制御不能の領域に、俺は足を踏み入れてしまった…


右手をレヴィの頬に添える、彼女の目を真っ直ぐ見つめる。

だけど俺の顔は多分、愛情ある眼差しというよりは
怖さ、覚悟が入り混じった決して穏やかじゃない顔だろう。

そりゃそうだ。
自分の人生を変えてくれた女と、これからどうにかなるかもしれない。
俺はそれが怖い。
レヴィという最強のバディが、これによって崩れないか。関係が壊れないか。
求められたら拒まないとか言っといて情けないけど、覚悟があるかないかは微妙なところ…今、こいつを我慢出来るかどうかはギリギリのところなんだ。


「…レヴィ…俺は…」


そんな俺の顔を見て、レヴィもまた、瞳の奥に動揺を見せる。

「…っ、バカか。何そんなに赤くなってんだよ…ティーンエイジャーか。…時間がねぇ、早くシろ。」


「強がりか?」
「何だよ?」
「レヴィは俺に抱かれたくて言ってるのかい?それともどうでもよくて言ってるのかい?」
「どっちだって結果ヤルんだろ、変わらねぇよ。」

レヴィが目線を外して、顔を赤くしてそう言った。

0007名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 23:41:11.84ID:o88D4iE8
その耳元を、俺はついばんで囁く
「俺は抱きたい、けど怖いんだ」
「んっ、…はぁ…ンでだよ」
「お前を失うのが怖くなるからさ」
口付けは首筋を辿る。舌で鎖骨のくぼみをなぞる。


「それはアタシも同じだ、ロック。」

レヴィが俺の髪を、撫でながらそう言った

「本当か?」
「…あぁ、…ただ、自分が弱くなるような気がして言えなかっただけだ」

タンクトップの下から、レヴィの柔らかい乳房を手でいただく

「弱くならないよ…そのままでいいんだ。撃ち合いが好きならそれでいい。
そんなレヴィに護られる時、俺は本当に感謝してるし、死なないでくれと思う。けどそれを意識したらお前が弱くなるなら…」
「…何言ってんだかわっかんねぇ、けど…」

乳房のその先端を、指で転がす。レヴィの身体がぐっと反る。

「んっ、けどアタシは普通にアンタを護って、死ななきゃ良いんだろ?なら簡単だ…ッ、やってみせるさ」

タンクトップを首まで捲ると、舌を乳首に這わせ、そのまま首筋を戻ってレヴィの耳元へ

「じゃあ、この話はお互いおしまいだ…続きはまた…時間があと45分だ。」

そういうとレヴィの唇を奪った、いや奪われたのか。もはやどっちでもよくなった。

俺がネクタイを緩めると、レヴィがそれをすかさずほどき、シャツのボタンは見る間に弾かれた。
レヴィの乳首はもう真っ赤で、首筋と背中をなぞる度に彼女からは息が漏れる。
ベルトに手を掛けるとレヴィの手がトランクス越しに俺を包み込み、スラックスを脱ぎ捨てると俺の太ももに足を絡めてくる

「…ッ、…レヴィ…」
普段の乱暴な仕草からは想像もつかないような優しいタッチで、俺の根元から首まわり、裏から先端をなぞるレヴィ。
トランクスに染みが出ているのは確実だ。
快感で頭がおかしくなりそうだった。

かく言うレヴィも、俺に腰をすりつけ、もう我慢出来ないといった様子だ。

ショーツの上から、脚の付け根付近をさわさわと撫でる。
レヴィの息が少し上がる。
そのままショーツの横から指先を忍ばせ、下の唇から茂みの感触だけを楽しむ。
「っ、ロック…」
肝心な所に触れぬまま、尻の方へ指先を這わせると、割れ目からすぼまりまでの間には、ぬめっとした感触。
もう、そこまで溢れていたのだ。

それを確認してしまったら、もう後には引けない。
そもそも引く気でこんな事出来ないが…

指先は再びショーツの上から、今度は唇から突起までをつつ、っとなぞり、コリッとしたレヴィの芯を優しく擦る。

「っは、ロック、…焦らすな…」

そう言うとレヴィは自ら、下着を脱ぎ去った。脚の動きにあわせてヌチャっといやらしい音がする。

俺はそのままレヴィに愛撫を続ける。レヴィはトランクスの中に忍び込み、俺を直接撫ではじめた…思わず息が漏れた。
布ごしより数段上の快感だ。先端から染みだしたぬめりをレヴィは指先で周りに塗り付け、俺を弄り倒そうとする。
0008名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 23:44:00.89ID:o88D4iE8
快感を紛らわすかのように、お互い苦しい顔をしながら身体中にキスをする…

もう手でされるのも限界、というところで、俺は脱ぎ捨てたスラックスを手繰り寄せてゴムを取り出した。

「おいロック、準備が良すぎじゃねぇか?」
レヴィがのぼせた顔で、ちょっと呆れ顔で言った。

「これはたまたま…昨日ローワンのところに納品書を持っていったら、
「よぉーロックちゃん、うちにはまだ遊びに来ないのかい?たっぷりサービスするように言っとくからさぁ!
あぁそうそう、これあげる!これでも一応、そこらのドラッグストアで買うのよりは破れないのよ。是非うちで使ってってチョーダイ!」
と、尻ポケットに3枚ほどねじ込まれたんだ。ついでにケツ穴までネジネジされそうだったけど、そこは寸前で回避した…というわけさ。」

「ふぅん。じゃあローワンに感謝しねぇとな。」
「まぁね。思い出したらちょっと縮んじゃったけど(笑)」
言いながら、ゴムを装着する。本当、ローワンには感謝しなきゃだ。

「すぐにでかくなるさ」
レヴィはそう言うと俺に手を添えて、迎え入れてくれた…

「っ…ふぁあ…んっ」
入れる瞬間、レヴィがぶるるっと身震いをした。なめらかで温かくて、奥を突くたびレヴィが感じて、俺を締め付ける。
その感覚がたまらなくて、もっと締めさせるために後ろを向かせて突きながらクリトリスを弄ると、レヴィは声をあげた。

「ああ゛…ッん、ロックっ、んぁっ、はぁ、ンッ…だめ、止まんない…ッ、ん、ん、ん゛っ」
レヴィの腰の振りが一段と激しくなって、ビクンとけいれんを起こしたようになって、彼女は果てた。

かく言う俺も、これだけの動きで既に限界だ。

息のあがったレヴィを、繋がったまま仰向けにして正常位に持ち込む。
レヴィは俺の肩に足をかけて、
「ロック…来いよ、奥まで…」

「あぁ、のぼりつめるまで…イッてもいいかな…?」
そういうとレヴィは俺を抱き寄せて、天国まで行こうぜ と囁いた。

もう止まらない。できる限りの速さで彼女を貫いて…あとは果てるまで行き来した。
真っ白になりながら、レヴィの達する顔を見た。
多分忘れないであろう、人生を変えてくれた女との初めての関係。


今度はもっと、ゆっくり味わいたい。出来ればまどろみの朝までゆっくりと。
0009名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 23:45:50.41ID:o88D4iE8
「…あと30分か、シャワー浴びたらちょうど良いな。」
「あ、俺も浴びたい」
「しょうがねぇな、制限時間は5分だ。」

そう言われてシャワーを揃って浴びて、部屋を出た。




事務所に着くとダッチのサングラスの奥が一瞬光った。

…あぁ、失敗した。
レヴィんとこにはドライヤーってモンが無い。
つまり二人揃って髪が濡れてるって事に気付かれたんだ。

「ロック。」
ダッチが人差し指で俺を招いてつぶやいた。
「仲良いお出ましだな」

ニヤリとしたダッチの言葉に俺は「あ、あぁ、まぁね…」と愛想笑いを浮かべるしかできず。


レヴィは「?」を浮かべた顔で、こっちを見てるだけだった。
まぁ、後で話そう。酒でも飲みながら。これからの事を。
恋人なのか、相棒なのかははっきりさせなくていい。
俺たちには、少なくとも俺はそのほうが合ってる。
はっきりしなくたってレヴィ、君は俺の掛け替えの無い相棒なんだ。



Fin.
0010名無しさん@ピンキー2012/07/27(金) 00:14:09.73ID:CxnfPcFk
1さん乙!保管庫管理人さん乙!
早速のSS乙!
前スレで次でスレに書きたいって言ってた人?
それにしでもレヴィはダッチが起こしに来てもあの格好なんだろうか。
パンツ見られても恥ずかしがったりしないんかねw
まぁ、ロックもヘーゼンとしたしなw
だからこそこのシチュはGJだぜーーー!
髪濡れたまま出社、カワユス。
0011名無しさん@ピンキー2012/07/27(金) 08:03:28.08ID:JfZalgN7
>>10
前スレの人でした。感想dクス
今スレも皆の妄想が炸裂しますように(祈)
0012名無しさん@ピンキー2012/07/28(土) 12:10:16.31ID:rmxSleld
岡島先輩、レヴィ姐さんにマイナスイオンドライヤー買ってプレゼントして下さいよ
0013名無しさん@ピンキー2012/07/28(土) 13:45:27.13ID:A9fAO1D8
画集のゆっきーのりんご飴をレヴィが一口貰ってるイラスト
ゆっきーを先輩に脳内変換すると素晴らしい事になる
だが多分先輩ならりんご飴じゃなくチョコバナナで待ち構えてるだろうな
0014名無しさん@ピンキー2012/07/28(土) 21:22:52.39ID:7k6w9YcX
新スレ早々投下とは乙
ありがたくいただきました
0016名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 10:26:31.85ID:rl/IOKY+
実際レヴィはドライヤー使ってないよね。
復讐編のシャワーシーン、身支度が恐ろしく早かった。

セックスのあとの身支度も、男並みに早そうだ。
むしろロックに
「いつまでくたばってんだよ、出すもの出してスッキリしたんだろ?出かけるぞ!」
とか、パンツ履きながら言いそう。だがそれがいい。
0017名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 23:07:26.94ID:76er3/aW
身支度は先輩の方がかかりそうだもんな
ドライヤー使って髪分けてリーマンスタイルで着てネクタイ締めてと

「さっさとしろよ、このノロマ」とか言いながらタバコふかして貧乏ゆすりしつつもきちんと待つレヴィ
0018名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 15:41:37.62ID:mKhIyabW
身支度から妄想。

「んだよ、お前化粧水とかつけてんの?」
「ほっといてくれ、髭剃った後とか荒れるんだよ...」
「へぇ」
「レヴィにもホラ」ほっぺパシャパシャ
「ひゃ、何しやがる!」
「どう?」
「....ん、あれ、しっとり?」
「な?」ふにふに、つんつん
「レヴィの部屋にも買っておこうな?」
「う、お、おう」

けど、暑い所の女性って全身ココナツオイルの簡単なお手入れで肌スベスベだもんな。
レヴィもその類かねー。
0020名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 18:25:13.45ID:mKhIyabW
すまん、そんなにキャラ変わりすぎかな。
自分のまわりの野郎はみんな化粧水するし、レヴィは投げやりなオイル系のお手入れしかしないんじゃと思って書いたんだが、あんまりだった?
そこじゃない?
0023名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 19:57:46.02ID:CLtRusGY
おいおい荒らし扱いかよ…正直な感想書いただけだろ

>>20
いや、別に周りの野郎が使ってるとか別にどうでもいいが、
レヴィが化粧品使って「しっとり」とかキャラ違うなってなんとなく思っただけだ
0024名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 23:02:13.78ID:1ZSAaFkd
トカレフぅー♪マカロフぅ〜?ケレンコフぅー♪

ヘッケラコックでぇ〜〜しっとりつやつやー!!



こうですか?わかりません。
0025名無しさん@ピンキー2012/07/31(火) 01:09:12.56ID:2HrNCYdx
お肌のケアにオロナインとギャツビーの汗拭きシートしか使わない俺に死角はなかった
0027名無しさん@ピンキー2012/07/31(火) 20:02:19.78ID:96v7WIv4
「ヘイロック!」ぶんっ!
パシッ「…なんだこれ?」
「ローワンの野郎がボディオイルをよこしやがった。折角だからマッサージしろ!」

(…ボディオイル…?いや、LOVE LOTION?…)



こうですか?
0028名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 09:29:00.73ID:dsf0aaqg
>>24
悩み事を言ってて!のあの顔はしっとりつやつやしてるなw

みんなそれぞれのキャラ解釈があるもんだ。
パロディなんだから自分の尺度でキャラ変わりすぎとか切り捨てるのは不粋な気がするよ。
前スレの「こういうのが読みたい」って言ってた上から目線と同じ臭い。
0031名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 17:44:33.27ID:7ZHMsrGn
実際カキコしてるのは多くて5人くらいじゃない?

VIPあたりから人来ないかなぁ。
0032名無しさん@ピンキー2012/08/03(金) 03:21:36.12ID:TYeAWdqf
みてはいるけど特に書き込んだりはしない人は多いかもね

おれも普段そうだし
0033名無しさん@ピンキー2012/08/03(金) 16:32:09.35ID:vcGknFpt
VIPってよくブラクラのスレ立つよね
処女?とかシューティングゲームのSS面白かった
0034名無しさん@ピンキー2012/08/04(土) 02:19:52.94ID:UPujOQsj
いつの間にか神スレ…じゃなくて新スレが勃ってた。
そしてサブタイワロタw
このままでいったら次のサブタイは【指パチ】【犯島先輩】とかになりそうだ。
0035名無しさん@ピンキー2012/08/04(土) 14:22:59.60ID:0Rngiu1m
いつの間にか気がついたらロクレヴィが人生になりつつあった
0037名無しさん@ピンキー2012/08/09(木) 21:17:37.30ID:UM3BcQ7L
ずるいぜ、まったく。

新章が読みたい…既に発表されてる分だけでもいいから!


ドライブからイチャイチャに発展したりしないかな。車の中で。
場所はコンテナ群の近くあたり。

「おいロック、ドライブはもう終わりか?こんなとこで停まっても…んっ」

違うタバコの味。男の味。
朝が近いせいか、ロックの伸びかけたヒゲが肌を擦る。

「んっ…」

そのまま身体まで寄せられて、アタシのタバコは奪われ、窓の外へ。

唇はまだ、ロックに奪われたまま。
優しくはむようなキスから、次第に深く取り込むようなキスに。
痺れてくる頭。キスだけで気持ちよくなるもんなのかと、驚きだった。


長く唇を交わしたあと、ようやく離れたアタシは、ぷはっと酸素を取り戻した。
「っ… 日本人の癖に粘っこいんだよ…」

「ごめん、レヴィの唇がどうしても欲しくなったんだ」
0038名無しさん@ピンキー2012/08/11(土) 22:05:48.24ID:BDJM4jej
保管庫に籠ろうと思ったら保管庫が使っているレンタルサーバが会社ごと落ちてるみたいだ...このまま復旧しないなんてことないよな...うううう。
0041名無しさん@ピンキー2012/08/11(土) 23:02:32.77ID:mwtLUAXJ
2012/08/11
17:00頃よりONUより上位で障害が発生し接続できなくなっています。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
18:45光ファイバーに物理的な障害があり、引き込み直す必要がありますので、復旧は明日午前中となります。
夜間工事ができないため、ご迷惑をおかけしますがご容赦願います。

と障害情報にあるから明日には多分大丈夫
0042名無しさん@ピンキー2012/08/11(土) 23:05:03.12ID:my74TSVi
よかった。かなり焦ったわ

復旧したら全作品保存する作業に入ろう
0043名無しさん@ピンキー2012/08/11(土) 23:43:20.08ID:BDJM4jej
うぁぁありがとう、安心して眠れる。
自分も保存しとこう。
どんだけ保管庫に依存してるか気づかされたw
0044名無しさん@ピンキー2012/08/12(日) 13:16:37.19ID:QUK+qIQD
保管庫復旧age!


実際、ドライブの場所がコンテナ群となると、オチがありそうで怖い。
例1:バラライカが遊撃隊を引きつれて突然登場
例2:ロベルタが車の上に突然着地
0046名無しさん@ピンキー2012/08/14(火) 23:38:03.23ID:AAMYh6aA
万が一の時に備えて保管庫の保存作業に入ろうとしたが、
思わず一作目から読み耽って全く作業が進まない件
とりあえず数日かけて読み尽くす
0047名無しさん@ピンキー2012/08/17(金) 23:57:41.28ID:bFffiYdx
>>46
ホムペごと一括で保存できるツール使えば良いんじゃね?
自分もツール使ってたった今全部保管庫保存してチェックを兼ねて熟読中...。
正直、レベル高いよな...ここのSS...。
0048名無しさん@ピンキー2012/08/19(日) 09:54:25.75ID:z6hNzBPl
もうこのスレの分が保管されてる!
保管庫管理人仕事はやいな!
いつもありがとうございます。
0049名無しさん@ピンキー2012/08/19(日) 16:37:40.84ID:REk2McpI
>>46
> 思わず一作目から読み耽って全く作業が進まない件

あるあるw
年末の大掃除現象だ
保管庫大兄愛してる
0052名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:42:58.38ID:JHWcu54B
1/6
夜のロアナプラ、イエローフラッグ。
ネクタイを少し緩めながらいつものカウンター席につこうとした男に、店の主人が話しかける。
「よォ、二挺拳銃ならさっきエダとつるんでどっかに行っちまったぜ?」
「あ、そうなの...あー、まぁ、待ち合わせてた訳じゃないしな...」
とラグーン商会の丸腰水夫。
今日の仕事は別行動だったし、明日は休日だ。約束はしていないが、なんとなくいまや常連である酒場で落ち合い、どちらかの部屋へなだれ込む、そんないつもと同じ週末を期待していたのだが、仕方がない。
たまには独りでラムをちびちび舐めるのも良いかと腰を据える。

そういえばこの所レヴィは暴力教会によく行ってるみたいだと頭の隅で考えつつ2杯目を口に運んだ時、手元に影が落ち、ふわりとフローラルな香りが漂った。
「あの...ミスター?」
ロックが声の方向に目をむければ、そこにはおよそロアナプラに似つかわしくない、一言で表すなら美人OLの姿。
艶やかに肩口で切りそろえられたまっすぐな黒髪、縁なしの眼鏡、控え目なアイメイク、その奥の瞳は深いグリーン。
開襟で七分袖の白いブラウスは黒いブラがうっすら透けていおり、かっちりした膝丈のタイトスカート、オープントゥのサンダル、小さめのボストンバッグ。
「君は...?」
「あの、その服装からわたしと同じビジネスマンだとお見受けして...お隣いいですか?」
「あ、ああ、どうぞ」
多少面食らいながら椅子を促し、この辺りでは聞かないクイーンイングリッシュに耳を傾ける。

曰く、ビジネスでタイに来たが、仕事後に観光気分で歩いていたら治安の悪そうなこの街に迷いこんでしまった。今夜の宿も決まっておらず途方に暮れ、道を聞こうと入ったこの酒場で貴方を見つけた、と。
「おひとりでしたら一緒に飲みませんか?」
用意された台本のように状況を語る彼女をじっと見据える。
顔色を見られているのに気づいたのか居心地悪そうに髪を耳にかけながら彼女は続けた。
「ダメかしら?」
ロックは失礼にならない程度にその女性、名はアンブローシアと名乗った――を暫く眺めやって口を開いた。
「うーん、正直な所、君を信用しするにはその要素じゃ足りないな。でもただ単に酒に付き合うんなら、俺は今日ご覧の通りひとりなんだ。喜んで」
と破顔する。
目を見開いてありがとうと答えた女は、眼鏡を触りながら顔を一瞬背け、小さく舌打ちした。
0053名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:44:18.84ID:JHWcu54B
2/6
遡ること1週間前、暴力教会礼拝堂。
大量の酒瓶を前に昼間から飲んだくれる女がふたり。
「あーっ、ったく、うっせえなぁ、しつけぇんだよ!」
「だぁぁぁぁー、ヤったかヤってないか答えりゃ済むってのにやけに引っ張るから気になるじゃないのさ〜」
「なんでテメーが気にすンだよッ!」
暴力教会のシスターはサングラスの奥で目をキラリと輝かせ、しかしながら口調を低めに答える。
「あー、この際だから言うけどよ、アタシあのロメオは結構好みなんだよ」
「......はァァ?」
「てめえは一応ダチだからサ、もしヤってんならアタシとしても気ィ使うけどな。そーじゃねぇってんなら一度お相手してもらいたいってな〜...ってどうよ?」
と上目遣い。
「ど、どうって、な、なんだよ...く、クソビッチ、あ〜、何だ、テメーはその、アイツの好みじゃねぇからよ、あっちから願い下げなんじゃねーの?」
しどろもどろになりつつ、エダの視線を避けてグラスをあおるレヴィ。
「ヘェ、ふぅん、言うじゃないのよ、ロメオの好みの女って、どんなんだよ?」
「どんなって...」
言い淀んだレヴィを促すように顎でしゃくってみせるエダ。
「あー、なんつーかお上品でニコニコしてってか...あー、ヤツが世話やきたくなる感じのたよりねぇ線の細い...だな、その...」
日本でロックがズルズル面をゆるませたハイスクールの女学生をぼんやり思い浮かべながら言う。
「...ってか、はぁーん?レヴィ、残念のがらお前はロメオの好みじゃねぇってことだなァっ」
苦々しく眉間にシワをよせるレヴィを無視して、ケケケと笑い飛ばして続ける。
「でもよー、まぁ、女には穴はある、色気で迫れば使わねぇオトコはいねぇだろ?好みのタイプじゃなくたって結構カンタンに食っちまえそうだけどな...?」
「...そうかもな...」
「だな、オトコなんざみんなそんなもんだしな?」
「あ、ああ、そうだな...うん」
「いや待てよ、ロメオがマジでインポかホモって線も考えられるな。女の影皆無だし、怪しいぜ?」
「...んなわけねぇよ」
「.........何でだよ」
「.........何ででもだよ」
「いーや、ぜってえホモかインポだろ?隠すなよレヴィ?ホントは知ってんじゃねぇのかァ?」
「......ちげーっつってんだろ?」
「......」
「......」
微妙な沈黙の後、エダは口元につい浮かびそうな笑いを押し隠して提案した。
「よぉしゃぁぁぁ、賭けようぜレヴィ!」
「な、何をだよ、いきなりなんだってんだ」
「アタシがお前の言う『ヤツ好みの女』に変装してロックを口説く。ヤツが乗ってきてファックできればインポでもホモでもねぇ、で、レヴィ、お前さんの勝ちだ。アタシの誘いに乗って来ないようならアイツは玉ナシ、アタシの勝ち、ってな?ん?どうだい?何を賭ける?」
「ハァ?ちょっと待てよ、何でテメエがロックとファックしてあたしが勝ちなんだよ?あ、あ、あたしがやる」
「何を」
「変装だよ」
「誰が」
「あたしがだよッ、何度も言わせんなドアホ」
「ほほぅ、殊勝じゃねぇか、手ェ抜くなよ、賭けが成立しねえからな」
「お、おぅ...」
「変装とシナリオはアタシに任せな、言うとおりにしてもらうぜ?」
「あぁ...オーライ...」
0054名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:45:48.12ID:JHWcu54B
3/6
イエローフラッグ、店内奥テーブル。
「クックック、エテ公にしちゃァ上出来の演技じゃないのさ」
いつもと違う黒めの私服を着て他の客に紛れたシスターエダはニヤニヤしながらビールを飲んでいた。今はアンブローシアと名乗るレヴィの腕時計に仕込んだ盗聴器が拾うふたりの会話がイヤホンから聞こえる。ちなみに当然だが盗聴器の存在はレヴィには知らせていない。

それにしてもまったくレヴィときたら分かりやす過ぎて面白い。ロックの話を振れば論点がズレようが何だろうが揚げ足取られまいと躍起になったり、お得意の汚れた人生観を今更否定すまいと目も言葉も泳ぎっぱなしだ。

結局ヤったかヤってないかの判断基準を決めるのに揉め『キスできたらレヴィの勝ち、イエローフラッグの飲み代向こう10回エダ持ち』と相成った。

「分かってんだろうな?デコやホッペにする挨拶のキスじゃねーぜ?マウストゥマウスだぜ?」
「アホが、朝飯前だ、キ、キスくれぇ屁でもねぇ、あたしを誰だと思ってんだ」
心持ち顔を赤くしながら勝利宣言をするレヴィに、まったく吹き出したいのを堪えるのが大変だった。
近頃ハデなドンパチも事件もなく、退屈していたところだ。悪友の引くに引けなくなってコロコロ変わる表情を見れるこの小さなイベントを心から楽しんでいるのであった。
0055名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:48:36.55ID:JHWcu54B
4/6
そんなわけでイエローフラッグ、いつものカウンター。
「この街では詮索屋は嫌われるんだ。だから君のプライベートは聞かないよ。君の好きな話をしよう、アン?」
ロックはやさしい笑みを浮かべながら隣の美女に語りかけ、彼女のために次のグラスを注文する。
「そう...そうね...」
会話が続かない。レヴィは焦った。エダに仕込まれた会話パターンから既にズレてきている。周到にキャラクター設定をしていたのにコレだ。まったく計算外だ。
おまけに今までレヴィとしての自分には見せたことのないロックの気遣いと「女」に対するエスコートぶりにお得意の短気を起こして叫んでしまいそうだった。だが、隠れて見ているはずのエダの手前、引くわけにはいかない。

覚悟を決めて視線を外さずに用意されたセリフを言ってのけた。
「わたし、本当のことを言うと...。ねぇ、一目惚れって信じる?...さっき会ったばかりなのに笑わないで...あなたが、しゅ………好きなの...」
最悪だ。何度も練習させられたセリフなのに噛んでしまった。
慣れないカラーコンタクトで瞳は潤みっぱなしだ。おまけにこれまた慣れない服とメイクが暑い。顔が上気して少し赤くなっていることだろう。

ロックが息を飲んだ気配がした。そしてこれ以上ない程の極上の笑みがこぼれ
「信じるよ、俺も今、初めて経験している...」
そう言いながら呆気にとられたアンブローシアのウエストと顎を捉え、深く、口付けた。

エダの視線を背中に感じつつ、慌てて瞳を閉じる。脳が溶けそうだ。いつものロックの唇なのに、胸が苦しい。賭けにはあっさり勝った。まだだ、まだ短気をおこして正体をバラすわけにはいかない。
そう、だたの同僚が一夜のアバンチュールを楽しんでいるのだ。こいつのプライドのためにも、自分のためにも短気をおこすわけには...。
様々な感情が押し寄せているのに思考がまとまらない、コイツのキスを受ける時はいつもそうだが、今回ばかりはちょっと様相が違う...。

長いキスから唇を解放し、ロックは彼女の耳元で囁いた。
「レヴィ、これは何のゲームだい?」
「...なっ!」
「小声で、落ち着いて?エダ絡みなんだろ?どうせ何か賭けてんだろうけど」
クツクツと笑いながらロックは耳たぶや首筋をいつもの調子でついばみながら言葉を続ける。
体から力が抜け、癖で両腕がロックの背中にまわっていたがレヴィの返した言葉は態度と反対であった。
「...ああ、もう賭けには勝ってる...エダが見てっからそれ以上ヘンなことすんな…」
「えー」
「えー、じゃねぇよ、クソ、覚えてろ、ぶっ殺してやる…このまま店の外にエスコートしろエセ女タラシ…」
「俺の部屋直行でいいかな?」
「...ノープロブレム、だ...」
0056名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:49:15.87ID:JHWcu54B
5/6
アンブローシアの姿のまま、社用車であるオープンカーで無言のドライブを終え、ロックの部屋に着いたふたり。途中でレヴィの正体をさらすわけにもいかず、そのままの姿でロックの部屋へ急いだのだった。

「てんめぇ、いつから気付いてたんだよ!?」
戸を締め、灯りとエアコンをつけると早速ウィッグと眼鏡、カラーコンタクトを乱暴に床に投げつけ、レヴィはロックに詰め寄った。
「んー、結構最初っから、かなー。」
「あぁ?」
「キレイだよ、レヴィ。俺って人前でイチャつくタイプじゃないんだけどなぁ。あんな顔してあんなセリフをレヴィに言われたらなんか箍が外れちゃったよ。普段のレヴィも十分魅力的だけど、ね。あー、今日は得した気分だな」
「話をはぐらかすな!」
耳まで真っ赤になったレヴィを見やりながら勝ち誇った顔でロックは言った。
「耳も鎖骨も、よく知ってる形だったからね。一目で分からないわけないだろ?声も高めにしてたけど、かすれ具合がベッドの中の時と似てたしね」
「―――――――なっ、こ、このヘンタイ野郎っ」
「なんとでも。普段からあれだけ触って舐めまわしてるんだからな、わからないはずがないだろ?逆に褒めて欲しいくらいだよ。」
「.............くっ」
「ねぇ、さっきのもう1回言ってよ、ちゃんとアンじゃなくてレヴィの口から聞きたいな」
「何の話だ、調子にのんなクソボケ」
「うん、期待してない…」
と、ロックは前置きもなくレヴィを引き寄せ、ブラウスのボタンをはずしにかかる。
「ちょ、ちょっと待てコラ!!!」
「やだよ、どれだけ我慢したと思ってるのさ...」
0057名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 09:50:18.29ID:JHWcu54B
6/6
後日、再びイエローフラッグ。エダとバオ。
「ハァイ、バオ、こないだの賭け、覚えてるだろうな?アタシとレヴィが飲む時の酒代、向こう10回フリーだぜ?」
「ああ分かってるよ、ったくあのラグーンの水夫はもっとお堅い男だと思ってたんだがなぁ」
「人はみかけによらねーなァ?この街の鉄則に加えてもいいくらいだぜ?」
ニヤリ、と。全てが計算通りに運んだエダの悠然たる笑み。

レヴィは賭の日の事を「調子にのったあの同僚をボッコボコにしてやった」と鼻息荒くわざわざ報告にやってきたが、すでに内情はイヤホンから筒抜けだ。予想通りな悪友の恋愛事情。この先も何も知らないふりをしてからかってやろう。

そしてあの二挺拳銃の目を盗んで美女をお持ち帰りするラグーンの水夫への称賛がロアナプラの街を騒がせていることを知らないのは当人たちばかり。
0058名無しさん@ピンキー2012/08/25(土) 12:07:56.08ID:gKzleuF3
取り繕うレヴィ萌え
策士のエダ萌え
GJでした

アンブローシアって銃姫?
0060名無しさん@ピンキー2012/08/26(日) 14:47:21.27ID:EfgLBr5a
52-57です。
GJありがとう。
投下してみたら誤字があるな、すみません。

ラフスケッチのお化粧レヴィを見て書いてみたくなった話でした。

>>58
アンブローシアってのはなんとなく聡明そう且つ略して呼ぶと可愛らしいのが良いな、って感じで意味はなかったんだ。
昔の少女漫画にいた名前で略しかたは違ってたけど。
銃姫って作品知らなかった。
ちょっと興味わいた、ありがとう。
0061名無しさん@ピンキー2012/09/01(土) 19:51:17.17ID:mZeX91XR
ルカいわく「不誠実な金を使ってでも保守するべし」だ。
0062ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:20:36.33ID:7XLaPtcd
投下します

※長いです
※NTR有
※本日の投下にはエロなし


☆☆☆

Roxanne

「あたしのせいじゃねぇよ。あの変態があんな目立つところでやらかしたのが悪ぃんだ」
 レヴィにしてみれば全く巻き込まれた形である。

昨日ホテル・モスクワ依頼の野暮仕事から引き揚げる途中、サータナムストリートの近くを通っていたところ、
それなりに流行っているらしい娼館の前で騒ぎに出会った。
道を通っていただけなのに――そこはレヴィがこのロアナプラではちょっとした顔であるから――騒ぎを収める
よう野次馬やら他の娼婦やら店主やらに泣きつかれ、事態を「穏便に」収めることとなった。
バラライカのシマで銃を抜くのは気が進まなかったが、隣にいたロックにも「助けてやれよ」という視線を送られ
仕方なく現場に駆けつけてみると東欧系の中年男が女を乗馬鞭でめちゃめちゃに殴っていたのだ。
プレイというには激しすぎる暴挙に及んだらしく、女が顔のあちこちから血を流して泣き叫んでいる中、げんなり
しながら、カトラスで脅しぶん殴って、なおも興奮状態の男をふん縛った。

「で、何でバラライカが今から直々に来るような事態になってるんだ?」
ダッチがコーヒーのカップを置いてやや緊張した口調で聞いてくる。
「野郎は商売とリアルの区別のつかねぇイカレた変態だったのさ。プレイってことを無視して娼婦を本気で殴って
 おっ勃てるようなな。よくある話だが、それで奴ぁ…」
レヴィは頭をかきむしった。結わえている髪がぐしゃぐしゃに乱れる。これ以上イラついているのは最近あまりない
くらい激しく、である。
「あー!あー!腹立つ!!眉間に風穴空けてやりゃよかったぜ!くそ!あの豚野郎はな、ふん縛られてんのにいけしゃあ
 しゃあと…あたしにその娼婦の代わりをしろとのたまったのさ!」
憤懣やるかたないという様子である。言われた内容もさることながら、周りのギャラリーやロックの前で辱められたの
がさらに怒りのポイントであるようだ。
もうこれ以上は喋りたくないという様子のレヴィにロックが言葉をつないだ。
「そんな無茶なことを言う変態だけど、その男はどうやらホテル・モスクワの客人らしくてね。護衛もつれてないし
 身なりもそれほど良くないし、最初は嘘を言ってると思ったけど一応連絡を入れたら残念なことに本当だったという
 ことさ」
「…そりゃ、ほんとに残念だな」
「ああ…マリアナ海溝にでもはまったような気分だよ」
はあーっとダッチとベニーはため息をついた。レヴィが関わっている時点でラグーン商会が無視するわけにもいかない。
ロックもいらないことに首を突っ込まずに、レヴィと一緒にそこを離れればよかったのだが…いやしかしロックがいなけ
ればレヴィは男の額に新しい尻の穴を開けて済ませていたところだったろうから、どっちもどっちか。
何にしろ男が天国に行っていないことだけが救いである。まだ、バラライカとの交渉で穏便に済ませることも可能だろう。
0063ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:24:17.54ID:7XLaPtcd
バラライカはほどなくやってきた。ただし、事務所の中には入らず、表通りの車の中からベンツの窓のみを開けての会談だ。
腹心のボリスだけを後部座席に伴っている。バラライカもまた、多少の苛立ちを覗かせていた。
「災難だったわね、二挺拳銃。本来なら私もあなたに同情したいところだけど、そうもいかないの」
 葉巻に火をつけて一服する。四人の顔をじっくりと眺めながら噛んで含めるように言う。
「…あの変態はホテル・モスクワの大切なお客様でね。『大事なお話』をしにわざわざ本国から来てくれたんだけど、遠方から来たのにはもう一つ理由があったようね。
本国の『お花畑』には『好み』の女がいないのか、彼はこの街で『多少』無茶して性癖を満足すことをご所望よ。昨日の夜は護衛もつけずに場末の店で適当に発散しようとしたところで『女神』に
一目ぼれしたんですって。レヴィ!」
イライラをもてあまし、そっぽを向いてラッキーストライクをふかしつつ立っていたレヴィが仕方なく向き直る。
「彼はあなたでなければ『嫌』なんだそうよ。ホテル・モスクワとしては、お客様に滞りなく会談してお帰り願いたいの。…正式の依頼として報酬も出すわ。悪いんだけど、今日の夜十時から
ローワンの店を押さえてあるから、彼に『謝罪』してくれない?」
あの変態、シチュエーションまで指定してきたのよ、やってらんないわ、とバラライカが軽蔑を隠さずに溢した。
誰もYESともNOとも返事ができない。
「……不満そうね。無理もないわ。ちょっとレヴィ、車に乗りなさい」
否を言わせぬ雰囲気である。ラグーン商会としてはレヴィが今夜、変態野郎を『接待』するだけで手打ちが終了するのだ。レヴィのことを考えないのならば、こんなにありがたいことはない。
ただしそれは都合の上であって感情を含んだ話ではない。
もちろんレヴィは冗談を言うなとばかりに舌打ちをしたまま返事もせずにベンツに乗り込んだ。ボリスが代わりに車の外に出て、待機する。レヴィのいた足元にはすでにタバコの吸い殻が無数に落ちていた。
「…やらねえとは言わねえよ、姉御」
「甘い女々しい心根が顔から出てるわよ。この街で生き残ろうとすれば、持ちうるカードはすべて切らねばならないことを忘れないで、二挺拳銃。さっきロックも怖い眼をしていたけど…言い含めておきなさい」
「分かってる!言うまでもねぇよ、姉御」
「親切で言ってやるが、一人の男に操を立てて、二人で破滅するな。誰の涙も絞れん笑い話だ。この街で『女々しい』というのはな、強いものに媚びることではなく、自己憐憫や感傷で判断を誤ることだ。
よく考えて割り切るんだな」
0064ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:35:32.67ID:7XLaPtcd
☆☆☆

「まー、レヴィ災難だったな!俺としてはギャラリーは一人でも、お前が舞台に立ってくれるのはうれしいぜ!」
ローワン・“ジャックポット”ピジョンズのやけに明るい言い方に、ラグーン商会の面々はヘドを吐きそうな気分になった。
レヴィはふてくされて誰とも目を合わせないし、ロックはむっつりと黙り込んでいる。
ベニーも眉をひそめた。ダッチだけがサングラスの奥に感情を封じたまま、能天気なローワンと対応する。
「で、ホテル・モスクワもとい変態野郎との契約内容は?」
「えー、契約書では、『女性は抵抗しても良いが客に怪我をさせてはならない。客のいかなる侮辱・暴力にも耐えること。
客は嬢を死亡させる、または重篤な後遺症を残すことを禁止。』SM仕立ての演出を考えてる。得意だろ、レヴィ?イカす
ショーにしてやるからな!」
とりあえずはレヴィが変態に撲殺されることだけはなさそうだ。ダッチ達は内心ほっとした。しかしローワンがダッチに
契約書のコピーが渡そうとするのを、レヴィが制した。横から書類を奪い取って口をはさむ。
「なあ、ダッチ、ローワン」
しばらくぶりに口を開いたと思ったら感情の消え失せた声。
「どうした?レヴェッカ、しけた顔してんじゃねえよ。どうせだから楽しもうぜ」
「この仕事は、あたし一人でやる。このショーを見ていいのは店のスタッフと客だけにしようぜ。あたしの蒔いた種だ…
なんとかする」
レヴィの陰鬱な気迫に押されて嫌だと言える人間はいなかった。ロックはダッチとベニーに促されて、振り返り振り
返り出て行ったが、やはり何も言えることはないのだ。

化粧水、クリーム、ファンデーション、粉おしろい、アイシャドウ、アイライン、つけまつげ、頬紅、口紅、グロス、
最後にジャスミンの香水。レヴィはされるがままにメイクを施された。するとただでさえ目を引く彼女の容貌は更に
人目に映えるようになる。しかも無表情と死んだような目線のおかげでアンニュイな美しさが宿っている。
「災難ね」
メイク係の女がレヴィに衣装を着せつけながら言う。今日の衣装は黒のエナメルではなく臙脂の柔らかい革製である。
ボディースーツの背中を編み上げながらの小馬鹿にしたような言い方に、レヴィは不機嫌さを露わにした。
「何がそんなに嬉しいんだ。このビッチ!」
「あんたの嫌がり方が可愛くてね」
「ああ?『可愛い』だ?体、穴だらけにしてやろうか?」
女が高笑いをした。笑いながら、グローブをはめさせる。肘より上まである長い手袋とブーツも同色の臙脂だ。
ただし、尻や股間はぎりぎりまで露出しており、裸よりなお卑猥な雰囲気を醸している。堅牢なつくりではあるが、
ブラジャー部分やショーツ、ガーターベルト、ストッキングは黒の精密なレースである。
「脅しても駄目よ。もうみんな知ってるわ。二挺拳銃は丸腰の日本人に骨抜きで、この仕事だって彼に気を使って、
売られてきたばかりの生娘みたいに嫌がってる。」
「殺されてえのか!?いい加減そのおしゃべりな口を閉じるんだな。あたしを怒らせるんじゃねえ!命は大事にしろよ」
「でも、彼、怒ったら怖そうね。ラグーンの日本人はヤバいって評判よ。銃なんか持ってなくても口先ひとつで人を殺す。
女には金じゃなく命を貢がせる。あんた、健気に尽くしてるじゃないの」
「ファック!!どこのどいつだ、そんな噂流したの!?この街にゃ、死にてえ奴が多いようだ!」
鏡台の前の化粧品をすべて薙ぎ払ってレヴィが立ち上がった。愛銃は手元にはなかった。そういえばさっき不安そうに
していたロックにガンホルダーごと渡してしまった。
「言ったでしょ?みんな言ってる。この街じゃ『本気になったら馬鹿を見る』常識よ。あんたは道を踏み外してる」
女はレヴィの両手両足にベルトをはめた。こればかりは黒のエナメルである。鎖に繋ぐためのフックがついている。
「割り切りなよ、レヴィ。売女だってプロ意識持ってりゃ、馬鹿にされるようないわれはないよ。今のあんたは、
ダサい。あの日本人、そんなにイイの?」
「うるせえよ」
「そう、じゃ殺されないうちに退散するわ。お幸せに」
女はくすくす笑いながら最後にレヴィの髪に幅の広い黒レースのリボンを結んで出て行った。
扉が閉まるのを見届けて、レヴィは鏡台の前に突っ伏した。
0065ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:42:07.78ID:7XLaPtcd
本当はレヴィだって自分が愚かだということを理解している。今まで口では言えないようなことも散々やって
きている。どれだけ否定しようと、自分は淫売以外の何物でもない。
実の父親、ペドフィリアの変態おやじ、金がなくて仕方なく抱かれた行きずりの男…数えきれない男達の精液と、
血の跡に溺れながらここまで来た。今更自分の体を惜しむものではないはずだ。
だが、もう自覚した以上、駄目だ。はっきりと認めよう、さっきの女の言うとおり、自分はロックに狂っている
とレヴィは思う。
ロックは二人の間柄を「銃と弾丸」と言った。彼の言葉のチョイスは二人の関係上、絶妙で正しい.
その言葉だけでレヴィは一銭の得にもならない鉄火場に身を晒して負傷した。銃だからだ。
これからもきっとそうするだろう。
嗅ぎ慣れない香水や脂粉の香りに、レヴィの精神は滅入った。どんどん『女々しい』思考になってゆく。
レヴィの心はロックに『縛られている』。カトラスを持っていればどこへでも行けるはずだったのに。
『自由の女神』(ミス・リバティ)はどこかに行ってしまった。
「ホント…道を踏み外してるな」
あと、少しでショーが始まる。

俺がどうにかしなければいけなかったのに、とロックは後悔する。むしろレヴィをピンチに追い込む手伝いを
した。最初の娼館でレヴィと一緒に素通りしていれば、ホテルモスクワの使者にも絡まれず、自分たちは平和
だったろうに。また余計な首を突っ込んで痛い目を見ている。
周りに人がいるけれど、彼は壁でも殴ってしまいたい気分だった。しかし、ダッチやベニーに気を使わせる
わけにいかない。心地よい個人主義を保ち、自分達のプライベートに踏み込ませないためのマナーだ。
自分とレヴィはただの同僚として振る舞わなければ――そう言い聞かせる。
「いよぅ!ロックの兄ちゃん!暗い顔してんなよ。なぁに、一晩我慢すりゃ大したことねえって。レヴィは
慣れてるもんよ。犬にかまれたとでも思っとけ」
ハイテンションなローワンの声。ロックは理性を失いそうになった。頭の中だけで、手の中のカトラスで
ローワンの頭を打ちぬいて、留飲を下げる。
「はは」
苦笑いで誤魔化す。何かを取り繕ったり、今更自分とレヴィの間を言い訳する元気もなかった。
「なあ、一杯飲っていい夢見ろよ。ラグーンにゃ世話になってるからな」
そう言って、ローワンはポリカップを三人に渡す。中は琥珀色の酒で満たされている。
ロックは無性に一人になりたくなった。ダッチやベニーに内心同情されるのも勘弁してほしい
し、ローワンのイラつく声をこれ以上聞きたくない。ぐっとカップを煽って中身を飲み干した。
酒であるのは確かだが、味わう余裕もなく流し込んだので種類は分からなかった。
「あ、おい!」
「何?」
ダッチが慌てた様子だが、もうどうでもいい気分になって、ロックは宣言した。
「悪いけど、帰る」
「明日起きれるように、飲みすぎるなー。うちには有給なんて無いよ。休んだ分はペイ無しだよ」
ベニーに手を振って、振り向かず家路についた。今夜はしこたま飲んで寝てしまおう。
明日どれだけ二日酔いになってもいい。何も考えたくなかった。
「あらま、荒れてるねー。じゃ、俺は準備があるんで、またご贔屓に!」
ローワンも奥へ引っ込んでいった。

0066ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:53:31.34ID:7XLaPtcd
彼らが去った後、取り残されたダッチとベニーは片手のポリカップを持て余していた。二人とも口をつけていない。
「ロック大丈夫かな?」
「…この店に運んでる酒の『噂』を教えとくべきだったか…」
「あれ、そっち?僕はまた……レヴィ…いや、何でもない…この店の酒は薄いだけじゃなく何があるんだい?」
ダッチは呆れたような顔をした。ベニーやロックすら知らないとは、ローワンの店が流行るはずだ。
二人はエントランスを出て、派手な電飾がチカチカする看板を振り返った。ダッチがポリカップを酒ごと捨てると、
ベニーもそれに倣う。
「ローワンの店の酒にはな…夢が見られる魔法の薬がちびっと入ってるのさ。何、大したもんじゃない。米軍だって『平和利用』
してた由緒正しいシロモノさ」
「何だって?!」
「恐ろしくて堪んねえな。あの状態のロックがそんなもん飲んじまうとは、明日にはロアナプラが壊滅してるかもしれねぇ」
神妙にダッチが背中を丸めた。もちろん二人に出来ることは既にないから、もう一度ピンクの電飾を振り返り、プリムス・ロード
ランナーに乗り込んだ。
アメリカンスピリットを肺の奥まで吸い込んで、ダッチは眉間を押さえた。
今日はとても疲れた。そして明日を思うと憂鬱になってくる。ラグーンの事務所がやけに遠く感じた。

世界がぐるぐると揺れ、視点を定めることができない。だんだんと真っ直ぐ歩くことすらできなくなり、
近くに立っていた看板に寄り掛かった。
何かがおかしいと、ロックは感じた。貧血に似ているがそうではない。気分が悪く吐き気がする。
「おい、兄ちゃん邪魔なんだけど」
「ああ、すまない」
「何だこいつ。ラリッてんのか?」
酒場から出てきた二人組に笑われる。ふと顔を見ると、一人は口が耳まで裂けたエイリアンと、もう一人は体が全身ゴムで
できた緑色の人形だった。びっくりしてロックは息を詰めた。ここはどこだ?リドリー・スコットかスピルバーグが
ロアナプラでロケをしているのか?ロックはきょろきょろと落ち着きなくあたりを見回した。怖い。
「どうしたんだ、こいつ。おい、財布でも掏って行く?」
「でもラグーンの日本人だろ?二挺拳銃のお礼参りが怖ええよ」
(二挺拳銃―レヴィ!)
レヴィは一体どこにいるのだろうと思った。早く合流しないと、あいつも俺を心配して、不安だろう。もちろん自分も
心配だ。自分達は一緒に居ないといけないのに。
二人連れのチンピラが不審そうにロックを見送った。あちこちにぶつかりながら、ふらふらと道を進み、ロックはレヴィ
を探した。街の情景はますます異様なものに変わっていた。スクリーンの中でしかお目にかかれないようなゾンビ達が
客引きをしている。その口からは鼻水みたいな色の臭い粘液を吐き出している。
「気持ち悪ぃ」
心底吐きそうになったが、負けずにレヴィを探した。トランポリンのように弾む壁に手を付きながら、大通りの方に出て、
ロックは光を見た。
それはとても幸せな風景だった。
「来いよベイビー。可愛がってやるぜ」
レヴィが古代の女神みたいな恰好をして、背中に羽根を生やしている。無性に嬉しくてレヴィを抱きしめた。彼女は
しっかりとした骨格を持っていて、それでいて柔らかく弾力があった。酒と煙草と汗のにおい。
――ああ、レヴィ、俺を迎えに来たのか。羽根なんて無くても、お前は俺を天国に連れて行ってくれるのに。
お前になら撃ち殺されても構わない。
とても気持ちがよくなってきた。彼女の胎内に全身包まれているような安心感。ずっとこうしていたい。
「ロックか?ごみ箱抱いて何やってんだ?」
はっとすると、腕の中にあったのはレヴィではなく空のごみ箱だった。虹色のサングラスをかけたミスタ張が
こっちを観察している。
「あ…」
「とりあえず乗れよ。表通りだからってロアナプラは安全じゃない。俺が通りかかって、お前は運がいい」
伊達な声に促されて、車に乗り込むが、座席が猫の背中で出来ていて座りにくかった。
「大丈夫か?これは何か盛られたな。散瞳が起こり始めてる。俺が分かるか?」
「分かります。張さんが、紫のペイズリー柄のスーツ着てる」
「OK。お前は正常だ」
ロックは夢から醒めたような惜しい気持がして、それでもまだ、ぼうっとしている。今度は頭痛が起こっていた。何か忘れている。

0067ロクレヴィ2012/09/01(土) 20:55:38.35ID:7XLaPtcd
「レヴィは?一緒じゃないのか」
「そうだ!レヴィ!俺、俺…下宿には送らないでください。ローワンの店に行ってくれ!」
非常に焦った気持ちになって、唾を飛ばしながら、レヴィが大変なことになっていると説明した。彼女が男に
自由にされるなんて耐えがたかった。彼女が裸で男に媚態を見せるところを想像するだけで寒気がするほど頭が痛い。
話を聞いて、張はふむと、腕を組んで考え込む。自分の焦りが伝わらず、ロックはじれったい思いをした。
「…女のことは男の俺達は何も言えねえが、一つ言えるのはこれがレヴィのビジネスってことだ。男が接待ゴルフをするのと同じ
ように、この世界じゃ、女は体で接待するのさ。ロック、お前はどういう立場でレヴィのビジネスに口を出そうとしてるんだ?」
「俺は…俺は…」
張が試すように、ロックの眼を覗き込んだ。張に脳みそを掴まれてシェイクされる幻視を見て、吐き気もぶり返した。
息が詰まって返答することもできない。
「…マイナス1点だ。ロック、お前には期待してるんだ。あまり失望させるな。とはいえ、お前達もまだ若い」
張はジタンに火をつけた。独特の癖のある芳香が車内に満ちた。
「豹、ロックをローワンの店に送ってやれ。痛い目を見るのも若いうちには必要だ。ロックは、しっかり修羅場を見てこい。
それから薬には気をつけろ。そんなもんでつぶれてる場合じゃねぇぞ」
車は方向を変え、ローワンの店“ジャックポット”に向かった。ロックはふらふらする足に鞭打って店の中に入ってゆく。
「『びっくり箱』の中をじっくり見て勉強してくるんだな。健闘を祈るぜ、ロック」
背後で面白そうに張が笑った。


☆☆☆
すみませんageてしまいました。改行もおかしいし
また続き投下しに来ます
0070ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:32:30.85ID:S9NKjUSI
続き投下します


☆☆☆
 
パティ・ラベルのソウルフルな歌声の元、ショーは始まった。一応はS嬢の設定らしいレヴィは長い鞭を振り回して変態野郎を
威嚇する。男は首に金のごついネックレスをかけ、エナメルの悪趣味な半ズボンをはいている。
頭には、レプリカの軍帽、目つきは異様である。知っているものと勝手の違う雰囲気にレヴィは戸惑った。
では何だ?自分はS嬢ではなく、この舞台には筋書きもない。カトラスも持っていない今、「二挺拳銃のレヴィ」も居ない気がしていた。
男が鞭の先端を掴んで自分を引き寄せた。瞬間、レヴィは自分がニューヨークで父親に殴られていたころの無力な子供に
戻ったような、心許ない気持になった。舌なめずりせんばかりに肩を掴む男を殴ろうとして、自分の役目を思い出す。
とっさに鞭を手放して体制を整える。
――やりずれぇ。相手に怪我させられねえ、ってのは…
レヴィは理性を保とうとした。そうしなければ、過去に心を囚われてしまう気がした。目の前の男を本気で怖いと感じてしまいかねない。
「ヘイヘイ! 何をすればあんたは喜ぶんだい?この豚野郎!」
鞭を打ち鳴らせないので指を鳴らした。虚勢を張らなければいけないような気がしていた。
男は英語を話す気がないらしく、ロシア語で何か捲し立てた。どうやら卑猥なことを言われているらしい雰囲気である。
「学がなくてね。ロシア語は分かんねえよ」
手元にカトラスさえあれば、たとえ撃てなくても安心するのにとレヴィは思った。
相手に反撃せず、楽しませて帰す。つまり殴られ、刻まれ、突っ込まれて、あらゆる汚辱をぶっかけられ、それでも耐えなければならないということだ。子供の頃我慢したことを一晩やればいいということだ。これは『SMプレイ』ではない。自分は『淫売でしかない』。
レヴィはたった今それを再確認し、しかし絶望はぜず、諦念を覚えた。
「…いくつになっても変わんねえな…」
どうせ自分は公衆便所がお似合いだ。強くなった気でいてもそれは自分ではなく銃の力だった。丸腰では何もできない。
せめてカトラスがあれば強くいられるはずだが、それはロックが持っている。
男に腕を掴まれた。自分の立場を理解した以上、これ以上S嬢のふりを続けても仕方ない。また、M嬢のように虐待に感じるふりをしなくても良い。
貝のように身も心も殻に閉じこもって耐えればいいだけだ。
男に無理やり口づけられても、もう不快とも感じない。
ロックに無性に会いたいと思った。これがロック相手だったら、痛みも痛みとして感じられるに違いない。百年も会っていない気がした。
今彼女が欲しいものは、カトラス。これがあったら安心だ。ロックがいたら幸福。両方そろえば最高だ。明日の朝にはきっと両方戻ってくるだろう。
それだけが頼りだった。
暴力的な手は、乳房を掴み、握りつぶそうとする。唇は噛まれて血が出た。強烈なボディーブローを食らってレヴィはたまらず、その場に崩れ落ちた。
――でも、こんなアバズレ、ロックはもう嫌かもしれない。ああ見えて、すごく嫉妬心が強い奴だ。他の男に抱かれた女なんて捨ててしまうだろう。
何度も腹を蹴られて、咳込み、レヴィは胃液を吐き戻した。男は前髪を掴み顔を上げさせた。男のこれまたエナメルの靴に掛かった飛沫を舐めさせられる。
それでも、痛みも屈辱も意識から切り離して、レヴィは何も感じなかった。男の性器を咥えさせられても、素直に喉の奥まで受け入れた。
彼女にとって怖いのはただ一つロックがどう思うかだけだった。
「あいつが怖い……あいつのためなら、あたし、多分何でもするよ」
声にならない口の中でそうつぶやいた。しかし、もちろん何を言っても目の前の変態には届くはずもなかった。
男は勝手に腰を使い、あまりに喉奥まで突っ込まれ、レヴィが何の技巧も使っていないにもかかわらず、勝手に果てた。
窒息しそうになりながら、レヴィも男も目の前の相手などどうでも良かったのだ。

0071ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:36:38.06ID:S9NKjUSI
「なあ、ローワン」
「ろ、ろ、ろっく…?いや、悪かったな、今日はちょっと魔法のお薬いつもより奮発しちゃって。大丈夫か?俺はお前の味方だぞ!」
舞台上を、ホールの外からそっと窺っていたローワンは、幽霊のようにロックが現れたので心底ビビった。
「レヴィは?」
「舞台上だが、見ちゃならねえって、レヴィが…あ、おい!」
ローワンごと暗幕を押しのけて、ロックはホールに押し入った。ローワンには黒服を呼ぶ暇すらなかった。
「おい!あいつ、止めろよ!ショーが台無しになっちまう!」
そういいながらローワンは近づいてくるもう一つの脅威に無頓着だった。
 
男の息は荒い。ハアハアと背後から息を吹きかけてくるが、それを不快だともレヴィは思わなかった。
もういっそ、夜が明けなければいい。ロックに会いたい、嫌、会いたくない。どんな顔をして会えばいいのか分からないから、慣れ親しんだ痛みや屈辱など、彼女には忘却の彼方だった。
男はレヴィの尻を真っ赤になるまで打擲し、更に鞭を手綱のように首に掛け背後から尻の間に性器をねじ込んでいる。
膣に入れる前の準備運動とでもいうように、襞にこすり付けている。くちゅくちゅと濡れた音がするのは、もちろんレヴィから分泌されたものである。
女は何も感じていないというのに、防衛本能とでもいうべきか、女の体は、生理現象として愛液を溢す。思う存分擦り付けて、男の性器は更に固く反り返った。
ぐっと、手綱を引いたものだから、レヴィの首は締まり、喉から声にならない声が漏れる。
もうすでに、紅色に染まった、彼女の襞を開き、徐々に男根を埋め込もうとする。もうどうにでもすればいい、とレヴィは諦めきっていた。
「レヴィ!」
その時、レヴィは最も会いたくて最も会いたくない人間の声を聴いて振り返った。
「見るな!!」
体を屈めて、背後の変態野郎を振り切ろうとすると、余計喉が絞まった。
「レヴィ!レヴィ!」
ロックの眼は異常だった。瞳孔が開いている。実はもうローワンの言う『魔法の薬』のせいで、眩しくて、目が見えにくい。
ただ、ロックの眼裏には気持ち悪い悪鬼のような男に犯される女の姿がはっきり映った。
「ロック!見んじゃねえよ、見たらぶっ殺すぞ!!帰れ!」
男に身を任せた時には感じなかった絶望をレヴィは今はっきりと感じていた。
全身の力が抜け、自然と、足が床についた。畜生のように四つん這いで、男に挿入されそうな自分の姿はさぞ、ロックを落胆させただろう。
体が冷たくなり、鼻の奥につんと痛みが走った。首はどんどん締まってくる。そして、絶望はレヴィに別の感情を爆発させた。
怒りだ。
「これはあたしの問題で、あんたに出来ることなんて何もない!帰れよ!!」
つぶれそうな喉で、絶叫した。あるいはそれは懇願であった。
「…何だてめえは?出てけよ」
変態男がロックに英語で言った。
「プレイの途中なんだ。朝まで待ってろ」
そしてレヴィの髪を掴み、ロックによく見えるように上げさせた。レヴィはすべてに怒りを感じていた。こんな屈辱を味わせるこのホテルモスクワの変態にも、こんなことを強要するバラライカにも、そして自分の最後の意地すらも奪い去ろうとするロックにも。
こんなよだれとヘドと鼻水で汚れた悲惨な顔を見せたくなかった。彼の前では強い二挺拳銃でいたい。あたしがあんたを守るんだ。


0072ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:39:16.33ID:S9NKjUSI
「……」
ロックはステージのライトでかすんだ眼から、涙があふれるのを感じた。こんなに自分に対して怒ることは、今までそうなかった。己の無力に腹が立つ。
彼の眼に映る変態野郎は、赤黒い触手をいっぱい出して、彼女の首を絞め、唇を犯し、膣と尻に出し入れを繰り返していた。赤カーテンの舞台で、屈辱のうちに、それを受け入れるレヴィは、哀れでとても美しかった。
そして、ロックにとっては許すべからざる光景であった。彼の手からガタンと音がして、ガンホルダーが落ちた。代わりに右手には一挺のカトラス。ガチっと撃鉄を起こし、腕を水平に上げる。
「ロック、やめろ!!」
狙いを男に定める。
「あんたは撃っちゃダメなんだ!!一発も撃つんじゃねえ!!全部あたしがやってやるから!!」
「…」
誰が、レヴィを泣かせているのだろうと、ロックは思った。眩しくてよくは見えないが、彼は初めてレヴィが泣くところを目撃した。撃鉄に掛かる指に力を込める。
「駄目だ!銃をおろせぇぇぇ!!!」
喉を締め付ける鞭と涙のせいで、それは本当に金切り声で、聞き取れないくらいの悲鳴だった。
「そうだ、ロック『持ち慣れないものは持たない』方がいい。怪我をしても知らんぞ」
ぱん、と乾いた音が一回だけした。男は悲鳴も上げずのけぞって、倒れた。レヴィから男根がずるりと抜ける。
「ちょっと遅かったみたいだけど。レヴィ、あなたの屈辱は晴らしたわよ。時間はかかったけど、大頭目にやっと連絡が取れたわ。『セックスも紳士的にできないような下種は同志として相応しくない』」
ま、それは冗談として、元々始末するつもりでこっちに寄越したそうよ、丁度良かったわね、とバラライカはスチェッキンを懐にしまいながらウインクした。後ろからおびえた様子でローワンが顔を出した。
「レヴィ、もういいってよ。着替えて、帰ってもいいぜ」
「……」
レヴィはその場に座り込んで嗚咽を収めている。
「ロック?あなたもレヴィを連れて帰りなさいな」
「……」
ロックは呆然としてその場に跪いていた。カトラスはすでに手の中に無く、地面に冷たいまま転がっている。
「もう、面倒くさいわね。さっさと来なさい」
心底呆れた様子で、バラライカはロックを起き上がらせ、レヴィに着替えをさせるようローワンに命令をした。

帰り道、後部座席で、二人は一言も喋らず、ただ子供のように寄り添っていた。
「まったく、『貞操』や『名誉』なんぞ犬に食わせろ。『女々し』さに眩暈がする」
「大尉、女性の気持ちは分かりかねます」
「男も女も同じだ。変わるものか」
イライラとこめかみを押さえるバラライカの隣で、ボリスが苦笑した。
この街で生きる上で、ロックやレヴィの持つ感傷が彼らを破滅させるだろうことを、本人達も今夜の出来事で本人達も十分に実感したのだった。
普段分かっているつもりでも理性が剥がれた時に、覚悟ができていないことは露呈するものだ。
不夜城ロアナプラの明るすぎるネオンサインが流れ星のように車窓を滑ってはすり抜けて行った。

0073ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:41:43.17ID:S9NKjUSI
ロックは足をもつれさせながら下宿に入り、レヴィを風呂に入らせるため、洗面所に向かおうとした。
後ろから人肌が密着してくる。ロックは彼女の肌にまとわりつく甘いジャスミンの香りに吐き気を催した。
彼のレヴィはタバコと酒と硝煙の匂いこそふさわしい女だ。腹の底から怒りや嫉妬が押し寄せてきて堪らない気持になった。
「あたしは怒り狂ってンだ。帰れと言ったのに戻って来るし、撃つなというのに撃とうとしやがって」
ギュッと腰を抱き締める力が増した。レヴィの声音は冷たかったが、それは緊張のためである。
ロックの肩口に顔を摺り寄せて安心すると同時に、彼女は自分の身の置き所を決めていた。
「あんたは戻るべきじゃなかった。この街の歩く死人らしく、朝になってあたしに言うべきだった『昨日はいい思いしたんだろ?』って」
 レヴィの言い様にロックが息をのむのが背中越しに伝わってきた。
「『女々しい』情も嫉妬も捨てちまいな。『プリティウーマン』や『ボディガード』の世界じゃねぇんだ。役割はきちんと自覚しておくもんだ。あたしは『銃』であんたは『弾丸』…そうあるべきだ」
決して女と男ではない。
互いに離れられず、一心同体であったとしても。
引き金を引く瞬間までは互いに冷たい鉄の塊でいなければならない。
「スクールガールとサムライ、くそメイドと坊ちゃん、そんな風に、あたし等はならねぇ」
自分に言い聞かせるようにロックに沁み込ませるように言った。ロックは怒りを収め、とても悲しく、愛おしくそのつぶやきを聞いていた。
また、彼女の気持ちに応えなければならないとも感じた。「銃と弾丸」と言ったとき、自分達は本物の死体になることも、二人で破滅する道も選ばない覚悟を決めていた。
ただ、今夜惑った。ジャスミンの香水のせいなのか、ローワンの魔法の薬のせいかは分からないが、随分少年のようなことをしてしまった。
だがもう二度とない。体を重ねても、自分達は『ただの』相棒だ。それだけが、歩く死人である二人の命を救うだろう。
「ああ、俺達はそうはならない」
体をもぎ離して、レヴィに向き直ると、彼女は泣いた後のひどい顔をしていた。化粧も落ちてつけまつげが頬に張り付いている。
ロックはそれをそっとつまんで捨てた。レヴィは常になく穏やかに笑い、ロックもそれに釣られた。
0074ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:42:28.84ID:S9NKjUSI
「今夜はあんたにすげえ傷つけられたよ」
「俺だって。お前のせいで傷ついたし、変なもの盛られるし、散々だ」
今度は正面から抱きしめあってしばらく黙っていた。体を穏やかに揺らし、ギュッと抱き合っていたらまた涙がにじんできた。
レヴィは今度はうずうずとした、堪らない気持ちで叫んだ。
「あたしを痛めつけろよ…あたしもあんたを傷つけるから。あの変態にやられたあたしを抱けよ!」
レヴィの声と同時にロックは彼女の体をベッドに引き倒した。必死で互いの服を毟りながら口づけ合い、舌を絡めあった。
レヴィの口内は苦い胃液と男の精の味がした。気持ち悪くて、唾液が分泌されて止まらなかった。舌の裏も奥歯も隅々まで舐め合って、最後にはお互いの味しかしなくなって満足した。
息を乱しながら唇を離すと、二人とも口の周りまで唾液にまみれていて笑えた。
「あたしは、数えきれない男と寝てきた」
ロックは傷ついて眉をしかめ、女の髪を力いっぱい引っ張った。着替える時に忘れていたレースのリボンが抜けた数本の髪の毛と一緒にほどけて手の中に残った。
「ガキの頃からの、根っからの淫売だ」
「…黙れ…口を閉じろ。」
ぐっと髪の根元を掴んでロックは自分を傷つける口を塞いだ。あのロシア人に噛まれたのだろう傷に舌を突っ込むと、また唇から血が滲み始めた。
強引に乳房を掴むと、レヴィは痛そうに身をよじった。右足首を掴んで股を開かせると、レヴィの女はもうすでに濡れそぼっている。
「誰が相手でも濡れるのさ」
「いい加減にしろ、黙れよ!」
ロックは言うと同時に膣の中に一気に侵入した。潤んだ見た目とは違い、酷く狭く、彼は苦痛すら感じた。
レヴィが圧迫感から小さくうめき声を上げたが、そのまま抜き差しを始めた。
「…っあ…でも、今はお前としか、寝たくない。理由を、知ってるか?」
ぐいっと上半身を引き上げられて、対面座位になった。視線は近い。相手がよく見えないくらいに。
ロックは理由を知っていた。しかしそれは言ってはならない言葉だ。先ほども確認したように。もちろんレヴィだって弁えている。そのことが余計にロックに傷をつけた。
レヴィの胎内は心地よく締め付けてきて、先ほどのきつさは程よくなり、肉壁はロックの男根に絡みついた。
溶けてしまいそうな気持ちになって、真っ赤に腫れている乳首に吸い付くと、レヴィの背中がすらりと反った。お互いどうすれば相手が気持ちよくなるのかを知っているのだ。
レヴィも気が遠くなるくらいの充足感を感じていた。彼の頭をぐしゃぐしゃに掻き乱すと、普段より幼い感じの顔が現れた。
レヴィは前髪を下ろした彼の顔が密かに好きだった。からかうと不服そうな顔でしつこく文句を言ってくるので、面倒くさくて本人には言わないが。
ロックに隅々まで触れられていることに満たされた。乳房は手のひらに包まれ、膣の奥の奥までも、自分自身も触れることのできない場所も彼のものだ。
ゆっくりと体を押し付けられてもまだ足りず、更に体を寄せた。
「…んん…あんたに銃は撃たせない。生涯に、一発も、だ」
「レヴィ、未来のことは、言うもんじゃ、ない。…っ約束は、守られない、ものだ」
あとはお互いの名を呼ぶことしかできないくらいの熱に溺れた。子宮口に押し付けられて、レヴィは軽く気を飛ばした。
こうやって押し当てて、軽く擦られると、どうしても協力するように女の腰も蠢いてしまう。ひくひくと自分の体が痙攣し、目の前が白く曇った。
相手の唇をねだって、汗が粘り、香水も薬も敵わない酩酊感が二人を包む。体の中で爆発が起こり、眩暈がするような恍惚を二人は同時に感じた。
それでも腰を止めることはできず、お互いが体液を混ぜ合わせるようにしばらく体を押し付け合っていた。
0075ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:43:47.09ID:S9NKjUSI
力が抜ける。でも、レヴィはあと一言言わねばならない。眠りそうな幸福の中で気力を振り絞ってつぶやく。
「あたし、いつか、あんたのために、死ぬよ。」
まるで予言だった。
ものすごい力でレヴィは突き飛ばされ、ベッドから転がり落ちた。落ちた拍子に打った肩がジンジンと痛んだ。
床からベッドの上を見上げると、ロックが腕で顔を覆っている。
「そんなこと言うな!」
「望もうとそうでなかろうと、今のままじゃホントのことさ。ノストラダムスの予言より確かだぜ」
「させない!そんなことさせない」
「別にいいんだ」
ロックは自分の趣味のために体を張らされる愚かな女を哀しく、愛おしく見た。自分の我儘でレヴィは傷ついて、死ぬだろう。
それを避けるために自分はもっと狡く、賢くならなければならない、とロックは考えた。
時が経ち、いつかロアナプラに染まり切って――あるいはそれが自分の本質か――
レヴィが慕う甘やかさや、青さは消えてしまって、嫉妬も不安もなくなり、自分達は本当の『銃と弾丸』になるかもしれない。
「…生きようなんて思っちゃいない」
「あたしもさ」
血の混じった泥に浸かって、ただ二人で踠いていたいだけだ。
レヴィはベッドの下から、彼の脚を引っ張って、萎えかけた性器を口に含んだ。男と女と二人分の体液が付着したそれを、美味しくすら感じた。
先をくるくると舌でなぞり、手のひらに包み込んだ。すぐにさっきの剛直が戻って来る。見上げると、ロックが優しい眼で髪を撫でてきた。
痛めつけてくれと言ったのに、これでは慈しまれているだけだ。レヴィが文句を言うと、さっきほどけたリボンで手首を括られた。
痛くも痒くもない。もはや暴力的な雰囲気は吹き飛んでしまった。
ロックはレヴィをもう一度膝に座らせた。あとは穏やかな交わりが続いた。
0076ロクレヴィ2012/09/02(日) 09:44:34.82ID:S9NKjUSI
「あら、ミスタ張。こんな深夜に何の御用?私もう今日は、これ以上『油もの』は食べられないの」
「夜食のお誘いじゃなくて悪いな。ミス・バラライカ。ロックのことなんだが」
いろいろな雑務に追われて、やっと一息ついたバラライカは幾分迷惑そうに携帯電話を開いていた。
「ああ、ロックとレヴィならハイスクールのガキみたいに泣きながら手をつないで帰ったわよ」
「おいおい、お前だけのおもちゃじゃないんだぜ。大事に扱ってくれよ」
バラライカは戸棚からウォッカを取り出してグラスに注いだ。飲まなければやっていられない。
面倒くさい相手のお守りから永遠におさらばしたと思ったら、子供のお守りだ。
借りがあるので放っておいたが、走行中の車から突き落としてやりたいくらい鬱陶しかった。
「はー、私達のおもちゃは存外面白くない道を歩くかもよ」
「今夜、痛い目を見ただろうから大丈夫だろう。それに、どちらでもいいさ。長い苦しみの生を続けるのも、幸福の内に短い人生を終えるのも。どっちを見るのも面白い」
バラライカはグラスのウォッカを飲み下した。軽妙な張の英語を聞いていると、そういうものかと思えてきた。
どちらでもいい、彼らが死のうが生きようが、どちらでも楽しめるだろう。
酒が熱い塊となって喉を過ぎていく。彼らもこんな灼けるような熱を胃の中に抱えているのだろうか。
ホテル・モスクワの女幹部はなんだか微笑ましい気分になってきた。
「二人に乾杯」
「ああ、乾杯」
柄にもなく、酔ったのだろうと、バラライカは思った。

☆☆☆

目覚めると、レヴィの顔が近くにあった。随分穏やかに眠っている。ロックが起き上がると、起こされたのか、レヴィは寝苦しそうにモゾモゾと動いた。
「…朝か?」
「すごい声だな」
喉を見てみると、絞められた跡が赤紫に残っている。その他いろいろな原因が考えられるが、しばらく掠れてまともな声は出ないだろう。
体のあちこちに痣やら傷が残っている。レヴィの普段着で外出したら、何事かと思われるだろう。
「…風邪引いた、っぽい」
「どのみち、今日は外に出ない方がいい。電話しとくよ」
額に手を当てると確かに熱っぽい。汗で張り付いた前髪を掻きやって、今日の彼女は休んだっていいだろうと、ロックは思う。
とりあえず用を足すためにベッドがら起き上がると、ちょうど携帯電話が鳴った。
「はい、もしもし」
「ハイ、ロック。ご機嫌はいかが?」
アロハシャツの同僚のいつもと変わらぬ声がする。ロックは千年ぶりに聞いたような懐かしい気持ちになった。
「ベニーかい?ご機嫌は良いよ。ついでにレヴィも生きてる。」
「そいつぁ、良かった」
昨日の君はロアナプラをゴジラみたいに滅亡させかねなかったからね、とベニーは言う。
声の調子は軽いジョークを言っているように聞こえるが、こんな朝早くから事務所にいるとは、もしかしたら昨夜は帰宅しなかったのかもしれないと、ロックは気づいた。
「ゴジラ知ってるんだ?レヴィが風邪をひいて休むそうだよ」
「了解。ゴジラ来年あたり、ハリウッドで映画化されるらしいよ。えー?ダッチ、何だって?…“ロックも危険だから今日は来させるな!あいつは今日も放射線を吐くかもしれねぇ”って。」
「怪獣扱いかよ」
さりげないダッチの気遣いに、ロックは心の中で感謝した。
「休んだから、ペイ無しだよ」
今日は仕事入ってないけどね、と言ってベニーは電話を切った。
新しい朝が明けた気がした。
この街も捨てたものではない。汚くて、臭くて、陰謀と裏切りと暴力の入り混じった最低の街だが、そこに住む人々はなかなか悪くない。
ベニーの遠くから見守る目線は冷たく温かい。ダッチの知的な包容力は厳しく、好ましい。
犯罪者、この世のはみ出し者、そういうどうしようもない人間達がここには集う。

このロアナプラは他に行き所のない人間を受け止める。恐ろしく優しい
――まるでレヴィのように。

ロックは無性に可笑しくなって、レヴィの肩にタオルケットを掛け直してやった。
用を足したら、彼女のために粥でも買ってこよう。
今日からは更にイカレて血と泥に塗れた、素敵な日々が待っている。 

終わり


コメントありがとうございます
引き続き神々の降臨と原作の再開を待っております
0078名無しさん@ピンキー2012/09/04(火) 09:24:33.31ID:txII86x+
切なかった。
最近ほんのりイチャラブ投下が続いてたから余計に。
でもレヴィの泣き叫ぶ姿とかぐっときたよ。
それぞれの幸せがあってよかった。
GJでした!
0081名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 22:51:46.58ID:L9k41/er
PJ-1もなかなかよいものですな
表紙でちょっと食わず嫌いしたんだが
0082名無しさん@ピンキー2012/09/11(火) 09:50:32.25ID:7f/fA/7r
ブラクラの薄い本集めに集めて気が付いたらダン箱一箱分くらいになってた
勿論現在も探してるけど
0083名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 03:09:07.02ID:U7S8/g7h
薄い本の話題に便乗して聞いても良いだろうか
スレチだが、スマン
アザさんの本に描かれてるクリアファイルと同じSのレヴィは広江本人によるもの?
中の人、って書いてあるが
0084名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 08:02:02.54ID:0+hma4tZ
>>83
中の人、つってるからそうだよ
でもクリアファイルとは同じ絵柄ではなかったような気がする?あれ、どうだったっけ
0085名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 09:33:17.26ID:U7S8/g7h
>>84
やっぱりそうか〜ありがとう
初出はどっちが先なんだろう
クリアファイルはイスに座ってるが薄い本では小説版のSMレヴィの時の豚オヤジに座ってる
0086名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 09:51:25.00ID:DbASCNlU
アザさんに寄稿してる中の人=本人だね。初出は薄い本が先だった

薄い本の豚親父に乗ってるバージョンはさすがにGX的にはNGだったから
クリアファイル化で椅子に変更したんじゃないかな
だがまさかあの開脚ボンテージ姿が公式のふろくになるとは思わんかった

去年出たアザさんの新刊にもレヴィロべが下着で寝そべってるイラストが寄稿されてるわけだが、
あれも乳を隠す加工して付録にしてくれりゃいいのに。あのレヴィ可愛い
0087名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 10:45:39.51ID:U7S8/g7h
>>86
うおー、スレ違いなのにみんなありがとう、画像もみつけた!
あの下着姿は反則だろ...
アザ氏のはハードなので少し苦手なんだが、作者本人が降臨されるだけで買ってしまうから困るw
それにしてもこのスレや保管庫にも漫画化してほしい話がいっぱいあるよな
0088名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 23:49:54.03ID:YU4g2YFz
ぶったぎりですまんが、OVA五巻の若ロベのスリーブ好きだわ
中身については敢えて何も言わない
0089名無しさん@ピンキー2012/09/20(木) 10:29:02.48ID:rJlwT/K6
来月GXにヘタレの地平線収録
やっと再開が見えてきた

ようやく新しいレヴィに会えるのかもしれん
0090名無しさん@ピンキー2012/09/20(木) 19:44:09.67ID:eQYHLqcP
えっもう何度地平線で誤魔化されたと思っているのさ
さすがに本編が載るまでは期待しないわ
0096名無しさん@ピンキー2012/09/28(金) 23:49:20.98ID:CzkDSTdv
>>94
アニメ板誤爆か?w
タイツなんてさ、レヴィあれが初めて履いたんじゃないかね。
萌えるな。
0098名無しさん@ピンキー2012/09/29(土) 09:20:44.88ID:1KLfv2zQ
初タイツが日本だとして

ホテル室内
レ「あ゛ーーこんなの履いてられっか!むずむずするちくしょー!」ヌギヌギポイッ
ロ「……(レヴィが履いてたタイツ)」


ただの変態になってしまった。
0099名無しさん@ピンキー2012/09/29(土) 09:32:20.30ID:PAJAWNG/
銀さんとの死闘の後、破れたタイツを処理するフリして真顔で懐にしまう
0100名無しさん@ピンキー2012/09/29(土) 19:08:37.02ID:g8ckoaGQ
タイツ…60…いや、80デニール、パチン、パチン。
厚い方が蒸れ具合も…よし、バチィン!
0103名無しさん@ピンキー2012/10/07(日) 23:06:44.88ID:CUEF06+3
「生理痛つらそうだね……大丈夫?10ヶ月間止めてあげようか?」っていう口説き文句使ったら死ねって言われました。

↑ツイで拾ったけど、ロックが言ったら楽しいな
0104名無しさん@ピンキー2012/10/07(日) 23:08:28.36ID:9F66QHcu
「くそバカばーか」のレヴィたんとバラライカの憂鬱の姉御可愛すぎる
0105名無しさん@ピンキー2012/10/08(月) 07:56:30.44ID:Nd+0gnRy
>>103
脳内再生したら楽しいことになった。
だがレヴィは死ねとかいう前にカトラスぶっぱなしてそうw

保管庫漁ってたら犯島さんに玩具突っ込まれた状態で緊縛放置され
悶えるレヴィたんを妄想した。文章書く力が欲しいんだぜ。
0106名無しさん@ピンキー2012/10/08(月) 09:49:34.29ID:Sq+IPRzZ
一度保管庫に潜ると数日間は読み耽って出てこれなくなる
ロクレヴィは勿論だけど、エダリコや若ロべ、双子のグロ話とかいろんな組み合わせで良作多い
0107名無しさん@ピンキー2012/10/08(月) 20:50:33.27ID:awQC+VCh
保管庫こもると岡島先輩のターンと変態っぷり、レヴィの奥手ぶりがまるで公式設定のごとくしっくりきてしまうw
再放送でご新規さんがたくさん来てくれると嬉しいけど、このスレの岡島先輩に引かないでいて欲しいw
0108名無しさん@ピンキー2012/10/12(金) 19:20:00.10ID:EbOfstju
色んな作家の薄い本で補給してるが、それぞれ作家独自の味があっていいな
0109名無しさん@ピンキー2012/10/16(火) 18:12:54.12ID:d3SzIAWz
ロックに依存しはじめるレヴィ
0110名無しさん@ピンキー2012/10/16(火) 22:18:34.04ID:73vFVMGh
どの辺りから明確に依存し始めたのかな。やっぱ日本か?


ロベルタ復讐編の出だしでイエローフラッグにロックと呑みに行って
殺人メイドの話を笑い飛ばしてるとこは、さりげないけど
いつもロックと一緒に居るんだろうなと妙に確信しつつ
色々妄想して萌えた。偽札冒頭のヤったかヤってないの
やりとりの後にロックと一緒に〜とか言ってるのとかも萌える。
0111名無しさん@ピンキー2012/10/16(火) 22:30:23.48ID:OcRrvlfg
復讐編冒頭の楽しそうな二人は良かった
レヴィ爆笑、ロックが「ないないw」って二人でバオをからかってんのな

その前後どうしたのか気になって仕方ないわ
0112名無しさん@ピンキー2012/10/21(日) 00:24:00.66ID:mGxY2JzA
タイにもユ○クロあるんだよな...。
タンクトップの中にブラがくっついてるアレ、レヴィには楽ちんでいいだろうけど、岡島さんが全力で反対しそう。
「なんでダメなんだよっ」
「うっ...ろ、ロマンがないだろ...?」
「あたしに聞くなよ」
0114名無しさん@ピンキー2012/10/21(日) 00:35:23.86ID:V9KWpHGc
タケナカ編ラスト(乳から書類出すところ)ではしてないように見えた
だが部屋にはブラが落ちてるし、毒本では下着姿も描かれてる

その日の気分でなんとなくつけるんじゃないか
おそらくまだロックのせいで成長中だと思われるし
0115名無しさん@ピンキー2012/10/21(日) 01:27:10.31ID:mGxY2JzA
Eカップはブラしてないとキツイよなぁ。あんだけ動くし。
部屋にブラ一応あったよね。
ノーブラで外に出ようとしたらロックに止められるとか。

保管庫はもちろんだが今エロパロスレの過去ログ読んでる。
作品への住人の反応やらが熱くて、人も多いし楽しそうだ。
最近ハマった身としては今は過疎気味でさみしい気もする。
ともあれ連載再開を待つ。全力で。
0119名無しさん@ピンキー2012/10/27(土) 10:38:19.76ID:Ity8bp7n
日本でレヴィとバラライカさんが和式トイレの使い方に悩むと言う夢をみた。
最終的にロックを女子トイレに呼び、実演させ(ちなみに脱いでない状態)、ふたりが上から見下ろすというシュールな絵で目が覚めた。
0120名無しさん@ピンキー2012/10/29(月) 19:19:10.16ID:2GNXYJQY
ウォシュレットを初めて目の当たりして
なんだこれ?どう使うんだよ?とロックに詰め寄り
実演させるレヴィを妄想した。
0122名無しさん@ピンキー2012/11/09(金) 02:38:53.25ID:ZceRj+n/
レヴィ「ヘイロック!ちょっとお前の肉棒貸せよ!」ウィー ヒック グデー
0123名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 13:21:53.79ID:VKAfHL0e
しゅ
0126名無しさん@ピンキー2012/11/20(火) 23:25:15.45ID:ZIE1K2wG
だいぶ今更だが、先週再放送やってたことを知った。
今夜はシガキスだぜDVDで何度も見たのにwktk
0127名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 20:38:07.82ID:nu5e+Qgz
原作のシガキスは何かあっさりだけど可愛らしく感じるが
アニメだと凄くエロく感じる。
0129名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 14:07:43.33ID:D8ZmL7mA
原作は表情(レヴィの睫毛とかいつもより丁寧に描き込まれてて女らしく艶がある)、アニメは動き(やたらエロい)だな。
あいつらあの動作といい角度といい完全に恋人同士のキッスじゃねえか。
0130名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 15:30:20.47ID:lCz9gsE8
原作はレヴィの表情もだが、ロックがレヴィの目を見つめてるのがエロい
アニメは2回火を押し付け合う動作がエロい
0131名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 18:49:09.39ID:L0Dphik2
シガーキスは下手なエロ同人より抜けるから困る。

日本編レヴィはあからさまな萌え絵キャラより萌えるからけしからぬ。
0132名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 22:45:54.00ID:PkNI/jX7
シガキスはあんなに萌えたのに
OVAオリジナル部分の、レヴィ自然な動作でがロックのタバコを奪って吸う
一連のシーンにはピクリとも来なかったのは
やはりそれまでの改悪連発でげんなりしてたせいだったんだろうか
0135名無しさん@ピンキー2012/12/05(水) 23:13:14.96ID:IP36Iq7g
敢えて寒いであろうミニスカ+タイツをチョイスした誰かに拍手を送りたい
姉御かベニーかロックか軍曹なのか
0136名無しさん@ピンキー2012/12/08(土) 16:59:35.39ID:8c1zQ3Xm
>>132
それ逆だったら改悪も吹っ飛ぶくらい萌え禿げただろうな。

>>135 
・姐御や軍曹ホテルモスクワ連中→ロアナプラに居る時と格好変わってないw
・ベニー→ジャパニメーションコスップレイ 

何気に頭が良くて空気も読めるビッグボスか犯島先輩じゃないかね
0137名無しさん@ピンキー2012/12/08(土) 21:17:43.84ID:a7Ooge6+
あんな糞改悪オリジナル展開の末意味不明ラストにするくらいなら
何だかんだで最後スッキリ和解、夜の街をバックにディープキスかましてエンドくらいの大改変ぶちこめよ
0141名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 20:07:43.04ID:4UzS3vhO
雑誌に載るまでは油断出来ない。

が、あんまりに燃料が無さすぎて
本格的に薄い本漁りをしようと思ってた矢先にこの報せは嬉しい。
0143名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 20:29:35.26ID:w6pm0N7U
歴代色んなサークルさんの薄い本を読み返して補給してたよ
各々の世界があっていい
0145名無しさん@ピンキー2012/12/20(木) 07:29:00.72ID:Ee+XN8BQ
結構騒がれてるみたいだけど、GXに再会予告でも掲載されたのか?
先輩とレヴィの間に今後進展があればいいんだけどな。
ってかあいつら3年?もドライブしっぱなしか。
0148名無しさん@ピンキー2012/12/24(月) 17:09:52.66ID:XqTuXKs3
ロクレヴィはクリスマスリア充してるんだろうな
0149名無しさん@ピンキー2012/12/24(月) 22:21:19.37ID:34TSaWVO
「日本人はホントおめでたい頭してんなー!」とか言いつつ
イルミネーションや装飾いっぱいのツリーに
釘付けになるレヴィさんとそれを温かい目で見守る岡島さん。
0150名無しさん@ピンキー2012/12/25(火) 00:27:43.65ID:drE+ybx8
日本風にケーキ食べたりしてはしゃぐレヴィはかわいいだろうな。

前に日本編の服装話題にでたのでなんとなく。

ラグーン商会にて。レヴィとベニー。
「ん?なんだこの荷物」
「ああ、この間ロックがネットで買ってた服だと思うよ」
「ハァ?服?」
「君たち、明後日から日本だろ?日本は今冬なんだってさ。ロックが君の分も買ってたみたいだよ」
「...あ、あたしの?」
「用心棒としてついてきてもらうんだからこのくらいは...って僕はマシンを2時間貸す羽目になったよ」
「...ふ、ふーん」
「彼もなかなかやるもんだね。女性に服を贈るなんて」
「...服ったって装備の一環だろ...別に...」
0151名無しさん@ピンキー2012/12/25(火) 12:26:16.52ID:GQCwtO5G
頬に生クリームつけてチキンやらケーキやらピザやら夢中で頬張るレヴィマジきゃわたん
0152名無しさん@ピンキー2012/12/25(火) 20:21:39.11ID:t5lKiWvh
装備と聞い90年代RPGでよくあるビキニアーマーを鼻息荒く持ってくるベニーさん
0153名無しさん@ピンキー2012/12/25(火) 21:31:56.06ID:NgLP6Qx2
ベニーはレベル高いから、むしろ露出度の低いコスプレを用意する
0157!omikuji!dama2013/01/03(木) 15:51:40.59ID:8CtfHAk4
ネコミミレヴィ保守
0160名無しさん@ピンキー2013/01/16(水) 03:14:27.03ID:XOX20fL6
読み返したら日本編で事ある毎に軍曹軍曹言う姉御かわいい
0166名無しさん@ピンキー2013/01/20(日) 17:03:42.91ID:qvc6FWdf
GXの新章再録読んだ。ロックがレヴィの笑い方に
気持ち悪いと言ってるところになんか萌えた。
付き合いの長いカップルの会話みたいで。
0174名無しさん@ピンキー2013/03/06(水) 02:20:07.56ID:3gkyZMB+
レヴィ「ロックの奴がヒマさえありゃあアタシの乳揉んでくるから爆乳になっちまった…。動き辛いったらねえぜ」
0177名無しさん@ピンキー2013/03/23(土) 14:08:50.88ID:6Zhfw+lq
連載再開後のGX読んだ

レヴィロックの事好きすぎるだろ・・・・
レヴィ巧すぎるみたいだからセックスでもロック受け身妄想しか浮かばんw
0180名無しさん@ピンキー2013/03/24(日) 20:47:47.65ID:jBvlGKR2
>>178-179
二次設定あんまり気にしてなかったw
私的にアニメ漫画の気弱やるときはやる強情ヒロインイメージなんだw>ロック
0182名無しさん@ピンキー2013/03/26(火) 19:18:40.27ID:rpra6NW3
原作ロック相当タチ悪いよ
みんなの幸せのためといいつつ、実際は乗るかそるかの生死を賭けた慈善事業で究極のギャンブルやってるんだから
たまらん
0188sage2013/04/15(月) 17:23:47.03ID:auO9dQ+g
原作先月号、レヴィの刑務所で云々がここのSSまんまでびっくりした
広江先生みてるー?w
0189名無しさん@ピンキー2013/04/15(月) 18:46:14.19ID:mrFsdEhC
言っておくがあのムショ話は休載前にも載ってる
ここのSSは時期的にもそれを元に書かれてたぞ
本スレでもわざとageてるし突っ込まれてるし何かお前恥ずかしい奴だな
0193名無しさん@ピンキー2013/04/26(金) 18:43:17.81ID:nf3pM9th
レヴィたんは「これはあたしのおいなりさんだ」とか言いそう
0195名無しさん@ピンキー2013/05/05(日) 18:37:20.96ID:hX7luhe3
でかけりゃいいってもんじゃない
ロべくらいまでが許容範囲だ
0196名無しさん@ピンキー2013/05/06(月) 04:23:28.70ID:2zVlRGx/
でもアニメだとそこまで大きくは感じなかったな
放送のために抑えてるのだろうか
0200名無しさん@ピンキー2013/05/17(金) 01:57:17.82ID:SOtqBX64
>>199
マジかちょっとジェーン回見直してくる
にしてもKかぁ…ベニー良いなぁ、ちなみに何情報?本誌?
0206名無しさん@ピンキー2013/06/04(火) 18:40:52.54ID:sNOypC/W
ファビオラの気持ちに気づいていたロベルタは
いっそガルシアには年の近いファビオラが相応しいのではと思い込み、
過去の経験(心理誘導とか)を活かしてなんとかファビオラとガルシアをセックスさせる。
しかしガルシア君とファビオラは二人でロベルタを支えあうのを決めていたので、彼女を交えて3Pに

というのをOVA観ていて思った
0207名無しさん@ピンキー2013/06/04(火) 18:53:50.04ID:/kzkrHSD
復讐編を読んでた頃は、最終的にファビに若様を託してロべ死亡
若様とファビはロべの思い出を胸に2人で生きていく みたいな展開もあり得るかもしれないと少しだけ思ったな
0209名無しさん@ピンキー2013/06/04(火) 21:43:58.56ID:sNOypC/W
>>207
よう俺
グレイフォックス隊に使者が出た時点で、まさにそう思った。

しかし>>201のちちくらべはけしからんなw
雪がじつにえろいw
0210名無しさん@ピンキー2013/06/12(水) 21:38:54.69ID:y6meyHjw
今更だけど今月号読んだ。
別れ際にレヴィたんにちゅってして、
「・・消毒。おやすみ!」て逃げる岡島さんが見たい
0215名無しさん@ピンキー2013/07/28(日) NY:AN:NY.ANID:quHHTK8x
アニメの方のロックの扱いはただのKYバカ
0222名無しさん@ピンキー2013/09/23(月) 02:39:58.80ID:pMo1Jd+3
「いつも、こんな...?」
「そうね、相手は選ぶけど」
ブラインドから漏れる日中の光が空中に舞う小さな埃を反射させる。
女が脱いだ衣服を床に放ると、反射の数が増えた。
色素の薄い乳白色の肌、すうっとに伸びた手足をつなぐ控えめなボディライン。
骨から細くできているに違いない、性格の骨は太いのに。
男がそう考えながら女の薄いウエストを引き寄せた所で制止がかかった。
「脱いでよ、あなたも」
「...ああ」

ギシ、とベットを軋ませ、女がマウントを取る。
額、まぶた、頬、と這った舌は唇をスルーして喉仏へ。
眼鏡を外し、もっと鼻を擦り寄せたいのは山々だったがそうしてしまっては元も子もない。

男は掌ちょうどに収まった乳房を乱暴に揉みしだき、空いた左手でなめらかな腰骨の感触を捉える。
女は男の上を譲ろうとはせず、執拗に攻めたてた。
0223名無しさん@ピンキー2013/09/23(月) 02:41:21.97ID:pMo1Jd+3
既に彼女の片手で扱かれていた陰茎は硬く隆起していた。
女は男の両足の間に移動し、そのモノを頬張り、吸いつき、粘液を舐めとる。
男が半身を起こし、女の頭部に手を添えて体勢を入れ替える意思を見せるが、女はそれを無視した。
そして、すぼめた口を上下させる速度を早めた。
「ああ...っ、はっ.....待っ.....くっ......あぁ」
「っ...ふぁ...やぁよ」
ふたりが裸になってから初めて交わされる会話だった。
押し寄せる快楽に精一杯の自制を見せる彼を、眼鏡の奥の瞳がひたと見据えた。

程なくして口内に吐き出された白濁の体液を、笑みと共に飲み下し、口元を拭う。
髪をかきあげて満足気に女は言った。
「あは、ごちそうさま」
「...酷いな」
ため息とともに言葉を返す。

2回戦を挑まねばならなくなった。
男は時計を気にしながら彼女の肩を押し込みむ。
そのままベッドに押し倒し腕の中に囲おうとしたが、ひらりと身をかわされてしまった。
眼鏡の淵をクイ、と指で押し上げて女は言った。
「もういいわ。欲しいわけじゃない」
「え?」
「私、ただ、あなたがどんな顔してイくのか見たかっただけなの」
「......余計に酷いな」
0224名無しさん@ピンキー2013/09/23(月) 02:44:10.62ID:pMo1Jd+3
「想像よりはるかにセクシーだったわ」
クスクスと笑ってベッドを降り、身体を隠そうともせず衣服を拾う。
前かがみになった彼女の細く、まるで子供のような太ももの隙間。
目で追いながら安堵を隠そうともせず男は言った。
「それは君の趣味、か?」
「趣味?まさか。惚れた男の顔を覚えていたいだけのセンチメンタリズムよ」
衣服を身につけ、肩をすくめる。
「でも、どんな顔して女を抱くのかは知りたくないの、妬けるから」
だからもういいの、と言葉を続けて微笑んだ。

「それに、あの酒場の代金、彼女のツケにして来たのよ、これ以上借りを作るのは気が引けるわ」
「...ああ」
「ちゃんと抱いてあげなさいよ、見ていられないわ、彼女」
「余計なお世話だ、心配されなくてもやることはやってる」
「そう?」
「ああ」
「へぇ...」
しばしの沈黙の後、一転して軽やかな口調で女は話す。
「あの酒場で、酔った彼女を酒場中の男が見ていたのよ?潰れるための酒量も、いかに欲求不満かって事もバレバレになっちゃって」
「............えっ」
「あなた、少しは焦ったほうがいいと思うわよ」
ククッと笑いながら、女は部屋を出て行った。
0230名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:13:00.01ID:S+fHl7Kp
薄暗い外、雨音、温い空調。全身の疲労と不自由な感覚に目を開ける。
今この瞬間が昼なのか夜なのかわからない。夜と言われても信じるし、昼と言われれば納得する。それくらい意識は朦朧としている。

「…ん」

身を捩り、開けっ放しの部屋の扉に目を移す。人気が無い。この家の主は外出しているのだろう。
確認をしようと思えば出来る。足は動く、ただ腕は動かない。後ろ手に縛られているからだ。
ここが何処とも見当の付かない場所であれば、チャンスは逃すまいと持ち前の運動神経を活用し部屋から飛び出し
家主が居ないことを確認したら刃物かライターでも探すところだ。けれどここは愛しい男の部屋。

「…何処行ったんだ。あのバカ」

ベッドの上で身体を仰向けに持ち直し、天井をぼんやりと眺めながら呟く。

「…早く…帰って来い…ロック」

目を瞑り部屋の主の名を呟く。切なく艶のある声は雨音に紛れて消える。

――――――――

この異常な光景の始まりは半日前と言えばいいのだろうか。
先日起きたロアナプラ全体を巻き込んだ殺人メイドVS合衆国の後遺症が未だに残り、仕事がやり難くなっている中
止めに大型の台風やらなんやらで仕事のほとんどが流れていった。機材、銃器等の在庫確認、或いはメンテナンス。
流れたスケジュールの調整や雑務と言われるものまで全てやりつくし
本格的に仕事と名の付くものが無くなった末、事務所のボスから自宅待機を言い渡されたのだ。
有り余った突然の休暇に事務所の用心棒レヴィと、水夫兼経理事務担当のロックは困惑しながら
いつもの一杯をやりに酒場へ出向くが外はかなりの暴風雨。酒場のマスターも何で来たんだ、と言わんばかりの顔をするが
そもそもこんなときに店開けている方もどうなのかと雑談を交わす。
雨音の激しさと、風と言うべきなのか凄まじい轟音にそろそろお開きになるはずだったが呑み足りない、付き合え!と絡む女。
困惑しつつも満更ではない男。その場でいくつかのボトルを購入して全身濡らしながら男の家へと向かう。
二次会でも変わらず呑み耽るレヴィにその辺にしとけと忠告をするロック。
そんなことで呑む勢いが変わるはずも無く、一緒に呑み明かす。
0231名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:15:43.78ID:S+fHl7Kp
ロックは御手洗いにとリビングを離れ、用を足し戻るとレヴィが邪悪な笑顔を向けてきた。
只ならぬその笑顔に若干引きつつも、どうしたの?と問う。レヴィはリビングの隅に放置してあった紙袋の中身をテーブルにぶちまけていた。
勝手に人様の家のもの漁るなよ、と言いたい所だがそこはもうどうでもいい。
そんな野暮なことを言う時期はとっくに過ぎた。ぶちまけたそれらを指差しへらへらと詰りだす。

「おいおいロック!何だぁこれ!?お前こんな趣味あったのかよ〜レベッカ姉さんに隠し事なんて無しだぜ?」
「こんなって…あ。あー…やっぱそういう中身だったか…。ハァ」
「?どういうことだよ」

ぶちまけられたものは乗馬用の鞭、蝋燭、縄、ギャグボール、対人用の首輪、クリップ。そして何故か日本のSMビデオ。
レヴィから見たらそれは過去に仕事で関わった商売道具たちだが、それらを相棒の男が持っているとなったらからかわずには居られなかったようだ。
だが相棒、ロックの反応がイマイチというかどうにも微妙だ。

「ローワンに押し付けられたんだよ。先日のお礼だよ!受け取ってくれ!!ってさ。まだ紫の煙草1カートン貰った方がマシだよ…もうー」
「お礼って、お前何やったんだ?」
「発注の数字、間違えたって言ってさ。何とかしてくれって泣き付かれちゃって。
前回同じことやらかしてダッチにきつく言われたみたいで…。あの時俺が電話に出なかったどうなっていたんだが」
「成程。あんときのミスはお前がアホだったから、じゃなくてローワンを庇ったからってわけか。このお人好しめ」
「…まぁそんな流れでこんなもの貰ってきたってわけさ。どうせそっち系のグッズか何かだと思って放置していたんだ。想像通り過ぎてため息しか出ない」

そう言ってテーブルに錯乱された縄の束を手に取り、飽きれた顔をする。そんな彼を余所にレヴィはビデオを手に取りまじまじと見つめていた。

「興味あるなら持って帰って良いよ」
「いらねーよバカ。それに日本語じゃねーか、これ」
「俺が訳してあげるよ」

酔っ払いの戯言のつもりだったがレヴィは何故か納得したような顔をして

「あー、だったら今ここで見ながら訳してくれよ」
「え!?…じょ、冗談だったんだけど」
「何でそんな顔赤くしてんだよ。暇つぶしにはもってこいだ」
「…」

もしかして誘っているのでは?とロックは思うもレヴィの顔を見ていると、その昔友達のお兄ちゃんが持っている
怪しい本やらビデオやらをこっそり見ようと集まったときの学友達の顔を彷彿とさせた。
何だか妙に悲しいような空しい感覚になった。しかし…特殊な性癖とは言え中身はれっきとしたアダルトビデオである。
内容は拉致監禁から始まり、ご丁寧に縛り上げる工程までしっかりと映されていた。鞭で叩かれ、溶けた蝋に咽び泣く声が響き渡る。
成人向け雑誌のグラビア等でこういった女性の姿は見たことあるものの、実際映像で見るのは初めてだった。
痛々しいなぁ、とロックがぼんやり眺めるてる横でレヴィは袖を引っ張り興味津々に問う。

「なぁ、今の何て言ったんだ?」
「え、っと…あれは…」

何でこんなことしてるんだろう…と途方に暮れる。
その一方でますます過激になっていく内容にいくら興味の無い世界であっても無反応というわけには行かなかった。
ビデオの映像を見つつも視線はレヴィの身体にも向けられる。
…レヴィもこんなことをした?された?
男を嬲り罵ったのか。男に嬲られ、罵られたのか。吊るして玩具で攻め抜いた?吊るされて玩具で攻め抜かれた?
映る女優の顔が、レヴィの顔へと頭の中で変換されていることに気付く。
今俺はどんな顔しているのだろう、とロックは手で口元を覆い隠す。
酷く身体が熱く感じる。それは酒のせいなのかそれとも今眺めてるビデオのせいなのか。
レヴィはどんな顔しているのだろう、と躊躇いつつ目を移す。
0232名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:17:23.88ID:S+fHl7Kp
「どうした?…中学生みたいな顔しやがって」
「……レヴィ。人のこと…言えないんじゃないか?」

一見、何も動じてないように見えた。レヴィはたまにこういう顔を、目の色を見せる。
普段は皮肉を込めた笑みばかりだが、稀に見せる穏やかで艶やかな微笑
視線は逸らさずに真っ直ぐ見つめるのに、今にも消えてしまいそうな潤んだ瞳。
その瞳を初めて見たのは警察に連行されたPCの中だったな、と思い出す。
身体を重ねる夜に一瞬そんな顔をする。愛くるしい顔。

「ロック、どっちがいい」
「どっち?」
「しばくか、しばかれるか」

レヴィはソファから立ち上がり、机に置かれた縄を手に持ち問う。先程の潤んだ目から挑発的な目の色へと変化する。
返答に一瞬詰ったが、BGMとしてテレビから流れる女の悲鳴と肌が打たれる音に迷いは消え、答えを出した。

「レヴィを縛りたい」
「…ハハッ!しばくかしばかれたいか聞いたってのに、縛りたいって!!意外だな!」
「あ、そっか…。でも叩いたりするよりかは身動き取れない状態のレヴィを眺める方が楽しそうだなって。」
「…ふん、お前結構向いてそうだな」
「そう?でも眺めてるだけじゃ、レヴィはつまらないか」
「さぁ?どうだろうね、やってみなきゃあわからねぇ」

会話は不穏で怪しさ一直線なのに、何処か朗らかな雰囲気なのがまた可笑しいものだとロックは思う。
しかし、縛りたいとは言ったものの初めてすることだ。今見たとはいえきちんと出来るのかどうかと早々に悩む。
一方レヴィはタンクトップを脱ぎ捨てホットパンツもショーツも躊躇い無く剥いでいく。一瞬にして裸体を曝け出した。

「ちょ…!!レヴィ待って!なんでいきなり脱いでんだよ!」
「おいおい、まさかあのビデオと同じ事しようとしてたわけじゃねーだろ?」
「いや、そんなことしないけど!!何も言わずに淡々と脱がないでくれよ!」

先程見ていたビデオの冒頭は、帰宅途中のOLらしき女性を数人で囲み、薬品を含めた布を鼻から下に押し付け気を失わせていたように見えた。
勿論芝居であることはわかっていたし、そんなことする気はさらさら無い。第一そんな気を失わせるような薬品手元にあるわけがない。
気になったのはレヴィの口振りだった。

「…もしかして、そういうのしたことある?」
「ないことはない」
「それ…大丈夫…なわけないよね」
「死に掛けた」

無茶なことする馬鹿が相手だと大変だった、とアルバイトの体験談のように語る彼女に今からする行為を本当にしていいのかと迷う。
本当はしたくないんじゃないかと。普通にするセックスでさえ嫌悪しているんじゃないかと思う節すらあるのに。
0233名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:19:36.62ID:S+fHl7Kp
「…レヴィ」
「乗り気じゃねぇ、って面してるぞロック。さっきは意気揚々と弄ぶ気満々だったのに」
「ん…」
「…そんな顔するなよ。見たくねぇ」

頬をほんのり赤く染め、強気な彼女が見せる優しい顔にいつもと明らかに違う感情が芽生える。
立ち上がりレヴィを強く抱きしめ、同時に深く口付ける。奥へ奥へと。
ロックを受け入れるように、包むように絡まっていくレヴィの舌。
唇を離しテーブルに置かれた縄の束を解きながら、ビデオで見た光景を思い出す。

「こういう時ってやっぱり命令口調のほうがいいのかな」
「あんたがやり易いようにすればいいさ」
「そっか、じゃあ…背を向けて、手を後ろにして?」

レヴィは言われるままロックに背を向け、腕を後ろに持っていく。
確か手首に布を巻いていたな、と思い出し持っていたハンカチをあてがう。
多分痕が付かないようにという処理なんだろうと、手首に縄を掛けていきながら一人理解する。
自分の記憶、映像で見た女の縛り方を照らし合わせ確実にレヴィの自由を奪っていく。
魅力的な曲線を描いていたレヴィの身体は、荒縄で妖しく卑猥な姿へと変わり果てる。
特に乳房はより一層大きさを強調され、正面から見ると思わず表情を崩してしまいそうになる程に。

「こんな感じかなぁ…レヴィ、痛くない?」
「ん…」
「違和感ある?」
「…そうだな。皮の拘束具とか手錠とかそんなんばっかだからなぁ」
「日本のSMって縄ってイメージだけど海外って違うよね」
「さっきのビデオ見てたときはさすがジャパニーズとか思った」
「さすがって?」
「面倒なことする変態だなーって。こんな縄でいちいちぐるぐる巻きつけるなんてあたしだったら頼まれてもやりたくねぇ」

会話のテンションは普段のそれと変わらないように思えたが、明らかにレヴィの顔は赤く火照っている。その様子にロックは抱きしめたくて堪らなかった。
いつもと違う夜、いつもと違う彼女の姿に最初は戸惑っていたはずなのに脈が速くなり興奮している自分が居た。
どうすればいいかわからなかったはずなのに、机にばら撒かれた淫猥な装飾品に自然と手を伸ばす。

「レヴィ、首輪付けるね」
「…ノリノリじゃねーか。やっぱ興味あったんじゃねぇの?」
「そうかもね。さぁこっちへ」

彼女に良く似合う赤色の首輪を装着し、手綱を強めに引っ張りこちらへ来るように促す。行き先は寝室。

「…っ!あ、あんま引っ張るなよ」
「ちゃんと付いてきて」
「…ああ」

レヴィは一歩一歩慎重に歩く。すぐそこのはずなのに足がふらつく。辿り着くまでに時間が掛かったように思えた。
ようやく部屋に辿り着いたかと思ったら、ベッドではなくそのまま部屋の隅にある姿見の前へと引っ張られる。

「…な、何すんだよ」
「ちゃんと自分の姿を見て、レヴィ」

卑猥で美しい全身が映るように、とロックはレヴィの斜め後ろの位置に立つ。
逸らした顔を無理やり掴み、鏡の中の自分を見るように強いる。
映る自分自身の身体を認識し、鏡の中のロックと目が合う。その瞬間身体の芯が燃え上がる感覚に襲われる。凌辱的な自分の姿なんて別にどうってことない、と思っていた。
それなのに酷い羞恥心を覚え混乱した。理由なんてひとつしかない。愛する男の前だから、だ。自覚があるからこそ恥ずかしく、身体が疼く。
0234名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:21:27.07ID:S+fHl7Kp
「どうしたの?やっぱり恥ずかしい?」
「……」
「質問に答えろよ」

いつもより強い口調で問うと同時に、尻を平手で叩く。
力は入れずに軽く、パチンと鳴る程度の可愛いもの。まるで小さい子供に駄目でしょう、と優しく躾けるかのように。それなのに

「ひっ…」
「答えろよ」
「あっ…はっ、恥ずかしい…」

息は荒く顔はますます赤みを帯び、潤んだ瞳は今にも涙がこぼれそう。
そんなレヴィの姿にロックは興奮を抑えられずに居た。もっと、と。

「恥ずかしいんだ?慣れてるんじゃなかったの?」
「…も、もう随分昔の話だ…。ただの…し、仕事だ」
「ふぅん、ただの仕事か。仕事でもこんな風だったのかなぁ…妬けちゃうな」
「……そんなこと…ねぇ」

その言葉に嘘はなかった。夜の仕事はいかに魅せるか、顧客を満足させられるか。
それだけだった。不本意に感じ取った快楽は、後に自己嫌悪と過去に植えつけられた性への憎しみへと変貌し苛立たせた。
けれど今は違う。自らロックを求め、貰えるものは何だって欲しいと望むくらいだ。優しい言葉、抱擁、体温、快感全て。
そして今、ロックの手で与えられる羞恥、痛みすらも欲しいと願っている。
その願いは言葉に出せない代わりに、不安定な息遣いとして漏れていく。

「可愛いねレヴィ。すごく可愛い」
「……う」

鏡に映るレヴィの目を見つめながら賛美を送る。
ロックは知っている。優しい言葉や扱いを受け入れる方法を知らなかっただけで心から喜ぶ彼女を。
そして同時に悪戯心が芽生えた。どうしたらもっと、と。
どうしたらこんな顔をもっと見れる?もっと涙で濡れ、恥ずかしそうに…苦しそうに、と。
ロックは右手をレヴィの股間に伸ばし、中指と薬指で小陰唇を割り膣口に潜り込ませた。
出し入れを繰り返し淫らな音が外の雨音と共に響きわたる。ぐちゃぐちゃとやたら耳にはっきりと届く。
そして余った左手の指先で乳首を転がす。人差し指の腹でゆっくり優しく撫で、赤黒く染まり硬くなった処を思い切り摘み上げる。

「ひぃ…!あ、ああっ……ふぅ」
「無茶苦茶濡れてるよレヴィ。縛って指で弄っただけでこんなになるんだね」

夢心地のような快感の波から、刺すような痛みへの変化にレヴィの腰は艶かしく揺れる。
0235名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:23:17.61ID:S+fHl7Kp
「うぅ…ロック……」
「なぁに?」
「…もっと……滅茶苦茶に…して…」
「どうされたいんだ?」
「……」
「黙っていたらわからないだろう」

バチン!と今度は手に力を入れて尻を叩く。
待ち望んでいたかのような狂喜に近い喚声を上げるレヴィに、ロックは思わず厭らしい笑みをこぼす。
もう1発、もう1発と激しく叩きだす音とレヴィのわめき声に理性が決壊していく。真っ赤に色づいた尻をもっと、と。
ロックは赤くなった尻を優しく撫で頬にキスをした後、リビングへと向かいぶちまけられた小道具たちを袋に入れ寝室へ戻る。
姿見の前で涙目で息を荒くしながらも大人しく待つレヴィに愛しさが込み上げたが、一瞬でその愛しさは痛めつけるための糧となった。

「黙っているなら俺が思いつくことを好き勝手にやらせてもらうけど?」
「……」
「そう、わかった。何も言うことは無いんだね」

そう言うと小道具の中からギャグボールを取り出し、指でレヴィの口をこじ開け装着した。その際レヴィは一切抵抗しようとはしなかった。
…こいつの好き勝手が欲しい、と。どうなるのだろう、と与えられる快楽への期待と恐れ。
呼吸はさらに荒くなっていく。同時に下半身の疼きがより一層激しくなっていくことも感じた。
ロックは俯き掛けたレヴィの髪を鷲掴み、再び顔を鏡へと向かい合わせる。
髪を引っ張られる痛みに苦痛の声を漏らす。くぐもる呻き声にロックの背筋はぞくりと震える。
苦痛を与えているのが俺自身だ、という事実に優越感を覚えた。堪らない、と。

「んぐっ…ふぅう……ふっ」
「似合ってるよ、これ」
「ふっ……」
「…その目、すごく良いね。夜の仕事もこんな感じだったの?」
「んん……!」

レヴィは髪を引っ張られる痛みを無視し、首を大げさに横に振る。言葉の自由を奪われた今、身体を使って否定することしか出来ない。
鏡に映る自分を他の誰かに見せた事など無い、と涙を堪え必死に訴える。…或いは、あったとしても認めたくないと言わんばかりに。
信じて欲しい、と訴える切ない目とは裏腹に高揚するロックの加虐心。
小道具のひとつであるクリップを持ち出しロックは口を歪めた。ごく最近見たであろうロックの微笑み。趣味の悪い賭け事をしているときの顔。

「どっちから付けようか?右?」
「んっ…んんぅ……!」

先程責められなかった右の乳首を優しく撫でた後、口に含み強く吸い付く。
絶妙な刺激に思わず溜息を漏らす。気持ち良い、と伝えたいのに伝えられないもどかしさに頬を涙で濡らした。
0236名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:26:00.80ID:S+fHl7Kp
「じゃあ右に付けてあげるね…レヴィ」

耳元で静かに低い声で囁くと躊躇い無くクリップで乳首を挟みこんだ。
いくらそれ専用に作ったものであってもある程度の激痛が走る。一瞬の痛みに悲鳴をあげた。

「っ…ふぐぅう!!…ううぅ」

痛い、と身体を使って拒否しようにも大げさに動けば動くほどに痛みと自由を奪われ、締め付けられる感触が増していく。

「もう片方も付けなきゃね」
「んん…」

にこりといつものように腑抜けた人の良い笑顔を向ける。先程見せた悪い微笑みとは違う普段どおりの、見慣れた笑顔だった。
それだけにいつもと違う夜の交わりの中で見せられると背筋に緊張が走る。

「んぅ…ふぐっ……」
「レヴィ、鏡を見るんだ」

命令、というには口調は少し弱いものの普段のロックからはあまり聞かない低くはっきりとした声に、レヴィはただただ従った。
毛羽立つ縄で縛られ、猿轡を噛まされ乳首を甚振られ、そして鏡に映る卑猥な自分を見ろと強制される。
双方が同じ感情を抱く。堪らない、と。
もっと見たいとロックは思う。もっと痛めつけてくれとレヴィは乞う。全てが欲しい。

「レヴィ……愛してるよ?」
「んっ…ううっ」

後ろから強く抱きしめ耳元で愛を囁く。普段から甘い言葉を投げかけるけど、決まってぶっきらぼうにかわされてしまう。
照れ隠しとわかるものの最初は何だか悲しく感じたし、今でもレヴィからの返答が欲しいと思っている。
今、彼女は言葉を奪われているから返答なんて出来ないのはわかっている。その代わり無理矢理こちらに顔を向けさせて反応を堪能する。
いつもはぷいっとそっぽを向かれるため中々表情を確認できずにいた。
だけど今はどうだ。顔は赤く染まって今にも涙で溢れそうな潤んだ瞳。切ない表情。
愛おしい。ずっと見ていたいと思う程に。泣いてしまいそうになる程に。

「…んんっ……ふうっ」
「可愛い……」

我慢できず零れる涙。憎まれ口ばかりでいつもかわしていたことを酷く後悔する。
優しい囁き、想いを与えてくれる彼が愛おしい。きつく縛られた身体を強い力で抱きしめられ、中毒性のある甘い言葉に
身体中が性感帯と言わんばかりに熱くなる。伝えられないもどかしさを目で訴える。
それはロックをさらに高揚させるには充分だった。
着衣を乱さずに責め続けたロックはネクタイをするりと外すとレヴィの目を覆い隠した。同時にボタンを二つほど外し、開放感を味わう。
目隠しされた途端にレヴィは首を横に振り抵抗し始めた。
先程まで大人しくされるがままを貫いていただけに不思議に感じ、抱きしめた腕に一層力を入れ耳元で囁く。
不意にきつく抱かれたせいか苦しいと言わんばかりの吐息を漏らす。

「…もしかして怖い?」
「ふぅっ……ん」
「見えないのはイヤ?」
「……んん」

子供のように弱々しく頷く。しかし確認しただけで彼女の意思を汲むかどうか別の話のようだ。ロックは力を抜きレヴィの頬を叩いた。
突然のことでレヴィは驚き肩を震えさせる。追い討ちを掛ける様に、いきり立つ男根を身体に擦り付けられる。ここにはもう二艇拳銃は居ない。居るのは哀れで可哀想で愛おしい女。
0237名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:27:40.08ID:S+fHl7Kp
「……リクエストは聞いたよね?なら大人しく俺の言うこと聞けよ」
「ううっ…ふぅう…」

冷たく言い放つと首輪の手綱を予告無しで力強く引っ張りベッドへと押し倒した。
そして無理矢理レヴィの体勢を整え始める。うつぶせにし、膝を立てさせ尻を高く突き上げさせた。
日焼けした肌とは真逆の真っ白とまでは言わないが、みずみずしく淡い肌色をした桃尻。そのコントラストに改めて愛しさを覚えながら優しく撫で回した。
レヴィは息を漏らしながら腰をゆらりと動かす。誘う揺らめきは昼間に見せる美しき銃使いとはまた違った麗しさ。
時々ロックは思う。このまま時間が止まれば、と。
今までベッドの中で交わり自分の腕の中で寄り添い、眠る彼女を眺め妄想を巡らせていた。
このまま命を落とすことも無く、二人で最期まで緩やかに生きていられたらと。
口に出して伝えることも無く、お花畑満開な夢物語に自分自身を心の中で嘲笑った。
今、激しい雨の中で仕事の行方も目処もあやふやなままで尚且つ愛しの女が完全に自分の手の上で、彼女の自由も命も自分だけのものであることが堪らなく嬉しいのだ。
本当に時間が止まってふたりだけの世界なのでは、と錯覚するくらいに。
非日常、夢心地な部屋の空気にロックはもう最初の戸惑いすら忘れ鞭を取り出した。
乗馬用の鞭だ。ピンと張った皮の感触に少しだけ冷静さを取り戻しつつ、鞭の先端でレヴィの尻を撫でた。
何が自分の尻に触れているのか理解して、一瞬だけ腰がびくりと動き小刻みに震えた。

「気持ちいいかどうか聞きながら力入れて叩くよ。わかった?」
「んぅ……」

静かに縦に頷く。力を入れないようレヴィの尻に鞭を軽く叩き付けた。ペチンと軽快な音が妙にいやらしく聞こえる。

「レヴィ、痛い?」
「んん…」

躊躇も無く首を横に振る。痛くない、と。取り戻したはずの冷静さが少しずつ失われていく。
自覚しつつも手は止めるつもりなんて無かった。彼女の普段の格好から跡が残らない場所に、と慎重に考慮したはずなのに。
パチン、バチン、と音は少しずつ大きくなる。音が重く低く鋭さを含む度にレヴィの呻き声は大きくいやらしさを増していった。
ロックは叩く度に、痛い?と問いかける。レヴィは横に首を振る。
問いかけを止め気の向くままに叩きたいと一瞬だけ頭を過ぎり、そしてその一瞬を一振りに込めた。
バシッ、と一際大きな音で叩き付けるとレヴィは身体を捩らせ喚き叫んだ。大きく身体を揺らし、何か訴えようとしている痛々しい呻き声。
ロックは一瞬の欲望に負け理性を飛ばし、思う全て打ち付けたことを後悔した。痛みに呻き泣くレヴィの尻を優しく擦った。

「レヴィ…ごめん、痛かったよね」
「ふぅう…ん」
「……痛くない?……気持ち良いの?」
「んっ…ふぅう」

気持ち良い、と意思表示をするがその意思とは反対を示すかのように目隠しをしたネクタイが涙で滲み隙間から雫が頬を伝い落ちていく。
口元はギャグボールの僅かな隙間と穴から唾液が溢れ垂れていた。表情はわからずとも顔色は終始真っ赤に染まったままで艶かしく動く腰。
興奮を覚えながらもそれ以上に大きな不安がロックに押し寄せた。彼女の過去を唐突に思い出し、行為の最中に詰ったことを酷く後悔した。
0238名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:29:37.39ID:S+fHl7Kp
「レヴィ…もう止めよう。酷いことを、酷いことを言ってごめん……」

ギャグボールを外し、レヴィの口元を解放した。涎でベトベトになった球体は妙に艶やかに見える。荒い呼吸をゆっくり整えレヴィは弱々しく口を開く。

「はっ……はぁ、ロック……何で止めるんだよ?」
「これ以上何をするか、何を言うか俺自身判らないんだ。歯止めが利かなくなりそうなんだ」
「……そんなに楽しめてんならよ、いいじゃねーか。もっと……してくれよ、ロック…」
「レヴィ……さっき嫌って言ったでしょ?」
「そう聞こえただけだろ。大体口が塞がっててそんなこと聞こえるわけねぇだろ」
「俺には聞こえた。泣きながら嫌だって叫ぶように…」

レヴィはバツの悪い顔をした。何で、と。何故わかった、という顔。叫んだわけではない。全部嫌だったわけじゃない。
優しい言葉の後に強くなる痛みは確実に快楽へと変換されていった。それと同時に、鞭を叩く力が増すたびに過去を思い出してしまった。
血の繋がった父と呼ぶべき男に奪われたこと、言われも無い罪で嬲られたことを。
思い出してしまったからこそ、レヴィは願った。その記憶を塗りつぶしてくれ、と。

「…ロック頼む、続けてくれよ。……今だけ忘れさせてほしいんだ、這い蹲って生きたこと」
「レヴィ?」
「ロックだけがいい……ロックだけのもので居たい…」

縋る様に、喉の奥から絞り出すようにモノで居たいと乞う彼女に息苦しくなる程の愛しさを感じた。
日本で子供との戯れで見せた笑顔を眺めたときに薄らと感じ取った。彼女の叶わぬ夢、汚れすぎて真っ暗に写る現実。
ロックは目を隠していたネクタイを外してレヴィの瞼に軽く口付けを落とし、目尻から頬に流れた雫を丁寧に舐め取った。
ひとつも無駄にしたくないと。

「言ったよね。俺が弾丸でレヴィが銃だって。俺はレヴィのものだし、レヴィは俺のものだ。
誰にも触らせたくないし、俺もレヴィ以外の誰かのものになんかなりたくない」
「……」
「意地悪はお終いにする。もう充分可愛い姿を見れたし」
「…一人満足してんな、バカ」

見つめ合ったかと思うと、その偶然に堪えきれずクスクスと笑い始めるロック。
ふざけんなと言わんばかりにレヴィは上半身を必死に起こしロックの唇を軽く吸い付く。
拘束されているのに器用に身体を動かすレヴィに思わず収めたはずの加虐心が擽られる。

「この縄は解かないでおくよ」
「……そうしてくれ」
「ああ、でもこれは外そう。さっき考え無しに押し倒しちゃったから痛かったでしょ」
「…結構痛かった」
「素直でよろしい」

けっ、と照れ隠しに顔を逸らす姿がいつものレヴィらしい、と今のあられもない姿とのギャップにまた笑いが込み上げる。
ますます面白くない、と言わんばかりに睨み付けられロックは軽い謝罪を口にしながら乳首に挟んだままのクリップを外した。
鈍い痛みから解放された安堵と悦びに小さく吐息を漏らしゆるりと腰を揺らした。
魅惑的な動きに耐えられず、その足を無理矢理広げ秘所に顔を近づけ隠れていた蕾を舌で転がす。

「あ…っ、おまっ、お前……!」
「お前って言うなよ、レヴィ」
「……っ、シャワー浴びてねぇ…のにっ……ひっ」
「それは俺も一緒だよ?」

容赦なく責め立てる姿に、例え物理的に痛めつけることを止めても根本的には大して変わらないことを知るとレヴィの身体は静かに温度を上げた。
蕾から閉じた小陰唇へと移動し入り口に吸い付き、時には舌を出し入れする。
執拗に吸い付く力と出入りする舌の動きに強弱を激しくつけながら、饐えた女の匂いに高揚していった。
鏡の前に立たせた時点でロックは硬く反り起っていたため、挿れたい衝動がまだかまだかとはち切れんばかりに膨れ上がる。
0239名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 22:32:16.62ID:S+fHl7Kp
「入れるよ?」
「……いれて、…ください……」
「レヴィ、その言い方良いね。可愛い」
「……もっと、もっとほめてくれよ……」
「いいこだね、レヴィ」

褒めてと涙目でせがむレヴィに賞賛の言葉と、愛しさから頬に口付けを与えると充分過ぎるほどに濡れきった膣へと容赦なく挿入した。
どろどろの感触にきゅうっと締め付ける膣内にロックは思わず声を上げる。

「……はぁ…レヴィっ……!」
「ふぅ…あ、ああ……ロック…もっと、おく……ついてぇえ……っ!」

普段は力強く華奢な腕でロックの背中を抱きしめ、腰を自ら打ち付けていたが下半身はいくらか自由に動いても
それを補助する腕を縛られているため力が上手く入らず、奥へと強引に誘うことが出来ずにいた。
レヴィの言葉は普段通りに戻っていたがロックも配役を忘れ、普段通りに彼女の願いに答える。
ただ身体はまだ覚えていた。もっと、と願ったあの衝動を。ロックは激しく高く突き上げていく。
寝心地を重視したその辺のものよりしっかりとした造りのベッドは、通常の行為よりさらに大きく軋んだ。

「ひぁあああああっ!あっ…ああっ、…ふぁ……んぁ…はぁ」
「はぁっ…はぁ……ああ…レヴィ……レヴィ…っ」

限界を超える瞬間、レヴィを強く抱きしめる。
ただただ荒い息遣いと愛する女の名を呟きながら、合図を送る余裕も無く静かに熱く溢れていき、奥深くに生温く流れていった。
そこから先は余り覚えていない。
ただレヴィは縄を解こうとするロックに、解かないでとせがんでそのまま彼の腕に抱かれ眠りに着いた。
―――――――――

「…暇だ」

雨音は数時間前よりは静かになったような気がする。風の音もだいぶ大人しくなった。
静けさに落ち着かずに身体をベッドの端から端へと転がしてみたり、或いは腹筋を使って起き上がってみたりした。
くだらない暇つぶしの行動だが、レヴィは少し恐れている。
一人残されたこの部屋で、縛られた状態で放置されたこの状況に身体の疼きを感じ取っているからだ。
自分から解くなと言ったものの、ロックはどんな意図でほったらかした?と考える。そうやって都合の良い、独りよがりの妄想が広がり行き着く先が怖かった。
しかし恐れと裏腹に体勢をうつぶせへと変え、神経を敏感な箇所に移す。腰が再び妖しい動きを始める。

「ん…ふ……ロック……」

数時間前の情事を思い出し、自身を慰め始めた。そして願う。この家の主が帰ってくる瞬間を、その後待ち受ける事柄を。
拘束を解いてひたすら抱き合って過ごすかもしれないし、或いは……。

雨音は徐々に静かになり、代わりに聞きなれた革靴の音が近付いた。


−おしまい

長く読みにくい文章を投下してしまいすいませんでした。
0248名無しさん@ピンキー2014/02/25(火) 02:37:18.50ID:yc0Speo8
BLACK LAGOON10巻発売決定か
0250名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 11:35:20.00ID:rHYZP01v
>>249
マジ
0251名無しさん@ピンキー2014/03/06(木) 22:52:19.18ID:ooHgJHfn
やっと不足してたレヴィたんが補えるのかあ。本誌読んでないからwktk
0252名無しさん@ピンキー2014/03/07(金) 23:58:10.13ID:meOaWLyT
同人でいいからロックとレヴィがヤってる話描いてくれ広江先生
0253名無しさん@ピンキー2014/03/08(土) 11:27:24.28ID:+KywfG6h
連載終了後に補完本としてそういう本出してくれたら完璧だな
何年先になるかは解らんが
0254名無しさん@ピンキー2014/03/13(木) 15:54:24.84ID:GcD55mM8
真夜中にフラバ起こして気を紛らわす為にボリス相手に色々ヤる姉御受信したが、今手元に原作が無いから他の細かいシチュが決められん。
02572542014/03/14(金) 00:39:57.26ID:XM3nQNSr
>>255
反応戴けて感謝感激。全裸は風邪の原因になるから携帯からざっくりと投下。結局、色々していません。


【真夜中の悪い夢】

自分の寝起きをする部屋と扉を一枚隔てた向こう側から微かに聞こえる慟哭。ハリケーンがくる季節になると半月に一度は聞こえてくる哀しみに溢れる慟哭。

「…ボリス、いるか?」

呼ばれれば返事もせずに即座に扉を開け、そこにはベッドの上へ上体を起こして両手を顔に当てている『彼女』はいつも見る気丈な姿とは正反対で。

「どうしましたか、大尉」
椅子にかけてあったブランケットを彼女の肩にかけようと近寄るとその腕を掴まれ、反射的にその顔を見つめる。その涙で濡れた頬が少し弛むと同時に掴まれた腕を引っ張られ、彼女の腕の中へ強引に収められる。
…最も、体格差があるので多少押し倒している風に見えなくもない体勢だが。


「悪い夢を見た。アフガンの夢だ。今更…だな」
「…ここはロアナプラですよ、大尉。"あの場所"ではありません」
「そうだな。今だけでも悪夢を忘れさせろ」
「…貴女がそう望むのでしたら」

ふ、と淋しげな微笑みを浮かべた彼女の癖のある髪に指先を絡めるとそのままどちらからともなく、そしてお互い遠慮がちに口付けを啄むように交わしていく。柔らかな胸元を服越しに優しく撫でればそれだけで吐息は漏れ、更に口付けを求めてくる彼女の首筋に指先を這わせる。

「さ…っ、最後まではさせんぞ?」
「貴女が落ち着けるまで、貴女が安心するまでこうしていましょう」

彼女の傷痕はなぞらぬようにしながら胸元を揉み、程好く筋肉が付いた臀部から背中を撫で上げる。指先がなぞる度に熱を帯びた吐息が自分の耳を擽ると衝動に駆られるが気にせず、ひたすら彼女の悪夢を打ち消す為だけに愛撫を続ける。

優しい愛撫の甲斐もあってか彼女が僅かに身動ぎすればそれだけで淫靡な水音が暗い部屋に響き、それを聞くと一瞬理性が弾けそうになる。

「ボリス?」
「…何でしょう」
「最後までさせんと言ったな」
「………はい」
「悪いな、無理そうだ」

聞き直そうとした瞬間には腕をまた掴まれて今度は自分が彼女の下敷きにされている。
窓の隙間から入ってくる灯りに照らされた彼女は自分と二人だけの時にしか見せない淋しげな、儚げな、それでもどこか悪戯めいた微笑を浮かべている。

「明日は昼からの予定だろう?」
「ちゃんと睡眠を摂れるのでしたら構いませんが」

こんな体勢では逃げられる筈もないと諦めつつ、この後に見られる彼女の乱れた姿を思うと自分の顔も自然に綻ぶ。

「悪い夢を見なくて済む位に満足をさせますよ、大尉」
「たまには名前で呼ばれたいモノだな、この堅物が」
彼女の重みを体に受けながら、次の日の予定でずらせるモノが何かを考えつつ。

「それはまた次の機会までとっておいても?」
「まあ仕方ないな、許してやろう」


暗がりに重なり合う影。声を圧し殺してでも貪るように自分を胎内に収める彼女の事を、自分の上官ではなく既に愛しい人だと思っている事にボリスは気付きながら、相手が満足して果てるまで、フラッシュバックが消え失せるまで、その長い夜は続く。


-FIN-
0259名無しさん@ピンキー2014/04/07(月) 09:48:02.81ID:sOFCpI87
ええね。ボリスええね。
あー。原作が燃料が足りない。
0260名無しさん@ピンキー2014/04/07(月) 09:53:37.24ID:NWgIMzVS
9巻のあと若干幼時退行して若様と一緒じゃなきゃ眠れなくなっちゃうロベルタ
若様も少し困りつつ頭撫でてあやしながら寝てあげるみたいないやらしくないのが読みたい
0262名無しさん@ピンキー2014/04/25(金) 03:08:15.05ID:wfYsKn7g
【女の憂鬱はいつも同じ】※90年代後半として考えて下さいませ※

「…ンだそりゃ。体脂肪率を測る機械、だァ?」
そうだよ、と相変わらずどこも掴み所のない声音で四角い箱から何やら怪しげな機械を取り出しながらロックはにっこりと笑いかける。
「今さ、日本でこれ開発中なんだってさ。ベニーに頼まれてどうにか取り寄せたってワケだ、壊すなよ?」
事務所の床に置かれた"ソレ"を訝しげに見るレヴィを眺めながら、更に言葉を続ける。
「体脂肪…ま、つまりは太っているかどうかってのを数値化するって言ったら理解出来るだろレヴィ?」
「はんっ、アタシが太ってるとでも言いたいのかよロック〜??」
「言ってない言ってない」
ガチャ、と扉が開いて入って来たのは久しぶりに見る顔。
「ハァイ、ロック♪そんなのと遊んでないでこれから遊…」
「おいエダ黙れ」
「あーヤダヤダ、すぐに噛み付くんだからこいつ…って…あれ?それって」
「体脂肪計だよ、エダ。"貴重"な試作品らしいんだけど測ってみるかい?」
女二人、暫しの沈黙。同時に目線を合わせてロックの方を向いた瞬間。

「ねぇちょっとロック?今日はこっちまで来て頂戴と言っていた筈だけれどまだなのかしら?」

扉をノックもせず、優雅な足取りで入って来たのは【ホテル・モスクワ】のバラライカ。相変わらず背後に控えるはボリス。
事務所に入って床に置かれた物を一瞥すると喉の奥で笑い、手慣れた仕草でスイッチを入れて自分の体脂肪率を測る。
「…ふむ、この数値だと最近少し怠けている事になるのか?」
「バラライカさんの基本数値までは知りませんよ、オレは…」
救いを求めてボリスに視線を送っても逸らされる。つまり、ここで言ったらヤバいのだろう。

「それもそうねぇ…あ、そうそう。レヴィ、エダ?」
「「ふぁ、ふぁいッ!!」」
「設定はしておいてあげるわ、少しロックを借りるからその合間に測ってみたら楽しいんじゃあないかしら」
ククッ、とからかうような笑みを浮かべながら二人の方へ爪先で体脂肪計を滑らせてやる。
「汗だくになってから汗を拭き取ると変わるって本当かしらロック?」
「えー、はい、そうらしいですけどオレまだ測ってすらいないモノでして…それより今日は何を?」
「あっちに着いたら教えてあげるわ、行きましょ」

仕事モードへと入っていく二人の背後、レヴィとエダは小さな声で相談をする。
「太っていた方が夜になったら酒を相手にたらふく奢る、でいいな?」
「ったりめーだ。奴等が行った後で測る。逃げるんじゃあねぇぞエダ?」
0263名無しさん@ピンキー2014/04/25(金) 03:09:41.38ID:odHj4Cx3
── 二時間後 ──

「ただいまー、あれ?二人して何か汗だく……と言うより何かその、部屋に充満する匂いがなんか、こう…アレなんだけど?」

「自分だけじゃあ無理ってコトもあんだよ」
「レヴィの方が案外体脂肪率あったわよねぇぇぇぇぇぇぇぇ♪♪」
「お前が何で自分より少ないのかが意味不明過ぎんだよ!!」
「落ち着け…で、痩せようとまぁ色々汗だくになってみた、と言う事かな?」
ぐったりした女二人の隣を通過し、体脂肪率計に寄って操作ボタンを押す。

「…予想通りだなー、バラライカさんが一番体脂肪率低いみたいだね。あ、バラライカさん?」
「たまには彼女達に奢られるのも楽しそうね?夜になったら迎えに来てあげるわよ、またね」

扉の陰に消える姉御をちらりと見、機械を箱にまた入れるロックを見て、二人は諦めの入った深いため息をつく。


「姉御に負けたんじゃあ仕方ないよな、うん」
「もっとココ落とせよお前よー」
汗だくな半裸の女二人が人目を気にせず露になっている胸元をお互いに揉みしだく。

夜まではまだ長い。
このまま襲われるか逃げるか思案しつつ、ロックはレヴィの胸元に視線を無意識に送っていた。

「痩せたいなら手伝おうか?」
「いいねぇロック、精々レヴィを哭かせてくれよォ」
「出来るんならね」
「哭かせてくれよぉ、ロックー?エダの痛ぇんだよ」

事務所から矯声は静かに静かに流れる。ダッチとダニーはため息をつきながら車のキーを回しイエロー・フラッグに向かう事にした。後で顔を合わせた時、どう言ってやるかを思案しながら。

-fin
0266名無しさん@ピンキー2014/04/30(水) 01:38:41.30ID:lPfQNoGB
>>265
汗だく補完してみました。

「レ〜ヴィ?ねぇねぇ、何でアンタの方が体脂肪率高いのかねェ〜??」
「エダ、うるさい黙れ」
「やっぱり胸にしか栄養行かなかったせいとか〜?だから負けたんじゃね、アタシにさぁ」
「…なッ!?」
「まぁ、ロックはそんなん気にしないと思うから大丈夫だろうけどね〜」
「おいエダ」
「…あ?いきなり人の胸まさぐんじゃねぇ…って、ちょ、まっ」
「お前の胸も大きくしてやりゃ体脂肪率でデカいツラ出来ねぇだろうが?あぁ?」
「やっ…ちょ、そこ弱……こっちだってやってや…」
「…ッ、いきなりそんなトコまさぐんなエ…ダ……」


………

『ありがとうロック』
「いいの録れてたかい、ベニー」
『これがあればしばらくは二人を抑えられるよ、本当に助かった』
「イエロー・フラッグですらしおらしい二人が見られたからこっちも楽しかったよ、礼金は後で相談してくれるかい?」
『今日は何か用事あったのかい、ロック』
「…バラライカにまた召喚されてるんだよ、ちょっと色々干からびてくる」
『健闘を祈っておくよ…』


このしばらく後、闇オークションに二人のキャットファイト映像が流れたとか流れなかったとか。
0267名無しさん@ピンキー2014/04/30(水) 01:39:29.87ID:XxPDR+ij
>>265
汗だく補完してみました。

「レ〜ヴィ?ねぇねぇ、何でアンタの方が体脂肪率高いのかねェ〜??」
「エダ、うるさい黙れ」
「やっぱり胸にしか栄養行かなかったせいとか〜?だから負けたんじゃね、アタシにさぁ」
「…なッ!?」
「まぁ、ロックはそんなん気にしないと思うから大丈夫だろうけどね〜」
「おいエダ」
「…あ?いきなり人の胸まさぐんじゃねぇ…って、ちょ、まっ」
「お前の胸も大きくしてやりゃ体脂肪率でデカいツラ出来ねぇだろうが?あぁ?」
「やっ…ちょ、そこ弱……こっちだってやってや…」
「…ッ、いきなりそんなトコまさぐんなエ…ダ……」


………

『ありがとうロック』
「いいの録れてたかい、ベニー」
『これがあればしばらくは二人を抑えられるよ、本当に助かった』
「イエロー・フラッグですらしおらしい二人が見られたからこっちも楽しかったよ、礼金は後で相談してくれるかい?」
『今日は何か用事あったのかい、ロック』
「…バラライカにまた召喚されてるんだよ、ちょっと色々干からびてくる」
『健闘を祈っておくよ…』


このしばらく後、闇オークションに二人のキャットファイト映像が流れたとか流れなかったとか。
0270名無しさん@ピンキー2014/05/22(木) 21:09:53.90ID:eyS4T4Mr
うむ。レヴィかわいかったなー。
「あんたの彼氏」「あんたの男」は否定しないのなw

以下オマケマンガ的ノリで。

グレーテル「ぶーぶー!ひどい、ひどいわ!お兄さん!!」
ロック「えっ、急になんだい」
グレーテル「私の『お礼』にはドン引きしたくせに、デコメガネのキスにはあんなに赤面するなんて!」
ロック「いやその俺はロリコンってわけじゃないし、そもそもあの『お礼』は、かなり性的に倒錯してないとヒくと思う…」
グレーテル「メガネ!メガネのせいなのねっ!?」
ロック「何でそうなる?」
エダ「あらぁ、面白いこと聞いちゃった〜。メガネが好きなら、今夜あたしとつき合わない?色男〜」
ロック「それはサングラスだろ。いや、そういう問題じゃなくてだな」
ジェーン「んふふ、だからみんな一緒に楽しもうって言ったのにぃ。ね、今からでも…」
ロック「うわー!?だから、そういう趣味はないっ!両方の意味で!!」
雪緒「岡島さん、そうだったんですか……」
ロック「違うからね!?……あの、物陰から日本刀のお兄さんが睨んでて、物凄くコワいんだけど…」
ロベルタ「………」
ロック「………」(いや、だから、この人の場合、メガネとかメイドとか以前の問題だよね?)
バラライカ「んちゃ!」
ロック「……ツッコんでほしいんですか?メガネに?中の人ネタに?」
0272名無しさん@ピンキー2014/05/24(土) 22:56:02.68ID:ThPjVpoP
【1】: 家事を行おうとする制服姿を目にする

【2】: 「メイドさんメイドさん」

【3】: 「いけません坊っちゃま…♡」

【4】: 小一時間経って一旦離れて小一時間経つと再び【1】へ


【フ】: 「RPGどこだっけ……」
0273名無しさん@ピンキー2014/05/27(火) 21:52:02.66ID:Z9zUUfGI
赤面するレヴィが可愛すぎて。

限定版開封中にフトモモに傷つけてしまった悲しい
0275名無しさん@ピンキー2014/05/28(水) 13:50:43.76ID:EB+MJMzG
おいおいレヴィがいじらしいなんてアーメンハレルヤピーナツバターだ
0276名無しさん@ピンキー2014/05/29(木) 01:04:38.31ID:Ot+w05iy
レヴィ、ロックのこと好きすぎだろ。
フォンとサシで話してるシーン、言い回しが回りくどいけど
「ロックってば色々あって落ち込んでて、らしくないの。
 あなたの一件に首つっこめば元の調子に戻るんじゃないかと思うんだけど、
 意気投合しすぎて、あなたに取られちゃったら後悔してもしきれないわけ。
 協力する前に確認しておきたいんだけど、あなたロックに惚れて近づいたんじゃないでしょうね。
 もしコナかけるつもりだったらただじゃおかないんだから」
って言ってるも同然でワロタ。
ロック、もうちょっとレヴィにラブ波を送ってやってよ……フォンのチューで真っ赤になってる場合じゃないぞ!
0277名無しさん@ピンキー2014/05/31(土) 12:40:24.35ID:+69LqZDV
ロックがマルチリンガルと聞いてのエロなし小ネタ。作品投下までの箸休めにどうぞ。

レヴィ「ヘイヘイ、ロック!どうしたんだよ、テレコとマイクなんぞ持って。カラオケか?何歌うんだ?」
ロック「違うよ。これは勉強」
レヴィ「ケッ、そんな暇があったら、いい加減武器の一つも扱えるようになりやがれ」
ロック「そう言うなよ。これもある意味『俺の武器』のメンテナンスみたいなものさ」
レヴィ「メンテナンスぅ?」
ロック「習得してても使ってない言語はサビつくからね。たまに自分で喋った声を録って、聞き直して、発音とかをチェックするんだ。」
レヴィ「自分の声なんか聴いて何か面白いのかよ。ナルシストか、てめェは」
ロック「いや、だから……人の話聞いてた?勉強だって言ったろ。もう、ジャマしないでくれよ」
レヴィ「ケッ、面白くもねぇ。さすがインテリ様々だぜ」

数日後
ロック「うーん……どこいっちゃったんだろ」
レヴィ「何やってんだロック。探しものかよ?」
ロック「ああ。語学の勉強に使ってたレコーダーなんだけど、どこかいっちゃって」
レヴィ「何だよボンヤリしてんなぁ。まあ、アレだ。てめェの声よりもっとゴキゲンなナンバーでも聞いてろって神サマが言ってんのさ」
ロック「ゴキゲンなナンバーねぇ。そういえば、レヴィは最近は何聴いてるんだ?」
レヴィ「へっ?」
ロック「ここのところ、ずっとヒマなときはイヤホン突っ込んでるじゃないか」
レヴィ「べ、べつに人がナニ聴いてようが構わねェだろ、真似すんな!日本人ならエンカでも聞いてがれ!!」
ロック「………」
レヴィ「…な、何だよそのツラは。か、貸さねーからな!」
ロック「………そういえば最近、レヴィのイヤホンから音漏れ聞かないよな」
レヴィ「い、イヤホン変えたんだよ!!」
ロック「………流石に『Rock 'n' Roll』とかいうオチはベタすぎるし、うまくないと思うんだけど」
レヴィ「う、うるせェんだよ!その話題をやめねぇと、額に穴開けてイヤホン捻じ込むぞ、バーカバーカ!!」
0280名無しさん@ピンキー2014/06/10(火) 23:18:11.26ID:V6YxJMfZ
フォンがらみのエロなし小ネタ。はてなようせい。

フォン「そういえば、あなた中々器用なことやってたわよね」
ロック「え?」
フォン「ほら、あの死体処理屋の彼女の」
ロック「あ、あー。アレか」
レヴィ「ああ?何の話だよ」
ロック「チャルクワンの下宿のことだよ。ソーヤーが始末を忘れた話はしたろ?その時、声帯つけてなくってさ」
フォン「それで、彼の背中で筆談やってたのよ。………こんな風に」こしょこしょ
ロック「うわわわわわっ!?ちょっ…予告なしに触るのはやめてくれ!!」
レヴィ「………へぇ。おいロック、てめェ随分とゴス女と仲良くやってんじゃねェか」
ロック「そんな事は…ベニーは彼女連れだし、フォンは初対面だしで、あの場は他に選択肢がなかったんだろ」
フォン「あれ?いつもやってるわけじゃないの?仲がいいんだと思ってた」
ロック「そりゃ顔見知りではあるけど…俺、彼女にチェーンソーで真っ二つにされかけた事あるんだぞ」
レヴィ「デカパイ女と一緒にな。誰のおかげで胴体繋がってると思ってやがる」
ロック「分かってるよ、感謝してるってば」
フォン「色んな意味で驚きね。彼女との因縁もそうだけど…どこで背中に書いた文字を読む訓練を?」
ロック「訓練というか…まあ、一種の遊びだよ。学生時代に酒の席でそういうゲームが流行ってたんだ。
背中に文字を書いて、当てられたら一杯飲む。外させたら一杯飲ますっていう」
レヴィ「ワケわかんねェ。日本人の学生ってのは随分とアホな事で喜んでんだな」
フォン「なるほどね。………じゃあ、さっきのは判読できた?」
ロック「………か、からかうのはよしてくれって言っただろ………」
レヴィ「………おい、ロック!!」
ロック「な、何だよ…?」
レヴィ「ちょっと背中貸せ」
ロック「………嫌だ!!」
レヴィ「何でだよ、オラ!大人しく背中出せっ!!」
ロック「嫌だよ!!煙草の持ち方が不穏すぎるだろ!!」
レヴィ「チッ……。オーライオーライ。ほら見ろよ、火種は消したぜ?イイ子だから背中出せ、な?」
ロック「嫌だったら嫌だ!!何でカトラス抜いてるんだよ!!」
レヴィ「ギャーギャーうるせェなあ!!素手ならいいんだろ、素手なら!!」バリバリ
ロック「痛い痛い痛い痛い痛いッ!!引っ掻くなあッ!?」
レヴィ「さーて、何て書いたか分かるかな?ボーイ?」
ロック「分かるか!!ああもう、ヒリヒリする…風呂入る時に絶対しみるぞコレ…」
フォン「ねえ…ひとつ聞きたいんだけど」
ロック「…ああ、何?」
フォン「…あなた達って、いつもこうなの?」
ロック「………ご想像におまかせするよ……」
フォン「ちなみに、私からは正解が判読できたけど…」
レヴィ「余計なこと吹いてんじゃねェぞ、このデコメガネ!!言ったら殺す!!」
フォン「…だ、そうよ。ところで彼女、落し物には備えておくタイプみたいね」
ロック「…まあ…その……ヒントをどうも」
0281名無しさん@ピンキー2014/06/11(水) 23:45:55.46ID:ycDhqU3G
このあと一緒に風呂入って傷痕を確認するんですねわかります
0282名無しさん@ピンキー2014/06/12(木) 16:46:38.41ID:KiP6JjBi
山ほど銃弾を受けた社用車はレヴィの下宿の近くまで健気にも走ってくれた。
停車したものの、エンジンを切ると2度と動かない事は保証できる。

「ロック、お前はどうするんだ」
「事務所の前だと目立つし、車をドックに置いてから今晩はそのままあっちで休むよ」
「ああ、じゃぁな」
「うん、おやすみ」

彼女はドアに手をかけ、車から降りる動作をしかけてやめた。

「どうかしたのか?」
「........いや、別に」

助手席に座ったまま目を合わせようとしないレヴィを一瞥して、つい口元に浮かぶ笑みを押し殺した。

「レヴィ?」

呼ぶと素直にこちらを向く彼女の頬に手を当ててゆっくり口づける。
それはほんの少しの躊躇もなく受け入られ、珍しくも彼女のほうから身を寄せてきた。

「....中学生じゃないんじゃなかったの?」
「あたしのどこが中学生に見えンんだよ」
「棚上げかよ...いいけど...」

「じゃな」

さっさと車を降りて振り返りもしない。
残念だ、暗くなければ耳まで赤いしかめっ面を楽しめたのに。
0286名無しさん@ピンキー2014/08/08(金) 00:30:47.43ID:3nDIYKrw
保守あげ
0287名無しさん@ピンキー2014/08/18(月) 16:03:18.62ID:PtVdbYSE
保守
0291ロクレヴィ 雨2014/08/19(火) 13:12:14.45ID:06+ICi1y
いつだって一番欲しいと思うものは、手に入らなかった。
いつだって手に入りそうになって、するりと指の間をすり抜ける。
欲しいと望めば望むほどいつだって、それはあたしを裏切るんだ。
その度に傷付くのが辛くて、馬鹿らしくて、いつしか望むのを辞めちまった――…
ここ数日ずっとバケツをひっくり返した様な雨が降り続いている。
ロアナプラは本格的な雨季に入った。
仕事が休みなく入っていれば何も考えなくて済むのだが、そう都合のいい事は起こらない。
突然の先方の依頼のキャンセルにより、望まぬ長期休暇を手に入れてしまい、暇を持て余していた。
雨の日は嫌いだった。
何か無くても気分が鬱々としてくる。
余計な事を考えてしまう。
おまけに何もする事がない。
余計に鬱々とする。
散らかった部屋の片隅で、窓を打つ雨の音を聴きながら、レヴィはベッドに横になっていた。
トレーニングも飽きたし、カトラスのメンテナンスも終えた。
イエローフラッグに繰り出すのも悪くないが、時間が早い上にこの雨だとあまり外に出たくない。
「あー…クソだりぃ…」
この鬱憤を晴らしたくて声を出してみるものの、先程から同じ言葉しか出てこない。
はぁ、と溜息をついて不意に目についたカトラスを手に取った。
――子供の頃、手に入れたくても入らなかった銃。
これを手に入れたくて、やれる事なら何でもやった。
金さえあれば、容易く手に入った。
金は何より自分を裏切らないし、銃を手に入れた事によって力も手に入れる事ができた。
唯、金があっても力があっても、手に入らないものはあったが…。
「あああー…クソっ!やってらんねぇ…」
誰に対してイラついているのか。
自分は何がしたいのか。
何だかよく分からない内に腹を立て、ベッドの上で暴れた。
――この雨の所為だ。
この鬱々とした気分は雨の所為なんだ。
決してアイツの所為じゃ……。
「…って、何でロックが出てくるんだよ!」
…コンコン
「うわ!!!」
突然のノックの音に飛び上がる。
「おーい、レヴィ居るんだろ?開けてくれ」
今まさに考えていた相手の突然の訪問に戸惑い、即座に動く事が出来なかった。
再び、おーい、と声をかけられて我に返ると不機嫌そうにドアを開けた。
そこには酒瓶を両腕いっぱいに抱えたロックの姿があった。
「何の用だよ、ロック、こんな大雨の中。家にシャワーあんだろ、わざわざ外にシャワー浴びに行ったのか?」
随分とずぶ濡れなロックの姿を見て、溜息交じりの屁理屈。
「ひとりで部屋に籠ってるのも飽きてきてね。どうせレヴィの事だから部屋にいると思って、二人で飲もうと思ったんだ」
そんな事はお構いなしにへらへらと笑みを浮かべて、ロックは部屋に入ってきた。
随分と勝手な奴だ…、ブツブツと文句を零しながら、レヴィはドアを閉めた。
「ところでさ…さっき俺の事、何か言ってなかったか?俺の名前を叫んでた気がするんだけど…」
「…馬っ鹿!!何で手前の事なんか!ついに頭がイカれたか?」
嗚呼、結構大声で言ってたんだな…と恥ずかしさが込み上げて、それを隠す為にロックを罵倒する。
そこまで言わなくても…じゃあ空耳だったのかな…、なんて呟きながらロックはグラスを探す。
「…グラスはあたしがやっとく。手前はさっさとシャワーでも浴びやがれ。部屋中水溜りが出来たらかなわねぇ」
「そう?じゃあ遠慮なく借りるよ」
さっさと行けとばかりにタオルをロックに投げつける。
ロックはそれを片手で掴むと、シャワールームのドアの向こうへ消えて行った。
レヴィはそれを見送ると、グラスを2つ手に取り机に置いた。
雨は未だに強く降り続いている。
突然の訪問者に最初こそ戸惑ったが、この鬱憤が少しでも晴れる様な気がして悪い気はしなかった。
0293ロクレヴィ 雨2014/08/20(水) 15:52:40.93ID:zFqIY7c6
ネットに繋がらなくて、続きが投稿出来なかった。
本当にスマン。
では、続きをどぞ。

★★★★★
雨が降る音に混ざって、シャワーの音が聞こえる。
ロックが抱えて来た酒瓶を机に並べ終えベッドに腰掛けると、程なくしてシャワールームのドアが開いた。
「…レヴィ。大変だ」
「あ?何がだよ」
神妙な顔つきで、ロックがドアから顔だけを出してこちらを見つめてくる。
「…着替えがない」
なんだそんな事か、とレヴィは呆れて溜息をついた。
「別にパンツ一丁でも構わないさ。別にそんなん見飽きる程見てる」
「…うーん。何か複雑だな…」
ブツブツと何かを呟いているロックを見ていたら、何だか笑いが込み上げてくる。
「あんたもあたしの裸なんか見飽きる位見てるだろ?何なら全裸でも構わないぜ?」
「ばっ…いや、履くよ…」
はぁ、と大袈裟な溜息をついて、ロックはやっとシャワールームから出てきた。
首にタオルをかけて、身につけているのはパンツのみ。
いつものホワイトカラーな格好から1番かけ離れている。
そうそう、男はそれでいいんだよ、とレヴィがケタケタといかにも面白いという風に笑っている。
ロックはもう一度深く溜息をついて、椅子に腰掛けた。

ロックが持ってきた酒瓶は、全部で7本。
いつものバカルディから始まり、あっと言う間に1本2本…となくなって行く。
酒の肴には最近出回る与太話や、噂話、同僚の話。
最初からこうしていれば鬱々とする事もなかった…と今更になって思う。
ロックと下らない話をするのは、愉快だ。
それにこれだけの酒があれば最高にいい気分になる。
先程の鬱憤は何処へやら…いつの間にか機嫌が良くなっていた。
そんなレヴィを見て、ほくそ笑むロックも何だか楽しそうだった。
不意に暫く見つめられていた事に気付いて、レヴィは尻の居心地が悪くなって目を逸らした。
一気にグラスを煽る。
冷たいはずの液体が熱くなって喉を通って行く。
先程から酒は飲んでいるはずなのに、急に身体が熱を持った様な気がした。
窓の外に目をやると、先程よりも雨が強くなった気がする。
空がいつの間にか暗くなっていた。
0294ロクレヴィ 雨2014/08/20(水) 15:58:51.89ID:zFqIY7c6
「雨止まないなー…」
ロックが呟く。
レヴィは肯定する様に、何も言わず窓を見つめている。
座っていた椅子から腰を上げて、ゆっくりとベッドに腰掛けていたレヴィの隣に座る。
ギシ、とスプリングが軋む。
ロックの動きに合わせる様に、レヴィが座っていた所も沈む。
ロックもレヴィと同じ所を見つめている事は、彼を見なくても分かった。

「雨の日って、気分が滅入るんだよな。別に何でもないのにさ」
「ああ…」
そうだな、とレヴィはロックの事を見ずに続ける。
窓を眺め過ぎてまた鬱々とした気分がふつふつと湧いてくる。
段々気分が滅入って来て、レヴィは視線を窓からロックの横顔へ移した。
ロックはゆっくりとグラスを手の中で傾けながら、視線をカランカランと音を立てる氷に集中させている。
気だるそうに伏せられた瞼。
思った以上に長い睫毛が薄っすらと影を作っている。
少し酒で濡れた唇が、何か言いたげに微かに開いては閉じる。
何度目かに開いた唇から、ふと零れた言葉。

「…飲もうって言ったのは口実なんだ。何か凄くレヴィに会いたくなって…」
何か変だよな、そう言うとロックは苦笑して持っていたグラスを傾けた。
琥珀色の液体が、ロックの唇に吸い込まれて行く。
目を逸らす事が出来なかった。
ベッドのスプリングが微かに軋む。
吸い寄せられて行く…。


これは本能なのか。
それともこうする事が自然な流れだったのか。
酔っている所為かもしれない。
もしくは雨がもたらした憂鬱がそうさせたのか…。
いつの間にか、彼の唇に自分の唇を重ねていた。
0295名無しさん@ピンキー2014/08/20(水) 16:15:17.73ID:vViXbGn6
ぶつ切りすんなマナーも守れないのか
とっとと自分の居場所()にお帰り
0296ロクレヴィ 雨2014/08/20(水) 16:27:01.39ID:zFqIY7c6
何時間そうしていたのだろうか。
或いは数分、数秒の事だったのかもしれない。
そっと触れるだけの口づけ。
それだけなのに身体中が炎に包まれた様に熱くなった。
頭がクラクラする。
酔いにも似たこの感覚は、酒によるものなのかこの行動によるものなのか…レヴィには分からなくなっていた。
確かに分かるのは、唇から伝わる少し高めのロックの体温と微かな震えだけ。
そっと唇が離れる。

離れて分かったのは、震えていたのは自分だった事。
目の前の彼が目を丸くして固まっていた事。
「…レヴィ…?」
この行動の意図を聞きたいのだろう。
戸惑いがちにロックが名前を呼ぶ。
そんな事答えられる訳が無い。
自分だって…分からない。

「…レヴィ?」
もう一度彼が名前を呼ぶ。
レヴィは何も答えない。
何も言わずに、ただ俯くレヴィを不思議に思ったのだろうか。
離れていた顔の距離がまた近付いた。
ロックがレヴィの顔を覗き込む。
「あっ…」

彼が微かに声を上げるのとほぼ同時に、レヴィはまたロックの唇を奪った。
彼は分かってしまったのだろう。
眉を顰めて辛そうな泣きそうな顔をして、頬を朱に染めた彼女の顔を。
それを隠すように彼女が口付けた事も。

――いつだって一番欲しいと思うものは、手に入らなかった。
いつだって手に入りそうになって、するりと指の間をすり抜ける。
欲しいと望めば望むほどいつだって、それは彼女を裏切る。
その度に傷付くのが辛くて、馬鹿らしくて、いつしか望むのを辞めてしまった――…
――はずだった。
0297ロクレヴィ 雨2014/08/20(水) 16:30:56.21ID:zFqIY7c6
「ん…」
戸惑うロックの唇を舌でそっと舐める。
それが合図だったかの様に、彼の唇が微かに開く。
それを見逃す訳が無く、そろりと彼の口内へ侵入するレヴィの舌。
唇よりも熱を持つ粘膜の間をゆっくりと進む。
彼の舌が後から追いかけて来るのが分かる。
行き止まりに追い詰められた舌が絡め取られる。
二人分の唾液がねっとりと絡みつき、その感触に思わず背中が震える。
酸欠で倒れそうになる身体を支える為、ロックの肩に両手を添える。
ぐらりと身体が傾き、ロックの身体がベッドに沈む。
彼に覆い被さるように、レヴィの身体が彼に重なる。
押し潰された胸に、タンクトップ一枚の布を隔てて彼の体温がレヴィに伝わる。
いつの間にか彼の掌がレヴィの頬に添えられていた。
たどたどしく優しく触れる彼の掌に、胸の奥がぎゅっと詰まる。
思わずその手に自身の手を重ね、力強く握った。
―手に入れたいと望んでしまった。
金でも力でも手に入らないものなのに。
自分が望むものはきっといつかこの手をすり抜けてどこかに行ってしまう。
…でも、望んでしまった。
この気持ちに気づいた時から、傷付く事は初めから分かっていたのに。
それでも…例え後で傷付いても。
―欲しい。
あたしは…この男が欲しい。
いつしか諦めたあの日から初めてこんなにも欲しいと望んだのだ。
もし傷つく事になったとしても…ロックだったら…それでもいいと思った。
はぁ、と熱っぽい息を零して互いの唇が離れる。
レヴィを見つめるロックの目は何か言いたそうにしていたが、レヴィは無言で首を振った。
今は何も言うな、とレヴィの目は訴えていた。
レヴィは不意に頭をもたげる。
目線の先には雨。
窓を打ち付ける程酷い降り方をしている。
「…雨の所為だ。こんな雨が降ってる所為で余計な事を考えちまったのさ。だから、ロック。何も考えンな。あんたは目の前で物欲しそうにしてる女をファックすればオーケーだ」
苦し紛れの言い訳。
素直に言う事が出来たらいいのに…しかし、出てくるのは自分を卑下した様な屁理屈。
こんな日に会いたいと思った女にいきなり2度も唇を奪われ、揚句にファックしろなどと。
―雨が降る。
外ではない。
自分の中だ。
土砂降りで前が見えない。
ロックが今目の前でどんな顔をしているのかも…わからない。


0298ロクレヴィ 雨2014/08/20(水) 16:42:00.76ID:zFqIY7c6
ぶつ切りの意味が分からない。
スミマセン。
0301ロクレヴィ 雨2014/08/22(金) 09:19:21.10ID:PH1ia0lB
「…そんな事はできない」

ロックの喉から絞り出されたのは否定の言葉だった。
さらに土砂降りが酷くなる。
やっぱり手に入らないものなのだ。
自分が手に入れたいと強く望む程…。

「そっか…そうだよな…こんな淫売となんか
「そうじゃない!!」

雨音も遮る、部屋中に響く声。
次の瞬間塞がれた唇。
嗚呼、何でこんな事してるんだろう。
今すぐに突き飛ばして帰ってしまえばいいのに。
嬉しいと思ってしまう。
錯覚する。
あたしはこいつに求められて居るのだと。
これ以上惨めになりたくないのに…離れられない。
そっと唇が離れた時、ロックの顔を見て、レヴィは愕然とした。
「ロック…お前何て顔してるんだよ…」
悲しそうな、泣きそうな、苦しそうな、辛そうな顔。

――何であんたがこんな顔をするんだ?

暫しの沈黙。
外の雨の音だけが冷めた部屋を満たし、熱が冷めた身体に湿った空気が纏わり付く。
そんな事は決してないのに肌寒くさえ感じる。
ロックが重く閉ざしていた唇を開く。
声にならない言葉が唇を動かして、何度も唇を引き結ぶ。
幾度と無く繰り返す姿を、レヴィは冷めた目で見ていた。
ロックになら傷付けられる事も構わないと思っていたのに、自分を傷付ける言葉を言われるのではないかと恐れている。
今更になって怖いと感じている―…そんな自分が惨めで馬鹿らしくて笑える。
レヴィはロックから目を逸らすと、雨の音に紛れてそっと苦笑した。

「レヴィ…」

喉の奥から搾り出したな掠れた彼の声に、弾ける様に目線を戻した。
彼は何かを決心した様な、怒った様なそんな顔をしていた。
何を言われるんだろう…知らず知らずの内に背筋に力が入る。

「…レヴィ…そんな事二度と言うな…。お前は淫売なんかじゃない。粗末に抱いていい女じゃないんだ。お前は俺の――」
外の雨がまた強くなる。
ロックの言葉に雑音が入る。
五月蝿い。
しかし、外の様子とは裏腹にレヴィは安堵が混じる笑みを浮かべていた。
たどたどしく彼の両肩に手が添えられ、二人の距離が近くなる。

「なぁ、ロック」
「ん?」
「言葉だけじゃ分かンねェ…」

最後まで言い切る前に唇をまた塞がれた。
今度の口付けは穏やかなものだった。

――嗚呼、これでやっとあたしは…

二人でそのままベッドに倒れ込む。
その頃には彼女の雨も止んでいた。
0302ロクレヴィ 雨2014/08/22(金) 09:29:19.38ID:PH1ia0lB
ロックの首筋に暫し顔を埋める。
湿気の所為か酔っている所為か、彼の肌は少し汗ばんでいる。
レヴィはそっとそこに口付ける。
微かに反応する皮膚。
そのまま舌でそっと舐め上げると、ロックの唇から吐息が零れた。
それに気を良くして、彼の肌の上に舌を這わせる。
首筋から胸板へ。
舌が這う速度に合わせたかの様に、ロックの鼓動が早くなる。
胸板から先端へ。
口に含むと、彼の喉の奥で呻く様な吐息混じりの声が聞こえた。

「声出したって構わねェぜ?ベイビー」
微笑混じりにロックに問い掛けるが、彼は嫌だと目だけで訴えてきた。
あっそ、とレヴィは呟くと、再び口に含む。
柔らかく舌で包み込んでいたと思えば、舌先を尖らせて弾く。
刺激を与える度にロックは従順に反応し、その反応や呻く様な声で耳を刺激され、レヴィは身体の中心に熱が集まるのを感じた。
ふわり、と柔らく豊かな乳房にロックの手がタンクトップの上から触れる。
やわやわと自由に形を変えるように刺激を与えられると、レヴィも堪らず吐息を零した。
主張し始めた先端を指先で摘ままれると、弾ける様に背中を反らす。
タンクトップを捲り上げられそのまま脱がされると、直に触れる手が彼の熱を伝える。

「あっ…………」
指先で今度は直に摘ままれると、思わず口に含んでいた先端を離し仰け反った。
その瞬間を見計らって、ロックはレヴィを腰に当てた手で引き上げ、乳房の先端を口に含む。

「んっ……」
「レヴィこそ…声出してもいいよ」
「っ…」
顔が一気に熱くなる。
それを隠す為に、ロックの耳に舌を這わせる。
耳の縁をゆっくりなぞり、内側へ。
時々甘噛みすると、ロックの短い吐息がレヴィの先端を掠めると、レヴィが微かな刺激に反応する。
彼の手がレヴィのホットパンツのベルトを外し、いつの間にか下着だけの姿になっていた。
そろりそろりと触れるか触れないかのタッチで、彼の肌の上を滑っていくレヴィの指。
胸板から程よく締まった腹、腰骨をなぞってその存在を主張する熱の塊へ。
薄い布越しにそれに触れると、レヴィの胸に沈められていた彼の掌に力が篭った。
掌で根元から先端へ撫で上げる。
その度に掌を押し返す様に反応するそれを、レヴィは楽しむ様に弄んでいると、彼の手がレヴィの熱の中心に移動した。
下着越しに指を動かすと、すでに滲み出た蜜がくちゅ…と卑猥な音を立てる。
小さく主張する突起を親指で擦り上げられるとレヴィの身体に小さな電撃が走った。

「んあっ……」
思わず出てしまった女の声に、レヴィは下唇を噛み締めて眉を顰める。
そんな事はお構いなしにロックの指はレヴィを攻め立て、与えられるゆるゆるとした刺激に堪らず腰を揺らした。

「…足りない?」
彼が問いかける。
足りないに決まってる、でも、そんな事を口にしたら目の前の男をただ喜ばすだけ。
先程はあんな顔をしていたのに、今は口角が上がっている。
――悔しい。

「…くだらない事言ってンじゃねェ…さっさとお前のコック突っ込めよ。それともビビっちまったか…っぁあ!」
「そういう言葉は、今は聞きたくないね」
下着の隙間から中へ差し込まれた指が、言葉を遮る。
零れそうな程潤った入り口は簡単にロックの指を受け入れ、いきなりナカを掻き回されてレヴィの腰が浮いた。
堪らず彼にしがみ付く。
縦横無尽に動き回る指がざらりとした所に触れると、腰が跳ね上がると同時にレヴィの唇から吐息と共に声が漏れた。
何度かそこを擦り上げると、レヴィは目を潤ませて首を振った。
0303ロクレヴィ 雨2014/08/22(金) 09:33:21.86ID:PH1ia0lB
「あっ…ロック…っ」
「レヴィ…いいよ。イけよ」
「いや…だ…ロック…っん…ひとりはいやだ…」
押し寄せてくる快感の波に抗い、すがりつく様に口付ける。
そんな彼女の姿を見て諦めたのか、ロックはゆっくりと指を引き抜いた。
素早く彼女の下着を剥ぎ取ると、自身が身に着けていたものも放り投げる。

「あ…」とロックが声を上げて、ベッドを離れ机に置いたままの財布を手に取る。
その様子をレヴィは訝しげにただ見つめ、いそいそと彼がベッドに戻る。
その指にはラテックスが摘ままれていた。

「…よぉロック。随分と準備がいいじゃねェか」
「あー…まぁ、日本人男性の身だしなみ、かな」
「ふぅん…」

レヴィには彼に尋ねたい事が沢山あったが、とりあえず今は黙っておくことにした。

「…あーあ、萎えてンじゃねェか。別に着けなくても出来やしねェよ」
「そんな訳にいかないだろ。俺はレヴィを大切に扱いたいんだ」

突然の恥ずかしい言動に一瞬驚くが、悪い気はしない。
しかし、気恥ずかしい事には変わりなく、レヴィはほんの少し溜息をついて頭を掻いた。

「仕方ねェな。手伝ってやるよ」

彼をベッドに押し倒し、間髪入れずに勢いが無くなりかけているソレを口に含む。
ゆっくりと舌が裏筋をなぞり、先端をこねる様に這い回る。
くびれを焦らしつつ一周し、舌をソレに添えながら口をすぼめて頭を上下させると、彼の吐息が段々と荒くなり、ソレは勢いと固さを取り戻した。

「レヴィ…もう我慢出来ない」

切なげに眉を顰めてレヴィの頭を撫でていた彼が呟く。
もう少し彼の反応を愉しみたかった気もするが、仕方ない。
自分ももう、限界だ。

彼は起き上がると先程取り出したラテックスをレヴィの唾液で濡れたそこへあてがう。
素早く装着させると準備が出来たと言わんばかりに、今度は彼がレヴィを組み敷く。
溢れるのをもう止められないとばかりに潤ったそこへ、ゆっくりと沈められる。
全部が彼女の中に収められると、二人は深く息を吐いた。
ゆるゆると彼の腰が動き出す。

ゆっくり抜けないぎりぎりのところから、またゆっくり沈み込む。
動かす度に結合部からはぐちゅ…と卑猥な音が聞こえ、耳を塞ぎたくなる様な羞恥心がレヴィを煽る。
内壁の敏感な部分を擦られて、仰け反るレヴィをそっと抱き締める腕。
羞恥心と快感でレヴィの手が彼の背中に爪を立てる。

「あっ…ロック…ロック…っ」

譫言の様に名前を繰り返す彼女の額に、ロックはキスを落とす。
優しくしたいと思うロックの意思とは裏腹に快感を求める身体がレヴィを責め立ていた。
熱い体液の中を掻き回すとレヴィの内壁が波打ち、彼を締め付ける。
限界が近い。

「レヴィ…」
「ぁあっ…ロック…もう…」
「一緒に…いこう…レヴィ」

どちらからともなくお互いの唇を貪り、声にならない声をあげてレヴィは意識を手放し、ロックは白濁色の欲望を薄い膜の中に吐き出した。
0304ロクレヴィ 雨2014/08/22(金) 09:37:46.14ID:PH1ia0lB
薄暗いところから意識が戻ってきた時、なんとも言えぬ倦怠感と心地よさがレヴィを満たしていた。

「あ、起きた?」
視線を移すと、優しい眼差しでレヴィを見つめるロックの姿。
何度も髪の間に差し込まれては抜けていく指先と、暖かな掌が心地いい。
そう言えば、彼はいつから自分を見ていたのだろう?もしかして…ずっと?
考えれば考える程恥ずかしくなって、レヴィはいつの間にか自分に掛けれられていたタオルケットの中に潜り込んだ。
眠たそうに起きたかと思えば、急に真顔になったり赤くなったり隠れたりする彼女を不思議そうな顔で眺めるロック。
「どうかした?」と聞いてみるものの、彼女は潜ったまま「何でもねェ…」とぶっきらぼうに返すだけだった。
困ったもんだと溜息を付いて、ロックは窓に目をやる。

「あ、レヴィ」
「何だよ」
「雨、止んでるよ」
その言葉を聞いてモゾモゾと這い上がって来たレヴィも、窓の外を眺めた。
あれだけ激しく降っていた雨もいつの間にか止んでいて、雲の隙間には星が見えていた。

「明日もしこのまま晴れたら、気晴らしに買い物でも行こう。一緒に」
ロックが楽しそうに話す。
きっと一緒だったら楽しいだろう。
隣にロックが居れば、きっと何でも。

「ああ、それもいいかもしれねェな…。でもまた雨だったらどうするンだよ?」
ロックが微かに唸る。
そして、答えを待っていたレヴィを抱き締めて耳元で囁いた。

「その時は…こうやって二人で抱き合って眠ればいい。二人で居たら余計な事も考えなくて済むだろ?」
手に余る程の甘い台詞に嫌味の一つでも言ってやろうかと思ったが、辞めた。
余りにロックが優しく微笑んで居たから。
やれやれだとでも言いたげにレヴィは眉尻を下げた。

「オーライ。そう言うからには考える暇与えンなよ」
「オーケー。もちろんさ」
そう言ってまた笑いながらレヴィを抱き締めるロック。
少し遅れてレヴィも彼の背中に腕を回した。
雨の日は嫌いだった。
でも、ロックと居られるなら雨の日も悪くない…そんな事を考えている自分に、やきが回ったかな…なんて笑ってしまう。

「さて、そろそろ寝るだろ?シングルベッドで二人で寝るのは狭いから帰るよ」
起き上がろうとする彼の背中に回していた腕に力が入る。

「レヴィ?」
「このままでいい」
離れたくないなんて女々しい事は言えない。
その代わりに触れるだけのキスを落とすと、観念した彼が、身体の力を抜いた。

「仰せのままに。お姫様」
再びレヴィの背中に片手を回し、そっと頭を撫でる彼の温もりを感じながら、ゆっくりと瞼を閉じる。
明日目覚めた時には、横で安らかに眠る彼を見る事が出来るだろう。
そう考えるだけで、雨でも晴れでもどちらでもいいと思えた。
こんなにも安らかな気持ちで眠るのは初めてかもしれない…堕ちて行く意識の中、そっと彼の背中を撫でた。

いつだって手に入れたいと強く望んだもの程手に入らなかった。
でも…やっと手に入れた。
例えそれが自分を裏切る事があったとしても、傷付けるものだったとしても、守っていこう。
今この瞬間、確かにあたしは幸せだったから――



0305名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 10:25:13.13ID:6ItOKUuz
ぶつ切りやめろって言われてるのにわかんないかなあ?
それとも、読み手は女性の書き手の投稿だから大事にしなければならないけれど
男性の書き手の投稿であれば何を言ってもいいと、自分は女性だから許されるとでも思ってる?
0306名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 10:53:56.11ID:PH1ia0lB
ぶつ切りの意味がわからない。
次から気を付けるので、教えて欲しいです。
0307名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 10:59:45.92ID:6ItOKUuz
連載とか作家様気取りかwwww
天然ぶってれば許されると思うなよwwww
0308名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 11:01:22.22ID:PH1ia0lB
わかりました。
もう書きません。
ありがとうございました。
0309名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 11:07:51.30ID:6ItOKUuz
とか言ってほとぼりが冷めたころにしれっと戻ってくるんだろw
0310名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 12:05:17.28ID:PH1ia0lB
そうかもしれません。
書きたい気持ちは変わらないので。
ただ、ここのルールを分からずに載せてしまったのは失態だと思っております。
お目汚し失礼いたしました。
ルールが理解できたらまた載せさせて頂きます。
すみませんでした。
0311名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 16:00:15.51ID:BSZlh4i9
ぶつ切りっていうのは一気にまとめて投下しなかったからじゃないかな?
ちゃんと理由書いてるし、職人さんは気にする事ないと思う
ロックの腕の中で幸せに包まれるレヴィご馳走様でした
また書いてくだされ
自家発電のエネルギーになります
0312名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 16:36:16.64ID:ulQP7nMz
>>310
煽ってるやつ気にしないでいいよ。
ぶつ切れの何が悪いんだ。
久々の投下が甘い話で嬉しかったよ。
また書いて欲しいよ。
レヴィの素直なところが可愛らしかった。
0313名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 20:39:15.19ID:3GI5JfW3
ぶつ切りなんて今までもそれなりにあってそれで文句も別に無かったのに、なんで今回だけ絡むの
ぶつ切り禁止なんてどこの星のマナーよ
少なくともここのマナーじゃないからね
ここの常連なら書き手を失うリスクと常日頃から向き合ってるはずだから
個人的不満をマナーなんて的外れな単語で盛ってまで攻撃なんてしない
0314名無しさん@ピンキー2014/08/22(金) 20:43:22.85ID:3GI5JfW3
書き手さんはGJ、ありがとうございます
どんどん書いて下さい
0315名無しさん@ピンキー2014/08/23(土) 00:09:32.40ID:fhYsu5/Y
久々投下でGJでした
食指が動いたらまた投下して下さいね
0316名無しさん@ピンキー2014/08/31(日) 22:15:41.66ID:Pla3ukFR
皆さんフォローありがとうございます。
拙い文章に感想まで…感無量です。
性懲りなくまた書きました。
今は携帯しかなく、文字数制限もあるので明日休憩時間にでもPCから投下したいと思います。
よろしくお願いします。
0317名無しさん@ピンキー2014/08/31(日) 22:48:57.61ID:Vss/zU3P
>>316
おおおお!楽しみにしてるぜ!俺も自家発電中です
ここの主旨とは異なるから投下しないけど人様のSSは糧になるよ〜
0319ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:16:12.59ID:8wsLE41l
酷く乾いた喉が水分を欲して目が覚めると、そこは見慣れた自分の部屋の天井ではなかった。
まだ酔っているのだろうくらくらする頭を抱えて、唸りながら体を起こし、ゆっくりと辺りを見渡す。
身体にかけていたタオルケットがするりと落ちる。
きちんと整えられたベッドに、これまたきちんと壁にかけられたワイシャツとその襟元にかけられたネクタイ。
今、この部屋唯一の明かりであるサイドテーブルの小さな読書灯の下に置かれた、見慣れた腕時計。
それらでこの部屋の主が分かり、いつの間にか強めていた警戒心を解いた。
よくよく耳を澄ましてみると、少し離れたところで微かな寝息が聞こえていた。

何でここに居るのか…回らない頭で考える。
ああ、そうか。
あのデコメガネをイエローフラッグに引きずり出し、話をしながら飲んで…あいつがいつまでたっても酔った素振りを見せないから、自棄になって競う様に大量に飲んだ。
珍しく一人では歩けない程に酔って、この部屋に担ぎ込まれたのは覚えている。
その後…思いっ切り床に胃の中のものをぶちまけた。
少しソファーに横になって、シャワーを借りて…ロックと四つ目が話す声を聞きながらシャワーを浴びて………ん?
その後はどうした?
記憶がない。

――あー…もう考えるのはやめだ。

更にくらくらしてきた頭を押さえながら、喉の渇きが限界になった身体は水分を求めて、主を起こさない様に静かにベッドから降りる。
しかし、この安物のベッドはその努力を完全に無視して、一際大きくスプリングが悲鳴をあげる。
びくり、とレヴィの身体が跳ねる。

「ん…レヴィ?起きた?」
ロックの寝ぼけた声。ソファーから身を起こし片手で目をこすりながら、中腰のまま彼の方を見て動けないで居るレヴィに視線を向ける。
「…お、おう」
気の抜けた返事をするレヴィに、ロックは、「水?」とだけ尋ねる。
「…ん」
「分かった。とりあえず座ってていいよ。…その体制じゃ疲れるだろ?」
喉の奥で笑う声に、レヴィのかっと顔が熱くなる。
「…う、うるせぇ!!黙って持って来い!このアンポンタン!」

スプリングも何もかもお構いなしにどかっと不機嫌に腰を下ろすレヴィを横目に、「はいはい」と子供を宥める様な口調で奥の薄暗い闇の中へ消えていくロック。
ガラスのぶつかる音と、冷蔵庫が開く音。
そして水が注がれる音が薄暗い方から聞こえてくると、水の入ったグラスとボトルを持って、彼の姿が読書灯の小さな光を借りて段々と現れた。
はい、とグラスを差し出す彼に無言のままレヴィは受け取る。
唇にグラスの縁を当てると、一気に煽った。
粘膜同士が張り付きそうな位渇いていた喉を、冷たい水が潤していく。
あっという間に水は無くなり、それを見た彼がボトルをレヴィに向かって少し傾ける。
ボトルの口にグラスを近付けると、再び透明な液体がグラスの中を満たした。
3杯目の半分を喉に流し込んでやっと渇きから解放されたレヴィは、サイドテーブルの上に飲みかけのグラスを置いた。

「もう要らない?」
「ああ…サンキュ」
そう言うや否や飲みかけのグラスを手に取ると、彼は一気にそれを飲み干した。
水が彼の唇に吸い込まれていく光景に、目を奪われる。
柔らかな唇の隙間にあっという間に消えてしまう水。
見られていることに気付いた彼は「あ、飲んだらまずかった?」と問う。
いや別に…と呟く様に言うと、レヴィは視線を逸らした。
0320ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:24:55.45ID:8wsLE41l
――そう言えば、こいつ、デコメガネとキスしたんだっけ…

水の冷たさで若干頭が回る様になり、見つめていた唇で思い出した。
あの時は何てことない事だと思っていたが…やはり面白くない。
二人を話合わせたのは自分だが、今後ロックがこの件に関して首を突っ込むとして考えると、二人の距離が近付く訳で。
元は外の世界で生きてきた二人だ。
くっつかないとも限らない。
ロックは自分を「銃」と呼び、自身の事を「弾丸」だと言った。
都合の良い様に考える事も出来るが、まぁ捻くれた考えをすれば「替え」は幾らでもある。
他の銃でも弾丸に火を付ける事が出来るし、弾丸がなくなれば他の弾丸を装填すればいい。

――だからと言って、あたしは他の弾丸を装填する気は……無い。

彼がレヴィを此処、ロアナプラで生きるために必要としている事は分かる。
しかし、唯一無二な様でいて、曖昧な関係。
愛だの恋だのを語った事はない。
しかし、レヴィがロックを強烈に求めている事は確かだった。
「恋い焦がれる」なんて言葉は生易しい、言うなればそれは…依存。
薬物依存にも似た、強烈な感情。
例え自分の「替え」があったとしても、誰にもロックの「銃」はやらせない。

――誰にも渡さない。

逸らしていた視線をロックに戻す。
彼は持っていたグラスに再び水を注いで、サイドテーブルに置いた。
ぼんやりと光に照らされて、今にも闇に消えてしまいそうな横顔。

――釘を刺すなら…今か。

空になったボトルを持って再び闇の中へ消えていくロックの手首を鷲掴み、自分の方へ強引に引き寄せる。
バランスが崩れた彼の身体は、スプリングを軋ませながらベッドに簡単に沈む。
ロックが何か言う前に彼の身体を仰向けに反転させて、腰の上に跨る。
何も言わずに強引に唇を塞いだ。
閉じたままの彼の唇の間を舌が這い、3度目の往路でようやく少し開いてレヴィの舌を受け入れる。
歯茎を上から下へ順序良く辿っていくと、ロックの舌に絡め取られ、更に深いところに誘われていく。
突然押し返してきたと思えば、今度は彼の舌がレヴィの口内に侵入し、再び舌が絡み合う。
何度かお互いの口内を行き来し、酸素を求めて唇が離れる。

「…どうした?レヴィ」
息も整わない内にロックが問う。
むっとした顔でレヴィが応える。
「…分かってる癖に言わせンな、馬鹿」
再び唇が重なった。
0321ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:27:59.17ID:8wsLE41l
服を脱ごうとして、レヴィはやっと自分が何も着ていない事に気が付いた。
やっと思い出した。
そういやシャワーを浴びて逆上せて倒れたのだ。
運んだのは恐らくロックだろう。
女が真っ裸で部屋に居るのに、こいつは手一つ出さなかったと言うのか。
全く…生真面目と言うか奥手と言うか…。
それとも…自分に魅力が無いとでも言うのか。
思わず溜息が出る。
その様子を不思議そうな顔で見つめるロックの服を、レヴィは呆れ顔のまますっかり全てを脱がしていく。
女の自分よりも綺麗なんじゃないかと思ってしまう位真っ白で傷がない肌は、指を滑らせれば驚く程滑らかで。

「…女みたいな肌してんな」
「五月蝿い。焼けにくいんだよ」
本人は気にしているのか、少しむくれた顔でレヴィを見上げる。
滑らせた指先が突起に触れると、ロックは眉を顰めて唇から微かに吐息を零す。
感度も女並みだな、なんて軽口を叩いたら流石に萎えるだろうか。
レヴィの股の下で熱を放ち、彼女を押し上げんばかりに自身を主張し始めたソレに配慮して、喉まで出かかっていた言葉を飲み込む。
突起を摘ままれてぴくりと身体を震わせながら、何とか余裕を装おうとレヴィの豊かな胸の膨らみに手を伸ばすロックの姿に彼女の身体の中心が疼いた。
そっと右の突起に舌を這わせながら、左は優しく指先で刺激する。
その度にレヴィの胸をやんわりと揉んでいた彼の掌に力が入り、熱の塊が跳ねてレヴィの濡れて疼く入り口に当たる。
ぴちゃ、と響く小さな水音が、見なくても十分に入り口から愛液が滲み出ている事を知らせた。

「なぁ…ロック」
「…っ…ん?」
「我慢でき…ねェ…」
「ちょ…レヴィ…待っ」
ロックの制止も聞かずに、ゆっくりとロックのモノをレヴィのナカに沈める。
慣れていなくても零れんばかりに濡れたそこは、簡単にロックを受け入れる。
奥に沈み込んでいく度に、内壁が擦れて堪らない。
根元まで沈めると、二人の唇から溜息が零れた。

「まだ着けてないってのに…待てって言ったじゃないか…」
ロックが不満を漏らす。
「…病気なんざ持ってねェよ」
お互いの体温を直に感じる事が自分はこんなにも嬉しいのに、目の前の男と来たらかなり不満気。
寧ろ怒っているようにも見える。
男は着けてない方が気持ちいいんじゃないのか?

「そういう事じゃない」
「じゃあ何だってンだよ...ああアレか、ガキか。孕んだってあんたに迷惑は
「違うって言ってるだろ!」
レヴィの言葉を遮った怒鳴り声に、思わず口を引き結ぶ。
何に怒っているのか分からない…男が喜ぶ事をしただけなのに。
怒鳴ったっきり何も言おうとしない彼を見つめる。
もしかして…もう自分の事が必要でなくなってしまったのだろうか。
だったら納得がいく。
後が面倒臭くなるから着けずにはやりたくない、直接繋がるなら他の奴がいい…そういう事なんだろう?

――あんたにとっちゃあたしはもう…
0322ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:30:53.05ID:8wsLE41l
「レヴィ…お前はそれでいいのか?」
そっと頬に彼の掌が添えられて、いつの間にか逸らしていた視線を戻すと、穏やかで優しく真剣な顔で真っ直ぐレヴィを見つめるロックがいた。
「…いいって言ってンだろ」
「そういう事じゃない…俺でいいのかって聞いてるんだ」
「…何が言いてェのかわかんねェ」
ロックが溜息を着く。
ゆっくりと息を吸い込んで、吐く。

「お前が病気だろうが孕もうが、最後まで面倒みてやる自信はある。ただ……そうやってやる俺の立場はなんだ?お前にとっての俺は何なんだ?」
嗚呼、そうか。
自分はロックの側に居る理由や立場を求めるのに、ロックには何も伝えていなかった。
曖昧な関係を続けてしまったのは、自分にも原因があったのだ。
こんな簡単な事にも気付く事が出来ずに、誰にも渡さないなんて独占欲を剥き出しにしても、何処かお門違いで。
しかし、それを伝えてしまうと何かが壊れてしまいそうで。
それでも…ロックを求めずにはいられない。

――言うなら…今か。

身体さえ繋げてしまえば、他の奴に盗られる事はないと思った。
しかし、例え繋がったとしてもお互いの意思が別々の方向を向いて居れば、それは唯の一夜限りの「過ち」にしかならない。
そんなのは全くと言っていい程意味のない事。
そんな事でロックを奪われない様にするなんて、到底無理な話。
そんな関係に未来は、無い。

「…あたしはあんたの銃だ。他の奴の銃になんかなる気はねえ」
頬に添えられていた掌に、自らの掌を重ね、力強く握る。

「…弾丸に火を付けるのはあたしだ。他の奴になんか渡さねェ」

剥き出しの独占欲。
普段なら意味が無いとドブに切り捨てるような感情は、一度溢れてしまったが最後、止められない。
止まらない。
真っ直ぐに射抜く様に見つめていた彼の瞳が、柔らかく歪む。

「もう火なんてとっくに着いてる。レヴィ、お前が着けたんだ」
「…何度だって焚き着けてやるさ」

そう言うや否や、どちらからともなく二人の唇が重なった。
止められなくなった感情は、行動にも出るらしい。
貪る様にロックの唇に噛み付く。
彼の口角から滴る唾液さえ惜しくて、舌で絡め取り、飲み込む。
レヴィの中で萎えかけていたロックのモノが再び熱を持ち、膨らんで内壁を拡げていくのにさえ感じてしまう。

「…んっ…はぁっ」
背中が快感にぞくぞくと震え、思わず唇を離し仰け反るレヴィ。
身体の動きに合わせて揺れる胸を、ロックの掌が鷲掴む。
主張し始めた先端を彼の親指が擦り上げると、レヴィの中が痙攣し一層甘い声を上げた。

「…あぁ……っ」
軽い絶頂から脱力したレヴィの身体は、そのまま彼に覆い被さる。
肩で息をする彼女の頭を、優しく撫でるロックの手。
「…イっちゃった?」
唇に弧を描いて意地悪な質問をする彼に、悔しくて「…っるせ」と息も絶え絶えに悪態をつく。
ふと視界に入った真っ白な首筋に、レヴィは吸い寄せられるように唇を寄せる。

「んっ…っ」
ロックの眉が歪み、唇が引き結ばれる。
レヴィが唇を離すと、首筋には小さな朱い痕が残っていた。
そっとその痕を彼女の指先がなぞる。
0323ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:34:36.84ID:8wsLE41l
「あーあ…そんなとこにつけるなよ…見られるだろ」
困っている、けれど嫌じゃないといった表情で、ロックがレヴィを見やると、彼女は悪戯をした子供の様に笑っていた。

「やったらやり返されンだよ、バーカ」
そう言って彼の胸板へ手を付き、ゆっくりと腰を動かし始めたレヴィの表情は、無邪気なものから妖艶なものへと変化する。
ゆるゆると前後するだけだった動きは上下へ。
ロックの眉が歪み、二人の息が荒くなっていく。
部屋中が二人の二酸化炭素で満たされていく。

「っ…レヴィっ…」
「…あっ…ロック…っああ!」
我慢できなくなったロックの両手がレヴィの腰を掴み、彼女を突き上げる。
身体の奥が痺れる様な快感に、背中を反らせて悶えるレヴィ。
その扇情的な姿に、ロックは息を飲む。

「もっと…もっと突いてくれ…っロック…っ」
気上した肌。
潤んだ瞳。
熱い吐息。
懇願する唇。
そのレヴィの全てが、ロックを掻き立てて欲情を煽る。
汗ばんだ二人の肌が張り付く事にさえ、欲情する。
理性が崩壊する。

「レヴィ…レヴィ…っ」
譫言の様に名前を繰り返し、腰を打ち付ける。
揺さぶられる度にレヴィの唇から溢れる、普段の彼女からは想像できない嬌声。
身体の奥を突く度に、内壁がうねり、痙攣し、ロックを刺激する。
目の前で動きに合わせて激しく揺れるレヴィの乳房の先端に、身を起こして無我夢中でむしゃぶりつくと、一層高い声が響く。

「ああっ…っ…」
彼ににしがみついたレヴィの手が、与えられた激しい絶頂に耐え切れず爪を立てる。
その痛みさえ欲情を煽るものでしかない。
間髪なく与えられる刺激に、ロックもそろそろ限界だった。

「…っレヴィ…ダメだ…そろそろ…っ」
眉をキツく顰め、大粒の汗を滴らせながらレヴィを見つめる瞳。
引き抜こうとする彼の腰に、レヴィの両の脚が絡みつく。

「このまま…頼む…ロック…」
熱に浮かされながらも、必死で彼にしがみついた。
「今まで散々汚されてきた身体だ…どうって事ねェよ」
「そんな事…言うなよ」
「ホントの話さ…だから…あんたので…塗り潰してくれよ。あたしは…あんたに汚されたい。あんたのものにして欲しいんだ」
0324ロクレヴィ アカイアト2014/09/01(月) 09:35:37.72ID:8wsLE41l
レヴィの腕の力が抜けて、お互いを見つめ合う距離に収まる。
苦しそうに上下していたレヴィの肩が、大きく息をすると同時に動いて、呼吸を整える。
真っ直ぐに見つめる潤んだ瞳が、ロックを離さない。

「あんたはあたしの弾丸で、あたしはあんたの銃だ…そうだろ?…ロック。あたしはあんたを…死ぬまで誰にも渡さねェ。あんたもあたしを…死ぬまで離すな」

額に汗を浮かべて、潤んだ瞳でニヤリと笑う彼女は、とても綺麗だった。
最高に美しくて最高に危険な女。
とんでもないものに捕まってしまった…いや、手に入れてしまったのか…ロックは今更になって気付く。
どうしようもなく自分が彼女を求めている事を。
今までこの気持ちをどうして無視してこれたのか…今になっては分からない。
ただ、この気持ちは恋とか愛とかとは比べ物にならない位激しいもので。
目の前の彼女をぐちゃぐちゃにしてしまいたい様な、壊れる位抱き締めたい様な、なんとも言えない感情。
「愛してる」なんて言葉では到底伝え切れない。
レヴィの背中に回っていた彼の腕に力が篭る。

「……ああ。お前が嫌がっても決して離さないさ」
もう、後戻りは出来ない。
そう理解したロックの動きが再び激しくなる。
感情の全てをぶつける様に、激しく。
レヴィに全てが伝わる様に。
それに応える様にレヴィの中はきつくロックを締め上げて、痙攣する。

「…レヴィっ…っ!」
「ロック…ロック…あああっ!」
再び絶頂を迎えて痙攣するレヴィの中に、ロックは白濁色の欲望を吐き出した。
自分の中に暖かい熱がどくどくと波打つのを感じながら、微睡みに身を任せてレヴィは瞼を閉じる。
再び薄っすらと瞼を開け見つけたのは、傷一つない彼の肌に映える朱い痕。
実体化した感情が、ロックの皮膚に残っている。
我ながら馬鹿な奴だと、レヴィは心の中で笑った。

――別にやり返したくてキスマークなんざ付けた事は、絶対言ってやんねェ。

こんな痕ひとつで彼を縛ろうなんて、浅はかな事は分かっている、けれど。
この痕が消えなければいいのに。

消えなければ、いい、のに。

いい、の、に。


レヴィは、微かに残っていた意識を微睡みの中へ手放した。




次の日は最悪だった。
頭の中でシンバルがなるわ、腰は痛いわで散々だった。
別にロックが悪いわけでは無いのにずっと謝ってくるし、デコメガネを匿ってもらっている酒屋に行くと、目ざとくロックの赤い痕を見つけた奴は、「あら、この緊急事態に随分ね」なんてほざく。

気分は最悪だったが、まぁ、悪くない。
思い出せば随分と恥ずかしい事を言った気もするが、ロックはそれに応えてくれたのだ。
上々じゃないか。
これで四つ目に盗られるなんて、気を揉まなくていい。
後はロックがデコメガネの一件で、らしくなってくれれば、ノープログレムだ。
まだ倦怠感が軽く残る身体に、ほんの少し嬉しく思いながら隣にいるロックを見やる。
少し調子を取り戻した様に見える彼を、レヴィはこれで良かったのだと唯一無二の相棒を眺めていた。


0325名無しさん@ピンキー2014/09/01(月) 20:06:40.57ID:IY6AohdC
GJでした!!
レヴィが切ない…ロックとお互いに思い合ってるのに、いざとなると
ヒネたこと言って突っ張る気持ちとかよくわかる。よかったです
0326名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 07:43:06.61ID:u3NimkeE
感想ありがとうございます。
ネタがあれば…また投下したいです。

神の投下待ってます!
0327名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 15:49:36.57ID:Dhh8s0I/
742 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2014/09/04(木) 13:37:24.63 ID:sax1WNTv
一応何人か職人がいるスレで「神(だけ)の投下お待ちしてます!」とか言ってる奴は頭沸いてんのかな
お前だけ出て行く事をお待ちしてます!とレスしてやりたい
0331名無しさん@ピンキー2014/09/08(月) 10:23:35.63ID:KQ79kIg4
低収入どもの肥溜めさらしあげ
0332ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:13:53.18ID:aA09wrc+
今日のロアナプラも例外なく暑かった。
昨夜レヴィは部屋で一人飲みを開始し、いつの間にか気分良く眠ったのは覚えている。
朝、うだる様な暑さで起きた時、部屋中が穴という穴で埋め尽くされていた。
どうやらまた酔っ払って、カトラスをぶっ放しまくったらしい。
クーラーに大きな風穴が空いて、動いていない。
「あー!クソっ!」
行き場の無い怒りが部屋中に響いた時、大きな音を立ててクーラーが床に真っ二つになって崩れ落ちた。
レヴィはその光景を見て大声を上げ、唖然と立ち尽くした。


その一時間後。
レヴィの姿は暴力協会の礼拝堂の中にあった。
折角のオフを暑い部屋で過ごすのは耐えられないと、酒瓶を抱えてエダの所へ押しかけてきたのだ。
涼しい所で飲めればいい、そう思っていたのだが。
「なぁーロックとヤったんだろぉ?さっさと白状しろよぉ」
先程から壊れたラジカセの様に何度も繰り返される同じ質問に、正直うんざりしていた。
「だーかーらー。言いたくねェって言ってんだろ」
「酒のツマミには丁度いいだろぉ?聞かせろよぉ」
こいつは何としても吐かせたいらしい。
あー…そろそろカトラスの出番か?
金属音がレヴィの脇の辺りで、小さく鳴る。
何としても話す気はないレヴィと、何としても吐かせたいエダ。
そろそろレヴィの短い導火線に火がつくか…そんな緊張感の中、エダは溜息をついて手に取ったボトルを傾け、酒を注いだグラスをテーブルの上を滑らす様にレヴィに差し出した。
「どうしても言わねェってンならコレ飲めよ、一気でな。そしたらもう聞かねェよ」
なみなみと注がれた、見慣れたバカルディ。
レヴィは一瞬疑いに眉を顰めて、疑う様な眼差しをエダに向けるとそっとグラスを手に取る。
「…ホントだな?」
「ああ、嘘なんかつくか」
これで解放されるなら…と、グラスに口を付ける。
変な匂いはしない。いつものバカルディだ。
エダが見つめる中、レヴィは言われた通りに一気にそれを喉に流し込んだ。
レヴィの喉が上下する時、一瞬エダのサングラスの中でブルーの瞳が怪しく光ったのは気のせいだろうか。
「…ほら、お望み通り飲んでやったんだ。この話はナシだぜ」
「へいへい」
心底面白くなさそうな顔で、自分のグラスの酒を煽るエダ。
レヴィもまた、空になったグラスに酒を注ぐとちびちびと口を付けた。
0333ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:15:31.27ID:aA09wrc+
「ん…?」
自分の身体がガタガタと揺れていることに気が付いて、レヴィは目を覚ました。
「あ、起きた」
「…ロック?」
隣には何故か車のハンドルを握ったロックの姿。
自分は何故か背もたれの倒れた助手席に乗っている。
「………は?」
「やっぱり…覚えてない?」
戸惑うレヴィを横目に、ロックは呆れた表情で運転を続ける。
ロック曰く、教会で飲んでいたらいつの間にか寝てしまった自分を呆れたエダがロックに連絡し、ロックはわざわざ車を借りて迎えに来た、と言うことらしい。
潰れる程の量なんて飲んだだろうか…ぼやけた頭で考えてみるものの、よく分からなかった。
「部屋に送って行けばいいだろ?」
「ああ……いや」
「ん?まだ飲むのか?あんだけ飲んだ癖に…また迎えに行くのは正直面倒だ」
「クーラー壊れてンだよ!このクソあちぃ中に居たら干上がンだろ」
今家に帰るのは、遠慮したい。
だからと言って、今からイエローフラッグに行っても(ムカつくが)ロックの世話になりかねない。
さて快適につかの間のオフを過ごすにはどうするべきか…考え始めるレヴィ。
「…俺の部屋に来る?」
視線はフロントガラスの向こう側に固定させたまま、ロックが普段通りに話す。
「…………あ?」
「クーラー壊れてんだろ?俺の部屋のは壊れてないから…ん?何て言うか…その…酷い顔何とかならない?」
口をあんぐりと開けて彼の方を見るレヴィの表情たるや、鳩が豆鉄砲食らった位じゃ済まない程酷いものだった。
まぁ、レヴィが驚くのも無理はない。
まさかロックの口からこんな台詞が出て来るなんて、夢にも思わなかったのだから。
「……だ…誰がひでェツラだよ!手前の方がよっぽどひでェ!いつまでもホワイトカラー臭さが抜けねぇマヌケなツラしやがって!」
車内が静かになるだけの間があって、それを取り戻す様にまくし立てる。
そんなレヴィを横目に、呆れた顔で大きな溜息を零すロック。
「そんなに言わなくても、手出したりなんかしないよ」
「手………っ?!…ンなこたァわかってる!そんな事してみろ、ケツ穴増やすだけじゃ済まねェからな!」
「はいはい」
ロックの手がハンドルを回転させると、車が左に傾く。
自分の部屋の方とは違う道に逸れて行く車。
レヴィはまだ気付いていない。
自分の身に何が起こっているのか、それに気付くのはあと1時間後。


それから10分もしない内に薄汚れた建物の横で車が停まった。
車を降りると、建物の中にある薄暗い階段を上る。
あるドアの前でロックの動きが止まり、胸ポケットから鍵を取り出し慣れた手つきで鍵を開けた。
薦められるまま中に入ると、ひんやりした空気が漂う部屋は殺風景な程小奇麗に片付けられていた。
「へぇ…結構片付いてんだな」
「まぁレヴィの部屋よりはね」
口答えするロックをちらりと睨み付け、目に留まったソファーにレヴィは我が物顔でどかっと腰かける。
「何か飲む?冷蔵庫にシンハーとサンミゲルがあるけど」
「…ちっ。ピスしかねぇのかよ」
「文句言うなよ。ほら」
冷蔵庫を開けたロックが放り投げたサンミゲルの缶を片手で掴む。
プルタブを倒すと、子気味好い音を立てて泡立った液体があふれ出す。
飲み口に口付け缶を傾けると、良く冷えた液体が喉を通って行くのが心地よかった。
その後は別に二人で何かする訳でもなくお互いのしたい事をし、たまに会話をし、だらだらと過ごした。
0334ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:16:13.94ID:aA09wrc+
あまり興味のない雑誌をめくったり、よく分からないタイ語のテレビを眺めながら、レヴィがビールを5本ほど空けた頃。
ソファーに腰掛けていたロックが、何かを思い出しかの様に立ち上がる。
レヴィの視線が自然にロックに移る。
「車、返してくる。適当に漁って構わないけど…散らかすなよ」
「へいへい。…さっさと行っちまえ」
早速ソファーに寝転ぶレヴィに、やれやれと眉尻を下げながらロックは開けたドアを静かに閉めた。
廊下に響く革靴の音が遠ざかって行く。
全く聞こえなくなると、レヴィはため息を漏らした。
――手ェくらい出せよ。バカ野郎
手を出すなと言ったのは自分だが、全く何もされないのも何だか悲しい。
矛盾した気持ちを抱えたまま、ソファーの上で寝返りを打つと瞳を閉じる。
うとうとし始め、このまま寝てしまおうと思ったその時。

「……ん?!」
身体の奥が熱くなっていく。
何をしているわけじゃ無いのに、とろりとした愛液が滲み出るのが分かる。
「…んっ…はぁっ…」
腰を揺らめかせ、必死に何かに耐える。
じわじわと這い上がって来る様な何とも言えない感覚に、ゾクソクと背中が震える。
――なんだ…コレ…
今まで味わった事のない感覚に戸惑う。
歯を喰いしばってみても、身体を抱く様に丸めてみても変わらない。
代わりに股の間から、くちゅ…と卑猥な水音が聞こえるだけ。
「…クソっ!どうなってや…がる…」
とりあえず水でも飲んだら落ち着くだろうか…そう思い立ち上がろうとした時、膝から力が抜けて身体は再びソファーに崩れた。
何度立ち上がろうとしても、膝も腰も言うことを聞かない。
心当たりを探して、ひとつの結論に辿り着く。
何かがおかしいと思った時点で辞めておけば、と思ってもそれは後の祭りで。
レヴィの吐く息が急に荒くなったのは、酒の所為だけではないだろう。
しかし、今はそんな事で怒っている場合ではない。
この熱く疼く身体をまずなんとかしなければ。
そろそろとベルトに手を掛ける。
金属音を立ててベルトが外れ、下着の上からそっと割れ目をなぞると、そこは触れてもいなかったのに下着の意味を成さない位に濡れていた。
「はぁ……っん」
そっと膨れ上がった突起に触れる。
微かな刺激にも関わらず、身体は強烈な刺激を与えられた様な反応を示す。
我慢できず下着の隙間から直に触れると、自身が分泌した潤滑油で溢れかえったそこは簡単に指を受け入れた。
「ん……ふ…あっ」
熱くぬめる液体の中、探りながら奥へと進む指。
ざらりとした内壁を指の腹で擦り上げると、背筋に小さな電撃が走った。
重点的にその場所を刺激する。
何度も何度も指を出し入れし、快楽を貪る。
あと少し…と熱に浮かされながら指を動かしていると、ドアの向こうから先程出て行った靴の音が聞こえる。

――マズい!

段々と近づくその音に、慌てて指を引っこ抜いた。
てらてらとぬめりを纏った指を近くにあったちり紙で拭い、ベルトの金具をひっかける。
程なくして鍵が回され、ドアが開く。
0335ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:21:24.52ID:aA09wrc+
「ただいまー…あれ、レヴィ起きてたの?」
「…お…おう」
片腕に紙袋を抱えたロックがきょとんとした顔で見ている。
バレるんじゃないかとそれどころではないレヴィは、無意識に視線を逸らした。
「…具合でも悪い?顔赤い」
「っ!…何でもねェ…」
「何でもなくないだろ…ほら」
ロックが隣に座った…そう思った瞬間。
レヴィの両の頬を包むように触れる掌。
「ちょ…おま…!何す…」
「いいから黙って」
静止を促す低い声に、レヴィの口が閉じる。
段々と近付く顔の距離に、思わず瞼を閉じた。
お互いの息遣いを感じる距離。

キスされる――そう思ったのも束の間。
触れたのは唇同士ではなくて、額だった。
「うーん…やっぱ少し熱いな…」
ロックが心配そうな声で呟く。
少し残念な気持ちはあったものの、そんな彼を余所に心臓はバクバクと早鐘を打つ。
こんなにも近くにロックの顔があるのだから、至極当然な事。
それに変なものを飲まされて、妙に昂ぶっているのもある。
そっと瞼を薄く開くと、唸る彼のワイシャツの襟からちらりと見える鎖骨。
普段きっちりとネクタイを締めているので見えない所が、見えているのが妙に興奮する。
自分に変な性癖があるんじゃないかと疑う位に。
これ以上はまずい、レヴィはゆっくりとほんの少し額を離す。

「…ロック、違うんだ。病気じゃねェ」
「…どういう事?」
「クソ尼と飲んだ時、多分…盛られた。睡眠薬と……催淫剤か何かをな」
恐らく話さなかったレヴィへの腹いせかなんかだろう。
考えれば考えるだけ胸糞悪い話だ。
「………あー…そういう事か」
妙に納得した表情で、彼はレヴィの頬をを包んでいた手を離す。
冷気にさらされて消えていく温もりが、妙に寂しかった。
「迎えに行った時、エダが気味悪く笑ってたから、何かあるなと思ってたけど…なるほどね」
「まぁ…そういう事さ…だから…あたしから離れろ。何すっかわかんねェ」
荒い息遣いのまま、レヴィは震える手でロックの胸元を押し退ける。
それは本当に弱い力で、いつもの威勢の良い二丁拳銃とは思えない程か細い。
「レヴィ…」
「こんな汚れた売女なんかと…二度もヤりたくねェだろ…?」
肩で息をしながら、薄く嗤う。
0336ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:22:41.21ID:aA09wrc+
日本に行ったあの時、初めてロックと相棒というボーダーラインを超えた。
あのスクールガールとジャンボが死んだ日から、ロックはどこか遠くを見ていることが多くなった。
脚の怪我を心配しながらも、何処か心ここに在らずで。
笑っていたと思えば、ふと虚空を眺めていたりする。
耐えられなかった。
ロックが悲しんでいることではない。
ロックが悔しがっていることではない。
自分以外の誰かを憂いているのが、堪らなかった。
自分の事を考えて欲しい。
自分を見て欲しい。
その一心で半ば強引にロックを誘い、身体を繋げた。
結果良かったのか、悪かったのかは分からない。
自己満足と言われればそうかもしれないし、ただの慰安婦扱いされただけかもしれない。
それでも良かった。
ひとときでも自分の事だけを考えて、自分だけをみつめてくれたから。
だから誰にも「言いたくない」のだ。
独りよがり過ぎて、言えたもんじゃない。
あの日から二人の距離が縮まった様に思えたのは、日本という異国が見せた幻だったかもしれない。
ロアナプラに戻った二人はいつもと同じだった。
それでも、ここにいる限りはロックは自分を見て考えて、頼ってくれる。
それでいいじゃないか、と自分に言い聞かせてきた。
一度きりの幻だったが、次があるかもしれないと期待はしていた。
「銃」としての自分だけじゃなく、他の自分も求めてくれるんじゃないかと…。
しかし、いざ二人きりになっても素直になれないのが、レヴィという女。
ロックの方も、手を出して来るどころかその話題にさえ触れなかった。


「レヴィ」
優しさを含んだ声で名前を呼ばれる。
視線を移すと穏やかにレヴィを見つめるロックの姿があった。
「あの時レヴィが俺を慰める為に誘ったのは知ってる。心から救われた、感謝してる」
「別に…どうって事じゃねェ」
「でも…慰めでした事が、俺の中では許せなかった」
ロックの拳に力が入る。
穏やかだった表情が、苦痛に歪んだ。
「あたしは…あんたにボランティアしたかった訳じゃねェ…そうしてェからそうしただけだ。マスと変わンねェよ…」
「それは違う、レヴィ」
一瞬何が起こったのか分からなかった。
ただでさえ苦しい呼吸が、唇を塞がれた事によって更に苦しくなった事だけは、理解できた。
塞いでいたものがロックの唇と分かったのは、舌が口内に侵入してきた時。
自分の舌を絡め取られた時だった。
濃厚な二酸化炭素がただでさえ回らない頭を犯して、何も考えられなくなる。
0337ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:23:51.50ID:aA09wrc+
「……はぁ」
やっと解放された唇は、酸素を求めて大きな溜息を零した。
「…ずっとこうしたかったんだ」
苦しい位に抱きすくめられて、震える声で告げられる。
ロックの顔は見えない。
見たい気もしたが、自分の顔も見れたもんじゃないと諦めた。
なんと言うか…そう、泣きそうなのだ。
身体が昂っていると、感情もそうなるのだろうか。
幼い頃ニューヨークのクソ溜めに置いて来た筈の涙が、視界を歪ませる。
「…抱いていい?今すごくレヴィを抱きたい」
「…………好きにしろ」
もう一度、唇が重ねられた。


「はぁ……んあっ」
部屋の片隅で吐息と甘さを含んだ声が聞こえる。
二人の結合部からは淫らな水音が聞こえ、合わせてベッドのスプリングが軋む音が、テンポ良く響いて部屋を満たしていく。
「あ…っロック…」
「…レヴィ…っ」
痙攣するレヴィの中と、その中で薄い膜越しで吐き出される白濁色。
感度の上がったレヴィの身体は何度絶頂を迎えようとも、収まる気配を見せなかった。
ロックがイくまでに何回自分がイったのかも分からなくなるくらい、レヴィはぐったり身体をベッドに沈めていた。
暫し繋がったまま、二人は息を整える。
「…もう、薬抜けた?」
ラテックスをゴミ箱に放りながら、問うロック。
やっと呼吸が整ったレヴィは、閉じていた瞼をゆっくりと開けた。
「…多分な」
「そう…じゃあもう一回」
レヴィの豊かな胸の先端に舌を這わせ、片方を掌でゆっくりと揉みしだく。
「もう大丈夫だって」
「だから、するんだ」
ロックの言いたいことが分からない。
混乱するレヴィを他所に、這い回る舌は動きを止めない。
奥で消えかけていた熱が、ゆっくりと振り返す。
「薬の所為にしたくないからね」
「…意味分かんねェ」
「慰めでもなく、薬の所為でもなく、レヴィを抱きたいんだ……嫌?」
「……………好きにしろ、バカ」
他から聞いても小っ恥ずかしい台詞。
いつもだったら言い返す、スラングも蔑む言葉も言えなかった。
「銃」以外の自分を求めるロックに、胸の奥が苦しくて、それ以上何も言えなかった……。
0338ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:24:41.02ID:aA09wrc+
先程の愛撫よりも、丁寧にねっとりと隅々まで這い回るロックの掌と舌。
その動きひとつひとつに反応するレヴィの身体。
薬は抜けた筈なのに、感度はどんどん上がっていく。
肌を掠めるロックの吐息にさえ、反応せずにいられない。
「んっ…」
胸の先端を口に含まれ舌先で転がされると、堪え切れない甘い声が、吐息と共にレヴィの唇から溢れる。
肌の上を滑るロックの指先の行方に期待して、濡れそぼる入り口からは愛液が零れた。
しかし、知ってか知らずかなかなかそこに触れない指先に、もどかし気に腰が揺らめいた。
「レヴィ…欲しいの?」
意地悪な笑みを浮かべてレヴィを見つめるロック。
「っ……!余計な事言うんじゃねェ!さっさと突っ込めよ。それとも、もうお前のコックは使い物になンねェのか?」
顔を耳まで赤くしながら捲し立てるレヴィを見て、ロックは笑いが止まらないといった様子。
ますます面白くないと、レヴィはそっぽを向いた。
「素直になってくれてもいいのに」
「うるせ…」
「そう。じゃあ遠慮なく」
「っんああ!」
いきなり中にロックのモノを差し込まれ、レヴィの腰が浮いた。
一度吐き出しているにも関わらず硬く熱を持つ塊が、内壁を抉る。
根本まで埋め込むと、大きくため息を零しながら、ロックはレヴィに倒れこんだ。
「…ロック?」
「少しこのまま…」
ロックの両腕が、背中とシーツの間を縫ってレヴィの身体を包む。
この行動に意味を見いだせないレヴィは只々戸惑った。


今までレヴィが出会ったのは、突っ込んで動いて勝手に吐き出して終わり、そんな男ばかりだった。
残るのは裂けるような痛みと、少しばかりの金。
何日かして痛みと金が無くなれば、またそれを繰り返す。
繰り返していれば食う事には困らないが、なぜか虚しいような寂しいような感情が増していく。
どうしてこんな感情を抱くのか、それがやがてもやもやとした怒りに変わって暴れる。
ファックなんてこんなもんなんだろう、そう思わなければやってられなかった。
食う為、金を得る為、生きる為。
その手段にしか、この穴は使えないのだろう、と。
幸せを感じる為とか相手とつながる為とか、そんなのは安物の映画の中だけの話。
頭がお花畑でいっぱいの馬鹿の作り話だと鼻で笑った。
所詮嘘吐きの話だと自分に言い聞かせた。
自分が求めている事を知りながら、自分に嘘を吐き続けていた。
0339ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 10:29:07.92ID:aA09wrc+
「レヴィ?」
「…ん?」
「苦しい?」
身じろぎひとつしないレヴィに、心配した様子でロックが声をかける。
レヴィは一言否定すると彼は、そっか、と腕の力を強めた。
「…こんなことして気持ちいいのかよ」
「別に気持ちいいだけがセックスじゃないよ」
「ハッ…あんた馬鹿だな。男なんて気持ち良く出せればいい、そうだろベイビー?」
「何でもない相手ならそれでいいだろうね。でも、レヴィは別」
「はぁ?」
ロックが身を少し起こすと二人の視線が絡む。ロックはひどく穏やかな表情だった。
「一分一秒でも長く繋がってたいんだよ、レヴィとは」
驚いた。
今自分が考えていた安物の映画にしか出てこない台詞。
そんなことを言われたことは今まで一度もなかった。
むず痒い感情とは別に、何か別の感情に支配されそうになって慌ててロックをなじる。お
「………ラブロマンスがしてェなら相手を間違えてるぜ?」
「いや、間違ってないよ」
「ケッ……こんな売女のどこが…っん」
永遠に文句を続けそうな口をロックが唇で塞ぐ。
突然の出来事にレヴィはそれ以上言うことを止めた。
ゆっくりと離れていく二人の距離。
「別にいいじゃないか。こんな時ぐらい夢を見たって」
穏やかだった表情に苦痛が混じる。
レヴィは思う。
ロックはきっとこの先の事を案じているのだ。
ここにいる限り二人ともまともな死に方はしないし、二人で生きることを望んだ時その首を狩らんと死神がほほ笑むのだろう。
どっちにしたって、間近の死は免れない。
唯望めるのならば、この安物のシングルベットの中だけでも、許してほしい。
「普通」ならば望めるはずの関係、「普通ではない」二人の背徳の関係を。
ロックは何も言わないが、レヴィには手に取るように彼の考えていることが分かった。
二人が過ごしてきた時間がそうさせてしまった、そんなことは分かっていたから。
だから、何も言えなかった。
レヴィは小さく、本当に小さく笑った。

「…仕方ねェな。チープなラブロマンスに付き合ってやるよ」
眉尻を下げ、そっと笑いながらロックの首に回る腕。
夢でも幻でもどっちでもいい。
硝煙と血の匂いが充満するこんな荒れくれた街で、遥か昔望んでいたものが手に入ろうとしているのだから。
それだけで十分だった。
ゆっくりと律動が始まる。
先程の激しさはなく、内壁を隅々まで探るような動き。
まるで、全てを記憶するように。
「レヴィ…」
快楽の波が段々と押し寄せて来ては、引いていく。
呟くように、譫言のように紡がれる名前。
刹那の時を刻む、言葉。
「レヴィ……」
胸が苦しい。
そんな風に名前を呼ばれたら、溢れてしまう。
この感情が。
伝えてはいけない、言葉が。
何かを言おうとしては、閉じる唇をレヴィはそっと自らの唇で塞いだ。
或いは自分の口を閉じる為だったのかもしれない。
0340ロクレヴィ 夢と幻2014/09/11(木) 11:16:47.13ID:aA09wrc+
――分かってる。ロック。でも、それは言っちゃならねェ。

快楽の所為なのか、切なさの所為なのか。
涙で視界が歪んだ。
きっとこの夢の中だって、それを口にしたら死神は黙ってはいないだろう。
日本で死んでいった二人の様に。
だから、言うな。
レヴィは、言葉と一緒に涙を飲み込んだ。
唇を離すと、切なげに眉を顰めるロックの顔。
レヴィはそっと口角を吊り上げて、首を振った。
無理矢理笑ったつもりでも、きっと二人は同じ顔をしているんだろう。
自分の顔を見られるのも、ロックの顔も見るのも辛くなって、レヴィはロックの首に回していた腕の力を強め首元に顔を埋めた。
触れ合った互いの胸から心の声が伝わったかのように、ロックの律動は速度を早める。
二人の息が荒くなり、言葉はどこかに消えた。
息遣いとスプリングの軋む音だけが、部屋を満たしていく。
いつもだったら騒がしい外の喧騒も、今日は酷く静かに聞こえた。
もっと五月蝿い位に騒がしかったなら伝えることが出来たかもしれない、と脳裏を掠めたが、どうあったって無理な話だな、と胸の中で嗤う。
きっとどうであれ聞こえてしまうから。
他人から見れば二人の行為は酷く滑稽に見えるのだろう。
互いにどうでもいい相手としている訳でもないのに、想いを伝えずに身体だけ繋げている。
それでもいい。
ロックさえ、この行為の意味を分かってくれるなら。
言葉で伝えることが叶わないなら、せめて身体だけでも。

「あっ…ロック…ッ」
限界は近かった。
堪らずにロックの背中に爪を立てる。
ロックは痛みに眉を微かに顰めたのを見て、慌てて手を離したがロックの手によって再び戻された。
「そのままでいい」
ふわりと笑うロック。
何でこんな時に笑えるのだろう。
頼りないホワイトカラーの癖に、変な所で強くて。
盗みなんてしないのに、簡単に心は奪っていく。
嫌いだ。
こんな奴大嫌いなのに…………
「ロック…ロック!」
再び爪を立てる指先に力が篭る。
お望みならば幾らだって爪を立ててやる。
痕が残って消えない位に。
「レヴィ……ッ」
「……あああっ!」
最奥を突かれて絶頂が訪れる。
薄らぐ意識の中で、ロックも白濁色を吐きだしたのを感じた。
意識なんて殆ど残ってなかった。
だから、きっとこれは幻だと思う。

耳元で囁かれた

「愛してる」

なんて。



0342名無しさん@ピンキー2014/09/11(木) 23:57:42.09ID:8sVA0n23
おおおお、GJでした!!
やはりロックがリードする展開はレヴィかわいすぎてたまらんー
それにしてもロック良く持つなw
0343名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 00:41:49.75ID:QNISKj8p
ナンクワイのネットカフェ、ポマード臭いチンピラの後頭部にカトラスを当てた刺青の女。
その背後で俺は低い声色で言った。
「申し訳ないけど――、彼女は今日非番でね。ここに来てるのは私用なんだ」
「...ラグーンじゃねェか。最近は女衒にまで手を広げたのかい」
質問には女が答える。
「そんなもんさ、不景気でね」
この街では名の知れた銃使いの彼女に凄まれて、ポマード野郎は退散を決め込んだようだ。
「わかった、わかったよ!ハジキをしまってくれ!」
ホルスターに銃を収め、立ち去る女の身体を恨めしそうに見やるが、その目線に色欲が混じる。
ヤツの視線が脇から豊かな胸、くびれた腰へと移っていくのを確認し、俺は彼女と男の間を遮るように立って言った。
「他所で楽しむんじゃなかったのかい?その身体は売約済みでね」
「確かにボディは最高だがあんなじゃじゃ馬買うヤツの気がしれねェよ」
「病みつきだよ、一度抱けばわかる」
「.....へ、へぇ...」
言葉を失ったチンピラに背を向け、つい今しがた露店の影で楽しんだ柔らかな肉の感触を思い出す。
上唇を舐めやり、かすかに残った彼女の粘膜を味わいながら軽やかなキーボードの音へと近づいて行った。
0344名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 02:23:14.84ID:MDlhr0Ql
gj!
露天の影で何してるんだ…と言いつつ、どんなことしてるか気になってしかたないw
0347名無しさん@ピンキー2014/09/18(木) 23:46:49.98ID:6PBfYMke
狭いベッド。
絡み合うふたつの身体。
ずっと触れたくて堪らなかった彼女の裸体を初めて目の前にして、欲望の赴くままに弄り、淫欲に溺れる深夜。

「くっ...あっ...て、てめ...ロック、まっ、待て...」
彼女の声に、はっと我に返る。
そして豊かな乳房の間から顔を上げて問う。
「ご、ごめん、夢中になってて...その、嫌だった?」
彼女の答えは予想のはるか上を行っていた。
「てめぇ、あたしに何か変なクスリ盛っったんじゃねーだろうな?」

誓ってそんな事はない。
俺だって一応男の端くれだ。
惚れた女を抱くのに小細工なんて...。

「酷いな、そんな男だと思ってた訳?するわけないよ...それともクスリのせいにしたいの?」
彼女の下腹部を手のひら全体で包み込むように撫で上げる。
「....いや、ワリィ、違...その...あっ...」

いつもは「恥じらい」という言葉とは程遠い様子で開かれている両足が、今は閉じられていた。
もどかしく、すり合わせられる両膝。
その様子がひどく可愛らしくて、俺はこぼれ出る笑みを隠せなかった。
「んだよ...」
不機嫌にレヴィが視線を逸らす。

果てしなく潤んでいるそこに、指をすうぅっと滑らせて、反応を楽しむ。
初めて見る顔、初めて聞く声。
堪らない。
こんな一面があるだなんて、本当に、堪らない。

「びしょびしょだね」
かわいい答えを引き出したくて、意地悪く、言ってしまう。
「...るせぇ、だからクスリ使ったんじゃねーかって疑ったんだよチクショウめ」

予想以上の回答が返ってきて、俺はもう...。
0348名無しさん@ピンキー2014/09/19(金) 16:02:27.66ID:ocbt8W0e
職人が増えてうれしい!!
自分も頑張らねば。ただ、続きが思いつかない…クソッ
0349名無しさん@ピンキー2014/09/19(金) 16:15:43.43ID:aXOdYxMv
つまらない作品や下手な文字列なら投下してほしくない
レベルが下がって収拾がつかなくなるから
0351名無しさん@ピンキー2014/09/19(金) 20:21:45.20ID:tUX9OiTg
ああ ブラクラ愛があれば投下してくれるだけでありがたい
0352名無しさん@ピンキー2014/09/19(金) 21:53:52.87ID:Y3vKAU2t
大事な自販機に故障してもらったら困るもんな
メンテナンスは充分にやっておかないと
0354名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 10:23:20.06ID:E9Wqj2hS
最近作品が多くて助かる
職人さんありがたし
過疎ってないだけでもかなり嬉しいな
0356名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 23:25:37.53ID:jo3tGEvf
駄作が何本投下されても同じだよ
むしろ荒らしに燃料与えることで悪化するんじゃない?
0357名無しさん@ピンキー2014/09/21(日) 00:27:45.97ID:VrW2UXCy
嵐なんてスルーするのが18歳以上
スルー出来ない子は遊び方も知らない田舎のドーテーなんじゃないの〜?
0358名無しさん@ピンキー2014/09/22(月) 09:18:31.50ID:GpqtgDJp
自分が「田舎のドーテー」より上だと思ってる、本当は田舎出身で都会人ぶったチュプ乙
0361名無しさん@ピンキー2014/09/22(月) 13:07:47.92ID:W7HetQJk
田舎の童貞のエロ妄想垂れ流すスレ来て何言ってんの?
0362ロクレヴィ、悪戯返し。2014/09/23(火) 11:04:42.32ID:9YXMagaS
「ヘイ、ロック!さっきっから何を貪り食ってんだい?」
「ああ、ベニー。●ョロキアだよ。前の○バネロより美味しいと思うよ、ちょっと食べてみ…」
差し出した菓子袋は男二人の手の間からさり気なく取り上げられる。
「よォ、ロックー?なんだコレ。こんなガキみてぇなお菓子を大事そうに食べてんのか?」
お取り寄せした祖国の駄菓子は悪戯めいた笑いを浮かべる悪魔のような女の手の中。
「………レヴィ、今の内だ。や め て お け 。」
「ハッ!笑わせんなよ、こんなの別にどうって事ァ無いだろ?」
前作より辛味が増したそれを口に無造作に放り込むのを憐れみの視線で見るベニー、せっかくの菓子を取られて少しとは言え意気消沈な自分。

「…ロック、これから買い出しに行ってきてやるから後は頑張れ。」
『何を』と問いかけたいが爽やかな笑顔と素早さで事務所を後にするベニーを見送ると、背後の凶暴娘に視線を送る。

予想以上に顔を真っ赤にしながら中身の無い冷蔵庫に八つ当たりをするレヴィを見て悪戯心が沸き上がる。
「あー、えーと。」
「……あんだよ」
「とりあえず……口の中を違う味で満たしてみるかい、レヴィ?」
「……ッ!」
真っ赤になりつつも自分から唇を押し当て、こっちの唾液を吸い取る勢いで舌先を絡めてくる、少し辛いが自分としては大丈夫な範囲内。
いつダッチやらが来るかわからないので自分のスラックスのファスナーを下ろして無言で促してやれば、悔しげながらもしゃがんで自分から咥え込んで熱を帯びた舌先を這わせてくる。

屈辱的な表情と上目遣いのコンボですぐに暴発したソレをあっさり飲み込むと、彼女は立ち上がって自分のネクタイを掴む。
「つ、続きってかお代わりはこんな事務所でなくて、あのさ、あたしの…」
「オーケー、今日は暇だから二人で早引けするってメモしておこうか」
恥ずかしげな相手の唇に指先を当てるとそのまま彼女の腰に手を添え、ダッチ宛に走り書きのメモを置くと事務所を後に。

当分はこれで弄れる、とか思っているのは相手に秘密である。


******
辛い時ってヨーグルト飲むと和らぐよねって会話からの妄想ネタでした、携帯投稿すみません。
0363名無しさん@ピンキー2014/09/23(火) 12:08:44.21ID:Y4hZBZKp
>>362
GJ!レヴィの反応やらが目に浮かんできたw
レヴィは意外と辛い物が苦手そうかもしれない。男の方が辛い物に強いよね
0364名無しさん@ピンキー2014/09/23(火) 14:35:51.99ID:A7inNR2f
>>362
GJ!タイの食べ物って辛いの多そうなイメージがあるから
レヴィ辛党かなあと妄想してたけど可愛いなw
攻められて嫌々感じるレヴィも好きだが
男女にも容赦ないドSなレヴィも好きだけど
板的には前者が多いのかな
0365名無しさん@ピンキー2014/09/23(火) 15:40:49.36ID:uHqxQk8z
>>362
GJです!とりあえずロックは家に着いたらレヴィにシンハーを与えてあげてくださいw

第2ラウンドはそのあとでいくらでも
0366名無しさん@ピンキー2014/09/23(火) 16:59:26.09ID:0aZxla+h
自演会話って何でこんなに寒いんだろうな〜w
なにが目的なのかな〜w
0367 ◆LVq4Z82dHAOi 2014/09/24(水) 11:20:40.14ID:dDSji5Dx
まきちゃんネタです。
グロ中尉。
0368名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 11:21:31.87ID:dDSji5Dx
あの時も丁度今日みたいな雨空だったな。
あ、いえね、こっちの話でして。え?聞きたい? そんな事誰も言ってない?はぁはぁ、すみませんね、私も毎日苦しくて。
正直この話を誰かに打ち明けないと気が狂いそうでして。それでは、早速暇つぶしにでもお読み下さい…へへへ。

もう10年ほど前になりますかね。当時、私はとある地方の寂れたスナックで働いてましてね。
そこで、店の女の子の1人と良い仲になっちまったんですよ。ま、良くある話です。へへへ。

アパートに同棲してまして。スナックのママも他の従業員もみな承知の上でしてね。
まぁそこそこ気楽に楽しく暮らしてましたわ。しかし、この、仮に真希としましょうか。
真希はかなりのギャンブル狂でして。パチンコ・競馬・競艇・競輪・ポーカー・マージャン、なんでもござれでして。

これが勝ちゃ良いんですが、弱いんですよ。賭け事にも才能ってありますよね。
案の定、借金まみれになっちまった。それでも何とか、働きながら返してたんですよ。

え?私はどうかって?私はあなた、ギャンブルなんてやりませんよ。そんな勝つか負けるか分からないのに大金賭けられますかいな。以外に堅実派なんですよ。

へへへ。…話を戻しましょうか。
同棲しだして、2年ほど経った頃でしたかね。とうとう、にっちもさっちも行かなくなっちまった。切羽詰まった真希は、借りちゃいけない所から金借りちゃったんですよ。まぁヤクザもんですよね。

ある夜、アパートに2人でいる時に、男が2人やって来ましてね。見るからにそれモンですよ。
後は大概、お分かりですよね?TVや映画で良くある展開と同じですよ。笑っちまうくらい同じです。金が返せないのなら、風俗に沈める、の脅し文句ですよ。

それでも真希は1週間、1ヶ月待って下さい、と先延ばししながら働いてましたよ。え?私?私は何も出きゃしませんよ。
ヤクザもんですよ?とばっちりは御免です。え?同棲しておいてそれはないだろうって?
はぁはぁ、ごもっとも。でもね、皆さんもいざ私のような環境に置かれると分かりますって。
ある夜、いつもの様にアパートに取立てがやって来ましてね。所がちょっと様子が違うんですよ。

幹部って言うんですか?お偉いさん来ちゃいまして。一通り真希と話した後、
つかつか〜と私の方にやって来まして、お前があいつの男か?と聞くんですよ。
ここで違う、とは言えませんわね。認めると、
お前にあいつの借金の肩代わりが出来るのか?と聞くんですよ。 出来るわけないですよ。
その頃には借金1千万近くに膨れ上がってましたからね。 当然無理だと言いましたよ。
そしたらその男が、あぁ、今思えば北村一輝に似た中々の良い男でしたね。 あ、へへへ、すみません。

話を戻しましょうか。その男が、ならあの女は俺らがもらう。ってんですよ。
仕方が無いな、ともう諦めの境地でしたよ。私に害が及ばないのであれば、どうぞご自由に、と。

え?鬼?悪魔?鬼畜?はぁはぁ、ごもっとも。
でもね、水商売なんて心を殺さないとやってけないんですよ。真希に惚れてたならまだしも、正直体にしか興味ありませんでしたからね。 え?やっぱり鬼畜?はぁはぁ、結構です。

それでもって、男が妙な事を言い出したんですよ。
あの女の事を今後一切忘れ、他言しない事を誓うならば、これを受け取れ。 と言うと、私に膨れた茶封筒を差し出したんですよ。

丁度百万入ってましたよ。でもね、嫌じゃないですか。
ヤクザから金もらうなんて。下手したら後で、あの時の百万利子つけて返してもらおうか、何て言われちゃたまりませんからね。

断りましたよ。 そしたら、その幹部の連れのチンピラが、ポラロイドカメラでもって私を撮ったんですよ。
そしてその幹部が、この金を受け取らなかったら殺す、って言うんですよ。

何で私がこんな目に、と思いましたよね。渋々受け取りましたよ。
そして、もし今後今日の事を他言する様な事があれば、お前が世界のどこにいても探し出して殺す、と。 その時、私は漠然とですが、真希は風俗に沈められるのでは無く、他の事に使われるんだな、と思ったんですよ。もっと惨い事に。

真希はある程度の衣服やその他諸々を旅行鞄に詰め込み、そのまま連れて行かれました。
別れ際も、私の方なんて見ずにつつ〜と出て行きましたね。結構気丈な女なんですよ。
0369名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 11:22:07.51ID:dDSji5Dx
1人残されたアパートで、私はしばらくボーッとしてました。 明日にでもスナック辞めてどこかへ引っ越そうと思いましたね。嫌ですよ。ヤクザに知られてるアパートなんて。

ふと、真希が使っていた鏡台に目がいったんですよ。リボンのついた箱が置いてあるんです。
空けて見ると、以前から私の欲しがってた時計でした。あぁ、そういえば明日は私の誕生日だ。
こんな私でも涙がつーっと出てきましてね。その時初めて、真希に惚れてたんだな、と気がつきました。 え?それでヤクザの事務所に真希を取り返しに行ったかって?
はぁはぁはぁ、映画じゃないんですから。これは現実の、しょぼくれた男のお話ですよ。

翌日、早速スナックを辞めた私は、百万を資金に引っ越す事にしたんです。
出来るだけ遠くに行きたかったんで、当時私の住んでた明太子で有名な都市から雪祭りで有名な都市まで移動しました。 そこを新たな生活の場にしようと思った訳です。

住む場所も見つかり、一段落したので、次は仕事探しですよ。 もう水商売はこりごりだったので、何かないかなと探していると、夜型の私にピッタリの、夜間警備の仕事がありました。 面接に行くと、後日採用され、そこで働くことになったんですよ。

それから約10年。飽きっぽい私にしては珍しく、同じ職場で働きました。
え?真希の事?時々は思い出してましたよ。あの時計はずっとつけてました。 北国へ来てから新しい女が出来たり出来なかったりで、それはそれで、楽しくは無いですが平凡に暮らしてましたよ。

私、こう見えてもたま〜にですが、川崎麻世に似てるって言われるんですよ。
え?誰も聞いてない?キャバ嬢のお世辞?はぁはぁ、失礼しました。
それで、つい1ヶ月前ほどの話です。同僚のMが、凄いビデオがある、って言うんですよ。

どうせ裏モンのAVか何かだろうと私は思いました。こいつから何回か借りた事があったので。
そしたらMが、スナッフビデオって知ってる?って言うんですよ。

私もどちらかと言うと、インターネットとか好きな方なんで、暇な時は結構見たりするんですよ。
だから、知識はありました。海外のサイトとか凄いですよねぇ。
実際の事故映像、死体画像、などなど。で、ある筋から手に入れて今日持って来てるんだが見ないか?ってMが言うんですよ。
深夜3時頃の休憩時間でしたからね、まぁ暇つぶしくらいにはなるだろうってんで、見ることにしたんですよ。

私は、どうせフェイクだろうと疑ってかかったんですけどね。ビデオをデッキに入れ、Mが再生ボタンを押しました。
若い全裸の女が、広い檻の中に横たわっていました。髪の毛も下の毛も、ツルツルに剃りあげられていました。
薬か何かで動けなのか、しきりに眼球だけが激しく動いていました。真希でした。私は席を立ちたかった。
でも何故か動けないんですよ。

やがて、檻の中に巨大なアナコンダが入れられました。何か太いチューブの様な物を通って。
大げさじゃなしに、10m以上はあったんじゃないでしょうかね。

それはゆっくりと真希の方に近づいて来るんですよ。Mが凄いだろ、と言わんばかりに得意げに私の方を、チラチラと横目で見てきます。
それは、ゆっくりと巨体をしならせ、真希の体に巻きつきました。声帯か舌もやられてるんでしょうか、
真希は恐怖の表情を浮かべながらも、声ひとつあげませんでした。 パキパキ、と言う野菜スティックを2つに折った様な音がしました。
真希の体が、グニャグニャとまるで軟体動物の様になっていったんです。10分ほど経ったでしょうか。それが大口を開けました。
真希のツルツルになった頭を飲み込んだんですよ。

ここからが長いんだ、とMは言い、早送りを始めました。 それは、真希の頭部を飲み込み終えると、さらに大口を開け、今度は肩を飲み込み始めました。
胴体に達したとたん、テープが終わりました。続きが、後2本あるんだ、とMが言ったんです。
もういい、と私は言うと、逃げるようにビルの巡回に戻りました。
0370名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 11:22:39.01ID:dDSji5Dx
それからなんですけどね、いつも同じ夢を見るんです。
真希の顔をした大蛇が、私に巻きつき、締め付けてくるんですよ。
そして体中の骨を砕かれ、頭から真希に飲み込まれるんです。
凄まじい激痛なんですが、逆にこれが何とも言えない快感でしてね。
真希の腹の中でゆっくり溶かされ始める私は、まるで母親の胎内に戻った様な安心感さえ感じるんですよ。

え?そのビデオはどうしたかって?Mから私が買い取りましたよ。
それこそ、給料何ヶ月分かの大枚はたいてね。
3本全部見て、少し泣いた後、私は全てビデオを叩き壊しました。

それで、深夜仕事をしてると、真希を感じるんですよ。
ビルなどの屋内を1人で見回るでしょう?
すると、後ろからピチャピチャと足音が聞こえてくるんですよ。

振り返ると、誰もいない。でまた歩き出すと、濡れた雑巾が床に叩きつけられる様な音で、ピチャピチャと。
真希かな、と思うんだけれども、一向に姿を現さないんですよ。感じるのは気配と足音だけ。

そんな事が数日続き、流石に精神的にまいってしまいましてね、今現在、休暇と言う事で仕事を休んでるんですよ。

3日前です。とうとう真希が現れたんですよ。
深夜、自宅のベッドでボーッと煙草をふかしていたら、白い煙の様な物が目の前に揺れ始めたんですよ。

煙草の紫煙かな、と思ったんですが、動きがおかしい。
まるで生きてるように煙がゆ〜らゆ〜らと形をとり始めたんですよ。 真希でした。

既に溶けかかり、骨が砕けた全身を、マリオネットの様に揺らし、「まだある」方の眼球で、私を見つめてきました。何かを言いたげに口を動かしていますが、舌が無いのか声帯が潰されているのか、声にならない声で呻いていました。

どの位の時間が経ったでしょうかね。いつの間にか真希は消えていたんですよ。
恥ずかしい話、私は失禁と脱糞をしていました。はぁはぁはぁ、汚くてすみませんねぇ。

次の日の夜も真希はやってきました。もう私はね、真希に呪い殺されてもしょうがない
んじゃないかと思い始めてましてね。真希が再び現れるのを心待ちにしてた部分もあったんです。

やはり、真希は何か言いたげに口を動かしています。私は駆け寄り、何が言いたい?私はどうすれば良いんだ?時計、時計、時計ありがとう、
あの時何もしてやれなくてすまない、時計は大事に持ってる、時計は、時計は。

半狂乱のまま、私は叫び続けたんです。すると、真希が折れた首を健気に
私の方に近づけて、言ったんです。途切れ途切れながらも、ハッキリと聞き取れました。

「わたし、あんたのこどもほしかったな」

今日も夜が来る。
0371名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 11:23:38.23ID:dDSji5Dx
以上です。
双子編見直して、まきちゃんのような普通の子がこういうビデオ出たら面白いなと思って書きました。
感想お待ちしています。
0374名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 15:45:53.96ID:942RNL0I
話にならんな
味噌汁で顔洗って出直しといで

つかさ、コピペ改変とか以前にロクレヴィ以外投下しても誰も読まんのよ
空気読め、な
0375名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 16:06:33.63ID:+FeHF7sY
勝手に決めつけんな。特定の組み合わせ以外も勿論読みたいぞ
ただ改変を記載せずに我が物の様に投下されてるのはいただけないから突っ込んだだけ
0376名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 17:00:19.05ID:OzVyEROX
わざわざ改変載せるのって何なんだろう
ロクレヴィ以外でもOKです
0377名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 22:38:25.61ID:MFqT5I/D
>>372
元ネタあるのかよ…
二次オリジナルでさえなくてコピペ改変の上に感想クレクレ乞食とか最悪だな
レヴィに看板扱いされて殺されるか、ソーヤーに生きたまま解体されろ屑という感想>>371
0379名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 00:06:03.87ID:zta0NLZ6
コテハンまでつけて、後書きでいかにも自分が考えたかの様に語り感想も募る
投下されりゃ何でも嬉しい!みたいな全肯定レス見て行けると調子に乗ったんかね…
盗作作品まで全肯定する奴はさすがにいないと信じたいわ
0384名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 10:00:07.68ID:mlIKOFtW
初投稿につき空気読めてなかったら失礼
苦手な人はNGしてください
0385名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 10:00:38.24ID:mlIKOFtW
「で、貴方何で今日はあの凶暴女と一緒じゃないのかしら?」

眼鏡の女―俺たちには”香港のフォン・イッファイ”と名乗っているが、出身も名前も嘘だということは今となっては明白だ―は、眉間の深く刻み込まれた皺を緩めながらそう言った。

ロアナプラ港の、ラグーン商会のボートハウス。
俺たちが紹介した数々のセーフハウスを”マナー違反”で追い出されるという、いかにも”中国人”らしい彼女が隠れられそうなところは、もうこの街にはここしかなかった。

「レヴィの奴、スリーマイル島の原子炉みたいな顔して”テメエ一人で行きやがれ、あんな糞チンクの相手は、あたしゃもう真っ平ゴメンだね”だとさ。
 君、昨日レヴィの電気ポットでラーメン茹でたろ、しかもあの匂いキツい、ヤムヤムのグリーンカレーの奴。
 あのティファール、結構高かったらしいぜ。
 …なあ、なんで君ら中国人ってのは、判で押したみたいに一様に電気ポットでラーメン作りたがるんだ?」

「仕方ないじゃない、国でもみんなそうしてるんだから。
 …確かに、貴方たちが居なかったら私はもう30回は死んでたかもしれない。
 だけど、こんな細かいことばかり言われて、何一つ思うようにいかない生活はもう嫌なの!
 まだ命があるだけでも贅沢すぎて紅衛兵に三角帽子を被せられるかもしれないけれど、何もかも国と違いすぎて、もう発狂しそうなの!
 それこそ、今すぐ元凶のあのインド眼鏡をブチ殺してカレーまんにでもして、自分も死にたいくらいにね。」

「そう言うと思って、今日は面白い余興を用意してあるんだ。」

俺は、傍のスチールの作業机に無造作に置かれた埃だらけの韓国製のテレビデオに、VHSのテープを挿入した。
それは、唐突に始まった。

”どうしてどうしてどうして!?日本人、何でこんなことするのよ!?”

それは、俺がマップラオの泥棒市場から買ってきた金属バットで、血と涙でぐしゃぐしゃなジェーンの顔を執拗に殴る、昨日撮ったホーム・ビデオだった。

「え、ちょっと何これ!?あ、あ、ああんた何してんの!?這個王八蛋!這個日本鬼―」

彼女がその母国語の叫びを言い終わる前に、俺はブラウン管の中のジェーンにしたのと同じように、フォンの頭に機械油まみれのモンキーレンチを思い切り振り下ろした。

ガツン!
ガツンガツンガツン!

「あアっ!!あッ!!あああああああ!痛いッ!!なんで!?助けてくれるんじゃなかったの!?」

リノリウムの床に拡がる眼鏡の破片が綺麗だな、と、俺は思った。
それはまるで、学生時代の林間学校で見た、夏の天の川の輝きのようで。
そこに、赤い血飛沫が、エアブラシで描いたようなコントラストを与えて。

そんなことを思いながらふとダッチの作業机を見たら、おあつらえ向きの道具が並んでいる。
万力、カナヅチ、ビクトリノックスの十徳ナイフ、これは予備の拳銃か…。

「フォン、今ここで殺されたくないなら俺に従え。」

そう言いながら俺は、持ちなれない拳銃―普段ダッチが使ってるのと同じM29だ―をフォンの頭に突きつける。

「うっ…うっ…。」

「四つん這いになれよ。
 よし、それで良い。
 上を見上げたら殺すぞ。
 そのまま下を見てろ。」

「…どうして…どうしてこんなことするの?
 私が、何をしたって言うの?」

俺は無言で、思っていたよりも結構重い万力をフォンの目の前に持って行く。
お、頭がすっぽり入るぐらいに調整してあるじゃん。
これは楽だ。
0386名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 10:01:09.45ID:mlIKOFtW
俺は拳銃をデスクに置き、フォンの小さな頭を万力の板の間に挟む。
後はハンドルを回すだけだ。
万力をキュルキュルと締め始める。
震えながら俯いているフォンに、俺はなぜだろう、発情していた。

「よし本番だ。」

ゆっくりとハンドルを回していく。

「ああああ!!!!っあああああああああああああああああああああああ!」

少しずつ、確実にフォンの頭を圧迫していく。

一旦手を止めて、フォンの顔を見る。
フォンは震えながら、涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにして泣いている。
クソださいメガネの奥の目は、確実に恐怖に支配されていた。

「フォン、俺もな、レヴィ同様お前の相手にうんざりしてるんだ。
 そら最初は、俺とお前は同じだと、信じていたものに裏切られて殺されそうになっている、そう思ったさ。
 だけど、お前にもう愛想が尽きたんだよ。
 俺たちがお前を助けようとして一生懸命動いてるのに、お前のしたことと言ったら、毛布にくるまってブルブル震えるばっかりで、その上俺たちの紹介したセーフハウスを何度も追い出されて。
 あげく、レヴィの電気ポットでラーメンまで作りやがって。
 レヴィがあの電気ポット、どれだけ大事にしてるか知ってるのか?
 なあ、中国人ってのは、どうしてこう無神経なんだ?」

「…あの凶暴女だって、中国人じゃない!?
 中国人の癖に普通話もできない、”自分は中国系アメリカ人だ”なんて、中華の誇りを忘れた、ただの殺人マシーンじゃない!?
 違うの!?」

「これ以上レヴィを侮辱するな!!
 今お前がどんな立場なのか、全然わかってないようだな?」

俺は再びハンドルを回し始める。
ミシ…ミシ…と骨の軋む音がヤードに響く。

「あああああああアアアあああぅあうあああああああああああああああ!!!」

フォンの悲痛な叫び声が俺を興奮させる。
俺はそれを心地よいBGMにして、無我夢中にハンドルを勢い良く回していく。

これ以上回したらもう頭蓋骨が割れそうだ、という一歩手前のところで、俺はハンドルを止めた。
フォンの顔から滴った涙と汗と血液の混合物が、ポトリ、ポトリとリノリウムの床を汚した。

「わかった、わかった!!
 もうあの女のことは悪く言わないッ!!
 だからッ・・・だから許してッ!!許してッ!!!」

刹那、俺は脊髄を駆け抜ける電撃に、身体を震わせた。
もしかしたら俺は、射精していたのかもしれなかった。

…否、確実に俺は、射精していた。
ウールのスラックスの股間の部分に、じわり、じわりと染みが広がりつつあった。

もしかしたら俺は、普通のセックスじゃダメなタイプの人間なのかもしれない。
旭日重工時代、上司に新大久保のヘルスに連れて行かれた時も、ついこないだもレヴィに迫られても何もしようとは思えないなんて、俺はEDなんじゃないかって思っていたけれども、そうじゃなくてこういうタイプの人間だったのかもしれない。

俺は、自分の始末は後回しにして、フォンの頭を締めつけている万力を外してやった。
0387名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 10:01:40.17ID:mlIKOFtW
「ケホッ…ごほっ・・・うえ…!」

あーあ、ゲロまで吐いてるよこの女。
そんなことを思いながらも、俺の怒張は収まりきらなかった。

「フォン、口開けろ。」

フォンは黙って、俺の言うことに従う。
俺はジッパーを開け、たった今自分が放出した液にまみれたそれを、フォンの口の前に持っていく。

「わかってるよな…フォン。」

フォンは、吐瀉物にまみれた舌を、俺のそれに這わせ始める。
これが、女を征服するということなのか。
俺は歓喜に打ち震えていた。
それは、性器から与えられる快感と相まって、俺の中でもう元には戻れない何かを形成しつつあった。

先走りと唾液と吐瀉物の混ざり合った液体は、フォンの口と俺のそれとの間で、クチュクチュと淫らな音を立てていた。
それが俺に、さらなる淫猥な感情を湧き出させていた。

「うッ…クっ…!」

俺は、二回目の絶頂に達した。
フォンの口の端から、俺の白い欲望が滴り落ちた。

俺は、なんだか目の前が暗くなるような感覚に陥っていた。
それは、安らかな、眠りかもしれなかった。

「緑郎、早く起きなさい!
 また景山さんから、”岡島、お前今日も休みなのか?”って電話かかってくるわよ!」

俺は、枕元でフライパンとお玉をガシャガシャ鳴らしながら俺を起こす母の声で、目覚めた。
窓の外には、東京の秋の朝の、いつもの青空が広がっていた。

「…夢?」

「何言ってるの緑郎、寝ぼけてないで早く歯磨いて支度しなさい。
 今月何回ズル休みしてると思ってるの?
 お母さん、貴方が心配よ。
 こんなことさせるために浪人までさせて国立大を出させたわけじゃないのよ?」

ああ、なんだ、全部夢だったのか。
ロアナプラも、レヴィも、ロベルタも、そしてフォンも。
俺は、会社に見捨てられたんじゃなかったんだ。
俺は、いつもの俺として平和な毎日をちゃんと送っていたんだ。

「だいたい貴方、お父さんもお兄ちゃんも公僕として毎日遅くまで霞ヶ関で頑張ってるのに、わけのわからない商社なんかに就職して社内ニートみたいなことばかりして、お母さん悲しいのよ。
 お母さんクラス会で恥かくのもう嫌なの。
 ちょっと、聞いてるの緑郎?」

今日も、いつものような日が始まる。
退屈で、つまらなくて、何の感動もない一日が。

でも俺はときどき思い出すんだ。
あのロアナプラの日々のことを。
それはただの夢かもしれない。
だけど、俺を確実に変えることになったかもしれない、そんな夢なんだ。

END
0388ロクレヴィ 飴玉2014/09/25(木) 12:01:06.99ID:3Vv7IdWw
「さっきから何食ってンだ?」
日本から帰って来て3ヶ月程経った頃。
大量の書類整理と集金、溜まっていた仕事と飛び込みの仕事に追われて、気付けばこれだけの時間が過ぎてしまっていた。
やっと仕事が片付いて、事務所には落ち着いた空気が流れていた。
ひとまず先に仕事が済んだダッチは個人的な用事の為に外出し、ベニーは機械のメンテナンスの為に魚雷艇に行っている。
恐らく暫くは帰ってこないだろう。
机で集計をしていたロックに、雑誌を読みながらソファーで寝転がっていたレヴィが声をかけた。
「ああ、これ?」
ペンを持っていた方とは逆の手をポケットに突っ込み、取り出したのは小さな色とりどりの包み紙達。
「……なんだそれ」
「飴だよ」
「はぁ?これが?」
「ああ、そっか。レヴィはリコリス飴のイメージしかないもんな」
掌に散りばめられたそれを一粒摘まむと、他はポケットにまた戻っていった。
ロックの指先が包みを破ると、中からはこれまた真っ赤な色をした丸いガラスの様なものが姿を現した。
「食べてみる?」
「どうせ甘いんだろ?要らねェよ」
「美味いよ?ほら」
唇すれすれまでそれを近付けられレヴィはロックを疑いの眼差しで一瞥すると、口をほんの少し開けた。
押し込まれる丸い塊。
カラン、と歯に当たった音が口の中に響く。
「…………甘っ!」
「飴だからね。この間レヴィがくれたリコリス飴よりは美味いよ」
ロックの口の中からもカランカランと音がする。
レヴィが過去に口にした「キャンディ」という物は、グミの様に柔らかく、紐の様な形の真っ黒なリコリス飴。
全く仕様が違う口の中の甘さに違和感さえ覚える。
「日本人はよくこんなん食えンな。歯が溶けちまう」
「アメリカの菓子の方が甘い気がするけど…。気に入らないなら捨てていいよ」
少々不満気な表情で再び書類に目を落とすロックを見やり、レヴィは溜息を零しながらカラカラと口の中で飴を転がし続けた。
事務所に響く電卓を叩く音と雑誌と書類を捲る音、時々二人の口の中でカランと飴が奏でる音。
幾つかの音が静かな事務所を満たしていく。
「それにしても甘ェな…」
二人の沈黙を破る呟き。
「だから、気に入らないなら捨てろって」
「……」
ロックが腰を上げた事により、椅子がほんの少し悲鳴を上げた。
雑誌から視線をずらすと、いつの間にかソファの横にロックが立っていた。
「……なんなら俺が貰うよ」
「は?」と呟く間も無く、レヴィの唇はロックに奪われた。
突然の出来事に驚いて半開きの唇の間から、生暖かい舌が侵入してくる。
口内をゆっくりと探って、這い回る。
ロックの舌に絡め取られて、奪われた甘い塊。
「これでいいだろ?」
互いの唇が離れて、何事もなかったかのようにロックはレヴィに問いかける。
「……人の食いモン盗ンなよ」
幾らかの間があって言えた言葉は、何時ものスラングや罵声とは程遠い。
屈んだままのロックの首に腕を回し、力任せに引き寄せる。
再び近くなった距離。
0389ロクレヴィ 飴玉2014/09/25(木) 12:07:16.99ID:3Vv7IdWw
「……返せ」
ロックが動くよりも素早く、レヴィは唇を重ねた。
さっきと立場が逆だな、と半開きの唇に舌を差し込みながら思う。
口内を探ると、先程味わった甘い塊に舌先が当たる。
二人の舌の間で転がる二つの塊。
ロックが舐めていたものは違う味のものだったのだろう、少し甘酸っぱいソレ。
飴を絡め取ろうとすると、それを邪魔する舌。
そんな事を何度もやっている内に、飴は溶けて小さくなっていく。
「ん…」
飴の所為なのかこの行為の所為なのか…甘さを含む、隙間から漏れる吐息。
本気で取り返したいと思っていた訳じゃない。
自分だけ吃驚させられたのが気に食わなくて、仕返ししたかっただけだったのに。
いつの間にか飴は溶けて無くなってしまったのは分かっていたが、唇を離すことを止められない。
酸欠になった頭はくらくらと眩暈を起こし、背筋が震え、首に回ったままの腕の力が抜けていく。
滑り落ちそうになった両腕をロックの手が掴み、片手で纏められたレヴィの手首は頭の上でソファに縫い止められる。
「…んっ」
突然豊かな胸の膨らみに触れるロックの掌。
不本意ながら何処か期待していたその刺激に、思わず腰が浮いた。
やんわりとその形を自在に変えていく掌と、先端を掠める指が与える刺激。
こんな所でする行為じゃないと反抗したい羞恥心と、もっとして欲しいと強請る欲情が渦巻いておかしくなりそうだった。
やり場の無い気持ちを抱えながら、必死に反応すまいと身体を強張らせると、不意に唇が離れた。
反射的に大きく息を吸い込む。
「…続きは仕事が終わったら、な」
「………っ!バカ野郎!ぶざけンな!!」
悪戯っ子の様な笑みを浮かべ、余裕綽々といった様子のロックを思い切り罵声を浴びせる。
ムカつく。
ムカつく。
「あれ?要らない?」
真っ赤な顔を覗き込む様に近付いてくるロックに、レヴィは悔しくて無言でそっぽを向く。
無言の時間が過ぎて、何かを諦めた様子のロックは溜息を吐きながら再び机に戻っていった。
離れていった事に安堵しつつ、レヴィは横目でチラリと見やると、ロックは少し残念そうな顔で書類に向かっている。
ぎゅっと胸の奥が締め付けられる様な感覚に大きく息を吸い込み、溜息を吐きながらレヴィは頭をぐしゃぐしゃと掻き毟った。
どうやら先程の飴に脳味噌まで甘く溶かされてしまったらしい。
あいつを喜ばせてやりたい…普段の自分ならこんな事思うはずがない。
だから、きっとこれはあの甘ったるい飴の所為だ。
きっとそうなのだ。

「…ロック」
名前を呼ぶと、書類から目を離してこちらを見つめてくる眼。

「…さっさと終わらせろ、バカ」
こんな甘い気持ちに慣れてない自分には、これが精一杯だった。


0390名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 16:38:12.92ID:/ADisN5X
>>389
GJ!
よくそんなシチュエーションが思いつくなと感心した
素直になりきれないレヴィかわゆす
0391名無しさん@ピンキー2014/09/26(金) 09:16:40.89ID:rpJ3U543
西門の踏切は、今日もあの頃と同じように人でごった返していた。
黒い頭の群れが一様に踏切を目指し、開いた遮断機の間を通り抜けていく、
そんな風景が私は好きだった。

私はシェンホァ。
あのころの私は、平凡な、ごく普通の本省人の少女だった。

警報機が鳴り、少し間を置いてクリーム色と臙脂に塗り分けられた列車が、
はるか南の高雄を目指し通り過ぎていく。
線路からほど近くのかつての日本人たちの宗教施設―それは日本時代には
西本願寺と呼ばれていた―は、もう廃寺となって久しく、無残な姿を晒していた。

この国が美国に、そして日本によって見放されてから、私たちの生活はガラリと
音を立てるように変わっていった。
世界の孤児たる私たち中華民国国民は、いまや核兵器をも有する海の向こうの
共匪によっていつ攻め落とされるかもわからない、不安な日々を過ごしていた。

中華民国―かつては蒙古から中原を経て西蔵までを支配した、アジア最初の共和国。
私たちはその正当な末裔だと、文化大革命などという愚かな所業で文化を
完全に破壊した大陸の奴らと違い、伝統ある正しい中華文明の庇護者だと、
日本にかつて占領され奴隷のような生活を送っていたけれど、偉大なる大元帥の
おかげをもって栄光ある祖国に復帰したのだと、学校ではそう教えられていた。

だけど、「先生の言うことは嘘だ」と、両親は常日頃から言っていた。
クラスにいる外省人の子供たち―両親は彼らをシナ人と呼んでいたけれど―と違い、
私たちは一度清国政府に見捨てられた漢民族と原住民の混血なのだと。
だから、彼らと一緒に海峡を越えてきた外来政権は、私たちの本当の政府ではないのだ、
と。
二戦前に私たちを統治していた日本は、美国には負けたけれど、シナには負けていない
のだ、と。
0392名無しさん@ピンキー2014/09/26(金) 09:17:11.49ID:rpJ3U543
事実、外省人の子供たちと私は、馬が合わなかった。
眷村と呼ばれる、私にはスラム街にしか思えないエリアから来る子供たちは、どこか
私たちと違っていて。
日本人が残した官舎から通ってくる子供たちも、どこか高慢で、私たちの話す日本語
混じりの台湾語を一段低く見ていて。

「自由民主統一中国」がてんで呆れる、とビールを飲むたびに多桑はよく私に言うでもなく
ひとりごちていた。
自由も民主も、何もない、いつまで続くかもわからない戒厳令に縛られたこの国。
国連からも、「国ではなく地域だ」とされ、「漢賊不両立」と叫び議席を放棄した、この国。
そこらじゅうに銅像の立っている、あの交通事故以来表に姿を現さなくなった禿と、
その息子の百貫デブが生きている限り、私たちには自由も民主も、いつまでも
訪れそうにはない。
そんな、秘密警察に聞かれたら緑洲山荘送りになりかねないようなことを、家では
平気で多桑は口にしていた。

だからこそ、あれは必然だったのかもしれない。
あの夜のことは、私たち姉弟を奈落のどん底に落としたあれは、運命だったの
かもしれない。

あの黒服の男たちに両親が連行されたあの日を、私は今でもはっきりと覚えている。
泣き叫ぶ私たちをよそに、ユーロンのエンブレムのついたあの黒塗りの車で、
手錠を嵌められて連れて行かれた両親の姿を、私は今でもはっきり覚えている。

いつまで待っても、両親は帰ってこなかった。
「シェンホァ、すぐ戻る。」
両親はそう言っていた。
だけど、そんな約束が叶うはずもなかった。

私は、生きるために何でもやった。
思い出したくもない、脂ぎった中年親父にだって、お金のために抱かれた。
うんざりするような、どろどろの下水から食用油を取り出しては売る作業だって、
何も辛くなかった。
ただただ、がむしゃらにお金を貯めた。
そして体を鍛え、いつか荒事師としてこの娼婦生活から脱したかった。
いつかこの国の政府に復讐するために。
いつか両親を奪ったこの国に、倍返しするために。

「お姉さん、可愛いね。いくら?」

ほら、今日も客が来た。
私は営業スマイルで、その男の声のほうへと振り返った。

0393名無しさん@ピンキー2014/09/29(月) 09:31:59.63ID:CeQxAeS3
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。成りすまし野郎死ね。
0394名無しさん@ピンキー2014/09/30(火) 08:28:51.36ID:zQxDIzI8
いつ連載再開するのだろうか
このままじゃ妄想もままならん
0395名無しさん@ピンキー2014/09/30(火) 10:09:40.43ID:vwzYLO1/
今年中に続き一話ぐらい読めたらいいよね
フォン編はエダ出てこないのか?
0396名無しさん@ピンキー2014/09/30(火) 16:14:37.16ID:zQxDIzI8
どうなんだろう。
今は雰囲気的に出ないような気がするけど、絡んだら絡んだで面白いな。
茶化されそうだけどw
0397名無しさん@ピンキー2014/09/30(火) 17:22:03.64ID:ZCaGW/uf
白々しい自演会話きましたよw
0398名無しさん@ピンキー2014/10/01(水) 09:39:23.90ID:FDVajDR9
職人も原作がなかなか進まないから筆が遅くなるんだろうな
0401名無しさん@ピンキー2014/10/02(木) 17:45:00.37ID:jSFpm1qO
これが、香港なのか。
俺は、ザ・ペニンシュラのスイートルームでそうひとりごちた。
中環には、いや、そこらじゅうに五星紅旗が逆さまに吊るされ、民主選挙を叫ぶ群衆が、公式発表によると18万人もの―それは香港の人口の3%近い―群衆が集まっていた。

「特別行政区」、それはここ香港が97年7月1日から制定された、中華人民共和国の行政区だった。
かつて清朝から英国に割譲され、香港島は永久に、九龍半島と新界は99年間という約束であったにも関わらず、英国政府は中華人民共和国にすべてを返還した。
それを嫌って、俺たちはカナダやらオーストラリアやらの国籍をやっきになって取得したものだ。
50年間は何も変えないという共産党の約束なんて守られるはずがない、誰もがそう思っていたのだから。

パッテンの気まぐれで返還直前に与えられた普通選挙も、当然50年は守られることになっていたはずだ。
まあ、あの六四天安門を起こした共産党が、そんなものを守る訳もなかったのだけれど。
誰もが、共産党の息のかかった候補以外の立候補を認めないという共産党の方針に、怒っていた。
そんなものより大老の態度に怒っている、俺を除いて。

ロアナプラの空気は、かつての香港に似ていた。
俺たちは、表向き「熱河電影公司」―熱河省なんて台湾だけを実効支配する「中華民国」の行政区に残っていただけだけれども―の社員として、そこに行ってもう20年になろうとしていた。
ソ連の崩壊で行き場を失った軍人たちの亡霊。
ベトナム敗残兵という肩書で何でも屋をやっていた禿。
そこに働く中国系アメリカ女―俺たちが欲しくて欲しくてたまらないグリーンカード以上のものを持っているのに自分でそれを無駄にした!―の荒事屋。
いつしかそこに合流した、元日本商社の社員だというホワイトカラーの男。
まあその荒事屋とホワイトカラーが結婚するなんて当時は全く思っていなかったが…。
この混沌こそが、ロアナプラをロアナプラたらしめていたのだ。
それは、かつての香港―英領香港―が持っていた空気と一緒だった。

大老が急に俺を呼びつけなければ、俺は、「香港系オーストラリア人」の「ベイブ」こと張維新は、ここにはもう戻ってこなかっただろう。
タイの本社で、屋上のプールの横でカクテルでも飲みながら、ジタンを吹かしながら、悠々と衛星放送のフェニックスTVを高みの見物としゃれ込んでいただろう。

スターフェリーでかつての仲間たちを血祭りに上げた俺が、香港の土地を二度と踏めるなんて思っていなかった。
しかも、それがこんな日になるとは、本当に想定外だった。

10月1日、中華人民共和国の建国記念日。
そんな日にこれだ。
それが俺には愉快だった。

いや、きっと多くの香港人には愉快に思えるだろう。
あのイモくさい大陸の連中の鼻を明かせているんだから。
どうせならあの糞どもじゃなく、台北の中華民国政府に香港を返還するくらいの茶目っ気を、英国式ユーモアを、あの鉄の女には見せてほしかった。
そう思ってしまう自分も、英国文化に、嫌というほど洗脳されているんだと思って俺は愕然とした。

俺はジタンを一本取り出すと、愛用のライターで火をつけた。
大老の使いは、まだ来そうになかった。
俺は、ひたすら待ちに待った。
それは、97年7月1日を待っていた、共産党よりもずっと長い時間を待っているかのような、そんな感覚に俺は襲われた。

コンコン。
ノックの音がした。
俺はため息をつき、インターフォンの受話器を取った。

FIN
0405名無しさん@ピンキー2014/10/05(日) 21:49:50.05ID:23XK5/Ky
三合会だけは本当に名前が実在する組織だからな。どこまでモデルにしてるかはわかんないけど本拠地香港だし。
0408名無しさん@ピンキー2014/10/06(月) 15:04:22.21ID:7Y20nIvK
最近はスマホとパソで自問自答する変わり者が増えましたね
0409名無しさん@ピンキー2014/10/07(火) 02:29:44.35ID:ONEsCoDz
>>408
人を見る目は自分の鏡

>>401投下乙
ブララグの年代は90年代後半なんだよなぁ……
ロックが実在すれば今年で40と考えると妙な感覚がある
0410名無しさん@ピンキー2014/10/07(火) 04:04:11.89ID:FXs6cxHR
レヴィとロックは一生あの関係で行きそうに感じる
二人ともロアナプラを愛してるだろうし骨を埋める覚悟もしてる
レヴィはガンマン稼業を捨てないだろうし
ロックは悪党に目覚めていくんだから今の関係がベスト
結婚しなくてもハッピーだろう
0411名無しさん@ピンキー2014/10/07(火) 09:41:13.01ID:kOj+Bxd2
いやそれは無いだろ…単に悪党が居つきやすい場所ってだけ
気に入ってはいても別に「街を愛して骨を埋める」みたいな執着はないだろ
0412名無しさん@ピンキー2014/10/08(水) 19:57:17.07ID:FkSdhlY3
ロアナプラはそのうち解体されそう的なことを広江が言ってなかった?
レヴィたんがロックを守れれば、どんな形でもいいよ。
0413名無しさん@ピンキー2014/10/16(木) 15:59:47.33ID:MRtGRyOP
保守
0415名無しさん@ピンキー2014/10/17(金) 13:23:07.42ID:8m9thVBj
「もっト……シテ……ロットん…」
ソーヤーは初めての快感に身を震わせながら言った。

男とスるのは、初めてではなかった。
けれど、こんなにも心を揺さぶられるそれは、彼女にとっては生まれて初めての体験だった。
心の隙間を埋めるための、哀しいセックス。
誰かの温もりをただ感じたくて、行きずりの相手と重ねた身体。
そんな今までのそれとは、まったく違う世界がそこにあった。

ロットンの指が、しとどに濡れたソーヤー自身を、優しく、丁寧に愛撫する。
そのたびにソーヤーの脊髄を、電流が駆け抜ける。
背中が、ビクン、ビクンと跳ねてしまう。
人工声帯から出る無機質な声は、ロットンの耳には明らかな悦びの声として聞こえてくる。

「ソーヤー!ソーヤー!」
ロットンは想い人の名前を繰り返す。
その度に、背中にはソーヤーの綺麗に整えられた爪が食い込む。
その痛みはけれども、ロットンには何の苦痛でもなかった。
今までソーヤーが受けてきた心の痛みに比べれば、そんなものはなんということもなかった。

精神を病んだ相手とするのは、ロットンとてまったく経験がなかった。
自分に必死にしがみつくソーヤーを、守りたかった。
人はこんなにも人を好きになれるのだと、こんなにもいつまでも一緒にいたいと思えるのだと、
ロットンは今まさに確信していた。
それは、ロットンにとっても初めての経験だった。

「ソーヤー、いいか?」
その答えを聞く前にロットンは自らの怒張を、ソーヤーの濡れそぼったそこに優しく押し当てた。
コクン、と、ソーヤーの首が動いた。

「あアアアアあああああああアッ……!」
刹那、ロットンのそれがソーヤーを貫く。
鮮血が迸る。

「なんで……ソーヤー……初めてなのか? 違うよな……だってお前……」
「ち……違うノ……ずっと…シテなかっタから…身体ガ…もうカタチ忘れテ……」
ソーヤーの顔は、苦痛で歪みながらもなんとか笑顔を保とうとしているその顔は、とても幸せそうで。
ここ何年も味わったことのないような、それは笑顔で。

「ゆっくり動くな……ソーヤー……」
必死にうなづくソーヤーの顔を優しく撫でながら、ロットンは腰を使い始めた。
それは、ソーヤーの凝り固まった心を、まるで優しく解きほぐすかのような、そんな動きだった。

(続くかも)
0416名無しさん@ピンキー2014/10/18(土) 18:53:45.24ID:m94OIuCm
イエローフラッグのカウンター、二人の女が肩を並べている。

「レヴィ、最近どうよ」
「あん?何がだよエダ」
「アイツだよ、ロックと」
「ロックが何だよ」
「だーかーらー、ないの?お楽しみとかその他諸々だよ!」
「…ねえよ。てか何を期待してんだ」
「〜〜!!ロックが来て一年以上経つだろうがよ!一年前と何か変わったか?」
「ん〜…うーん…?」
「おい…まじかよ。ロックの好きな女のタイプは?趣味は?よく聞く音楽は?」
「そういう話、した事ないんだ」
「おいおい…。その調子じゃ誕生日も知らねえか。興味ないの?」
「あ…そういや、この前もうすぐ歳取るって言ってたっけな」
「いつなんだ?聞いた?」
「いや…」
「なんだよなんだよつまんねえなァ。せっかくいい機会なんだ、聞いてみるついでに好きなモンでも探ってみれば?」
「ど、どうやって?」
「どうって…天気の話するみたいに聞くんだよ」
「どのタイミングで…?」
「はあ…?いつも二人でいる時何話してるわけ?移動中とか酒場とかで。まさか、あんたのマニアックなガントークに付き合わせてるんじゃねえよな?うぷぷっ」
「し…仕事の話に決まってんだろ!飲みながら吹き出すんじゃねえ!」
「あ〜。ロックはともかく、レヴィってそんな仕事バカだったっけ?」
「う、うるせえ!」
「はいはい。聞くだけ無駄だったわ。知りたいってんなら…あたしが聞いてやろうか?」
「…お前の手なんか借りっかよ!どうせ何やかんやかこつけてせびられんのがオチって奴だ」
「おう、言うねえ!じゃあさっそく明日にでも聞いてこいよ。ま、せいぜい頑張んな」
「…おうよ」

そうは言ってみたものの、レヴィはこのサングラスのクソ尼に上手い具合に乗せられたなと、易々と返事をした事を不甲斐なく思った。
グラスに揺れるラムの透き通った琥珀色を見つめていると、ぼんやりとロックの顔が浮かんでくる。
知りたい…かもしれない。誕生日ぐらいは。聞いてみたい。ロックがこちらに来て、どれほどの月日が流れただろう。
仕事の同僚として、はたまたそれ以上の相棒として、こちら側に居続けてくれる限り、自分はロックの面目を守るつもりでいる。
それが、どれだけ先まで許されているのかは知らない。しかし、これからの日々を過ごしていくに当たって、ロックのプライベートというものに踏み込んでも、許されるんじゃなかろうか。
むしろ、もっと歩み寄ってみた方が、肩肘張らずにお互い楽になったりするんじゃなかろうか…?

「あのさァ、レヴィ…」
呼びかけられるのと同時に肘でつつかれて、レヴィはエダを睨む。
「なん…」
「指、燃えるよ?」
「っちうあっちいイイ!!!クソっあっちィなクソったれ!!バオ!水!こおり!!」

レヴィは灰の塊と化した煙草を投げ捨て、それが浮かんだアイスペールの中に手を突っ込んだ。
溶けていく氷の底で、吸い殻はやがて音もなく消えた。
0417軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 18:59:05.74ID:m94OIuCm
翌日。イエローフラッグの…以下略。
昨晩と同じ光景なので省略するとしよう。
エダはグラス片手に、レヴィの不本意な結果報告に耳を傾けながら呆れている。

「…で、あんなに意気込んでた癖に聞けなかったって?ほーらそれみた事か!主の御心のように優しいあたしが手を差し伸べてやるよ。
まあ、聞くだけならちょろいンだけど、それだけじゃァつまんねェだろ?おめでとうって言うだけならあたしでも出来るぜ?
だから……で…そうしてっとォ…………って寸法よ。どう?」

首を傾げてそう聞いてくるエダは、サングラスの奥の瞳を歪めている。
「…悪い顔なってんぜ?」
「なんだよ、それぐらいしてやれよ。見返りは事の顛末と飲み代だけで十分だからさ。安いモンだろ?」
「オーライ。上手く出来るんだろうな?」
「まかせとけって!これっくらいお手のモンよ」

エダはそう言うと残りの酒をくいっと呷った。
レヴィは横目で見ながら、空のグラスにバカルディを注ぐ。
小気味良い音と共にやわらかな香りが広がっていった。

「レヴィ。ところでロックはどうしたよ?まだ仕事?どっかで油でも売ってンのかよ」
昨日のあの後、エダに連れてこいと言われたロックは、勤勉な日本人らしく仕事を全部片付けたいから先に行ってて、という訳でまだここには居ない。
ベニーもダッチも帰ってしまった事務所で、一人デスクに向かう彼を見送りながら、
レヴィは急ぎの仕事なんかなかったはずだし明日でもいいじゃねェか…と一人ごちる。
エダがこうして呼びつけたのは、今日こうなる事を見越していたのかもしれないが、そう考えるとなんだか癪に障る。
…どうして自分はロックが絡んでくると平静を保っていられないんだろう。
結局聞くことが出来なかった誕生日。
いつも通り一緒に仕事をして、いつも通りに会話を交わして…
その合間に織り込めば済むはずだった一言は、喉の途中で引っかかって、彼が向けるやわらかな笑顔に思わず息を飲んだ瞬間、一緒に喪失してしまった。
自分は今日、一日中挙動不審だったハズだ。

「お、ようやくお出ましだ。ヘイ!ロックー!」
エダに肩を叩かれて、レヴィが首を回すと薄暗い店内の入り口で際立って見えるホワイトカラー。
それを目で追っていると、エダが耳元で囁く。
「いいか?耳かっぽじってよーく聞いときな!メモでもする勢いでな。おさらいなんかしてやんねえぞ〜」
にやりと笑って、エダはロックをカウンターに促す。
「…バオ、紙とペン」
「あ?何すんだ一体…?」
バオは懐から取り出したペンと電話の横の紙切れをレヴィに手渡しながら、怪訝な顔をする。
サンキュ、と一言だけ答えてグラスを置いた彼女が、なぜか急にしおらしく見えて慌てて目を逸らした。
なんだなんだ!?二挺拳銃のクセに気色悪ィ顔してやがんな!?とカウンター越しからその様子を訝しんだ。
0418軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:03:57.42ID:m94OIuCm
「…ックション!なんだろう、誰かが噂してるのか…?変なくしゃみだ…。お待たせ!思ったより仕事が進まなくって…
適当に切り上げてきたよ」
ロックは朗らかに笑いながらエダの隣に座った。

「そうだったんだ。二人して待ってたんだぜ。…何飲む?」
「そうだな…。エダは何飲んでるんだい?バーボン?俺は…レヴィと同じやつ貰おうかな」
バオから受け取ったグラスに酒を注ぐと、口に含み喉を鳴らした。
「そういやさァ、ふと気になったンだけど…ロックって今いくつなんだっけ?」
「えっと…こっちに来て一年経って…もうすぐ歳を取るから今……」
「へえ〜、若く見えるよね。耳タコって?ハハ、やっぱり!ってか…もうすぐって事は誕生日近いんだ」
「8月21日なんだ。早いなあ…しみじみそう感じるよ。日本に居た頃はさ、一日がとても長くて…
休日明けの月曜でもう次の週末の事考えてたんだ。そうでもしないとやってられなかったよ。今は一日一日が目まぐるしい。この街がこんなに刺激的だったなんてね」
「21日ってえと…もうすぐじゃないか。そんな事ならもっと早くに知っておくべきだったな…。何か贈るよ。何がいい?」
「え!?いや、いいんだエダ。なんだか気を遣わせちゃったね…その気持ちだけでもとても有り難いよ」
「遠慮する事ないさ、あんたのめでたい日を祝いたいって純粋にそう思ってンだから。
ん〜でもそういう所、日本人らしいっちゃらしいよね」
「ハハハ、遠慮は美徳って所だろ?そういうのどうしても抜けないんだ。海外出張の時よく言われたよ、相手は日本人じゃないんだから遠慮してかかるな!ってね」
「そうさ、この街で遠慮しても損なだけ。欲しいものってないの?何でもいいから言ってみな」
「欲しいものね…う〜ん…そうだな…思いつかない…特にないんだ、エダ」
「無い!?まじかよ…。んじゃあ…こんなのは?
無数のキャンドルの灯りの中、祝福の聖歌を歌いながらお互い生まれたままの姿で幻想的な一夜を過ごす…っていう、カトリック様式でお祝いしてやろうか?」
「うーん。とても魅力的だと思うんだけど、無宗教だから遠慮しとくよ。エダってアメリカンパーティの派手で賑やかなのが好きそうに見えるけど…?」
「コスプレして花火して騒ぐの?嫌いじゃないよ。お望みならポンポン持って本場のチアダンスなんてどう?トニー・バジル流してくれたらお手のもんだぜ」
「見てみたい気もするけど、そこまでしてくれるのは逆に気が引けるなあ…。
あ!何か頼んでくれないと気が済まないって顔してるね、エダ」

カウンターに肘をついて首を傾げながら眺めてくるエダに向かって、ロックは苦笑した。
飲んでいたグラスを置いて、煙草に火をつけたところでふと思い出す。
「ああ、そうだ!強いて言うならマイルドセブンかな」
「マイルドセブン?何それ」
ロックは手元のソフトパッケージを見せる。
エダはそれを覗き込むようにして見つめた。
「ローカルメイドの煙草なんだけど、日本に行ったついでに調達したのがもうなくっなっちゃって。これで最後なんだ。
…市場で似たようなのを見つけて試しに買った事があったんだけどね、パチモンでさ。綺麗な色の煙が出たよ」
そういうとロックは目を細め、味わうようにして紫煙をふかした。
「ふうん、わかった。そんなんでいいってンならお安いご用さ。まあ…期待しときな」
エダのサングラスは、遠慮がちに笑うロックを映して黒光りしている。
「ところで…エダはいつなんだい?忘れないうちに聞いておくよ」
「へ?あたし?いや…見返りが欲しい訳じゃないんだ。それに年齢に一喜一憂するティーンでもないしね〜。ふふ」
笑顔であしらわれれば、もうそれ以上は聞くまいとロックは口をつぐんで、再びグラスを呷った。
0419軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:07:35.06ID:m94OIuCm
「…で、何やってんの。エテ公」
エダがレヴィの方へ向き直ると、ペンを持つ手を止めて、きょとんとした顔で答える。

「何って…メモってんだよ」
その瞬間、エダは吹き出さざるを得なかった。
「メ…メモってっ…ひひっ…もしかして…さっきの会話…
ひっくっ一文一句…ぷぷっわざわざ…ご丁寧にっくくっ…書いてたって事かよ!?ふひゃははははは!!」
エダは腹を抱えて肩を揺らしながら、笑いが止まらないといった様子。

「なっ!?メモれって言ったのお前だろ!?バオも背中で笑ってんじゃねえぞ!!」
「バカっ…モノの例えだろうが…ひひっそれぐらい分かれって…
くくっ真面目くさってメモってんじゃねえ…ぷぷっサイコーだよお前っ…やっぱバカ…ひっはははは!!腹いてェ!!」

カウンターに突っ伏して最早壊れたように笑い続けるエダに、状況を理解して笑い声を重ねるバオ。
じわじわと顔が熱くなってそれと同時に混み上がる怒りを、レヴィは二人にぶつけようとするのだが、ロックの視線を感じて狼狽してしまう。
「バ、バ、バカ野郎クソったれ!!っテッメーのインチキトーク誰が参考にするってんだよ!!ああアホくせェ笑い死んじまえ!!
行こうぜロック!やってられるかよ!!」
「えっ!?レ、レヴィ?ええ!?」

たっぷりと走り書きのなされた紙を急いで丸めて、壁に向かってぶつけるレヴィ。
訳がわからず呆然としているロックを引っ張ると勢いよく出て行ってしまった。

「…エダ。笑いが過ぎてんぜ」
「…人の事言える顔かよ。バオ」
エダは伏せていた顔を上げるが、笑いの波に打ちひしがれた余韻を残し、ひっくひっくと震えている。
サングラスを取って縁に付いた涙を拭うと、掛け直して一呼吸置いた。
「あ〜。サタデーナイトライブの下手なパロディより傑作だったわ…。あの山猿のいじらしい所も堪能した事だし…。賭けようぜ、バオ」
エダの含みを持たせた表情は、ダウンライトの光を反射して艶光りするサングラスのせいで怪しさが増していた。
まーたロクでもねえ事考えてやがんな、とバオは思う。このシスターはあの二人の仲に目がない。
「何について賭けるつもりだ?」
「ああ。じれったい二人の結末だよ。気になる男女が二人っきりで祝う誕生日、やる事といったら一つしかないだろ?」
「ああ、しかしそう上手くいくか?あの二挺拳銃だぜ?両脇の鉛弾をいつ何時もぶち込みたいって女だ。
あれは、ホワイトハウスのお偉方がスピーチを垂れ流してる真最中でも、喝采を待たずに痺れを切らしてドンパチやるタイプだぜ。
アイツにはムードもクソもねえよ」
「まァそうだけど!そこをどうにかすンのが楽しいのさ。いくら賭ける?」
0420軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:11:36.39ID:m94OIuCm
それから後日。
その晩、レヴィは仕事から上がると暴力教会へ赴いていた。
宿舎にある彼女の部屋に入るなり、レヴィは一言。

「何やってんだ?」
エダは向かいのソファに寝そべって、ほっそりした脚を持ち上げている。
脚線に沿ってしきりに手を滑らせていた。
因みに、胸から膝丈までのキャミソール風の下着姿である。
「ああ、レヴィ」と言って碧眼の素顔を向ける。

「ストリップショーでもおっ始めるつもりかよ」
「あん?クリーム塗ってた。悪いかよ」
エダはその体勢のまま、人差し指をくいくいとやってこちらへ来るように促す。
手のひらサイズの丸い容器を渡すと、下着の肩紐をするすると落として、ソファの上でごろんとうつ伏せになった。

「グローブ外して…そのクリームを背中に伸ばして」
剥き出しにされた陶器のような白い肌の背中と、何やら良い香りのする容器を交互に見て、レヴィはしばし固まる。
いやいやいや、何かすごく自然な流れだったけど、まったく関係ない事させられようとしてねえか!?と本来の目的を思い出す。

「エダ…。こんな事する為にあたしを呼んだ訳じゃないだろ?」
「わーってるよォ…んな事。あたしんちの家訓、知ってっか?」
「は?誰が知るかよ」
「突っ立ってる奴はキリストでも使え、だよ!…んまあ、そうあくせくしなさんな。時間はたっぷりあるんだしさ」
エダはそう言って長い金髪を背中からすくい上げ、目を細めてレヴィを促した。

レヴィはエダの傍らに座りながら、乳白色の液体を両手で塗り広げていく。
すらりとしたなめらかな背中が、みるみる艶めいてゆく。
視界の端でぷらぷらと揺れているつま先の様子は、言わずとも彼女の機嫌が良いのが伺えた。
大人しくエダの言うままに振る舞ってはいるが、文句の一つも吐かないなんて自分でも不思議だ。
おそらくは、ずっと心の奥底に引っかかっているある人物の存在。それが、クリームを伸ばしている最中もずっと脳裏にある。
ぼんやりと背中を眺め、とろみのある液体がすうっと伸びるのを目で追いかけていると、
浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返す男の顔。
「……は銃火器コンテナが届いたから…一日中荷役作業してたんだ……疲れた……気持ちよくて寝そう………ぐー…」
ふと、様子に気付くと、エダは心地よさそうに寝息を立てていた。
レヴィが叩き起こしたのも無理はない。
0421軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:15:58.20ID:m94OIuCm
洗面所から戻ってきたエダは、さっぱりとした顔つきでレヴィの前に紙袋を置いた。

「はい、コレ。お前ンだよ」
小洒落たショッピングバックを怪訝そうに開けていくレヴィを眺めながら、エダは煙草に火を点けた。
どんな顔をするかなー、と沸き上がる好奇心を隠して、紫煙の隙間から冷静に伺う。

「何だこれ?」
レヴィは取り出した中身を両手に、交互に見つめては目を丸くして少し眉間を寄せる。
驚きつつも困惑を浮かべて、目で必死に訴えている感じだ。
コレをどうしろと!?黙ってないでさっさと言え!と心中を察するところこうだろう。

「何って…見りゃ分かんだろ?ブラとショーツのセット。アンダーが分かんなかったから、ちょっと着けてみて。キツかったら言いな」
この日の為にエダが用意したのは、目も覚めるような赤いブラジャーとお揃いのショーツである。
マップラオのモールにあるインポートのランジェリーショップで、買い物ついでに見立ててきた物だ。
それがレヴィの手の中で高級感を漂わせながら、ぶらりと垂れ下がっている。
もう一度食い入るように見つめて、一言。
「高そう…」
「そりゃあ、高機能ブラだからそれなりの代物よ?」
それは間違いなくいい値段ではあったが、エダは本部支給の魔法のカードを使っているので懐なんて痛くも痒くもない。

「コーキノーブラ?」
「いいから、着けてみれば分かるって!」
エダに急かされて、レヴィは渋々とタンクトップを脱いで着替える。


姿見の前で、レヴィは自分の格好に気後れしてしまう。
胸を包み込んでいる、艶が美しい冴えた赤色のブラジャー。
いつもしている質素な物とはだいぶ違う。
どうなんだ?これは。着てみたはいいが、よく分からない。
分かる事といったら、見た目より軽くて心地が良いという事と、凄く刺激的な色合いだという事。
レヴィが首をひねって佇んでいると、後ろから鏡を眺めていたエダがつかつかと寄ってきて、背後に立ちながら言った。

「なんか…違うな」
神妙な顔になって、胸やら背中をなぞるように見つめてくる。
肩を掴まれるとレヴィは緊張してしまった。
「ちょっとじっとしてな」
そう言われれば、直立不動でごくっと息をのむ。
エダは脇から肌に触れると、慣れた手つきで胸とブラジャーの形を整えていった。
「どう?」
直に触れられてくすぐったいと瞑っていた目を開けると、見違えるようにバストアップしている。
「おおっ」
思わず感嘆して、エダも満足そうに目を細める。

「まァ、こんなモンよ」
「しかしクッソ派手だな。1マイル先でも目につくんじゃねえか。エダの趣味だろ」
「え?かわいいじゃん。普段のが地味すぎンだって。あんた赤似合うよ」
「そうか?」
「ローワンのところでバイトしてたクセに何言ってんだよ。あのドエグい衣装よかマシだろ」
「アレは仕事の絡みで仕方なくだよ!」
「はいはい。あとこの包みとロックの好きな酒でも持って行ってやれ。
あんたの好きなバカルディ買うんじゃねえぞ?シンハーかサンミゲルのピス臭い奴だからな」
「よ、よく知ってんな…」
「そんなの飲んでれば分かるよ。…っと、ダベってる場合じゃねえぜ、ちょうどいい頃合いだ。
ほんじゃ行ってこいレヴィ、頑張れよ!
…ああ、寝る前の祈りっていつもはしないんだけど、今晩は特別だ。月明かりの下ひざまづいて十字切っといてやるよ」

にんまりと笑うエダに背中を叩かれて、レヴィはつまづきつつ教会を後にした。
ご丁寧に封蝋が押された軽い包みを抱え、道中でエダに言いつけられた台詞をぶつぶつと復唱する。
見慣れた夜の風景、混沌としたロアナプラの街並み、横切るサイレンの音も酔っぱらい共の喧噪も生温い風と一緒に耳元を掠めるだけ。
レヴィの足は自然と速くなっていった。
0422軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:24:22.98ID:m94OIuCm
「ックッション!!…うーん…誰かが噂でもしてるのか…?」
夜も深まるある貸し部屋の一室。
仕事はいつも通りに終わり、早めに帰宅したロックは部屋でひとりくつろいでいた。

今日も一緒に外回りをしていたレヴィは、珍しくそそくさと帰ってしまったし、ベニーとダッチに関してはどこへ行ったのか知らない。
相手がいないとなれば、一人で酒場で飲むのも少し窮屈だ。
そういう訳で特に何をするでもなく、寝るまでの暇を持て余している。
テレビはつけていても、見たい番組はなく、静けさを埋める為のBGMでしかない。
ふと、時計を見ると、もう少しで一日が終わる。
その隣のカレンダー、空白の上の日付は21日。
そういえば誕生日だったな、俺。
振り返ると、平凡で平和な日だった。
朝起きて歯を磨いて事務所に顔出して仕事内容を確認して電話を取って昼はケータリング、何食べたっけ?
少し気怠げなレヴィを連れて通常ルートの集金、彼女のドンパチもなく一通りしてデスクに戻って事務処理。
そうしていつの間にか、日が暮れていた。

この無法地帯で首が繋がっていて、体がピンピンしてて、血風呂を目にしないこういう一日は尊いものだ。
ソファに沈むようにもたれて、古く黄ばんだ天井を見つめる。
日本にいたならこんな日は…。まだ会社にいるだろう。
デスクに向かって書類整理、目をこすりながら資料と睨めっこの残業が終わると終電に駆け込んで泥の様に眠る、
なんてないサラリーマンの日常。
連絡をくれる友人のお祝いの言葉に喜ぶだけで、家族からのささやかな祝い事もあたたかな手料理も、
そんなモノは記憶のどこを探してもなかった。
…嫌な思い出が蘇る日だ。
それを遮るかのようにドアノックが聞こえる。
うるさいほど乱暴な音にロックは飛び起き、急いでドアを開けた。

「よう」
「レヴィ!?」

エダの来訪を疑っていたロックは少しほっとしながら、それと同時に思わぬ再会に動揺を隠せないでいた。

「なんだよその顔。邪魔したか?」
「そ…そんな事ないよ!暑かっただろ?とりあえず中に入って!」
「おう」
レヴィは座るなりテーブルの上に袋から取り出したビールを並べる。
「これと…これと…」
「レヴィ?そんなに沢山どうするんだ?飲むんなら…つまみでも買ってくるよ」
ロックはレヴィの横顔に話しかけて苦笑を浮かべる。
「…。あんたに」
「え!?」
「あとコレ…ほらよ」

ひょいと腕の中に飛び込んできたのは紙の小包。
狼狽に追い打ちをかけられてロックは危うく取り損ねそうになる。目を丸くしていると、さっさと開けてみろと言いたげなレヴィの視線に促されて、ロックの指はおそるおそる封蝋を解いた。

「…煙草…マイルドセブンじゃないか!レヴィ、これどこに売ってたんだい?」
「…どこだっていいだろ。最近不味そうな顔して煙草吸ってるからよ、買ってきてやったんだ。
隣にそういうバカがいるとな、鬱陶しいんだよ」
「あ…ありがとう。レヴィ…。こんなに…、何か悪いな…ハハ」
0423軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:25:12.41ID:m94OIuCm
ロックは頭を下げて笑顔を向けるのだが、いまいちどういう顔をすればいいか定まらない。
心から嬉しいと思っている反面で、不器用だと思っていた彼女にこんな一面があるなんて…と驚かずにはいられないからだ。
そして、時間が経つにつれ増していく違和感。
それはレヴィの様子なのだが、妙によそよそしく振る舞うのである。
他にもある。これはどういう訳か知らないが、視線誘導だろうか?下着が赤い。
彼女が動くたびにホットパンツの隙間から覗く真っ赤な生地。
カトラスをいじっている途中でも豊かな胸元からちらちらとする下着。
タンクトップの色と対比して、目を逸らそうにも逸らせない。
いつもならすぐに気付いてガンを飛ばしてくるはずが、今日に限って振り向く様子もない。
まったくどうした事だろうか。
そもそも派手な下着なんてレヴィは選びそうにないし、口数少なく落ち着かない様子からは、普段の気の強さも感じられない。
それほど好物でもないビールを文句ひとつ言わずに飲んだり、会話の途中でも仕切りに何かを気にしているのか、
目を合わせようとはしない。
ロックは変なの。と思いながら次のビールを開ける。
ぼんやりとしてても目に飛び込んでくる色気のある谷間、女っ気なんて見せないような彼女だからこそ、余計気になってしまう。
自分で買ったのだろうか?何かをこじらせて衝動買いしたとしても変ではないが、どこか引っかかる。
この煙草といい…もしかして…。

しばらくしてレヴィは手を止めた。
手持ちぶさたにペラペラとめくるだけの雑誌を閉じて、時計のある方を見ている。
ロックが見つめていると、居心地が悪そうに視線を泳がせている。頭を掻きながら、前置きの深いため息を吐く。

「…。エダのやつ…時間まで引き留めろって…言うから…」
「え?エダが何だ?」
きょとんとするロック。
「このまま過ごしてたら寝ちまいそうだ。時間を気にしてじっとしてるのは性に合わねえよ。ロック!」

そう言うと彼女は照れくさそうに続けた。
今にして思えば、睫毛が震えていたのも、頬がうっすらと赤らんでいたのも、すべてはその一言の為。

「…ハッピーバースディ」

今日、最後に見た光景。
どんな美しい記憶も、無数の感動的な思い出もそれには及ばない、彼女が向けた鮮やかな笑顔。
ロックは忘れる事はないだろう。

やがて、時計の針は0時を迎える。
世界は静かなままで、月だけが二人を見守るように遙か彼方で輝いていた。
0424軍靴のシンデレラ2014/10/18(土) 19:30:11.72ID:m94OIuCm
「…レヴィ…」

どれくらいそうしてたのかは知らない。
月明かりが照らし出す彼女の輪郭に手を添えて、気の強さを宿した大きな目も、今は眼光さえやわらかく魅力的だ。
その栗色の瞳に吸い込まれるようにして、ロックはレヴィの唇へ。

「……」
触れるか触れないか、そのすんでの所で、今まで頭の中にうっすらと浮かんでいたもののかすみが晴れていき、
エダの顔が鮮明に浮かび上がった。
ゴーゴーロック!ゴーゴーロック!と何故かチアガール姿で応援されている。
「う……」
ロックはその幻影を取り払うべくブンブンと首を振った。
そのせいだろうか、ズキズキと痛み出す頭、次第に熱を持ったようにぼんやりとしてくる。
くらりとよろめいて体が傾いた。レヴィは肩を掴みながら目を丸くする。

「ロック…?」
「…いや、レヴィ何でもない…ってそんな事はなくて…だからその…!上手く言えなくてゴメン…
今言葉にならないぐらい嬉しくて…仕方ないんだ……ヘンだな…なんか、ボーっとする…ぞ……」
レヴィの呼びかけが次第に小さくなっていき、ふらふらとしながらロックは目の前の胸元めがけて倒れていった。



「えええ!?結局ヤらなかっただああ!?」
イエローフラッグの一角で声を上げるのは、エダである。
「声がでかいクソ尼」
レヴィはすかさず睨みつける。

「あんなにしてやったのにお前等どうなってやがんだよ!
…はあ〜信じらんねェったく…ロックはインポかよ!?」
「死ね。だから風邪だっつってんだろ!飲んでる途中にいきなりだったからよ、酔っぱらってんのかと思ったら…
まァそういう訳で!普段無理ばっかしてるからだ、あの馬鹿」
そう言ってレヴィはそっぽを向いた。
少しふくれっ面の頬がうすら赤いのをエダは見逃さなかった。

「…はーん。心配?ベッドで寝込んでる彼のことがァ。
今すぐにでも飛んでいってやりたいって顔してるよ、あんた」
「…チッ。そんなんじゃねえよ!それにな、もう大分良くなったって事務所に連絡あったんだ。あたしが知る事か!」
吐き捨てるように言って、レヴィは飲みかけのグラスを乱暴に置いた。
席を立ち、奥にあるレストルームへ向かう。
カウンターに残されたエダは、面白くなさそうな面でバオを見る。彼は身を乗り出しながら機嫌良さそうに言った。

「エダ、約束だ。賭けは俺の勝ちだな」
「ヤー、最悪だよクソったれ。ほらよ。ま、いいさ、今日はレヴィの奢りなんだ。オールドケンタッキーの88年…それを貰うよ」
「相変わらずぬかりねえなあ…」

エダは赤い唇をほころばせると、カランとグラスを揺らした。


0425名無しさん@ピンキー2014/10/18(土) 21:07:56.64ID:0d7fpae7
乙です。
次の誕生日は赤い下着を身に付けたレヴィ自身がプレゼントになれば良いと思いました。
0426名無しさん@ピンキー2014/10/18(土) 22:02:43.79ID:Zxj3opNs
乙!いいねえ
やりそうでやらない微妙な距離感っての、原作の雰囲気と合っててよかった
0428名無しさん@ピンキー2014/10/19(日) 00:26:41.57ID:t0NfnA3f
>>427
次からはテンプレかスレタイに入れようぜ、ロクレヴィ専用スレだって
0429名無しさん@ピンキー2014/10/19(日) 00:38:48.72ID:AjOJLzC4
俺もこの流れはロクレヴィ以外排除したくてわざとやってんのかと思った
0430名無しさん@ピンキー2014/10/22(水) 02:02:54.62ID:e15HbBFI
私がこの”麗しの島”の土を踏んだのは、何年ぶりだっただろう。
この島は……いまや”この国は”と再び胸を張れるように
なったのだが……私の記憶の中のそれとは些か姿を変えていた。

オートバイの群れが慇懃無礼なバスと歩行者の合間を
抜ける光景は、然して健在だった。
そのメーカーがホンダやヴェスパからSYMやKYMCOに
変わったのは、大した変化ではあるまい。
雑多な街道を見下ろすバベルの塔が、介寿館から101に
変わったのも、重大な問題ではない。
街に溢れる日本人観光客が厭らしいオジサンたち……当時の
私のような女性目当ての……からグルメや癒しを求める若い
女性グループに変わったのも、私には些細なことだ。
スワンナプームから僅か数時間のこの島が私にとって
”遠い祖国”であるという事実だけは、ここを離れたときから
全く変わっていないのだから。
偽りの身分でしかここを歩くことができないのは、
あの頃と何も変わっていないのだから。

地下の駅で真新しい自動改札にカードをタッチさせて、私は
この街の外港に当たる港町へと旅立った。
あの頃と同じ、クリーム色と臙脂の列車で。
あの頃と同じ、弁当を片手に。
両親が、私をそこで待っているから。
あの頃のまま、テレサと同じあの丘の上に、二人はいるから。

あの頃と一番違うのは、私自身に他ならなかった。
金のために抱かれる、愛もときめきもない暮らしは、
もう思い出すのも難しいほどに過去のものとなっていた。
彼と出会ってからの私の人生は、それまでが嘘のように
何もかがまるで輝いているかのようだった。

彼の腕に抱かれるときが、私には一番幸せだった。
彼の好きな牛乳をコップに注ぐとき、彼の好きな
テレビゲームを、人工声帯の彼女も交えプレイするとき、
彼と細々した日用品を買いにマップラオに行くとき、
どんな瞬間も私は好きだった。

その彼も、彼女も、もういない。
その感傷が、私の足をこの島に向けたことは、決して
否定できなかった。
両親を奪われてから初めて掴んだ幸せを私は、懐かしく
思い出していた。

ああ、やっと列車は私の目的地へと着こうとしている。
北京語、閩南語、客家語、英語の放送を背に、私はデッキへと
足を進めた。
涙で曇る視界の中、私は足を進めた。

fin.
0431名無しさん@ピンキー2014/10/24(金) 14:58:45.90ID:7i7Mwp5i
「デブが必死に汗を拭っているようなキモいSS。読んでいるだけでデブに対する殺意が湧く」
という酷評を他スレで見たことがあるが、まさにそれだったな
0433名無しさん@ピンキー2014/10/29(水) 11:14:42.31ID:P7UGzFWe
いい加減連載再開した?
本誌買ってないからわからんのだが
0434名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 03:25:26.42ID:rMvqtcZG
してないよ、最新情報はGX公式サイト見ると良い
再開したらGX買うのになあ…

ところで日本編のレヴィたんの服って誰が用意したん?
ニット帽以外は似合いすぎ可愛い
0438名無しさん@ピンキー2014/11/26(水) 09:25:57.57ID:DMhCZFPB
完全制圧確定記念wwww
0440名無しさん@ピンキー2014/11/26(水) 22:51:57.79ID:07v8kqkm
完全勝利確定記念wwww
0442名無しさん@ピンキー2014/11/27(木) 16:28:44.92ID:SyDACADm
完全制圧完成記念wwwwww
0450名無しさん@ピンキー2014/12/12(金) 11:46:59.58ID:MLLUSNk8
クリスマスプレゼントにSS下さい…
0470イエローフラッグの日常。2014/12/21(日) 07:02:24.16ID:xTmxFlog
此所はロアナプラ、喧騒に始まり喧騒に終わる街。そんな中でも多少の憩いの場と言う"モノ"はあるわけではあるが、やはり街が街なだけに寂れた雰囲気である。
「……はぁ〜〜」
「シケたツラでカウンターに独りで陣取るな、営業に差し支えるだろうが」
「たまには黄昏れたい時だってあるだろ、バオ。大体そんなに差し支えるような営業っぷりかい?」
ちらりと周りを見渡しても昼日中に来ているような連中は同じようにダルそうな空気を纏わせて呑んでいるだけだ。
「…ホント、皮肉が上手くなっちまってよォ……」
はは、と相手の苦笑に合わせて自分のグラスを手に取るとそれを口に運ぼうとして────
「ハァイ、ロック。今日は一人なの?とうとうレヴィにフラレちゃって淋しい独り酒ぇー?」
ケラケラ笑いながらそのグラスを横からひったくり、問答無用で自分の紅い唇に運ぶと中身を飲み干してカウンターに置くと艶っぽいウィンクをひとつしてくるグラマラス金髪美女。但しそれは見た目のみ。
「…別にそうじゃあないけどな、あっちの仕事が長引いて半日位待ちぼうけなだけさ」
空けられたグラスに注ぎ込まれた酒を呑みながら横目で見る。
「半日も空いてんならさ」
つつ、と背中をなぞってくる指先に背筋をぞくりとさせながら無言で続きを促す。
「ちょっと位あたしのストレス解消に付き合っt「ローックー!!!」
ばん、と店の扉を乱暴に開けると真っ直ぐに自分に歩いて来る黒髪の彼女を見、自分の背中に指先を滑らせている金髪の相手に目線をやる。
「半日、なかったな。バオ、これ今日の勘定」
「へいへい毎度」
「おいコラ、エダァ!?お前今ロックに何しようとしてやがった?あァ??」
今にもエダへリアルに噛み付きかねないレヴィの腰を立ち上がりながらさり気なく抱えるだけで真っ赤になるその耳元にそっと囁く。
「───文句は部屋でたっぷり聞いてやるから大人しくしろよ、レヴィ。今日は早く帰ってきた分満足させてやるから」
う、とそれだけで口を閉じる相手をエスコートしつつ。今日はどう哭かせるか、何回イカせられるかを思案しつつ喧騒の街に出る。
「…ま、お前の好きなシチュに合わせてやるから」
「約束だからなっ!」
店の前に停めていた車に乗り込むと裏通りを中心に走らせる。
人通りが少なくなって来た頃合いを見計らって隣にいる彼女の太股に指先を這わせてニヤリと笑いかけ。
「満足させてやるから部屋まではそこを濡らすのは我慢しろよ?シートの清掃面倒だからな」
「ほんっっと、お前性格悪過ぎだろッ!!」
太股を擦り合わせながら赤面する姿を横目に車を彼女の部屋まで走らせる。確か今日と明日は休み予定だ、どの位楽しめるだろうな。
………って言うエダに手を出されかけたロックを発見して嫉妬と独占欲全開レヴィの図が書きたかっただけです。部屋に行ってからの事は次の仕事休みに体力あったら。
0472名無しさん@ピンキー2014/12/21(日) 09:24:03.79ID:sGX78PvP
レヴィの好きなシチュ…ごくり

久々投下嬉しいよ乙でした!
0475名無しさん@ピンキー2014/12/22(月) 22:05:58.43ID:wRHrA3O9
>>470の続きを勢いで書いたのですが、携帯から書き込めなくなってるみたいです。PC使える時に再挑戦してみます……
0476イエローフラッグの後/12014/12/22(月) 22:14:35.51ID:wRHrA3O9
>>470 携帯から再挑戦。
窓から入ってくる灯りで目を覚まし、枕元にある煙草に手を伸ばして火を点す。
目を細め紫煙を燻らせてから自分の胸元に視線をやって───
「……見えない所にばかり痕が残り過ぎだろ、器用バカ」
隣で寝ている相手に届かない程度の呟きひとつ。



少しでも早く合流しようとイエローフラッグに入った途端、エダに絡まれているのを見ただけで頭に血が上って我ながら恥ずかしい言葉を連呼していたようなしていなかったような。
いやまあ、それはもう覚えてねェからいい。
そのままこいつ──ロックの部屋に来てからの事を思い出して頭を抱える。

『で、どんな風にすりゃ気が済むんだレヴィ?』
自分がお前のモノだと、お前が自分のモノだと、そう思わせてみろと口走ってから真っ赤になっている自分を楽しげに眺めるロック。
『どんな風に?』

指先が柔らかく自分の首筋をなぞる、ただそれだけの事で体が反応する。
お前が自分を忘れないように、と掠れた声で言うと楽しげに笑いながらそのまま首筋に唇を這わせられ、舌先で鎖骨を舐められて反射的に体を強張らせる。
『レヴィが忘れないようにって意味の間違いだろ?』
耳のすぐ真下から笑いを含んだ声で言われ、背筋はぞくりと粟立つ。唇と舌先は自分の体を這っているのに相手の手はまだ何もしてこない。それなのに、それだからこそ、
『まだ起きてる連中多いんだから声は出すなよ?』
ん、と首を振って今にも力の抜けそうな体を相手に預ける。何でコイツは自分の弱い所を把握しまくってんだ、ちくしょう。
やっと触れてきた手は自分のシャツを捲り上げてまだ灯りの点いていない部屋に白い肌をさらけ出す。
外とは違う気温に強張る胸を優しく揉まれて吐息が漏れ、その口を相手の唇が塞ぎ。空気を求めて舌先を伸ばしてもそれは絡め取られ、そのまま自分の咥内を侵される感覚に呻き声が小さく漏れる。
『声、出さないようにスるの好きだろ?』
一瞬離れた口から発せられた言葉に否定したくても出来なくて無言でしがみつく、悔しい。
『今日はどこまで我慢出来るか楽しみだな』
声を出せないから体に力を入れ、しかも立ったままだから足から力を抜く事も出来ず。
首筋と耳朶を指先がなぞり、胸を舌先がぺろりと舐める度に体を震わせる位しか出来ない。
そのまま散々上半身のみへの愛撫は延々と続き、声を圧し殺すのも辛くなって吐息ばかりが荒くなり相手の体にしがみつくのもやっとになってきた頃。
「…、あッ」
ショートパンツ越しに秘所をなぞられて声が漏れ出た。胸を吸われ、今か今かと待ち構えている秘所を布越しで意地悪になぞられて段々と昂る感覚をもう抑え切れないと思った次の瞬間、脚の方の隙間から指を入れられて、そこで意識があっさり弾け飛んだんだったか。
ああもう、恥ずかしいし悔しいし。まったくコイツは。何でコイツは。
0477イエローフラッグの後/22014/12/22(月) 22:17:25.57ID:wRHrA3O9
もぞもぞと動く気配で現実に戻り、隣に視線をやる。
「んー。…ん?あ、起きてたのかレヴィ」
いかにも寝起きらしいぼんやりした声に苛立つ。
「誰かさんは散々人を弄るクセに弄らせちゃくれねぇからなー、覚悟しろバカ」
まだ脱がされていなかったショートパンツを自分で脱ぐと床に落とし、相手の上に跨がる。シャツが捲られたままだけど気にするか、こんなの後で脱げばいい。
「騎乗位であたしとヤんの、好きなんだろロック?」
にやりと笑いかけたつもりがすぐに腰へ伸びてきた手の感触で強張る。
「んじゃ、声を出したらレヴィの負けな」
「……先にイッたらロックの負けだぜ?」
窓から入ってくる灯りに照らし出される意地悪な笑みで思い知らされる。自分はまだ当分コイツに負けっぱなしだろう。
──end─


意地悪なロックに素直になれないレヴィからのおねだりシチュにするつもりがどうしてこうなった?
携帯からでも分割で出来ました、毎回すみません。
張大兄の話を出して下さる神様降臨しないだろうか。
0478名無しさん@ピンキー2014/12/23(火) 08:53:07.54ID:SS9L49z1
>>476
GJ
素直になりきれないけど可愛いレヴィとドSのロック、いいねw
携帯から乙でした
0482名無しさん@ピンキー2014/12/30(火) 00:13:39.29ID:VhFWf5eR
>>481
あれれボク、こっちに迷い込んできちゃったの?wwダメだぞ〜

つか何に確約確定したんだよw雑だな
0484名無しさん@ピンキー2014/12/31(水) 22:50:08.69ID:oEVoZLr8
殲滅確定完了記念
0541名無しさん@ピンキー2015/01/27(火) 11:57:44.49ID:OEbsszFZ
               ハ        _
    ___         ‖ヾ     ハ
  /     ヽ      ‖::::|l    ‖:||.
 / 聞 え  |     ||:::::::||    ||:::||
 |  こ ?  |     |{:::::‖.  . .||:::||
 |  え      |     _」ゝ/’--―- 、|{::ノ!
 |  な 何   |  /   __      `’〈
 |  い ?   ! /´   /´ ●    __  ヽ
 ヽ      / /     ゝ….ノ   /´●   i
  ` ー―< {           ゝ- ′ |
        厶-―    r  l>        |
      ∠ヽ ゝ-―     `r-ト、_,)      |
      レ^ヾ ヽ>’ ̄     LL/  、   /
      .l   ヾ:ヽ ` 、_      \\ ‘
     l    ヾ:ヽ   ト`ー-r-;;y‐T^
      |    ヾ `ニニ「〈〉フ /‖. j
0551名無しさん@ピンキー2015/01/31(土) 02:14:28.18ID:69n7obQM
かんゼん確定勝利キ念
0552名無しさん@ピンキー2015/01/31(土) 02:16:59.14ID:69n7obQM





0553名無しさん@ピンキー2015/01/31(土) 02:25:59.61ID:69n7obQM
以前、近所のマンソンから、ものすごいヒステリックな母親の声が聞こえてて
ウツだった。毎日のように、何かしらのことで怒って、ギャンギャン叫んでる。
子供が、謝れ!と絶叫し、
おそらく謝ったと思われる後に、「聞こえない、もっとハッキリ謝れ」と怒鳴り、
再び謝は「じゃあ何が悪かったかわかって謝ってるのか」とからみ、
怒りがピークになると、叫びに加えてテーブル(?)をバンバン。
んで、また振り出しに戻る…って感じで、ひどい時は一時間近く絶叫が…。
警察に通報すべきか…でも、うちですらこんなに聞こえるんだから
同じマてるんだろうか…とか一ヶ月近く悩んでた。
そんなある日、その母親の部屋の前を通ったら、
すごく優しい顔で子供を抱いてベランダに立ってた
腕の中で寝てる子供に穏やかな笑顔で語りかけてる姿は、とても鬼母には見えなかった
ウッカリそのたのは、その翌日だった
虐待の果てに遂に子供をイビリ殺してしまったそうな
しかも、子供を殺したのは俺が通りかかる直前のことだったとか
なんで殺した子供を抱いて、あんな笑顔でいられたのか
そう思うと今でも俺は・・・・・・
小学校の頃、障害を持った子が入るひまわり学級ってのがあって、
ひまわり学級と交流を持つ委員みたいなのに選ばれてた俺は、ちょくちょくそこへ行ってた。
軽度の知的障害をもった女の子がいて、意思疎通はちゃんとできるし見た目。
よく話をしなってたが、中学校へ上がってからは喋らなくなった。
その子は障害が軽られるようになってしまったからだ。理由はやはり奇抜な言動が目立つからで、
別のクラスの俺にも噂ぐらいは聞こえていた。「あいつキモいよなあ」と聞かれ、「本当だよな」と言ってたりもした。
俺自身、てもおかしくない奴だったから、毎日ビクビクして周りに調子を合わせていた。
ある日、廊下で俺話しかけんなよ」と邪険に扱った。その子は障害があるといっても自分がいじめられてることは認識してたし、
だんだん元気も無メにあったらどうしようとばかり心配して、そんなことを言ってしまった。
そして、だんだんその子へのイジメに性的なものが加わっていって、男子の一部で「あいつ犯そっか」みたいな話が出てきた。
しばらくしてししていった。生徒の間のではレ◯プに遭ったっていう噂が立った。
本当かどうかは知らないけど、それからずっとその子のことが頭から離れなくなった。
今でもその子を思い出すと憂鬱な気分になる。最悪な中学生活、というより最低な俺だった。
猫ちゃんをチンしました!いままで度胸がなくってできなかったんだけど遂に!遂にやりました!
想像以上の効きめです!失禁脱糞対策にあらかじめ中のみえるビニール袋に閉じこめて500Wでまずは30秒にTRY!
仔猫とはいえコンビニ弁当より重いんだし余裕かなと思ったんだけど・・・
たった12秒で袋を蹴破りでてきました。目が逝っちゃってたのでとりあえず出してあげました。
犬みたいにハアハア出し入れしている舌は真っ赤です。顔を近づけてみたら吐く息が
すっごく熱くてビックリ!耳もすっごく熱くなってて真っ赤でした。やっぱ肉の薄い部分だからかな。
案の定、中で失禁しちゃってました。
失禁は日課なのですっかり慣れて手袋もせず処理しました。
いつもなら罰として更に厳しい愛の鞭を与えるんだけど、今日は頑張ったのでご褒美に
乾燥エサを10粒もあげました。3日間なにも与えてなかったので腹が減っていたのか
ガツガツ喰ってました。まだ手や足の末端の肉の薄い部分は熱くなってます。
だいぶ回復してきたので手足耳をカーテンに糸で縫いつけて大の字型に宙づりにしてます。
また失禁しやがりました。むかついたのでエアガンを乱射
してます。 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
0556名無しさん@ピンキー2015/02/01(日) 23:52:59.20ID:RSvOvNqj





0558名無しさん@ピンキー2015/02/02(月) 18:14:08.58ID:fS6hyzSO
以前、近所のマンソンから、ものすごいヒステリックな母親の声が聞こえてて
ウツだった。毎日のように、何かしらのことで怒って、ギャンギャン叫んでる。
子供が、謝れ!と絶叫し、
おそらく謝ったと思われる後に、「聞こえない、もっとハッキリ謝れ」と怒鳴り、
再び謝は「じゃあ何が悪かったかわかって謝ってるのか」とからみ、
怒りがピークになると、叫びに加えてテーブル(?)をバンバン。
んで、また振り出しに戻る…って感じで、ひどい時は一時間近く絶叫が…。
警察に通報すべきか…でも、うちですらこんなに聞こえるんだから
同じマてるんだろうか…とか一ヶ月近く悩んでた。
そんなある日、その母親の部屋の前を通ったら、
すごく優しい顔で子供を抱いてベランダに立ってた
腕の中で寝てる子供に穏やかな笑顔で語りかけてる姿は、とても鬼母には見えなかった
ウッカリそのたのは、その翌日だった
虐待の果てに遂に子供をイビリ殺してしまったそうな
しかも、子供を殺したのは俺が通りかかる直前のことだったとか
なんで殺した子供を抱いて、あんな笑顔でいられたのか
そう思うと今でも俺は・・・・・・
小学校の頃、障害を持った子が入るひまわり学級ってのがあって、
ひまわり学級と交流を持つ委員みたいなのに選ばれてた俺は、ちょくちょくそこへ行ってた。
軽度の知的障害をもった女の子がいて、意思疎通はちゃんとできるし見た目。
よく話をしなってたが、中学校へ上がってからは喋らなくなった。
その子は障害が軽られるようになってしまったからだ。理由はやはり奇抜な言動が目立つからで、
別のクラスの俺にも噂ぐらいは聞こえていた。「あいつキモいよなあ」と聞かれ、「本当だよな」と言ってたりもした。
俺自身、てもおかしくない奴だったから、毎日ビクビクして周りに調子を合わせていた。
ある日、廊下で俺話しかけんなよ」と邪険に扱った。その子は障害があるといっても自分がいじめられてることは認識してたし、
だんだん元気も無メにあったらどうしようとばかり心配して、そんなことを言ってしまった。
そして、だんだんその子へのイジメに性的なものが加わっていって、男子の一部で「あいつ犯そっか」みたいな話が出てきた。
しばらくしてししていった。生徒の間のではレ◯プに遭ったっていう噂が立った。
本当かどうかは知らないけど、それからずっとその子のことが頭から離れなくなった。
今でもその子を思い出すと憂鬱な気分になる。最悪な中学生活、というより最低な俺だった。
猫ちゃんをチンしました!いままで度胸がなくってできなかったんだけど遂に!遂にやりました!
想像以上の効きめです!失禁脱糞対策にあらかじめ中のみえるビニール袋に閉じこめて500Wでまずは30秒にTRY!
仔猫とはいえコンビニ弁当より重いんだし余裕かなと思ったんだけど・・・
たった12秒で袋を蹴破りでてきました。目が逝っちゃってたのでとりあえず出してあげました。
犬みたいにハアハア出し入れしている舌は真っ赤です。顔を近づけてみたら吐く息が
すっごく熱くてビックリ!耳もすっごく熱くなってて真っ赤でした。やっぱ肉の薄い部分だからかな。
案の定、中で失禁しちゃってました。
失禁は日課なのですっかり慣れて手袋もせず処理しました。
いつもなら罰として更に厳しい愛の鞭を与えるんだけど、今日は頑張ったのでご褒美に
乾燥エサを10粒もあげました。3日間なにも与えてなかったので腹が減っていたのか
ガツガツ喰ってました。まだ手や足の末端の肉の薄い部分は熱くなってます。
だいぶ回復してきたので手足耳をカーテンに糸で縫いつけて大の字型に宙づりにしてます。
また失禁しやがりました。むかついたのでエアガンを乱射
してます。 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
0559名無しさん@ピンキー2015/02/03(火) 00:34:00.38ID:vKGDXlEb
以前、近所のマンソンから、ものすごいヒステリックな母親の声が聞こえてて
ウツだった。毎日のように、何かしらのことで怒って、ギャンギャン叫んでる。
子供が、謝れ!と絶叫し、
おそらく謝ったと思われる後に、「聞こえない、もっとハッキリ謝れ」と怒鳴り、
再び謝は「じゃあ何が悪かったかわかって謝ってるのか」とからみ、
怒りがピークになると、叫びに加えてテーブル(?)をバンバン。
んで、また振り出しに戻る…って感じで、ひどい時は一時間近く絶叫が…。
警察に通報すべきか…でも、うちですらこんなに聞こえるんだから
同じマてるんだろうか…とか一ヶ月近く悩んでた。
そんなある日、その母親の部屋の前を通ったら、
すごく優しい顔で子供を抱いてベランダに立ってた
腕の中で寝てる子供に穏やかな笑顔で語りかけてる姿は、とても鬼母には見えなかった
ウッカリそのたのは、その翌日だった
虐待の果てに遂に子供をイビリ殺してしまったそうな
しかも、子供を殺したのは俺が通りかかる直前のことだったとか
なんで殺した子供を抱いて、あんな笑顔でいられたのか
そう思うと今でも俺は・・・・・・
小学校の頃、障害を持った子が入るひまわり学級ってのがあって、
ひまわり学級と交流を持つ委員みたいなのに選ばれてた俺は、ちょくちょくそこへ行ってた。
軽度の知的障害をもった女の子がいて、意思疎通はちゃんとできるし見た目。
よく話をしなってたが、中学校へ上がってからは喋らなくなった。
その子は障害が軽られるようになってしまったからだ。理由はやはり奇抜な言動が目立つからで、
別のクラスの俺にも噂ぐらいは聞こえていた。「あいつキモいよなあ」と聞かれ、「本当だよな」と言ってたりもした。
俺自身、てもおかしくない奴だったから、毎日ビクビクして周りに調子を合わせていた。
ある日、廊下で俺話しかけんなよ」と邪険に扱った。その子は障害があるといっても自分がいじめられてることは認識してたし、
だんだん元気も無メにあったらどうしようとばかり心配して、そんなことを言ってしまった。
そして、だんだんその子へのイジメに性的なものが加わっていって、男子の一部で「あいつ犯そっか」みたいな話が出てきた。
しばらくしてししていった。生徒の間のではレ◯プに遭ったっていう噂が立った。
本当かどうかは知らないけど、それからずっとその子のことが頭から離れなくなった。
今でもその子を思い出すと憂鬱な気分になる。最悪な中学生活、というより最低な俺だった。
猫ちゃんをチンしました!いままで度胸がなくってできなかったんだけど遂に!遂にやりました!
想像以上の効きめです!失禁脱糞対策にあらかじめ中のみえるビニール袋に閉じこめて500Wでまずは30秒にTRY!
仔猫とはいえコンビニ弁当より重いんだし余裕かなと思ったんだけど・・・
たった12秒で袋を蹴破りでてきました。目が逝っちゃってたのでとりあえず出してあげました。
犬みたいにハアハア出し入れしている舌は真っ赤です。顔を近づけてみたら吐く息が
すっごく熱くてビックリ!耳もすっごく熱くなってて真っ赤でした。やっぱ肉の薄い部分だからかな。
案の定、中で失禁しちゃってました。
失禁は日課なのですっかり慣れて手袋もせず処理しました。
いつもなら罰として更に厳しい愛の鞭を与えるんだけど、今日は頑張ったのでご褒美に
乾燥エサを10粒もあげました。3日間なにも与えてなかったので腹が減っていたのか
ガツガツ喰ってました。まだ手や足の末端の肉の薄い部分は熱くなってます。
だいぶ回復してきたので手足耳をカーテンに糸で縫いつけて大の字型に宙づりにしてます。
また失禁しやがりました。むかついたのでエアガンを乱射
してます。 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
0560名無しさん@ピンキー2015/02/03(火) 08:56:54.47ID:EJAdIugm
以前、近所のマンソンから、ものすごいヒステリックな母親の声が聞こえてて
ウツだった。毎日のように、何かしらのことで怒って、ギャンギャン叫んでる。
子供が、謝れ!と絶叫し、
おそらく謝ったと思われる後に、「聞こえない、もっとハッキリ謝れ」と怒鳴り、
再び謝は「じゃあ何が悪かったかわかって謝ってるのか」とからみ、
怒りがピークになると、叫びに加えてテーブル(?)をバンバン。
んで、また振り出しに戻る…って感じで、ひどい時は一時間近く絶叫が…。
警察に通報すべきか…でも、うちですらこんなに聞こえるんだから
同じマてるんだろうか…とか一ヶ月近く悩んでた。
そんなある日、その母親の部屋の前を通ったら、
すごく優しい顔で子供を抱いてベランダに立ってた
腕の中で寝てる子供に穏やかな笑顔で語りかけてる姿は、とても鬼母には見えなかった
ウッカリそのたのは、その翌日だった
虐待の果てに遂に子供をイビリ殺してしまったそうな
しかも、子供を殺したのは俺が通りかかる直前のことだったとか
なんで殺した子供を抱いて、あんな笑顔でいられたのか
そう思うと今でも俺は・・・・・・
小学校の頃、障害を持った子が入るひまわり学級ってのがあって、
ひまわり学級と交流を持つ委員みたいなのに選ばれてた俺は、ちょくちょくそこへ行ってた。
軽度の知的障害をもった女の子がいて、意思疎通はちゃんとできるし見た目。
よく話をしなってたが、中学校へ上がってからは喋らなくなった。
その子は障害が軽られるようになってしまったからだ。理由はやはり奇抜な言動が目立つからで、
別のクラスの俺にも噂ぐらいは聞こえていた。「あいつキモいよなあ」と聞かれ、「本当だよな」と言ってたりもした。
俺自身、てもおかしくない奴だったから、毎日ビクビクして周りに調子を合わせていた。
ある日、廊下で俺話しかけんなよ」と邪険に扱った。その子は障害があるといっても自分がいじめられてることは認識してたし、
だんだん元気も無メにあったらどうしようとばかり心配して、そんなことを言ってしまった。
そして、だんだんその子へのイジメに性的なものが加わっていって、男子の一部で「あいつ犯そっか」みたいな話が出てきた。
しばらくしてししていった。生徒の間のではレ◯プに遭ったっていう噂が立った。
本当かどうかは知らないけど、それからずっとその子のことが頭から離れなくなった。
今でもその子を思い出すと憂鬱な気分になる。最悪な中学生活、というより最低な俺だった。
猫ちゃんをチンしました!いままで度胸がなくってできなかったんだけど遂に!遂にやりました!
想像以上の効きめです!失禁脱糞対策にあらかじめ中のみえるビニール袋に閉じこめて500Wでまずは30秒にTRY!
仔猫とはいえコンビニ弁当より重いんだし余裕かなと思ったんだけど・・・
たった12秒で袋を蹴破りでてきました。目が逝っちゃってたのでとりあえず出してあげました。
犬みたいにハアハア出し入れしている舌は真っ赤です。顔を近づけてみたら吐く息が
すっごく熱くてビックリ!耳もすっごく熱くなってて真っ赤でした。やっぱ肉の薄い部分だからかな。
案の定、中で失禁しちゃってました。
失禁は日課なのですっかり慣れて手袋もせず処理しました。
いつもなら罰として更に厳しい愛の鞭を与えるんだけど、今日は頑張ったのでご褒美に
乾燥エサを10粒もあげました。3日間なにも与えてなかったので腹が減っていたのか
ガツガツ喰ってました。まだ手や足の末端の肉の薄い部分は熱くなってます。
だいぶ回復してきたので手足耳をカーテンに糸で縫いつけて大の字型に宙づりにしてます。
また失禁しやがりました。むかついたのでエアガンを乱射
してます。 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
0561名無しさん@ピンキー2015/02/03(火) 19:37:39.69ID:vKGDXlEb
以前、近所のマンソンから、ものすごいヒステリックな母親の声が聞こえてて
ウツだった。毎日のように、何かしらのことで怒って、ギャンギャン叫んでる。
子供が、謝れ!と絶叫し、
おそらく謝ったと思われる後に、「聞こえない、もっとハッキリ謝れ」と怒鳴り、
再び謝は「じゃあ何が悪かったかわかって謝ってるのか」とからみ、
怒りがピークになると、叫びに加えてテーブル(?)をバンバン。
んで、また振り出しに戻る…って感じで、ひどい時は一時間近く絶叫が…。
警察に通報すべきか…でも、うちですらこんなに聞こえるんだから
同じマてるんだろうか…とか一ヶ月近く悩んでた。
そんなある日、その母親の部屋の前を通ったら、
すごく優しい顔で子供を抱いてベランダに立ってた
腕の中で寝てる子供に穏やかな笑顔で語りかけてる姿は、とても鬼母には見えなかった
ウッカリそのたのは、その翌日だった
虐待の果てに遂に子供をイビリ殺してしまったそうな
しかも、子供を殺したのは俺が通りかかる直前のことだったとか
なんで殺した子供を抱いて、あんな笑顔でいられたのか
そう思うと今でも俺は・・・・・・
小学校の頃、障害を持った子が入るひまわり学級ってのがあって、
ひまわり学級と交流を持つ委員みたいなのに選ばれてた俺は、ちょくちょくそこへ行ってた。
軽度の知的障害をもった女の子がいて、意思疎通はちゃんとできるし見た目。
よく話をしなってたが、中学校へ上がってからは喋らなくなった。
その子は障害が軽られるようになってしまったからだ。理由はやはり奇抜な言動が目立つからで、
別のクラスの俺にも噂ぐらいは聞こえていた。「あいつキモいよなあ」と聞かれ、「本当だよな」と言ってたりもした。
俺自身、てもおかしくない奴だったから、毎日ビクビクして周りに調子を合わせていた。
ある日、廊下で俺話しかけんなよ」と邪険に扱った。その子は障害があるといっても自分がいじめられてることは認識してたし、
だんだん元気も無メにあったらどうしようとばかり心配して、そんなことを言ってしまった。
そして、だんだんその子へのイジメに性的なものが加わっていって、男子の一部で「あいつ犯そっか」みたいな話が出てきた。
しばらくしてししていった。生徒の間のではレ◯プに遭ったっていう噂が立った。
本当かどうかは知らないけど、それからずっとその子のことが頭から離れなくなった。
今でもその子を思い出すと憂鬱な気分になる。最悪な中学生活、というより最低な俺だった。
猫ちゃんをチンしました!いままで度胸がなくってできなかったんだけど遂に!遂にやりました!
想像以上の効きめです!失禁脱糞対策にあらかじめ中のみえるビニール袋に閉じこめて500Wでまずは30秒にTRY!
仔猫とはいえコンビニ弁当より重いんだし余裕かなと思ったんだけど・・・
たった12秒で袋を蹴破りでてきました。目が逝っちゃってたのでとりあえず出してあげました。
犬みたいにハアハア出し入れしている舌は真っ赤です。顔を近づけてみたら吐く息が
すっごく熱くてビックリ!耳もすっごく熱くなってて真っ赤でした。やっぱ肉の薄い部分だからかな。
案の定、中で失禁しちゃってました。
失禁は日課なのですっかり慣れて手袋もせず処理しました。
いつもなら罰として更に厳しい愛の鞭を与えるんだけど、今日は頑張ったのでご褒美に
乾燥エサを10粒もあげました。3日間なにも与えてなかったので腹が減っていたのか
ガツガツ喰ってました。まだ手や足の末端の肉の薄い部分は熱くなってます。
だいぶ回復してきたので手足耳をカーテンに糸で縫いつけて大の字型に宙づりにしてます。
また失禁しやがりました。むかついたのでエアガンを乱射
してます。 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
0562名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:03:51.42ID:cc9fSjCx
「見事に肉ばっかり食べてたねレヴィは…」
「何か文句あんのかよ、野菜を食わせたきゃ焼き野菜屋へ連れてけってんだ」
「そして時々江戸っ子みたいな言い回しするよね…。それはそうとはい、キャンディ。お約束のミント味」

会計を済ませ焼肉屋の香りを否応無く吸い込んだ上着を羽織ったロックは、同じく焼肉屋の香りを吸い込んだ上着着込み済みのレヴィに、例のブツを渡した。

「どっから出てきた?」
「日本の焼肉屋の定番サービスでね、アブラっぽい焼肉を食べたあとはキャンディなりガムなりでスッキリしてもらおうっていう。ほら、レジのとこ」
「へー。焼肉食って精力つけたらミントキャンディで口直しのキスしてラブホテルってとこにしけ込むって流れか日本人は」
「いやあのレヴィさんそれ間違ってないけど間違ってるし第一そんなのどこで」
「エダがな、日本人が男女で焼肉を食いに行くってのはハリウッドあたりで言う恋人同士が牡蠣を食べに行くってのと同じ意味だからって。仕事でロックと日本に行くつったらよ」
「…あ…、えっと、レヴィ?そういうつもりで焼肉にした訳ではないからね?そんなギョーカイっぽい暗喩を唐突に出して来ないでくれるとありがたいんだけど。フライデーされる芸能人じゃないんだから…」

口に放り込んだミントキャンディを、八つ当たりとばかりにがりがり噛み砕いたロックであった。
ああ、飴といえば。

「レヴィ、ちょっとコンビニ寄ろう」

1年ぶりの日本、好物だったソレ。
あればいいなと思ったものがそこにあったのだから、もうこれは運命だとのぼせるしかなかった。
パッケージを開け、レヴィにもそれをひとつ渡す。
紅茶味のそれはまだ口に残る風味と混じりあい、ミントティーの味わいになった。



ホテルの部屋に戻るころには、2つ目の飴も香りをなんとなく残すばかりとなっていた。

「ん…んん…」
「あ…ふ、ん…」

ギョーカイっぽい暗喩がなんだって?
案の定、である。
部屋のドアを閉めた瞬間にどちらからともなく絡む指、舌、膝。
上着も脱がず、明かりも付けず、ベッドまで待てず。
否、始めてしまったものの、ベッドで濃厚に楽しむにはまだ二人とも早かった。
たらふく食べた焼肉がそんなに簡単に消化できるはずが無い。
焼肉デートに臨む恋人同士は食欲と性欲の折り合いをどこでつけるのか、誰かアンケートでもとっていないものだろうかと一瞬ロックは真面目に考えてしまった。

「もう少し…歩いてから戻れば良かったね…」
「お、おう…」
「じゃあこれ、キスのかわり」

ロックはポケットからさっき買った飴を取り出し、レヴィの口にぽんと入れた。
自分の口にも一つ入れて、ふわりとレヴィを抱きしめる。
レヴィの背中からお尻を少しだけ未練がましく撫で、壁に背中からもたれ小休止だ。

「ロック、苦しい…」
「あ、ごめん…」

ロックは壁にもたれたまま、レヴィを逆に向かせ背中から抱きしめ直す。
これはこれでついつい、彼女のウエストだの下腹部に手が行ってしまうのだが…。

「ん?」
「あ?何だよ?」
「…レヴィ」
「だから何だって」
「レヴィはやっぱり野菜も食べるべきだったよ」
0563名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:06:20.55ID:cc9fSjCx
スカート越しに触った下腹部に若干のボリュームがあるのだった。
たった今満たしてきたばかりの胃ではなく、いわゆる腸のあたりが。
手探りで入り口付近の電気のスイッチをつけると、向かいの壁はちょうど姿見で、二人の姿が映っている。
そこからは鏡に映るレヴィを見ながら続けた。

「…!?な、捲るんじゃねえ手入れるんじゃねえ…!!」
「食物繊維が足りてないとこうなる。便秘は肌にも良くない」

腕から逃れようとするレヴィを押さえ込みながら、ロックはもう片方の腕で彼女の下腹部を布越しではなく直接撫でた。
それはさほど性的な意味を持たないはずだった。
家庭の医学というか、所帯くさいじゃれ合いの意味のつもりだった。

「レヴィ、顔が熱いね?」
「…ッ!」

耳元で囁くと、腕の中で体をきゅっと硬くするレヴィが鏡に映る。
思わずロックは、へそのあたりで止まっていた手を奥に滑り込ませる。
じゃれ合いの意味は、もうここで完全に色を持った。

「レヴィは食いしん坊だね。胃袋も、ココも。でもさ、おなかがすっきりしないと、きっと挿れても気持ちよくないよ?」
「…ちょ、待てって...!!」
「だからね、こうしようね。これを買った時はそんなつもりじゃなかったんだけど」
「ロック、な、なに…ッ、あッ」

ロックはレヴィを、姿見に向かって押し付けた。
両手首を背中側で鷲づかみにして自由を奪うと、片方の手でレヴィのストッキングと下着を膝まで下ろした。
スカートとコートの裾を持ち上げ、露になったレヴィのお尻にフレンチキス数回。
口の中で紅茶味の飴を転がしながら、レヴィに言う。

「レヴィ、分かるよね?飴浣腸、時間はちょっとかかるけど、今の俺たちには腹ごなしと時間つぶしが必要だからちょうどいいね」
「てめ…ッ!!こ、ころ、殺すぞロック…!あ…ああ…あ…ッ」

前歯で固定した飴をレヴィの肛門にあてがい、舌で押し込むように。
思いのほかスムーズに入っていくのが、コトバは悪いが面白かった。

「1個目、おわり」
「い、いっこめって…」
「うん、2個入れるのがいいみたい。で、まあこれはレヴィ次第なんだけど、それで一度出したあとにもう一回また入れて全部出し切っちゃえば、そのまま始めちゃってもかまわないって。さらに時間はかかるけど」
「…始めるって何をだよ…?」

レヴィだっておおよそ見当はついているだろうに、聞かずにはいられないのが迂闊で可愛いところである。
ロックは2個目を口に入れて転がした。
舐めて濡らして入れやすくするのは基本である。

「アナルセックス」
「…ッッ!!」
「2個目入れたら、指で少し奥まで押し込むからね?」
「こ、ころ…ロ、くぅ、あ…!」
「便秘も解消できてキモチも良くなるし、いいタイミングだと思うんだけど?」



恐ろしいほどつつがなく飴の仕込みは完了し、ロックはレヴィの下着とストッキングを元に戻した。
ロックにそういう天賦の才があるのか、それとも入念な下調べの賜物か、レヴィはいいようにされながら疑問に思った。
そしてあの時──いつだったかバラライカの部屋で一緒にアナルファックもののビデオを見るハメになった時は、
あーさすがにコッチの経験はなさそうだなー、あたしもだけどなーとか思っていたのだが、同じことをロックの側も
察していたのかもしれないことに、たった今気付いて死にそうである。
気付いたところでもう遅い、現にロックは流れこそ強引なものの、おそらくレヴィが初めてであることを大前提にしたような
物言いや取り扱いをしているではないか、どう考えてもビンゴだビンゴ。
…初めてってすっげえ恥ずかしいなクソ!!
0564名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:08:16.69ID:cc9fSjCx
「さて、あとは1、2時間ってとこらしいんだけど…」
「このまま映画でも見に行こうってんじゃねえだろうな…変態め」

レヴィが半ばなげやりに言った言葉は当たらずも遠からじ。
ロックは、後ろを向かせたままのレヴィを逃がさないとばかりに鏡に両腕をついた。
背中側にいるロック本人と、鏡の中のロックの二人に囲まれ、責められているような感覚に陥るレヴィ。

「…首輪、買いに行こうか?レヴィ」
「は…?」
「二人ともコート着たままだからこのまま出かけられるでしょ」
「おい」
「大丈夫、トイレ我慢させたりしないから、ね」
「そうじゃねえ」

あの店の焼肉になんか変なモン入ってたんだろうそうに違いない、とレヴィは思うことにした。
でなければ、口では冷めた物言いをしてはいてもこの体の中に妙な熱があるのも納得がいく。
恥ずかしいと心底思っているのに、自分が、自分たちが今からどうなるか気になって抗えないのも納得がいく。
舐めていたはずの紅茶味の飴は、もう口の中に無い。
ロックが紅茶に詳しいと知ったのも、そういえばあの日だった気がする。

「…欲しい」
「ん?レヴィ?」
「…飴、もっと。なくなった」

鏡の前で口を開け、間接的におねだりしてみた。
同じく鏡に映るロックは一瞬ぽかんとした表情を見せたが、すぐにまた間抜けでお気楽な顔に戻った。

「紅茶味は半分しか入ってないんだよね」
「なんだよ、よこせっての」
「…はい」
「2つだけポケットにキープしやがったな。ったく」

意を決して振り向き、レヴィは袋ごと飴を奪うことに成功した。
しかしその対価は多分、いや間違いなく、アナルバージンだ。

「飴以外ならキャラメル使ったりもするらしいんだ」
「そういう情報いらねえ…」
「別にプレイだけの話じゃないよ、レヴィ。子供の便秘にお母さんが使ったりもするんだからレヴィだって覚えておいて損はないはずだよ」
「こ、子供って」
「うん、だから、子供。赤ちゃん」

ロックがあまりにも平然と言うものだから、レヴィは誰と誰の子供だよと突っ込む気も失せた。

「アナルファックで子供が出来るかよ…」
「うん、でも、子供が出来るまでは色々やってみたいんだ。もちろん子供が出来るようなことも。レヴィが嫌じゃなければ」
0565名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:08:56.32ID:cc9fSjCx
さりげなく殺し文句が来た…!
子供が出来るようなことをする相手も、子供が出来る相手も、まるで自分であるかのような物言い。
こちらの顔を覗き込み、繋いでいる手をきゅっと強めるロック。
ロアナプラにいた時はキスしかしてこなかったくせに、日本に着いてからのこの弾けたような言動がロックの本性だとでも言うのだろうか。
お前何しに日本に来たんだよ、と殴りたい。
繋いでない方の手でロックを殴って、振りほどいた手で自分自身をだ。

「ダメだ殴れねえ…」

ロックは殴れても、繋いだ手を振りほどけないから、自分の頬は殴れない。
それが意味するものとは。

──首輪なんか無くても、もう繋がれた。

「レヴィ?やっぱり嫌?」
「う…」

銃なんか撃てないこいつに、鉛玉でなく、飴玉を撃ち込まれた。
そんな諦観を受け入れ、レヴィは首を横に振った。


乗り込んだ電車はそれなりに混雑していた。
それでも空いている席があったのでロックはレヴィに勧めてみたが、やんわりと断ってきた。
ちょっと意地悪な提案だったかもしれないとロックは察したものの、つまりそれは自分がレヴィに仕込んだあの甘露な弾丸のせいなので、それなりに征服欲や嗜虐嗜好のようなものが満たされる気がして頬が緩んだ。

「座ってた方が楽じゃない?」
「立ってる方が気になんねえっつったろ馬鹿」

怒られる、楽しい。
そして赤くなるレヴィは可愛い。
ロックは混雑する車内をいいことにレヴィを抱きしめて、さりげなくその赤らむおでこにキスした。



目的のもの、及びその他おまけのようなものをいくつか買い込み、ショップ最寄駅へと戻ったところで、レヴィの反応があった。

「…トイレ」
「あ、うん、行っておいで。電車は次でも構わないんだから」
「…ロック」
「ん?」
「…だから」
「なあに?」
「分かってんだろがボケ」
「…これかな?」
「ん…」
「いいの?自分で出来る?」
「…全部出して、また入れればいいんだろ…?」
「レヴィ」

ロックは2回目用にキープしておいたそれをレヴィの手のひらに載せた。
少し熱く、震える手。
念のため買っておいたウエットティッシュも渡す。

「…飲み物を買って待ってるから」
「…水でいい…」
0566名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:09:51.15ID:cc9fSjCx
レヴィをトイレ前まで送り、自販機を探す。
飴浣腸の仕組みは割と単純だ。
直腸に挿入した飴玉の糖分に引き寄せられ、水分が徐々に腸内に集まってくる。
それが1、2時間もすれば硬くなった便を柔らかくし、排泄しやすくなる。
そういうことらしい。
ならば戻ってきたレヴィはきっと、喉が渇いているはずだ。
それに今からそれをもう一度セットするのだから、水分は採っておくに越したことはない。
今度は便秘解消の大義名分のおまけ、アナルセックスの下ごしらえであるが、もちろんその前にノーマルに愛し合うのが第一目的だ。
しかしそれ以上に、全部、隅々まで、あらゆるレヴィが欲しいのだ。
焼肉デートがとても楽しくてつい食べ過ぎてしまった結果でもあるが、こうなったら日本で出来ることは全部してしまえと思うくらいには勢いづいている。



尻の下を流れるトイレの水音を聞きながら、レヴィはシューティンググローブを脱いでおいた方がいいな、とそうするのが当たり前のように思った。
普段ならカトラスと自分の手との仲立ちをする、文字通り手に馴染んだそれをふわふわする手つきで外していく。
ポケットにねじ込み、そのかわりに取り出したのはロックから渡された飴玉が2つ。
今からこれを、自らアスに突っ込まなければいけないのだ。
1度目のロックの仕込みで、お陰様、下っ腹はすっきりと平らになった。
ただの便秘解消手段ならここで終りだが、迂闊なことにアナルファックの約束まで受け入れてしまった自分がいる。
個包装を解き、2つとも一度口に入れる。
何で両方紅茶味なんだろうな、と思いながら。
ロックから袋ごと奪った時に一つ食べたそれは香料の入っていないプレーンな飴だった。
紅茶色ではなく、文字通り純粋な飴色のもの。

「アスに突っ込むだけならプレーンでいいのに、なんかもったいねえな」

そうつぶやいた自分自身にちょっと笑ってしまった。
その、もったいない方をわざわざ使うのがあいつなりのこだわりだったりするんだろうか。
それ以上は深く考えないことにして、レヴィは紅茶色で紅茶フレーバーのそれをひとつ、手に取った。

「ん…ッ」

飴玉と言ってもちょっと変わった細長い形をしているそれを、つるりと飲み込むソコ。
2つ目も飲み込ませる。
そしてさっきロックがしてくれたように、少し指で奥まで──

「は、あ、あ…」

なるべく声を押し殺すつもりだったのに我慢できなかったのは、もうとっくに体に火がついているから。
トイレのドア側にゆっくりともたれかかり、ウエットティッシュで一通り指先を拭う。
ホテルで一瞬だけ触られた場所にレヴィは手を回すのを我慢できなかった。

「電車なんか何本遅れたって、あいつは待ってる…」
0567名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:10:28.45ID:cc9fSjCx
本人にはとても聞かせられない呟き。
尻の穴だけじゃなく、股間を熱く濡らす透明な液体もあいつ好みの紅茶フレーバーだったらいいなあなんて、頭が沸いているようなことまで思う。

「でもひとりで先にイったなんて、バレたら怒るかな…怒られてみてえな…あ、あッあン…ッ…」

少し離れたところにいるロックを思いながら、レヴィはこれで最後のつもりの一人遊びを楽しんだ。
首に鎖をがっちりと繋がれたような重さをも妄想しながら。





入り口だけつけた薄暗い部屋の照明、それに照らされる二人を映すドア横の姿見。
先ほどと同じトコロから始めるのだとどちらからも無く、絡まりだした。
歯の浮くような睦言など不要、甘いのは飴玉だけで結構。

「ん、んン・・・レヴィ…ん…」
「ろ、あふ…ろっく…」

お互いの名前を辛うじて呼び合ってはいるが、それらももう単なる鳴き声に等しかった。
脱ぎ散らかした服を踏みつけ、下敷きにし、お互いの肌と粘膜を擦り付けあう本能だけの獣と化した。
しかし二人の絡み合う姿が鏡に映り、そこに映る行為に及ぶ自分たちの姿を意識的に捉えた瞬間だけ、人間に戻るような感覚を共有する。
自分たちの行為を自分たち自身に見せつけるためのプレイなど、むしろ純粋な獣のすることではないからだ。
そもそも獣は、メスの肛門に飴玉を突っ込んでの交尾などする訳が無いのだ。
最後には自分たちが獣の姿をした人間なのか人間の姿をした獣なのか、はたまたそういう風に生まれてきた化物なのかとも思えるくらいの嬌声をあげ、二人同時に果てた。





「レヴィ…こっち向いて…」
「…あぁ…」

四つんばいで自分と繋がっているレヴィに、ロックは体位変更をお願いした。
繋がっているのが解けないようにゆっくりとレヴィの腰を浮かし、脚を上げさせ、自分の腕の中に誘った。
まだ荒い息のままで対面座位をとり、二人は改めて唇を重ねあった。

「…焼肉、やっぱ何か入ってたろ、薬とか」
「まさか。でもそういうことにしておいたら、レヴィと色々しやすくなっていいかも」
「色々って」
「…色々と、買ったからね…」
「あー…うん…」
「まあ、今後のお楽しみってことで」

あ、今後も色々するんだ、していいんだ、今日だけじゃなく明日からもまた──
なんとなくレヴィが内心ほっとしていると、ナカにいるロックのそれが勢いを取り戻す気配がした。
そしてそれとほぼ同時に、ロックの右手が尾てい骨をなぞる感触──

「…ロック、ちょ、待て」
「1時間はもう過ぎてるんだけど、どうかな?」
「…そ、そろそろっぽ、い…?か…?」
「うーん、運動して汗かいたし水分を採ったら反応があるかも…」
「うひゃあ」
0568名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:11:30.64ID:cc9fSjCx
レヴィの口から間抜けな声が出たのは、空中に持ち上げられたからだ。
ロックのソコに繋がったまま抱き上げられ、妙な気分になる。
思わず首筋にしがみ付くレヴィを、よしよしと満足げにあやすロック。
備え付けの冷蔵庫前に移動、ミネラルウォーターを取り出し、レヴィに渡す。
そしてここでようやく、文明の利器、ベッドというものの出番がやってくる。
ただし椅子として。
レヴィごとベッドに腰掛けたロックは一度ボトルを預かり、蓋を開けて渡す。
レヴィは素直に受け取り、こくこくと飲み始める。

「あと、おまえにやる」
「そう、ありがと」

水の残りを嚥下するロックに注がれる視線。

「レヴィ?」
「ん…」
「黙ってたら分かんないよ」
「…トイレ」
「うん」
「離せ」
「一緒に行くよ?」
「何で!?」
「俺がバスタブに腰掛けるから、繋がったまましちゃってよ、レヴィ」
「や、やだ、風呂の方で出せとか訳わかんねえ、汚ねえし見せたくねえだろ…!!」
「もう出し切っちゃってるだろうし、ほとんど飴の溶けた水しか出ないんじゃないかな?それにシャワーで流しながらだからそんなに気にしないで。ダメ?」
「何でそンな…」

一瞬の沈黙が走る。

「…ねえレヴィ、さっき駅のトイレでひとりでシてたでしょ。バレてないと思った?」
「うああああああああああ」
「遅いなあって待ってたんだけど、戻ってきたレヴィを見て納得した。すっげえ可愛かった。でも許さないからお仕置き」
「あ、のな、ロック…えっと…」
「じゃあ、俺にご褒美くれる?レヴィがひとりで気持ちよくなってた間、ずっと待ってた健気な俺に」
「そ、それなら」
「対面座位で繋がったまま、排泄して」

要求は同一のものである、名目が違うだけである。
レヴィにはにっこりと笑っているように見えるロックの瞳が、一瞬冷たく輝いたように思えた。
そこにぞくぞくと不埒な期待をした自分がいるのも否定できない。
ひとりでシながら怒られてみたいと、それを望んだのは間違いないのだ。
願ったり叶ったりじゃないか。

「…お仕置き、でオネガイシマス…」
「うん、でもアナルセックスはお仕置きじゃなくてプレイだから、無理なことはしないよ。壊さないように大事にしていくんだからね」
0569名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 11:12:01.28ID:cc9fSjCx
ホテルのユニットバスに響く、レヴィの抑えた嬌声、シャワーの跳ねる音。
ロックは先の提案どおりバスタブに腰掛け、ベッドから繋がったまま抱きかかえて連れてきたレヴィの髪と尾てい骨付近を、丁寧に丁寧に撫でている。

「…あゥ、はァん、やっぱ…トイレで、させろよぉ…!ふ、つうに…ッ!」
「レヴィ、お仕置きの約束でしょ?排水口はレヴィのお尻の真下にあるんだから、ほら、ここでしてごらん?っていうか、するしかないんだよレヴィ?」
「ひ…ン…、あぅ…あ、ああぁ…」

やがてバスタブの底にほぼ紅茶の香りの液体がシャワーと共に滴り落ちたが、それ自体は排水溝に渦を巻いて吸い込まれていき、本体から浮遊した香りの方はバスルームの上昇気流に漂い、彼らの鼻先を少しばかりかすめてから換気扇に吸い込まれていった。
ロックはペナルティを完遂したレヴィのおでこに、鼻先に、唇に、ねぎらうようにキスを重ねながら言った。

「…ほらちゃんと出来たじゃない、レヴィ、可愛いく出来た」
「や…なにが…ばかじゃねえの…ッ」
「ホントのことなのになぁ」
「あぁもう…好きにしろよ…」
「うん…じゃあレヴィ、挿れ直す、よ…?」

十分過ぎるほど懇ろになっていた本来のつながりを、ロックは名残惜しく解き、一度レヴィを背中から抱きかかえるように自らの膝に座らせた。
一息置いてレヴィの腰と自分自身とを支え、近づける。
紅茶フレーバーの腸液をひり出させたばかりのレヴィのアナルに、彼女の淫靡な露にまみれた自分自身の昂りをそっと寄り添わせる。

「いい?」
「ん…ッ、あっッやあンァあああぁ」
「う、ん…レヴィ…あ、あ…レヴィ…レヴィ…」

少しずつ少しずつ、レヴィが壊れないように。
そうして入る限りのところまで来ると、ロックはレヴィの頬や耳たぶにキスをしまくった。
細い腰を抱きしめ、柔らかな胸を撫で、瑞々しい乳首を転がす。
同時にレヴィの両膝を広げさせ、アンダーヘアの中で震える粒を探し当てる。
今日はアナルを貫くだけでいい、その代わりクリトリスへの愛撫は遠慮なくやらせてもらう、ただしイク手前まで。

「ほらレヴィ、さっきまで交わっていたトコから俺のが出てきちゃったよ、駄目だよちゃんと飲み込んでてくれないと」
「あ、やぁ…ッ、いイッ…イ…くぅ…」
「…ねえレヴィ、やっぱり俺、ご褒美も欲しいな」
「…ろ…ろっく…?や、やめん…な…、もっとシ…て…」
「俺はここにいるから、ひとりでシてるとこ見せてくれる?さっき駅のトイレでしてたようにさ」
「…ンう…」
「イくところまで見せてくれると嬉しいんだけど」

ほぼ問答無用、でも命令するのも興ざめだ。
ロックはクリトリスへの愛撫をやめレヴィの手首をやさしく掴んで手の甲に口付け、それからその場所にそっと下ろしてやった。
羞恥心はまだ辛うじて残っているとばかりに少しだけ抵抗されたが、それも一瞬。
寸止めでじらされていたレヴィの指先がアンダーヘアを掻き分け、再び嬌声が弾ける。

「…可愛い、そんな風にしてたんだ、レヴィは」
「はあ…ッ、あ、あッ、は…ッ」

おねだり成功、自由になった両手でロックはレヴィの乳首をひとつずつ弄び始めた。
ああ綺麗なミルクティー色をしているな、と心の底から見惚れた瞬間、ロックはレヴィの中にミルク色の液体を迸らせていた。
甘い紅茶の香りを残した、レヴィのアナルに。


END
0570名無しさん@ピンキー2015/02/04(水) 23:26:51.84ID:vgcgKw2G
かン全ショウリ完成きネん
0571名無しさん@ピンキー2015/02/05(木) 08:00:02.07ID:iqHqaCge




0576名無しさん@ピンキー2015/02/06(金) 08:12:58.60ID:Wu1yOEb+
うんこSSかもーんなw
0577名無しさん@ピンキー2015/02/06(金) 17:30:38.50ID:0rnFZ6sM
「ストローおじさん」って知ってる?
昔、映画館とかに置いてあったタン壺(みんながカ〜ッペ!とタンを吐く壺)に
ストロー突っ込んで全部飲み干すらしいよ。ゴックンゴックン!
ストローが透明だから飲んでるのが丸見え!
たまにハナクソが詰まるらしいけど、思いっきり吸って食べるらしい。スッポン!
ちなみにストローは絶対に洗わない方針だそうです。

「どんぶりおじさん」もいるようです。
タン壺を熱いご飯にぶっかけてジュルジュル流しこむように食べるそうです。
ごはんの上にハナクソとか鼻毛が丸見え!
汁はご飯の隙間を通って下に溜まるけど、全部飲み干すそうです。ゴクゴク
0578名無しさん@ピンキー2015/02/07(土) 12:10:23.56ID:hgHRSrc6
完全勝利確認記念
0579名無しさん@ピンキー2015/02/07(土) 22:30:50.45ID:W26f7BGV
低収入どもの肥溜め晒しage
0580名無しさん@ピンキー2015/02/08(日) 19:28:34.54ID:R7tlEH5k
うんこっこw
0581名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 03:34:34.10ID:kXebeXmy
久しぶりに新しいSS来てて嬉しい。
0582名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 07:32:12.07ID:kXebeXmy
岡島さん、紅茶にブランデー入れたりするのかなあ…。
0584名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 11:52:02.68ID:3+Mi0NR+
かんゼん勝利かくにン記念
0585名無しさん@ピンキー2015/02/09(月) 17:14:55.01ID:ofYwpWDV
「ストローおじさん」って知ってる?
昔、映画館とかに置いてあったタン壺(みんながカ〜ッペ!とタンを吐く壺)に
ストロー突っ込んで全部飲み干すらしいよ。ゴックンゴックン!
ストローが透明だから飲んでるのが丸見え!
たまにハナクソが詰まるらしいけど、思いっきり吸って食べるらしい。スッポン!
ちなみにストローは絶対に洗わない方針だそうです。

「どんぶりおじさん」もいるようです。
タン壺を熱いご飯にぶっかけてジュルジュル流しこむように食べるそうです。
ごはんの上にハナクソとか鼻毛が丸見え!
汁はご飯の隙間を通って下に溜まるけど、全部飲み干すそうです。ゴクゴク
0590名無しさん@ピンキー2015/02/13(金) 00:47:40.40ID:1Bg1mtp0
>>589
10巻の中国の可愛い子。秘書さんみたいな。葉(火偏に英)少尉って呼ばれてた
0593名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 09:34:49.96ID:g/vcdS6J
またもや夢をみたので夢に創作を加えて猟奇小説を書きますね 今回のお相手は推定5キロ位の白いメスでした いつもの資材倉庫でゲストを接待することに とりあえず、挨拶がわりに奴の気合いとやる気を測ることにしました
ヤツは相変わらず目が合う度にカッ!シャーッ!を繰り返してますW さて、先程からガスバーナーで余熱しておいた寸切りボルトを箱の隙間から挿入します 先端が真っ赤になった寸切りボルトを15センチほど挿入したところで、
白猫君はカーッ!と叫びながらガブッと一撃! ?!?!「ミギャッ」と短く鳴いた途端に後方にぶっ飛びましたW 只でさえ猫舌なのに、摂氏800度はあろうかと言うものを口に入れてはいけませんよ
私はアツアツのボルトを更に押し付けます 敢えて毛の少ない腹部目掛けてW 「ぢっ」ん?ニギャーッと絶叫後にボルトに猫パンチです ったく....ここで私の逆鱗に触れるのは得策でないように思えるのですがねぇ
0594名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 09:35:20.98ID:g/vcdS6J
何か急にムカついた私は禁断のカクタスケーブルカッターを出しします さて、厳重に保護された手を箱に突っ込みます すると、その手を鷲掴みにするやいなやガブリと噛み付きやがりました 私は意に介せず強引に頭を掴み、箱から引き摺り出します
そして厚手の麻袋に放り込み、口をギュッと縛ります 更に袋に3センチ程の切り込みを入れます 賢明な読者の方々ならもうおわかりかもしれません とりあえず切り込み部分から左後脚を抜き出します 更に反対側に5センチ程の切り込みを入れ、其処から頭部を出します
これで頭部と左後脚だけが麻袋から出た状態になりました この状況でさえ反抗的な態度の猫 私は徐に脚を掴みます すると掴んだ私の手を噛み付きました 麻袋に拘束されてはいるものの比較的自由に動けるのです
私は噛まれても全く痛くないので粛々とカクタスケーブルカッター(今後略してCCと呼びます)を左後脚の付け根にセットします そしてswitchon クゥンカッカッカカッ....フル充電のせいか、相変わらず無機質ながら良い音を奏でてくれてます
0595名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 09:35:51.56ID:g/vcdS6J
ボタンを押して約二秒で鋼の刃が骨の付近まで達したのか、今度はCC本体に噛み付きました「ガリッゴギャッ」しかし残念!相手は鋼っ!
ちょっと狼狽える猫ちゃん いつもなら、苦痛の時間をできる限り短くしてあげたい慈悲の心で5秒程で事を済ますのですが、コイツには、この世の地獄を味わっていただくことにしました switchを更に小刻みに押して最も泣きの激しいポイントを探します
チョッチョッチョッ「にんぎゃゃあああ」ココかな CCの刃はガッチリ太股に食い込み刃の隙間から微量の流血が確認できます 「ふぎゃぅぎにぃぃぃ〜〜」もはや猫らしくない泣きです しかも少しは痛いのか?口を大きく開けて縞模様も披露してくれてます
刃をガッチリ食い込ませたまま、暫し鑑賞タイムです 私の大好物の焼き饅頭を頬張りながら、ポットのお湯を急須に...ん?お湯を.... 気が付けば、私はポットを片手に猫ちゃんの前に立ってました
そしてポットの蓋を開けると一気にCCの刃の部分目掛けて掛けました 何時もは3秒ルール発動後の爆泣きのパターンなのですが、既に筋肉組織が離断してる為、即鳴きでした「アギャギャア〜〜〜〜〜」(^0_0^)これです!正にこの鳴き!
0596名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 09:36:22.22ID:g/vcdS6J
これこそが猫遊びの真の楽しみ(^_^) これが聞きたかったのです 私は更に刃を食い込ませます ここで私はswitchを長押ししました 「カッカッカカッカッカッカカッィ〜ン」 それまで身体の一部だったモノは、だらしなくCCの刃の隙間に体毛と一緒に皮一枚ぶらさがってます
「フンッ!」私は渾身の力を込めてCCから脚を引きちぎりました アーオアーオ...首を左右に降りながら力無く鳴いてます 余程痛かったのでしょう... まっ、私は痛くも痒くも無いから関係ありませんけどW さて、こんなもんでは私の責めは終わりませんよぉ〜(^0_0^)
麻袋の切り込みから、今度は右前脚を引きづり出します 今度はCCの刃を素早く装着して一気に切断します 時間にして、僅か6秒 しかし学習能力がないのか?またまた刃に噛み付きました これはいけません 私は彼の果敢な闘志に敬意を表しCCを逆転させて刃を解放してあげます
しかしながら右脚はぷらぷらになってます さて、優しい私はここで麻袋の口をほどき猫を自由にしてあげます しかしながら、奴は礼を言うどころか目が合う度に「カーッシャーッカーッフゥ〜〜ッ」を繰り返してます
0597名無しさん@ピンキー2015/02/16(月) 09:36:54.63ID:g/vcdS6J
これはあんまりです たった2本脚を千切られた位で大袈裟なっ 資材倉庫内を必死で逃げようとしますが、脚が対角に無くなってる為か、うまく走れませんW 痛いのか?顔から涎を垂らしながら、ずりずりと匍匐前進みたいな動作をしてます
なんか顔を見てると全く反省の色が見られないので、一気に仕上げに入ります 腰の部分にCCの新型アタッチメントを噛ませ、switchオン!「クィーンカッカッカカッカッカッカカッ」イグゥゥゥニィィィ...今度は見事に上半身と下半身がくの字に折れました
顔を伺うと、口をパクパクさせて、最早虫の息です ったく....気合いが足りませんっ! 気付けの意味を込めて、近くに有ったセットハンマーで眉間辺りをぶん殴りました すると、勢いが良すぎたのか長靴に眼球が飛んできました
っとお!!ここで目が覚めました いやぁ最高の夢だったな(^0_0^)
0599名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 09:01:55.24ID:3xg7bvu1
こんな夢いかがかな?
数ヶ月くらいのgatoを4匹物置の巣からかっぱらおうとした、うち2匹はその場でミナショコラと蹴り昇天
持ってきた1匹足折って転がしておき、もう一匹を拘束作業してたらまさかの親gato登場で骨折gatoをくわえて持って行かれる。
拘束gatoの首にルアーフックを取り付けワイヤーで遠くに歩かせたが親gatoは食い付かずイライラ 続く
0600名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 09:02:29.13ID:3xg7bvu1
頭に来たので手足ポキして泥水にベチャ浸け、枯れ葉やゴミでどぶどぶにコーティングした後親gatoに向けて投げつけたら少し匂いを嗅いでそのまま立ち去りやがったww
仕方ないから綺麗にしようと池に投げたら泳げなく沈みました 断末魔は「アップ・・・ヲヲイ」でした。
そして助けられた骨折gatoはその後親gatoが食べたとみられる跡がついた状態の昇天体を発見した。口周り耳がなかった。ひどいgatoがいるものだ。夢だけど
0603名無しさん@ピンキー2015/02/25(水) 10:29:08.63ID:6XQeAJLy
よっこらしょ。
    ∧_∧  ミ _ ドスッ
    (    )┌─┴┴─┐
    /    つ. 終  了 |
   :/o   /´ .└─┬┬─┘
  (_(_) ;;、`;。;`| |
  このスレは無事に終了しました
  ありがとうございました
  もう書き込まないでください
0607名無しさん@ピンキー2015/03/02(月) 10:47:08.05ID:jeIe7l3V
オレたちイッセンマンエンパワー!!!!!

極悪狂人ワタナベマン率いる「ワタナベ集団」ストーカーたち

http://i.imgur.com/bo47wNB.jpg
http://i.imgur.com/IrNirXZ.jpg
http://i.imgur.com/Vv5L7zt.jpg
http://i.imgur.com/fqdVion.jpg
http://i.imgur.com/RlFheac.jpg
http://i.imgur.com/b5hrMCs.jpg
http://i.imgur.com/n2EXkOU.jpg
http://i.imgur.com/uvawc60.jpg


− 最 狂 の 男 が 最 低 の 工 作 員 を 誘 い に 来 た −

ストーカー史上最狂で最低の男たちが繰り広げた7年戦争にまもなく終止符が打たれる…


金がねえ・・・^^
カードも使えなくなってて焦ったわ^^
これから金のやりくりで苦労しそう^^;


「ワタナベ集団」ストーカー 破産へのカウントダウン
http://i.imgur.com/DTTCvNZ.jpg
0611名無しさん@ピンキー2015/03/15(日) 00:45:40.12ID:VXfIbByf
久々に見に来たら荒れまくりで泣いた
保管庫だけじゃ物足りないぜ...
0612名無しさん@ピンキー2015/03/15(日) 01:24:32.01ID:NDtSz00w
いろんな所に出てる荒らしだから気にすんな
レヴィかわいいよレヴィ
0613ななし2015/03/18(水) 10:07:35.77ID:MtgXCi25
保守
0614名無しさん@ピンキー2015/03/19(木) 00:42:11.61ID:u6d4iRim
NTR、無人島の話が大好きなんだけど、続きがリアルタイムに書き込まれるのをワクワクして待っていたのが6年も前という事実が怖い
0616名無しさん@ピンキー2015/03/19(木) 02:35:39.69ID:Hm2FFYs7
暇つぶしにやってみたが、、一人だけ凄い奴がいた、想定外の奇跡だゎ・・

お前も超本命ならできる確立高いな

▲をnn2に変える
s▲ch.net/s11/078momo.jpg
0617名無しさん@ピンキー2015/03/19(木) 19:58:17.00ID:CZRoE4yi
>>562から始まってるSSはPIXIVからの無断転載なんで、保管庫収納は見送って下さい。
続編も無断転載されるようであればまた指摘しますので、それも保管庫入り見送ってください。
GJしてくれた方には一応ありがとうだけど、転載勘弁。
0618名無しさん@ピンキー2015/03/19(木) 20:04:38.45ID:CZRoE4yi
ていうか削除希望出したら削除していただけるものなのか…?
0621ななす2015/03/20(金) 20:36:47.56ID:6HD9rJ3x
保守せざるを得ない!
0622名無しさん@ピンキー2015/03/20(金) 21:51:24.63ID:3jrXmkaZ
最強サイト!!!
絶対会えるから試してみてね( *´艸`)

bbspink「どっと」pw/3/aasssaa/10234.jpg
「どっと」を置き換えてね=.
0626名無しさん@ピンキー2015/04/02(木) 06:23:57.37ID:wVjEyC5G
性病まみれの逆レイプ魔だからじゃね?
性悪糞ビッチ萌えってやつ
0628名無しさん@ピンキー2015/04/02(木) 22:08:43.41ID:vmXpjhST
アメリカ人ってだいたいビッチじゃね?
ブラクラの女で清純なやつって誰ひとりいないべ
ビッチ最高
0629名無しさん@ピンキー2015/04/02(木) 22:59:10.78ID:vfJf5N63
ビッチだからいいのになあ
わからん奴だよな

処女厨は萌えアニメでも見てろww
0630名無しさん@ピンキー2015/04/02(木) 23:31:27.53ID:vmXpjhST
レヴィは
普段あんなんだけど過去が問題ありでセックス大好きって訳じゃないの!
お金ありきで女王様とか売りとかレズやってたの!
だから勘違いすんなよ
って雰囲気な所がイイ(*´ω`*)


エダはシスターだけどセックス大好き!
下着は白のガーター!
普段あんなんだけど素顔は美人、あの中で一番のエリート
って所がイイ(*´ω`*)

長くなるので他キャラは割愛
0633名無しさん@ピンキー2015/04/06(月) 15:56:16.89ID:4QboQOm9
>>628
ソーヤーたんは?
0635名無しさん@ピンキー2015/04/07(火) 02:00:03.07ID:AEgr3B8x
>>628
小説のモーガン姉妹とかどうよ。個人的にはビッチぶってる処女の臭いがするんだが。
0637名無しさん@ピンキー2015/04/13(月) 16:19:24.59ID:zGOUVwkx
バラライカでもエダでも最初は処女だったって思うとハアハアしちゃう
0638名無しさん@ピンキー2015/04/13(月) 18:34:08.92ID:3pXHB2I2
当たり前だ
人間は生まれたときはみんな処女童貞だろうが
0639名無しさん@ピンキー2015/04/14(火) 20:12:31.81ID:RqJrPmuk
ロックがふつーに商社マンとしてロアナプラに飛ばされて、
そこの支社でふつーに会社のやばい仕事の片棒かつがされて、
そのストレスから逃れるために売春婦漁って、
売春婦がレヴィやエダっていう誰得な話を思いついた。
06422015/04/19(日) 21:41:52.04ID:uA7ThVQl
ほしゅ!
0648名無しさん@ピンキー2015/04/24(金) 12:07:06.54ID:VevS7nf5
オマイバカアルカ!
ダレガ、ナカニダシテヨイユータカ!
0656ほーほ2015/04/27(月) 19:37:38.39ID:tSp/Rx4o
ロック「おっと、あったあった、これだよこれ」

どこかへ無くしてしまっていた、妖艶なレザーのボンテージに身を包んだ美女の写真。
風邪を引き、熱が出て絶対安静と言われてから2週間、レヴィが見舞いに来ない時間に探しては見つからず、探しては見つからずを繰り返してきた。

ロック「やっとだ…この半年は無駄じゃなかった」

ロアナプラに肝だめしに来たは良いがあっけなくやり返されたジェイクが死の代わりに残した遺産ともいうべき愛する美女の写真。

面と向かっては欲を吐けず、なにも言えずの毎日…。

※すません。また書きに来ます。ほーほ
0657ほーほ2015/04/27(月) 20:37:51.61ID:tSp/Rx4o
ロック「っ…ふぅ。…ははっ。」

我ながら笑ってしまう。

ロック「っあぁーもう。しょうがないよな。あいつがいけないんだ。何回も誘うフリしては『猿野郎、バァーカ(笑)』っつって帰りやがる。ちっ、シャワーでも浴びて外に出るかな」

頭がクラクラするが、のそのそとシャワーを浴びにいく。ヒンヤリとして頭が冴える。

ッガチャ…

なんの音だ?まあ、お隣さんだろ。昨日なんて「『はぁ〜い』だって。あそこの人、自分の部屋に人が来たかもわからないなんて大丈夫かしら。やだわ。」って壁づたいに聞こえたしな。

ロック「さてさて、着替えるとするか。」

シャワールームを出て、リビングに曲がろうとした瞬間。おかしい。なぜか本日2度目のヒンヤリと頭が冴える時が訪れた。というか、冷たい金具みたいなのが後頭部に付き当てられている。はぁ、 そういう ことか。黙って手をあげる。

レヴィ「ヘイ、陽気なジャパニーズ?どうだい。ルーシーより頭の回転速度は高まってるかい?」

当たり前だ。牢獄から逃げ出すのより難しい。机に置きっぱの、お前が写った写真と無惨なティッシュ。どういう言い訳をするべきか…

ロック「逆だな。今の俺は、即死ぬB級俳優より頭が悪い。即撃たれても『うん、しょうがないよな』で御臨終しちゃうだろな」

いったい全体なにを言いたいのか、話してる途中でわけもわからなくなり浮かぶ言葉だけ並べる。変なことを言ってる自分に苦笑してしまう。

レヴィ「その情けない姿のままベッドに寝ろ。んで、仰向けで大の字になれ」

ロック「それは恥ずか「命令だ」(どっかで聞いたぞそのセリフ)」

観念しつつも何が起こるのか期待で反応してしまう。


ーーーーーーー
また来ます ほーほ
0658名無しさん@ピンキー2015/04/30(木) 11:26:07.02ID:yCAsJyaK
まだ見てない方のために半蔵さんの画像をもう一度

おはよう!木曜日です!

数ヶ月ぶりの嫌いなお風呂(換毛期)
http://i.imgur.com/A11m9LH.jpg

お風呂上がり、乾かすの本当に大変
http://i.imgur.com/hi0yYE2.jpg

じーっ…
http://i.imgur.com/TBo81eT.jpg
「えい」
http://i.imgur.com/urGB2PQ.jpg
大きくなりました(3.5kg、9ヶ月♂)
http://i.imgur.com/0F0r7RP.jpg

二枚目横向きは…相変わらずすみません。

顎下のチュるってるのは、毛づくろいによるセルフパーマです。
写真3、4枚目、左顎辺りの口に含んだ所が撮れました。
0660名無しさん@ピンキー2015/05/02(土) 00:19:55.13ID:ebmwhM7Q
スカ趣味はないけどレヴィやエダみたいな強気なおにゃのこも
ベッドの上では従順なんだろうなあ
そういうプレイ最高やなあと思うけど書いてない(´・_・`)
0662名無しさん@ピンキー2015/05/07(木) 05:45:26.38ID:lmniTRdt
末期の性病まみれでケロイドの化け物と化し、誰にも相手にされなくなったレヴィが
そこらのホームレスを逆レイプしようとするも返り討ちで惨殺されるSSきぼん
0665名無しさん@ピンキー2015/05/13(水) 08:40:15.14ID:ai7Oa37g
保守
0668名無しさん@ピンキー2015/05/13(水) 23:34:12.68ID:b1O29MCV
だから脳内補完して自家発電するしかないじゃないっ!
エロもいいけどレヴィやエダのオフの日とか気になっちゃうんよ?
0669名無しさん@ピンキー2015/05/19(火) 22:41:14.01ID:M/KfhXde
このスレには死刑執行人とかいうゴミは来てないのか
ま、無敵のブラックラグーン号があんな雑魚に負けるわけないしなwwww
最高にcoolなこの作品のオーラにビビって近づけないんだろゴミクズ荒らし野郎wwww
0671名無しさん@ピンキー2015/05/20(水) 09:16:24.05ID:aHen8BBT
まあ執行人がヘタレのゴミクズなのは確か
ここみたいに本当に活気あるスレは荒らせまい
ザコ執行人は悔しがりながらくたばれ
0673名無しさん@ピンキー2015/05/25(月) 03:35:13.83ID:0Jja2+yW
今更ながら初期アートワーク集のBarrage買ったけど
おまけ漫画面白かったw女共仲良すぎハアハア
0674名無しさん@ピンキー2015/05/25(月) 09:48:21.34ID:HgS4jlcY
プライズフィギュアのレヴィ、ロベルタ、姉さま手に入れたけどしょっぱいな
鼻が高すぎるし色がなんつーかセンス古い
0676名無しさん@ピンキー2015/05/25(月) 10:08:43.09ID:HgS4jlcY
>>675
マジレスするけど出来がしょっぱいって意味だぞw

中古で買った
中身が見えない箱(写真はあるけど)なので仕方ないんだけどさ
0677名無しさん@ピンキー2015/05/25(月) 10:55:37.56ID:0Jja2+yW
ブラクラファンだけどあのクオリティのフィギアはさすがにいらんなぁ
最新のロベルタもどうかと思うし
0678名無しさん@ピンキー2015/05/25(月) 11:20:41.80ID:HgS4jlcY
安かったからって買ってしまったの後悔した
パチンコになったんだからプライズでもエヴァみたいにクオリティ高いフィギュアをもっと出して欲しいよ
0680ほーほ2015/05/26(火) 23:41:41.62ID:0Rqjzjv7
レヴィ「よーし、良い子ちゃんだ。あたいの言うこと聞いてりゃあんたは気持ちよくなる。それで良いじゃないか。」

ジャラ……拘束具が3つの首にかけられ、身動きができない。

ロック「抵抗虚しく……哀れな邦人男性は、惨死体で発見されました……とか、ニュースで報道されそうだな」

レヴィ「つまんないこと言うなよ、あたいがあんたを殺すわけないだろ。」

さらっと言う言葉に優しさが、俺を思ってくれているという嬉しさが含まれている。

レヴィ「さてと、」

服を脱ぎ始めるレヴィ。どうしても目で追ってしまう。期待感からか、脱がされてないスラックスには膨張し始めるモノもあり。何て言うことだ。タイでは珍しいとかで鰻重なんて食わなきゃよかった。破裂しそうだが、今宵はそう簡単にはイカせてくれないだろう。

ーーーーーーーーー

おやすみなさい(´・ω・`)
0682無意識な悪戯の結果2015/05/28(木) 20:12:08.71ID:2anbQcHf
「ん?ヘイ、ヘイヘイヘイ、おいロック。こりゃ何だ?」
「見ての通りの名前だけど何だい?」
「いや、わかんねぇから聞いてんだろ?」
「ハバネロより辛いらしいやつさ、どの位なのかちょっと興味あってね」
「です…そーす?こりゃまたえらくヒネりの効いたネーミングだな」
「試してみるか?オレは今から用事あるから後で感想聞かせてくれよ」
「おう、お前の分まで楽しそうなコレ使い切ってやるぜ!」
「……程々にな?」


── 出掛けて帰ってきた一時間後、涙目になっているレヴィに延々と牛乳を飲ませる羽目になった。いやこうなるのはよく解ってたけど。明日辺りに八つ当たりされそうだな、参った参った…さて、どう宥めるか。 ──end.

ロックの悪戯に毎回引っ掛かってくれそうなレヴィが好きなんだぜ…牛乳が普通の牛乳かどうかはご想像にお任せします。ちなみにデスソースって慣れていないとガチでヤバいらしいですね。
0683名無しさん@ピンキー2015/06/09(火) 15:30:18.07ID:Lv9GBqJt
レヴィはジャンクフードばっか食ってるだろうから
ロックが時々作ってあげてるんだろうか
0684名無しさん@ピンキー2015/06/13(土) 10:35:44.31ID:UyN5l0Am
ロックは料理はできなさそー。
でも食材とか調理法のグルメ知識はあって、それなりの舌もあるタイプとみた。
0685名無しさん@ピンキー2015/06/16(火) 01:43:04.32ID:lWJglVsP
料理出来ないカップルってどうなの?不器用なのもある意味萌えるけどw
ラグーン商会のランチってロックがパシりに使われてそうだなw
暴力教会の食事はヨランダが普通に作ってそう
0687名無しさん@ピンキー2015/07/07(火) 19:51:16.35ID:5ExJagd8
七夕保守
0694名無しさん@ピンキー2015/08/02(日) 00:06:06.59ID:WKNCfF0u
原作進んでないのに保守保守でもううんざりだ
いい加減原作進めと広江に言いたい
0695名無しさん@ピンキー2015/09/01(火) 10:33:36.48ID:VIQ4FPex
アニメ見直してるがやっぱ面白いわコレ
古いアニメだとは思えないよな
0702名無しさん@ピンキー2015/09/17(木) 22:04:34.71ID:bbn3m+f0
くっころ言いそうなキャラがブラクラにいるかっつーと…
まあ昔のバラライカさんなら言ってたかもな。
0703名無しさん@ピンキー2015/09/24(木) 13:02:58.13ID:DDltgh0W
くっころは気高い()カンジのキャラが言うからいいのであって…

レヴィたんは取り引きとかしそう
0706名無しさん@ピンキー2015/10/13(火) 22:14:26.71ID:hVDGapMr
ロクレヴィが見たい聞きたい
0707名無しさん@ピンキー2015/10/14(水) 12:11:30.49ID:D03kluSR
なんでもいいからクレクレ

初心者か別スレからの参入職人が投下

理由付けて叩く

職人が嫌気さして来なくなる

廃墟

なんでもいいからクレクレ

以下ループ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
0710名無しさん@ピンキー2015/11/04(水) 06:01:46.87ID:3lV94tMo
レヴィがデレるとこは一番イメージしやすいけど、他キャラがデレるとこってまったく想像できん

だから燃料をだな…
0712名無しさん@ピンキー2015/11/26(木) 23:38:55.11ID:vxyc2mmB
ブラクラ同人作家のAさんまだ新刊出してて恐れいったわ
ゲストさんのレヴィ素敵やった
やっぱファンはいるんだよね
作者頑張ってくれよー
0713名無しさん@ピンキー2015/12/12(土) 15:27:56.27ID:oehQPsIq
まとめサイトが…死んでる
0716名無しさん@ピンキー2015/12/18(金) 09:45:22.54ID:91NbnTls
今さら神扱いされても嬉しくない
濡れ衣もボロクソ言われたのもヒソヒソされたのも許さない
小説置いたまま消さないのは私のためで、あんた達のためじゃないから「残してくれてありがとう」とか要らない
生産機が逃げたからって手のひら返してすりよってくるなよウザイ
0718名無しさん@ピンキー2015/12/20(日) 01:13:54.22ID:ZFun66Bl
神はベガスにいるからな
暴力教会もクリスマス祝うんかなー
0720名無しさん@ピンキー2016/03/10(木) 09:54:54.22ID:qHgsbWak
レヴィの10年後

ttp://pics.dmm.co.jp/mono/movie/adult/36lsaj003/36lsaj003pl.jpg
0721名無しさん@ピンキー2016/03/25(金) 07:56:39.72ID:RRFtdcUG
ブラックラグーンに出てくるような裏組織や軍人や殺し屋の女性達に囲まれるハーレムものが読みたいんだ
0722名無しさん@ピンキー2016/09/13(火) 16:04:13.93ID:s+UJp+WP
もう広江の百貫デブは続き描かねえだろうなあ
パチになって儲けたからなあ…
0723名無しさん@ピンキー2016/09/17(土) 00:36:30.31ID:yST/X2Pp
あいかわらず本スレのキモオタ占拠状態ひどいなあ
まあもう本スレ見ないからいいけど
0724名無しさん@ピンキー2016/09/20(火) 13:12:20.33ID:fMtLRAFn
正直広江叩きはしょうがないと思う
作者の性格とかモラルの部分は作品とは切り離して考えたとしても
「マンガ描けない」って言いつつ同人誌は描き続けてコミケ皆勤だし
ロベルタ編だって作者ふざけんなしって感じの終わり方だったし
0725名無しさん@ピンキー2016/12/10(土) 22:04:03.63ID:DpH11VZ5
来年、1話でもいいから進んで欲しいな
暴力教会の日常編でもいいんやで?
0731名無しさん@ピンキー2017/04/09(日) 05:28:39.77ID:ptu07/ku
SS板ほとんど死んどるが百合スレ復活してほしいんじゃー
0732名無しさん@ピンキー2017/04/23(日) 12:53:44.19ID:m51xyScg
外人アニ豚がシコったアニメキャラトップ10wwwww | やらおん!
ttp://yaraon-blog.com/archives/103978

レヴィたん3位
0734名無しさん@ピンキー2017/05/17(水) 14:45:35.96ID:TP3HM6jz
豚江レイプ先生のクソ漫画のアニメ版なんて興味ないね
どうせまた連載投げ出すんだから
0735名無しさん@ピンキー2017/05/17(水) 14:49:31.54ID:TP3HM6jz
どんなに好きな漫画でも作者にあんな扱いされたんなら
大嫌いになるよ
すい臓がんになって死にたい気持ちだね
0739名無しさん@ピンキー2017/09/10(日) 11:05:24.09ID:QjYajAa1
【悲報】R.H大先生、法律に逆らっといて逆ギレする

244 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 09:58:48.04 ID:qBDA5uTe0
一時停止違反で切符切られたからって
警官を呪ったツイートに
コメントする信者どもが痛々しすぎる

245 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 15:34:34.70 ID:ou+fqlDV0
え?
違反しといて逆ギレしてんの…?

246 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 15:53:39.79 ID:mjJKm34U0
これ、たぶん普通にお前の自業自得だろって突っ込んだ人もいるだろうけど
そういう人は漏れなく、いや間違いなくブロックしてるから
信者の同情コメントしか残らないのだろうな


https://twitter.com/hiroerei/status/900287545111478273
広江礼威? @hiroerei
飯食いに行ったら一時停止に気づかず、満面笑みのお巡りに違反切られたおのれーおのれー
2:24 - 2017年8月23日 45件のリツイート 214件のいいね

https://twitter.com/hiroerei/status/900287718445301760
広江礼威? @hiroerei
ああー悔しいいいいゴールドがー
2:24 - 2017年8月23日 9件のリツイート 94件のいいね

249 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 18:37:15.39 ID:eSMHP9pF0
自分が違反しといて逆ギレとかマジで頭おかしいな

250 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 18:59:29.41 ID:Nf4Icszo0
やっぱ人間性の根っこが犯罪者気質なんだな…
0740名無しさん@ピンキー2017/09/10(日) 11:05:56.01ID:QjYajAa1
252 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/05(火) 20:27:08.16 ID:ID4CGRf50
信者の同情コメしか残らなかったらそれはそれでこいつの漫画読んでるのはキチガイしかいないって印象になると思うが
知的障害豚がそこまで考え及ぶわけもないわな

255 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 2017/09/05(火) 21:57:20.46 ID:zQzG4pMU0
>>246
なにこれ
最悪

260 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 2017/09/06(水) 02:15:44.67 ID:LNC0KALT0
アニメも再開した連載も世間から相手にされず、やることと言えばツイッターに引き籠もってまともな意見を排除、違法行為を咎められたのを逆恨みしてイエスマンと傷の舐め合いか

元信者見てるか?
お前らがやってたことはアサハラ崇めてたオウム信者と大差ねーぞ

265 名無しんぼ@お腹いっぱい@無断転載は禁止 sage 2017/09/06(水) 16:13:17.85 ID:7BAfz9830
一時不停止は相手がクルマでも歩行者でも死傷につながりやすいし厳密も糞もないね、一回被害者の方に回ると命に替えてでも守るようになるぞ

あ、広江はそのレベルの道徳観もなかったわ
0742名無しさん@ピンキー2017/11/07(火) 12:32:26.59ID:uqAyhmlr
96 名無しんぼ@お腹いっぱい sage 2017/11/03(金) 11:30:56.55 ID:WncIVwlx0
1日に17あざます!しかも20:12には1分間に4回の高速あざます!

@blackhamu86 あざます! posted at 23:33:09
@gobbbgo あざます!微妙に風邪ひいてます! posted at 22:00:38
@xyz1469 あざます!posted at 21:27:54
@_ascalon あざます!posted at 21:05:57
@Furoshiki_arisa あざます!posted at 20:29:04
@soushi75 あざます!posted at 20:20:46
@4177yoichi あざます!posted at 20:12:48
@vz00W3Ww2XFULa5 あざます!posted at 20:12:42
@cyuken19730721 あざます!posted at 20:12:36
@MIKASA964crs あざます!posted at 20:12:28
@sasorikoroni あざます!posted at 20:06:37
@h24140 あざます!posted at 20:03:44
@hiroki_nakane_s あざます!posted at 20:02:48
@keirinmondo あざます!posted at 20:02:41
@JonHiRK あざます!posted at 20:02:37
@kokuno1980 あざます!posted at 20:02:30
@AesXer あざます!posted at 20:02:25
0743名無しさん@ピンキー2017/11/07(火) 12:32:44.26ID:uqAyhmlr
124 名無しんぼ@お腹いっぱい sage 2017/11/06(月) 02:13:23.93 ID:DYE5nnZb0
>>96とか必死すぎて怖いんだけどブロック病が知れ渡って焦ってるんだろうか
こんなん晒されたら余計に異様さが際立つだけなのに

126 名無しんぼ@お腹いっぱい sage 2017/11/06(月) 09:26:42.68 ID:6LOWJMek0
>>124
で、これ晒されたあと「あざます!」がひとつもなくなったwwwwwwww
0744名無しさん@ピンキー2017/11/07(火) 12:33:08.39ID:uqAyhmlr
サイコ性犯罪豚死ねwwwwwwwww
0745名無しさん@ピンキー2017/12/14(木) 11:18:46.79ID:4LzKDTvw
まだスレ残ってた!
けど例のキチガイだけか…orz
恐ろしい執念だなあw
0746名無しさん@ピンキー2017/12/14(木) 14:14:17.47ID:tgr/6w2k
駿○屋で同人最盛期(10年くらい前)の薄い本買い漁ってるんだが
最近新入荷が無いよう…もしかして買い尽くした?いやいや、まだ30冊くらい
誰か放出しておくれ
○んだらけより緩い値段設定が懐に優しくて大好きだ、○河屋
男性向だけでなく女性向の温いエロも置いてくれるところも気に入ってる
0747名無しさん@ピンキー2017/12/27(水) 00:01:02.49ID:HrNy/L6Q
広江礼威のブラクラの同人誌なら俺が買うから売ってくれ
0750名無しさん@ピンキー2018/05/19(土) 01:01:12.08ID:J9pC+opl
ブラクラ創作漁るなら支部とかの方がええんか?職人どこで息してるん?
0751名無しさん@ピンキー2018/05/25(金) 01:44:42.66ID:D7QsdsgZ
まともなのはアザくらいやな
支部、ツイなたまに良作が上がるくらい
0760名無しさん@ピンキー2022/06/29(水) 03:55:45.15ID:LF3YENLg
>1 
アメリカ合衆国 バイデン大統領 命令で、いますぐ、クアッド圏 安保連邦 
米原潜 米イージス艦 ステルス機
から、
ロ 中 イラン シリア タリバニスタン 朝鮮 枢軸同盟機構圏 
ユニオン圏 エルジア圏 
大亜連合圏 東亜人民連邦圏の、軍事拠点へ、
ロシア軍による、ウクライナ ホロコースト、
ウクライナ中部 クレメンチュクでの
スーパー 空襲 大虐殺 の報復に、

レーザー誘導弾 トマホーク 
バンカーバスター

ここら、1000発ノックで、いいだろ。

いますぐ第三次世界大戦 全世界全面核戦争
上等だ、
欧米日 安保連邦 クアッド圏 安保連邦 は、
第三次世界大戦 全世界全面核戦争になれている。

第三次世界大戦 全世界全面核戦争をやっていいのは、
第三次世界大戦 全世界全面核戦争を、される覚悟のあるやつだけだ!
0761名無しさん@ピンキー2022/10/21(金) 19:52:05.70ID:WT+ns6ho
2008年頃にリアルタイムで追ってた神作品を今も読んでる
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況