「がってん承知」
あまりの暴虐の連続に失いかけていた羞恥心が、男たちの会話によって再び緋紗子の全身を襲う。
大股大開脚、おっぴろげ、それは全裸のまま何も履いてない股間を男たちの眼前で思い切り開かされることであった。
なにもかも、生え揃った恥毛や乙女の花園、汚辱の排泄器官までもが野卑な男たちの目にさらされてしまう。
左右の足首と膝小僧をそれぞれ高彦と竜に掴まれた緋紗子のすらりとした形のいい白い脚が、無慈悲に加えられる男の腕力で蓮の花びらのように静かに開いていく。
まるで外人の脚のように、優美ですらりと発達した脚であった。
日本人特有のゴムのような膝小僧の醜さは微塵もない。
Yの字のように九十度以上開かされたあとも高彦と竜の圧迫は続き、ついには畳と緋紗子の両脚が完全に平行となる。
緋紗子のなにもかもが、眼前の薫の位置からは丸見えであった。
抜けるように白く輝く白磁の裸身の中心にある太股の付け根は無惨にも百八十度に開かされ、両の鼠径部がピンと大きく張りつめている。
黒々とした三角形の翳りが男心をそそるように煙り、それに続いて二十歳の充分にふくらみきった処女の蕾が、ひっそりと息づいていた。